説明

ボルト用クリップ

【課題】スタッドボルトからの離脱に対する保持力の強いボルト用クリップを提供する。
【解決手段】ボルト用クリップ10の筒部50には、内面側にスタッドボルトの軸部2に突き当てられて係止する一対の係止爪55,55が形成されるとともに、この係止爪55,55が上端部に形成された撓み片53の上端部を基端部60Aとして、ここから筒部50の下端部50Aをやや超える位置まで斜め下側に向けて延出されてなる一対の支持片60,60を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルト用クリップに関する。
【背景技術】
【0002】
車両等に配索されるワイヤハーネスとしては、例えば、円筒部とバンド部とを有するボルト用クリップのバンド部に電線束を結束させるとともに、車両等のパネルから突出したスタッドボルトの軸部がボルト用クリップの円筒部に嵌挿されるようになっているものがある。
【0003】
そして、この円筒部の内周面からは複数の係止爪が突設しており、この係止爪がスタッドボルトの軸部外周面に螺旋状に形成されたネジ溝部分に突き当てられて係止される構成となっている。
【特許文献1】特開平9−89165号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記したように、複数の係止爪はネジ溝部分に突き当てられるため、薄肉の部材で構成されている。そのため、その係止爪が軸部外周面に係止する力、言い換えれば、ボルト用クリップがスタッドボルトから容易に離脱しないための保持力が十分とはいい難かった。特に、可撓性を有するバンド部と同一の合成樹脂(ポリプロピレン等)で係止爪が一体に成形されている場合には、係止爪が軸部外周面に対して滑りやすい。このため、さらに係止力が弱くなり、 要求される保持力を満たすことが困難となることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、スタッドボルトからの離脱に対する保持力の強いボルト用クリップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明は、被取付部材から突出するスタッドボルトの軸部が挿入される筒部を有するとともに、前記筒部の内周面には、前記軸部の外周に弾性的に係止する複数の係止爪が突設され、前記軸部に前記係止爪が係止されることにより前記スタッドボルトから離脱しないように保持されるボルト用クリップであって、前記筒部の外周面には、前記係止爪と軸方向に沿った位置に、前記筒部のうち前記被取付部材側の端部に先立って前記被取付部材に当接する支持片が形成されているところに特徴を有する。
上記構成によれば、ボルト用クリップの筒部をつかんでスタッドボルトの軸部に挿し込んでいくと、まず支持片が被取付部材に当接する。そして、更に挿し込むと、被取付部材に当接した支持片には、被取付部材からの反力により支持片の基端部側に向けた力が生じているため、筒部のうち支持片と連結された部分について、内側に向けた力が生じることになる。この力は、支持片に対して軸方向に沿うように設けられている係止爪にも及ぶから、係止爪について軸部に係止する力を強くする方向の力が大きくなる。即ち、ボルト用クリップのスタッドボルトからの離脱に対する保持力を強くすることができる。
【0006】
なお、以下のような構成としてもよい。
(2)前記筒部は、一対のスリット状の切欠部を設けることにより形成される撓み片を有し、この撓み片の内面側に前記係止爪が形成されるとともに、前記撓み片の外面側から前記支持片が延出されている。
撓み片に係止爪が形成されるため、スタッドボルトの軸部が筒部に挿入しやすくなる。また、撓み片から、支持片が延出されるため、支持片からの力を係止爪に及ぼしやすくなる。
【0007】
(3)前記支持片は、前記筒部のうち前記被取付部材側の端部を超えて延出されている。
一般に平板状の部材を被取付部材とすることが多いが、本構成によれば、このような場合に、ボルト用クリップのスタッドボルトに対する保持力を強くすることができる。
【0008】
(4)前記支持片の基端部は、前記係止爪の近傍に形成されている。
支持片の基端部は、係止爪の近傍に形成されているため、支持片からの力が係止爪に及びやすくなり、よりボルト用クリップのスタッドボルトに対する保持力を強くすることができる。
【0009】
(5)前記係止爪は、前記筒部のうち前記被取付部材側の端部から離間した位置に形成される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、スタッドボルトからの離脱に対する保持力が強いボルト用クリップを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態を図1〜図8を参照しつつ説明する。ボルト用クリップ10は、例えば、車両のボディ1から突出するスタッドボルトに取り付けられるものである。以下では、上下方向について図2を基準とし、図2の左方を前方とし、右方を後方として説明する。なお、スタッドボルトは、一般に孔を開けることができない部分について使用されるものであり、本実施形態では、ボディ1の面にスタッドボルトの軸部2が垂直になるように溶接して取り付けられている(図8参照)。
