説明

マイクロヒーター及びその製造方法

【課題】本発明は、マイクロヒーターの加熱要素を化学的及び/または機械的に保護するための保護層を備えたマイクロヒーター及び該マイクロヒーターを製造する方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るマイクロヒーターは、基板と、前記基板と離間した発熱体としての金属パターンと、前記金属パターン上の保護層と、を含むことを特徴とすることにより、マイクロヒーターの加熱要素を化学的及び/または機械的に保護する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロヒーター及び該マイクロヒーターの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のマイクロヒーターは、基板上において局所的に高温発熱するものであって、炭素ナノチューブトランジスター、低温多結晶シリコンや薄膜トランジスター、バックライトユニット用TEフィールド放出ソースなどのように高温の製造工程または高温の作動工程が要求される各種の電子装置に応用することができる。また、マイクロヒーターの加熱要素に印加される熱を用いてマイクロヒーター上に物質を合成することもできる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、マイクロヒーターの加熱要素を化学的及び/または機械的に保護するための保護層を備えたマイクロヒーター及び該マイクロヒーターを製造する方法を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施形態によるマイクロヒーターは、基板、該基板と離間した金属パターン、及び上記金属パターン上の保護層を含んで構成される。金属パターン上の保護層は金属パターン物質を含む固溶体または化合物からなってよい。また、保護層は基板及び金属パターン上に位置してもよい。
【0005】
本発明の一実施形態によるマイクロヒーターの製造方法は、基板と離間して金属パターンを配列する段階、及び上記金属パターン上に第1保護層を形成する段階を含んで構成される。一方、マイクロヒーターの製造方法は、上記金属パターンに電圧を印加して加熱する段階、及び上記金属パターンの構成物質を上記第1保護層に拡散させて第2保護層を形成する段階を更に含んで構成されてよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態によるマイクロヒーター及びその製造方法によれば、マイクロヒーターの加熱要素である金属パターン上に保護層が存在するため、化学的及び/または機械的に安定したマイクロヒーターを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】マイクロヒーターの一実施形態を示した斜視図である。
【図2a】図1のA−A’線に沿う断面図である。
【図2b】図1のB−B’線に沿う断面図である。
【図3a】マイクロヒーターの製造方法の一実施形態を示した断面図である。
【図3b】マイクロヒーターの製造方法の他の一実施形態を示した断面図である。
【図4a】マイクロヒーターの製造方法の他の実施形態を示した断面図である。
【図4b】マイクロヒーターの製造方法の他の実施形態を示した断面図である。
【図4c】マイクロヒーターの製造方法の他の実施形態を示した断面図である。
【図4d】マイクロヒーターの製造方法の他の実施形態を示した断面図である。
【図5】マイクロヒーターの一実施形態の電流−電圧特性を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について具体的に説明する。なお、本発明が下記実施形態によって制限されるものではない。
【0009】
図1は、マイクロヒーターの一実施形態を示した斜視図であり、図2a及び2bは、それぞれ図1のA−A’及びB−B’線に沿う断面図である。
【0010】
図1及び2を参照すれば、本発明のマイクロヒーターは、基板10、金属パターン20及び保護層40を含んで構成される。当該基板10は、ガラス材質または他の好適な物質からなってよい。基板10がガラス材質からなる場合、輻射熱(例えば、可視光線、赤外線)が透過することができる。また、基板10を相対的に大面積化することができる。
【0011】
本発明に係る金属パターン20は、基板10と離間して基板10上に形成されてよく、基板10と金属パターン20とが離間し、かつ基板上に載置された支持体30により金属パターン20が設けられていることが好ましい。当該金属パターン20は、基板10上において線形に延びる細長い形状であればよい。なお、金属パターン20の形状は、図に示すものに制限されるものではなく、多角形または閉曲面などの別の形状であってもよい。当該金属パターン20を形成する物質は、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、シリコン炭化物(SiC)、または他の好適な物質が挙げられる。当該金属パターン20は、発熱体としての役割を担い得る。その結果、マイクロヒーターの加熱要素として該金属パターン20に電圧が印加されると発光及び発熱することができる。
【0012】
