説明

フィルム要素及びその製造法

本発明によれば、印刷、スプレー、成型又は他の手段により塗布される物質により、分割線(3)が橋渡しされ、乾燥及び/又は架橋及び/又は他の物理的及び/又は化学的処理により定着された後、分割線(3)に隣接する部分の相対的な動きを抑制する橋渡し層(6)が形成される。フィルム層(1)を一層しか備えないフィルム要素は、特に、自動又は半自動の自動供給装置で、供給が著しく容易になるように、単純かつ経済的に修正できる。橋渡し層(6)は、区分線の橋渡し以外の他の特性、例えば、安定性増加及び/又はフィルム要素の一部の取り扱い特性改良、を組み合わせることができる。したがって、重ね刷りの補強効果の結果、このような接着ラベルの平坦な重ね刷りした懸架用ループ(2)により、把持特性が良好になる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、フィルム要素に関し、より詳細には、分離線を有するフィルム要素、及びその製造法に関する。
【0002】
別途、生成される打抜き、スリット又は分離線は、2つ以上の機能領域にフィルム要素を分割する役割を担うのが通例である。
【0003】
特に医療分野において、また薬局の商品分野においても、容器を吊り下げるための役割を担い、ほとんどの場合、同時に内容を特長付けるための役割を担う、いわゆるハンガーラベルについては、従来技術で幾度となく説明されている。これらは自己接着ラベルとして構成されるフィルム要素であり、分離線によりラベルの他の部分から分離されたあぶみ形の吊下げタブを有する。吊下げタブは、容器、例えば輸液ボトル上に接着されているラベルの他の部分から引き出すことができ、容器の底部を越えて引き出すことができる。容器は、上下逆にして吊下げタブにより吊り下げる。
【0004】
このようなハンガーラベルは、なかでもDE3907862A1、DE9101464U1、EP0356574A2、及びEP0632422A1の参考文献により知られている。
【0005】
適切なフィルム要素による吊下げ容器の上向き直立についても、例えば、実用新案文献DE9202956U1により知られている。
【0006】
他の理由で分離線を設けることもある。DE10307250A1には、引張り応力が加わっているフィルム要素の領域を切り離すための分離線を有し、応力が加わるフィルム要素の引き裂きリスクを低減しているフィルム要素が記載されている。分離線は、分離線の延伸方向に対して交差する引き裂きが形成される場合、引き裂きがそれ以上拡大するのを防ぐ。この方法で引き裂きリスクを低減する分離線は、例えば、上記説明のハンガーラベルの吊下げタブにも設けることができる。
【0007】
しかしながら、分離線は、特に、ラベルを自動供給する際に問題となることがある。分離線に沿って互いに分割されるラベル部分同士に、張力条件の違いがあるので、好ましくない位置ずれ又は皺が、吊下げタブ及び/又はラベルの残りの部分に発生することがある。これは自動パッケージの際に、又は使用に際して問題となる。更に、皺が形成されると、最終ユーザに低品質の印象を与えることになるので、そのような欠陥ラベルは概して欠陥製品と見なされてしまう。
【0008】
安全分離線(引裂きを避けるための分離線)の場合には、分離線を覆う追加フィルム層により、この一連の問題に対抗する試みがある。しかし、これは材料及び製造のコストを著しく増加させるので、必然的に最終製造品が一層高価になってしまう。
【0009】
ハンガーラベルの場合、これとは別に、ラベルの他の部分に対する吊下げタブの相対的な動きを抑制し、それにより、歪みの形成リスクを低減させる、小さな接触点、すなわち打抜きしていない部分、つまりスリットのない部分により分離線を留める、という可能性もある。しかし、吊下げタブを引っ張ると、このように小さな損傷領域が縁部に発生し、それが引裂き形成の開始点となることがあり、吊下げタブの引裂き抵抗を著しく低下させる。
【0010】
これらの背景のもとで、本発明の課題は、分離線両側に異なる応力が加わることによる歪み形成リスクを低減し、同時に上述にて詳しく説明した従来の対策の不都合さを回避する分離線を有するフィルム要素を作成することにある。
