ブロードキャストデータを受信するための背景処理を可能とするスケジューリングされたダウンロード
【課題】デジタルブロードキャストネットワークにおいて、臨界的なデータ更新と異なる態様で、非臨界的なデータに対するスケジューリングされた更新を実現する。
【解決手段】非臨界的な情報を含む更新は、特有の時間期間でありうる更新ウィンドーの間に、ブロードキャストされるようにスケジューリングする。受信デバイスは、更新ウィンドーを通告され、背景機能性を使用して、非臨界的な更新が受容され、受信デバイスで適用されうる。受信デバイスがアイドル状態または低アクティビティーの期間の場合、更新ウィンドーの間、非臨界的な更新は受容され適用されうる。非臨界的な更新は、分離されたチャネルまたはストリーム上でブロードキャストされうる。更新ウィンドーの間以外の期間の間、他のデータは、分離されたチャネルまたはストリーム上で送信されうる。臨界的な更新は、リアルタイムにおいて適用されうる。
【解決手段】非臨界的な情報を含む更新は、特有の時間期間でありうる更新ウィンドーの間に、ブロードキャストされるようにスケジューリングする。受信デバイスは、更新ウィンドーを通告され、背景機能性を使用して、非臨界的な更新が受容され、受信デバイスで適用されうる。受信デバイスがアイドル状態または低アクティビティーの期間の場合、更新ウィンドーの間、非臨界的な更新は受容され適用されうる。非臨界的な更新は、分離されたチャネルまたはストリーム上でブロードキャストされうる。更新ウィンドーの間以外の期間の間、他のデータは、分離されたチャネルまたはストリーム上で送信されうる。臨界的な更新は、リアルタイムにおいて適用されうる。
【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【0001】
以下の記述は、一般的にコンテンツ配布システムに関し、さらに特定的に、デジタルブロードキャストネットワークを通したコンテンツ配給とコンテンツ受信に関する。
【背景】
【0002】
デジタルブロードキャストネットワークは、ユーザデバイス上に位置するクライアント側のソフトウェアに一方通行で配給する方法である。データキャストサービスは、デジタルブロードキャストネットワークを通して、クライアント側のソフトウェアによって使用されるデータを提供する。データは、データキャストサービスに関係付けられたクライアントソフトウェアを通して、ユーザ経験を提供するために使用される。データの配給方法は、ビデオおよび音声信号のような伝統的リニアサービスによって使用される方法と類似である。その後、全ての情報は、ユーザ経験の応答性に著しく影響する“最初から最後までの”ストリームで提供される。加えて、デジタルブロードキャストネットワーク内で見出される帯域制限は、多数のデータキャストサービスによって提供されるユーザ経験の深さと複雑さに著しく影響を与える。
【概要】
【0003】
以下は、開示された実施形態の幾つかの面の基本的な理解を提供するための単純化した概要を示す。この概要は、広範囲な概観ではなく、キーまたは臨界的エレメントを特定したり、そのような実施形態の範囲を叙述することを意図していない。その目的は、記述された実施形態の幾つかの概念を、後で示されるさらに詳細な記述の前置きとして、単純化された形で示すことである。
【0004】
1つあるいはそれより多くの実施形態と、その対応する開示に従って、非臨界的(例えば、非時間敏感な)データに対するスケジューリング更新との関係で、様々な面が記述される。データ(例えば、更新)は、時間敏感性に従って分離され、デバイスが、全てのデータに対するブロードキャストチャネルに傾聴しているというよりも、アイドルであるとき、ユーザデバイスに配給される。この配給処理は、クライアントに提供される所定の情報に基づいてスケジューリングすることが出来る。インテリジェントクライアントソフトウェアは、背景処理を自動的に開始する機能性を含み、デジタルブロードキャストネットワークを通して、ブロードキャスト接続を開始し、データ(例えば、更新)を受信することが出来る。ユーザがアクティブにアプリケーションを使用している間に行われるデータ配給は、ただ時間敏感なデータのみを含む。
【0005】
ある面は、スケジューリングされたダウンロードを送信する方法に関係する。方法は、複数のクライアントデバイスに、来るべき更新を通告することと、スケジューリングされた時間において更新を送信することとを含む。来るべき更新は、非時間敏感なデータを具備することが出来る。時間敏感な更新は、実質的に同一の、それが利用可能な時間において送信することが出来る。
【0006】
別の面に従うのは、コンテンツを送信するデバイスである。デバイスは、メモリとプロセッサを有するコンピュータプラットフォームを含むことが出来、ここで、メモリはプロセッサによってなされる決定に関係する情報を記憶する。また、デバイスに含まれるのは、少なくとも1つの非時間敏感な更新をスケジューリングするスケジューラ、および、複数のクライアントデバイスに、提案されたスケジュールを知らせる更新ノーティファイアでありうる。デバイスには、また、モニタを含むことも出来る。モニタは、提案されたスケジュールを精査し、センダーが、少なくとも1つの非時間敏感な更新を、適切な時間において送信することをトリガーすることが出来る。
【0007】
別の面に従うのは、スケジューリングされたダウンロードを選択的に送信する装置である。装置は、複数の受信デバイスに、来るべき更新を通告する手段と、来るべき更新を、スケジューリングされた時間において送信する手段とを含む。来るべき更新は、非時間敏感なデータを具備することが出来る。また、含まれうるのは、時間敏感な更新を、実質的に同一の、それが利用可能な時間において送信する手段でありうる。
【0008】
さらに別の面は、少なくとも1つの非時間敏感な更新をスケジューリングさせ、複数のクライアントデバイスに、提案されたスケジュールを通知させる、機械実行可能な命令が記憶された機械読み出し可能な媒体に関係する。機械実行可能な命令は、また、提案されたスケジュールを精査することと、少なくとも1つの非時間敏感な更新を、適切な時間において送信することとを含むことが出来る。
【0009】
ワイヤレス通信システムにおいて、別の面はプロセッサを具備する装置に関係する。プロセッサは、複数のクライアントに、来るべき更新を通告し、更新を、適切な時間において送信するように構成することが出来る。
【0010】
関係した面におけるのは、スケジューリングされたダウンロードを受信する方法である。方法は、スケジューリングされた更新の通告を受信することと、更新を受信するために、スケジューリングされた時間において同調することとを含む。スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを具備することが出来る。更新は、ブロードキャスト接続で受信することが出来る。
【0011】
別の面は、メモリとプロセッサを有するコンピュータプラットフォームを具備するワイヤレス通信装置に関係し、ここで、メモリは、プロセッサによってなされる決定に関係する情報を記憶する。また、装置に含まれるのは、スケジューリングされた更新が、ワイヤレス通信装置に対して適切であるかを決定する更新ベリファイアと、現時点の時間をモニタし、更新に対するスケジューリングされた時間を現時点の時間と比較するスケジュールハンドラとでありうる。装置は、さらに、スケジューリングされた更新を受信するための背景処理を開始する更新アクセプタを含むことが出来る。
【0012】
さらに別の面は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信する装置に関係する。装置は、スケジューリングされた更新の通告を受信することと、更新を受信するために、スケジューリングされた時間において同調する手段を含む。スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを具備することが出来る。
【0013】
更なる面は、スケジューリングされた更新が適切であるかを決定させる機械実行可能な命令が記憶された機械読み出し可能な媒体に関係する。機械実行可能な命令は、また、現時点の時間をモニタすることと、更新に対するスケジューリングされた時間を現時点の時間と比較し、スケジューリングされた更新を受信する背景処理を開始することとを含む。
【0014】
ワイヤレス通信システムにおいて、別の面がプロセッサを具備する装置に関係する。プロセッサは、スケジューリングされた更新の通告を受信し、更新を受信するために、スケジューリングされた時間において同調するように構成することが出来る。プロセッサは、また、背景の機能性を自動的に開始し、主要なアプリケーション外でスケジューリングされた更新をダウンロードするように構成することが出来る。
【0015】
前述のこと、および目的を達成するために、1つあるいはそれより多くの実施形態は、以後、完全に記述される特徴を具備し、特に、請求項において指摘される。以下の記述および付属する図面は、ある例解的な面を詳細に説明し、実施形態の原則が採用されるであろう様々な方法の幾つかを表示する。他の利点および新規な特徴は、図面と関連して考慮されたとき、以下の詳細な記述から明らかとなろう。そして、開示された実施形態は、そのような全ての面と等価なものを含むことを意図しうる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、スケジューリングされたダウンロードを含むことが出来るコンテンツの選択的な配給と選択的な受容を可能化するシステムを例解する。
【図2】図2は、図1のコンテンツの面の概略図を例解する。
【図3】図3は、図1のコンテンツの面の概略図を例解する。
【図4】図4は、図1の多数のコンテンツの多数のストリームの送信の面の概略図を例解する。
【図5】図5は、開示された面に従うワイヤレスデバイスを例解する。
【図6】図6は、スケジューリングされたダウンロードのブロードキャスティングに対するシステム例のブロック図を例解する。
【図7】図7は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信するシステム例を例解する。
【図8】図8は、スケジューリングされたブロードキャストが利用可能でないとき、専用更新を選択的に送信および受信するシステムを例解する。
【図9】図9は、1つあるいはそれより多くの開示された面を自動化する人工知能を使用するシステム例を例解する。
【図10】図10は、スケジューリングされたダウンロードを送信する方法を例解する。
【図11】図11は、スケジューリングされたダウンロードを受信する方法を例解する
【図12】図12は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に送信するシステム例を例解する。
【図13】図13は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信するシステム例を例解する。
【詳細な説明】
【0017】
様々な実施形態が、図面を参照して、今、記述される。以下の記述において、説明の目的で、1つあるいはそれより多くの面の完全な理解を提供するために、数々の特別な詳細が説明される。しかし、そのような面が、これらの特別な詳細無しで実行されうることは明らかであろう。他の例において、これらの実施形態を記述することを容易化するために、良く知られた構造とデバイスが、ブロック図の形で示される。
【0018】
本出願において使用されるように、用語“コンポーネント”、“モジュール”、“システム”および類似のものは、ハードウェアや、ファームウェアや、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせや、ソフトウェアや、実行されているソフトウェアの何れかのコンピュータ関連エンティティを指すことを意図している。例えば、コンポーネントは、そうであることに限定されないが、プロセッサ上で実行されているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能な、実行のスレッド、プログラムおよび/またはコンピュータでありうる。例解として、コンピューティングデバイス上で実行されているアプリケーション、およびコンピューティングデバイスは、コンポーネントでありうる。1つあるいはそれより多くのコンポーネントは、プロセスおよび/または実行のスレッド内に存在することが出来、コンポーネントは、1つのコンピュータ上に局在化され、および/または2つまたはそれより多くのコンピュータ間に分布されうる。加えて、これらのコンポーネントは、様々な記憶されたデータ構造を有するコンピュータ読み出し可能な媒体から実行することが出来る。コンポーネントは、1つあるいはそれより多くのデータパケット(例えば、ローカルシステムや分散システム中、および/または信号の方法によって他のシステムと、インターネットのようなネットワークを介して、他のコンポーネントと対話している1つのコンポーネント)を有する信号に従うような、ローカルおよび/または遠隔プロセスの方法によって通信することが出来る。
【0019】
さらに、本出願において、ワイヤレス端末と関係して、様々な実施形態が記述される。ワイヤレス端末は、また、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動、移動デバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、クライアント、クライアントデバイス、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ設備(UE)とも呼ばれうる。ワイヤレス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、または、ワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスでありうる。さらに、様々な実施形態が、基地局と関係して本出願において記述される。基地局は、ワイヤレス端末との通信のために使用することが出来、また、アクセスポイント、ノードB、または他の何らかの術語でも呼ばれうる。
【0020】
様々な面や特徴が、多数のデバイス、コンポーネント、モジュール、および類似のものを含みうるシステムの形で示されるであろう。様々なシステムは、追加的なデバイス、コンポーネント、またはモジュールを含む、および/または、図との関係で議論されたデバイス、コンポーネント、またはモジュールの全ては含まないことが理解され、認識されるであろう。これらのアプローチの組み合わせは、また使用しうる。
【0021】
図1を参照しながら例解されるのは、スケジューリングされたダウンロードを含むことが出来るコンテンツ102の、1つあるいはそれより多くのワイヤレスデバイス104上への選択的な配給と選択的な受容を可能化するシステム100である。クライアントに配給されるように要請されたデータ(例えば、更新)を精査することにより、データのある量は、時間敏感な(例えば、臨界的な)、または非時間敏感な(例えば、非臨界的な)、の何れかに分類することが出来る。しかし、ブロードキャストネットワークは、個別のクライアントアプリケーションの現時点の状態を決定することは出来ない。それゆえ、全てのクライアントが、同一のデータとデータベースを有することを確実にするための唯一の方法は、非時間敏感なデータを含んでいる情報を繰り返し送信することである。しかし、データがブロードキャスト(例えば、最初から最後までの)環境で送信され、多数のクライアントが、同一の時間において傾聴する場合、おびただしい量の帯域が必要になる。これは、非常に非効率なシステムを作ることになる。従って、システム100は、コンテンツの選択的な配給と選択的な受容を提供することが出来る。
【0022】
システム100は、第1のネットワーク110を通すような配布システム108に、もう1片のコンテンツ102を提供するように動作可能な、1つあるいはそれより多くのコンテンツプロバイダ106を含むことが出来る。配布システム108は、コンテンツ102の1つあるいはそれより多くのセットを、コンテンツ102の各セットに関係付けられた、1つあるいはそれより多くのコンテンツメタデータ112と共に、1つあるいはそれより多くのワイヤレスデバイス104に配給するように動作可能である。例えば、配布システム108は、送信機114および/または第2のネットワーク116を含むことが出き、ここで、送信機114は、第2のネットワーク116を通して、1つあるいはそれより多くのワイヤレスデバイス104への配給について、コンテンツ102および/またはコンテンツメタデータ112の、1から多への送信118を生成するように動作可能である。
【0023】
1つあるいはそれより多くのコンテンツ102のセットは、スケジューリングされたダウンロードに基づいて、配布することが出来る。例えば、コンテンツ102のセットは、1つあるいはそれより多くのワイヤレスデバイス104に対して意図された更新でありうる。更新は、時間敏感なデータ、または非時間敏感なデータを含むことが出来る。時間敏感なデータに対する接続は、ユーザがワイヤレスデバイス104上のアプリケーションをアクティブに使用している間に行うことが出来る。非時間敏感なデータに対する接続は、デバイスがアイドルである、または閾値レベルよりも少ないリソースを使用しているときに動作することが出来る背景機能性を通して自動的に開始することが出来る。
【0024】
例えば、配布システム108は、ワイヤレスデバイスが同調した、昨日または3週間前でありうる最後の時間を知らないであろう。様々な型の情報(例えば、株情報、会社名、スポーツ情報、選手名、等々)を含むデータベースは、更新されたであろう。更新を繰り返し送信する代わりに、そのような非時間敏感な変更は、ワイヤレスデバイスにとって都合が良いとき、ダウンローディングについてスケジューリングすることが出来る。ワイヤレスデバイスが、アイドルであるか、または低アクティビティーの期間の間、ワイヤレスデバイスは、ユーザの干渉なく、自動的に背景処理をオンにし、ストリームがブロードキャストされることを許容し、大きなデータベースファイルを含みうるブロードキャストデータをダウンロードすることが出来る。ブロードキャストは、ワイヤレスデバイスがデータを受信する適切な時間を許容するために、1度、1日数回、数日にわたって、または他の間隔で送信することが出来る。ワイヤレスデバイスは、受信したデータを、ライブと実質的に同じ時間において使用することが出来、データストリームを変更する。これは、頻繁には変更されないデータを、大きなスケジューリングされたパッケージファイル中に置くことを許容する。
【0025】
送信118にアクセスすると、各ワイヤレスデバイス104は、選択データベース124内の1つあるいはそれより多くの選択パラメータ122に基づいて、ワイヤレスデバイス104にダウンロードするために、送信118中のコンテンツ102を識別するように構成することが出来る、コンテンツセレクタ120を実行するように動作可能となる。選択パラメータ122は、1つあるいはそれより多くのコンテンツフィルタ126(例えば、スケジューリングされたダウンロード、時間敏感な更新、等々)、ユーザ情報128(例えば、選好)を示す1つあるいはそれより多くのデータ、および/またはデバイス情報130(例えば、アクティブ、非アクティブ、アイドル、低リソース消費、等々のようなデバイスの状態)のようなデータを、制限ではなく含むことが出来る。選択パラメータ122は、各夫々のワイヤレスデバイス104および/または各ワイヤレスデバイス104の、各夫々のユーザにとって独特である、および/またはカスタマイズされうる。そのようであるので、ある面において、各ワイヤレスデバイス104は、同一の送信118内で、異なるコンテンツ102のセットをダウンロードすることが出来る。従って、ある面において、1つあるいはそれより多くの選択パラメータ122は、コンテンツセレクタ120が、1つあるいはそれより多くの興味のある選択されたコンテンツ132を、1つあるいはそれより多くの夫々のコンテンツメタデータ112と、1つあるいはそれより多くの選択パラメータ122との間の符合に基づいて、夫々のワイヤレスデバイス104の夫々のユーザにダウンロードすることを許容する。
【0026】
さらに、例えば、選択されたコンテンツ132が、リアルタイムまたはライブのコンテンツを具備する面において、コンテンツセレクタ120は、選択されたコンテンツ132を、出力デバイス136を通して提供するために、媒体モジュール134に送信することが出来る。別の面において、例えば、選択されたコンテンツ132が、非リアルタイムのコンテンツを具備する面において、コンテンツセレクタ120は、選択されたコンテンツ132を、コンテンツ記憶138にキャッシュまたは貯蔵するために送信することが出来る。非リアルタイムのケースにおいて、媒体モジュール134は、蓄積されたコンテンツ132を検索し、出力デバイス136を通して提供させるために、コンテンツ記憶138にアクセスするように動作可能である。
【0027】
媒体モジュール134と組み合わされた出力デバイス136は、ワイヤレスデバイス104のユーザによる消費に対するプログラムまたは提供として、選択されたコンテンツ132を生成するように動作可能である。各プログラムまたは提供は、(コンテンツ1142からコンテンツN144と標識付けされた)選択されたコンテンツの1つあるいはそれより多くの断片132の組み合わせを具備することが出来る。選択されたコンテンツ142、144は、各選択されたコンテンツ142、144に対応している1つあるいはそれより多くのメタデータ112に関係付けることが出来る。
【0028】
関係する面に従って、スケジューリングされたダウンロードでありうるコンテンツ102は、2つあるいはそれより多くのチャネルに分割されうるアプリケーションのような、他のチャネル上で配給することが出来る。スケジューリングされたダウンロードが送信されるチャネルは、ダウンロードスケジュールの通告の送信と実質的に同じ時間で、ワイヤレスデバイス104に搬送することが出来る。幾つかの面に従って、スケジューリングされたダウンロードを含むチャネルは、スケジューリングされたダウンロードとして含まれたコンテンツを識別するメタデータや別のインディケータを含む。従って、ワイヤレスデバイス104は、本出願で論議されたような背景機能性を使用することによって、ダウンロードを選択的に許容することが出来る。
【0029】