本発明に係る金属パターン20は、基板10と金属パターン20との間の一つ以上の支持体30によって支持されてよい。当該一つ以上の支持体30は、金属パターン20を基板10と離間したまま基板10上に固定することができる。当該支持体30は、金属パターン20から発生する熱の損失を減少させるか防止するために、相対的に熱伝導率の小さい物質からなってよい。例えば、支持体30は、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(例えば、Si3N4)などの絶縁物質から形成されてもよい。
【0013】
本発明に係る基板10及び金属パターン20の表面上には保護層40が形成されてもよい。当該金属パターン20上の保護層40は、該金属パターン20が支持体30と接触する領域のみを除いて金属パターン20を完全に覆い包むように形成されてよい。保護層40は、金属パターン20の表面上に約100nm以下の厚さdで形成されてもよい。
【0014】
本発明に係る保護層40は、金属パターン20を化学的及び/または機械的にパッシベーションさせるための層であれば特に制限されることはなく、例えば、保護層40が金属パターン20を外部物質から遮蔽させることで、金属パターン20の構成物質が化学反応によって破壊されることを減少させまたは防止することができる。また、当該保護層40によって金属パターン20が機械的に変形されることを減少させまたは防止することもできる。
【0015】
金属パターン20が外部物質に露出することを防止するために、本発明に係る保護層40は、相対的に小さい気体拡散係数を有する物質からなってよく、例えば、保護層40は、酸素(O)気体及び/または水素(H)気体に対する拡散係数が相対的に低い物質からなってよい。また、当該保護層40は、相対的に大きい機械的安定性を有する物質からなってもよい。例えば、保護層40は、ヤング率が相対的に大きい物質からなってよい。金属パターン20への電力の印加を容易にするために、保護層40は相対的に小さい抵抗を有する物質からなってもよい。
【0016】
例えば、保護層40としては、非晶質シリコン(amorphous Si)、シリコン酸化物、シリコン酸化窒化物、シリコン炭化物(SiC)、チタン窒化物(TiN)、インジウムスズ酸化物(Indium Tin Oxide;ITO)または他の好適な物質を含んでいることが好ましい。
【0017】
より具体的には、当該保護層40がシリコン酸化物またはシリコン酸化窒化物からなる場合、これらの物質は、それぞれSiOx(0<x≦2)またはSiOxNy(0<x≦2、y>0)の一般式によって表現されてもよい。上記一般式において、xは2より0に近接した値を有して相対的に小さい抵抗を有する保護層40を得ることができる。
【0018】
さらに、当該保護層40は、リン(P)またはホウ素(B)などのドーパント(dopant)が添加された物質からなってもよい。例えば、ホスフィン(phosphine;PH3)を用いて保護層40にPを添加するか、またはジボラン(diborane;B2H6)を用いて保護層40にBを添加することができる。ドーパントを添加することで保護層40の抵抗を更に減少させることができる。
【0019】
本発明に係る保護層40は、本発明に係る金属パターンを構成する物質を含む固溶体または化合物であることが好ましい。本発明に係る金属パターンは、上記説明のように、電圧が印加されると発光及び発熱することができれば特に制限されることはなく、例えば金属パターンの成分(モリブデン(Mo)、タングステン(W)、シリコン炭化物(SiC)などから形成されていることが好ましく、これらの金属パターンを形成する物質(モリブデン(Mo)、タングステン(W)、シリコン炭化物(SiC)など))と、上記保護層の成分(非晶質シリコン(amorphous Si)、シリコン酸化物、シリコン酸化窒化物、シリコン炭化物(SiC)、チタン窒化物(TiN)、インジウムスズ酸化物(Indium Tin Oxide;ITO)または他の好適な物質、SiOx(0<x≦2)またはSiOxNy(0<x≦2、y>0)の一般式に含まれる物質、リン(P)またはホウ素(B)などのドーパント(dopant)が添加された物質など)とを含む固溶体または化合物が好ましく、金属パターンの成分(=金属パターンを形成する物質)と保護層の成分との配合割合としては、目的とする生成物に応じて適宜選択できる。なお、本明細書の「固溶体」とは、二種以上の金属あるいは金属酸化物などの金属化合物を混合した後、一般的に加熱処理することによって、一部または全体を溶融状態とすることにより、相溶状態にしたものである。このとき、金属バターンの成分と保護層の成分との配合割合は、当該温度において、保護層の成分に対する金属バターンの成分の固体溶解度の範囲内で選択され得る。また、保護層は、金属バターンの成分と保護層の成分とが固定の割合で配合された化合物からなってもよい。他の実施形態では、基板10上にも保護層40が存在する代わりに金属パターン20上だけに保護層40が存在してもよい。この場合、金属パターン20上の保護層40は、金属パターン20を構成する物質が臨時の保護層に拡散してなる固溶体または化合物であってもよい。例えば、保護層40は、シリサイドであってもよい。このような固溶体または化合物は、相対的に導電性が高いため、マイクロヒーターを素子に適用する場合に電極として使用することもできる。
【0020】
図3a及び3bは、マイクロヒーターの製造方法の一実施形態を示した断面図である。
図3aを参照すれば、まず、金属パターン20を基板10と離間して配列する。例えば、金属パターン20は、一つ以上の支持体30(図1参照)によって基板10と離間したまま支持されてよい。基板10はガラスまたは他の好適な物質からなってよい。また、金属パターン20は、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、またはシリコン炭化物(SiC)、または他の好適な物質を含んでもよい。
