説明

ベンズイソキサゾール誘導体

【課題】胃食道逆流症、消化器疾患、胃の運動性障害、非潰瘍性消化不良、機能性消化不良、過敏性大腸症候群(IBS)、便秘、消化不良、食道炎、胃食道疾患、悪心、中枢神経系疾患、アルツハイマー病、認知障害、催吐、偏頭痛、神経疾患、疼痛、心不全や心臓不整脈などの心臓血管障害、糖尿病、無呼吸症候群などの5−HT受容体活性によって媒介される状態の治療薬の提供。
【解決手段】下記式(I)で表される化合物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】

または薬学的に許容できるその塩およびエステル
[式中、
Aは、−C(R)(R)−またはC〜Cシクロアルキレンであり、前記C〜Cシクロアルキレンは、無置換であり、またはハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1〜4個の置換基で置換されており、
およびRは、ハロゲンおよびC〜Cアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、前記C〜Cアルキルは、無置換であり、またはハロゲン、ヒドロキシ、およびC〜Cアルコキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1〜4個の置換基で置換されており、あるいは
およびRは、これらが結合している原子と一緒になって、3〜6員環を形成し、前記環は、無置換であり、またはハロゲン、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1〜4個の置換基で置換されており、
Bは、−O−または−N(H)−であり、
は、カルボキシ、テトラゾリル、5−オキソ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル、またはヒドロキシであり、
は、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、および−CH−Rからなる群から選択される基であり、前記C〜Cシクロアルキルは、無置換であり、またはヒドロキシ、オキソ、およびC〜Cアルコキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1〜4個の置換基で置換されており、
は、トリフルオロメチル、イソプロピル、およびC〜Cシクロアルキルからなる群から選択され、前記C〜Cシクロアルキルは、無置換であり、またはヒドロキシ、オキソ、C〜Cアルコキシ、およびヒドロキシ−C〜Cアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1〜4個の置換基で置換されており、
mは、1または2であり、
nは、1または2である]。
【請求項2】
Aが、−C(R)(R)−またはC〜Cシクロアルキレンであり、
およびRが、ハロゲンおよびC〜Cアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、あるいは
およびRは、これらが結合している原子と一緒になって、C〜Cシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、前記C〜Cシクロアルキルおよび前記ヘテロシクリルは無置換であり、
が、カルボキシまたはヒドロキシであり、
が、トリフルオロエチル、イソブチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロペンチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、(1−ヒドロキシシクロペンチル)メチル、2−ヒドロキシシクロペンチル、2−メトキシシクロペンチル、2−オキソシクロペンチル、3−ヒドロキシシクロペンチル、2−ヒドロキシシクロヘキシル、4−ヒドロキシシクロヘキシル、4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル、[1−(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル、および[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]メチルからなる群から選択される基であり、
mが、1または2であり、
nが1である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項3】
Aが−C(R)(R)−であり、
およびRが、フルオロ、メチル、およびエチルからなる群からそれぞれ独立に選択され、あるいは
およびRは、これらが結合している原子と一緒になって、
【化2】

からなる群から選択される環を形成し、
Bが−O−であり、
がカルボキシであり、
がトリフルオロエチル、イソブチル、またはシクロブチルメチルであり、
mが1であり、
nが1である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項4】
4−{[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
1−{[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタン−カルボン酸、
2,2−ジメチル−3−[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]−プロパン酸、
トランス−4−{[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}−シクロヘキサンカルボン酸、
4−{2−[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]エチル}テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
2,2−ジフルオロ−3−[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]プロパン酸、
4−{[4−(2−{[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}エチル)ピペリジン−1−イル]メチル}テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
4−[(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
1−[(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]シクロブタンカルボン酸、
4−[2−(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)エチル]テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
トランス−4−[(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]シクロヘキサンカルボン酸、
4−[(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
4−{[4−({[4−(シクロブチルメトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
3−[4−({[4−(シクロブチルメトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]−2,2−ジメチルプロパン酸、および
4−{[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、または
薬学的に許容できるこれらの塩から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
4−{[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
1−{[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタン−カルボン酸、
2,2−ジメチル−3−[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]−プロパン酸、
トランス−4−{[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}−シクロヘキサンカルボン酸、
4−{2−[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]エチル}テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
4−[(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
1−[(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]シクロブタンカルボン酸、
4−[2−(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)エチル]テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
トランス−4−[(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]シクロヘキサンカルボン酸、
4−[(4−{[(4−イソブトキシ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
4−{[4−({[4−(シクロブチルメトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、
3−[4−({[4−(シクロブチルメトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]オキシ}メチル)ピペリジン−1−イル]−2,2−ジメチルプロパン酸、および
4−{[4−({[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸、または
薬学的に許容できるこれらの塩から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物もしくは薬学的に許容できるその塩と、薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物。
【請求項7】
薬理活性のある別の薬剤をさらに含む、請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項8】
ヒトを含む哺乳類対象における5−HT受容体活性によって媒介される状態の治療方法であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に、治療有効量の請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法。
【請求項9】
前記状態が、胃食道逆流症、消化器疾患、胃の運動性障害、非潰瘍性消化不良、機能性消化不良、過敏性大腸症候群(IBS)、便秘、消化不良、食道炎、胃食道疾患、悪心、中枢神経系疾患、アルツハイマー病、認知障害、催吐、偏頭痛、神経疾患、疼痛、心臓血管障害、心不全、心臓不整脈、糖尿病、または無呼吸症候群である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
5−HT受容体活性によって媒介される状態の治療で使用するための、請求項1から5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項11】
5−HT受容体活性によって媒介される状態を治療する医薬を製造するための、請求項1から5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩の使用。


【公開番号】特開2012−144547(P2012−144547A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−51657(P2012−51657)
【出願日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【分割の表示】特願2007−556671(P2007−556671)の分割
【原出願日】平成18年2月15日(2006.2.15)
【出願人】(310014816)ファイザー株式会社 (2)
【Fターム(参考)】