説明

プッシュツートークアナウンスメッセージの指図された流れ

ワイヤレス通信ネットワークにおけるターゲットハンドセットは、正確にターゲットハンドセットを配置するために、最初にページメッセージを送信せずに、複数の基地局を介して同報通信するPTTコールアナウンスメッセージを受信する。複数の基地局は、ターゲットセットが位置される地理的領域をカバーする。従って、ターゲットハンドセットを正確に配置するために、最初にページメッセージを同報通信することによって生じるコールセットアップの遅延は取り除かれる。順方向共通制御チャンネル(「FCCCH」)において利用可能である帯域幅は、ネットワークへの質の低下を有することなく、より大きなメッセージを扱うに十分であるゆえ、より大きなアナウンスメッセージを同報通信するためのネットワーク上での追加的な負担は僅かである。アナウンスメッセージはデータサイズを低減するために簡素化され得、ネットワーク上の任意の追加的な負担を最小化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の参照)
本出願は、同時所有の、「OPTIMIZED PUSH−TO−TALK CALL SETUP」と題された、同時係属の米国特許出願番号第10/730,520号に関連し、その全体においてここで援用される。
【0002】
本発明は一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信機器間のプッシュツートーク通信を確立することに関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信ネットワークを介したプッシュツートーク(「PTT」)コールを確立する従来のシステムおよび方法は、コールのセットアップに相当の時間を費やす。通常、ヘッドセットの要求からのコールメッセージは、PTTによって受信され、その後、ターゲットヘッドセットにアナウンスメッセージを発送する。ターゲットメッセージにアナウンスメッセージを送信するために、ターゲットハンドセットが最初に配置されなければならない。従って、従来のシステムはまず最初に、正確にターゲットハンドセットを配置するために、所定の地理的領域全体にページメッセージを同報通信する。
【0004】
いったんハンドセットがページメッセージに応答し、それによって、ワイヤレス通信ネットワークの特定のセルにおけるその配置を識別すると、アナウンスメッセージは、特定のセルの特定の基地局を介して、ターゲットハンドセットへ送信される。PTTコールを確立するこれらの従来の方法の重要な不利益は、ターゲットハンドセットを配置するために要求される時間量である。ワイヤレス通信ネットワークにおけるハンドセットの定期的な登録が通常、要求され、登録メッセージ間の時間の経過は、数分から数時間の間で変化し得る。その結果、ターゲットハンドセットの位置は、ハンドセットが最近、ネットワークに登録されておらず、移動した場合、広い地理学的領域に亘って送信される、多数のページメッセージを要求し得る。これらの多数のページメッセージはPTTのコールセットアップにかかる時間を増加させる。
【0005】
付け加えて、いったんターゲットハンドセットが配置され、受信され、アナウンスメッセージに応答すると、PTTサーバは、状態メッセージを、その要求ハンドセットに送信する。しかしながら、ワイヤレス通信ネットワークがPTTコールのためのトラフィックチャンネルを確立するまで、接続状態メッセージは基地局において遅延される。いったんトラフィックチャンネルが確立されると、次いで接続状態メッセージは、トラフィックチャンネルを介して、その要求ハンドセットに送信される。その接続状態メッセージを搬送することにおける遅延は、PTTコールのセットアップにかかる時間を相当に増加させる。
【0006】
それゆえ、必要なものは、ワイヤレス通信機器間のプッシュツートーク通信を迅速および効率的に確立し、上述したような従来のシステムにおいて見出される時間を消費してしまう手続きを克服する、システムおよび方法である。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
プッシュツートークを確立するために、従来のシステムによって要求された相当な時間は、ワイヤレス通信の分野において重要な問題である。概して、従来のシステムは、PTTコールを確立するために、2.5秒の時間を必要とする。本発明は、PTTコールを確立するための改良された方法を提供し、従来のセットアップ時間を相当に低減する。
【0008】
PTTコールアナウンスメッセージがターゲットハンドセットへ、PTTサーバによって送信される場合、そのアナウンスメッセージは、ターゲットハンドセットが位置されると考えられる地理的領域をカバーする複数の基地局を介して同報通信される。従って、ターゲットハンドセットを正確に配置するために、最初にページメッセージを同報通信することによって生じるコールセットアップの遅延は取り除かれる。より大きなアナウンスメッセージを同報通信するために、ネットワーク上での追加的な負担は僅かであり、というのは、順方向共通制御チャンネル(「FCCCH」)において利用可能である帯域幅は、ネットワークへの質の低下を有することなく、より大きなメッセージを扱うに十分であるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
