説明

ホット飲料の生成用装置

【課題】
【解決手段】飲料の液体成分、例えば水を包囲することができるボイラ10と、収集容器14および前記ボイラから収集容器に対する前記液体用の放出通路を定める手段22、20、28とを有するホット飲料の生成のための装置10である。この装置は、また、前記放出通路が閉じる位置と開く位置との間を移動することができるプラグ44を有する液体成分用の前記放出パスに沿って位置されるバルブ手段40と、そのプラグを前記開放位置に固定するための手段70,72、74,76、78とを有する。これらの手段は、それらが、前記プラグの移動の方向に働く力によって、作動され、かつ作動されることができないような方法で調整される。前記プラグ44を固定するための手段は、相互に磁力を介して引きつける少なくとも1対の部材70,72を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ホット飲料の生成用装置に関する。
【0002】
さらなる態様によれば、この発明は、いくつかのタイプのホット飲料の生成のための方法、およびその方法において使用するために設計されたバルブ手段、またはホット飲料の生成のための装置に関する。
【0003】
この発明は、特に、コーヒーメーカまたはコーヒーポットとして普通に知られているコーヒー液の生成用装置の分野に関する。
【発明の背景】
【0004】
従来の手段によってコーヒー液を提供することができるコーヒーメーカが知られている。また、泡立ったコーヒー液を提供することができるコーヒーメーカも知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
既知のタイプのコーヒーメーカは、それらを、カプチーノ、ラテ、その他のような広範囲のホット飲料を容易に得るのに適するようにする使用において、顕著な多能性を提供していない。
【0006】
このことを達成する試みは、製造および使用における障害のために、産業的または商業的な視点、さらには装置の複雑さ、したがってその対応するコストから、成功してきていない。
【0007】
この発明の目的は、上記の要求を満たし、同時に、周知技術に関して上に説明してきた不具合を克服することができる、ホット飲料を生成するための装置およびバルブ手段を考案し、提供することである。この発明のもう一つの目的は、コーヒーメーカまたはコーヒーポットタイプの装置を使用する様々なタイプのホット飲料を生成するための方法を考案し、提供することである。
【0008】
この発明の目的は、特には、非常に多能であり、さらに、作ったり、使用するのが簡単である装置を提供することである。
【0009】
この目的は、請求項1による装置を通して達成される。従属クレームは、この装置の好都合な実施例に関する。
【発明を実施するための手段】
【0010】
この発明による装置やバルブ手段、および、方法の他の利点および特徴は、単に限定されない例として提供される、付属された図面中に提供された実施例に関して与えられる、以下の詳細な説明から明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図を参照して、10は、ホット飲料の生成用装置を全体として示す。可能な実施例によれば、このホット飲料は、少なくとも1つの第1の液体成分と、この第1の成分と混和可能である1つの第2の好ましくは液体成分とを有することができる。
【0012】
この発明が関係する装置は、コーヒーメーカとして、より一般に知られているコーヒーポットの分野に属しているが、単に例として、カプチーノ、ラテ、泡のある、または泡のないコーヒー、および泡立ったホットミルクに言及することができる広範囲の飲料を得ることをそれが可能にするような、周知のコーヒーメーカよりも多能で、かつ、より信頼できるものである。
【0013】
以下の記述において、特別の参照が、ミルクおよびコーヒー液を有し、それを特別に楽しくするミルク泡の存在によって特徴づけられたカプチーノまたはホット飲料を生成するようにこの装置に使用するためになされる。この場合、第1の液体成分は水を有し、また、第2の成分は液体の泡のミルクを有する。明らかに、この発明による装置は、例として以下に例証されるように、専用的にカプチーノではなく広範囲のホット飲料をあらゆる場合に生成することができる。
【0014】
例証された様々な実施例を参照して、共通の機能要素が、同一の参照番号によって示される。
【0015】
装置10は、飲料の第1の液体成分を保持するのに適したボイラ12を有する。それがカプチーノを得ることが望ましい特別の例において、例えば、第1の液体成分は、水を有する。収集容器14は、好ましくは、それにねじ込まれて、ボイラ12の上方に位置する。可能な実施例によれば、収集容器14は、もし指定されるならば、飲料の第2の成分を有することができる。生成されている飲料がカプチーノである特別の場合には、飲料の第2の成分は、例えば液体の泡のミルクを有する。
【0016】
可能な実施例によれば、前記ボイラの底の上方の所定高さに位置した参照マーク16は、ボイラ12の内部表面に沿って都合よく設けることができる。参照マーク16は、例えばボイラの中で第1の液体成分(例えば水)用の充填液位を示す浮彫り線を有する。
【0017】
ボイラ12は、また、例証されないが、ボイラの壁にはめこまれた安全弁を有する。
【0018】
18は、ボイラ12の開口内に挿入することができる容器を示す。この容器は、例えば、カプチーノを生成することが望まれる特別の例において、粉に挽いた、または粉末のコーヒーを有するホット飲料のさらなる成分を収容するように設計されている。
【0019】
容器18は、例えば、フレア部分を介してボウルに接続されるチューブ22によって下方に延びるボウル20を有する。このボウルの基台は、例えば、複数個の小さな穴を具備した円板を有する少なくとも1つのフィルタ24を有する。一つの実施例によれば、容器18は、また、ボイラ12の開口の上縁に載置されるように設計された端縁26を有する。
【0020】
装置10の組み立てられた位置において、容器18は、チューブ22がボイラ内に延びるような方法でボイラ内に挿入される。これに加えて、収集容器14は、例えば、図2に例証されるように、容器18の上方のボイラ12にねじ込まれる。
【0021】
収集容器14内には、好ましくは、その中心に、頂部および底部で開口している放出管28を設ける。放出管は、装置の使用の正常な条件下でほぼ垂直な方向に位置する軸Xに沿って延びる。
【0022】
放出管28の下側開口は、例証されていないが、収集容器の基台を形成するさらなるフィルタの仲介を通してボイラ12、特には容器18と連通する。放出管28の出口であるその開口は可能な実施例によれば、収集容器の基台の上方の所定高さに配置された参照マーク30は、収集容器14の内部表面に沿って都合よく設けることができる。参照マーク30は、例えば、収集容器の中で第2の成分(もし指定されれば、例えばミルク)用の充填液位を示す浮彫り線を有する。
【0023】
例証された例において、チューブ22、容器18、および放出管28が、第3の液体成分、例えば水用の、ボイラから収集容器までの放出通路を定める手段を構成する。放出通路を定める手段は、しかしながら、別のもので設けることもできる。
【0024】
32は、収集容器に設置された、装置用の蓋を示している。この蓋は、都合よく、収集容器の片側に、例えば、ハンドル34の側に、軸支される。可能な実施例にしたがって、蓋32は開口36を有する。好ましくは、この開口は、放出管28の上方に位置した部分、より好ましくはその蓋の中央部分に設けられる。
【0025】
可能な実施例にしたがって、蓋32は、その蓋の中心から外れた位置に置かれた握持可能な要素38を有する。握持可能な部材38は、例えば、開口36とハンドル34との間に、都合よく、蓋の突出する部分33に位置している。
【0026】