【0021】
図3bを参照すれば、基板10及び金属パターン20上にそれぞれ第1保護層400を形成することができる。金属パターン20上の第1保護層400は、約100nm以下の厚さdにて形成されてよい。第1保護層400は、スパッタリング、化学気相蒸着法(Chemical Vapor Deposition;CVD)、または他の好適な方法によって形成すればよい。例えば、第1保護層400は、プラズマを用いたCVD(Plasma Enhanced CVD)または熱CVD(thermal CVD)によって蒸着してもよい。
【0022】
本発明に係る第1保護層400は、金属パターン20を外部気体(外部雰囲気)に露出させないよう気体に対する拡散係数が相対的に低い物質から形成されてもよい。また、当該第1保護層400は、機械的安定性が相対的に高い物質からなってもよい。また、金属パターン20への電力の印加を容易にするために、当該第1保護層400は、相対的に低い抵抗を有する物質からなってもよい。
【0023】
例えば、本発明に係る第1保護層400を形成する物質は、非晶質シリコン、シリコン酸化物、シリコン酸化窒化物、シリコン炭化物、チタン窒化物、またはインジウムスズ酸化物を含んでもよい。当該第1保護層400がシリコン酸化物またはシリコン酸化窒化物からなる場合、これらの物質は、それぞれSiOx(0<x≦2)またはSiOxNy(0<x≦2、y>0)の一般式によって表現されてもよい。上記一般式において、xは2より0に近接した値を有してよい。また、第1保護層400は、リン(P)またはホウ素(B)などのドーパントによってドーピングしてもよい。
【0024】
本発明において、金属パターン20上に化学的及び/または機械的安定性が相対的に高い第1保護層400が設けられているため、金属パターン20が破壊されまたは変形される可能性を減少させるか防止することができる。結果的に、化学的及び/または機械的に安定したマイクロヒーターを得ることができ、上記マイクロヒーターは、pn接合を含む素子、微細熱電子放出源(thermionic emission source)、薄膜トランジスター(thin film transistor)、マイクロヒーターを利用したパターニング(patterning)方法、または他の好適な応用例に活用することができる。
【0025】
図4aないし4dは、マイクロヒーターの製造方法の他の実施形態を示した断面図である。図4a及び4bを参照すれば、基板10と離間して金属パターン20を配列し、基板10及び金属パターン20上に第1保護層400を形成することができる。図4a及び4bに示された段階は、それぞれ図3a及び3bを参照して上述した各段階と同じであり得るので、図4a及び図4bに対する詳細な説明を省略する。
【0026】
図4cを参照すれば、金属パターン20に電圧を印加して金属パターン20を加熱することができる。金属パターン20が加熱されると、金属パターン20を形成する物質の一部が、当該金属パターン20と接触している第1保護層400に拡散する。また、この拡散した金属パターン20を形成する物質は、第1保護層400を形成する物質と反応して第2保護層400’を形成することができる。
【0027】
本発明に係る第2保護層400’は、金属パターン20を形成する物質である金属パターンの成分と、既存の第1保護層400を形成する物質である保護層の成分を含む固溶体または化合物であってもよい。例えば、金属パターン20がモリブデン(Mo)からなり、第1保護層400がシリコン(Si)を含む物質からなる場合、第2保護層400’は、珪化モリブデン(MoSix)からなってよい。一方、工程条件に応じては、第2保護層400’内に一つ以上のシリコン(Si)膜が含まれていてもよい。
【0028】
図4dを参照すれば、基板10上の第1保護層400及び金属パターン20上に存在している第1保護層400を除去することができる。例えば、第1保護層400は、湿式エッチングまたは他の好適な方法によって除去すればよい。
【0029】
本発明に係る第2保護層400’は、第1保護層400と異なる物質組成を有するため、結果的に、第1保護層400をエッチングするためのエッチング液に対して選択性(selectivity)を有し得る。このため、第1保護層400のみを基板10及び金属パターン20から選択的に除去し、金属パタン20上に第2保護層400’のみが存在することができる。このため、第1保護層400はエッチングによって基板10から除去され得る。第2保護層400’は、相対的に高い導電性を有し得るため、マイクロヒーターを素子に適用する場合に電極として使用することもできる。
【0030】
図5は、本発明に係る一実施形態によるマイクロヒーターの金属パターンに印加される電圧によって金属パターンに流れる電流を示したグラフである。図5に示されたグラフ500は電圧を増大させながら測定した電流値を示し、グラフ501は電圧を減少させながら測定した電流値を示す。化学的に不安定なマイクロヒーターは、電圧が増大する際、外部物質との化学反応によって金属パターンが破壊されることがあり、これは電流の減少につながり得る。しかし、保護層が備えられたマイクロヒーターは、図5に示すように電圧が増大する場合にも安定した電圧−電流特性を示すことができる。
【0031】
