説明

フラット型ドロップケーブル

【課題】第1の抗張力体が垂れることによって発生する引張復元力がシース部と第1の抗張力体との間の接合力に影響を及ぼさないように構成されたフラット型ドロップケーブルを提供する。
【解決手段】光繊維ユニット10と、前記光繊維ユニット10の上下部に本光繊維ユニット10の長さ方向に沿って平行に配置される一対の第1の抗張力体20と、前記光繊維ユニット10および第1の抗張力体20を覆う第1のシース部30と、前記第1のシース部30の上部に配置される第2の抗張力体40と、前記第2の抗張力体40を覆う第2のシース部50とを含み、F>k・ΔL(x)の関係を満足することを特徴とするフラット型ドロップケーブル100を構成する(F:第1の抗張力体20と第1のシース部30との接合力、k:第1の抗張力体20の弾性係数、ΔL(x):各電柱間の距離が100mである場合、ケーブルの自重によって伸びた第1の抗張力体20の長さ)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一対の第1の抗張力体および1個の第2の抗張力体を含むフラット型ドロップケーブルに関するもので、より詳細には、光繊維の変形防止のための第1の抗張力体とシース部との接合力を改善させたフラット型ドロップケーブルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、光ケーブルは、光信号を伝送する光繊維ユニットと、光繊維ユニットを保護するための被覆体とを含んで構成される。
【0003】
ここで、前記光繊維ユニットを保護するための被覆体は、光ケーブルを布設する過程で印加される引張力に耐えられるように鋼線またはガラス繊維強化プラスチックなどの抗張力体を挿入した構造となっている。
【0004】
また、電信柱を経由して宅内に光ケーブルを連結するためのFTTH用ドロップケーブルの場合、光繊維ユニットおよび一対の抗張力体をシース資材で取り囲んだ光繊維部と、支持線をシース資材で取り囲んだ支持線部とが分離されたフラット型構造となっている。
【0005】
ここで、FTTHネットワークの具現のために、電信柱を経由して宅内にケーブルを連結する場合、各電信柱間にケーブルが設置され、重力によってケーブルに引張力が発生するので、光繊維ユニットにストレスを与えることになり、破断が発生するおそれがある。
【0006】
したがって、一般的なフラット型ドロップケーブルにおいて、第1の抗張力体20と支持線部の支持線40は、前記発生する引張力から光繊維ユニット10に与えられるストレスを防ぐ保護材の役割を行うようになる。
【0007】
しかしながら、前記フラット型ドロップケーブルの設置時、図1に示すように、ケーブル100自体の荷重によってケーブル100が垂れ下がりながらケーブル100に引張力が発生するとき、光繊維ユニット10の下部に位置する第1の抗張力体20は、上部側の支持線40よりも相対的に伸びるようになる。
【0008】
ここで、相対的に伸びた下部側の第1の抗張力体20で引張復元力が発生し、これは、シース30と第1の抗張力体20との接合力に影響を及ぼすようになる。
【0009】
引き続いて、伸びた第1の抗張力体20の引張復元力がシース30と第1の抗張力体20との接合力より大きくなれば、2つの資材が離脱するようになり、第1の抗張力体20がシース30よりも短くなる。
【0010】
これによって、離脱した第1の抗張力体20は、抗張力体としての役割を十分に行えず、時間が経過するにつれて光繊維ユニット10がストレスを受けるようになり、光繊維ユニット10の破断による光信号の損失増加をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、前記のような問題を解決するためになされたもので、その目的は、フラット型ドロップケーブルの設置時に第1の抗張力体が垂れることによって発生する引張復元力がシース部と第1の抗張力体との間の接合力に影響を及ぼさないように構成されたフラット型ドロップケーブルを提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、第1の抗張力体の外面に接着補強部材をコーティングすることによって、シース部と第1の抗張力体との接合力を増大させることができるフラット型ドロップケーブルを提供することにある。