その構造および動作の両方に関する本発明の詳細は、添付された図面の検討によって部分的に調べられ得、同様の参照番号は類似した部位を示す。
【0010】
ここで開示されるのは、ワイヤレス通信ネットワークを介してセットアップされるプッシュツートークコールを最適かするためのシステムおよび方法である。例えば、本明細書で開示される一つの方法は、複数の基地局を介して、ターゲットハンドセットに同報通信するためのPTTコールアナウンスメッセージを可能にする複数の基地局は、ターゲットハンドセットが配置されると考えられる地理的領域をカバーする。したがって、ターゲットハンドセットを正確に位置付けるためにページメッセージを送信することによって導入される追加的なPTTコールセットアップの遅延は除去される。
【0011】
この記載を読んだ後に、様々な代替的な実施形態および代替的な応用において本発明をインプリメントする方法が、当業者に明らかになる。しかしながら、本発明の様々な実施形態がここで記載されるが、これらの実施形態は、例示のためのみに提示されており、限定を意図していないことが理解される。従って、様々な代替的な実施形態の詳細な記載は、添付された請求の範囲において説明されるような、本発明の範囲または広さを限定するように解釈されるべきではない。
【0012】
図1は、プッシュツートークコールを容易にするように構成された、例示的なワイヤレス通信システム10を示したネットワークの図である。システム10は、ハンドセット20および30などのような、複数のワイヤレス通信デバイス(「ワイヤレス機器」および「ハンドセット」とも呼ばれる)を含む。ハンドセットは、基地局40および50などの、複数の基地局を介して、ワイヤレス通信ネットワーク35と通信するように結合される。PDSN60および70などの、複数のパケットデータサービスノード(「PDSN」)はまた、ワイヤレス通信ネットワーク35に接続される。それぞれのPDSNは、好ましくは、データ格納領域62および72などのデータ格納領域を用いて構成される。
【0013】
ワイヤレス通信ネットワーク35は、ネットワーク90などの他の通信ネットワークと通信するように結合され得る。一実施形態において、ワイヤレス通信ネットワーク35は、符号分割多重接続2000(「CDMA2000」)ネットワークであり、第3世代パートナーシッププロジェクト2(「3GPP2」)によって発行される仕様であり、ここでその全体において援用される。例えば、ワイヤレス通信ネットワーク35は、CDMA2000リリースAネットワークであり得る。ネットワーク90は、回路交換電話ネットワークなどの様々なネットワークの任意、またはインターネットなどのようなパケットデータネットワークの任意であり得る。例示された実施形態において、PTTサーバ80は、ネットワーク90を介して、PDSNおよびハンドセットと通信するように結合される。あるいは、PTTサーバ80は、ワイヤレス通信ネットワーク35の一部であり得る。PTTサーバ80はまた、データ格納領域82を用いて構成される。
【0014】
当業者によって理解されるように、ワイヤレス通信ネットワーク35を介したパケットデータ通信は、PDSN60およびPDSN70などの複数のPDSNによって、ネットワーク全体に亘ってルートされ、さらにそれを越える(すなわち、ネットワーク90へ)。PTTコールは、パケットデータとしてのハンドセット間の音声をキャリーするために、ボイスオーバーインターネットプロトコル(「VOIP」)を使用するパケットデータ通信である。
【0015】
一般に、PTTコールにおいて、要求ハンドセットは、ターゲットハンドセットとの接続を確立し、呼出し者は電話に話し掛ける。その呼出し者の音声は、幾千(またはそれ以上)のデータパケットに分割され、ワイヤレス通信ネットワーク35を介して、PTTサーバ80にそれぞれ送信される。PDSNは、ワイヤレス通信ネットワーク35を介して、必要に応じて、PTTサーバ80またはターゲットハンドセット30のいずれかにおいて、これらのパケットの最終的な送り先まで、ルートする。確立されたPTTコールの管理は、技術的に良く知られており、それゆえ、さらに詳細には記載しない。
【0016】
図2は、ワイヤレス通信ネットワークを介した、プッシュツートークコールを確立するための例示的なメッセージのシーケンスを例示するフロー図である。例示された実施形態において、要求ハンドセット20は、ターゲットハンドセット30を用いてPTTコールを要求する。PTTコールを確立するために、一連のメッセージが、ワイヤレス通信ネットワークを介して送信され、二つのハンドセットを通信するようにリンクする。付け加えて、例示された実施形態において、PTTサーバはプロセスを管理する。無線通信は、ハンドセット20および30のそれぞれの間、および、個々の基地局40および50の間にて生じる。二つの基地局が示されるが、ハンドセットが互いに近接している場合、単一の基地局が効果的であり得る。さらに、ハンドセットが移動している場合、次いで、追加的な基地局が要求され得る。
【0017】
初めに、要求ハンドセット20において、呼出し者はPTTコールを開始する。例えば、呼出し者は、ハンドセット20上の特定のボタンを押し得、PTTコールを開始するために、ユーザインターフェースを介して、一連のコマンドを入力し得る。いったん呼出し者がPTTコールを確立するための命令を提供すると、ハンドセット20はCALLメッセージを基地局40に送信する。CALLメッセージは、逆方向拡張アクセスチャンネル(「REACH」:reverse enhanced access channel)を用いて無線にて送信され、REACHはデータ帯域幅の毎秒38.4キロバイトまで提供することが可能である。