【0011】
この課題は、請求項1のフィルム要素による本発明の一態様に基づき達成される。
【0012】
本発明のフィルム要素の実施の形態は、請求項2〜19のうちの一つに従い有利に構築することができる。
【0013】
本発明の別の態様によれば、この課題は、請求項20のフィルム要素製造方法により達成される。
【0014】
本発明の方法の実施の形態は、請求項21〜25のうちの一つに基づくと有利に構成することができる。
【0015】
本発明によれば、分離線は、流動状態で、印刷、スプレー、成型又は塗布される物質により橋渡しされ、乾燥及び/又は架橋及び/又は他の物理的及び/又は化学的処理により固体化した後、分離線で互いに隣接する部分の相対的な動きを抑制する。更にフィルム層が一層しかないフィルム要素は、この方法で単純かつ経済的に修正できるので、特に、自動又は半自動の供給装置のときに、供給が著しく容易になる。橋渡しを上面で行うのが有利であるが、裏面又は他の場所の上に橋渡しを塗布することも可能である。したがって、自己接着の実施例の場合、橋渡し層は、例えば、フィルム層と裏側接着剤塗布との間に設けることもできる。
【0016】
分離線を橋渡しすることに加えて、橋渡し層は、それ自体の追加機能、例えば、安定性増加及び/又はフィルム要素の一部の触感特性改良を組み合わせることができる。例えば、平坦な領域の上で橋渡しした本発明のハンガーラベルの吊下げタブは、橋渡しの補強効果のために把持が一層容易になる。
【0017】
本発明の方法は、特に、従来技術のものと同様に構成したハンガーラベルの製造についても用いることができる。完成製品の特性は、本発明により明らかに改良されるが、特に、PE、PP、PBT又はPETの23〜265 m、好ましくは、86〜165 mの通常の厚さの範囲の従来のフィルム又はフィルム複合体を、開始材料としてそのまま役立てることができる。
【0018】
本発明の方法は、従来の製造ラインを、必要に応じて僅かに修正するだけで実施でき、コストを何ら追加せずに、又は僅かに追加するだけで済む。
【0019】
説明部分、認証識別子、安全パンチ等のラベル技術の分野の普通の機器の変形は、本発明によるフィルム要素のためにも容易に利用され得る。
【0020】
基本的に、本発明の範囲内で説明し、指示した本発明の何らかの変形は、個々の場合の経済的及び技術的条件に応じて、特に利点のあるものとすることができる。説明した実施の形態の個々の特性を相互に交換し、又は組み合わせるのは、それとは反対のことが説明されない限り、根本的に技術的な可能な範囲まで可能である。
【0021】
以下に、本発明の好適な実施の形態の例を、関連する図面を用いて極めて詳細に説明する。その際、図面は純粋に略図であり、縮尺を正しく表していない。特に、図示するフィルム要素の層の厚さは、図解し易くするために極めて誇張して描かれている。個々の図の互いに対応する要素には、それが合理的である限り、同一の参照符号を付す。
【0022】
ハンガーラベルとして構成される図1A及び図1Bに示す本発明のフィルム要素は、プラスチックフィルムの基層1を有し、そこから吊下げタブ2を引き出すことができる。そのために、打抜きした分離線3により、基層1の残りの部分から吊下げタブ2を分離し、裏側の接着剤被膜4の吊下げタブ2の領域内を、いわゆる接着剤キラーにより処理して、この部分を非接着性又は弱接着性の領域5とする。一方、基層1の残りの部分は、接着剤被膜4により、意図した通りに、容器に堅固に接着することができる。接着剤キラーを用いる代わりに、他の知られた方策を用いて、吊下げタブ2の裏側全体又は大部分を非接着性又は弱接着性とすることもできる。例えば、対応する領域内で接着剤被膜4を、除去、橋渡し又はカバーすることができる。
【0023】
好ましくは基層上に分離線3を打抜きした後、好ましくは二重スクリーン印刷により基層1上に印刷した橋渡し層6により、良好な供給性を保証するために、基層1の残りの部分に対する吊下げタブ2の移動度が抑制される。3 mから数十μmまでの厚さを有するが、それにもかかわらず、何の問題もなく、何らかの助けを借りることもなく、吊下げタブを基層1の残りの部分から引き出すことができる。
