説明

マシン通信型デバイスのトリガーを処理するサービスネットワーク及び方法

【課題】トリガー指示によってMTCデバイスのトリガーをするサービスネットワーク及び方法を提供する。
【解決手段】MTCサーバー及び少なくとも1つのMTCデバイスに接続されたサービスネットワークによってマシン通信型(MTC)デバイスのトリガーを処理する方法であって、前記MTCサーバーからトリガー要求メッセージを受信するステップ、及び前記トリガー要求メッセージに応じてトリガー情報を含むトリガー指示を前記MTCデバイスに送信するステップを含む方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マシン通信型(MTC: Machine Transmission-Type Communication)デバイスのトリガー処理に関し、特に、トリガー指示(trigger indication)によってMTCデバイスのトリガーをするサービスネットワーク及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
長い間、さまざまな機械が提供され、あらゆる面において我々の生活をより便利にしてきた。今日ではこれらの機械は、一般的に、コンピューティングプロセッサとソフトウェアを備えて情報基盤(intelligence-based)のサービスを提供している。無線通信の普及により、マシン通信型デバイスは、情報を交換するリモートマシン間の通信を可能にし、人間の操作なしでトリガーするように開発されてきた。特に、水処理施設または橋などの重要公共建設において、MTCセンサは、施設の運転状態を監視し、無線通信ネットワークによって、測定結果を制御センターに折り返し報告するように用いられている。無線通信ネットワークは、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile communications;GSM)技術、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service;GPRS)技術、グローバル進化型高速データレート(Enhanced Data rates for Global Evolution;EDGE)技術、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access;WCDMA)技術、高速パケットアクセス(High Speed Packet Access; HSPA)技術、符号分割多元接続2000(Code Division Multiple Access 2000;CDMA 2000)技術、時分割同期符号分割多元接続(Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access;TD-SCDMA)技術、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access;WiMAX)技術、及びロングタームエボリューション(Long Term Evolution;LTE)技術、LTE-Advanced技術などを含む。
【0003】
3GPP仕様TS23.888v.1.0.0(以下、仕様TR23.888と称される)、及び3GPP仕様TS24.368v.1.0.1(以下、仕様TS24.368と称される)に準拠したLTE技術を例にとると、MTCサーバーが特定のMTCデバイスをトリガーしたい時、MTCサーバーは、トリガー通知をサービスネットワークに送信することができ、且つMTCデバイスとMTCサーバー間の通信を開始するように、サービスネットワークがトリガー指示によって、MTCデバイスをトリガーできることが必要である。しかしながら、トリガー指示がどのようにサービスネットワークからMTCデバイスまで伝送されるかは定められておらず、トリガー指示に定められているトリガー情報がない。特定のトリガー情報と特定の伝送方式がなければ、MTCデバイスは、うまくトリガーされない可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トリガー指示によってMTCデバイスのトリガーをするサービスネットワーク及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様において、MTCサーバー及び少なくとも1つのMTCデバイスに接続されたサービスネットワークによってMTCデバイスのトリガーを処理する方法が提供される。前記方法は、MTCサーバーからトリガー要求メッセージを受信するステップ、及びトリガー要求メッセージに応じてトリガー情報を含むトリガー指示をMTCデバイスに送信するステップを含む。
【0006】
本発明の第2の態様において、MTCデバイスのトリガーを処理するサービスネットワークが提供される。サービスネットワークは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを含む。アクセスネットワークは、少なくとも1つのMTCデバイスとの無線送信及び受信を実行する。コアネットワークは、MTCサーバーからトリガー要求メッセージを受信し、トリガー要求メッセージに応じてMTCデバイスの状態に基づき、トリガー指示を有する特定のメッセージを準備する。また、コアネットワークは、アクセスネットワークによって特定のメッセージをMTCデバイスに送信する。
【0007】
本発明の第3の態様において、MTCサーバー及び少なくとも1つのMTCデバイスに接続されたサービスネットワークによってMTCデバイスのトリガーを処理する方法が提供される。前記方法は、MTCサーバーからトリガー要求メッセージを受信するステップ、トリガー要求メッセージに応じてMTCデバイスの状態に基づき、トリガー指示を有する特定のメッセージを準備するステップ、及び特定のメッセージをMTCデバイスに送信するステップを含む。
【0008】
本発明の他の態様及び特徴は、MTCデバイスのトリガーを処理するサービスネットワーク及び方法についての特定の実施の形態の以下の説明を参照することにより、検討後は当業者にとって明白となるであろう。
本発明は、添付の図面と併せて後に続く詳細な説明と実施の形態を解釈することによって、より完全に理解されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に基づく移動通信環境を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に基づくトリガー情報を有するトリガー指示によってMTCデバイスのトリガーを示すメッセージシーケンスチャートである。
【図3】本発明のもう1つの実施形態に基づくトリガー情報を有するトリガー指示によってMTCデバイスのトリガーを示すメッセージシーケンスチャートである。
【図4】本発明の実施形態に基づくMTCデバイスを処理する方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明のもう1つの実施形態に基づくMTCデバイスのトリガーを処理する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の記述は、本発明を実施するベストモードが開示されている。この記述は、本発明の一般原理を例示する目的のためのもので本発明を限定するものではない。3GPP仕様書は、本発明の精神を教示するために用いられるものであり、本発明はこれを限定するものではない。
【0011】
上述の問題を解決するために、本発明は、サービスネットワークによってMTCデバイスのトリガーを処理する方法を提供する。