幾つかの面に従って、第1のネットワーク110と第2のネットワーク116は、システム100の様々なコンポーネントおよび/またはエンティティ間の、夫々の通信リンクを提供する。幾つかの面において、第1のネットワーク110と第2のネットワーク116は、独立のネットワークを具備し、一方、他の面において、それらは、相互に関係したネットワークを具備することが出来る。一般的に、第1のネットワーク110と第2のネットワーク116の各々は、1つあるいはそれより多くのデータネットワークおよび/または1つあるいはそれより多くの通信ネットワークの、任意の1つまたは任意の組み合わせを具備することが出来る。例えば、幾つかの面において、第1のネットワーク110は、インターネットのような公共通信ネットワークを具備することが出来、第2のネットワーク116は、カリフォルニア州サンディアゴのクゥアルコム・インコーポレイテッドから利用可能なMediaFLO(登録商標)を含んでいるフォワードリンクオンリー(FLO)ネットワークのようなマルチキャストネットワークのような、1から多へのネットワークに基づいたサブスクリプションを具備することが出来る。別の面において、第1のネットワーク110と第2のネットワーク116は、:衛星に対するDVB−S、ケーブルに対するDVB−C、地上テレビに対するDVB−T、ハンドヘルドに対する地上テレビに対するDVB−Hのようなデジタルビデオブロードキャスティング(DVB)ネットワーク;地上電話ネットワーク;衛星電話ネットワーク;遠赤外データ協会(IrDA)ベースのネットワークのような遠赤外ネットワーク;短距離ワイヤレスネットワーク;Bluetooth(登録商標)技術ネットワーク;ZigBee(登録商標)プロトコルネットワーク;超広帯域(UWB)プロトコルネットワーク;家庭無線周波数(HomeRF)ネットワーク;共用ワイヤレスアクセスプロトコル(SWAP)ネットワーク;ワイヤレスイーサネット(登録商標)コンパティビリティアライアンス(WECA)ネットワークのような広帯域ネットワーク;ワイヤレスフィデリティアライアンス(Wi−Fiアライアンス)ネットワークと802.11ネットワーク;公共交換電話ネットワーク;インターネットのような公共異種通信ネットワーク;私的通信ネットワーク;および陸上移動無線ネットワーク、のような、1つまたは他のネットワークの組み合わせを含むことが出来る。
【0030】
さらに、第1のネットワーク110および/または第2のネットワーク116の幾つかの面に含まれうる電話ネットワークの例は、コード分割多元接続(CDMA)、広帯域コード分割多元接続(WCDMA)、ユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)、アドバンスド移動電話サービス(AMPS)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、移動通信に対する全世界システム(GSM(登録商標))、単一キャリア(1X)無線送信技術(RTT)、エボリューションデータオンリー(EV−DO)技術、一般パケット無線サービス(GPRS)、エンハンスドデータGSMエンバイロメント(EDGE)、高速ダウンリンクデータパケットアクセス(HSPDA)、アナログとデジタル衛星システム、および、少なくとも1つのワイヤレス通信ネットワークおよび/またはデータ通信ネットワークで使用されうる他の任意の技術/プロトコルのような、アナログとデジタルの1つ、または任意のネットワーク/技術の組み合わせを含む。
【0031】
図2を参照しながら例解されるのは、図1のコンテンツのある面の概略図である。本出願において使用されるコンテンツ102は、制限されることなく、少なくとも1つのビデオ、オーディオ、マルチメディアコンテンツ、リアルタイムコンテンツ、“クリップ”、スクリプト、プログラム、スケジューリングされたダウンロード、(時間敏感、および非時間敏感の両方の)更新、または、ワイヤレスデバイス104に配布され、実行あるいは提供されるように動作可能な他の任意の型のデータやオブジェクトとも引用される非リアルタイムコンテンツを具備することが出来る。例えば、コンテンツ102は、加入者プログラミング、アドホックおよび/またはオンデマンドで受信されたプログラミング、および/または広告や、他のコンテンツに加えられたリ、内に挿入されたり、および/または同時に提供されたりまたは代わりに提供されたりした他の任意の形のコンテンツの、1つあるいは任意の組み合わせを含むことが出来る。加えて、例えば、コンテンツ102は、制限ではなく、テレビショー、ビデオ、映画、歌、ワールドワイドウェブページおよびリンクのような対話型データ、等を具備することが出来る。さらに、コンテンツ102は、夫々のコンテンツの断片に関係付けられたレター、数、名前、ファイル名、ファイル経路、等の、1つあるいは任意の組み合わせのような、固有のコンテンツ識別子(ID)202を具備することが出来る。
【0032】
加えて、多数のコンテンツ102の少なくとも1つは、1つあるいはそれより多くのコンテンツメタデータ112に関係付けられている。例えば、多数のコンテンツ102の夫々1つに関係付けられた、1つあるいはそれより多くの“コンテンツサプライヤ”は、夫々のコンテンツメタデータ112を規定することが出来、コンテンツメタデータ112を、夫々のコンテンツに関係付けることが出来る。本出願で使用されるように、用語“コンテンツサプライヤ”は、コンテンツプロバイダ106、コンテンツリテイラ、課金とカスタマーサービスプロバイダ、および配布システム108のようなメディアディストリビュータのような、1つあるいはそれより多くのコンテンツプロバイダの組み合わせを含みうる。コンテンツメタデータ112は、夫々のコンテンツ102の断片を記述する、および/または、に関係付けられる任意のデータを具備する。例えば、コンテンツメタデータ112は、制限ではなく、1つあるいは任意のコンテンツID202の組み合わせ、および、カテゴリー、名前、コンテンツ長さ、コンテンツ型、関係したストリームインディケータ146、コード、識別子、テーマ、ジャンル、意図した観客および/または市場、スクリプト、コンテンツフィルタ識別子、キューイングプロトコルパラメータ、関係した観客および/または市場、および/または対応するコンテンツに関係しているメタデータのような、1つあるいはそれより多くのコンテンツ属性204を具備することが出来る。1つあるいはそれより多くのコンテンツメタデータ112は、夫々のコンテンツ102から分離されたり、付属されたり、内に埋め込まれたりしうる。幾つかの面において、例えば、コンテンツ102およびコンテンツメタデータ112が分離されたとき、夫々のコンテンツメタデータ112が、夫々のコンテンツに関係することを可能化するために、これらは、各々同一のコンテンツID202を具備するか、それに向かうことが出来る。
【0033】
図3を参照しながら例解されるのは、図1の多数のコンテンツの、多数のストリームの送信のある面の概略図である。送信118は、夫々のエンドユーザによる消費に対して、各ワイヤレスデバイス104(図1)への、コンテンツ102およびコンテンツメタデータ112の、1つあるいはそれより多くのチャネルや、サービス302、304、306を提供することが出来る。幾つかの面において、例えば、各送信118は、カリフォルニア州サンディアゴのクゥアルコム・インコーポレイテッドから利用可能なMediaFLO(登録商標)システムのような、フォワードリンクオンリー(FLO(登録商標))システム中での1から多への送信を具備することが出来る。そのようなシステムにおいて、送信118は、所定の地理的領域において利用可能なフローのセットである“マルチプレックス”内のフローまたはロジカルストリームを具備する。さらに、送信118によって搬送される各チャネル、サービス、および/またはストリーム302、304、306は、予め決められた時間においてブロードキャストされうるスケジューリングされたダウンロード情報を含むことが出来る。スケジューリングされたダウンロードがブロードキャストされていないとき、ダウンロードのブロードキャストに使用される特別のチャネルは、ワイヤレスデバイス104に他の情報を供給するために使用することが出来うる。
【0034】
図4を参照しながら例解されるのは、アドバタイザを含む、図1のシステムのコンポーネントのある面の概略図である。幾つかの面において、送信118によって搬送される各サービス、チャネルおよび/またはストリーム302、304、306(以後、チャネルと参照する)の提供は、多数のエンドユーザまたは消費者402を引き付けるであろうから、システム100は、配布システム108と交信する1つあるいはそれより多くのアドバタイザ404をさらに含むことが出来る。アドバタイザ404は、チャネル406内で、選択されたエンドユーザ402に、1つあるいはそれより多くの広告の形で、もう1つのコンテンツ102(図1)の断片を提供することを所望するエンティティを具備する。例えば、この面において、第1のチャネル302は、限定ではなく、1つの広告を具備することが出来る。
【0035】
図5は、開示された面に従ったワイヤレスデバイス500を例解する。ワイヤレスデバイス500は、システム100のワイヤレスデバイス104(図1)を示し、送信118を受信し、および/または配布システム108と交信するために、第2のネットワーク116にアクセスするように動作可能である。各ワイヤレスデバイス500は、データ、ロジックおよびプロセッサ506によって実行されるアプリケーションを記憶するように動作可能なメモリ504を有するコンピュータプラットフォーム502を具備することが出来る。ユーザは、1つあるいはそれより多くの入力デバイス510と、1つあるいはそれより多くの出力デバイス512とを含みうる1つあるいはそれより多くのユーザインターフェース508を通して、ワイヤレスデバイス500およびその内在するアプリケーションと対話することが出来る。加えて、ワイヤレスデバイス500は、通信モジュール514を通して、外部のデバイスおよび/またはネットワークと通信を交わすことが出来る。
【0036】
ワイヤレスデバイス500は、セルラー電話として例解されうるが、ワイヤレスデバイス500の任意の型の数と組み合わせが、図1のシステム100中に含まれうる。例えば、ワイヤレスデバイス500は、限定ではなく、セルラー電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA),ラップトップコンピュータ、2方向ページャー、携行可能なゲームデバイス、携行可能な音楽デバイス、または任意の型のコンピュータ化されたワイヤレスデバイスを含むことが出来る。開示された面は、従って、ワイヤレスモデム、PCMCIAカード、アクセス端末、パーソナルコンピュータ、電話、または、それらの任意の組み合わせやサブ組み合わせを制限ではなく含む、有線やワイヤレス通信ポータルを含む任意の型のワイヤレスデバイスやコンピュータモジュール上で実行されうる。
【0037】
コンピュータプラットフォーム502は、第1のネットワーク110(図1)および/または第2のネットワーク116(図1)のような、ネットワークを介してデータを送信するように動作可能である。また、ルーチンとアプリケーションを受信して実行し、ワイヤレスデバイス500内で発生されたリ、ネットワークやワイヤレスデバイス500に接続された任意のネットワークデバイスや他のコンピュータデバイスから受信したデータを選択的に表示するように動作可能である。コンピュータプラットフォーム502は、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データおよび実行可能な命令の1つあるいは任意の組み合わせにおいて体現されうる。
【0038】
メモリ504は、読み出し専用および/またはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、フラッシュメモリセル、電子ファイルシステム、およびコンピュータプラットフォームに共通な任意のメモリのような揮発性と不揮発性メモリの、1つあるいは任意の組み合わせを具備することが出来る。さらに、メモリ504は、リムーバブルメモリメカニズムを含む磁気的媒体、光学的媒体、テープ、またはソフトやハードディスクのような、1つあるいはそれより多くの任意の二次または三次記憶デバイスを含むことが出来る。
【0039】
さらに、プロセッサ502は、1つあるいはそれより多くの特定用途集積回路(“ASIC”)、チップセット、プロセッサ、ロジック回路、および他の任意のデータ処理デバイスでありうる。幾つかの面において、プロセッサ502やASICのような他のプロセッサは、ワイヤレスデバイス500のメモリ504中に記憶された在来プログラムとインターフェースするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)層516を実行することが出来る。API516は、典型的に、夫々のワイヤレスデバイス上で実行されている実行時環境である。1つの、そのような実行時環境は、カリフォルニア州サンディアゴのクゥアルコム・インコーポレイテッドによって開発されたワイヤレスに対する二進実行時環境(BREW(登録商標))である。例えば、他の実行時環境が、ワイヤレスコンピューティングデバイス上でアプリケーションの実行を制御すべく動作するように使用されうる。
【0040】
追加的に、プロセッサ502は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データおよび実行可能な命令の1つあるいは任意の組み合わせ中で体現された、様々な処理サブシステム518を含むことが出き、ワイヤレスデバイス500の機能性と、図1のネットワーク116上でのワイヤレスデバイスの動作性を可能化する。例えば、処理サブシステム518は、配布システム108および/または他のネットワーク化されたデバイスと通信を開始し、維持し、データを交換することを許容する。例えば、ワイヤレスデバイス500がセルラー電話として規定された面において、プロセッサ506は、追加的に、音、不揮発性メモリ、ファイルシステム、送信、受信、サーチャー、層1、層2、層3、主制御、遠隔手続き、ハンドセット、電力管理、デジタル信号プロセッサ、メッセージング、コールマネージャー、Bluetooth(登録商標)システム、Bluetooth(登録商標)LPOS、ポジションエンジン、ユーザインターフェース、スリープ、データサービス、安全、確証、USIM/SIM、音声サービス、ボコーダー、メッセージング、グラフ、USB、マルチメディア、等のような、処理サブシステム518の1つあるいは組み合わせを含むことが出来る。開示された面に対して、プロセッサ506の処理サブシステム518は、本出願において記述された機能性を可能化するコンピュータプラットフォーム502上で実行されるアプリケーションと対話する任意のサブシステムコンポーネントを含むことが出来る。例えば、処理サブシステム518は、コンテンツセレクタ520に代わって、API516から、データ読み出しとデータ書き込みを受信する任意のサブシステムコンポーネントを含むことが出来る。
【0041】
さらに通信モジュール514は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データおよび実行可能な命令とそれらの組み合わせ中で体現することが出来、ワイヤレスデバイス500の様々なコンポーネント間、またワイヤレスデバイス104と第1のネットワーク110間および/または第2のネットワーク116間の通信を可能化するように動作出来る。例えば、セルラー電話面において、通信モジュール514は、ワイヤレス通信接続の確立に対する送信と受信チェーンコンポーネントを含む、必要なハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データ実行可能な命令とそれらの組み合わせを含むことが出来る。
【0042】
さらに、例えば、通信モジュール514は、スケジューリングされたダウンロードを含むことが出来る複数のコンテンツ102と、もしあれば、関係した夫々の1つあるいはそれより多くのコンテンツメタデータ112を配布システム108から受信し、それらをコンテンツセレクタ520に転送するか、それらへのアクセスをコンテンツセレクタ520に提供するように動作可能である。同様に、例えば、通信モジュール514は、1つあるいはそれより多くの選択パラメータ122を受信するように動作可能であり、それらをコンテンツセレクタ520に転送するか、それらへのアクセスをコンテンツセレクタ520に提供するように動作可能である。続いて、例えば、通信モジュール514は選択されたコンテンツ126を、他のデバイスコンポーネントに更なる処理のために、夫々転送するように動作可能である。
【0043】
追加的に、ワイヤレスデバイス中に入力を発生する1つあるいはそれより多くの入力デバイス510、およびワイヤレスデバイスのユーザによる消費に対する情報を発生する1つあるいはそれより多くの出力デバイス512が提供される。例えば、入力デバイス510は、キーやキーボード、ナビゲーションメカニズム、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、音声認識モジュールに関係したマイクロフォン、等のようなメカニズムを含むことが出来る。ある面において、入力デバイス510は、ワイヤレスデバイス上で、アプリケーションやモジュールをアクティブ化したり、対話したりするような、ユーザ入力を受領するためのインターフェースを提供する。さらに、例えば、出力デバイス512は、ディスプレイ、オーディオスピーカー、触覚フィードバックメカニズム、等を含むことが出来る。さらに、ユーザインターフェース508は、1つあるいは任意の組み合わせの入力デバイス510および/または出力デバイス512を具備することが出来る。
【0044】
今、図6を参照して例解されるのは、スケジューリングされたダウンロードのブロードキャスティングに対するシステム例600のブロック図である。システム600は、クライアントデバイスがアイドルであるか、または閾値レベルより少ないリソースを使用しているとき、非臨界的データが、クライアントデバイスに配給されることを許容するように構成することが出来る。クライアントデバイスは、背景処理を開始することが出来、主要なアプリケーションの外のデータを受信することが出来る。クライアントがアクティブであるか、またはリソース消費が閾値レベルより高いとき、時間敏感なデータの配給のために使用されうる他のブロードキャストチャネルが使用されうる。従って、システム600は、さらにロバストなクライアント経験を提供することが出来る。
【0045】
さらに詳細に、システム600は、クライアントデバイス604とワイヤレス通信している送信機602を含む。システム600中に複数の送信機および複数のクライアントデバイスを含むことが出来るが、単純化のために、各1つのみが示されていることが理解されるべきである。送信機602は、クライアント604に、利用可能な(となりうる)スケジューリングされた(非時間敏感な)ダウンロードを通告するように構成することが出来る。
【0046】
送信機602は、そのような非時間敏感なダウンロードをスケジューリングするように構成することが出来るスケジューラ606を含むことが出来る。そのようなダウンロードは、低い不活性の期間(例えば、非ピーク時間の間)、定常的な間隔(例えば、3時間毎)、ランダムな間隔(例えば、1:00a.m.、7:00a.m.、4:00p.m.、9:00p.m.)、または単一時間においてのみスケジューリングされた(“例えば、今週の水曜日の6:30p.m.”)に計画することが出来る。スケジュールは、また、クライアントデバイス604が、予め決められた期間の間(例えば、日曜日の5:30p.m.と11:45p.m.の間)に、ダウンロードにアクセスすることを可能化する時間ウィンドーや更新ウィンドーを含むことが出来る。加えて、スケジュールは、日や週のシリーズを通すことが出来、連続的な日/週または非連続的な日/週(例えば、一日おき、3日毎)でありうる。
【0047】
また、含まれているのは、クライアントデバイス604に、スケジューリングされたスケジュールを通告するように構成されうる更新ノーティファイア608である。そのような情報は、例えば、スケジュールを認識する必要のあるクライアントデバイス604が、スケジューリング情報を適切な時間において受信出来ているように、連続して、または異なる間隔で数日に渡って送信されうる。
【0048】
モニタ610は、ダウンロードに対するスケジュールを精査するように構成することが出来、送信機または送信機/受信機ペアーでありうるセンダー612に、トリガーする信号を、適切な時間において送信する。モニタ610は、ダウンロードに対するスケジューリングされた時間を、現時点の時間と比較することが出来る。現時点の時間は、送信機602によって参照された時間(例えば、送信機602の現時点の時間)、またはクライアントデバイス604によって参照された時間(例えば、クライアントデバイス604に関係付けられた現時点の時間)でありうる。例えば、東部時間ゾーンに居るクライアントは、更新を、太平洋時間ゾーンに居るクライアントよりも、およそ3時間早く受信することが出来る。
【0049】
幾つかの面に従って、例えば、東部時間ゾーンに居るクライアントは、ブロードキャストが土曜日の3:00a.m.に始まると表示するスケジュールを受信し、太平洋時間ゾーンに居るクライアントは、ブロードキャストが土曜日の12:00a.m.に始まると表示するスケジュールを受信するように、様々な時間ゾーンがシンクロナイズされる。このシナリオにおいて、クライアントデバイスは、クライアントの移動をモニタすることが出来る機能性を含みうる。例えば、クライアントデバイスは、東部時間ゾーン内で動作しており、飛行機に搭乗するとき、電源を“オフ”にする。その後、飛行機が着陸した後、電源を“オン”にし、今度は、太平洋時間ゾーン内で動作している。クライアントデバイス604は、変更を(関係する領域や位置をモニタすることによって)解釈し、適切な時間においてブロードキャストに同調するように、自動的にデバイスタイミングを調整する機能性を含みうる。
【0050】
センダー612は、スケジューリングされたダウンロードを指定されたチャネルまたはデータストリーム上で、さらにブロードキャストするように構成されうる。この専用されたチャネルは、スケジューリングされたダウンロード時間の間に、ダウンロードに対して使用されるようにすることが出来る。ダウンロードが予定されていない他の時間の間に、専用されたチャネルは、他のブロードキャストデータを送信するために使用されるようにすることが出来る。
【0051】