【0013】
本発明の更に他の目的は、シース部にノッチ部を形成することによって、ケーブルの接続および連結時に光繊維の容易な露出を具現することができるフラット型ドロップケーブルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的は、本発明によって、光繊維ユニットと、前記光繊維ユニットの上下部に本光繊維ユニットの長さ方向に沿って平行に配置される一対の第1の抗張力体と、前記光繊維ユニットおよび第1の抗張力体を覆う第1のシース部と、前記第1のシース部の上部に配置される第2の抗張力体と、前記第2の抗張力体を覆う第2のシース部とを含み、F>k・ΔL(x)の関係を満足するフラット型ドロップケーブルによって達成される。(F:第1の抗張力体と第1のシース部との接合力、k:第1の抗張力体の弾性係数、ΔL(x):各電柱間の距離が100mである場合、ケーブルの自重によって伸びた第1の抗張力体の長さ)
ここで、前記第1の抗張力体と第1のシース部との接合力Fは、前記第1の抗張力体の破断強度より小さくなるように設けられる。
【0015】
また、前記第1の抗張力体の外面には、前記第1のシース部との接合力を増大させるための接着補強部材がコーティングされる。
【0016】
ここで、前記接着補強部材は、エチレン酢酸またはエチレンアクリル酸で製造される。
【0017】
また、前記光繊維ユニットは、単心光ファイバ、多心光ファイバまたはリボンタイプの光ファイバで製造される。
【0018】
一方、前記第1の抗張力体は、ガラス繊維強化プラスチックで製造される。
【0019】
また、前記第1のシース部は、本第1のシース部の長さ方向に沿って両側部に形成されるノッチ部を追加的に含むことができる。
【0020】
ここで、前記第2の抗張力体は、鋼線または鋼撚線で製造される。
【0021】
また、前記第1のシース部と第2のシース部は、一体に設けられる。
【0022】
ここで、前記第1のシース部と第2のシース部は、ポリエチレン(PE)または低煤煙無ハロゲン(LSZH;Low smoke zero halogen)で製造される。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、第1の抗張力体が垂れることによって発生する引張復元力がシース部と第1の抗張力体との間の接合力に影響を及ぼさないので、ケーブルの自重による第1の抗張力体の脱落が防止される。
【0024】
また、第1の抗張力体の外面に接着補強部材をコーティングすることによって、シース部と第1の抗張力体との接合力が増大される。
【0025】
また、シース部にノッチ部を形成することによって、ケーブルの接続および連結時に光繊維の容易な露出が具現される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】各電信柱間に設置されて垂れたフラット型ドロップケーブルの模型図である。
【図2】本発明に係るフラット型ドロップケーブルのモデリンググラフである。
【図3】本発明に係るフラット型ドロップケーブルの斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るフラット型ドロップケーブルの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、添付の図面を参照して本発明の構成を詳細に説明する。
【0028】
本明細書および特許請求の範囲に使用された用語は、辞典的な意味に限定して解釈してはならず、発明者が自身の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるとの原則に立脚し、本発明の技術的思想に符合する意味と概念に解釈しなければならない。
【0029】
したがって、本明細書に記載された実施例および図面に示した構成は、本発明の好適な実施例に過ぎないもので、本発明の技術的思想を全て表現するものではないので、本出願時点において、これらに取って代わる多様な均等物と変形例が存在可能であることを理解しなければならない。
【0030】