【0018】
基地局40が、ハンドセット20からCALLメッセージを受信した場合、基地局40は、CALLメッセージをPTTサーバ80に転送する。このメッセージは、ワイヤレス広域ネットワーク(「WWAN」)の一部を介して、パケットデータとして送信される。PTTサーバが基地局からCALLメッセージを受信した場合、PTTサーバ80はANNOUNCEメッセージを作成し、ターゲットハンドセット30に送信する。PTTサーバ80は、WWANを介して、そのANNOUNCEメッセージを基地局制御器に送信し、その基地局制御器は、ハンドセット30が配置される地理的領域をカバーする複数の基地局を管理する。
【0019】
一実施形態において、PAGEメッセージは複数の基地局を介して、正確にハンドセット30を配置するために同報通信される。例えば、PAGEメッセージは、順方向コマンド制御チャンネル(「FCCCH」)などの制御チャンネルにおいて送信され得、ハンドセット30によって受信される場合、ハンドセットは、REACHチャンネルにおいて送信されたRESPONSEメッセージを用いて返答する。RESPONSEメッセージは、特定の基地局50によって受信されるゆえ、PAGEおよびRESPONSEメッセージの組み合わせ100は、正確にハンドセット30を検出する。いったん、ハンドセット30が正確に検出されると、その同じ基地局50はANNOUNCEメッセージをFCCCHチャンネルにおけるハンドセット30に送信し、そのANNOUNCEメッセージの受取りを承認し、PTTコールを許可するハンドセット30からの応答を受信する。ハンドセット30からのその応答メッセージは、ANNOUNCE ACKNOWLEDGEMENT(「AACK」)である。
【0020】
あるいは、FCCCHチャンネルにおける複数の基地局を介してPAGEメッセージを同報通信するよりもむしろ、ANNOUNCEメッセージそれ自体は、FCCCHチャンネルにおける複数の基地局を介して同報通信され得る。ANNOUNCEメッセージのサイズはPAGEメッセージのサイズよりも大きいが、ワイヤレス通信ネットワークの負担となる追加的なリソースは、FCCCHチャンネルにおいて利用可能な重要な帯域幅のためにごく僅かである。従って、セットアッププロセスにおける追加的な時間は、ハンドセット30が検出されると考えられる近隣の地理的領域をカバーする複数の基地局を介して、ANNOUNCEメッセージを同報通信することによって、節約され得る。
【0021】
有利なことに、ハンドセット30は、ハンドセット30が現在配置されている領域をカバーする基地局にSTATUSメッセージを送信することによって、ネットワークを定期的に登録する。その登録プロセスは技術的に良く知られており、それゆえここではさらに詳細には記載しない。登録プロセスの利点は、それがネットワークを、ハンドセット30が首尾良くコンタクトされると考えられる別個の限定された基地局のセットに提供することである。
【0022】
いったんハンドセット30がAACKメッセージに返答すると、基地局50は、WWANを介して、PTTサーバ80へAACKメッセージを転送する。次に、PTTサーバ80は、基地局40を介して、CONNECTION STATUSメッセージ110(「STATUS」)を、要求ハンドセット30に送信する。基地局40において、STATUSメッセージ110は、FCCCHチャンネルにおいて、無線にてハンドセット30に送信される。有利なことに、FCCCHチャンネルにおいて、ハンドセット30にSTATUSメッセージ110を送信することは、確立されるトラフィックチャンネルを待機することによって、および、次いで、トラフィックチャンネルにおいてハンドセット30にSTATUSメッセージ110を送信することによって生じ得る任意の遅延を避ける。
【0023】
要求ハンドセット20において、いったんSTATUSメッセージ110が受信されると、ハンドセット20はその音声チャンネルを開放し、呼出し者(すなわち、ハンドセット20のユーザ)から受信された音声データを処理し始める。有利なことに、その処理された音声データは、トラフィックチャンネルが確立されるまで、ハンドセット20上でバッファされ得る。いったんトラフィックチャンネルが確立されると、バッファされた音声は、トラフィックチャンネルにおけるワイヤレス通信ネットワークを介して、ハンドセット20に送信され得、PTTコールが生じ得る。
【0024】
図3は、ワイヤレス通信ネットワークにおける複数のセルを例示するブロック図である。例示された実施形態において、セル120、140、および160はそれ自体の地理的領域をカバーするそれぞれのセルを用いて示される。セル120、140、および160のそれぞれに、個々の基地局130、150、および170がある。ハンドセット25はセル160に配置され、基地局170と無線通信を確立することが可能である。
【0025】
ハンドセット25がPTTコールを要求する一実施形態において、ハンドセット25は、FCCCHチャンネルにおける基地局170へCALLメッセージを送信し、また、基地局170からSTATUSメッセージを受信し、STATUSメッセージは、FCCCHチャンネルにおいてハンドセット25に送信される。