システム600は、送信機602に動作的に結合されたメモリ614を含むことが出来る。メモリ614は、データに関係し、スケジューリングされたダウンロード、スケジューリングされたダウンロード時間、およびプロセッサによって発生された他の情報として送信されるべき情報を記憶することが出来る。幾つかの面に従って、メモリ614は、スケジューリングされたダウンロード、および、通信ネットワーク中でダウンロードのスケジューリングと送信に関係した他の適合する情報を受信したデバイスに関係した情報を記憶することが出来る。プロセッサ616は、受信デバイスへのダウンロードのスケジューリングと送信に関係した命令を実行するために、送信機602(および/またはメモリ614)に動作的に結合することが出来る。
【0052】
幾つかの面に従って、プロセッサ616は、通信ネットワークにおいて、ダウンロードデータをブロードキャストするベストな時間や時間群を決定することに関係した命令を実行することが出来る。プロセッサ616は、ダウンロード時間や更新ウィンドーを推奨すること、来るべき更新がいつと予測されるかを受信デバイスに通告すること、予定時間において更新を送信すること、等々に対する命令を実行することが出来る。プロセッサ616は、幾つかの面に従って、スケジューリングされた送信の間にエラーがあった場合、交信を再送信する命令を実行することが出来る。
【0053】
プロセッサ616は、非時間敏感なデータのスケジューリングおよび/またはブロードキャスティング専用プロセッサでありうる。プロセッサ616は、また、専用要求に基づいてクライアントへの再送信を制御するプロセッサ、および/または、送信機602によって受信された情報を分析および発生し、システム600の1つあるいはそれより多くのコンポーネントを制御するプロセッサでもありうる。
【0054】
メモリ614は、送信機602とクライアントデバイス604、等間の通信を制御するアクションを取ることによって、更新に対してスケジューリングされた時間において関係付けられたプロトコルを記憶することが出来、そのようにして、システム600は、本出願で記述されたように、ワイヤレスネットワークにおいて、スケジューリングされたダウンロードのブロードキャスティングを達成するために、記憶されたプロトコルおよび/またはアルゴリズムを採用することが出来る。本出願で記述されたデータ記憶(例えば、メモリ)コンポーネントは、揮発性メモリか不揮発性メモリの何れかでありうる、または揮発性および不揮発性メモリの両方を含みうることが認識されるべきである。制限ではなく、例として、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含むことが出来る。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして働くランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことが出来る。制限ではなく、例として、揮発性メモリは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびディレクトRambusRAM(DRRAM(登録商標))のような、多数の形で利用可能である。開示された実施形態のメモリ414は、制限されることなく、これらおよび他の適合する型のメモリを具備することを意図している。
【0055】
図7は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信するシステム例700を例解する。システム700は、デバイスがアイドルであるか低量のリソースを使用しているときに、ユーザデバイスに、非臨界的なデータが配給されることを許容するように構成することが出来る。背景処理は、主要なアプリケーションの外でデータを受信するように、デバイスによって開始することが出来る。従って、他のブロードキャストチャネルは、デバイスがアクティブであるときに使用することが出来、時間敏感なデータを配給するためにより良く目的に合う。
【0056】
システム700は、上記図のシステム600に類似しており、クライアントデバイス704とワイヤレス通信している送信機702を含む。送信機702は、様々な非臨界的なダウンロードをスケジューリングしうる。更新ベリファイア706は、ブロードキャストされるであろうスケジューリングされたデータが、クライアントデバイス704に対して適切であるか、および/またはデータは既に受領されているかを確証するように構成することが出来る。例えば、非臨界的なデータは、数日に渡って、異なる間隔でブロードキャストされうる。クライアントデバイス704が、ビジーでないときは、1度ならずあるであろう。データが早期のブロードキャストの間に受信された場合、更新ベリファイア706は、選択的にブロードキャストを無視することが出来る。しかし、もし、データが早期のブロードキャストの間に受信されていなかったり、完全ではなかったり、データの受信に問題があったりした場合は、更新ベリファイア706は、ブロードキャストデータを許容することが出来る。
【0057】
幾つかの面に従って、更新ベリファイア706は、データが、それを通して送信された特有のチャネルに基づいて、スケジューリングされたダウンロードを選択的に許容するように構成することが出来る。チャネルは、予め決められていることが出来、チャネルに関係した情報は、スケジューリングされたダウンロードの通告が受信されるのと実質的に同一の時間において送信することが出来る。代替的に、チャネルは、予め決められておらず、データに関係して受信された情報は、クライアントデバイス704、および/または更新ベリファイア708に、チャネルがスケジューリングされたダウンロードを含んでいることを通告しうる。時間敏感なデータに対する接続は、ユーザがクライアント704上でアクティブにアプリケーションを使用している間、または他の任意の時間において行うことが出来る。
【0058】
スケジューリングされたブロードキャストが、クライアント704に対して適切である場合、スケジュールハンドラ708は、スケジューリングされた時間や、様々な非臨界的な更新がブロードキャストされることが予期される更新ウィンドーをモニタする(例えば、クライアント704は、スケジューリングされた時間の間以外は、更新を傾聴する必要は無い)ように構成することが出来る。スケジュールハンドラ708は、クライアント704に関係付けられた現時点の時間をモニタするように構成することが出来る。幾つかの面に従って、スケジュールハンドラ708は、クライアント704の時間ゾーンの変更(例えば、太平洋時間ゾーンから、東部時間ゾーンへの変更)をモニタすることが出来る。
【0059】
スケジュールハンドラ708は、さらに、スケジューリングされた時間を現時点の時間と比較することが出来、符合があった場合は、更新アクセプタ710は、ダウンロードを選択的に許容するように通告されうる。更新アクセプタ710は、データを受信する背景処理を開始し、クライアントデバイス704がアイドルまたは低電力消費期間の間であるとき、非臨界的なデータを管理するように構成されうる背景機能性712を含むことが出来る。クライアントデバイス704がビジーである場合、背景機能性712は、非臨界的なデータの現時点のブロードキャストを選択的に無視し、異なる時間において、更新を許容または要求することが出来る。
【0060】
システム700は、クライアント704に動作的に結合されたメモリ714を含むことが出来る。メモリ714は、更新がブロードキャストされるであろうスケジューリングされた時間の通告に関係した情報を記憶することが出来る。スケジューリングされたブロードキャストは、非時間敏感なデータを含むことが出来る。幾つかの面に従って、メモリ714は、履歴的なダウンロードに関係した情報(例えば、特有のアプリケーションに対して、如何に頻繁に更新が受信されているか、最後に更新を受信した時間)、および、通信ネットワークにおいてスケジューリングされたダウンロードデータを受信することに関係した他の適合する情報を記憶することが出来る。プロセッサ716は、スケジューリングされた来るべきダウンロードを受信することに関係した命令を実行するために、クライアント702(および/またはメモリ714)に動作的に結合されうる。
【0061】
幾つかの面に従って、プロセッサ716は、スケジューリングされたダウンロードに関係した情報の分析に関係している命令を実行することが出来る。プロセッサ716は、選択的に、更新を許容するベストな時間を決定する、更新の受信に対する背景機能性を自動的に開始する、等々の命令を実行することが出来る。幾つかの面に従って、プロセッサ716は、スケジューリングされた更新が受信されなかった場合、代替的な通信リンクを通して専用更新を自動的に要求する命令を実行することが出来る。プロセッサ716は、クライアントデバイス704によって受信された情報(例えば、ダウンロード情報、ユーザデバイスの位置、ユーザデバイスに通信されるダウンロード、等々)を分析および/または発生するような専用プロセッサでありうる。プロセッサ716は、また、システム700の1つあるいはそれより多くのコンポーネントを制御するプロセッサ、および/またはクライアントデバイス704によって受信された情報の分析と発生の両方を行い、システム700の1つあるいはそれより多くのコンポーネントを制御するような専用プロセッサでもありうる。
【0062】
図8は、スケジューリングされたブロードキャストが利用可能でないとき、専用更新を選択的に送信および受信するシステム800を例解する。様々な条件とファクターに起因して、ユーザデバイスが、スケジューリングされたブロードキャストを受信出来ない状況がありうるであろう。例えば、クライアントデバイスが、ブロードキャスト信号の圏外(例えば、国外、デバイスのバッテリーが適切な充電がない)でありうる。これらの状況においては、専用更新は、要求に基づいて送信されうる。
【0063】
さらに詳細に、システム800は、1つあるいはそれより多くの受信機804(ただ1つのみ描写されている)とワイヤレス通信しているセンダー802を含む。センダー802は、既に、スケジューリングされた更新をブロードキャストしており、高いパーセントの受信機804によって、これが受信されているであろう。しかし、様々な理由で、多数の受信機804は、スケジューリングされたデータをダウンロードする機会が無かったかもしれない。
【0064】
受信機804は、様々なファクターに起因して、スケジューリングされたダウンロードをし損なったかを決定するように構成することが出来る最適化コンポーネント806を含みうる。最適化コンポーネント806は、保持された情報にアクセスし、スケジューリングされた時間が満了したかを決定することによって(例えば、図7のスケジューリングされたハンドラ708から情報を要求することによって)、決定することが出来る。幾つかの面に従って、受信機804は、スケジューリングされた更新があったということに気づかないかもしれない。この状況において、最適化コンポーネント806は、し損なっていたかもしれないダウンロードに関係した情報を選択的に要求するように構成することが出来る。例えば、周期的に更新される共通の型のデータがあるであろう。最適化コンポーネント806は、更新を使用するアプリケーション内に保持された情報に基づいて、履歴的なデータ(例えば、ある特有のアプリケーションに対して、一般的に更新は2ヶ月毎に受信される、今、2ヶ月ウィンドーを超えている)に基づいて、または、他のクライテリア(例えば、ある特有のアプリケーションにおける情報が失効している、満了日が含まれる、等々)に基づいて、そのような必要な更新を決定することが出来る。
【0065】
最適化コンポーネント806が、スケジューリングされたダウンロードが潜在的にし損なっていたと決定する場合、最適化コンポーネントは、センダー802に、更新に付いて尋ねながら、要求を送信することが出来る。スケジューリングされたダウンロードがあったかが不明確な場合、要求は、更新があったかを含みうる。要求は、また受信された最後の更新に関する情報(例えば、データの時間スタンプや他の識別する情報)を含みうる。し損なった更新があった場合、専用更新808は、要求に応答して、受信機804にユニキャストされうる。そのような態様で、システム800は、スケジューリングされたダウンロードをし損なった受信機804が、スケジュールの満了後にダウンロードを受信するように出来る。
【0066】
図9は、1つあるいはそれより多くの開示された面を自動化する人工知能を使用するシステム例900を例解する。システム900は、デバイスの低アクティビティーの間に、背景機能性プロセスを通して、スケジューリングされたダウンロードの自動的な許容を促進することが出来る。デバイスの極小使用の間に非臨界的なダウンロードを受容することは、アクティブなアプリケーションと、もしあっても、小さな干渉を有する更新を許容することによって、よりロバストなユーザ経験を提供することが出来る。
【0067】
さらに詳細に、システム900は、非臨界的なダウンロードをスケジューリングし、ダウンロードの利用可能性に付いて1つあるいはそれより多くの受信機904に通告するように構成することが出来るセンダー902を含む。受信機904は、例解されるように、AIコンポーネント906によって促進されうる人工知能(AI)方法を採用することが出来る。(選択的にスケジューリングされたダウンロードを受信することに関係した)様々な実施形態は、それらの様々な面の遂行に対して、様々なAIベースのスキーム(例えば、機械学習と推論、規則ベースの技法)を採用することが出来る。例えば、スケジューリングされたダウンロードがデバイスにとって適切であるかを決定する、利用可能な時間の間にダウンロードを受容するベストな時間を決定する、等々に対するプロセスは、自動クラシファイアシステムとプロセスを通して促進されうる。例えば、ユーザまたはデバイス状態に基づいて、AIコンポーネント906は、スケジューリングされたダウンロードを受信するために、今が最適な時間であるということを推論しうる。
【0068】
クラシファイアは、入力属性ベクトル、x=(x1、x2、x3、x4、xn)を、その入力がクラスに属するコンフィデンスにマップする機能である。即ち、f(x)=コンフィデンス(クラス)。そのような分類は、ユーザが所望するアクションが、自動的に実行される予知や推理をするために、(ユーティリティーとコストを分析に要因付けした)確率的および/または統計的ベースの分析を採用することが出来る。スケジューリングされたダウンロードを許容するケースでは、例えば、属性は、ダウンロードに含まれた情報(例えば、重要度、ユーザへの関係性)でありえる。また、クラスは、カテゴリーまたは興味の領域(例えば、ユーザ選好やデータの使用、データの関連性、等々)である。
【0069】
サポートベクトルマシーン(SVM)は、採用することが出来るクラシファイアの1例である。SVMは、可能な入力のスペース中のハイパーサーフェスを見出すことによって動作する。このハイパーサーフェスは、トリガークライテリアを、非トリガーイベントから分離することを試みる。直感的に、これは、トレーニングデータに近いが、同一ではないテスティングデータに付いての分類を正しくする。他の統制された、および統制されていないモデル分類アプローチは、例えば、ナイーブベイズ、ベイジアンネットワーク、決定木、ニューラルネットワーク、ファジーロジックモデルを含み、異なる独立性の型を提供する確率的分類モデルが採用されうる。本出願において使用される分類は、また、優先度モデルの開発のために使用される統計的回帰を含む。
【0070】
対象明細書から容易に認識されるように、1つあるいはそれより多くの実施形態は、(例えば、一般的なトレーニングデータを通して)明示的に教育された、また、(例えば、ユーザの挙動を観察すること、外部の情報を受信することによって)非明示的に教育されたクラシファイアを採用することが出来る。例えば、SVMは、クラシファイアコンストラクタおよび特徴選択モジュール内の学習やトレーニングフェーズを通して構成される。従って、クラシファイアは、限定ではなく、所定の時間において1つよりも多くのダウンロードが利用可能な場合、予め決められたクライテリアに従って、ダウンロードを受信する順序を決定すること、スケジューリングされたダウンロードを仕損じたので要求すべきか、等を含む多数の機能を自動的に学習し、実行するように使用されうる。クライテリアは、限定ではなく、各ダウンロードに含まれたデータの型、各ダウンロードに含まれたコンテンツ、デバイス情報、ユーザ選好、等々を含むことが出来る。
【0071】
上で示され、記述された例示的なシステムを考慮して、開示された主題に従って実現されうる方法論が、図10および11のフローチャートを参照して、より良く認識されるであろう。説明の簡単化の目的のために、方法論はブロックのシリーズとして示され、記述されるが、請求された主題は、本出願において描写され、記述されたことから、ブロックの数や順序よって限定されないことが理解され、認識されるであろう。というのは、幾つかのブロックは異なる順序で、および/または、他のブロックと同時に起こりうるので。さらに、以後記述される方法論を実現するために、全部の例解されたブロックは要請されないであろう。ブロックに関係付けられた機能性は、ソフトウェア、ハードウェア、それらの組み合わせ、または他の適切な手段(例えば、デバイス、システム、プロセス、コンポーネント)によって実現されうることが認識されるであろう。加えて、さらに、様々なデバイスへ、そのような方法論を搬送することおよび転送することを促進するために、以後本明細書の全体を通して開示される方法論は、生産品上に記憶されうることが認識されるべきである。本技術における熟練者は、方法論が、代替的に、状態図中のような相関した状態やイベントのシリーズによって示すことが出来ることを理解し、認識するであろう。
【0072】
図10は、スケジューリングされたダウンロードを送信する方法1000を例解する。例えば、更新のような、クライアントデバイスに配給されるべき情報があるとき、幾つかの情報は臨界的または時間敏感であり、一方他の情報は、非臨界的または非時間敏感である。ブロードキャストネットワークは、一般的に、いかなる個別のクライアントの現時点の状態を決定することは出来ない。従って、任意の時間において、ユーザは、アクティブに、1つあるいはそれより多くのクライアントアプリケーションと対話しているか、ユーザは、クライアントデバイスを使用していない(非アクティブ状態)かでありうる。それゆえ、伝統的には、全クライアントデバイスが、同一のデータとデータベースを有することを確実にするための方法は、更新情報の全てを、それが非時間敏感であろうがなかろうが、繰り返し送信することである。更新情報の継続的通信は非効率的である。従って、方法1000は、クライアントデバイスが、アイドルまたは低アクティビティー期間の間に、更新を許容するように、クライアントデバイス上でのダウンロードディングに対する非時間敏感なデータのスケジューリングを促進することが出来、一方、(時間敏感および非時間敏感の)両方の型を含む送信の場合、時間敏感なデータが、早期に到着することが許容されている。
【0073】
方法1000は、1002で、1つあるいはそれより多くのクライアント(例えばユーザデバイス)が来るべき非臨界的な更新を通告されるときに開始する。通告は、更新がブロードキャストされるスケジュールや時間(例えば、金曜日の9:00p.m.)を含むことが出来る。スケジュールは、土曜日の10:00p.m.と日曜日の3:00a.m.の間、のような更新ウィンドーでもありうる。幾つかの面に従って、通告の中にスケジュールの代替案が含まれうる。これらの代替案は、情報が再送信されるであろう異なる時間や間隔を示すことが出来る。例えば、非臨界的な更新は、1週間に3度ブロードキャストされるようにスケジューリングすることが出来る。これは、クライアントデバイスが、更新をダウンロードするそれらの時間の少なくとも1つを選択的に選ぶことを許容する。従って、クライアントがビジーで、ダウンロードを許容することが出来ない、または圏外である(例えば、異なる国に居る、良好な受信でない領域に居る)、または他の何らかの理由でブロードキャストの1つを聞き落とす場合、後の時間でブロードキャストを受信する機会がある。
【0074】
1004において、更新はスケジューリングされた時間または時間群において送信される。上で議論されたように、更新情報は、受信デバイスが、クライアントデバイスにとって最適な時間(例えば、非アクティブな間)において、更新を受信し、許容する機会を有するように、異なる時間においてブロードキャストされうる。しかし、クライアントデバイスが、スケジューリングされた時間の間に、更新を受信しないときのような状況もありうる。もし、クライアントデバイスが、全てのスケジューリングされた時間を聞き落とした場合、更新の再送信を要求するクライアントデバイスからの要求が受信されうる。この再送信は、ブロードキャストスケジューリングを超えているので、ブロードキャストではなくユニキャスト接続を通して送信されうる。
【0075】
幾つかの面に従って、非臨界的な更新が、ブロードキャストされる1つあるいはそれより多くの他のチャネルから分離されたチャネルを通してブロードキャストされうる。従って、スケジューリングされた更新が送信されるとき、クライアントデバイスは、チャネルに基づいて、更新を識別することが出来る(例えば、チャネル情報は、更新通告と実質的に同一の時間において送信することが出来る)。更新が送信されることがスケジューリングされていない期間の間、他の情報をチャネル上で送信することが出来、利用可能なリソースの使用が許容される。従って、更新に対して使用されるチャネルは、更新に対して留保された、専用チャネルでありうるが、これは必ずしも必須ではない(チャネルは、更新に専用されている必要は無い)。
【0076】
図11は、スケジューリングされたダウンロードを受信する方法1100を例解する。スケジューリングされたダウンロードは、時間敏感な更新または非時間敏感な更新でありうる更新を含みうる。時間敏感な更新は送信され、リアルタイム態様でクライアントデバイスで受信され(例えば、クライアントデバイス上に、受信と実質的に同一の時間でダウンロードロードされ)うる。非時間敏感な更新は、ユーザ経験の許容可能な深さと配給を提供出来る背景処理を始めさせることによって、受信されうる。
【0077】
方法1100は、スケジューリングされた更新の通告が受信されたとき、1102で開始する。この更新は、低アクティビティーの期間の間に、クライアントデバイス上で更新されうる非臨界的な更新に対して受信することが出来る。通告は、更新がブロードキャストされうる、ある1つの特有の時間またはウィンドーを含むことが出来る、または、更新がブロードキャストされうる、複数の特有の時間またはウィンドーを含むことが出来る。ウィンドーは十分に長いか、クライアントデバイスが選択的に更新を受信する機会が許容されるように、十分に長い時間の量に対して、複数のブロードキャストがブロードキャストされるべきである。
【0078】