上述した本発明は、図面に示した実施形態を参考して説明したが、これら実施形態は例示的なものに過ぎず、当該分野における通常の知識を有する者であれば種々の変形が可能であることが理解できるであろう。なお、かかる変形は本発明の技術的保護範囲内にあるとみるべきである。よって、本発明の真正な技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決められるべきである。
【符号の説明】
【0032】
10:基板
20:金属パターン
30:支持体
40:保護層
400:第1保護層
400’:第2保護層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板と離間した発熱体としての金属パターンと、
前記金属パターン上の保護層と、を含むことを特徴とするマイクロヒーター。
【請求項2】
基板と、当該基板の上に載置された支持体と、当該支持体の上に載置された金属パターンとを有し、当該金属パターンの表面に保護層が覆われている、請求項1に記載のマイクロヒーター。
【請求項3】
前記保護層は、非晶質シリコン、シリコン酸化物、シリコン酸化窒化物、シリコン炭化物、チタン窒化物、またはインジウムスズ酸化物を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロヒーター。
【請求項4】
前記シリコン酸化物またはシリコン酸化窒化物は、それぞれSiOx(0<x≦2)またはSiOxNy(0<x≦2、y>0)で表現されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロヒーター。
【請求項5】
前記保護層はリンまたはホウ素を更に含んでなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクロヒーター。
【請求項6】
前記基板の上に保護層を更に設けることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクロヒーター。
【請求項7】
前記保護層の厚さは、100nm以下であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のマイクロヒーター。
【請求項8】
前記金属パターンは、タングステン、モリブデン、またはシリコン炭化物を含んでなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のマイクロヒーター。
【請求項9】
前記保護層は、前記金属パターンを形成する物質を含む固溶体または化合物であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のマイクロヒーター。
【請求項10】
前記固溶体または化合物はシリコン、チタンまたはスズを更に含むことを特徴とする請求項9に記載のマイクロヒーター。
【請求項11】
基板と離間して金属パターンを配列する段階、及び
前記金属パターン上に第1保護層を形成する段階を含むことを特徴とするマイクロヒーターの製造方法。
【請求項12】
前記第1保護層は、スパッタリングまたは化学気相蒸着法によって形成されることを特徴とする請求項11に記載のマイクロヒーターの製造方法。
【請求項13】
前記保護層の厚さは100nm以下であることを特徴とする請求項11または12に記載のマイクロヒーターの製造方法。
【請求項14】
前記第1保護層は、非晶質シリコン、シリコン酸化物、シリコン酸化窒化物、シリコン炭化物、チタン窒化物、またはインジウムスズ酸化物を含んでなることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のマイクロヒーターの製造方法。
【請求項15】
前記シリコン酸化物またはシリコン酸化窒化物は、それぞれSiOx(0<x≦2)またはSiOxNy(0<x≦2、y>0)で表現されることを特徴とする請求項14に記載のマイクロヒーターの製造方法。
【請求項16】
前記第1保護層は、リンまたはホウ素を更に含んでなることを特徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載のマイクロヒーターの製造方法。
【請求項17】
前記金属パターンは、タングステン、モリブデン、またはシリコン炭化物を含んでなることを特徴とする請求項11〜16のいずれか1項に記載のマイクロヒーターの製造方法。
【請求項18】
前記金属パターンに電圧を印加して加熱する段階、及び
前記金属パターンを形成する物質を前記第1保護層に拡散させて第2保護層を形成する段階を更に含むことを特徴とする請求項11〜17のいずれか1項に記載のマイクロヒーターの製造方法。
【請求項19】
前記第2保護層は、固溶体または化合物であることを特徴とする請求項11〜18のいずれか1項に記載のマイクロヒーターの製造方法。
【請求項20】
前記第2保護層の形成後に存在する前記第1保護層を除去する段階を更に含むことを特徴とする請求項11〜19のいずれか1項に記載のマイクロヒーターの製造方法。
【請求項21】
前記第1保護層は、湿式エッチングを用いて除去されることを特徴とする請求項11〜20のいずれか1項に記載のマイクロヒーターの製造方法。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−170976(P2010−170976A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−108337(P2009−108337)
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】