【0024】
吊り下げの機能だけでなく、フィルム要素を接着する容器の内容を、意図される使用法に基づいて説明するのに役立つテキスト印刷7も提供される。
【0025】
図2は、同様に、印刷した橋渡し層6が、吊下げタブ2を画成する分離線3に橋渡しされる単純構成のハンガーラベルの形態を示す。
【0026】
図3は、図2と類似した構成のハンガーラベルを示すが、橋渡し層6は、吊下げタブ2の最長延在方向に対して交差するように何回か中断し、分離線3と対向する吊下げタブ2の縁部まで全てが達している。この構成により、橋渡し層6が中断している場所の伸びにより、所定の方法で吊下げタブ2を延伸させることが可能になる。
【0027】
伸びは、フィルム要素の適用前又は適用中だけでなく、適用後にも与えられることが好ましい。吊下げタブ2は、結果的にドーム状になるので、把持が容易になる。更に、吊下げタブ2を所定の長さに延伸させることにより、容器の底部から遠く離してフィルム要素を固定することができるので、吊下げタブ2を容器の底縁部を越えて引き出す場合の問題がなくなる。したがって、一例を挙げると、容器上にフィルム要素を位置決めする際の精度に対する要求が緩くなり、別の例を挙げると、容器底部とフィルム要素との特定の距離を、とりわけ、審美眼的な理由から所望されるようなことに従って、意図的に決めることができる。全体として、吊下げタブ2を容器底部より上に伸ばす能力は、タブを延伸させることにより、大きく改良される。
【0028】
図4に示すハンガーラベルの場合、同様に、橋渡し層6は、分離線3と対向する吊下げタブ2の縁部まで全てが達している。その結果、一例を挙げると、吊下げタブ2が補強されて、大きな引裂き抵抗が与えられ、別の例を挙げると、一層快適な触感特性が与えられる。
【0029】
図5に示すフィルム要素は、特に長い吊下げタブ2を有するハンガーラベルとして構成されていて、把持を一層容易にする2つのタブ状延伸部8を有する。分離線3を橋渡しする橋渡し層6が、タブ状延伸部8にまで全て延在しているので、かなり剛性が高く、したがって、把持が容易である。さらに、橋渡し層6は、吊下げタブ2のほとんど全体を覆っているので、引裂きに対する大きな安定性が得られる。分離線3が非常に長いので、同一の切断寸法を有する従来ラベルと比較すると、実践的にみて、その橋渡しは特に注目に値する。
【0030】
図5に示すものと類似しているが別の構成の図6に示すラベルは、吊下げタブ2に追加される打抜き、つまりスリット13により、引裂きに対する追加の安全策が講じられている。追加分離線13は、分離線3とほぼ並行に走り、引裂きが連続したり、又は引裂きが形成されるのにそれぞれ対抗する。このような追加分離線13は、弱くなった領域に沿っている損傷を受けていない材料領域に力を受け渡す、すなわち、より広い力吸収面積全体に力を分散させることができる力分散要素と見なせる。したがって、局部的に発生する最大応力が低減される。引裂きが形成される場合、引裂きは追加分離線13に広がるだけであり、それに沿って応力のピーク値が低減されるので、個々の材料断片上の応力が減少する。その結果、引裂き伝搬に必要な力の消費が増加して、フィルム要素の引っ張り強度が、吊下げタブ2の領域で増加する。更に、引裂きが把持タブ2の縁部から拡がり始めるなら、追加分離線13は、明確に画成された引裂き停止線、すなわち、所定の引裂き終了点として作用する。
【0031】
図7に示すフィルム要素は、図6のものと類似した構成であるが、ここでは、橋渡し層6は、追加分離線13を橋渡しているだけであり、吊下げタブを画成する分離線3は橋渡しされていない。
【0032】
橋渡し層6は、本発明により、全ての図の一部領域の上にだけ構築されているが、基層1の全領域にわたって橋渡し層6を塗布することもできる。
【0033】
基本的に、橋渡し層6は、非常に多様な材料、例えば、通常の印刷インクに加えて、ブライユ(点字)インク又は従来の他の凸版インク、及び非常に多様な従来から知られている印刷可能な物質から成る。薄く塗布したフレキシブルな成型用樹脂、例えば、ポリウレタンも利点が多く、特に、大きな安定性及び快適な触感特性をもたらす。同様に、例えば、PE又はPPの押出し塗布として橋渡し層6を実施すると、特に利点が多い。