【0012】
ボルト用クリップ10は、合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン)であって、図1に示すように、電線を結束させるためのバンド部20と、スタッドボルトに取り付けるヘッド部30と、を有する。
バンド部20は、複数の電線を束ねることができる長さであって、ほぼ一定の幅寸法でヘッド部30に連なっており、その厚みは可撓性を有するために薄肉となっている。その上面には結束する大きさを調節するための多数の係止凸部21が並んで形成されている。
【0013】
ヘッド部30は、作業者が掴むことができる把持部40と、スタッドボルトの軸部2が挿入される筒状の筒部50と、を有する。
把持部40は、筒部50の一端側に形成される鍔部41と、バンド部20と連結される連結部43と、からなる。
【0014】
鍔部41は、筒部50の上端部に、筒部50と直交するように覆う形状をなし、略長方形状の開口部42を有する。この開口部42のうち、幅方向の略中央部は、円形の筒部50の形状に対応して、外方側に膨らむように湾曲した形状となっている。
なお、開口部42から、筒部50の上部及び後述する係止爪55が視認でき、スタッドボルトに取り付けられた際には、軸部2の挿入具合がわかるようになっている。
【0015】
連結部43は、図2に示すように、鍔部41及び筒部50の後方にて鍔部41及び筒部50と連続している。具体的には、連結部43の上面が鍔部41の上面と連続した平坦な面と、その面から段差状に低くなる面を有し、連結部43の下端部は、筒部50のうち上下方向の略中間部に形成されている。
【0016】
連結部43には、図1に示すように、電線束を結束したバンド部20を留めるためバンド留め部44が形成されている。
バンド留め部44は、連結部43を上下方向に貫通するバンド通し孔45と、バンド通し孔45に挿入されたバンド部20に係止して抜け止めするバンド係止片46と、からなる。
なお、連結部43に形成されたコ字状の貫通孔のうち、筒部50側の端部がバンド部20を挿通するバンド通し孔45となっており、バンド係止片46の両側の貫通孔47は、バンド係止片46を撓み変形させるために形成されている。
【0017】
そして、バンド部20が必要な長さだけバンド通し孔45に挿通されると、バンド部20の係止凸部21がバンド係止片46に係止されることによりバンド部20が抜け止めが図られる。
【0018】
筒部50は、円筒形状をなし、図6に示すように、この筒部50を構成する左右両側の壁部51には、スタッドボルトの軸部2に弾性的に係止するための一対の係止部52,52が形成されている。
【0019】
一対の係止部52,52は、筒部50の壁部51の対向する位置に形成され、それぞれ筒部50の内外方向に撓み変形可能に形成された撓み片53と、スタッドボルトのネジ溝に突き当てられる係止爪55と、からなる。
撓み片53は、筒部50の壁部51にスリット状の一対の切欠部54(図2参照)を設けることにより撓み変形可能となっている。なお、鍔部41と係止部52,52との間は、連通孔56とされており、側方から軸部2の挿入具合を視認することができるようになっている。
【0020】
係止爪55は、図6に示すように、撓み片53の上端部の内面(筒部50の内周面)に形成され、筒部50の周方向に所定の幅で設けられ、その先端が軸部2の外周に対応して湾曲している。
【0021】
また、係止爪55は、筒部50のうち上下方向の略中央部(筒部50のうち被取付部材側の端部から離間した位置)に形成されている。このように係止爪55の位置を筒部50の端部50Aから離間させることで、撓み片53を長くすることができ、より撓み片53が撓みやすくなる。
【0022】
ここで、スタッドボルトの軸部2の筒部50への挿入時には、軸部2の外周面に交互に螺旋状に形成された凸部と溝部(ネジ溝)とが交互に係止爪55に当接することにより撓み片53を撓み変形させつつ筒部50にスタッドボルトの軸部2が挿入されていく。そして、筒部50の端部50Aがボディ1の面に当接するまで軸部2が筒部50に挿入されると、係止爪55が軸部2の外周の溝部に突き当てられた状態で係止されるようになっている。
ところで、上記したように、係止爪55の位置を筒部50の端部50Aから離間させることで、撓み片53が撓みやすくなり、軸部2の挿入という点では、軸部2を挿入しやすくなる利点がある。
【0023】
しかしながら、係止爪55が軸部2に係止する力、言い換えれば、ボルト用クリップ10がスタッドボルトの軸部2を保持する力は、撓み片53が撓みやすくなる分だけ弱くなる。そこで、本実施形態では、以下に示す一対の支持片60,60を設けることにより、ボルト用クリップ10がスタッドボルトの軸部2を保持する力を確保するようになっている。
