説明

フォーマー容器入り洗浄剤

【課題】十分な泡量及びクリーミーで弾力性のある泡質を有する一方で、洗浄後にしっとり感が得られ、つっぱり感、ぬるつき感及びきしみ感が少ないフォーマー容器入り洗浄剤の提供。
【解決手段】次の成分(A)〜(C):
(A)N−アシルグルタミン酸塩
(B)両性界面活性剤、及び
(C)下記一般式(1)


(式中、R1及びR2は、それぞれ独立して水酸基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは10〜100の整数を示す。)
で表される化合物を含有し、成分(A)を含むアニオン性界面活性剤と成分(B)との合計含有量が洗浄剤組成物全体に対して10質量%以下である洗浄剤組成物を、フォーマー容器に充填したフォーマー容器入り洗浄剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォーマー容器入り洗浄剤に関する。
【背景技術】
【0002】
フォーマー容器入り洗浄剤は、内部にメッシュ構造をもつフォーマー容器に充填された洗浄剤組成物をポンプで押し出すことにより、泡状に吐出させて使用するものである。これは優れた簡便性を有するため、毛髪用シャンプー、ハンドソープ、ボディソープ、洗顔料や、衣類、キッチン等の洗浄剤として広く使用されている。
【0003】
一方、近年、洗顔料やボディーソープ等の皮膚洗浄剤組成物として、皮膚に対して刺激性が少ない弱酸性洗浄剤組成物を好む需要者が増えている。このような弱酸性洗浄剤組成物としては、例えば、N−アシルグルタミン酸塩等を含有し、pHが6.0以下である液体洗浄剤組成物が知られている(特許文献1)。
また、洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填したフォーマー容器入り洗浄剤としては、N−アシルグルタミン酸塩等のN−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤を含有するフォーマー容器入り洗浄剤が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−158089号公報
【特許文献2】特開2006−183039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の洗浄剤は、吐出される洗浄剤組成物により生じる泡の量、泡のキメ及び弾力等の泡特性の点で十分満足できるものではなかった。また、洗浄後の肌につっぱり感やぬるつき感、きしみ等を感じるという問題もあった。
本発明の課題は、十分な泡量及びクリーミーで弾力性のある泡質を有する一方で、洗浄後にしっとり感が得られ、つっぱり感、ぬるつき感及びきしみ感が少ないフォーマー容器入り洗浄剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填したフォーマー容器入り洗浄剤について検討した結果、(A)N−アシルグルタミン酸塩、(B)両性界面活性剤、(C)ポリオキシエチレン鎖を有する特定のエーテル化合物を組み合わせ、かつ成分(A)を含むアニオン性界面活性剤と成分(B)との合計含有量を特定の量とすることにより、意外にも、上記課題を解決でき、しかも優れた低温安定性を有し、かつ良好なポンプの押し出し性を有するフォーマー容器入り洗浄剤が得られることを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C):
(A)N−アシルグルタミン酸塩
(B)両性界面活性剤、及び
(C)下記一般式(1)
【0008】
【化1】

