説明

ヘミアステルリン誘導体およびそれらの使用

本発明は、式(I)の化合物を提供し、さらに、それを合成する方法、および癌の治療でそれを使用する方法を提供する:


ここで、R〜R、X、X、R、Q、およびnは、本明細書中で定義したとおりである。ヘミアステルリンの新規誘導体、およびこの種のペプチド一般の生物活性にアクセスしさらに探索する必要性を認識して、本発明は、新規ペプチド化合物(これらは、抗癌活性を示す)を提供する。それゆえ、本発明の化合物、およびそれらの薬学的組成物は、癌を治療するのに有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造(I)を有する化合物、およびそれらの薬学的に受容可能な誘導体:
【化1】

ここで、nは、0、1、2、3または4である;
およびXは、それぞれ別個に、CR、C(=O)または−SO−である;ここで、RおよびRの各存在は、別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
およびRは、それぞれ別個に、水素、−(C=O)R、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;ここで、Rの各存在は、別個に、水素、OH、OR、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;ここで、Rは、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
およびRの各存在は、別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;または、ここで、任意の2個のR、R、RおよびR基は、一緒になって、脂環族、ヘテロ脂環族、脂環族(アリール)、ヘテロ脂環族(アリール)、脂環族(ヘテロアリール)またはヘテロ脂環族(ヘテロアリール)部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し得る;
、RおよびRは、それぞれ別個に、水素、−(C=O)R、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であり、ここで、Rの各存在は、別個に、水素、OH、OR、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であるか、または、ここで、任意の2個のR、RおよびR基は、一緒になって、脂環族、ヘテロ脂環族、脂環族(アリール)、ヘテロ脂環族(アリール)、脂環族(ヘテロアリール)またはヘテロ脂環族(ヘテロアリール)部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成する;ここで、Rは、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;またはRは、NRが二重結合を介してRに連結されるとき、不存在であり得る;
Rは、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;そして
Qは、ORQ’、SRQ’、NRQ’Q”、N、=N−OH、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;ここで、RQ’およびRQ”は、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であるか、またはRQ’およびRQ”は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、脂環族、ヘテロ脂環族、脂環族(アリール)、ヘテロ脂環族(アリール)、脂環族(ヘテロアリール)またはヘテロ脂環族(ヘテロアリール)部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し得る;
但し:
(viii)該化合物は、天然に存在するHemiasterlinではない;そして
(ix)以下の群は、以下に定義したように同時に起こることはない:
nは、1である;
およびXは、それぞれ、C(=O)である;
は、水素、必要に応じて置換したアルキルまたはアシル基、または必要に応じて置換したメチレンまたは−CH=基であり、該基は、インドール部分に結合され、それにより、三環式部分を形成する;
は、水素、必要に応じて置換したアルキルまたはアシル基であるか、またはRが上で定義したように−CH=であるとき、存在しない;
は、水素であるか、または本明細書中で定義したCRおよびCRが二重結合で連結されるとき、存在しない;
は、以下の構造を有する部分である:
【化2】

ここで、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換したアルキルまたはアシルであるか、またはRは、本明細書中で定義したCRおよびCRが二重結合で連結されるとき、存在しない;RおよびRは同時に水素にはならないという制限がある;Rは、水素または任意の置換基であるか、またはRが上で定義したように必要に応じて置換したメチレンまたは−CH=基であるとき、存在しない;Yは、任意の置換基である;そしてmは、0、1、2、3または4である;
は、水素、OH、または必要に応じて置換したアルキルまたはアシル基である;
は、水素または必要に応じて置換したアルキル基である;
は、水素またはアルキルである;そして
−R−X−Qは、一緒になって、必要に応じて置換したアルキル部分または−Q’−C(O)Xを表わし、ここで、Q’は、必要に応じて置換した−CH−、−CHCH−、−CHCHCH−、−CHCH=CH−、−CHC=−C−またはフェニレン部分であり、ここで、Xは、−OR’、−SR’または−NR’R”であり、そしてR’およびR”の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したアルキルである、
化合物。
【請求項2】
Rが、−CH(R8a)C(R9a)=C(R10a)−であり、そして前記化合物が、以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物:
【化3】