【0026】
ハンドセット25がPTTコールのためのターゲットハンドセットである一実施形態において、基地局130、150、および170のそれぞれは、個々のセル120、140、および160において、ANNOUNCEメッセージを同報通信することができる。従って、ハンドセット25は、基地局170からANNOUNCEメッセージを受信し、基地局170へ、無線にて適切なAACKメッセージを送信し、前述したように、PTTサーバに戻す。
【0027】
図4は、ワイヤレス通信機器における例示的な音声チャンネルを示すブロック図である。例示的な実施形態において、音声チャンネルは、マイクロフォン200、コーデック210、およびボコーダ220を含む。追加的な、または少なくされた(例えば、組み合わされた)構成要素はまた、当業者によって理解されるように、音声チャンネルを含み得る。付け加えて、データ格納領域232を用いて構成されるプロセッサ230が示される。
【0028】
通常動作の間、コールまたは他の音声入力機能が進行中ではない場合、音声チャンネルの構成要素はオフにされている。例えば、マイクロフォン200はミュートされ得、コーデック210およびボコーダ220から、電力を抑えられ得る。有利なことに、必要でない場合に音声チャンネルをオフにすることは、ハンドセット上の貴重なシステムリソースを節約することができる。
【0029】
一実施形態において、ハンドセットが基地局からSTATUSメッセージを受信する場合、PTTコールのためのトラフィックチャンネルがまだ確立されていないが、プロセッサ230は、音声チャンネルに、呼出し者がPTTコールを開始することを可能にさせる。例えば、プロセッサ230は、マイクロフォンをミュートではない状態にし得、コーデック210およびボコーダ220をアクティベートさせ、その結果、呼出し者からの音声入力(つまり声)が、コーデック210およびボコーダ220によって処理され得る。この処理された音声信号は、データ格納領域232において、プロセッサ230によって格納され得る。データ格納領域はFLASHメモリ、バッファ、あるいは、揮発性または不揮発性記憶装置の任意のタイプであり得る。いったんトラフィックチャンネルが確立されると、処理されバッファされた音声コンテンツは、トラフィックチャンネルにおけるワイヤレス通信ネットワークを介して、ターゲットハンドセットに送信され得る。
【0030】
図5は、ワイヤレス通信ネットワークを介したプッシュツートークコールを確立するための、例示的な要求ハンドセットプロセスを示す、フロー図である。最初に、ステップ310において、要求ハンドセットは、呼出し者からPTT開始命令を受信する。例えば、呼出し者はハンドセット上の特定のボタンを押し得、PTTコールを開始し得る。代替的に、または、組み合わせて、呼出し者は、ユーザインターフェースを介して、様々なメニューアイテム、アイコン、またはPTTコールを開始する選択を選択するためにナビゲートし得る。
【0031】
いったんPTTコールが呼出し者によって、ハンドセット上にて開始されると、ステップ320において、ハンドセットは、そのハンドセットが配置される特定の地理的セルラー領域をカバーする基地局へ、無線にて、CALL要求メッセージを送信する。CALL要求は、REACH制御チャンネルにおいて送信される。コール要求への応答において、ステップ330において、ハンドセットは、PTTコールの確立を確認する、基地局からの無線通信を受信する。この接続STATUSメッセージは、トラフィックチャンネルが、PTTコールの間、VOIPデータパケットをキャリーするために解放されていることを必ずしも確認するわけではなく、むしろ、ターゲットハンドセットが配置され、PTTコールに利用可能であることを示す。この接続STATUSメッセージは、FCCCH制御チャンネルにおけるハンドセットによって受信される。
【0032】
いったんSTATUSメッセージが受信されると、ハンドセットは、次に、ステップ340において、その音声チャンネルをアクティベートし、その結果、PTTコールが開始され得る。付け加えて、ハンドセットはまた、呼出し者に、それが音声入力を受信する準備が整ったことを示し得る。この点において、呼出し者からのハンドセットによって受信された任意の音声データ(つまり音声入力)は、音声チャンネルにおいて処理され、ステップ350において示されるように、ハンドセット上にてバッファされる。ハンドセットは、処理された音声データをバッファし続け、ステップ360においてハンドセットによって決定されるように、確立されるPTTコールのためのトラフィックチャンネルを待機する。トラフィックチャンネルが確立されない間は、ハンドセットは、処理された音声データをバッファし続ける。いったんトラフィックチャンネルが確立されると、ステップ370において、ハンドセットは、バッファされた音声データを、トラフィックチャンネルにおけるターゲットハンドセットへ送信し、その後、PTTコールが生じる。
【0033】
図6は、ワイヤレス通信ネットワークを介したプッシュツートークコールを確立するための例示的なターゲットハンドセットプロセスを示すフロー図である。最初に、ステップ400において、ターゲットハンドセットは、基地局から無線通信にてANNOUNCEメッセージを受信する。ANNOUNCEメッセージは、FCCCH制御チャンネルにおけるハンドセットによって受信される。ANNOUNCEメッセージを受信すると、ハンドセットは、ステップ410において示されるように、AACKメッセージを基地局に送信する。AACKメッセージは、REACH制御チャンネルにおいて送信される。