1104において、更新を受信するために、クライアントデバイスはスケジューリングされた時間において同調する。更新に同調することは、背景処理を、ユーザ対話無しで、自動的に開始することを含みうる。デジタルブロードキャスト接続は開始され、データはデジタルブロードキャストネットワークを通して受信されうる。
【0079】
従って、方法1100は、クライアントデバイスが低アクティビティー期間にあるときに、非臨界的なデータがクライアントデバイスに配給されることを許容する。背景処理を開始し、主要なアプリケーションの外でデータを受信することによって、クライアントデバイスが高アクティビティーの期間にあるときに使用される他のブロードキャストチャネルは、時間敏感なデータを配給するために、より良く目的化され、ロバストなクライアント経験を提供しうる。
【0080】
もし、スケジューリングされたダウンロードが受信されず、スケジューリングされたダウンロード期間が満了している場合、ダウンロードが利用可能となったことを尋ねながら要求が自動的に送信されうる。もし、適切であれば、ダウンロードは、クライアントデバイスが、更新された情報を受信し、適用することを許容するように、ユニキャスト接続を通して要求デバイスに送信することが出来る。
【0081】
図12を参照しながら例解されるのは、スケジューリングされたダウンロードを選択的に送信するシステム1200の例である。例えば、システム1200は、基地局内の少なくとも一部に存在しうる。システム1200は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現された機能を示す機能ブロックであるところの機能ブロックを含んでいると表示されることが認識されるであろう。
【0082】
システム1200は、分離してまたは共同して動作しうる電気的コンポーネントのロジカルグルーピング1202を含む。例えば、ロジカルグルーピング1202は、来るべき更新を、多数のクライアントに通告する電気的コンポーネント1204を含みうる。例解に従って、来るべき更新は、非時間敏感なデータを含みうる。さらに、ロジカルグルーピング1202は、スケジューリングされた時間において更新を送信する電気的コンポーネント1206を具備することが出来る。
【0083】
幾つかの面に従って、ロジカルグルーピング1202は、更新を、時間敏感な更新または非時間敏感な更新に分類する電気的コンポーネント含むことが出来る。また含まれるのは、更新をリアルタイムデータとしてブロードキャストする電気的コンポーネント、および非時間敏感な更新を、来るべき更新として送信する電気的コンポーネントでありうる。時間敏感な更新を、ブロードキャストと実質的に同一な時間において送信する電気的コンポーネントが含まれうる。
【0084】
追加的に、または代替的に、ロジカルグルーピング1202は、多数のデバイスに更新を受信する機会を許容するために、多数の異なる時間で、来るべき更新をスケジューリングする電気的コンポーネントを含むことが出来る。ロジカルグルーピング1202は、また、少なくとも1つのクライアントデバイスに関係付けられた時間を決定する電気的コンポーネント、および、クライアントデバイスに関係付けられたスケジューリングされた時間に基づいて、更新を送信する電気的コンポーネントを含むことが出来る。
【0085】
幾つかの面に従って、ロジカルグルーピング1202は、スケジューリングされた時間と異なる時間において更新を送信する要求を受信する電気的コンポーネント、および、要求に応答して、ユニキャスト専用更新を送信する電気的コンポーネントを含むことが出来る。
【0086】
追加的に、システム1200は、電気的コンポーネント1204および1206、または他のコンポーネントに関係付けられた機能の実行に対する命令を保持するメモリ1208を含むことが出来る。1つあるいはそれより多くの電気的コンポーネント1204および1206は、メモリ1208の外部であると示されているが、メモリ1208内に存在しうる。
【0087】
図13を参照しながら、例解されるのは、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信するシステム1300の例である。例えば、システム1300は、移動デバイス内の少なくとも一部に存在しうる。システム1300は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現された機能を示す機能ブロックであるところの機能ブロックを含んでいると表示されることが認識されるであろう。
【0088】
システム1300は、分離してまたは共同して動作しうる電気的コンポーネントのロジカルグルーピング1302を含む。例えば、ロジカルグルーピング1302は、スケジューリングされた更新の通告を受信する電気的コンポーネント1304を含みうる。例解に従って、スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを含みうる。さらに、ロジカルグルーピング1302は、更新を受信するために、スケジューリングされた時間において同調する電気的コンポーネント1306を具備することが出来る。更新は、ブロードキャスト接続中で受信することが出来る。
【0089】
幾つかの面に従って、ロジカルグルーピング1302は、自動的に背景機能性を開始する電気的コンポーネント、および、主要なアプリケーションの外でスケジューリングされた更新をダウンロードする電気的コンポーネントを含むことが出来る。追加的に、または代替的に、ロジカルグルーピング1302は、スケジューリングされた更新に対する代替的な時間を受信する電気的コンポーネント、および、更新を受信するために、同調する代替的な時間の少なくとも1つを選択する電気的コンポーネントを含むことが出来る。さらに、ロジカルグルーピング1302は、低アクティビティーの期間を決定する電気的コンポーネント、および、低アクティビティーの期間の間に起こる代替的な時間群の少なくとも1つを選択する電気的コンポーネントを含むことが出来る。
【0090】
追加的に、システム1300は、電気的コンポーネント1304および1306、または他のコンポーネントに関係付けられた機能の実行に対する命令を保持するメモリ1308を含むことが出来る。1つあるいはそれより多くの電気的コンポーネント1304および1306は、メモリ1308の外部であると示されているが、メモリ1308内に存在しうる。
【0091】
本出願において記述された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、または任意のそれらの組み合わせによって実現されうるということが理解されるであろう。システムおよび/または方法が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアやマイクロコード、プログラムコードやコードセグメント中で実現されるとき、それらは、記憶コンポーネントのような機械読み出し可能な媒体中に記憶されうる。コードセグメントは、プロシージャ、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、または命令の組み合わせ、データ構造、またはプログラムステートメントを示しうる。コードセグメントは、情報、データ、独立変数、パラメータ、またはメモリコンテンツを渡すおよび/または受信することによって、別のコードセグメントやハードウェア回路に結合することが出来る。情報、独立変数、パラメータ、データ、独立変数、等は、メモリ共有、メッセージ渡し、トークン渡し、ネットワーク送信、等を含む任意の適切な手段を使用して渡され、転送され、または送信されうる。
【0092】
ソフトウェア実施に対して、本出願に記述された技法は、本出願に記述された機能を実行するモジュール(例えば、プロシージャ、機能、等々)で実現されうる。ソフトウェアコードは、メモリユニット中に記憶され、プロセッサによって実行されうる。メモリユニットは、プロセッサ内、またはプロセッサ外で実現することが出来、そのケースでは、本技術において知られた様々な手段を通して、プロセッサに通信的に結合されうる。
【0093】
さらに、本出願に記述された様々な面や特徴は、方法、装置、または標準的プログラミングおよび/または工業的技法を使用して生産された品として実現されうる。本出願において使用されている用語“生産品”は、コンピュータ読み出し可能なデバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを含むことが意図される。例えば、コンピュータ読み出し可能な媒体は、制限ではなく、磁気的記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ、等)、光学的ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD)、等)、スマートカード、およびフラッシュメモリデバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キーデバイス、等)を含むことが出来る。加えて、本発明において記述されている様々な記憶媒体は、1つあるいはそれより多くのデバイス、および/または情報を記憶する他の機械読み出し可能な媒体を示すことが出来る。用語“機械読み出し可能な媒体”は、制限されることなく、ワイヤレスチャネルならびに命令および/またはデータを、記憶、包含、および/または搬送することが可能な様々な他の媒体を含むことが出来る。
【0094】
上で記述されてきたことは、1つあるいはそれより多くの実施形態の例を含む。勿論、前述の実施形態を記述する目的のためにコンポーネンツや方法論の全ての考えうる組み合わせを記述することは出来ない。しかし、本技術の当業者は、様々な実施形態の多数の更なる組み合わせや順列が可能であることを認識するであろう。従って、記述された実施形態は、付属された請求項の範囲内に入る、全てのそういった変更、変形およびバリエーションを含むことを意図している。詳細な記述か、請求項の何れかで用語“含む” が使用される範囲において、その用語は、請求項において、“具備する”が過渡的なものとして採用されるときに解釈されるように、用語“具備する”と同様な態様で含まれると意図される。さらに、詳細な記述か、請求項の何れかで使用される用語“または”は、“非排他的なまたは”を意味しうる。
【発明の分野】
【0001】
以下の記述は、一般的にコンテンツ配布システムに関し、さらに特定的に、デジタルブロードキャストネットワークを通したコンテンツ配給とコンテンツ受信に関する。
【背景】
【0002】
デジタルブロードキャストネットワークは、ユーザデバイス上に位置するクライアント側のソフトウェアに一方通行で配給する方法である。データキャストサービスは、デジタルブロードキャストネットワークを通して、クライアント側のソフトウェアによって使用されるデータを提供する。データは、データキャストサービスに関係付けられたクライアントソフトウェアを通して、ユーザ経験を提供するために使用される。データの配給方法は、ビデオおよび音声信号のような伝統的リニアサービスによって使用される方法と類似である。その後、全ての情報は、ユーザ経験の応答性に著しく影響する“最初から最後までの”ストリームで提供される。加えて、デジタルブロードキャストネットワーク内で見出される帯域制限は、多数のデータキャストサービスによって提供されるユーザ経験の深さと複雑さに著しく影響を与える。
【概要】
【0003】
以下は、開示された実施形態の幾つかの面の基本的な理解を提供するための単純化した概要を示す。この概要は、広範囲な概観ではなく、キーまたは臨界的エレメントを特定したり、そのような実施形態の範囲を叙述することを意図していない。その目的は、記述された実施形態の幾つかの概念を、後で示されるさらに詳細な記述の前置きとして、単純化された形で示すことである。
【0004】
1つあるいはそれより多くの実施形態と、その対応する開示に従って、非臨界的(例えば、非時間敏感な)データに対するスケジューリング更新との関係で、様々な面が記述される。データ(例えば、更新)は、時間敏感性に従って分離され、デバイスが、全てのデータに対するブロードキャストチャネルに傾聴しているというよりも、アイドルであるとき、ユーザデバイスに配給される。この配給処理は、クライアントに提供される所定の情報に基づいてスケジューリングすることが出来る。インテリジェントクライアントソフトウェアは、背景処理を自動的に開始する機能性を含み、デジタルブロードキャストネットワークを通して、ブロードキャスト接続を開始し、データ(例えば、更新)を受信することが出来る。ユーザがアクティブにアプリケーションを使用している間に行われるデータ配給は、ただ時間敏感なデータのみを含む。
【0005】
ある面は、スケジューリングされたダウンロードを送信する方法に関係する。方法は、複数のクライアントデバイスに、来るべき更新を通告することと、スケジューリングされた時間において更新を送信することとを含む。来るべき更新は、非時間敏感なデータを具備することが出来る。時間敏感な更新は、実質的に同一の、それが利用可能な時間において送信することが出来る。
【0006】
別の面に従うのは、コンテンツを送信するデバイスである。デバイスは、メモリとプロセッサを有するコンピュータプラットフォームを含むことが出来、ここで、メモリはプロセッサによってなされる決定に関係する情報を記憶する。また、デバイスに含まれるのは、少なくとも1つの非時間敏感な更新をスケジューリングするスケジューラ、および、複数のクライアントデバイスに、提案されたスケジュールを知らせる更新ノーティファイアでありうる。デバイスには、また、モニタを含むことも出来る。モニタは、提案されたスケジュールを精査し、センダーが、少なくとも1つの非時間敏感な更新を、適切な時間において送信することをトリガーすることが出来る。
【0007】
別の面に従うのは、スケジューリングされたダウンロードを選択的に送信する装置である。装置は、複数の受信デバイスに、来るべき更新を通告する手段と、来るべき更新を、スケジューリングされた時間において送信する手段とを含む。来るべき更新は、非時間敏感なデータを具備することが出来る。また、含まれうるのは、時間敏感な更新を、実質的に同一の、それが利用可能な時間において送信する手段でありうる。
【0008】
さらに別の面は、少なくとも1つの非時間敏感な更新をスケジューリングさせ、複数のクライアントデバイスに、提案されたスケジュールを通知させる、機械実行可能な命令が記憶された機械読み出し可能な媒体に関係する。機械実行可能な命令は、また、提案されたスケジュールを精査することと、少なくとも1つの非時間敏感な更新を、適切な時間において送信することとを含むことが出来る。
【0009】
ワイヤレス通信システムにおいて、別の面はプロセッサを具備する装置に関係する。プロセッサは、複数のクライアントに、来るべき更新を通告し、更新を、適切な時間において送信するように構成することが出来る。
【0010】
関係した面におけるのは、スケジューリングされたダウンロードを受信する方法である。方法は、スケジューリングされた更新の通告を受信することと、更新を受信するために、スケジューリングされた時間において同調することとを含む。スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを具備することが出来る。更新は、ブロードキャスト接続で受信することが出来る。
【0011】
別の面は、メモリとプロセッサを有するコンピュータプラットフォームを具備するワイヤレス通信装置に関係し、ここで、メモリは、プロセッサによってなされる決定に関係する情報を記憶する。また、装置に含まれるのは、スケジューリングされた更新が、ワイヤレス通信装置に対して適切であるかを決定する更新ベリファイアと、現時点の時間をモニタし、更新に対するスケジューリングされた時間を現時点の時間と比較するスケジュールハンドラとでありうる。装置は、さらに、スケジューリングされた更新を受信するための背景処理を開始する更新アクセプタを含むことが出来る。
【0012】
さらに別の面は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信する装置に関係する。装置は、スケジューリングされた更新の通告を受信することと、更新を受信するために、スケジューリングされた時間において同調する手段を含む。スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを具備することが出来る。
【0013】
更なる面は、スケジューリングされた更新が適切であるかを決定させる機械実行可能な命令が記憶された機械読み出し可能な媒体に関係する。機械実行可能な命令は、また、現時点の時間をモニタすることと、更新に対するスケジューリングされた時間を現時点の時間と比較し、スケジューリングされた更新を受信する背景処理を開始することとを含む。
【0014】
ワイヤレス通信システムにおいて、別の面がプロセッサを具備する装置に関係する。プロセッサは、スケジューリングされた更新の通告を受信し、更新を受信するために、スケジューリングされた時間において同調するように構成することが出来る。プロセッサは、また、背景の機能性を自動的に開始し、主要なアプリケーション外でスケジューリングされた更新をダウンロードするように構成することが出来る。
【0015】
前述のこと、および目的を達成するために、1つあるいはそれより多くの実施形態は、以後、完全に記述される特徴を具備し、特に、請求項において指摘される。以下の記述および付属する図面は、ある例解的な面を詳細に説明し、実施形態の原則が採用されるであろう様々な方法の幾つかを表示する。他の利点および新規な特徴は、図面と関連して考慮されたとき、以下の詳細な記述から明らかとなろう。そして、開示された実施形態は、そのような全ての面と等価なものを含むことを意図しうる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、スケジューリングされたダウンロードを含むことが出来るコンテンツの選択的な配給と選択的な受容を可能化するシステムを例解する。
【図2】図2は、図1のコンテンツの面の概略図を例解する。
【図3】図3は、図1のコンテンツの面の概略図を例解する。
【図4】図4は、図1の多数のコンテンツの多数のストリームの送信の面の概略図を例解する。
【図5】図5は、開示された面に従うワイヤレスデバイスを例解する。
【図6】図6は、スケジューリングされたダウンロードのブロードキャスティングに対するシステム例のブロック図を例解する。
【図7】図7は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信するシステム例を例解する。
【図8】図8は、スケジューリングされたブロードキャストが利用可能でないとき、専用更新を選択的に送信および受信するシステムを例解する。
【図9】図9は、1つあるいはそれより多くの開示された面を自動化する人工知能を使用するシステム例を例解する。
【図10】図10は、スケジューリングされたダウンロードを送信する方法を例解する。
【図11】図11は、スケジューリングされたダウンロードを受信する方法を例解する
【図12】図12は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に送信するシステム例を例解する。
【図13】図13は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信するシステム例を例解する。
【詳細な説明】
【0017】
様々な実施形態が、図面を参照して、今、記述される。以下の記述において、説明の目的で、1つあるいはそれより多くの面の完全な理解を提供するために、数々の特別な詳細が説明される。しかし、そのような面が、これらの特別な詳細無しで実行されうることは明らかであろう。他の例において、これらの実施形態を記述することを容易化するために、良く知られた構造とデバイスが、ブロック図の形で示される。
【0018】
本出願において使用されるように、用語“コンポーネント”、“モジュール”、“システム”および類似のものは、ハードウェアや、ファームウェアや、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせや、ソフトウェアや、実行されているソフトウェアの何れかのコンピュータ関連エンティティを指すことを意図している。例えば、コンポーネントは、そうであることに限定されないが、プロセッサ上で実行されているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能な、実行のスレッド、プログラムおよび/またはコンピュータでありうる。例解として、コンピューティングデバイス上で実行されているアプリケーション、およびコンピューティングデバイスは、コンポーネントでありうる。1つあるいはそれより多くのコンポーネントは、プロセスおよび/または実行のスレッド内に存在することが出来、コンポーネントは、1つのコンピュータ上に局在化され、および/または2つまたはそれより多くのコンピュータ間に分布されうる。加えて、これらのコンポーネントは、様々な記憶されたデータ構造を有するコンピュータ読み出し可能な媒体から実行することが出来る。コンポーネントは、1つあるいはそれより多くのデータパケット(例えば、ローカルシステムや分散システム中、および/または信号の方法によって他のシステムと、インターネットのようなネットワークを介して、他のコンポーネントと対話している1つのコンポーネント)を有する信号に従うような、ローカルおよび/または遠隔プロセスの方法によって通信することが出来る。
【0019】
さらに、本出願において、ワイヤレス端末と関係して、様々な実施形態が記述される。ワイヤレス端末は、また、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動、移動デバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、クライアント、クライアントデバイス、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ設備(UE)とも呼ばれうる。ワイヤレス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、または、ワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスでありうる。さらに、様々な実施形態が、基地局と関係して本出願において記述される。基地局は、ワイヤレス端末との通信のために使用することが出来、また、アクセスポイント、ノードB、または他の何らかの術語でも呼ばれうる。