装置10は、第1の液体成分用の放出通路に沿って位置したバルブ手段40を都合よく有する。図1および1aは、バルブ手段40の2つの実施例の部分断面図における分解斜視図を例証する。
【0027】
可能な実施例によれば、このバルブ手段は、放出管28の出口に、好ましくは、軸Xに沿って位置される。
【0028】
可能な実施例によれば、バルブ手段40は、ボイラ内の圧力による放出通路に沿う閉鎖位置と開放位置との間を移動することができるプラグ44を収容するバルブ本体42を有する。プラグ44は、例えば、重力の方向と、特別にはX軸と一致する方向に移動する。このように、このプラグの重さは、それを閉塞位置内に移動するか、またはそれを閉塞位置に保持する結果となるプラグに作用し、かつ、ボイラ内の圧力に由来する力は、それを開放位置内に(装置の正常な使用に関して上方に)押し込む結果となる。
【0029】
バルブ本体42は、プラグ44を収容し、かつ、放出通路の出口と連通して位置することができる入口46と、収集容器14と連通して位置することができる出口48とを備えているチャンバ45を定めている。
【0030】
図1に例証された例に関して、バルブ本体は、放出管28にはめ込むことができる弁座50を有する。特別に、弁座50は、横方向にチャンバ45と境を接する円筒壁、および、入口46が設けられる端部を有する。弁座50の底部から、放出管28のねじ部に取付けられるねじ部52の下に延びる。図1における状況において、放出管内に内側にねじ込まれることができるように、図2、3および3aにおいて、バルブ手段が、放出管に外側にねじ込まれるように、バルブ手段のためのねじ糸は外側である。
【0031】
バルブ本体42は、また、チャンバ45を閉じるために弁座上に設置されたキャップ54を有する。都合よく、蓋42は、弁座50に、好ましくは、円筒壁にねじ込まれる。
【0032】
可能な実施例によれば、バルブ本体44の入口46は、弁座50の底部における中心に位置する。換言すれば、入口46は、放出管28と同一の通路を有する。
【0033】
可能な実施例によれば、バルブ本体44からの出口48は、放出管28のX軸に関して入口で横方向に位置する。
【0034】
都合よく、放出管28は、収集容器(図3a)内にあるホット飲料の表面の上方のバルブ本体の入口46を維持するように収集容器14内に外延を有している。
【0035】
可能な実施例によれば、バルブ本体44からの出口48は、装置の使用の正常な状態に関して、X軸に沿う入口46より低いレベルに位置する。都合よく、バルブ本体44は、このバルブ本体から自由端の定める出口48を有する少なくとも1つの導管56を有する。好ましくは、この自由端は、例えばノズルの形の、導管の残存部より小さな断面を有する。
【0036】
可能な実施例によれば、導管56は、開口57を通してチャンバ45と連通して、バルブ本体44の 底部の下に延びる。都合よく、導管56の全長は、バルブ本体44の入口46の下に位置する。
【0037】
可能な実施例にしたがって、導管56は直線である。図1は、単一方向で、好ましくは、X軸に平行に、導管が延びる可能な実施例を示している。図1aは、都合よく、導管56は、バルブ本体に取付けられた導管の部分60に関して傾斜している終端部58を有する異なる実施例を例証する。都合よく、終端部58は、放出管28のX軸の方向に関して傾斜している。さらに、より都合よく、導管56の終端部58は、放出管のX軸を中心とする円周に対して接線の方向に傾斜される。
【0038】
可能な実施例によれば、導管56は、放出管、例えば取付部分60のX軸に平行な少なくとも1つの部分を有する。
【0039】
都合よく、導管56は、移動可能なやり方でバルブ本体44に設置される。それは、例えば、ねじ糸、またはスナップ接続、あるいは他の手段によって、嵌め込むことができる。
【0040】
可能な実施例にしたがって、バルブ本体44は、ボイラ内に対する放出通路に沿って飲料が吸い戻されるのを避けるための手段を有する。都合よく、これらの手段は、通気手段として構成される。
【0041】
可能な実施例にしたがって、通気手段は、バルブ手段内に設けられた毛細開口62を有する。好ましくは、毛細開口62は、収集容器14内にあるホット飲料の液位を超えて残存するレベルに位置する。さらに、より好ましくは、毛細開口は、バルブ本体の底に近い導管56(図2a)の壁に位置する。
【0042】
可能な実施例にしたがって、プラグ44は、チャンバ45内に収容されるような形、好ましくは筒状体を有する。都合よく、シール64は、バルブ本体の入口46を閉じるプラグの面に位置される。可能な実施例にしたがって、シール64は、プラグの弁座に、またはバルブ本体の入口46を閉じるプラグの面に直接固定される。
【0043】
可能な実施例にしたがって、プラグは、開口68を通してバルブ本体の外部に延びる、さらには、例えば、プランジャの形状をとることもできる部分66を有する。開口68は、放出管の反対に、例えばバルブ本体の蓋に位置する。
【0044】
外側に延びる特別の部分66においては、バルブ本体は、開口68の寸法よりも大きな寸法を有する部分を具備する。可能な実施例にしたがって、プラグの重さは、その放出通路が、プラグを上昇するのに充分であるボイラにおける特別な圧力で開くように、正確に測定される。都合よく、プラグは、部分66の材料および寸法を指定することによって正確に測定される。都合よく、バルブ本体の外側に延びる部分66は、バルブ本体の開口68を通してプラグに設置される。例えば、バルブ本体の外側に延びる部分66は、プラグにねじ込まれる。他の実施例にしたがって、部分66は、スナップ嵌め込み、または他の取付方法によってプラグ内に挿入される。
【0045】
可能な実施例にしたがって、装置10の組立てられた構成において、かつ収集容器に閉じられた蓋32によって、蓋32の開口36は、バルブ本体44の外側に延びるプラグの部分66を少なくとも部分的に受けることができる。換言すれば、プラグの部分66は、蓋32における開口36を通して装置の外側から少なくとも部分的に接近可能である。再び言いかえれば、開口36の寸法は、少なくとも部分的に部分66を受けるようなものである。
【0046】
都合よく、バルブ手段は、放出通路が開いている位置におけるプラグを固定する手段を有する。これらの手段は、例えば、閉鎖位置と開放位置との間のプラグの移動によって動機を与えられる。換言すれば、プラグは、放出通路における閉じた(低下した)位置から開放した(上昇された)位置へのプラグ自体の移動を通じて開放位置において固定される。
【0047】
特別の圧力が、プラグを上昇するのに充分にボイラ内において達するときには特に、それによってプラグを固定する手段を操作することができる第1の手段が、装置の加熱の間に生じ得る。実際、第1の液体成分は、放出通路に沿って上昇し、その最初の閉鎖位置からプラグを固定するための手段を作動させる開放位置までプラグを押圧する。
【0048】
それによってプラグを固定するための手段が作動することができる第2の手段は、装置を加熱する前に、それを得ることが望ましい飲料にしたがって、装置を生成する段階の間、あるいは装置の作動手段をセットする段階の間に、利用可能であることができる。この第2の手段は、それが、プラグを固定する手段が作動するまで、プラグ引き部分66を上方に上昇するユーザであることを条件とする。
【0049】
可能な実施例にしたがって、プラグを固定するための手段は、相互に磁気的に引合うように、特に、磁力、例えば、反対の極性の1対の磁石、または強磁性体材料の部材および磁石を介して相互に引合うように設計された少なくとも1対の部材70、72を有する。
【0050】
都合よく、前記対の部材の第1の部材70は、プラグ44に設置され、さらに、前記対の部材の第2の部材72は、固定された部分、例えば、プラグを収容するバルブ本体、好ましくはバルブ本体の蓋に設置される。異なる実施例にしたがって、第1の部材は、プラグ自体を有することができ、あるいはまた、第2の部材は、バルブ本体を有することができる。