【0034】
多層フィルム構成の場合でも、橋渡し層6を2枚のフィルム層の間に配置することができる。
【0035】
以下では、利点の多い製造手順を、例示として簡単に説明する。この工程を用いて、本発明のフィルム要素を、技術的に大規模な巻き取り紙形式(web form)で供給される開始材料から製造することができる。
【0036】
基層1の形成を意図しているプラスチックフィルムの巻き取り紙は、剥離材料の支持体と共に、接着複合体中に延在している。プラスチックフィルムの巻き取り紙は、意図する使用法に応じて、透明でも不透明でもよい。接着複合体を層間剥離するとすぐに、接着剤キラーを印刷して非接着領域5を生成し、必要に応じて、後続製造ステップを支援する管理用の光学的管理マークの印刷を実行してもよい。代替として、管理マークの印刷は層間剥離前に実行してもよい。プラスチックフィルムの巻き取り紙を新たに支持体と積層してから、カラーインクによる印刷を実行できる。続いて、分離線3を打抜き、橋渡し層6で少なくとも部分的に橋渡しする。その後、打抜きを更に実行する。例えば、橋渡し層6を印刷した後、フィルム要素の外形を打抜きするということが、特に、図3〜図7に示すように、橋渡し層が全てフィルム要素の縁部まで達している場合に、よくあり得る。他方、外径を打抜きした後に、橋渡し層6を印刷する場合は、ラベル周囲を最終的に除去する間に、橋渡し層6が分裂する結果を招くことが時にある。
【0037】
フィルム複合体の代わりに、プラスチックフィルムを支持体なしで延在することもでき、必要に応じて、一列に並んだ接着層4を備えることもできる。
【0038】
別の利点の多い変形では、橋渡し層6を接着剤キラーとともに印刷するか、又は接着剤キラー自体により橋渡し層6を形成する。この意味は、接着層が吊下げタブ2の領域(全面又は一部の面)の下に、かつタブを僅かに越えて重ね刷りされ、したがって、分離線3が橋渡しされるということである。こうすれば、製造は、橋渡し層6を別に印刷するのと比較して低価格で行われる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1A】本発明のフィルム要素の平面図であって、自己接着のあぶみ型ラベルとして構成されている。
【図1B】図1Aに示すフィルム要素の断面図であり、図1Aの一点鎖線A−A’の断面を示し、見る方向を矢印で示す。
【図2】同様にハンガーラベルとして構成される本発明のフィルム要素の、より単純な実施の形態を平面図で示す。
【図3】同様にハンガーラベルとして構成される本発明のフィルム要素を平面図で示し、橋渡し層は、何回か中断していて、吊下げタブの領域内の所定区間の伸びを可能としている。
【図4】ハンガーラベルとして構成される本発明の別のフィルム要素を平面図で示し、橋渡し層は、吊下げタブの縁部まで達していて、吊下げタブが補強されて、容易に把持することができるようにしている。
【図5】ハンガーラベルとして構成される本発明の別のフィルム要素を平面図で示し、橋渡し層は、吊下げタブの主要部を越えて延在していて、それによりタブを補強している。
【図6】図5のものと同様に構成された本発明のフィルム要素を示し、引き裂きに対する追加安全策として、別の分離線が吊下げタブに設けられている。
【図7】図7は、図6のものと同様に構成された本発明のフィルム要素を示し、橋渡し層は、引き裂きに対する追加安全策として、吊下げタブに設けられている分離線を橋渡ししているが、吊下げタブをラベルの残りの部分から分割する分離線は橋渡ししていない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流動状態で塗布され、次いで固体化される物質から成る少なくとも一つの橋渡し層(6)により、少なくとも部分的に橋渡しされる分離線(3)を有するフィルム要素。
【請求項2】
前記橋渡し層(6)が、前記フィルム要素の一部領域上だけに延在する請求項1のフィルム要素。
【請求項3】
前記物質が、印刷、スプレー又は成型される請求項1又は2のフィルム要素。
【請求項4】
前記物質が、少なくとも部分的には、印刷インク、ニス、押出し高分子材料又はポリウレタン成型材料から成る請求項3のフィルム要素。