【0009】
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立して水酸基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは10〜100の整数を示す。)
で表される化合物を含有し、成分(A)を含むアニオン性界面活性剤と成分(B)との合計含有量が洗浄剤組成物全体に対して10質量%以下である洗浄剤組成物を、フォーマー容器に充填したフォーマー容器入り洗浄剤を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、十分な泡量及びクリーミーで弾力性のある泡質を有する一方で、洗浄後にしっとり感が得られ、つっぱり感、ぬるつき感及びきしみ感が少なく、且つ優れた低温安定性と、優れたポンプの押し出し性を有するフォーマー容器入り洗浄剤を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明に用いられる成分(A)N−アシルグルタミン酸塩において、アシル基としては、炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルカノイル基又はアルケノイル基が好ましく、起泡性の点で、炭素数10〜18の直鎖又は分岐鎖のアルカノイル基又はアルケノイル基がより好ましい。
これらのN−アシルグルタミン酸の好適な具体例としては、例えば、N−ラウロイルグルタミン酸、N−ミリストイルグルタミン酸、N−パルミトイルグルタミン酸、N−ステアロイルグルタミン酸、N−オレオイルグルタミン酸、N−ココイルグルタミン酸等が挙げられる。また、N−アシルグルタミン酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;トリエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩;リジン塩、アルギニン塩、ヒスチジン塩等の塩基性アミノ酸塩が挙げられる。
【0012】
このうち、成分(A)としては、起泡性の点で、N−ラウロイル−L−グルタミン酸カリウム、N−ミリストイルグルタミン酸カリウムが特に好ましい。なお、前記N−アシルグルタミン酸塩は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。上記成分(A)としては市販のN−アシルグルタミン酸塩を用いることができる。
【0013】
成分(A)の含有量は、泡量、使用感、ポンプの押し易さ及び洗浄力の点で、洗浄剤組成物全体に対して、0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜8質量%がより好ましく、1〜5質量%が特に好ましい。
【0014】
また、本発明の洗浄剤組成物には、成分(A)以外のアニオン性界面活性剤を含有させてもよい。当該成分(A)以外のアニオン界面活性剤としては、低刺激性の点から、N−アシルグリシン型界面活性剤、N−アシルメチルアラニン型界面活性剤、N−アシルアラニン型界面活性剤等の成分(A)以外のアミノ酸系アニオン性界面活性剤;ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム等のタウリン系アニオン性界面活性剤;アルキルエーテルカルボン酸塩等が挙げられる。一方、使用感の点で、成分(A)以外のアニオン性界面活性剤のうち、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸塩、石鹸、アルキル硫酸塩は、含有しないのが好ましい。本発明の洗浄剤組成物に成分(A)以外のアニオン性界面活性剤を含有する場合、当該アニオン性界面活性剤の含有量は、洗浄剤組成物全体に対して、0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜8質量%がより好ましく、1〜5質量%がさらに好ましい。
【0015】
また、本発明において、成分(A)を含むアニオン性界面活性剤の総含有量は、使用感、泡量、ポンプの押し易さ及び低温安定性の点で、洗浄剤組成物全体に対して0.01〜20質量%が好ましく、0.1〜15質量%がより好ましく、1〜8質量%がさらに好ましく、1〜5質量%が特に好ましい。
【0016】
本発明に用いられる成分(B)両性界面活性剤としては、例えば、スルホベタイン型両性界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤、アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤、アミドアミン型両性界面活性剤等が挙げられる。好適な具体例としては、使用感の点で、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸ナトリウム等が挙げられる。上記両性界面活性剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。上記成分(B)としては市販の両性界面活性剤を用いることができる。
【0017】
本発明における成分(B)の含有量は、ポンプの押し易さ、低温安定性、泡量及び泡質の点で、洗浄剤組成物全体に対して、0.01〜9質量%が好ましく、0.1〜7.5質量%がより好ましく、1〜5質量%がさらに好ましい。
【0018】
また、本発明のフォーマー容器入り洗浄剤において、成分(A)を含むアニオン性界面活性剤と成分(B)との合計含有量は、洗浄剤組成物全体に対して、10質量%以下であるが、ポンプの押し易さ、低温安定性、使用感及び泡量の点で、1〜10質量%が好ましく、3.5〜8質量%が特に好ましい。
【0019】
本発明に用いられる成分(C)は、下記一般式(1)
【0020】
【化2】