【0020】
様々な面や特徴が、多数のデバイス、コンポーネント、モジュール、および類似のものを含みうるシステムの形で示されるであろう。様々なシステムは、追加的なデバイス、コンポーネント、またはモジュールを含む、および/または、図との関係で議論されたデバイス、コンポーネント、またはモジュールの全ては含まないことが理解され、認識されるであろう。これらのアプローチの組み合わせは、また使用しうる。
【0021】
図1を参照しながら例解されるのは、スケジューリングされたダウンロードを含むことが出来るコンテンツ102の、1つあるいはそれより多くのワイヤレスデバイス104上への選択的な配給と選択的な受容を可能化するシステム100である。クライアントに配給されるように要請されたデータ(例えば、更新)を精査することにより、データのある量は、時間敏感な(例えば、臨界的な)、または非時間敏感な(例えば、非臨界的な)、の何れかに分類することが出来る。しかし、ブロードキャストネットワークは、個別のクライアントアプリケーションの現時点の状態を決定することは出来ない。それゆえ、全てのクライアントが、同一のデータとデータベースを有することを確実にするための唯一の方法は、非時間敏感なデータを含んでいる情報を繰り返し送信することである。しかし、データがブロードキャスト(例えば、最初から最後までの)環境で送信され、多数のクライアントが、同一の時間において傾聴する場合、おびただしい量の帯域が必要になる。これは、非常に非効率なシステムを作ることになる。従って、システム100は、コンテンツの選択的な配給と選択的な受容を提供することが出来る。
【0022】
システム100は、第1のネットワーク110を通すような配布システム108に、もう1片のコンテンツ102を提供するように動作可能な、1つあるいはそれより多くのコンテンツプロバイダ106を含むことが出来る。配布システム108は、コンテンツ102の1つあるいはそれより多くのセットを、コンテンツ102の各セットに関係付けられた、1つあるいはそれより多くのコンテンツメタデータ112と共に、1つあるいはそれより多くのワイヤレスデバイス104に配給するように動作可能である。例えば、配布システム108は、送信機114および/または第2のネットワーク116を含むことが出き、ここで、送信機114は、第2のネットワーク116を通して、1つあるいはそれより多くのワイヤレスデバイス104への配給について、コンテンツ102および/またはコンテンツメタデータ112の、1から多への送信118を生成するように動作可能である。
【0023】
1つあるいはそれより多くのコンテンツ102のセットは、スケジューリングされたダウンロードに基づいて、配布することが出来る。例えば、コンテンツ102のセットは、1つあるいはそれより多くのワイヤレスデバイス104に対して意図された更新でありうる。更新は、時間敏感なデータ、または非時間敏感なデータを含むことが出来る。時間敏感なデータに対する接続は、ユーザがワイヤレスデバイス104上のアプリケーションをアクティブに使用している間に行うことが出来る。非時間敏感なデータに対する接続は、デバイスがアイドルである、または閾値レベルよりも少ないリソースを使用しているときに動作することが出来る背景機能性を通して自動的に開始することが出来る。
【0024】
例えば、配布システム108は、ワイヤレスデバイスが同調した、昨日または3週間前でありうる最後の時間を知らないであろう。様々な型の情報(例えば、株情報、会社名、スポーツ情報、選手名、等々)を含むデータベースは、更新されたであろう。更新を繰り返し送信する代わりに、そのような非時間敏感な変更は、ワイヤレスデバイスにとって都合が良いとき、ダウンローディングについてスケジューリングすることが出来る。ワイヤレスデバイスが、アイドルであるか、または低アクティビティーの期間の間、ワイヤレスデバイスは、ユーザの干渉なく、自動的に背景処理をオンにし、ストリームがブロードキャストされることを許容し、大きなデータベースファイルを含みうるブロードキャストデータをダウンロードすることが出来る。ブロードキャストは、ワイヤレスデバイスがデータを受信する適切な時間を許容するために、1度、1日数回、数日にわたって、または他の間隔で送信することが出来る。ワイヤレスデバイスは、受信したデータを、ライブと実質的に同じ時間において使用することが出来、データストリームを変更する。これは、頻繁には変更されないデータを、大きなスケジューリングされたパッケージファイル中に置くことを許容する。
【0025】
送信118にアクセスすると、各ワイヤレスデバイス104は、選択データベース124内の1つあるいはそれより多くの選択パラメータ122に基づいて、ワイヤレスデバイス104にダウンロードするために、送信118中のコンテンツ102を識別するように構成することが出来る、コンテンツセレクタ120を実行するように動作可能となる。選択パラメータ122は、1つあるいはそれより多くのコンテンツフィルタ126(例えば、スケジューリングされたダウンロード、時間敏感な更新、等々)、ユーザ情報128(例えば、選好)を示す1つあるいはそれより多くのデータ、および/またはデバイス情報130(例えば、アクティブ、非アクティブ、アイドル、低リソース消費、等々のようなデバイスの状態)のようなデータを、制限ではなく含むことが出来る。選択パラメータ122は、各夫々のワイヤレスデバイス104および/または各ワイヤレスデバイス104の、各夫々のユーザにとって独特である、および/またはカスタマイズされうる。そのようであるので、ある面において、各ワイヤレスデバイス104は、同一の送信118内で、異なるコンテンツ102のセットをダウンロードすることが出来る。従って、ある面において、1つあるいはそれより多くの選択パラメータ122は、コンテンツセレクタ120が、1つあるいはそれより多くの興味のある選択されたコンテンツ132を、1つあるいはそれより多くの夫々のコンテンツメタデータ112と、1つあるいはそれより多くの選択パラメータ122との間の符合に基づいて、夫々のワイヤレスデバイス104の夫々のユーザにダウンロードすることを許容する。
【0026】
さらに、例えば、選択されたコンテンツ132が、リアルタイムまたはライブのコンテンツを具備する面において、コンテンツセレクタ120は、選択されたコンテンツ132を、出力デバイス136を通して提供するために、媒体モジュール134に送信することが出来る。別の面において、例えば、選択されたコンテンツ132が、非リアルタイムのコンテンツを具備する面において、コンテンツセレクタ120は、選択されたコンテンツ132を、コンテンツ記憶138にキャッシュまたは貯蔵するために送信することが出来る。非リアルタイムのケースにおいて、媒体モジュール134は、蓄積されたコンテンツ132を検索し、出力デバイス136を通して提供させるために、コンテンツ記憶138にアクセスするように動作可能である。
【0027】
媒体モジュール134と組み合わされた出力デバイス136は、ワイヤレスデバイス104のユーザによる消費に対するプログラムまたは提供として、選択されたコンテンツ132を生成するように動作可能である。各プログラムまたは提供は、(コンテンツ1142からコンテンツN144と標識付けされた)選択されたコンテンツの1つあるいはそれより多くの断片132の組み合わせを具備することが出来る。選択されたコンテンツ142、144は、各選択されたコンテンツ142、144に対応している1つあるいはそれより多くのメタデータ112に関係付けることが出来る。
【0028】
関係する面に従って、スケジューリングされたダウンロードでありうるコンテンツ102は、2つあるいはそれより多くのチャネルに分割されうるアプリケーションのような、他のチャネル上で配給することが出来る。スケジューリングされたダウンロードが送信されるチャネルは、ダウンロードスケジュールの通告の送信と実質的に同じ時間で、ワイヤレスデバイス104に搬送することが出来る。幾つかの面に従って、スケジューリングされたダウンロードを含むチャネルは、スケジューリングされたダウンロードとして含まれたコンテンツを識別するメタデータや別のインディケータを含む。従って、ワイヤレスデバイス104は、本出願で論議されたような背景機能性を使用することによって、ダウンロードを選択的に許容することが出来る。
【0029】
幾つかの面に従って、第1のネットワーク110と第2のネットワーク116は、システム100の様々なコンポーネントおよび/またはエンティティ間の、夫々の通信リンクを提供する。幾つかの面において、第1のネットワーク110と第2のネットワーク116は、独立のネットワークを具備し、一方、他の面において、それらは、相互に関係したネットワークを具備することが出来る。一般的に、第1のネットワーク110と第2のネットワーク116の各々は、1つあるいはそれより多くのデータネットワークおよび/または1つあるいはそれより多くの通信ネットワークの、任意の1つまたは任意の組み合わせを具備することが出来る。例えば、幾つかの面において、第1のネットワーク110は、インターネットのような公共通信ネットワークを具備することが出来、第2のネットワーク116は、カリフォルニア州サンディアゴのクゥアルコム・インコーポレイテッドから利用可能なMediaFLO(登録商標)を含んでいるフォワードリンクオンリー(FLO)ネットワークのようなマルチキャストネットワークのような、1から多へのネットワークに基づいたサブスクリプションを具備することが出来る。別の面において、第1のネットワーク110と第2のネットワーク116は、:衛星に対するDVB−S、ケーブルに対するDVB−C、地上テレビに対するDVB−T、ハンドヘルドに対する地上テレビに対するDVB−Hのようなデジタルビデオブロードキャスティング(DVB)ネットワーク;地上電話ネットワーク;衛星電話ネットワーク;遠赤外データ協会(IrDA)ベースのネットワークのような遠赤外ネットワーク;短距離ワイヤレスネットワーク;Bluetooth(登録商標)技術ネットワーク;ZigBee(登録商標)プロトコルネットワーク;超広帯域(UWB)プロトコルネットワーク;家庭無線周波数(HomeRF)ネットワーク;共用ワイヤレスアクセスプロトコル(SWAP)ネットワーク;ワイヤレスイーサネット(登録商標)コンパティビリティアライアンス(WECA)ネットワークのような広帯域ネットワーク;ワイヤレスフィデリティアライアンス(Wi−Fiアライアンス)ネットワークと802.11ネットワーク;公共交換電話ネットワーク;インターネットのような公共異種通信ネットワーク;私的通信ネットワーク;および陸上移動無線ネットワーク、のような、1つまたは他のネットワークの組み合わせを含むことが出来る。
【0030】
さらに、第1のネットワーク110および/または第2のネットワーク116の幾つかの面に含まれうる電話ネットワークの例は、コード分割多元接続(CDMA)、広帯域コード分割多元接続(WCDMA)、ユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)、アドバンスド移動電話サービス(AMPS)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、移動通信に対する全世界システム(GSM(登録商標))、単一キャリア(1X)無線送信技術(RTT)、エボリューションデータオンリー(EV−DO)技術、一般パケット無線サービス(GPRS)、エンハンスドデータGSMエンバイロメント(EDGE)、高速ダウンリンクデータパケットアクセス(HSPDA)、アナログとデジタル衛星システム、および、少なくとも1つのワイヤレス通信ネットワークおよび/またはデータ通信ネットワークで使用されうる他の任意の技術/プロトコルのような、アナログとデジタルの1つ、または任意のネットワーク/技術の組み合わせを含む。
【0031】
図2を参照しながら例解されるのは、図1のコンテンツのある面の概略図である。本出願において使用されるコンテンツ102は、制限されることなく、少なくとも1つのビデオ、オーディオ、マルチメディアコンテンツ、リアルタイムコンテンツ、“クリップ”、スクリプト、プログラム、スケジューリングされたダウンロード、(時間敏感、および非時間敏感の両方の)更新、または、ワイヤレスデバイス104に配布され、実行あるいは提供されるように動作可能な他の任意の型のデータやオブジェクトとも引用される非リアルタイムコンテンツを具備することが出来る。例えば、コンテンツ102は、加入者プログラミング、アドホックおよび/またはオンデマンドで受信されたプログラミング、および/または広告や、他のコンテンツに加えられたリ、内に挿入されたり、および/または同時に提供されたりまたは代わりに提供されたりした他の任意の形のコンテンツの、1つあるいは任意の組み合わせを含むことが出来る。加えて、例えば、コンテンツ102は、制限ではなく、テレビショー、ビデオ、映画、歌、ワールドワイドウェブページおよびリンクのような対話型データ、等を具備することが出来る。さらに、コンテンツ102は、夫々のコンテンツの断片に関係付けられたレター、数、名前、ファイル名、ファイル経路、等の、1つあるいは任意の組み合わせのような、固有のコンテンツ識別子(ID)202を具備することが出来る。
【0032】
加えて、多数のコンテンツ102の少なくとも1つは、1つあるいはそれより多くのコンテンツメタデータ112に関係付けられている。例えば、多数のコンテンツ102の夫々1つに関係付けられた、1つあるいはそれより多くの“コンテンツサプライヤ”は、夫々のコンテンツメタデータ112を規定することが出来、コンテンツメタデータ112を、夫々のコンテンツに関係付けることが出来る。本出願で使用されるように、用語“コンテンツサプライヤ”は、コンテンツプロバイダ106、コンテンツリテイラ、課金とカスタマーサービスプロバイダ、および配布システム108のようなメディアディストリビュータのような、1つあるいはそれより多くのコンテンツプロバイダの組み合わせを含みうる。コンテンツメタデータ112は、夫々のコンテンツ102の断片を記述する、および/または、に関係付けられる任意のデータを具備する。例えば、コンテンツメタデータ112は、制限ではなく、1つあるいは任意のコンテンツID202の組み合わせ、および、カテゴリー、名前、コンテンツ長さ、コンテンツ型、関係したストリームインディケータ146、コード、識別子、テーマ、ジャンル、意図した観客および/または市場、スクリプト、コンテンツフィルタ識別子、キューイングプロトコルパラメータ、関係した観客および/または市場、および/または対応するコンテンツに関係しているメタデータのような、1つあるいはそれより多くのコンテンツ属性204を具備することが出来る。1つあるいはそれより多くのコンテンツメタデータ112は、夫々のコンテンツ102から分離されたり、付属されたり、内に埋め込まれたりしうる。幾つかの面において、例えば、コンテンツ102およびコンテンツメタデータ112が分離されたとき、夫々のコンテンツメタデータ112が、夫々のコンテンツに関係することを可能化するために、これらは、各々同一のコンテンツID202を具備するか、それに向かうことが出来る。
【0033】
図3を参照しながら例解されるのは、図1の多数のコンテンツの、多数のストリームの送信のある面の概略図である。送信118は、夫々のエンドユーザによる消費に対して、各ワイヤレスデバイス104(図1)への、コンテンツ102およびコンテンツメタデータ112の、1つあるいはそれより多くのチャネルや、サービス302、304、306を提供することが出来る。幾つかの面において、例えば、各送信118は、カリフォルニア州サンディアゴのクゥアルコム・インコーポレイテッドから利用可能なMediaFLO(登録商標)システムのような、フォワードリンクオンリー(FLO(登録商標))システム中での1から多への送信を具備することが出来る。そのようなシステムにおいて、送信118は、所定の地理的領域において利用可能なフローのセットである“マルチプレックス”内のフローまたはロジカルストリームを具備する。さらに、送信118によって搬送される各チャネル、サービス、および/またはストリーム302、304、306は、予め決められた時間においてブロードキャストされうるスケジューリングされたダウンロード情報を含むことが出来る。スケジューリングされたダウンロードがブロードキャストされていないとき、ダウンロードのブロードキャストに使用される特別のチャネルは、ワイヤレスデバイス104に他の情報を供給するために使用することが出来うる。
【0034】
図4を参照しながら例解されるのは、アドバタイザを含む、図1のシステムのコンポーネントのある面の概略図である。幾つかの面において、送信118によって搬送される各サービス、チャネルおよび/またはストリーム302、304、306(以後、チャネルと参照する)の提供は、多数のエンドユーザまたは消費者402を引き付けるであろうから、システム100は、配布システム108と交信する1つあるいはそれより多くのアドバタイザ404をさらに含むことが出来る。アドバタイザ404は、チャネル406内で、選択されたエンドユーザ402に、1つあるいはそれより多くの広告の形で、もう1つのコンテンツ102(図1)の断片を提供することを所望するエンティティを具備する。例えば、この面において、第1のチャネル302は、限定ではなく、1つの広告を具備することが出来る。
【0035】
図5は、開示された面に従ったワイヤレスデバイス500を例解する。ワイヤレスデバイス500は、システム100のワイヤレスデバイス104(図1)を示し、送信118を受信し、および/または配布システム108と交信するために、第2のネットワーク116にアクセスするように動作可能である。各ワイヤレスデバイス500は、データ、ロジックおよびプロセッサ506によって実行されるアプリケーションを記憶するように動作可能なメモリ504を有するコンピュータプラットフォーム502を具備することが出来る。ユーザは、1つあるいはそれより多くの入力デバイス510と、1つあるいはそれより多くの出力デバイス512とを含みうる1つあるいはそれより多くのユーザインターフェース508を通して、ワイヤレスデバイス500およびその内在するアプリケーションと対話することが出来る。加えて、ワイヤレスデバイス500は、通信モジュール514を通して、外部のデバイスおよび/またはネットワークと通信を交わすことが出来る。
【0036】
ワイヤレスデバイス500は、セルラー電話として例解されうるが、ワイヤレスデバイス500の任意の型の数と組み合わせが、図1のシステム100中に含まれうる。例えば、ワイヤレスデバイス500は、限定ではなく、セルラー電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA),ラップトップコンピュータ、2方向ページャー、携行可能なゲームデバイス、携行可能な音楽デバイス、または任意の型のコンピュータ化されたワイヤレスデバイスを含むことが出来る。開示された面は、従って、ワイヤレスモデム、PCMCIAカード、アクセス端末、パーソナルコンピュータ、電話、または、それらの任意の組み合わせやサブ組み合わせを制限ではなく含む、有線やワイヤレス通信ポータルを含む任意の型のワイヤレスデバイスやコンピュータモジュール上で実行されうる。
【0037】
コンピュータプラットフォーム502は、第1のネットワーク110(図1)および/または第2のネットワーク116(図1)のような、ネットワークを介してデータを送信するように動作可能である。また、ルーチンとアプリケーションを受信して実行し、ワイヤレスデバイス500内で発生されたリ、ネットワークやワイヤレスデバイス500に接続された任意のネットワークデバイスや他のコンピュータデバイスから受信したデータを選択的に表示するように動作可能である。コンピュータプラットフォーム502は、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データおよび実行可能な命令の1つあるいは任意の組み合わせにおいて体現されうる。
【0038】
メモリ504は、読み出し専用および/またはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、フラッシュメモリセル、電子ファイルシステム、およびコンピュータプラットフォームに共通な任意のメモリのような揮発性と不揮発性メモリの、1つあるいは任意の組み合わせを具備することが出来る。さらに、メモリ504は、リムーバブルメモリメカニズムを含む磁気的媒体、光学的媒体、テープ、またはソフトやハードディスクのような、1つあるいはそれより多くの任意の二次または三次記憶デバイスを含むことが出来る。
【0039】
さらに、プロセッサ502は、1つあるいはそれより多くの特定用途集積回路(“ASIC”)、チップセット、プロセッサ、ロジック回路、および他の任意のデータ処理デバイスでありうる。幾つかの面において、プロセッサ502やASICのような他のプロセッサは、ワイヤレスデバイス500のメモリ504中に記憶された在来プログラムとインターフェースするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)層516を実行することが出来る。API516は、典型的に、夫々のワイヤレスデバイス上で実行されている実行時環境である。1つの、そのような実行時環境は、カリフォルニア州サンディアゴのクゥアルコム・インコーポレイテッドによって開発されたワイヤレスに対する二進実行時環境(BREW(登録商標))である。例えば、他の実行時環境が、ワイヤレスコンピューティングデバイス上でアプリケーションの実行を制御すべく動作するように使用されうる。
【0040】
追加的に、プロセッサ502は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データおよび実行可能な命令の1つあるいは任意の組み合わせ中で体現された、様々な処理サブシステム518を含むことが出き、ワイヤレスデバイス500の機能性と、図1のネットワーク116上でのワイヤレスデバイスの動作性を可能化する。例えば、処理サブシステム518は、配布システム108および/または他のネットワーク化されたデバイスと通信を開始し、維持し、データを交換することを許容する。例えば、ワイヤレスデバイス500がセルラー電話として規定された面において、プロセッサ506は、追加的に、音、不揮発性メモリ、ファイルシステム、送信、受信、サーチャー、層1、層2、層3、主制御、遠隔手続き、ハンドセット、電力管理、デジタル信号プロセッサ、メッセージング、コールマネージャー、Bluetooth(登録商標)システム、Bluetooth(登録商標)LPOS、ポジションエンジン、ユーザインターフェース、スリープ、データサービス、安全、確証、USIM/SIM、音声サービス、ボコーダー、メッセージング、グラフ、USB、マルチメディア、等のような、処理サブシステム518の1つあるいは組み合わせを含むことが出来る。開示された面に対して、プロセッサ506の処理サブシステム518は、本出願において記述された機能性を可能化するコンピュータプラットフォーム502上で実行されるアプリケーションと対話する任意のサブシステムコンポーネントを含むことが出来る。例えば、処理サブシステム518は、コンテンツセレクタ520に代わって、API516から、データ読み出しとデータ書き込みを受信する任意のサブシステムコンポーネントを含むことが出来る。