【請求項5】
前記橋渡し層(6)が、少なくとも3μmの厚さを有する請求項1乃至4のうちのいずれか一つのフィルム要素。
【請求項6】
前記橋渡し層(6)が、少なくとも10μmの厚さを有する請求項5のフィルム要素。
【請求項7】
前記橋渡し層(6)が、少なくとも20μmの厚さを有する請求項6のフィルム要素。
【請求項8】
前記橋渡し層(6)が、少なくとも50μmの厚さを有する請求項7のフィルム要素。
【請求項9】
前記橋渡し層(6)が、最大で2mmの厚さを有する請求項1乃至8のうちのいずれか一つのフィルム要素。
【請求項10】
前記橋渡し層(6)が、最大で100μmの厚さを有する請求項9のフィルム要素。
【請求項11】
前記分離線(3)が、打抜き線又はスリットである請求項1乃至10のうちのいずれか一つのフィルム要素。
【請求項12】
前記フィルム要素が、前記分離線(3)により画成された吊下げタブ(2)を有する請求項1乃至11のうちのいずれか一つのフィルム要素。
【請求項13】
前記橋渡し層(6)が、前記吊下げタブ(2)の少なくとも主要部分を覆う請求項12のフィルム要素。
【請求項14】
前記フィルム要素が、前記吊下げタブ(2)の領域内に、前記橋渡し層(6)により少なくとも部分的に橋渡しされる追加分離線(13)を有する請求項12又は13のフィルム要素。
【請求項15】
前記フィルム要素は、前記吊下げタブ(2)の領域内で、裏側が少なくとも部分的に非接着性又は弱接着性である請求項12乃至14のうちのいずれか一つのフィルム要素。
【請求項16】
前記フィルム要素は、前記吊下げタブ(2)の領域内で、裏側の少なくとも主要部分が非接着性又は弱接着性である請求項15のフィルム要素。
【請求項17】
前記領域の少なくとも一部を、裏側で自己接着となるよう構成する請求項1乃至16のうちのいずれか一つのフィルム要素。
【請求項18】
一層しかプラスチックフィルム層(1)を持たない請求項1乃至17のうちのいずれか一つのフィルム要素。
【請求項19】
テキスト情報及び/又は文字情報及び/又はコード情報(7)を備える請求項1乃至18のうちのいずれか一つのフィルム要素。
【請求項20】
フィルムを製造するための方法であって、
フィルム(1)又はフィルム複合体を供給し、
少なくとも一つの分離線(3)を前記フィルム(1)又はフィルム複合体内に作成し、
そして、
流動状態で塗布し、塗布後に固体化し、橋渡し層(6)を形成する物質の塗布により、前記分離線(3)を少なくとも部分的に橋渡しする、
方法。
【請求項21】
前記物質を印刷、スプレー又は成型する請求項20の方法。
【請求項22】
前記分離線(3)がスリット又は打抜きである請求項20又は21の方法。
【請求項23】
前記フィルム(1)又は前記フィルム複合体を巻き取り紙形式で供給する請求項20乃至22のうちのいずれか一つの方法。
【請求項24】
前記フィルム要素は、前記物質(6)を塗布した後、前記巻き取り紙から打抜かれ、その方法は、前記橋渡し層(6)が、前記フィルム要素の縁部まで達するように、前記打抜きが前記橋渡し層(6)を通って行われる請求項23の方法。
【請求項25】
前記方法が、少なくとも部分的に自動化された工程で、連続的又は擬似連続的に実行される請求項23又は24の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2008−535738(P2008−535738A)
【公表日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−553486(P2007−553486)
【出願日】平成17年12月23日(2005.12.23)
【国際出願番号】PCT/EP2005/057143
【国際公開番号】WO2006/081904
【国際公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(504308730)シュライナー グループ ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー (3)
【Fターム(参考)】