【0051】
都合よく、開放位置にプラグを固定するための手段は、バルブ本体内に位置する。
【0052】
図1に例証された例において、磁力によって相互に引合うことができる少なくとも3対の部材が設けられる。この場合、各対は、他のものから約120°に位置される。異なる実施例によれば、磁力によって相互に引合うことができる少なくとも2対の部材が設けられる。
【0053】
図に例証された実施例は、プラグを固定するための手段が、以下に述べられるように、プラグの移動方向に沿って適用された動作によってそれらを作動し、かつ不作動にすることができるやり方で形づくられることを都合よく設けている。
【0054】
特に、その固定する手段は、閉鎖位置から開放位置までのプラグ自体の移動によって作動されるようなやり方で形づくられる。以下に述べられるように、プラグのこの移動、そして、したがって、この作動は、ボイラ内の圧力によって、すなわち、放出のときに、または、その装置の動作モードをセットすることによるユーザによって、引き起こされる。
【0055】
これに加えて、プラグを固定するための手段は、閉鎖位置にそれを戻すように設計されたプラグに力を直接及ぼすことにより、それらを非作動化することができるように、形づくられる。この力は、バルブ本体の外側に延びるプラグのプランジャ部分に、都合よく直接及ぼされる。
【0056】
この発明による装置の細目の動作の記述は、図2、3および3aに関して以下に提供される。例証された例を参照して、この装置は、カプチーノとして一般に周知のホット飲料を生成するように設計されている。他の可能な用途が、下記に述べられる。
【0057】
水の量は、例えば、参照マーク16まで、ボイラ12内に配置される。粉に挽かれたコーヒー用容器18は、ボイラの開口内に配置され、さらにまた、粉に挽かれたコーヒーの量は、容器18内に配置される。収集容器14は、ボイラ12上にねじ込まれ、また、ミルクの量は、収集容器14、例えば液位30まで配置される。上に記述された構成は、バルブ手段の構成、すなわち、閉じた(あるいは降下した)位置のプラグを見ることができる、例えば図2に例証されている。この初期の構成は、コーヒー液を放出するその時にボイラ内の圧力および温度条件を上昇することをそれが可能にするカプチーノを生成することは、特に好都合であり、それにより、その圧力値に起因する液用の高い放出率を達成する。プラグ44および出口直径48の重さは、装置の操作に寄与する。
【0058】
それから、装置は、ボイラを熱するように熱源に配置される。ボイラ内の水および空気は、加熱されて、ボイラ内の圧力の増加を引き起こす。圧力が上昇しながら、第1の液体成分(カプチーノの生成の場合には水である)は、放出通路を、チューブ22、カップ20、および放出管28に沿って、上昇し始める。粉に挽かれたコーヒーを通過して、水は、広がり、コーヒー液を生成する全ての粉に注ぐ。粉に挽かれたコーヒーを通過する際に、水は、コーヒー液を生成するコーヒー粉をすべて拡張し、潅注する。
【0059】
しかしながら、気圧より大きく、プラグを上昇することができる特別の圧力が、ボイラ内に到達するまで、プラグ44は、閉鎖位置、すなわち、降下位置にある。この圧力が到達するときに、プラグは上昇し、開放位置に達する。コーヒー液は、チャンバ45を通って放出管28を残し、出口48を通って収集容器14内に流れ込む。バルブ手段の存在のために、コーヒー液が出ていく率が、特別に高い。
【0060】
プラグ44に及ぼされる押圧力、および、閉鎖位置から開放位置までのプラグの必然的な移動が、プラグを固定するための手段を作動する。図3において例証された状況で、プラグに位置された磁石は、プラグを、開放されかつ上昇した位置に保持するバルブ本体に設けられたものによって引合わされる。プラグの移動は、もし存在するならば、蓋内の開口36通して少なくとも部分的に通り抜けるプランジャ部分66の移動の結果として、外側から見ることができる。
【0061】
コーヒー液は、導管56のノズルを残し、収集容器の中にあるミルク内に(それと混合して(図3)流れ込む。ミルクは、コーヒー液と混合する効果、および装置の材料による熱伝導率によるのとの両者によって加熱される。
【0062】
プラグを固定することによって、放出管は、すべてのコーヒー液およびボイラ内にある残留水によって発生した蒸気が放出される(図3a)まで、すなわち、ボイラ内の圧力がプラグを上昇するのに充分な値以下に落ちるときに、開放を保持される。
【0063】
ミルクを熱することに加えて、コーヒー液の放出、さらには、特に、引続く蒸気の放出が、蒸気がミルクとの密接な接触となり、いわゆるカプチーノを生成することを可能にする泡を形成する結果として、ミルク内に乱流を生成する。この目的のために、出口48は、収集容器14内の液位の下にあるように位置される。
【0064】
コーヒー液および蒸気の放出が完了しているときに、カプチーノを注ぎ、さらに、さらなる使用のための装置を回復することが可能である。このさらなる使用が、もうひとつのカプチーノを得るものである場合には、初期位置(図2)にバルブ手段を復帰することが望ましく、すなわち、閉鎖位置、すなわち、降下位置にプラグを戻すことが必要である。
【0065】
図3aにおける装置の場合には、上昇位置においてプラグを保持する磁力に打勝つように、プランジャ部分66を押すことが充分である。プラグの位置は、上昇された蓋32および下降した蓋32の両者で明確に見ることができる。
【0066】
カプチーノが、ボイラを冷えさせるに充分な時間、装置の中に置かれる状況では、ボイラ内の圧力は、充分に落ちて、導管56を通ってその内の 収集容器に含まれている飲料をその中に吸引することができる。逆吸引を防ぐ手段の存在は、飲料が、ボイラに対する放出通路に沿って戻るのを防ぐ。通気手段であって、特には開口62の特定の場合においては、逆に吸引することは、ボイラ内の負圧が、通気手段、特には開口62を通して大気に引き出す。
【0067】
したがって、通気手段の存在は、もし、負圧が、装置の冷える結果としてボイラ内に生じるならば、ボイラに達するために、導管56、バルブ手段40、および放出管28に沿って収集容器からカプチーノが逆に吸引されるのを防ぐ。
【0068】
粉に挽かれたコーヒーが、容器18内に位置されない状況では、この装置は、ボイラからの湯および蒸気を介して収集容器内にあるミルクを加熱し、および/または泡立たせるために使用することができる。
【0069】
バルブ手段が開放位置におけるプラグを当初は固定するようにする状況においては、最終結果は、例えば、ラテまたはカフェラテタイプ、すなわち、泡立ちなしの飲料であるホット飲料である。
【0070】
可能な実施例にしたがって、この発明は、ボイラと、粉を挽いたコーヒー用の容器と、収集容器とを有するコーヒーメーカ、またはコーヒーポットを使用して、カプチーノを生成する方法に関する。この方法は、次のものの段階を有する:
前記ボイラ内の所定量の水と、粉に挽かれたコーヒー用の前記容器内の所定量の粉に挽いたコーヒーと、前記コーヒーメーカの前記収集容器内の所定量のミルクとを有するコーヒーメーカを用意すること、
ボイラから収集容器までコーヒー液用の放出通路に沿って位置されたプラグが、前記放出通路を開く気圧に関して過剰圧力にボイラを加熱すること、
ボイラ内にあるコーヒー液および蒸気がすべて放出されるまで、放出管が開いている位置に前記プラグを固定すること、
そして、前記プラグは、放出管が、磁気相互作用を介して、または磁束を介して、好ましくは磁気吸引を介して開く前記位置に固定されている。
【0071】
可能な実施例によれば、この発明は、ボイラと収集容器とを有するコーヒーメーカを使用して、ミルクを加熱し、泡立たせるための方法に関する。この方法は、次の段階を有する:
前記ボイラ内に所定量の水と、前記コーヒーメーカの収集容器内の所定量のミルクとを有するコーヒーメーカを用意すること、