ここで、R8a、R9aおよびR10aは、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;そして、ここで、任意の2個のR、R8a、R9aおよびR10a基は、脂環族、ヘテロ脂環族、脂環族c(アリール)、ヘテロ脂環族(アリール)、脂環族(ヘテロアリール)またはヘテロ脂環族(ヘテロアリール)部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し得る、
化合物。
【請求項3】
以下の立体配置を有する、請求項2に記載の化合物:
【化4】

【請求項4】
が、C=Oであり、そして前記化合物が、以下の構造を有する、請求項2に記載の化合物:
【化5】

ここで、Xは、C=O、SOまたはCRであり、ここで、RおよびRは、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である、
化合物。
【請求項5】
以下の立体配置を有する、請求項4に記載の化合物:
【化6】

【請求項6】
が、C=Oであり、そして前記化合物が、以下の構造を有する、請求項2に記載の化合物:
【化7】

ここで、Xは、C=O、SOまたはCRであり、ここで、RおよびRは、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である、
化合物。
【請求項7】
以下の立体配置を有する、請求項6に記載の化合物:
【化8】

【請求項8】
が、C=Oである;Qが、必要に応じて置換した窒素含有環状部分である;そして前記化合物が、以下の構造を有する、請求項4に記載の化合物:
【化9】

ここで、A、B、DまたはEの各存在は、別個に、CHR、CRii、O、S、NRiiであり、ここで、RおよびRiiの各存在は、別個に、存在しない、水素、−C(=O)Riii、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;または、ここで、任意の2個の隣接R、RiiまたはRiii基は、一緒になって、脂環族またはヘテロ脂環族部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し、該脂環族またはヘテロ脂環族部分は、3個〜6個の原子を有する;ここで、Riiiの各存在は、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
NとA、AとB、BとD、DとE、およびEとNは、それぞれ別個に、原子価が許容する単結合または二重結合で連結される;そして
a、b、dおよびeは、それぞれ別個に、0、1、2、3、4、5、6または7であり、ここで、a、b、dおよびeの合計は、4〜7である、
化合物。
【請求項9】
以下の立体配置を有する、請求項8に記載の化合物:
【化10】

【請求項10】
nが、1である;RおよびRが、それぞれ別個に、水素またはメチルである;Rが、水素であり、そしてRが、−CR4a4b4cである;そして前記化合物が、以下の構造を有する、請求項8に記載の化合物:
【化11】

ここで、R4aおよびR4bは、それぞれ別個に、水素または低級アルキルであり、そしてR4cは、アリールまたはヘテロアリール部分である、
化合物。
【請求項11】
4cが、置換または非置換フェニルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物:
【化12】

ここで、R8b、R9b、R10bおよびR11bは、それぞれ別個に、存在しない、水素、−(C=O)R、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であり、ここで、Rの各存在は、別個に、水素、OH、OR、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であるか、または、ここで、任意の2個のR8b、R9b、R10bおよびR11b基は、一緒になって、脂環族またはヘテロ脂環族部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成する;ここで、Rは、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;そして
NRとCR8b、CR8bとCR9b、CR9bとCR10b、CR10bとCR11bは、それぞれ別個に、原子価が許容する単結合または二重結合で連結される、
化合物。
【請求項13】
以下の立体配置を有する、請求項12に記載の化合物:
【化13】

【請求項14】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物:
【化14】

ここで、pは、1、2、3または4である;qは、0〜12である;そしてSの各存在は、別個に、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であるか、または任意の2個の隣接S部分は、一緒になって、脂環族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分を形成し得る、
化合物。
【請求項15】
pが、1であり、そしてqが、0である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
以下の立体配置を有する、請求項14に記載の化合物:
【化15】