【0041】
さらに通信モジュール514は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データおよび実行可能な命令とそれらの組み合わせ中で体現することが出来、ワイヤレスデバイス500の様々なコンポーネント間、またワイヤレスデバイス104と第1のネットワーク110間および/または第2のネットワーク116間の通信を可能化するように動作出来る。例えば、セルラー電話面において、通信モジュール514は、ワイヤレス通信接続の確立に対する送信と受信チェーンコンポーネントを含む、必要なハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データ実行可能な命令とそれらの組み合わせを含むことが出来る。
【0042】
さらに、例えば、通信モジュール514は、スケジューリングされたダウンロードを含むことが出来る複数のコンテンツ102と、もしあれば、関係した夫々の1つあるいはそれより多くのコンテンツメタデータ112を配布システム108から受信し、それらをコンテンツセレクタ520に転送するか、それらへのアクセスをコンテンツセレクタ520に提供するように動作可能である。同様に、例えば、通信モジュール514は、1つあるいはそれより多くの選択パラメータ122を受信するように動作可能であり、それらをコンテンツセレクタ520に転送するか、それらへのアクセスをコンテンツセレクタ520に提供するように動作可能である。続いて、例えば、通信モジュール514は選択されたコンテンツ126を、他のデバイスコンポーネントに更なる処理のために、夫々転送するように動作可能である。
【0043】
追加的に、ワイヤレスデバイス中に入力を発生する1つあるいはそれより多くの入力デバイス510、およびワイヤレスデバイスのユーザによる消費に対する情報を発生する1つあるいはそれより多くの出力デバイス512が提供される。例えば、入力デバイス510は、キーやキーボード、ナビゲーションメカニズム、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、音声認識モジュールに関係したマイクロフォン、等のようなメカニズムを含むことが出来る。ある面において、入力デバイス510は、ワイヤレスデバイス上で、アプリケーションやモジュールをアクティブ化したり、対話したりするような、ユーザ入力を受領するためのインターフェースを提供する。さらに、例えば、出力デバイス512は、ディスプレイ、オーディオスピーカー、触覚フィードバックメカニズム、等を含むことが出来る。さらに、ユーザインターフェース508は、1つあるいは任意の組み合わせの入力デバイス510および/または出力デバイス512を具備することが出来る。
【0044】
今、図6を参照して例解されるのは、スケジューリングされたダウンロードのブロードキャスティングに対するシステム例600のブロック図である。システム600は、クライアントデバイスがアイドルであるか、または閾値レベルより少ないリソースを使用しているとき、非臨界的データが、クライアントデバイスに配給されることを許容するように構成することが出来る。クライアントデバイスは、背景処理を開始することが出来、主要なアプリケーションの外のデータを受信することが出来る。クライアントがアクティブであるか、またはリソース消費が閾値レベルより高いとき、時間敏感なデータの配給のために使用されうる他のブロードキャストチャネルが使用されうる。従って、システム600は、さらにロバストなクライアント経験を提供することが出来る。
【0045】
さらに詳細に、システム600は、クライアントデバイス604とワイヤレス通信している送信機602を含む。システム600中に複数の送信機および複数のクライアントデバイスを含むことが出来るが、単純化のために、各1つのみが示されていることが理解されるべきである。送信機602は、クライアント604に、利用可能な(となりうる)スケジューリングされた(非時間敏感な)ダウンロードを通告するように構成することが出来る。
【0046】
送信機602は、そのような非時間敏感なダウンロードをスケジューリングするように構成することが出来るスケジューラ606を含むことが出来る。そのようなダウンロードは、低い不活性の期間(例えば、非ピーク時間の間)、定常的な間隔(例えば、3時間毎)、ランダムな間隔(例えば、1:00a.m.、7:00a.m.、4:00p.m.、9:00p.m.)、または単一時間においてのみスケジューリングされた(“例えば、今週の水曜日の6:30p.m.”)に計画することが出来る。スケジュールは、また、クライアントデバイス604が、予め決められた期間の間(例えば、日曜日の5:30p.m.と11:45p.m.の間)に、ダウンロードにアクセスすることを可能化する時間ウィンドーや更新ウィンドーを含むことが出来る。加えて、スケジュールは、日や週のシリーズを通すことが出来、連続的な日/週または非連続的な日/週(例えば、一日おき、3日毎)でありうる。
【0047】
また、含まれているのは、クライアントデバイス604に、スケジューリングされたスケジュールを通告するように構成されうる更新ノーティファイア608である。そのような情報は、例えば、スケジュールを認識する必要のあるクライアントデバイス604が、スケジューリング情報を適切な時間において受信出来ているように、連続して、または異なる間隔で数日に渡って送信されうる。
【0048】
モニタ610は、ダウンロードに対するスケジュールを精査するように構成することが出来、送信機または送信機/受信機ペアーでありうるセンダー612に、トリガーする信号を、適切な時間において送信する。モニタ610は、ダウンロードに対するスケジューリングされた時間を、現時点の時間と比較することが出来る。現時点の時間は、送信機602によって参照された時間(例えば、送信機602の現時点の時間)、またはクライアントデバイス604によって参照された時間(例えば、クライアントデバイス604に関係付けられた現時点の時間)でありうる。例えば、東部時間ゾーンに居るクライアントは、更新を、太平洋時間ゾーンに居るクライアントよりも、およそ3時間早く受信することが出来る。
【0049】
幾つかの面に従って、例えば、東部時間ゾーンに居るクライアントは、ブロードキャストが土曜日の3:00a.m.に始まると表示するスケジュールを受信し、太平洋時間ゾーンに居るクライアントは、ブロードキャストが土曜日の12:00a.m.に始まると表示するスケジュールを受信するように、様々な時間ゾーンがシンクロナイズされる。このシナリオにおいて、クライアントデバイスは、クライアントの移動をモニタすることが出来る機能性を含みうる。例えば、クライアントデバイスは、東部時間ゾーン内で動作しており、飛行機に搭乗するとき、電源を“オフ”にする。その後、飛行機が着陸した後、電源を“オン”にし、今度は、太平洋時間ゾーン内で動作している。クライアントデバイス604は、変更を(関係する領域や位置をモニタすることによって)解釈し、適切な時間においてブロードキャストに同調するように、自動的にデバイスタイミングを調整する機能性を含みうる。
【0050】
センダー612は、スケジューリングされたダウンロードを指定されたチャネルまたはデータストリーム上で、さらにブロードキャストするように構成されうる。この専用されたチャネルは、スケジューリングされたダウンロード時間の間に、ダウンロードに対して使用されるようにすることが出来る。ダウンロードが予定されていない他の時間の間に、専用されたチャネルは、他のブロードキャストデータを送信するために使用されるようにすることが出来る。
【0051】
システム600は、送信機602に動作的に結合されたメモリ614を含むことが出来る。メモリ614は、データに関係し、スケジューリングされたダウンロード、スケジューリングされたダウンロード時間、およびプロセッサによって発生された他の情報として送信されるべき情報を記憶することが出来る。幾つかの面に従って、メモリ614は、スケジューリングされたダウンロード、および、通信ネットワーク中でダウンロードのスケジューリングと送信に関係した他の適合する情報を受信したデバイスに関係した情報を記憶することが出来る。プロセッサ616は、受信デバイスへのダウンロードのスケジューリングと送信に関係した命令を実行するために、送信機602(および/またはメモリ614)に動作的に結合することが出来る。
【0052】
幾つかの面に従って、プロセッサ616は、通信ネットワークにおいて、ダウンロードデータをブロードキャストするベストな時間や時間群を決定することに関係した命令を実行することが出来る。プロセッサ616は、ダウンロード時間や更新ウィンドーを推奨すること、来るべき更新がいつと予測されるかを受信デバイスに通告すること、予定時間において更新を送信すること、等々に対する命令を実行することが出来る。プロセッサ616は、幾つかの面に従って、スケジューリングされた送信の間にエラーがあった場合、交信を再送信する命令を実行することが出来る。
【0053】
プロセッサ616は、非時間敏感なデータのスケジューリングおよび/またはブロードキャスティング専用プロセッサでありうる。プロセッサ616は、また、専用要求に基づいてクライアントへの再送信を制御するプロセッサ、および/または、送信機602によって受信された情報を分析および発生し、システム600の1つあるいはそれより多くのコンポーネントを制御するプロセッサでもありうる。
【0054】
メモリ614は、送信機602とクライアントデバイス604、等間の通信を制御するアクションを取ることによって、更新に対してスケジューリングされた時間において関係付けられたプロトコルを記憶することが出来、そのようにして、システム600は、本出願で記述されたように、ワイヤレスネットワークにおいて、スケジューリングされたダウンロードのブロードキャスティングを達成するために、記憶されたプロトコルおよび/またはアルゴリズムを採用することが出来る。本出願で記述されたデータ記憶(例えば、メモリ)コンポーネントは、揮発性メモリか不揮発性メモリの何れかでありうる、または揮発性および不揮発性メモリの両方を含みうることが認識されるべきである。制限ではなく、例として、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含むことが出来る。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして働くランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことが出来る。制限ではなく、例として、揮発性メモリは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびディレクトRambusRAM(DRRAM(登録商標))のような、多数の形で利用可能である。開示された実施形態のメモリ414は、制限されることなく、これらおよび他の適合する型のメモリを具備することを意図している。
【0055】
図7は、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信するシステム例700を例解する。システム700は、デバイスがアイドルであるか低量のリソースを使用しているときに、ユーザデバイスに、非臨界的なデータが配給されることを許容するように構成することが出来る。背景処理は、主要なアプリケーションの外でデータを受信するように、デバイスによって開始することが出来る。従って、他のブロードキャストチャネルは、デバイスがアクティブであるときに使用することが出来、時間敏感なデータを配給するためにより良く目的に合う。
【0056】
システム700は、上記図のシステム600に類似しており、クライアントデバイス704とワイヤレス通信している送信機702を含む。送信機702は、様々な非臨界的なダウンロードをスケジューリングしうる。更新ベリファイア706は、ブロードキャストされるであろうスケジューリングされたデータが、クライアントデバイス704に対して適切であるか、および/またはデータは既に受領されているかを確証するように構成することが出来る。例えば、非臨界的なデータは、数日に渡って、異なる間隔でブロードキャストされうる。クライアントデバイス704が、ビジーでないときは、1度ならずあるであろう。データが早期のブロードキャストの間に受信された場合、更新ベリファイア706は、選択的にブロードキャストを無視することが出来る。しかし、もし、データが早期のブロードキャストの間に受信されていなかったり、完全ではなかったり、データの受信に問題があったりした場合は、更新ベリファイア706は、ブロードキャストデータを許容することが出来る。
【0057】
幾つかの面に従って、更新ベリファイア706は、データが、それを通して送信された特有のチャネルに基づいて、スケジューリングされたダウンロードを選択的に許容するように構成することが出来る。チャネルは、予め決められていることが出来、チャネルに関係した情報は、スケジューリングされたダウンロードの通告が受信されるのと実質的に同一の時間において送信することが出来る。代替的に、チャネルは、予め決められておらず、データに関係して受信された情報は、クライアントデバイス704、および/または更新ベリファイア708に、チャネルがスケジューリングされたダウンロードを含んでいることを通告しうる。時間敏感なデータに対する接続は、ユーザがクライアント704上でアクティブにアプリケーションを使用している間、または他の任意の時間において行うことが出来る。
【0058】
スケジューリングされたブロードキャストが、クライアント704に対して適切である場合、スケジュールハンドラ708は、スケジューリングされた時間や、様々な非臨界的な更新がブロードキャストされることが予期される更新ウィンドーをモニタする(例えば、クライアント704は、スケジューリングされた時間の間以外は、更新を傾聴する必要は無い)ように構成することが出来る。スケジュールハンドラ708は、クライアント704に関係付けられた現時点の時間をモニタするように構成することが出来る。幾つかの面に従って、スケジュールハンドラ708は、クライアント704の時間ゾーンの変更(例えば、太平洋時間ゾーンから、東部時間ゾーンへの変更)をモニタすることが出来る。
【0059】
スケジュールハンドラ708は、さらに、スケジューリングされた時間を現時点の時間と比較することが出来、符合があった場合は、更新アクセプタ710は、ダウンロードを選択的に許容するように通告されうる。更新アクセプタ710は、データを受信する背景処理を開始し、クライアントデバイス704がアイドルまたは低電力消費期間の間であるとき、非臨界的なデータを管理するように構成されうる背景機能性712を含むことが出来る。クライアントデバイス704がビジーである場合、背景機能性712は、非臨界的なデータの現時点のブロードキャストを選択的に無視し、異なる時間において、更新を許容または要求することが出来る。
【0060】
システム700は、クライアント704に動作的に結合されたメモリ714を含むことが出来る。メモリ714は、更新がブロードキャストされるであろうスケジューリングされた時間の通告に関係した情報を記憶することが出来る。スケジューリングされたブロードキャストは、非時間敏感なデータを含むことが出来る。幾つかの面に従って、メモリ714は、履歴的なダウンロードに関係した情報(例えば、特有のアプリケーションに対して、如何に頻繁に更新が受信されているか、最後に更新を受信した時間)、および、通信ネットワークにおいてスケジューリングされたダウンロードデータを受信することに関係した他の適合する情報を記憶することが出来る。プロセッサ716は、スケジューリングされた来るべきダウンロードを受信することに関係した命令を実行するために、クライアント702(および/またはメモリ714)に動作的に結合されうる。
【0061】
幾つかの面に従って、プロセッサ716は、スケジューリングされたダウンロードに関係した情報の分析に関係している命令を実行することが出来る。プロセッサ716は、選択的に、更新を許容するベストな時間を決定する、更新の受信に対する背景機能性を自動的に開始する、等々の命令を実行することが出来る。幾つかの面に従って、プロセッサ716は、スケジューリングされた更新が受信されなかった場合、代替的な通信リンクを通して専用更新を自動的に要求する命令を実行することが出来る。プロセッサ716は、クライアントデバイス704によって受信された情報(例えば、ダウンロード情報、ユーザデバイスの位置、ユーザデバイスに通信されるダウンロード、等々)を分析および/または発生するような専用プロセッサでありうる。プロセッサ716は、また、システム700の1つあるいはそれより多くのコンポーネントを制御するプロセッサ、および/またはクライアントデバイス704によって受信された情報の分析と発生の両方を行い、システム700の1つあるいはそれより多くのコンポーネントを制御するような専用プロセッサでもありうる。
【0062】
図8は、スケジューリングされたブロードキャストが利用可能でないとき、専用更新を選択的に送信および受信するシステム800を例解する。様々な条件とファクターに起因して、ユーザデバイスが、スケジューリングされたブロードキャストを受信出来ない状況がありうるであろう。例えば、クライアントデバイスが、ブロードキャスト信号の圏外(例えば、国外、デバイスのバッテリーが適切な充電がない)でありうる。これらの状況においては、専用更新は、要求に基づいて送信されうる。
【0063】
さらに詳細に、システム800は、1つあるいはそれより多くの受信機804(ただ1つのみ描写されている)とワイヤレス通信しているセンダー802を含む。センダー802は、既に、スケジューリングされた更新をブロードキャストしており、高いパーセントの受信機804によって、これが受信されているであろう。しかし、様々な理由で、多数の受信機804は、スケジューリングされたデータをダウンロードする機会が無かったかもしれない。
【0064】
受信機804は、様々なファクターに起因して、スケジューリングされたダウンロードをし損なったかを決定するように構成することが出来る最適化コンポーネント806を含みうる。最適化コンポーネント806は、保持された情報にアクセスし、スケジューリングされた時間が満了したかを決定することによって(例えば、図7のスケジューリングされたハンドラ708から情報を要求することによって)、決定することが出来る。幾つかの面に従って、受信機804は、スケジューリングされた更新があったということに気づかないかもしれない。この状況において、最適化コンポーネント806は、し損なっていたかもしれないダウンロードに関係した情報を選択的に要求するように構成することが出来る。例えば、周期的に更新される共通の型のデータがあるであろう。最適化コンポーネント806は、更新を使用するアプリケーション内に保持された情報に基づいて、履歴的なデータ(例えば、ある特有のアプリケーションに対して、一般的に更新は2ヶ月毎に受信される、今、2ヶ月ウィンドーを超えている)に基づいて、または、他のクライテリア(例えば、ある特有のアプリケーションにおける情報が失効している、満了日が含まれる、等々)に基づいて、そのような必要な更新を決定することが出来る。
【0065】
最適化コンポーネント806が、スケジューリングされたダウンロードが潜在的にし損なっていたと決定する場合、最適化コンポーネントは、センダー802に、更新に付いて尋ねながら、要求を送信することが出来る。スケジューリングされたダウンロードがあったかが不明確な場合、要求は、更新があったかを含みうる。要求は、また受信された最後の更新に関する情報(例えば、データの時間スタンプや他の識別する情報)を含みうる。し損なった更新があった場合、専用更新808は、要求に応答して、受信機804にユニキャストされうる。そのような態様で、システム800は、スケジューリングされたダウンロードをし損なった受信機804が、スケジュールの満了後にダウンロードを受信するように出来る。
【0066】
図9は、1つあるいはそれより多くの開示された面を自動化する人工知能を使用するシステム例900を例解する。システム900は、デバイスの低アクティビティーの間に、背景機能性プロセスを通して、スケジューリングされたダウンロードの自動的な許容を促進することが出来る。デバイスの極小使用の間に非臨界的なダウンロードを受容することは、アクティブなアプリケーションと、もしあっても、小さな干渉を有する更新を許容することによって、よりロバストなユーザ経験を提供することが出来る。
【0067】
さらに詳細に、システム900は、非臨界的なダウンロードをスケジューリングし、ダウンロードの利用可能性に付いて1つあるいはそれより多くの受信機904に通告するように構成することが出来るセンダー902を含む。受信機904は、例解されるように、AIコンポーネント906によって促進されうる人工知能(AI)方法を採用することが出来る。(選択的にスケジューリングされたダウンロードを受信することに関係した)様々な実施形態は、それらの様々な面の遂行に対して、様々なAIベースのスキーム(例えば、機械学習と推論、規則ベースの技法)を採用することが出来る。例えば、スケジューリングされたダウンロードがデバイスにとって適切であるかを決定する、利用可能な時間の間にダウンロードを受容するベストな時間を決定する、等々に対するプロセスは、自動クラシファイアシステムとプロセスを通して促進されうる。例えば、ユーザまたはデバイス状態に基づいて、AIコンポーネント906は、スケジューリングされたダウンロードを受信するために、今が最適な時間であるということを推論しうる。
【0068】
クラシファイアは、入力属性ベクトル、x=(x1、x2、x3、x4、xn)を、その入力がクラスに属するコンフィデンスにマップする機能である。即ち、f(x)=コンフィデンス(クラス)。そのような分類は、ユーザが所望するアクションが、自動的に実行される予知や推理をするために、(ユーティリティーとコストを分析に要因付けした)確率的および/または統計的ベースの分析を採用することが出来る。スケジューリングされたダウンロードを許容するケースでは、例えば、属性は、ダウンロードに含まれた情報(例えば、重要度、ユーザへの関係性)でありえる。また、クラスは、カテゴリーまたは興味の領域(例えば、ユーザ選好やデータの使用、データの関連性、等々)である。