【0034】
次に、ステップ420において、ターゲットハンドセットは、PTTサーバへルートするREACHチャンネルにおいて、CALL要求を送信し、その結果、PTTコールのためのトラフィックチャンネルは、ターゲットハンドセットのために確立され得る。CALL要求への応答において、ハンドセットは、ステップ430において示されるように、チャンネル割り当てを受信する。いったん、チャンネルがPTTコールのために割り当てられると、ハンドセットは次いで、ステップ440において、その割り当てられたトラフィックチャンネルにおいて音声の受信を開始し、要求ハンドセットとターゲットハンドセットとの間のPTTコールが生じる。
【0035】
図7は、ここで記載される様々な実施形態に関連して使用され得る、例示的なワイヤレス通信機器450を示すブロック図である。例えば、ワイヤレス通信機器450は、図1に関連して以前に記載されたように、要求ハンドセットまたはターゲットハンドセットとして用いられ得る。しかしながら、他のワイヤレス通信機器および/または構成が利用され得、それは当業者に明らかである。
【0036】
例示された実施形態において、ワイヤレス通信機器450は、アンテナ452、マルチプレクサ454、低ノイズアンプ(「LNA」)456、パワーアンプ(「PA」)458、変調回路460、ベースバンドプロセッサ462、スピーカ464、マイクロフォン466、中央処理ユニット(「CPU」)468、データ格納領域470、およびハードウェアインターフェース472を含む。ワイヤレス通信機器450において、無線周波数(「RF」)信号が、アンテナ452によって送信および受信される。マルチプレクサ454はスイッチとしてアクトし、送信信号パスと受信信号パスとの間でアンテナ452を結合する。受信パスにおいて、受信されたRF信号は、マルチプレクサ454からLNA456へ結合される。LNA456は受信されたRF信号を増幅し、その増幅された信号を、変調回路460の復調部分へ結合させる。
【0037】
通常、変調回路460は、一つの集積回路(「IC」)において、復調器および変調器を組み合わせる。復調器および変調器はまた、別個の構成要素であり得る。復調器は、RFキャリア信号を除去し(strip away)、ベースバンド受信音声信号を残し、その音声信号は、ベースバンドプロセッサ462へ復調器出力から送信される。
【0038】
ベースバンド受信音声信号は音声情報を含む場合、次いでベースバンドプロセッサ462は信号をデコードし、それをアナログ信号に変換する。次いで、信号は増幅され、スピーカ464に送信される。ベースバンドプロセッサ462はまた、マイクロフォン466からアナログ音声信号を受信する。これらのアナログ音声信号はデジタル信号に変換され、ベースバンドプロセッサ462によってエンコードされる。ベースバンドプロセッサ462はまた、送信のためにデジタル信号をコード化し、変調回路460の変調器部分にルートされる、ベースバンド送信音声信号を生成する。変調器は、ベースバンド送信音声信号を、パワーアンプ458にルートされるRF送信信号を生成するRFキャリア信号とミックスする。パワーアンプ458はRF送信信号を増幅し、マルチプレクサ454へそれをルートし、そこで、その信号は、アンテナ452よる送信のために、アンテナポートにスイッチされる。
【0039】
ベースバンドプロセッサ462はまた、中央処理ユニット468と通信するように結合される。中央処理ユニット468は、データ格納領域470にアクセスを有する。中央処理ユニット468は、好ましくは、データ格納領域470に格納され得る命令(すなわちコンピュータプログラムまたはソフトウェア)を実行するように構成される。コンピュータプログラムはまた、ベースバンドプロセッサ462から受信され得、データ格納領域470において格納され得、または、受信すると実行され得る。そのようなコンピュータプログラムは、実行された場合、ワイヤレス通信機器450に、前述したように、本発明の様々な機能を実行させることができる。
【0040】
この記載において、用語「コンピュータ可読媒体」は、中央処理ユニット468による実行のために、実行可能な命令(例えば、ソフトウェアおよびコンピュータプログラム)をワイヤレス通信機器450に提供するために使用される任意の媒体を意味するために使用される。これらの媒体の例は、データ格納領域470、マイクロフォン466(ベースバンドプロセッサ462を介した)、アンテナ452(これもまた、ベースバンドプロセッサ462を介した)、およびハードウェアインターフェース472を含む。これらのコンピュータ可読媒体は、実行可能なコード、プログラミング命令、およびソフトウェアを、ワイヤレス通信機器450に提供するための手段である。実行可能なコード、プログラミング命令、およびソフトウェアは、中央処理ユニット468によって実行される場合、好ましくは、中央処理ユニット468に、前述した本発明の特徴および機能を実行させる。
【0041】
中央処理ユニットはまた、好ましくは、新しい機器がハードウェアインターフェースによって検出された場合、ハードウェアインターフェース472からの通知を受信するように構成される。ハードウェアインターフェース472は、CPU468と通信し、新しい機器とインタラクトする制御ソフトウェアを用いた、組み合わせの電気機械式検出器であり得る。