ボイラから収集容器まで水用の放出通路に沿って位置されたプラグが、前記放出通路を開く気圧に関して過剰圧力にボイラを加熱すること、
ボイラ内にある水および蒸気がすべて放出されるまで、放出管が開いている位置において前記プラグを固定すること、
前記プラグは、放出管が、磁気相互作用、または磁束、好ましくは磁力吸引力を介して開放されている位置に固定される。
【0072】
この発明による装置は、また、他のタイプの飲料の生成に適切である。コーヒー液または他の同等製品を生成するために、この装置を使用することができ、既知のタイプのコーヒーメーカのように作動する。この場合、所要量の水が、ボイラ内に配置される。この所定量の水は、カプチーノのために指定されたそれとは異なってもよい。これに加えて、所定量の粉末にされたコーヒーまたは他の同等製品が、容器18内に配置される。容器18は、ボイラ内に位置し、さらに、収集容器は、ボイラにねじ込まれる。それから、ボイラ内の水および空気の温度と圧力条件が増加するように、この装置は熱源上に配置される。
【0073】
プラグが、閉鎖位置、すなわち、装置の使用の正常な条件に関して降下位置に位置されるように、バルブ手段が初期にセットされているならば、ボイラ内に生成される圧力は、コーヒー液を放出する前にプラグを上昇することができる。コーヒー液が、放出圧で急速に出ていくように、プラグの重さは正確に測定され、したがって、その結果、それは工業用機械を使用して生成されたそれに対して、特別にクリーム状であり、同等である。
【0074】
代りに、プラグがその開放位置内に直ちに固定されるように、バルブ手段をセットすることは可能である。プラグの重さに打勝つ必要なしに、コーヒー液は、従来のコーヒーメーカの操作方法で収集容器内に流れ込む。
【0075】
バルブ手段のために選ばれた初期設定は、装置の使用のあらゆる可能性あるモードにおいて、放出の時間における圧力、温度、および率条件を制御することを可能にする。
【0076】
実際、コーヒーメーカとしての使用方法に関して、この発明は、ボイラと、粉末にしたコーヒー用の容器と、コーヒー液の収集用容器とを有するを含むコーヒーメーカによる泡を備えた、あるいは泡のないコーヒー液を選択的に得る方法に関する。
【0077】
この方法は、次の段階を有する:
ボイラ内の所要量の水と、粉に挽いたコーヒー用の容器内の所要量の粉末に挽いたコーヒーとを具備するコーヒーメーカを用意すること、
放出通路が閉まっている位置と、それが開いている位置との間の、ボイラから収集容器までの水用の放出通路に沿って位置されたプラグの位置を設定することであって、そのプラグは、放出管が、磁気相互作用を介して、または磁束を介して、好ましくは磁気吸引力を介して開放されている位置に固定されることができること、
プラグがセットされる位置に依存する、泡を有する、あるいは泡のないコーヒー液を放出するために気圧に関して過剰圧力に対してボイラを加熱すること、
この方法は、他のタイプのホット飲料に適用することができる。
【0078】
さらなる用途は、また、使用される成分、例えば粉ミルク、大麦コーヒー、またはその他のものに関して可能である。実際、従来のコーヒーポットとして、あるいは泡状のコーヒーを生成することができるコーヒーポットとして、作動することに加えて、この発明は、一般的に、少なくとも1つの第1の液体成分およびこの第1の成分と混和性を有する1つの第2の、好ましくは液体成分を有するホット飲料の生成用装置に関し、ここに、ボイラは、この第1の液体成分を収容するように設計され、さらには、収集容器は、第2の成分を収容するように設計されている。
変形、および/または追加分が、上に記述され、例証されたものに対してなされてもよいことは明らかである。
【0079】
開放位置においてプラグを固定するための手段の実施例に関して、磁力によって相互に引きつけ合うことができる対の部材は、記述されおよびまたは例証されたそれと異なるやり方で構成することができ、開放位置にプラグを保持する磁力は、特に、プラグの移動に関してあらゆる方向に作動されてもよいし、非作動であることもできる。
【0080】
前記対の部材の別の部材は、収集容器、例えば蓋の部分と協働する一方で、
これに加えて、対部材の部材がプラグに設置されることを条件とすることができる。
【0081】
この場合、蓋は従来であり、すなわちそれは貫通穴なしとすることができる。おそらく、その蓋、またはそれの一部分は、強磁性体から造られることもでき、または強磁性部材あるいは反対の極性を有する1対の磁石の部材を有することができる。
【0082】
プラグと連携する前記対の部材の1つは、プラグを収容するバルブ本体の外側で延びる部分と都合よく協働することができる。
【0083】
相互に磁気的に引きつけることができ、開放位置にプラグを保持する磁石または部材を使用する他の実施例のために用意をすることもできる。特に、磁力によって相互に引きつけることができる部材が用意される固定する手段の実施例は、プラグの移動によって定められた方向に沿ってそれを作動するか、非作動にする手段とは独立することができる。例えば、磁力によって相互に引きつけることができる対部材の2部材は、あらゆる方向に非作動にすることができる。
【0084】
プラグ全体は、他の部材が反対極性の磁石または強磁性部材であるという条件で、磁石の形に構成することもできる。代りに、その対の他の部材が磁石であることを条件に、プラグは強磁性体から製造されることもできる。
【0085】
可能な実施例にしたがって、プラグを固定するための手段は、一般的に、その対を形成する部材の形および配置に依存して、磁束によって、すなわち吸引力または反発力によって、作動することができる。
【0086】
図5−9は、この発明による、さらに、特にはバルブ手段40による装置の可能な実施例を示す。
【0087】
可能な実施例にしたがって、バルブ本体42は、プラグ44が収容され、放出通路の出口と連通して配置することができる入口46、および収集容器14と連通して配置することができる出口48、を設けるチャンバ45を形成する。プラグは、例えば、図1において、または、先に記述された他の実施例にしたがうように構成すれることができる。可能な実施例にしたがって、プラグは、非磁性体(例えば、真鍮、プラスチックなど)から構成され、また、図1におけるように、磁力によって相互に引きつけることができる1対の部材の、1つまたはそれ以上の部材70を有する。
【0088】
放出管28に取付けられるように設計された弁座50は、入口46を設ける底部を有する。図1における弁座と異なって、バルブ本体の円筒壁は、キャップ54によって定められる。ねじ部52は、本体51から下方に延びて、放出管28のねじ部と、好ましくは内側に係合することができる。可能な実施例にしたがって、シール80が、部分52に設置される。
【0089】
キャップ54は、チャンバ45のための側壁または頂壁を形成する。
【0090】
都合よく、キャップ42は、以下に述べられるように、弁座50に挿入される。
【0091】
可能な実施例にしたがって、シール82は、弁座50とキャップ54との間に収容される。
【0092】
可能な実施例にしたがって、キャップ54は、放出管28の終端部分を外部からに囲むことができる環状部分84を備えた弁座50の底部の下に延びる。 可能な実施例にしたがって、ガイド兼固定されているリング86は、弁座と放出管との間で弁座50の下に挿入される。ガイド兼固定されているリング86は、通路87bを通って、バルブ本体内の溝87a内に、より特別には環状部分84内に挿入することができる歯87を有する。
【0093】
一般の言葉では、プラグ44が収容されるバルブ本体42は、放出管28に移動可能に設置される。特に、バルブ本体42のうちの弁座50は、放出管28に移動可能に設置され、また、キャップ54は、弁座50に移動可能に設置されている。図1における状況において、キャップは、弁座にねじ込まれ、しかも、図5における状況において、そのキャップは、弁座50によって放出管28に固定されている。換言すれば、キャップ54は、放出管とバヨネット接続を有する。このバヨネット接続は、溝87aと歯87との間の接続によって設けられる。