【0069】
サポートベクトルマシーン(SVM)は、採用することが出来るクラシファイアの1例である。SVMは、可能な入力のスペース中のハイパーサーフェスを見出すことによって動作する。このハイパーサーフェスは、トリガークライテリアを、非トリガーイベントから分離することを試みる。直感的に、これは、トレーニングデータに近いが、同一ではないテスティングデータに付いての分類を正しくする。他の統制された、および統制されていないモデル分類アプローチは、例えば、ナイーブベイズ、ベイジアンネットワーク、決定木、ニューラルネットワーク、ファジーロジックモデルを含み、異なる独立性の型を提供する確率的分類モデルが採用されうる。本出願において使用される分類は、また、優先度モデルの開発のために使用される統計的回帰を含む。
【0070】
対象明細書から容易に認識されるように、1つあるいはそれより多くの実施形態は、(例えば、一般的なトレーニングデータを通して)明示的に教育された、また、(例えば、ユーザの挙動を観察すること、外部の情報を受信することによって)非明示的に教育されたクラシファイアを採用することが出来る。例えば、SVMは、クラシファイアコンストラクタおよび特徴選択モジュール内の学習やトレーニングフェーズを通して構成される。従って、クラシファイアは、限定ではなく、所定の時間において1つよりも多くのダウンロードが利用可能な場合、予め決められたクライテリアに従って、ダウンロードを受信する順序を決定すること、スケジューリングされたダウンロードを仕損じたので要求すべきか、等を含む多数の機能を自動的に学習し、実行するように使用されうる。クライテリアは、限定ではなく、各ダウンロードに含まれたデータの型、各ダウンロードに含まれたコンテンツ、デバイス情報、ユーザ選好、等々を含むことが出来る。
【0071】
上で示され、記述された例示的なシステムを考慮して、開示された主題に従って実現されうる方法論が、図10および11のフローチャートを参照して、より良く認識されるであろう。説明の簡単化の目的のために、方法論はブロックのシリーズとして示され、記述されるが、請求された主題は、本出願において描写され、記述されたことから、ブロックの数や順序よって限定されないことが理解され、認識されるであろう。というのは、幾つかのブロックは異なる順序で、および/または、他のブロックと同時に起こりうるので。さらに、以後記述される方法論を実現するために、全部の例解されたブロックは要請されないであろう。ブロックに関係付けられた機能性は、ソフトウェア、ハードウェア、それらの組み合わせ、または他の適切な手段(例えば、デバイス、システム、プロセス、コンポーネント)によって実現されうることが認識されるであろう。加えて、さらに、様々なデバイスへ、そのような方法論を搬送することおよび転送することを促進するために、以後本明細書の全体を通して開示される方法論は、生産品上に記憶されうることが認識されるべきである。本技術における熟練者は、方法論が、代替的に、状態図中のような相関した状態やイベントのシリーズによって示すことが出来ることを理解し、認識するであろう。
【0072】
図10は、スケジューリングされたダウンロードを送信する方法1000を例解する。例えば、更新のような、クライアントデバイスに配給されるべき情報があるとき、幾つかの情報は臨界的または時間敏感であり、一方他の情報は、非臨界的または非時間敏感である。ブロードキャストネットワークは、一般的に、いかなる個別のクライアントの現時点の状態を決定することは出来ない。従って、任意の時間において、ユーザは、アクティブに、1つあるいはそれより多くのクライアントアプリケーションと対話しているか、ユーザは、クライアントデバイスを使用していない(非アクティブ状態)かでありうる。それゆえ、伝統的には、全クライアントデバイスが、同一のデータとデータベースを有することを確実にするための方法は、更新情報の全てを、それが非時間敏感であろうがなかろうが、繰り返し送信することである。更新情報の継続的通信は非効率的である。従って、方法1000は、クライアントデバイスが、アイドルまたは低アクティビティー期間の間に、更新を許容するように、クライアントデバイス上でのダウンロードディングに対する非時間敏感なデータのスケジューリングを促進することが出来、一方、(時間敏感および非時間敏感の)両方の型を含む送信の場合、時間敏感なデータが、早期に到着することが許容されている。
【0073】
方法1000は、1002で、1つあるいはそれより多くのクライアント(例えばユーザデバイス)が来るべき非臨界的な更新を通告されるときに開始する。通告は、更新がブロードキャストされるスケジュールや時間(例えば、金曜日の9:00p.m.)を含むことが出来る。スケジュールは、土曜日の10:00p.m.と日曜日の3:00a.m.の間、のような更新ウィンドーでもありうる。幾つかの面に従って、通告の中にスケジュールの代替案が含まれうる。これらの代替案は、情報が再送信されるであろう異なる時間や間隔を示すことが出来る。例えば、非臨界的な更新は、1週間に3度ブロードキャストされるようにスケジューリングすることが出来る。これは、クライアントデバイスが、更新をダウンロードするそれらの時間の少なくとも1つを選択的に選ぶことを許容する。従って、クライアントがビジーで、ダウンロードを許容することが出来ない、または圏外である(例えば、異なる国に居る、良好な受信でない領域に居る)、または他の何らかの理由でブロードキャストの1つを聞き落とす場合、後の時間でブロードキャストを受信する機会がある。
【0074】
1004において、更新はスケジューリングされた時間または時間群において送信される。上で議論されたように、更新情報は、受信デバイスが、クライアントデバイスにとって最適な時間(例えば、非アクティブな間)において、更新を受信し、許容する機会を有するように、異なる時間においてブロードキャストされうる。しかし、クライアントデバイスが、スケジューリングされた時間の間に、更新を受信しないときのような状況もありうる。もし、クライアントデバイスが、全てのスケジューリングされた時間を聞き落とした場合、更新の再送信を要求するクライアントデバイスからの要求が受信されうる。この再送信は、ブロードキャストスケジューリングを超えているので、ブロードキャストではなくユニキャスト接続を通して送信されうる。
【0075】
幾つかの面に従って、非臨界的な更新が、ブロードキャストされる1つあるいはそれより多くの他のチャネルから分離されたチャネルを通してブロードキャストされうる。従って、スケジューリングされた更新が送信されるとき、クライアントデバイスは、チャネルに基づいて、更新を識別することが出来る(例えば、チャネル情報は、更新通告と実質的に同一の時間において送信することが出来る)。更新が送信されることがスケジューリングされていない期間の間、他の情報をチャネル上で送信することが出来、利用可能なリソースの使用が許容される。従って、更新に対して使用されるチャネルは、更新に対して留保された、専用チャネルでありうるが、これは必ずしも必須ではない(チャネルは、更新に専用されている必要は無い)。
【0076】
図11は、スケジューリングされたダウンロードを受信する方法1100を例解する。スケジューリングされたダウンロードは、時間敏感な更新または非時間敏感な更新でありうる更新を含みうる。時間敏感な更新は送信され、リアルタイム態様でクライアントデバイスで受信され(例えば、クライアントデバイス上に、受信と実質的に同一の時間でダウンロードロードされ)うる。非時間敏感な更新は、ユーザ経験の許容可能な深さと配給を提供出来る背景処理を始めさせることによって、受信されうる。
【0077】
方法1100は、スケジューリングされた更新の通告が受信されたとき、1102で開始する。この更新は、低アクティビティーの期間の間に、クライアントデバイス上で更新されうる非臨界的な更新に対して受信することが出来る。通告は、更新がブロードキャストされうる、ある1つの特有の時間またはウィンドーを含むことが出来る、または、更新がブロードキャストされうる、複数の特有の時間またはウィンドーを含むことが出来る。ウィンドーは十分に長いか、クライアントデバイスが選択的に更新を受信する機会が許容されるように、十分に長い時間の量に対して、複数のブロードキャストがブロードキャストされるべきである。
【0078】
1104において、更新を受信するために、クライアントデバイスはスケジューリングされた時間において同調する。更新に同調することは、背景処理を、ユーザ対話無しで、自動的に開始することを含みうる。デジタルブロードキャスト接続は開始され、データはデジタルブロードキャストネットワークを通して受信されうる。
【0079】
従って、方法1100は、クライアントデバイスが低アクティビティー期間にあるときに、非臨界的なデータがクライアントデバイスに配給されることを許容する。背景処理を開始し、主要なアプリケーションの外でデータを受信することによって、クライアントデバイスが高アクティビティーの期間にあるときに使用される他のブロードキャストチャネルは、時間敏感なデータを配給するために、より良く目的化され、ロバストなクライアント経験を提供しうる。
【0080】
もし、スケジューリングされたダウンロードが受信されず、スケジューリングされたダウンロード期間が満了している場合、ダウンロードが利用可能となったことを尋ねながら要求が自動的に送信されうる。もし、適切であれば、ダウンロードは、クライアントデバイスが、更新された情報を受信し、適用することを許容するように、ユニキャスト接続を通して要求デバイスに送信することが出来る。
【0081】
図12を参照しながら例解されるのは、スケジューリングされたダウンロードを選択的に送信するシステム1200の例である。例えば、システム1200は、基地局内の少なくとも一部に存在しうる。システム1200は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現された機能を示す機能ブロックであるところの機能ブロックを含んでいると表示されることが認識されるであろう。
【0082】
システム1200は、分離してまたは共同して動作しうる電気的コンポーネントのロジカルグルーピング1202を含む。例えば、ロジカルグルーピング1202は、来るべき更新を、多数のクライアントに通告する電気的コンポーネント1204を含みうる。例解に従って、来るべき更新は、非時間敏感なデータを含みうる。さらに、ロジカルグルーピング1202は、スケジューリングされた時間において更新を送信する電気的コンポーネント1206を具備することが出来る。
【0083】
幾つかの面に従って、ロジカルグルーピング1202は、更新を、時間敏感な更新または非時間敏感な更新に分類する電気的コンポーネント含むことが出来る。また含まれるのは、更新をリアルタイムデータとしてブロードキャストする電気的コンポーネント、および非時間敏感な更新を、来るべき更新として送信する電気的コンポーネントでありうる。時間敏感な更新を、ブロードキャストと実質的に同一な時間において送信する電気的コンポーネントが含まれうる。
【0084】
追加的に、または代替的に、ロジカルグルーピング1202は、多数のデバイスに更新を受信する機会を許容するために、多数の異なる時間で、来るべき更新をスケジューリングする電気的コンポーネントを含むことが出来る。ロジカルグルーピング1202は、また、少なくとも1つのクライアントデバイスに関係付けられた時間を決定する電気的コンポーネント、および、クライアントデバイスに関係付けられたスケジューリングされた時間に基づいて、更新を送信する電気的コンポーネントを含むことが出来る。
【0085】
幾つかの面に従って、ロジカルグルーピング1202は、スケジューリングされた時間と異なる時間において更新を送信する要求を受信する電気的コンポーネント、および、要求に応答して、ユニキャスト専用更新を送信する電気的コンポーネントを含むことが出来る。
【0086】
追加的に、システム1200は、電気的コンポーネント1204および1206、または他のコンポーネントに関係付けられた機能の実行に対する命令を保持するメモリ1208を含むことが出来る。1つあるいはそれより多くの電気的コンポーネント1204および1206は、メモリ1208の外部であると示されているが、メモリ1208内に存在しうる。
【0087】
図13を参照しながら、例解されるのは、スケジューリングされたダウンロードを選択的に受信するシステム1300の例である。例えば、システム1300は、移動デバイス内の少なくとも一部に存在しうる。システム1300は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現された機能を示す機能ブロックであるところの機能ブロックを含んでいると表示されることが認識されるであろう。
【0088】
システム1300は、分離してまたは共同して動作しうる電気的コンポーネントのロジカルグルーピング1302を含む。例えば、ロジカルグルーピング1302は、スケジューリングされた更新の通告を受信する電気的コンポーネント1304を含みうる。例解に従って、スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを含みうる。さらに、ロジカルグルーピング1302は、更新を受信するために、スケジューリングされた時間において同調する電気的コンポーネント1306を具備することが出来る。更新は、ブロードキャスト接続中で受信することが出来る。
【0089】
幾つかの面に従って、ロジカルグルーピング1302は、自動的に背景機能性を開始する電気的コンポーネント、および、主要なアプリケーションの外でスケジューリングされた更新をダウンロードする電気的コンポーネントを含むことが出来る。追加的に、または代替的に、ロジカルグルーピング1302は、スケジューリングされた更新に対する代替的な時間を受信する電気的コンポーネント、および、更新を受信するために、同調する代替的な時間の少なくとも1つを選択する電気的コンポーネントを含むことが出来る。さらに、ロジカルグルーピング1302は、低アクティビティーの期間を決定する電気的コンポーネント、および、低アクティビティーの期間の間に起こる代替的な時間群の少なくとも1つを選択する電気的コンポーネントを含むことが出来る。
【0090】
追加的に、システム1300は、電気的コンポーネント1304および1306、または他のコンポーネントに関係付けられた機能の実行に対する命令を保持するメモリ1308を含むことが出来る。1つあるいはそれより多くの電気的コンポーネント1304および1306は、メモリ1308の外部であると示されているが、メモリ1308内に存在しうる。
【0091】
本出願において記述された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、または任意のそれらの組み合わせによって実現されうるということが理解されるであろう。システムおよび/または方法が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアやマイクロコード、プログラムコードやコードセグメント中で実現されるとき、それらは、記憶コンポーネントのような機械読み出し可能な媒体中に記憶されうる。コードセグメントは、プロシージャ、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、または命令の組み合わせ、データ構造、またはプログラムステートメントを示しうる。コードセグメントは、情報、データ、独立変数、パラメータ、またはメモリコンテンツを渡すおよび/または受信することによって、別のコードセグメントやハードウェア回路に結合することが出来る。情報、独立変数、パラメータ、データ、独立変数、等は、メモリ共有、メッセージ渡し、トークン渡し、ネットワーク送信、等を含む任意の適切な手段を使用して渡され、転送され、または送信されうる。
【0092】
ソフトウェア実施に対して、本出願に記述された技法は、本出願に記述された機能を実行するモジュール(例えば、プロシージャ、機能、等々)で実現されうる。ソフトウェアコードは、メモリユニット中に記憶され、プロセッサによって実行されうる。メモリユニットは、プロセッサ内、またはプロセッサ外で実現することが出来、そのケースでは、本技術において知られた様々な手段を通して、プロセッサに通信的に結合されうる。
【0093】
さらに、本出願に記述された様々な面や特徴は、方法、装置、または標準的プログラミングおよび/または工業的技法を使用して生産された品として実現されうる。本出願において使用されている用語“生産品”は、コンピュータ読み出し可能なデバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを含むことが意図される。例えば、コンピュータ読み出し可能な媒体は、制限ではなく、磁気的記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ、等)、光学的ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD)、等)、スマートカード、およびフラッシュメモリデバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キーデバイス、等)を含むことが出来る。加えて、本発明において記述されている様々な記憶媒体は、1つあるいはそれより多くのデバイス、および/または情報を記憶する他の機械読み出し可能な媒体を示すことが出来る。用語“機械読み出し可能な媒体”は、制限されることなく、ワイヤレスチャネルならびに命令および/またはデータを、記憶、包含、および/または搬送することが可能な様々な他の媒体を含むことが出来る。
【0094】
上で記述されてきたことは、1つあるいはそれより多くの実施形態の例を含む。勿論、前述の実施形態を記述する目的のためにコンポーネンツや方法論の全ての考えうる組み合わせを記述することは出来ない。しかし、本技術の当業者は、様々な実施形態の多数の更なる組み合わせや順列が可能であることを認識するであろう。従って、記述された実施形態は、付属された請求項の範囲内に入る、全てのそういった変更、変形およびバリエーションを含むことを意図している。詳細な記述か、請求項の何れかで用語“含む” が使用される範囲において、その用語は、請求項において、“具備する”が過渡的なものとして採用されるときに解釈されるように、用語“具備する”と同様な態様で含まれると意図される。さらに、詳細な記述か、請求項の何れかで使用される用語“または”は、“非排他的なまたは”を意味しうる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のクライアントデバイスに、来るべき更新を通告することと、
前記更新を、スケジューリングされた時間において送信することとを具備するスケジューリングされたダウンロードを送信する方法。
【請求項2】
前記来るべき更新は、非時間敏感なデータを具備する請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記複数のクライアントデバイスが、前記更新を受信する機会を許容されるように、複数の時間において、前記来るべき更新をスケジューリングすることをさらに具備する請求項1記載の方法。
【請求項4】
更新を、時間敏感な更新または非時間敏感な更新として分類することと、
前記時間敏感な更新を、リアルタイムデータとしてブロードキャストすることと、
前記非時間敏感な更新を、前記来るべき更新として送信することとをさらに具備する請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記スケジューリングされた時間と異なる時間において、前記更新を送信する要求を受信することと、
前記要求に応答して、ユニキャスト専用更新を送信することとをさらに具備する請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記更新をスケジューリングされた時間において送信することは、
前記複数のクライアントデバイスの少なくとも1つに関係付けられた時間を決定することと、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスに関係付けられた前記スケジューリングされた時間に基づいて、前記更新を送信することを具備する請求項1記載の方法。
【請求項7】
時間敏感な更新を、それが利用可能な時間と実質的に同一の時間において送信することをさらに具備する請求項1記載の方法。
【請求項8】
メモリとプロセッサを有し、前記メモリは、前記プロセッサによってなされる決定に関係した情報を記憶するコンピュータプラットフォームと、
少なくとも1つの非時間敏感な更新をスケジューリングするスケジューラと、
複数のクライアントデバイスに、提案されたスケジュールを通知する更新ノーティファイアと、
前記提案されたスケジュールを精査し、また、センダーが、少なくとも1つの非時間敏感な更新を適切な時間において送信することをトリガーするモニタを具備するコンテンツを送信するデバイス。
【請求項9】
前記モニタは、前記提案されたスケジュールを、現時点の時間とさらに比較する請求項8記載のデバイス。
【請求項10】
前記現時点の時間は、コンテンツを送信する前記デバイスによって参照された時間、または前記複数のクライアントデバイスの少なくとも1つによって参照された時間である請求項9記載のデバイス。
【請求項11】
前記センダーは、専用ブロードキャストチャネル上で少なくとも1つの非時間敏感な更新をブロードキャストする請求項8記載のデバイス。
【請求項12】
前記専用ブロードキャストチャネルは、前記提案されたスケジューリングされた時間以外の時間の間に、他のブロードキャストデータを送信するために使用される請求項11記載のデバイス。
【請求項13】
前記センダーは、前記複数のクライアントデバイスの少なくとも1つからの更新に基づいて、ユニキャスト専用更新を搬送する請求項8記載のデバイス。
【請求項14】
前記センダーは、時間敏感な更新を、それが利用可能な時間と実質的に同一の時間において送信する請求項8記載のデバイス。
【請求項15】
複数の受信デバイスに、来るべき更新を通告する手段と、
前記来るべき更新を、スケジューリングされた時間において送信する手段とを具備するスケジューリングされたダウンロードを選択的に送信する装置。
【請求項16】