【0024】
筒部50の外周には、斜め下側に向けて突出する一対の支持片60,60が形成されている。
一対の支持片60,60は、共に筒部50の壁部51にある撓み片53の上端部を基端部60Aとして、ここから筒部50の下端部50A(筒部50のうち被取付部材側の端部)をやや超える位置まで斜め下方向に延出されている(支持片60の端面60Bが筒部50の下端部50Aよりも下方に形成されている)。
【0025】
支持片60の幅(図2の前後方向の寸法)は、係止爪55の幅とほぼ同じであって、支持片60の厚みは支持片60の幅寸法よりも薄肉となっている。
支持片60の端面60Bは、ボディ1の面に平行となるように、支持片60の延出方向に対して傾斜している。これにより、ボルト用クリップ10の取り付けの際には、支持片60の端面60Bが、ボディ1の面に密着するように突き当てられる。
【0026】
ここから更に、作業者が軸部2の挿入のために(筒部50の下端部50Aがボディ1の面に当接するまで)筒部50をボディ1側に押し付けることにより、支持片60を介して係止爪55の係止力が付勢されるようになっている。
これにより、軸部2の筒部50への挿入のし易さ、ボルト用クリップ10がスタッドボルトの軸部2を保持する力の強化という異なる要求を満たすことができる。
【0027】
次に、ボルト用クリップ10のスタッドボルト(及び被取付部材)への取り付けについて詳しく説明する。
作業者は、ボルト用クリップ10のヘッド部30を掴み、図6に示すように、車両のボディ1から突出するスタッドボルトの軸部2を筒部50内に挿入していく。
【0028】
すると、軸部2外周面に交互に螺旋状に形成された凸部と溝部とが交互に係止爪55に当接することにより撓み片53を撓み変形させつつ筒部50にスタッドボルトの軸部2が挿入されていく。
そして、図7に示すように、支持片60の端面60Bがボディ1の面に当接する。更に、筒部50をボディ1側に押し込むと、図8に示すように、筒部50の下端部50Aがボディ1に当接する。このとき、支持片60の端面60Bとボディ1の面との間の摩擦力により支持片60の端面60Bはボディ1の面で滑らず、支持片60は、ボディ1から反力を受けることになる。
【0029】
そして、この力は、筒部50のうち、支持片60と連結されている撓み片53の上端部に伝わり、撓み片53の上端部に内側に向かう力を与える。これは、係止爪55の軸部2に対する係止力を強くする方向の力であるから、ボルト用クリップ10のスタッドボルトに対する保持力を強くすることができる。
【0030】
そして、例えば、複数本の電線を束ねてコルゲートチューブに通した後、コルゲートチューブの外周をバンド部20で包み、バンド部20の先端部からバンド通し孔45にコルゲートチューブが固定される長さだけ挿通することにより、電線束を所定の位置に配索することができる。
【0031】
本実施形態によれば、筒部50外側の支持片60の基端部60Aは、筒部50の内側の係止爪55が突出する部分とほぼ同じ位置に形成されているため、支持片60からの力が係止爪55に及びやすく、ボルト用クリップ10のスタッドボルトに対する保持力を強くすることができる。
【0032】
また、筒部50は、一対のスリット状の切欠部54を設けることにより形成される撓み片53を有し、この撓み片53の内面側に係止爪55が形成されるとともに、前記撓み片53の外面側から支持片60が延出されている。
撓み片53に係止爪55が形成されるため、スタッドボルトの軸部が筒部に挿入しやすくなる。また、撓み片53から、支持片60が延出されるため、支持片60からの力を係止爪55に及ぼしやすくなる。
【0033】
さらに、支持片60は、筒部50のうちボディ1側の端部50Aを超えて延出されているから、平板状の部材を被取付部材とする本実施形態のような場合に、ボルト用クリップ10のスタッドボルトに対する保持力を強くすることができる。
【0034】
また、筒部50の端部50Aがボディ1に当接するまで筒部50に軸部2を挿し込めば、ボルト用クリップ10がスタッドボルトに対して保持力を生じさせて取り付けられる。したがって、作業者がボルト用クリップ10を挿し込む深さ(保持力を生じさせることができる深さ)を調整する必要がなくなる。
【0035】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、支持片60がボディ1(被取付部材)の面に当接してから、更に作業者が筒部50の端部50Aがボディ1(被取付部材)の面に当接するまで押し付けることで、係止爪55の係止力が付勢される構成であったが、筒部50の端部50Aがボディ1(被取付部材)の面に当接するまで作業者が押し付けないものであってもよい。即ち、筒部50の端部50Aがボディ1(被取付部材)の面に当接していなくても、支持片を介して必要な保持力が得られるように構成されているものであってもよい。
【0036】