【0094】
都合よく、このバヨネット接続は、放出管28と放出管の終端部分を外部から包囲することができるキャップ54の環状部分84との間に設けられる。
【0095】
例証されていない異なる実施例によれば、バヨネット接続は、放出管とキャップまたはバルブ本体との間に、例えば、放出管に直接歯を設けることによって設けられる。
【0096】
都合よく、導管56は、バルブ本体、より特別にはキャップ54内に一体的に設けられている。より詳細には、キャップ54は、さらに導管56を分割する縦断面に沿ってそれを半分にそれを分割する2つの部分に形成される。二等分は、相互に取付けることができ、内部にバルブ手段40を形成する部材を受けることができる。可能な実施例にしたがって、キャップ54は、プラスチック材料で形成され、その2等分は一体に、例えば超音波によって溶接される。
【0097】
可能な実施例にしたがって、導管56は、二等分に設けられたキャップ54にまたは単一の筒状体として溶接される。事実、図6は、導管56がまだ溶接されていないバルブ本体を示す。
【0098】
可能な実施例にしたがって、導管56は、そのチャンバ内、例えばキャップ54の側壁内に横方向に設けられた開口57を通ってチャンバ45と連通して、バルブ本体から横方向に延びている。好ましくは、開口57は、入口46とほぼ同一のレベルに設けられる。都合よく、導管56を形成する壁は、好ましくは、バルブ本体の全高以上に延びるバルブ本体の放射状の突起を定める。
【0099】
導管56が、バルブ本体から横方向に延びる場合に、導管は、最第1の曲線部および第2の直線部を、例えばX軸に対して平行に、有している。
【0100】
可能な実施例にしたがって、出口48は、導管56の広げられた弁座90内に対して挿入することができ、そして好ましくは、導管の下に突出するノズル88の形状に構成することができる。都合よく、導管56の下部壁92は、ノズル88もX方向に関して傾斜されるのと同じ方法でX方向に関して傾斜される。
【0101】
ノズル88は、導管56によって形成されたそれ以下の断面を有する通路を形成する。
【0102】
可能な実施例にしたがって、バルブ本体44は、飲料がボイラに対する放出通路に沿って逆に吸引されるのを防ぐ手段を有する。これらの手段は、図示されておらず、図1における実施例に関して記述されるようにほぼ構成される、 通気手段によって設けられることができる。
【0103】
代りに、飲料を逆に吸引することを防ぐための手段は、導管56によって形成されるよりも小さい通路断面を定めることができ、かつ、恐らく導管56は、図5におけるようなバルブ本体に横方向に構成されることもできるノズル88を有することができる。逆に吸引することを防ぐための手段のこの配置、そして、特には、ノズル88の通路断面は、ボイラ内の負圧が、放出路および開口57の閉鎖位置にプラグを戻す前に、飲料が導管56に沿って逆に吸引されるのを防ぐ損失水頭を引き起こす。
【0104】
換言すれば、ボイラ内に生成され得る負圧によってそれらを非作動にすることができるように、プラグを固定するための手段が配置される。
【0105】
可能な実施例にしたがって、導管56を形成する壁は、放出管に適合するために凹部91を有する。
【0106】
可能な実施例にしたがって、プラグ44は、チャンバ45内に受けることができる筒状体形状を有する。都合よく、シール64は、バルブ本体の入口46を閉じるプラグの面に位置される。可能な実施例にしたがって、さらなるシール94は、バルブ本体の外部に延びる部分66を形成するプラグ44のロッドに取付けられる。
【0107】
可能な実施例にしたがって、磁力によって互いに引きつけ合うことができる対の部材は、プラグ自体、または磁石(またはプラグに位置された強磁性部材)を有する第1の部材、および、プラグ用に選ばれた部材にしたがって構成されたバルブ本体内に収容されたリング96を有する。
【0108】
都合よく、リング96およびプラグ44は、バルブ本体内に同心的に位置される。
【0109】
図5−9におけるバルブ手段の機能化は、図1におけるそれと類似している。
【0110】
ノズル88が設けられる状況においては、飲料を逆に吸引することは、ノズルによって引き起こされた損失水頭の結果、導管56に沿って飲料が上昇する前に、ボイラ内の負圧が閉鎖位置にプラグを引き戻すという事実によって防がれる。
【0111】
上に記述された積載手段の実装は、中間シール80およびガイドを備えた放出管28に弁座50がねじ込まれ、リング86固定していることを条件とする。
【0112】
プラグが収容されるキャップ54は、ガイドの歯87および固定されているリング86が溝87bに挿入され、溝87aに達するのと同じ方法で弁座50に挿入される。キャップ54を回転することによって、通路87bは、弁座50および放出管28に関してキャップ54を固定する溝87a内に挿入される歯87に関してオフセットされる。
【0113】
バルブ手段を分解するために、通路87bが歯87と一列に並ぶまで、蓋を回転させて、弁座50から蓋を充分に持ち上げる。このように、装置を形成する部品は、完全に清潔であることができる。
【0114】
可能な実施例を構成する例証された実施例にもかかわらず、プラグの移動の方向に及ぼされた作用によって、それらを作動し、非作動にすることができるように、プラグを固定するための手段を、都合よく配置することができる。換言すれば、プラグは、放出管がプラグの運動方向に沿って及ぼされる力を介して開いている位置内に固定されるか、または、その位置から解放される。
【0115】
これに加えて、この実施例にかかわらず、閉鎖位置にそれを戻すのに充分な力をプラグに直接加えることにより、それらを非作動化することができるように、プラグを固定するための手段を配置することができる。
【0116】
作動化または非作動化の方向にかかわらず、一般の様相にしたがって、開放位置においてプラグを固定するための手段は、都合よく、飲料、特にはミルク、の成分による汚染を防ぐために、ほぼバルブ本体内に位置する。特に、前記固定する手段の第2の部分が、例えばバルブ本体に、また好ましくは前記バルブ本体のキャップ、または装置自体に固定する部分と協働している間に、前記固定する手段の第1の部分は、特にプラグと協働している。
【0117】
一般的には、開放位置におけるプラグを固定するための手段は、コーヒーメーカ、すなわち、蓋が閉まっている場合さえ、蓋によって作動化され、および/または、非作動化されることができる。
【0118】
さらなる変形が、記述されたあらゆる実施例に関して可能である。
【0119】
例えば、バルブ手段は、異なる方法で放出管に取付けられることができる。
【0120】
スナップ、およびまたは連結または他の形態の他の固定する手段が、設けられることができる。
【0121】
さらに、バルブ手段は、放出管に浮上して設置された、例えば放出管におけるプラグの設置に関する参照のために取込んだ特許EP 932355に設けられたような、プラグだけを有することができる。この場合に、磁力を介して相互に引きつけ合う/反発する、対の部材は、プラグと、装置または放出管の蓋との間に設けられることができる。
【0122】
可能な実施例にしたがって、蓋32における開口36は、プラグの部分66において動作することが可能であるが、液体のあらゆる漏れも防ぐ、例えば、柔軟で、およびまたは透明な、閉じ蓋を備えることもできる。好ましくは、開口36の寸法は、プラグまたは部分66を分解せずに、装置の蓋を開くことができるようにする。
【0123】
蓋は、恐らく、開口がなく、バルブ手段の移動のための容器内に設けられているスペースを有する従来のタイプであることができる。
【0124】