前記複数の受信デバイスが、前記更新を受信する機会を許容されるように、複数の時間において、前記来るべき更新をスケジューリングする手段をさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項17】
更新を、時間敏感な更新または非時間敏感な更新として分類する手段と、
前記時間敏感な更新を、リアルタイムデータとしてブロードキャストする手段と、
前記非時間敏感な更新を、前記来るべき更新として送信する手段とをさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項18】
前記来るべき更新は、非時間敏感なデータを具備する請求項15記載の装置。
【請求項19】
前記スケジューリングされた時間と異なる時間において、前記更新を送信する要求を受信する手段と、
前記要求に応答して、ユニキャスト専用更新を送信する手段とをさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項20】
前記複数の受信デバイスの少なくとも1つに関係付けられた時間を決定する手段と、 前記少なくとも1つの受信デバイスに関係付けられた前記スケジューリングされた時間に基づいて、前記更新を送信する手段とをさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項21】
時間敏感な更新を、それが利用可能な時間と実質的に同一の時間において送信する手段をさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項22】
少なくとも1つの非時間敏感な更新をスケジューリングさせ、
複数のクライアントデバイスに、提案されたスケジュールを通知させ、
前記提案されたスケジュールを精査させ、および、
前記少なくとも1つの非時間敏感な更新を、前記適切な時間において送信させる機械実行可能な命令が記憶されている機械読み出し可能な媒体。
【請求項23】
前記命令は、
前記提案されたスケジュールを、現時点の時間とさらに比較することをさらに具備し、 前記現時点の時間は、機械読み出し可能な媒体によって参照された時間、または前記複数のクライアントデバイスの少なくとも1つによって参照された時間である請求項23記載の機械読み出し可能な媒体。
【請求項24】
前記命令は、
専用ブロードキャストチャネル上で前記少なくとも1つの非時間敏感な更新をブロードキャストすることと、
前記提案されたスケジューリングされた時間以外の時間の間に、他のブロードキャストデータを送信することとをさらに具備する請求項23記載の機械読み出し可能な媒体。
【請求項25】
ワイヤレス通信システムにおいて、
複数のクライアントに来るべき更新を通告し、および、
前記更新をスケジューリングされた時間において送信するように構成されたプロセッサを具備する装置。
【請求項26】
スケジューリングされた更新の通告を受信することと、
前記更新を、前記スケジューリングされた時間において同調することとを具備するスケジューリングされたダウンロードを受信する方法。
【請求項27】
背景機能性を自動的に開始することと、
主要なアプリケーションの外で、前記スケジューリングされた更新をダウンロードすることとをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項28】
前記スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを具備する請求項26記載の方法。
【請求項29】
前記スケジューリングされた更新に対する代替的な時間を受信することと、
前記更新を受信するために、同調に対する前記代替的な時間の少なくとも1つを選択することとをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項30】
低アクティビティーの期間を決定することと、
前記低アクティビティーの期間の間に起こる前記代替的な時間の少なくとも1つを選択することとをさらに具備する請求項29記載の方法。
【請求項31】
前記更新は、ブロードキャスト接続において受信される請求項26記載の方法。
【請求項32】
前記スケジューリングされた更新は、前記スケジューリングされた時間の間に受信されなかったことを決定することと、
ユニキャスト環境において送信される専用更新を要求することとをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項33】
時間敏感な更新を、それがブロードキャストされるのと実質的に同一な時間において受信することをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項34】
関係する時間ゾーンの変更をモニタすることと、
前記変更された時間ゾーンに対応する前記スケジューリングされた時間を調整することとをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項35】
メモリおよびプロセッサを有し、前記メモリは、前記プロセッサによってなされる決定に関係する情報を記憶するコンピュータプラットフォームと、
スケジューリングされた更新が、ワイヤレス通信装置に対して適切かを決定する更新ベリファイアと、
現時点の時間をモニタし、前記更新に対するスケジューリングされた時間を、前記現時点の時間と比較するスケジュールハンドラと、
前記スケジューリングされた更新を受信するために、背景プロセスを開始する更新アクセプタを具備するワイヤレス通信装置。
【請求項36】
前記スケジュールハンドラが、ワイヤレス通信装置の前記時間ゾーンの変更をモニタする請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項37】
前記ワイヤレス通信装置がアイドルであるとき、前記スケジューリングされた更新を、前記更新アクセプタが受信する請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項38】
前記ワイヤレス通信装置がビジーである場合、前記更新アクセプタが、前記スケジューリングされたダウンロードを選択的に無視する請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項39】
前記スケジューリングされた更新は、非臨界的なデータを具備する請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項40】
前記スケジューリングされた時間の間に、前記スケジューリングされた更新が受信されなかったかを決定し、専用更新に対する要求を送信するオプティマイザをさらに具備する請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項41】
前記更新アクセプタは、ユーザがアクティブにアプリケーションを使用している間に、時間敏感なデータに対する接続を行う請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項42】
スケジューリングされた更新の通告を受信する手段と、
前記更新を受信するために、前記スケジューリングされた時間において同調する手段とを具備するスケジューリングされたダウンロードを選択的に受信する装置。
【請求項43】
背景機能性を自動的に開始する手段と、
主要なアプリケーションの外で、前記スケジューリングされた更新をダウンロードする手段とをさらに具備する請求項42記載の装置。
【請求項44】
前記スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを具備する請求項42記載の装置。
【請求項45】
前記スケジューリングされた更新に対する代替的な時間を受信する手段と、
前記更新を受信するために、同調する前記代替的な時間の少なくとも1つを選択する手段とをさらに具備する請求項42記載の装置。
【請求項46】
低アクティビティーの期間を決定する手段と、
前記低アクティビティーの期間の間に起こる前記代替的な時間の少なくとも1つを選択する手段とをさらに具備する請求項42記載の方法。
【請求項47】
前記更新は、ブロードキャスト接続において受信される請求項42記載の方法。
【請求項48】
前記スケジューリングされた更新が適切であるかを決定させ、
現時点の時間をモニタさせ、前記更新に対するスケジューリングされた時間を、前記現時点の時間と比較させ、
前記スケジューリングされた更新を受信するために、背景機能性を開始させる機械実行可能な命令を記憶している機械読み出し可能な媒体。
【請求項49】
前記命令は、
さらに前記スケジューリングされた更新を、低アクティビティーの期間の間に受信することを具備する請求項48記載の機械読み出し可能な媒体。
【請求項50】
ワイヤレス通信システムにおいて、
前記スケジューリングされた更新の通告を受信し、
前記更新を受信するために、前記スケジューリングされた時間において同調し、
背景機能性を自動的に開始し、
主要なアプリケーションの外で、前記スケジューリングされた更新をダウンロードするように構成されたプロセッサを具備する装置。
【請求項1】
複数のクライアントデバイスに、来るべき更新を通告することと、
前記更新を、スケジューリングされた時間において送信することとを具備するスケジューリングされたダウンロードを送信する方法。
【請求項2】
前記来るべき更新は、非時間敏感なデータを具備する請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記複数のクライアントデバイスが、前記更新を受信する機会を許容されるように、複数の時間において、前記来るべき更新をスケジューリングすることをさらに具備する請求項1記載の方法。
【請求項4】
更新を、時間敏感な更新または非時間敏感な更新として分類することと、
前記時間敏感な更新を、リアルタイムデータとしてブロードキャストすることと、
前記非時間敏感な更新を、前記来るべき更新として送信することとをさらに具備する請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記スケジューリングされた時間と異なる時間において、前記更新を送信する要求を受信することと、
前記要求に応答して、ユニキャスト専用更新を送信することとをさらに具備する請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記更新をスケジューリングされた時間において送信することは、
前記複数のクライアントデバイスの少なくとも1つに関係付けられた時間を決定することと、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスに関係付けられた前記スケジューリングされた時間に基づいて、前記更新を送信することを具備する請求項1記載の方法。
【請求項7】
時間敏感な更新を、それが利用可能な時間と実質的に同一の時間において送信することをさらに具備する請求項1記載の方法。
【請求項8】
メモリとプロセッサを有し、前記メモリは、前記プロセッサによってなされる決定に関係した情報を記憶するコンピュータプラットフォームと、
少なくとも1つの非時間敏感な更新をスケジューリングするスケジューラと、
複数のクライアントデバイスに、提案されたスケジュールを通知する更新ノーティファイアと、
前記提案されたスケジュールを精査し、また、センダーが、少なくとも1つの非時間敏感な更新を適切な時間において送信することをトリガーするモニタを具備するコンテンツを送信するデバイス。
【請求項9】
前記モニタは、前記提案されたスケジュールを、現時点の時間とさらに比較する請求項8記載のデバイス。
【請求項10】
前記現時点の時間は、コンテンツを送信する前記デバイスによって参照された時間、または前記複数のクライアントデバイスの少なくとも1つによって参照された時間である請求項9記載のデバイス。
【請求項11】
前記センダーは、専用ブロードキャストチャネル上で少なくとも1つの非時間敏感な更新をブロードキャストする請求項8記載のデバイス。
【請求項12】
前記専用ブロードキャストチャネルは、前記提案されたスケジューリングされた時間以外の時間の間に、他のブロードキャストデータを送信するために使用される請求項11記載のデバイス。
【請求項13】
前記センダーは、前記複数のクライアントデバイスの少なくとも1つからの更新に基づいて、ユニキャスト専用更新を搬送する請求項8記載のデバイス。
【請求項14】
前記センダーは、時間敏感な更新を、それが利用可能な時間と実質的に同一の時間において送信する請求項8記載のデバイス。
【請求項15】
複数の受信デバイスに、来るべき更新を通告する手段と、
前記来るべき更新を、スケジューリングされた時間において送信する手段とを具備するスケジューリングされたダウンロードを選択的に送信する装置。
【請求項16】
前記複数の受信デバイスが、前記更新を受信する機会を許容されるように、複数の時間において、前記来るべき更新をスケジューリングする手段をさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項17】
更新を、時間敏感な更新または非時間敏感な更新として分類する手段と、
前記時間敏感な更新を、リアルタイムデータとしてブロードキャストする手段と、
前記非時間敏感な更新を、前記来るべき更新として送信する手段とをさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項18】
前記来るべき更新は、非時間敏感なデータを具備する請求項15記載の装置。
【請求項19】
前記スケジューリングされた時間と異なる時間において、前記更新を送信する要求を受信する手段と、
前記要求に応答して、ユニキャスト専用更新を送信する手段とをさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項20】
前記複数の受信デバイスの少なくとも1つに関係付けられた時間を決定する手段と、 前記少なくとも1つの受信デバイスに関係付けられた前記スケジューリングされた時間に基づいて、前記更新を送信する手段とをさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項21】
時間敏感な更新を、それが利用可能な時間と実質的に同一の時間において送信する手段をさらに具備する請求項15記載の装置。
【請求項22】
少なくとも1つの非時間敏感な更新をスケジューリングさせ、
複数のクライアントデバイスに、提案されたスケジュールを通知させ、
前記提案されたスケジュールを精査させ、および、
前記少なくとも1つの非時間敏感な更新を、前記適切な時間において送信させる機械実行可能な命令が記憶されている機械読み出し可能な媒体。
【請求項23】
前記命令は、
前記提案されたスケジュールを、現時点の時間とさらに比較することをさらに具備し、 前記現時点の時間は、機械読み出し可能な媒体によって参照された時間、または前記複数のクライアントデバイスの少なくとも1つによって参照された時間である請求項23記載の機械読み出し可能な媒体。
【請求項24】
前記命令は、
専用ブロードキャストチャネル上で前記少なくとも1つの非時間敏感な更新をブロードキャストすることと、
前記提案されたスケジューリングされた時間以外の時間の間に、他のブロードキャストデータを送信することとをさらに具備する請求項23記載の機械読み出し可能な媒体。
【請求項25】
ワイヤレス通信システムにおいて、
複数のクライアントに来るべき更新を通告し、および、
前記更新をスケジューリングされた時間において送信するように構成されたプロセッサを具備する装置。
【請求項26】
スケジューリングされた更新の通告を受信することと、
前記更新を、前記スケジューリングされた時間において同調することとを具備するスケジューリングされたダウンロードを受信する方法。
【請求項27】
背景機能性を自動的に開始することと、
主要なアプリケーションの外で、前記スケジューリングされた更新をダウンロードすることとをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項28】
前記スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを具備する請求項26記載の方法。
【請求項29】
前記スケジューリングされた更新に対する代替的な時間を受信することと、
前記更新を受信するために、同調に対する前記代替的な時間の少なくとも1つを選択することとをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項30】
低アクティビティーの期間を決定することと、
前記低アクティビティーの期間の間に起こる前記代替的な時間の少なくとも1つを選択することとをさらに具備する請求項29記載の方法。
【請求項31】
前記更新は、ブロードキャスト接続において受信される請求項26記載の方法。
【請求項32】
前記スケジューリングされた更新は、前記スケジューリングされた時間の間に受信されなかったことを決定することと、
ユニキャスト環境において送信される専用更新を要求することとをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項33】
時間敏感な更新を、それがブロードキャストされるのと実質的に同一な時間において受信することをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項34】
関係する時間ゾーンの変更をモニタすることと、
前記変更された時間ゾーンに対応する前記スケジューリングされた時間を調整することとをさらに具備する請求項26記載の方法。
【請求項35】
メモリおよびプロセッサを有し、前記メモリは、前記プロセッサによってなされる決定に関係する情報を記憶するコンピュータプラットフォームと、
スケジューリングされた更新が、ワイヤレス通信装置に対して適切かを決定する更新ベリファイアと、
現時点の時間をモニタし、前記更新に対するスケジューリングされた時間を、前記現時点の時間と比較するスケジュールハンドラと、
前記スケジューリングされた更新を受信するために、背景プロセスを開始する更新アクセプタを具備するワイヤレス通信装置。
【請求項36】
前記スケジュールハンドラが、ワイヤレス通信装置の前記時間ゾーンの変更をモニタする請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項37】
前記ワイヤレス通信装置がアイドルであるとき、前記スケジューリングされた更新を、前記更新アクセプタが受信する請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項38】
前記ワイヤレス通信装置がビジーである場合、前記更新アクセプタが、前記スケジューリングされたダウンロードを選択的に無視する請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項39】
前記スケジューリングされた更新は、非臨界的なデータを具備する請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項40】
前記スケジューリングされた時間の間に、前記スケジューリングされた更新が受信されなかったかを決定し、専用更新に対する要求を送信するオプティマイザをさらに具備する請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項41】
前記更新アクセプタは、ユーザがアクティブにアプリケーションを使用している間に、時間敏感なデータに対する接続を行う請求項35記載のワイヤレス通信装置。
【請求項42】
スケジューリングされた更新の通告を受信する手段と、
前記更新を受信するために、前記スケジューリングされた時間において同調する手段とを具備するスケジューリングされたダウンロードを選択的に受信する装置。
【請求項43】
背景機能性を自動的に開始する手段と、
主要なアプリケーションの外で、前記スケジューリングされた更新をダウンロードする手段とをさらに具備する請求項42記載の装置。
【請求項44】
前記スケジューリングされた更新は、非時間敏感なデータを具備する請求項42記載の装置。
【請求項45】
前記スケジューリングされた更新に対する代替的な時間を受信する手段と、
前記更新を受信するために、同調する前記代替的な時間の少なくとも1つを選択する手段とをさらに具備する請求項42記載の装置。
【請求項46】
低アクティビティーの期間を決定する手段と、
前記低アクティビティーの期間の間に起こる前記代替的な時間の少なくとも1つを選択する手段とをさらに具備する請求項42記載の方法。
【請求項47】
前記更新は、ブロードキャスト接続において受信される請求項42記載の方法。
【請求項48】
前記スケジューリングされた更新が適切であるかを決定させ、
現時点の時間をモニタさせ、前記更新に対するスケジューリングされた時間を、前記現時点の時間と比較させ、
前記スケジューリングされた更新を受信するために、背景機能性を開始させる機械実行可能な命令を記憶している機械読み出し可能な媒体。
【請求項49】
前記命令は、
さらに前記スケジューリングされた更新を、低アクティビティーの期間の間に受信することを具備する請求項48記載の機械読み出し可能な媒体。
【請求項50】
ワイヤレス通信システムにおいて、
前記スケジューリングされた更新の通告を受信し、
前記更新を受信するために、前記スケジューリングされた時間において同調し、
背景機能性を自動的に開始し、
主要なアプリケーションの外で、前記スケジューリングされた更新をダウンロードするように構成されたプロセッサを具備する装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−151874(P2012−151874A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−49429(P2012−49429)
【出願日】平成24年3月6日(2012.3.6)
【分割の表示】特願2010−528852(P2010−528852)の分割
【原出願日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−49429(P2012−49429)
【出願日】平成24年3月6日(2012.3.6)
【分割の表示】特願2010−528852(P2010−528852)の分割
【原出願日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
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