【請求項17】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物:
【化16】

ここで、R4aおよびR4bは、それぞれ別個に、低級アルキルであり、そしてR4cは、アリールまたはヘテロアリール部分である、
化合物。
【請求項18】
4cが、置換または非置換フェニルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
前記化合物が、以下の構造を有する、請求項17に記載の化合物:
【化17】

【請求項20】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物:
【化18】

ここで、pは、1、2、3または4である;qは、0〜12である;そしてSの各存在は、別個に、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であるか、または任意の2個の隣接S部分は、一緒になって、脂環族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分を形成し得る、
化合物。
【請求項21】
以下の立体配置を有する、請求項20に記載の化合物:
【化19】

【請求項22】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物:
【化20】

ここで、R8c、R9c、R10c、R11cおよびR12cは、それぞれ別個に、水素、−(C=O)R、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であり、ここで、Rの各存在は、別個に、水素、OH、OR、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であるか、または、ここで、任意の2個のR8c、R9c、R10c、R11cおよびR12c基は、一緒になって、脂環族またはヘテロ脂環族部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成する;ここで、Rは、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;そして
NRとCR8c、CR8cとCR9c、CR9cとCR10c、およびCR10cとCR11cは、それぞれ別個に、原子価が許容する単結合または二重結合で連結される、
化合物。
【請求項23】
以下の構造を有する、請求項22に記載の化合物:
【化21】

【請求項24】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物:
【化22】

ここで、R4aおよびR4bは、それぞれ別個に、低級アルキルであり、そしてR4cは、置換または非置換アリールまたはヘテロアリール部分である、
化合物。
【請求項25】
4cが、置換または非置換フェニルである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
前記化合物が、以下の構造を有する、請求項24に記載の化合物:
【化23】

【請求項27】
前記−(CRNR部分が、以下の構造を有する、請求項1、2、4、6、8、12、14および22のいずれか1項に記載の化合物:
【化24】

ここで、Rは、水素であるか、またはRを有する炭素原子が二重結合を介してNまたはMに連結されるとき、存在せず、そしてG、J、LおよびMの各存在は、別個に、CHRiv、CRiv、O、S、NRivであり、ここで、RivおよびRの各存在は、別個に、存在しない、水素、−C(=O)Riv、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;または、ここで、任意の2個の隣接R、Riv、RまたはRvi基は、一緒になって、脂環族またはヘテロ脂環族部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し、該脂環族またはヘテロ脂環族部分は、3個〜6個の原子を有する;ここで、Rviの各存在は、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
NとG、GとJ、JとL、LとM、MとCR、およびCRとNは、それぞれ別個に、原子価が許容する単結合または二重結合で連結される;そして
g、j、lおよびmは、それぞれ別個に、0、1、2、3、4、5または6であり、ここで、g、j、lおよびmの合計は、3〜6である、
化合物。
【請求項28】
jが、0である;lおよびmが、それぞれ、1である;Rが、水素である;Gが、CRG1である;Mが、CRM1M2であり、そして−X−(CRNR部分が、以下の構造を有する、請求項27に記載の化合物:
【化25】

ここで、gは、1、2、3または4である;
Lは、CRL1L2、S、OまたはNRL3であり、ここで、RL1、RL2およびRL3の各存在は、別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
G1、RM1およびRM2の各存在は、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;そして、
ここで、任意の2個の隣接RL1、RL2、RL3、RG1、RM1またはRM2基は、一緒になって、置換または非置換脂環族またはヘテロ脂環族部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し、該脂環族またはヘテロ脂環族部分は、3個〜6個の原子を含有する、
化合物。
【請求項29】
が、水素、低級アルキルまたはアシルである;RG1が、水素、低級アルキルまたはフェニルである;そしてRM1およびRM2が、それぞれ別個に、水素、低級アルキル、フェニルであるか、またはRM1がL上の置換基と一緒になってアリールまたはヘテロアリール部分を形成するとき、RM2が、存在しない、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
G、JおよびMが、それぞれ、CHである;j、lおよびmが、それぞれ、1である;そして−(CRNR部分が、以下の構造を有する、請求項27に記載の化合物:
【化26】