導管56が、バルブ手段からの出口48を設けることを条件とするすべての実施例において、この導管は、バルブ本体を有する一体で形成されることができ、または様々な構成においてバルブ本体に設置されることができる。
【0125】
都合よく、逆に吸引することを防ぐための手段は、例証されたもの以外の実施例を有することができる。例えば、導管56における代りに、バルブ本体またはバルブ本体の蓋における毛細開口を備える通気手段を設けることができる。
【0126】
これに加えて、通気手段は、あらゆるタイプのバルブ手段において、例えば、放出管内に浮遊して設置されたプラグ、または先に記述したものとは異なるプラグを固定するための手段とともに、使用することができる。
【0127】
使用される装置は、外部熱源における位置に適切であり、またはスイッチかベースプレートによって作動化することができる電気抵抗を備えることもできる。
【0128】
1つの実施例にしたがって、この発明は、例えば、少なくとも1つの第1の液体成分と、この第1の成分と混和可能である1つの第2の好ましくは液体成分とを有するホット飲料の生成用装置のためのバルブ手段に関する。
【0129】
特に、このバルブ手段は、装置の放出通路に沿って位置することができ、また放出通路が閉まっている位置と、ボイラ内の圧力に依存して開いている位置との間を移動することができ、開放位置におけるプラグを固定するための装置とを有する。都合よく、プラグを固定するための手段は、磁力を介して相互に引きつけ合う/反発することができる少なくとも1対の部材を有する。さらなる実施例にしたがって、プラグを固定するための手段が、プラグの移動方向に沿って及ぼされる力によってそれらを作動化し、かつ非作動化することができるように、配置される。
【0130】
この発明による装置あるいはバルブ手段の提供が、使用において、および特には、飲料を満足することにおけるより大きな多能を達成することを可能にすることは、上記から評価される。
【0131】
バルブ手段の存在は、もし作動化されるならば、放出の時間で、さらには、したがって放出の率で、その温度と圧力の条件を上げることができるようにする。さらに、開放位置にプラグを固定することによって、特にミルクに基づいたときに、ボイラ内のすべての蒸気の放出を利用して、飲料を泡立たせるのに充分な乱流を生成することが可能である。
【0132】
製造と操作の容易さは、開放位置におけるプラグを固定するための手段が、はじめはコーヒーメーカの動作モードをセットするために、動作中に、あるいは直接ユーザによるプラグの移動によって、自動的に作動化することができる、非常に多能なコーヒーメーカを提供することを可能にする。
【0133】
周知であるように、付着物および残渣を伴う問題を引き起こすミルクのような液体とともに使用することに注意を払って、バルブ手段の部品はすべて分解され、清潔にすることができる。
プラグの移動方向における動作の好都合な装備は、構造をかなり単純化し、操作を直感的にすることを可能にする。プラグの位置が目に見えて、バルブ手段の初期条件をセットすることを可能にするという事実、そしてしたがって、望まれたタイプの操作は、特に好都合である。
【0134】
記述された実施例のうち、磁性部材(または磁力を及ぼすことができる部材)の装備は、これが信頼でき、急速に作動化でき、かつ非作動化でき、さらにあらゆる残留物の存在によって危険にさらされないことにおいて、特に好都合である。
【0135】
収集容器の空になることが遅れる場合に、飲料がボイラに望ましくないのに逆に吸引されるのを防ぐことは可能である。実際、ボイラの冷却は、放出通路に沿って飲料を逆に吸引することを生じ得る、その内の圧力の低下に帰着する。
【0136】
この逆吸引することは、放出通路に沿って、およびボイラ内で取除くのが難しい残留物および残渣を生成してしまうミルクに基づいた飲料の場合には、特に、不適当である。
【0137】
当然、この発明に残されている発明の原理、実施例の形態、および構成の詳細は、単に例として与えられたものであり、記述され、例証したものに関して発明の範囲から逸脱することなしに、広く変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0138】
【図1】この発明によるホット飲料の生成用装置で使用するに適するバルブ手段の部分断面図における斜視分解図。
【図1a】図1における実施例の可能な変形の斜視図。
【図2】異なる運転条件の下のホット飲料の生成用装置を通る縦断面図。
【図2a】図2の拡大縦断面図。
【図3】異なる運転条件の下のホット飲料の生成用装置を通る縦断面図。
【図3a】異なる運転条件の下のホット飲料の生成用装置を通る縦断面図。
【図4】可能な実施例によるホット飲料の生成用装置の斜視図。
【図5】ホット飲料の生成用装置で使用するにふさわしいバルブ手段の可能な実施例の分解組立図。
【図6】図5におけるバルブ手段のある程度の詳細な断面図。
【図7】同じく側面図。
【図8】図5におけるバルブ手段の可能な実施例の斜視図。
【図9】図7および8によるバルブ手段を有するこの発明による装置の部分図の概略斜視図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料の液体成分を含むように設計されたボイラ(12)と、収集容器(14)と、前記ボイラから収集容器までの前記液体成分用の放出通路を定めるための手段(20、21、28)とを有する装置であって、この装置は、さらに前記液体成分用の放出通路に沿って位置したバルブ手段(40)と、放出通路が閉まっている位置とそれが開いている位置との間を移動できるプラグ(44)と、
前記開いている位置において前記プラグ(44)を固定するための手段(70,72;70,96)とを有し、前記プラグを固定する手段は、相互に磁気的に作用し合うことができる少なくとも1対の部材(70,72;70,96)を有するホット飲料の生成用装置。
【請求項2】
前記対の前記部材は、磁力を介して相互に引きつけ合うことができる請求項1記載のホット飲料の生成用装置。
【請求項3】
前記対部材の部材(70)は、プラグ(44)と協働しているか、プラグ自体であり、前記対部材の他の部材は、前記装置の固定された部分と協働している請求項1または2記載のホット飲料の生成用装置。
【請求項4】
前記対部材の前記他の部材(72;96)は、前記プラグを収容するバルブ本体(42)と協働している請求項3記載のホット飲料の生成用装置。
【請求項5】
前記対の部材の前記他の部材(72;96)は、前記バルブ本体のキャップ(54)に設置される請求項4記載のホット飲料の生成用装置。
【請求項6】
少なくとも1対の部材(70,72;70,96)は、前記バルブ本体(42)内に位置される請求項4または5記載のホット飲料の生成用装置。
【請求項7】
前記対部材の部材(70)は、プラグ(44)と協働していて、前記対部材の他の部材(72,96)が、収集容器(14)の部分と協働している請求項3記載のホット飲料の生成用装置。
【請求項8】
前記対部材の他の部材(72,96)は、前記収集容器(14)の蓋(32)と協働している請求項7記載のホット飲料の生成用装置。
【請求項9】
プラグ(44)と協働した前記対の部材の部材(70)は、前記プラグ(44)を収容するバルブ本体(42)の外部に延びる部分(66)と協働している請求項7または8記載のホット飲料の生成用装置。
【請求項10】
前記固定する手段は、相互に作用し合うことができる少なくとも2対の部材(70,72)を有する前記請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項11】
前記固定する手段は、相互に磁気的に作用し合うことができる少なくとも3対の部材(70,72)を有する、相互から約120°に置かれた前記請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項12】