【0042】
図8は、ここで記載される様々な実施形態に関連するために使用され得る例示的なコンピュータシステム550を示すブロック図である。例えば、コンピュータシステム550は、図1に関連して以前に記載されたような、プッシュツートークサーバまたはパケットデータサービスノードに関連して使用され得る。しかしながら、他のコンピュータシステムおよび/または構成が使用され得、それは当業者には明らかである。
【0043】
コンピュータシステム550は、好ましくは、プロセッサ552などの一つ以上のプロセッサを含む。入力/出力を管理するための補助プロセッサ、浮動小数点数学演算(floating point mathematical operation)を実行するための補助プロセッサ、信号処理アルゴリズムの迅速な実行に適当な構成を有する特定目的用マイクロプロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ)、メイン処理システムに従属するスレーブプロセッサ(例えば、バックエンドプロセッサ)、デュアルまたはマルチ処理システムのための追加的なマイクロプロセッサまたは制御器、あるいはコプロセッサなどの追加的なプロセッサが提供され得る。そのような補助プロセッサは、別個のプロセッサであり得るか、プロセッサ552に統合され得る。
【0044】
プロセッサ552は、好ましくは、通信バス554に接続される。通信バス554は、コンピュータシステム550の記憶装置と他の周辺構成要素との情報転送を用意にするためのデータチャンネルを含み得る。通信バス554は、プロセッサ552と通信するために使用される信号のセットをさらに提供し得、通信バス554は、データバス、アドレスバス、制御バス(図示されず)を含む。通信バス554は、例えば、工業標準アーキテクチャ(「ISA」)、拡張業界標準アーキテクチャ(「EISA」)、マイクロチャンネルアーキテクチャ(「MCA」)、周辺構成要素相互接続(「PCI」)ローカルバス、または、IEEE488汎用インターフェースバス(「GPIB」)、IEEE696/S−100などを含む、電気電子技術協会(「IEEE」)によって公表されている規格に従うバス構成などの、任意の基準または非基準バス構成を含み得る。
【0045】
コンピュータシステム550は、好ましくは、メインメモリ556を含み、または、セカンダリメモリ558を含み得る。メインメモリ556は、プロセッサ552上で実行するプログラムのための命令およびデータの記憶装置を提供する。メインメモリ556は、通常は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(「DRAM」)および/またはスタティックランダムアクセスメモリ(「SRAM」)などの、半導体ベースのメモリである。他の半導体ベースのメモリタイプは、例えば、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(「SDRAM」)、ラムバスダイナミックランダムアクセスメモリ(「RDRAM」)、強誘電性(ferroelectric)ランダムアクセスメモリ(「FRAM」)などを含み、読み出し専用メモリ(「ROM」)を含む。
【0046】
セカンダリメモリ558は、必要に応じて、ハードディスクドライブ560および/または、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、磁気テープドライブ、コンパクトディスク(「CD」)ドライブ、デジタルバーサタイルディスク(「DVD」)ドライブなどの、リムーバブル記憶装置ドライブ562を含む。リムーバブル記憶装置ドライブ562は、既知の方法において、リムーバブル記憶装置媒体564へ読み出しおよび/または書き込みをする。リムーバブル記憶装置媒体564は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、CD、DVDなどであり得る。
【0047】
リムーバブル記憶装置媒体564は、好ましくは、そこに格納されるコンピュータ実行可能コード(つまりソフトウェア)および/またはデータを有する、コンピュータ可読媒体である。コンピュータソフトウェア、またはリムーバブル記憶装置媒体564に格納されたデータは、電気通信信号578として、コンピュータシステム550に読み出される。
【0048】
代替的な実施形態において、セカンダリメモリ558は、他の類似した手段を含み得、コンピュータプログラムまたは他のデータ、あるいは命令を、コンピュータシステム550へロードさせ得る。そのような手段は、例えば、外部記憶装置媒体572およびインターフェース579を含み得る。外部記憶装置媒体572の例は、外部ハードディスクドライブまたは外部光学ドライブ、あるいは、外部光磁気ドライブを含み得る。
【0049】
セカンダリメモリ558の他の例は、プログラマブル読み出し専用メモリ(「PROM」)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(「EPROM」)、電気的消去可能読み出し専用メモリ(「EEPROM」)、またはフラッシュメモリ(EEPROMに類似したブロック向きメモリ)などの、半導体ベースのメモリを含み得る。任意の他のリムーバブル記憶装置ユニット572およびインターフェース570もまた含まれ、それらは、ソフトウェアおよびデータが、リムーバブル記憶装置ユニット572からコンピュータシステム550へ転送させ得る。