ここで、RL1およびRL2は、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である、
化合物。
【請求項31】
が、水素、低級アルキルまたはアシルである;RL1およびRL2が、それぞれ別個に、水素、低級アルキル、ヘテロアルキル、アリールまたはヘテロアリールである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
−(CRNR部分が、以下の構造を有する、請求項4または6に記載の化合物:
【化27】

ここで、gは、1、2、3または4である;
L1およびRL2は、それぞれ別個に、水素、低級アルキル、ヘテロアルキル、アリールまたはヘテロアリールである;
は、水素、低級アルキルまたはアシルである;
およびR9aは、それぞれ、水素である;
は、tert−ブチルである;
は、メチルである;
8aは、イソプロピルである;
10aは、低級アルキルである;そして
Qは、ORQ’またはNRQ’Q”であり、ここで、RQ’およびRQ”は、それぞれ別個に、水素、低級アルキル、ヘテロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または、ここで、RQ’およびRQ”は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環またはヘテロアリール部分を形成する、
化合物。
【請求項33】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化28】

【請求項34】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化29】

【請求項35】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化30】

ここで、Qは、OHまたはEtである、
化合物。
【請求項36】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化31】

【請求項37】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化32】

【請求項38】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化33】

【請求項39】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化34】

【請求項40】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化35】

ここで、Sは、H、−CHOMe、−C(=O)OMeまたは−C(=O)NHである、
化合物。
【請求項41】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化36】

【請求項42】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化37】

【請求項43】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化38】

【請求項44】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化39】

【請求項46】
以下の構造を有する、中間体:
【化40】

ここで、gは、1、2、3または4である;
は、水素、もしくは置換または非置換、直鎖または分枝、環式または非環式、または飽和または不飽和低級アルキル、ヘテロアルキル、−アルキル(アリール)またはアシル部分である;
は、置換または非置換、直鎖または分枝、環式または非環式、または飽和または不飽和低級アルキルである;
Lは、CRL1L2、S、OまたはNRL3であり、ここで、RL1、RL2およびRL3の各存在は、別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
G1、RM1およびRM2の各存在は、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;そして、
ここで、任意の2個の隣接RL1、RL2、RL3、RG1、RM1またはRM2基は、一緒になって、置換または非置換脂環族またはヘテロ脂環族部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し、該脂環族またはヘテロ脂環族部分は、3個〜6個の原子を含有する、
中間体。
【請求項53】
以下の構造を有する、請求項46に記載の中間体:
【化41】

【請求項62】
以下の構造を有する、請求項46に記載の中間体:
【化42】

ここで、RX1およびRX2は、別個に、水素、脂肪族、脂環族またはアリールである;
gは、1、2、3または4である;
Lは、CRL1L2、S、OまたはNRL3であり、ここで、RL1、RL2およびRL3の各存在は、別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
G1、RM1およびRM2の各存在は、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
ここで、任意の2個の隣接RL1、RL2、RL3、RG1、RM1またはRM2基は、一緒になって、置換または非置換脂環族またはヘテロ脂環族部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し、該脂環族またはヘテロ脂環族部分は、3個〜6個の原子を含有する;
は、水素、−(C=O)R、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;ここで、Rの各存在は、別個に、水素、OH、OR、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;ここで、Rは、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
は、水素、−(C=O)R、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分であり、ここで、Rの各存在は、別個に、水素、OH、OR、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;ここで、Rは、脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である、
中間体。
【請求項63】
以下の構造を有する、請求項62に記載の中間体:
【化43】