前記固定する手段は、相互に作用し合うことができる装置が使用される位置の垂直方向に沿った、磁気吸引または反発を及ぼす少なくとも1対の部材(70,72;70,96)を有する前記請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項13】
前記対を形成する前記部材の少なくとも1つが、リングの形をしているように、プラグを固定するための前記手段が配置される前記請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用装置(10)。
【請求項14】
前記リングは、少なくとも2対の部材に共通の部材である請求項13に記載のホット飲料の生成用装置(10)。
【請求項15】
前記プラグの移動方向に沿って及ぼされた力によってそれらを作動化し非作動化することができるように、前記プラグを固定するための前記手段が配置される前記請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用の装置(10)。
【請求項16】
閉鎖位置と開放位置の間の前記プラグの移動によって、前記手段が作動化することができる請求項15記載のホット飲料の生成用の装置(10)。
【請求項17】
前記プラグは、重力の方向と一致する方向に移動することができる請求項15または16記載のホット飲料の生成用装置。
【請求項18】
前記放出通路は、前記収集容器(14)内に対して移す放出管(28)によって少なくとも部分的に定められ、さらに、前記バルブ手段(40)は、前記放出管(28)からの出口に位置する前記請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項19】
前記放出管(28)は、軸(X)に沿う前記収集容器(14)内に少なくとも部分的に延び、さらに、前記バルブ手段(40)は、前記軸(X)の外延における前記放出管(28)の出口に位置する請求項18によるホット飲料の生成用装置。
【請求項20】
前記プラグ(44)は、前記軸(X)に沿って移動することができる請求項19によるホット飲料の生成用装置。
【請求項21】
前記バルブ手段(40)は、前記放出通路の出口と連通して置くことができる入口(46)、および、前記収集容器(14)と連通して置くことができる出口(48)を有することを条件として、前記プラグ(44)が収容されるバルブ本体(42)を有する請求項18〜20のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項22】
前記固定する手段は、前記バルブ本体(42)内にある請求項21によるホット飲料の生成用装置。
【請求項23】
前記バルブ本体(42)の前記入口(46)は、前記放出管(28)と軸上である請求項21または22によるホット飲料の生成用装置。
【請求項24】
前記バルブ本体(42)の前記出口(48)は、前記放出管(28)の前記軸(X)に関して前記入口(46)において横方向に位置する請求項23によるホット飲料の生成用装置。
【請求項25】
前記放出管(28)は、収集容器(14)内にあるホット飲料の自由表面の上の前記バルブ本体(42)の前記入口(46)を維持するように収集容器(14)内に外延を有する請求項21〜24のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項26】
前記バルブ本体(42)からの出口(48)は、前記バルブ本体(42)の入口(46)より低いレベルにある請求項25によるホット飲料の生成用装置。
【請求項27】
前記バルブ本体(42)は、前記バルブ本体(42)の前記出口(48)を定める自由端がある少なくとも1つの導管(56)を有する請求項26によるホット飲料の生成用装置。
【請求項28】
前記導管(56)は、前記バルブ本体(42)の終端から下方に延びる請求項27によるホット飲料の生成用装置
【請求項29】
前記導管(56)の全範囲は、前記バルブ本体(42)の前記入口(46)の下にある請求項28によるホット飲料の生成用装置。
【請求項30】
前記導管(56)は、前記バルブ本体(42)まで横方向に延びる請求項27によるホット飲料の生成用装置。
【請求項31】
前記導管(56)は、前記バルブ本体(42)に移動して設置される請求項27〜30のうちの1つによるホット飲料の生成装置。
【請求項32】
前記導管(56)は、前記バルブ本体(42)と一体に設けた請求項27〜30のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項33】
前記導管(56)は、直線的である請求項27〜32のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項34】
前記導管(56)は、前記バルブ本体(42)に対する前記導管(56)の取付け部分(60)に関して傾斜された終端部(58)を有する請求項27〜33のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項35】
前記少なくとも1つの導管(56)は、前記放出管(28)の前記軸(X)に平行な少なくとも1つの部分(58)を有する請求項27〜34のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項36】
前記導管(56)は、前記軸(X)の方向に関して傾斜される終端部(58)を有する請求項35によるホット飲料の生成用装置。
【請求項37】
前記導管(56)の前記終端部(58)は、前記軸(X)に中心を有する円周に対して接線方向に傾斜されている請求項36によるホット飲料の生成用装置。
【請求項38】
前記導管は、前記出口(48)に位置され、導管(56)の通路断面より小さい通路断面を定めるノズル(88)を有する請求項27〜37のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項39】
前記バルブ本体(42)は、前記飲料が前記ボイラ内に逆に吸引されるのを防ぐための手段を有する請求項21〜38のうちの1つによるホット飲料生成用装置。
【請求項40】
前記飲料が前記ボイラ内に逆に吸引されるのを防ぐための前記手段は、その通気手段を有する請求項39によるホット飲料の生成用装置。
【請求項41】
前記通気手段は、毛細状の開口(62)を有する請求項40によるホット飲料の生成用装置。
【請求項42】
請求項27〜38のうちの1つに依存するときに、前記毛細状の開口(62)は、収集容器(14)内にあるホット飲料の液位以上残ることができるレベルに前記導管(56)内に作られる請求項41によるホット飲料の生成用装置。
【請求項43】
前記プラグ(44)が収容される前記バルブ本体(42)は、前記放出管(28)に移動して設置される請求項21〜42のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項44】
前記バルブ本体(42)の弁座(50)は、前記放出管(28)に移動して設置され、かつ、前記キャップ(54)は、前記弁座(50)に移動して設置される請求項43によるホット飲料の生成用装置。
【請求項45】
前記キャップ(54)は、前記放出管を有するバヨネット接続を有する請求項43または44によるホット飲料の生成用装置。
【請求項46】
前記バヨネット接続は、前記放出管(28)と、前記放出管(28)の終端部分を外側から包囲することができる前記キャップ(54)の環状部分(84)との間に位置する請求項45によるホット飲料の生成用装置。
【請求項47】
前記バイオネット接続は、通路(87b)を介して歯(87)を受けることができる前記キャップ(54)内に溝(87a)を有してなり、前記歯は、前記放出管(28)と一体的である請求項45または46によるホット飲料の生成用装置。
【請求項48】
前記バヨネット接続は、弁座(50)および放出管(28)の間に挿入されたガイド兼固定するリング(86)を有してなり、前記ガイド兼固定するリング(86)は、前記歯(87)を有する請求項47によるホット飲料の生成用装置。