【0021】
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立して水酸基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは10〜100の整数を示す。)
で表されるエーテル化合物である。
【0022】
上記一般式(1)中、R1及びR2としては、いずれか一方又は両方が水酸基を有する炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であるのが好ましい。ここで、R1及びR2のアルキル基又はアルケニル基としては、アルキル基が好ましく、炭素数12〜18のアルキル基がより好ましい。
【0023】
上記一般式(1)中、R1としては、炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、炭素数12〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基がより好ましい。
また、R2としては、泡の量、泡のキメ、泡の弾力及び使用感の点で、水酸基を有する炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、水酸基を有する炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基がより好ましく、水酸基を有する炭素数12〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が特に好ましい。
また、R1及びR2の好適な具体例としては、セトステアリル基、セチル基、ステアリル基、ミリスチル基、ヒドロキシミリスチル基、ラウリル基、オクチル基、オレイル基等が挙げられるが、R1としては、セトステアリル基、セチル基、ステアリル基が好ましく、R2としては、ヒドロキシミリスチル基が好ましい。
また、上記一般式(1)中、ポリオキシエチレンの平均重合度を示すnとしては、20〜80の整数が好ましく、30〜70の整数がより好ましい。
【0024】
成分(C)としては、R1がセトステアリル基であり、R2がヒドロキシミリスチル基であり、nが60である、ポリオキシエチレンセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテルが特に好ましい。当該ポリオキシエチレンセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテルは、下記式(2)
【0025】
【化3】

【0026】
(式中、R3はセトステアリル基を示す。)
で表される化合物であり、市販品としてはエルファコスGT−282S(ライオン株式会社製)等が挙げられる。
【0027】
本発明における成分(C)の含有量は、ポンプの押し易さ及び泡質の点で、洗浄剤組成物全体に対して、0.01〜1質量%が好ましく、0.05〜0.8質量%がより好ましく、0.1〜0.5質量%が特に好ましい。
【0028】
また本発明の洗浄剤組成物のpHは、使用感の点で、8.5以下が好ましく、8以下がより好ましく、3〜8がさらに好ましい。このうち、3〜6.5が好ましく、3以上6未満が特に好ましい。
【0029】
本発明では、上記の必須成分に加え、さらに成分(D)多価アルコールを加えるのが、泡質、仕上がり後のしっとり感、防腐効果等の点で好ましい。当該多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられる。
当該成分(D)の含有量は、洗浄剤組成物全体に対して、10〜60質量%が好ましく、泡質及びしっとり感の点で、30〜50質量%がより好ましい。
【0030】
本発明の洗浄剤組成物には、所望により、一般に配合される成分、例えば、上記(A)、(B)及び(C)以外の各種界面活性剤、高級アルコール、ラノリン誘導体、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸エステル類等の油性成分、水溶性高分子化合物(ノニオン性、アニオン性等を含む)、動植物由来の抽出物、金属イオン封鎖剤、防腐剤、pH調整剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、色素、香料等を適宜配合することができる。
【0031】
本発明では、上記必須成分を含有する洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填して使用するため、該洗浄剤組成物の粘度は、100mPa・s以下に調整することが好ましく、さらには50mPa・s以下であることが好ましい。尚、粘度の測定方法は、医薬部外品原料規格の粘度測定法第2法(回転粘度計法)によるものであり、ブルックフィールド型粘度計(B型粘度計)を用い、粘性液中を一定の角速度で回転するローターに働く液の粘性抵抗トルクをバネで検出し、粘度に換算する方法である。
【0032】
得られた洗浄剤組成物は、内部に多孔質膜を有するフォーマー容器に充填される。
多孔質膜としては、メッシュ構造を有していれば特に限定されないが、例えば、スポンジ、焼結体、ネット等が挙げられる。また、多孔質膜のうち、膜に付着残存した洗浄液が、乾燥固化して目詰まりを起こした場合、次回の吐出時に泡の流れによって、直ちに固化物を溶解して目詰まりを解消できることから、薄肉なメッシュが好ましい。
本発明のフォーマー容器入り洗浄剤は、体の全身に適用することが可能であり、洗顔フォーム、クレンジングフォーム、シェービングフォーム、ボディー用フォーム等の皮膚洗浄剤として使用するのが好ましく、洗顔フォームとして使用するのが特に好ましい。
【実施例】
【0033】
表1に示す組成の洗浄剤組成物を常法に従い調製した。次いで、洗浄剤組成物を、内部にメッシュ構造を有するフォーマー容器に充填し、各フォーマー容器入り洗浄剤組成物を得た。
これら組成物の(1)フォーマー容器の使用性(ポンプの押し易さ)、(2)低温安定性、(3)フォーマー容器から吐出された泡の量、泡のキメ及び泡の弾力性、(4)洗い流し時のぬるつき、並びに(5)洗浄後の肌感触(きしみ、つっぱり感及びしっとり感)について、下記方法にて評価した。結果を表1に併せて示す。尚、表1中の配合量は全て質量%である。
【0034】
(1)フォーマー容器の使用性(ポンプの押し易さ)
表1のフォーマー容器入り洗浄剤組成物を使用した際のポンプの押し易さについて下記の基準で判定し、評価した。
○:ポンプを容易に押せる
△:ポンプは押しにくいものの泡を吐出させることができる
×:ポンプを押せない
【0035】
(2)低温安定性
試料を50mLの透明ガラス製容器に入れて密封して−5℃の恒温槽に24時間保存し、視覚判定により下記の基準で判定し、評価した。
○:透明
△:白濁
×:白沈
【0036】
(3)〜(5)官能評価
20名の女性専門パネラーを対象に実用試験を行い、上記(3)フォーマー容器から吐出された泡の量、泡のキメ及び泡の弾力性、(4)洗い流し時のぬるつき、並びに(5)洗浄後の肌感触(きしみ、つっぱり感及びしっとり感)について、それぞれ下記基準で評価してもらい、その平均値から判定し、評価した。
<基準>
5点:非常に良い
4点:良い
3点:普通
2点:やや悪い
1点:悪い
<判定>
◎:平均点が4.5点以上
○:平均点が3.5点以上、4.5点未満
△:平均点が2.5点以上、3.5点未満
×:平均点が2.5点未満
【0037】
【表1】