【請求項64】
X1およびRX2が、別個に、水素、アルキルまたはアリールである、請求項62または63に記載の中間体。
【請求項65】
X1およびRX2が、それぞれ、水素である、請求項62または63に記載の中間体。
【請求項66】
が、水素、もしくは置換または非置換、直鎖または分枝、環式または非環式、または飽和または不飽和低級アルキル、ヘテロアルキル、−アルキル(アリール)またはアシル部分である、請求項46、53、62および63のいずれか1項に記載の中間体。
【請求項67】
が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、tert−ブチル、i−プロピル、−CH(CH)Et、−CH(CH)CHCHCH、−CH(CH)CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)CH(CH、−C(CHEt、−CH(CH)シクロブチル、−CH(Et)、−C(CHC≡CH、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチルまたはシクロプロピルである、請求項66に記載の中間体。
【請求項68】
が、メチル、エチル、プロピルまたはi−プロピルである、請求項66に記載の中間体。
【請求項69】
が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、tert−ブチル、i−プロピル、−CH(CH)CHCH、−CHCH(CH、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチルまたはシクロプロピルである;そしてRが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、tert−ブチル、i−プロピル、−CH(CH)Et、−CH(CH)CHCHCH、−CH(CH)CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)CH(CH、−C(CHEt、−CH(CH)シクロブチル、−CH(Et)、−C(CHC≡CH、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチルまたはシクロプロピルである、請求項46、53、62および63のいずれか1項に記載の中間体。
【請求項70】
が、tert−ブチルである、請求項69に記載の中間体。
【請求項71】
G1が、水素、置換または非置換、直鎖または分枝、環式または非環式、または飽和または不飽和低級アルキル、もしくは置換または非置換フェニルである、請求項46、53、62および63のいずれか1項に記載の中間体。
【請求項72】
G1が、水素、メチルまたはフェニルである、請求項71に記載の中間体。
【請求項73】
G1が、水素である、請求項71に記載の中間体。
【請求項74】
M1およびRM2が、それぞれ別個に、水素、ヒドロキシル、置換または非置換、直鎖または分枝、環式または非環式、または飽和または不飽和低級アルキル部分;置換または非置換フェニル部分であるか、またはRM1がL上の置換基と一緒になって置換または非置換アリールまたはヘテロアリール部分を形成するとき、RM2が、存在しない、請求項46、53、62および63のいずれか1項に記載の中間体。
【請求項75】
M1およびRM2が、それぞれ、水素である、請求項74に記載の中間体。
【請求項76】
Lが、CRL1L2であり、ここで、RL1およびRL2が、それぞれ別個に、水素、置換または非置換、直鎖または分枝、環式または非環式、または飽和または不飽和低級アルキル部分、または置換または非置換フェニル部分である、請求項46、53、62および63のいずれか1項に記載の中間体。
【請求項77】
Lが、CHである、請求項76に記載の中間体。
【請求項78】
式VIの化合物を調製する方法:
【化44】