図1は、各電信柱間に設置されて垂れたフラット型ドロップケーブルの模型図で、図2は、本発明に係るフラット型ドロップケーブルのモデリンググラフで、図3は、本発明に係るフラット型ドロップケーブルの斜視図で、図4は、本発明の他の実施例に係るフラット型ドロップケーブルの斜視図である。
【0031】
図1〜図4を参照すれば、本発明に係るフラット型ドロップケーブル100は、光繊維10と、前記光繊維10の上下部に本光繊維10の長さ方向に沿って平行に配置される一対の第1の抗張力体20と、前記光繊維10および第1の抗張力体20を覆う第1のシース部30と、前記第1のシース部30の上部に配置される第2の抗張力体40と、前記第2の抗張力体40を覆う第2のシース部50とを含み、F>k・ΔL(x)の関係を満足する(F:第1の抗張力体と第1のシース部との接合力、k:第1の抗張力体の弾性係数、ΔL(x):各電柱間の距離が100mである場合、ケーブルの自重によって伸びた第1の抗張力体の長さ)。
【0032】
ここで、前記光繊維ユニット10は、1つ以上の光繊維心線が含まれた単位集合体で構成される。
【0033】
ここで、前記光繊維心線は、データが含まれた光信号が伝送される部分であって、一般的に、コア部には屈折率の高いシリカ材質のガラス光繊維を使用し、クラッド部には屈折率の低いシリカ材質のガラスまたは合成樹脂などを使用し、中心部を通過する光信号を全反射によって伝送する役割をするように具現する。
【0034】
望ましくは、前記光繊維心線は、コア部およびクラッド部を機械的に保護するために、心線の外部表面に高分子樹脂をコーティングすることによって形成される。
【0035】
前記光繊維ユニット10は、前記1つ以上の光繊維心線を所定の間隔で配列したルーズケーブル型で構成されたり、または、1つ以上の光繊維心線をリボン形態で密着することによって形成されたリボンケーブル型で構成される。
【0036】
すなわち、前記光繊維ユニット10は、単心光ファイバ、多心光ファイバまたはリボンタイプの光ファイバで製造される。
【0037】
また、前記第1の抗張力体20は、前記光繊維ユニット10の上下部に配置され、光ケーブル100に曲げなどの変形を加える場合、抗張力を発生させ、前記光繊維ユニット10を保護するための要素であって、ケーブルの中心骨格を形成する機能も行う。
【0038】
ここで、前記第1の抗張力体20は、剛性でありながらも、ある程度の弾性を保有する素材であるケブラーアラミドヤーン(Kevlar aramid yarn)、エポキシ繊維棒(Fiber glass epoxy rod)、ガラス繊維強化プラスチックで製造されるが、これらに限定されることはない。
【0039】
前記光繊維ユニット10と第1の抗張力体20は、図3〜図4に示すように、第1のシース部30によって取り囲まれる。
【0040】
ここで、前記第1のシース部30は、ケーブルの外形を形成し、機械的に保護する機能を行う部分であって、ポリエチレン、低媒煙無ハロゲン(LSZH;Low smoke zero halogen)、PVCまたはオレフィン系高分子物質などの絶縁性材料で構成されるが、使用目的および布設環境によって公知の技術的思想の範囲内で多様に変形可能である。
【0041】
また、ケーブルの強度を向上させ、ケーブルの曲げ特性を向上させるために、前記第1のシース部30の内部にはガラス繊維層が配置される。
【0042】
また、隣接する他のケーブルやその他の電子装備などから発生する電磁波による外界干渉(Alien Crosstalk)を遮断するために、前記第1のシース部30の内部に金属ジャケットを追加的に構成することもできる。
【0043】
また、前記第1のシース部30は、本第1のシース部30の長さ方向に沿って両側部に形成されるノッチ部32を追加的に含むことができる。
【0044】
ここで、前記ノッチ部32は、光ケーブル100の連結または接続時、第1のシース部30を脱皮させ、光繊維ユニット10を露出させる場合、第1のシース部30の脱皮を容易にするための構成要素である。
【0045】
一方、前記第2の抗張力体40は、前記光繊維ユニット10と一対の第1の抗張力体20をカバーしている第1のシース部30の上部に配置され、ケーブル100の抗張力を補強する構成要素である。
【0046】