【0038】
表1の結果より、本発明の必須成分を含有する実施例の組成物は、(1)ポンプの押し易さ、(2)低温安定性、(3)泡量、泡のキメ(泡のクリーミーさ)及び泡の弾力、並びに(4)及び(5)使用感(ぬるつき、きしみ、つっぱり感及びしっとり感)のいずれも優れた評価を得た。
一方、必須成分のいずれかを欠いた比較例の組成物は、(1)〜(5)のうち少なくともいずれかの面で劣っていた。
【0039】
実施例6
常法により下記組成のフォーマー容器入りメイク落とし洗顔料(pH6)を調製し、上記(1)〜(5)について評価したところ、いずれも良好な結果であった。
【0040】
【表2】

【0041】
実施例7
常法により下記組成のボディソープ(pH6)を調製し、上記(1)〜(5)について評価したところ、いずれも良好な結果であった。
【0042】
【表3】

【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明によれば、十分な泡量及びクリーミーで弾力性のある泡質を有する一方で、洗浄後にしっとり感が得られ、つっぱり感、ぬるつき感及びきしみ感が少なく、且つ優れた低温安定性を有し、優れたポンプの押し出し性を有するフォーマー容器入り洗浄剤を提供できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)〜(C):
(A)N−アシルグルタミン酸塩
(B)両性界面活性剤、及び
(C)下記一般式(1)
【化1】

(式中、R1及びR2は、それぞれ独立して水酸基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは10〜100の整数を示す。)
で表される化合物を含有し、成分(A)を含むアニオン性界面活性剤と成分(B)との合計含有量が洗浄剤組成物全体に対して10質量%以下である洗浄剤組成物を、フォーマー容器に充填したフォーマー容器入り洗浄剤。
【請求項2】
2が水酸基を有する炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基である請求項1記載のフォーマー容器入り洗浄剤。
【請求項3】
成分(C)がポリオキシエチレンセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテルである請求項1又は2記載のフォーマー容器入り洗浄剤。

【公開番号】特開2011−140464(P2011−140464A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−2091(P2010−2091)
【出願日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】