該方法は、以下の工程を包含する:
(a)適切な条件下にて、以下の構造を有する2種の化合物を反応させて、
【化45】

以下の構造を有する化合物を形成する工程:
【化46】

(b)適切な条件下にて、工程(a)で形成された化合物を酸化させて、以下の構造を有する化合物を形成する工程:
【化47】

(c)工程(b)で形成された化合物を適切なオレフィン形成条件にかけて、以下の構造を有する化合物を形成する工程:
【化48】

(d)工程(c)で形成された化合物を適切な多様化反応にかけて、以下の構造を有する所望化合物を発生させる工程:
【化49】

ここで、gは、1または2である;
Q’は、水素、低級アルキルまたは酸素保護基である;
およびRは、別個に、置換または非置換、直鎖または分枝低級アルキルである;
10aは、水素、または置換または非置換、直鎖または分枝、環式または非環式、または飽和または不飽和低級アルキルである;
Lは、CRL1L2、S、OまたはNRL3であり、ここで、RL1、RL2およびRL3の各存在は、別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
G1、RM1およびRM2の各存在は、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;そして、
ここで、任意の2個の隣接RL1、RL2、RL3、RG1、RM1またはRM2基は、一緒になって、置換または非置換脂環族またはヘテロ脂環族部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し、該脂環族またはヘテロ脂環族部分は、3個〜6個の原子を含有する、
方法。
【請求項79】
前記酸化工程において、前記条件が、スワーン酸化条件またはデス・マーチン酸化条件を含む、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
工程(c)において、前記オレフィン形成条件が、PhP=C(R10a)COQ’である;ここで、RQ’が、水素、低級アルキルまたは酸素保護基である;そしてR10aが、上で一般に定義したとおりであり、また、本明細書中の分類および下位分類である、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
式VIの化合物を調製する方法:
【化50】

該方法は、以下の工程を包含する:
(a)適切な条件下にて、以下の構造を有する2種の化合物を反応させて、
【化51】

以下の構造を有する化合物を形成する工程:
【化52】

ここで、RX1およびRX2は、別個に、水素、アルキル、ヘテロアルキル、アリールまたはヘテロアリールである;
(b)適切な条件下にて、工程(a)で形成された化合物を、以下の構造を有する化合物を形成するように変換する工程:
【化53】

(c)工程(b)で形成された化合物を適切な多様化反応にかけて、以下の構造を有する所望化合物を発生させる工程:
【化54】

ここで、gは、1または2である;
Q’は、水素、低級アルキルまたは酸素保護基である;
およびRは、別個に、置換または非置換、直鎖または分枝低級アルキルである;
10aは、水素、または置換または非置換、直鎖または分枝、環式または非環式、または飽和または不飽和低級アルキルである;
Lは、CRL1L2、S、OまたはNRL3であり、ここで、RL1、RL2およびRL3の各存在は、別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;
G1、RM1およびRM2の各存在は、それぞれ別個に、水素、または脂肪族、脂環族、ヘテロ脂肪族、ヘテロ脂環族、アリールまたはヘテロアリール部分である;そして、
ここで、任意の2個の隣接RL1、RL2、RL3、RG1、RM1またはRM2基は、一緒になって、置換または非置換脂環族またはヘテロ脂環族部分、もしくはアリールまたはヘテロアリール部分を形成し、該脂環族またはヘテロ脂環族部分は、3個〜6個の原子を含有する、
方法。
【請求項79】
前記変換工程が、以下の工程を包含する、請求項81に記載の方法:
(i)以下の構造を有する化合物を、
【化55】

オゾン分解条件にかけて、以下の構造を有するアルデヒドを形成する工程:
【化56】

(ii)工程(i)で形成された化合物を適切なオレフィン形成条件にかけて、以下の構造を有する化合物を形成する工程:
【化57】

【請求項80】
工程(ii)において、前記オレフィン形成条件が、PhP=C(R10a)COQ’である;ここで、RQ’が、水素、低級アルキルまたは酸素保護基である;そしてR10aが、上で一般に定義したとおりであり、また、本明細書中の分類および下位分類である、請求項81に記載の方法。
【請求項81】
前記変換工程が、以下の工程を包含する、請求項81に記載の方法:
以下の構造を有する化合物を、
【化58】

CH=C(R10a)COQ’の存在下にて、交差オレフィンメタセシス条件にかけて、以下の構造を有する化合物を形成する工程:
【化59】


【公表番号】特表2007−537136(P2007−537136A)
【公表日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−527135(P2006−527135)
【出願日】平成16年9月22日(2004.9.22)
【国際出願番号】PCT/US2004/030921
【国際公開番号】WO2005/030794
【国際公開日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(506137147)エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 (215)
【Fターム(参考)】