望ましくは、前記第2の抗張力体40は、鋼線または鋼撚線で製造され、ケブラーアラミドヤーン(Kevlar aramid yarn)、エポキシ繊維棒(Fiber glass epoxy rod)、ガラス繊維強化プラスチックで製造されるが、これらに限定されることはない。
【0047】
また、図3〜図4に示すように、前記第2の抗張力体40は、第2のシース部50によって被覆処理され、前記第1のシース部30と第2のシース部50は一体に設けられる。
【0048】
ここで、前記第2のシース部50は、前記第1のシース部30と一体に形成されるもので、光ケーブル100の長さ方向に沿って連続的または間欠的に形成される。
【0049】
また、前記第2のシース部50は、上述した前記第1のシース部30と同様に、ポリエチレン(PE)または低媒煙無ハロゲン(LSZH;Low smoke zero halogen)、PVCまたはオレフィン系高分子物質などの絶縁性材料で構成される。
【0050】
上述したような構成要素で製造されるフラット型ドロップケーブルは、ケーブル設置時に第1の抗張力体20が垂れることによって発生する引張復元力が、第1のシース部30と第1の抗張力体20との間の接合力に影響を及ぼさないようにする構造を提供する。
【0051】
より詳細に説明すれば、2つの電信柱間に設置されたケーブルは、図2のグラフに示すような懸垂線(均一な綱の両端を同じ高さの2つの位置に固定したとき、それらの間で綱が垂れた形状の曲線)方程式でモデリングされ、下記の式のように数式的に表現される。
【0052】
【数1】


(H:ケーブルの水平張力、w:単位長さ当たりのケーブルの重さ)
また、前記懸垂線方程式でモデリングされた第2の抗張力体40を被覆する第2のシース部50と第1の抗張力体20の方程式から、任意の点で第2のシース部50と第1の抗張力体20の伸びた長さの差ΔL(x)は、下記の式のように整理される。
【0053】
【数2】


ここで、pは、第2のシース部50と第1の抗張力体20との間の距離を意味し、Hは、ケーブルの水平張力を意味し、wは、ケーブルの単位長さ当たりの重さを意味するもので、前記式を用いて第1の抗張力体20の伸びた長さによる引張復元力は、下記の式のように整理される。
【0054】
【数3】


ここで、kは、第1の抗張力体自体の弾性係数を意味する。
【0055】
前記数式を用いて、第1の抗張力体20と第1のシース部30との接合力を第1の抗張力体20の引張復元力と同一またはそれより大きく形成することによって、第1の抗張力体20の引張復元力によって発生する第1のシース部30と第1の抗張力体20の離脱を防止することができ、これによって、光繊維ユニット10に与えられるストレスを予防することができる。
【0056】
すなわち、ケーブル設置時に発生する第1の抗張力体20の引張復元力の影響を考慮してケーブルを製造することによって、第1の抗張力体20と第1のシース部30との接合力が第1の抗張力体20の引張復元力と同一またはそれより大きいケーブルを設計することができる。
【0057】
ここで、前記第1の抗張力体20と第1のシース部30との接合力を増大させるために、前記第1の抗張力体20の外面に接着補強部材22がコーティングされた後、前記第1の抗張力体20と第1のシース部30とが結合される。
【0058】
望ましくは、前記接着補強部材22は、エチレン酢酸またはエチレンアクリル酸で製造され、前記第1の抗張力体20の外面にコーティングされるが、これに限定されることはなく、これに取って代わる多様な種類の接着剤でコーティングされることも可能である。
【0059】
一方、前記第1の抗張力体20と第1のシース部30との接合力Fは、前記第1の抗張力体20自体の破断強度と同一またはそれより小さく設けられる。
【0060】
すなわち、前記第1の抗張力体20と第1のシース部30との接合力を、第1の抗張力体20の伸びた長さによる引張復元力と同一またはそれより大きく形成し、第1の抗張力体20自体の破断強度と同一またはそれより小さく構成することによって、ケーブルの自重による第1の抗張力体20と第1のシース部30の離脱を防止することができる。
【0061】
したがって、本発明に係るフラット型ドロップケーブル100によれば、前記第1の抗張力体20と第1のシース部30の脱落が防止され、ケーブルの自重によるストレスから光繊維ユニット10を保護することができ、光信号の損失率を減少させることができる。