【請求項49】
前記プラグを固定するための前記手段が、前記閉鎖位置にそれを戻すことができる前記プラグに力を直接及ぼすことによって、それらを非作動化することができるように、配置される前記請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項50】
前記バルブ手段(14)は、前記放出通路からの出口と連通して位置することができる入口(46)、および、前記収集容器(14)と連通して位置することができる出口(48)を備えたプラグ(44)が収容され、このプラグ(44)は、前記バルブ本体(42)の外方に延びる部分(66)を有する前記請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項51】
前記バルブ本体(42)の外方に延びる前記部分(66)は、プランジャの形状である請求項50によるホット飲料の生成用装置。
【請求項52】
前記バルブ本体(42)の外方に延びる前記部分(66)は、前記プラグ(44)が延びる前記バルブ本体(42)の開口(68)の寸法より大きな寸法を備えた部分を有する請求項50または51によるホット飲料の生成用装置。
【請求項53】
バルブ本体(42)の外方に延びる前記部分(66)は、前記バルブ本体(42)内の開口(68)によって前記プラグ(44)に設置される請求項50〜52のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項54】
バルブ本体(42)の外方に延びる前記部分(66)は、前記プラグ(44)にねじ込まれる請求項53によるホット飲料の生成用装置。
【請求項55】
前記収集容器(14)にヒンジされ、さらに、前記プラグ(44)の部分(66)を受けることができる開口(36)を備える蓋(32)を有する前記請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項56】
請求項50〜54のうちの1つに依存するときに、前記開口(36)が、前記バルブ本体(42)の外方に延びる前記プラグ(44)の部分(66)を受けることができる請求項55によるホット飲料の生成用装置。
【請求項57】
前記開口(36)は、前記蓋(32)における中央であり、前記放出通路の部分を定める放出管(28)と同軸である請求項55または56によるホット飲料の生成用装置。
【請求項58】
前記蓋(32)は、その蓋の中心から外れた位置に配置された把持部材(38)を有する、55または57からの請求項のうちの1つによるホット飲料の生成用装置。
【請求項59】
前記把持部材(38)は、前記開口(36)と前記装置のハンドル(34)との間に位置する請求項58によるホット飲料の生成用装置。
【請求項60】
前記把持可能な部材(38)は、前記蓋(32)の保護部分(33)に位置される請求項59によるホット飲料の生成用装置
【請求項61】
請求項1〜60のうちの1つによるホット飲料の生成用装置(10)において、使用することができるバルブ手段(40)。
【請求項62】
ボイラ(12)および収集容器(14)を有するコーヒーメーカ(10)を使用して、少なくとも1つの第1の液体成分を有するホット飲料を生成する方法であって、この方法は、次の段階を有する:
コーヒーメーカに前記ボイラ(12)内に所定量の前記第1の液体成分を供給すること、
前記ボイラから前記収集容器まで前記第1の液体成分用の放出通路に沿って位置されたプラグ(44)が前記放出通路を開く前記気圧に関して規定した過剰圧力まで前記ボイラ(12)を加熱すること、
前記ボイラ内にあるすべての第1の液体成分および蒸気が放出されるまで、
前記プラグを前記放出通路が開いている前記位置に固定することであって、前記プラグは、前記供給通路が、磁束の印加を介して開く前記位置に固定されること。
【請求項63】
ボイラ(12)と、粉に挽いたコーヒー用容器(18)と、収集容器(14)とを有するコーヒーメーカ(10)を使用して、カプチーノを生成する請求項62による方法であって、この方法は、次の段階を有する:
前記コーヒーメーカに、前記ボイラ(12)内に所定量の水と、粉に挽いたコーヒーのための前記容器(18)内に所定量の粉に挽いたコーヒーと、コーヒーメーカの前記収集容器(14)内に所定量のミルクとを供給すること、
前記ボイラから前記収集容器まで水用の放出通路に沿って位置されたプラグ(44)が前記放出通路を開く気圧に関して規定した過剰圧力まで前記ボイラ(12)を加熱すること、
前記ボイラ内にあるすべての水および蒸気が放出されるまで、前記プラグを前記放出通路が開いている位置に固定することであって、前記プラグは、前記供給通路が、前記磁束の印加を介して開く前記位置に固定されること。
【請求項64】
ボイラ(12)と収集容器(14)とを有するコーヒーメーカ(10)を使用して、ミルクを泡立たせる請求項62による方法であって、この方法は、次の段階を有する:
前記コーヒーメーカに、前記ボイラ(12)内に所定量の水と、コーヒーメーカの前記収集容器(14)内に所定量のミルクとを供給すること、
前記ボイラから前記収集容器まで水用の放出通路に沿って位置されたプラグ(44)が前記放出通路を開く気圧に関して規定した過剰圧力まで前記ボイラ(12)を加熱すること、
前記ボイラ内にあるすべての水および蒸気が放出されるまで、前記プラグを前記放出通路が開いている位置に固定することであって、前記プラグは、前記供給通路が、前記磁束の印加を介して開く前記位置に固定されること。
【請求項65】
ボイラ(12)と前記コーヒー粉用容器(18)と、コーヒー液用収集容器(14)とを有するコーヒーメーカ(10)を使用して、泡のある、または泡のないコーヒー液を選択的に得るための、請求項62による方法であって、この方法は、次の段階を有する:
前記コーヒーメーカに、前記ボイラ内に所定量の水と、粉に挽いたコーヒー用容器内に所定量の粉に挽いたコーヒーとを供給すること、
前記ボイラから前記収集容器まで水用の放出通路に沿って位置されたプラグの位置を、前記放出通路が閉じる、またその開く位置の間にセットし、前記プラグは、磁気吸引または反発を介して開くこと、
前記プラグのセット位置によって、泡のある、または泡のないコーヒー液を放出するための気圧に関して規定した過剰圧力まで前記ボイラ(12)を加熱すること。

【図1】
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【図1a】
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【図2】
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【図2a】
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【図3】
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【図3a】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2008−507318(P2008−507318A)
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−522127(P2007−522127)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【国際出願番号】PCT/IT2004/000394
【国際公開番号】WO2006/008764
【国際公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(501134990)ビアレッティ・インドゥストリエ・エス・ピー・エー (5)
【Fターム(参考)】