(2)上記実施形態では、筒部50に一対のスリット状の切欠部54を設けることにより撓み片53を形成する構成としたが、撓み片53を有さないものでもよい。具体的には、円筒形状の筒部50の内周から突出する係止爪55を設けるとともに、筒部50の外周から支持片60が延出されるものでもよい。この場合には、筒部50の壁部51(壁部51のうち、係止爪55を有する部分の近傍及び支持片60の基端部60Aを有する部分の近傍)自体が弾性変形する。
【0037】
(3)被取付部材として車両のボディ1に取り付けることとしたが、車両の他のフレーム等や、車両以外を被取付部材としてもよい。
【0038】
(4)支持片60は、筒部50の内周面の係止爪55の位置とほぼ同じ位置となる筒部50の外周面から延出される構成としたが、これに限られない。例えば、係止爪55の位置とほぼ同じ位置でなく、筒部50内周面の係止爪55の位置の近傍の位置(支持片からの力を受ける位置)となる筒部50の外周面から支持片が延出されていてもよい。
このようにしても、支持片の基端部は、係止爪55の近傍に形成されているため、支持片からの力が係止爪55に及びやすく、ボルト用クリップ10のスタッドボルトに対する保持力を強くすることができる。
【0039】
(5)支持片60は、筒部50のうちボディ1(被取付部材)側の端部を超えて延出されている構成としたが、これに限られず、支持片が筒部50のうち被取付部材側の端部に先立って被取付部材に当接するものであればよい。
一般に平板状の部材を被取付部材とすることが多いが、平板状でない部材を被取付部材とする場合(例えば、被取付部材が、筒部50が当接する軸部2の周りよりも支持片が当接する部分が盛り上がっている形状である場合)には、支持片が筒部50のうち被取付部材側の端部50Aと同じ長さ(軸方向に同じ位置)又はそれよりも短い長さ(軸方向に短い位置)しか延出されていなくても、支持片が筒部50のうち被取付部材側の端部50Aに先立って被取付部材に当接するものであればよい。
【0040】
(6)なお、支持片60の端面60Bに摩擦の生じやすい摩擦材や粘着材等を塗布したり、ボルト用クリップの材質に摩擦が生じやすいものを選択することにより、支持片60の端面60Bがボディ1(被取付部材)の面で滑らないようにして、支持片を介した力が係止爪55に及びやすいようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】実施形態1のボルト用クリップの上面図
【図2】ボルト用クリップの側面図
【図3】ボルト用クリップの下面図
【図4】ボルト用クリップの前面図
【図5】ボルト用クリップの後面図
【図6】ボルト用クリップの軸部が筒部に挿入される前を表す断面図
【図7】支持片がボディに当接するまで軸部が筒部に挿入された状態を表す断面図
【図8】筒部の下端部がボディに当接するまで軸部が筒部に挿入された状態を表す断面図
【符号の説明】
【0042】
1…ボディ(被取付部材)
2…軸部
10…ボルト用クリップ
20…バンド部
30…ヘッド部
50…筒部
50A…下端部
52…係止部
53…撓み片
55…係止爪
60…支持片
60A…支持片の基端部
60B…支持片の端面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部材から突出するスタッドボルトの軸部が挿入される筒部を有するとともに、前記筒部の内周面には、前記軸部の外周に弾性的に係止する複数の係止爪が突設され、前記軸部に前記係止爪が係止されることにより前記スタッドボルトから離脱しないように保持されるボルト用クリップであって、
前記筒部の外周面には、前記係止爪と軸方向に沿った位置に、前記筒部のうち前記被取付部材側の端部に先立って前記被取付部材に当接する支持片が形成されているボルト用クリップ。
【請求項2】
前記筒部は、一対のスリット状の切欠部を設けることにより形成される撓み片を有し、この撓み片の内面側に前記係止爪が形成されるとともに、前記撓み片の外面側から前記支持片が延出されていることを特徴とする請求項1記載のボルト用クリップ。
【請求項3】
前記支持片は、前記筒部のうち前記被取付部材側の端部を超えて延出されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボルト用クリップ。
【請求項4】
前記支持片の基端部は、前記係止爪の近傍に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のボルト用クリップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−138966(P2010−138966A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−314472(P2008−314472)
【出願日】平成20年12月10日(2008.12.10)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【Fターム(参考)】