【0062】
上述したように、本発明に係るフラット型ドロップケーブルは、第1の抗張力体が垂れることによって発生する引張復元力がシース部と第1の抗張力体との間の接合力に影響を及ぼさないので、ケーブルの自重による第1の抗張力体の脱落が防止される。また、第1の抗張力体の外面に接着補強部材をコーティングすることによって、シース部と第1の抗張力体との接合力が増大され、シース部にノッチ部を形成することによって、ケーブルの接続および連結時に光繊維の容易な露出が具現される。
【0063】
以上、本発明は、限定された実施例と図面によって説明されたが、本発明の技術的思想はこれに限定されるものでなく、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者によって、本発明の技術的思想と下記の特許請求の範囲の均等範囲内で多様な修正および変形実施が可能であろう。
【符号の説明】
【0064】
10 光繊維ユニット
20 第1の抗張力体
22 接着補強部材
30 第1のシース部
32 ノッチ部
40 第2の抗張力体
50 第2のシース部
100 フラット型ドロップケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光繊維ユニットと、
前記光繊維ユニットの上下部に本光繊維ユニットの長さ方向に沿って平行に配置される一対の第1の抗張力体と、
前記光繊維ユニットおよび第1の抗張力体を覆う第1のシース部と、
前記第1のシース部の上部に配置される第2の抗張力体と、
前記第2の抗張力体を覆う第2のシース部と、を含み、
F>k・ΔL(x)
(F:第1の抗張力体と第1のシース部との接合力、k:第1の抗張力体の弾性係数、ΔL(x):各電柱間の距離が100mである場合、ケーブルの自重によって伸びた第1の抗張力体の長さ)
の関係を満足することを特徴とするフラット型ドロップケーブル。
【請求項2】
前記第1の抗張力体と第1のシース部との接合力Fは、前記第1の抗張力体の破断強度より小さいことを特徴とする、請求項1に記載のフラット型ドロップケーブル。
【請求項3】
前記第1の抗張力体の外面には、前記第1のシース部との接合力を増大させるための接着補強部材がコーティングされることを特徴とする、請求項1に記載のフラット型ドロップケーブル。
【請求項4】
前記接着補強部材は、エチレン酢酸またはエチレンアクリル酸で製造されることを特徴とする、請求項3に記載のフラット型ドロップケーブル。
【請求項5】
前記光繊維ユニットは、単心光ファイバ、多心光ファイバまたはリボンタイプの光ファイバで製造されることを特徴とする、請求項1に記載のフラット型ドロップケーブル。
【請求項6】
前記第1の抗張力体は、ガラス繊維強化プラスチックで製造されることを特徴とする、請求項1に記載のフラット型ドロップケーブル。
【請求項7】
前記第1のシース部は、本第1のシース部の長さ方向に沿って両側部に形成されるノッチ部を追加的に含むことを特徴とする、請求項1に記載のフラット型ドロップケーブル。
【請求項8】
前記第2の抗張力体は、鋼線または鋼撚線で製造されることを特徴とする、請求項1に記載のフラット型ドロップケーブル。
【請求項9】
前記第1のシース部と第2のシース部は、一体に設けられることを特徴とする、請求項1に記載のフラット型ドロップケーブル。
【請求項10】
前記第1のシース部と第2のシース部は、ポリエチレン(PE)または低煤煙無ハロゲン(LSZH;Low smoke zero halogen)で製造されることを特徴とする、請求項9に記載のフラット型ドロップケーブル。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−118386(P2011−118386A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−262627(P2010−262627)
【出願日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(510311506)エルエス ケーブル リミテッド (2)
【Fターム(参考)】