【0050】
コンピュータシステム550はまた、通信インターフェース574を含み得る。通信インターフェース574は、ソフトウェアおよびデータを、コンピュータシステム550と外部装置(例えばプリンタ)、ネットワーク、または情報ソースとの間に転送させ得る。例えば、コンピュータソフトウェアまたは実行可能なコードは、通信インターフェース574を介して、ネットワークサーバからコンピュータシステム550に転送され得る。通信インターフェース574の例は、2,3の例を挙げるとすれば、モデム、ネットワークインターフェースカード(「NIC」)、通信ポート、PCMCIAスロットおよびカード、赤外線インターフェース、およびIEEE1394ファイア−ワイヤを含む。
【0051】
通信インターフェース574は、好ましくは、イーサネット(登録商標)IEEE802標準、ファイバチャンネル、デジタル加入者回線(「DSL」)、非対称デジタル加入者回線(「ADSL」)、フレームリレー、非同期転送モード(「ATM」)、統合デジタルサービスネットワーク(「ISDN」)、パーソナル通信サービス(「PCS」)、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(「TCP/IP」)、シリアルラインIP/ポイントツーポイントプロトコル(「SLIP/PPP」)などをインプリメントするが、カスタマイズされた、または非標準インターフェースプロトコルもまたインプリメントし得る。
【0052】
通信インターフェース574を介して転送されたソフトウェアおよびデータベースは、通常、電気通信信号578の形式である。これらの信号578は、好ましくは、通信チャンネル576を介した通信インターフェース574に提供される。通信チャンネル576は信号578をキャリーし、2,3の例を挙げれば、ワイヤまたはケーブル、光ファイバ、従来の電話線、携帯電話リンク、無線周波数(RF)リンク、または赤外線リンクを含む、様々な通信手段を用いてインプリメントされ得る。
【0053】
コンピュータ実行可能コード(すなわち、コンピュータプログラムまたはソフトウェア)は、メインメモリ556および/またはセカンダリメモリ558において格納される。コンピュータプログラムはまた、通信インターフェース574を介して受信され得、メインメモリ556および/またはセカンダリメモリ558において格納され得る。そのようなコンピュータプログラムは、実行される場合、コンピュータシステム550に、以前に記載されたように、本発明の様々な機能を実行させ得る。
【0054】
この記載において、用語「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータ実行可能なコード(例えば、ソフトウェアおよびコンピュータプログラム)をコンピュータシステム550に提供するために使用される任意の媒体を意味するために使用される。これらの媒体の例は、メインメモリ556、セカンダリメモリ558(ハードディスクドライブ560、リムーバブル記憶装置媒体564、および外部記憶装置媒体572を含む)、および、通信インターフェース574と通信するように結合される任意の周辺機器(ネットワーク情報サーバまたは他のネットワーク機器を含む)を含む。これらのコンピュータ可読媒体は、実行可能なコード、プログラミング命令、およびソフトウェアをコンピュータシステム550に提供するための手段である。
【0055】
ソフトウェアを使用してインプリメントされる一実施形態において、ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体に格納され得、リムーバブル記憶装置ドライブ562、インターフェース570、または通信インターフェース574などの方法によって、コンピュータシステム550にロードされる。そのような実施形態において、ソフトウェアは、電気通信信号578の形式において、コンピュータシステム550にロードされる。ソフトウェアは、プロセッサ552によって実行される場合、好ましくは、プロセッサ552に、以前に記載した、本発明の特性および機能を実行させる。
【0056】
様々な実施形態がまた、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)などの構成要素を用いたハードウェアにおいて第1にインプリメントされ得る。ここで記載される機能を実行することが可能であるハードウェア状態機械のインプリメンテーションはまた、当業者において明らかである。様々な実施形態がまた、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせを用いてインプリメントされ得る。
【0057】
ここで示され、詳細に記載される特定のシステムおよび方法が、本発明の上記された目的を達成することが十分に可能である一方で、ここで提供される記載および図面は、本発明の好ましい実施形態を表し、それゆえ、本発明によって広く検討された主題を示すことは理解されたい。本発明の範囲は、当業者にとって明らかであり得る他の実施形態を十分に包括し、および、本発明の範囲は、従って、添付された請求の範囲以外の何ものによっても限定されないこともさらに理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】プッシュツートークコールを容易にするように構成された、例示的なワイヤレス通信システムを例示するネットワーク図である。
【図2】ワイヤレス通信ネットワークを介してプッシュツートークコールを確立するためのメッセージの例示的なシーケンスを例示するフロー図である。
【図3】ワイヤレス通信ネットワークにおける複数のセルを例示するブロック図である。
【図4】ワイヤレス通信機器における例示的な音声チャンネルを例示するブロック図である。
【図5】ワイヤレス通信ネットワークを介してプッシュツートークコールを確立するための例示的な、要求ハンドセットのプロセスを示すフロー図である。
【図6】ワイヤレス通信ネットワークを介してプッシュツートークコールを確立するための例示的なターゲットハンドセットのプロセスを示すフロー図である。
【図7】ここで記載される様々な実施形態に関連して使用され得る例示的なワイヤレス通信機器を示す、ブロック図である。
【図8】ここで記載される様々な実施形態に関連して使用され得る例示的なコンピュータシステムを示す、ブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信ネットワークを介したプッシュツートークコールを開始するための方法であって、
ワイヤレス通信ネットワークを介して、呼び出しハンドセットからのプッシュツートーク開始要求を受信することであって、該要求が受信者ハンドセットを識別する、ことと、
該プッシュツートーク要求をアナウンスメッセージに変換することと、
該アナウンスメッセージを該受信者ハンドセットにアドレスすることと、
該ワイヤレス通信ネットワークを介して、該アナウンスメッセージを同報通信することであって、該アナウンスメッセージが複数の基地局を介して送信される、ことと
を包含する、方法。
【請求項2】
前記ワイヤレス通信ネットワークが符号分割多重接続ネットワークである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記同報通信するステップが、制御チャンネルにおいて、前記アナウンスメッセージを送信することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記制御チャンネルが順方向共通制御チャンネルである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アナウンスメッセージに応答して、承認メッセージを受信することをさらに包含する、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記承認メッセージが制御チャンネルにおいて受信される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記制御チャンネルが逆方向拡張アクセスチャンネルである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ワイヤレス通信ネットワークを介して、プッシュツートークコールを開始するシステムであって、
ワイヤレス通信ネットワークにおいて、無線通信のために構成されたターゲットハンドセットと、
該ターゲットハンドセットと無線にて通信するように構成可能である、複数の基地局と、
を備え、
プッシュツートークアナウンスメッセージが、該複数の基地局を介して、該ターゲットハンドセットに同報通信される、システム。
【請求項9】
前記ワイヤレス通信ネットワークが符号分割多重接続ネットワークである、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記ワイヤレス通信ネットワークにおいて、複数の制御チャンネルをさらに備え、前記プッシュツートークアナウンスメッセージが、順方向共通制御チャンネルにおいて、前記ターゲットハンドセットへ同報通信される、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
プッシュツートークサーバをさらに備え、該プッシュツートークサーバが前記プッシュツートークアナウンスメッセージを開始する、請求項8に記載のシステム。
【請求項12】
第1の基地局が、前記アナウンスメッセージに応じて、前記ターゲットハンドセットから承認メッセージを受信する、請求項8に記載のシステム。
【請求項13】
前記承認メッセージが、制御チャンネルにおいて、前記第1の基地局によって受信される、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記制御チャンネルが逆方向拡張アクセスチャンネルである、請求項13に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−523516(P2007−523516A)
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542808(P2006−542808)
【出願日】平成16年12月3日(2004.12.3)
【国際出願番号】PCT/US2004/040596
【国際公開番号】WO2005/057868
【国際公開日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FRAM
【出願人】(503370192)キョウセラ ワイヤレス コープ. (93)
【Fターム(参考)】