図1は、本発明の実施形態に基づく移動通信環境を示すブロック図である。移動通信環境100では、移動通信装置110は、MTC用に設定され、MTCのアプリケーションを動作させる。また、MTCのアプリケーションを動作させ、無線または有線で移動通信装置に接続される、例えばMTCデバイス10と20などの1つ以上のMTCデバイスを有することができる。例えば、移動通信装置110は、移動端末(MT)111、端末装置(TE)112、及び加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module; SIM)またはユニバーサルSIM(Universal SIM; USIM)113を含む移動局(MS)/ユーザー端末(UE)であり得る。MT111は、サービスネットワーク120にアクセスする、全ての必要な無線機能を持ち、TE 112は、サービスプラットホームをアプリケーションに提供する。MTCデバイス10と20は、移動通信装置110に接続されたTE11及び12をそれぞれ含むことができ、必要ならば、移動通信装置110のMT 111にサービスネットワーク120との無線接続を要求することができる。即ち、全ての移動通信装置110及びMTCデバイス10と20は、アプリケーションを実行する移動端末TEが搭載される。移動通信装置110は、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communication; GSM)ネットワーク、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System; UMTS)ネットワーク、または進化パケットシステム(Evolved Packet System; EPS)ネットワークなどの3GPPネットワークであり得るサービスネットワーク120によって、MTCサーバー130と通信することができる。MTCサーバー130は、移動通信装置110またはMTCデバイス10と20上のMTCアプリケーション(MTCサービスとも呼ばれる)をトリガーできるサーバーであることができ、MTCサーバー130は、特定のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(certain Application Programming Interfaces; API)によって、MTCアプリケーションサーバー131〜133に更に接続され、接続されたMTCアプリケーションサーバー131〜133にサービスネットワーク120を介してトリガーサービスを提供する。具体的に言えば、接続されたMTCアプリケーションサーバー131〜133のいずれかの要求では、MTCサーバー130は、サービスネットワーク120によってトリガーメッセージをMTC用に設定されているMS/UEである移動通信装置110に送信するか、または移動通信装置110に接続されたMTCデバイス10と20の1つ以上をトリガーすることができ、特定のMTCアプリケーションを実行する。
【0012】
サービスネットワーク120は、アクセスネットワーク(または無線アクセスネットワークと言われる)121及びコアネットワーク122を含むことができ、アクセスネットワーク121は、コアネットワーク122に移動通信装置110との無線送信及び無線受信の機能を提供することによって、移動通信装置110とコアネットワーク122間の接続を提供し、コアネットワーク122は、アクセスネットワーク121に必要な動作を信号で伝え、無線サービスを移動通信装置110に提供する。また、コアネットワーク122は、異なるインターフェースをMTCサーバー130に提供することができる。MTCサーバー130は、トリガーメッセージをSMSによってサービスネットワーク120に直接送信するか、または例えばMTCサーバー130から受信して、更なるトリガー伝送(delivery)をするトリガーサービスなどのサービス要求を実行する、例えばゲートウェイなどのインターワーキング機能に間接的に送信する。間接的なトリガー送信では、インターワーキング機能は、MTCサーバー130へのサービスネットワーク120のエントリポイントであることができる。サービスネットワーク120は、GSM/GPRS/EDGE、WCDMA/HSPA、またはLTE/LTE-Advanced技術に従ったネットワークであり得る。アクセスネットワーク121は、GSM技術のGSM-EDGE 無線アクセスネットワーク(GSM Edge Radio Access Network; GERAN)、WCDMA/HSPA技術のUMTS地上波無線アクセスネットワーク(MTS Terrestrial Radio Access Network; UTRAN)、またはLTE/LTE-Advanced技術のEvolved-UTRAN (E-UTRAN)であることができ、コアネットワーク122は、GSM/UMTSシステムのGSMコアまたは汎用パケット無線サービス(GPRS)コア、またはEPSシステムの進化パケットコア(EPC)であり得る。サービスネットワーク120がUMTSネットワークの場合、アクセスネットワーク121は、1つ以上の基地局(またはNodeBsと呼ばれる)及び無線ネットワーク制御装置(RNC)を含むことができ、コアネットワーク122は、ホームロケーションレジスタ(Home Location Register; HLR)、少なくとも1つのサービング GPRS サポートノード(SGSN)、及び少なくとも1つのゲートウェイGPRS サポートノード(GGSN)を含むことができる。サービスネットワーク120がEPSネットワークの場合、アクセスネットワーク121は、1つ以上の基地局(またはE-NodeBsと呼ばれる)を含むことができ、コアネットワーク122は、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server; HLR)、移動管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(S-GW)、及びパケットデータネットワークゲートウェイ(PDN-GWまたはP-GW)を含むことができる。HLRまたはHSSは、ユーザー関連及びサブスクリプション関連(subscription-related)情報を含む中央データベースである。SGSNまたはMME/S-GWは、パケットルーティング及び伝送、移動性管理(例えば、アタッチ/デタッチ及びロケーション管理)、セッション管理、論理リンク管理、認証、及び課金機能(charging functions)などのキー制御ノード(the key control node)である。S-GWは、EUTRANとP-GWとの間のブリッジとなることで、サービングUEに直接的なユーザープレーン接続を提供し、S-GWは、MMEに接続する制御プレーン(control plane)インターフェースを有し、アイドルモードでモバイル着信呼(mobile terminated call; MT呼)を処理し、サービングUEに達する。 GGSNまたはP-GWは、UMTSまたはEPSネットワークと外部ネットワーク間の相互接続性に関与する。
【0013】
移動通信装置110のMT111は、サービスネットワーク120との無線送信及び受信の機能を実行する無線モジュール(図示されていない)、及び無線モジュール及び、例えば、マンマシンインタフェース(MMI)として用いられるディスプレイユニット及び/またはキーパッド、アプリケーションのプログラムコード、またはGSM/UMTS/EPSネットワーク(PHY、MAC、RLC、RRC、NAS層を含む)用のGSM/WCDMA/LTE/LTE-Advanced技術の通信プロトコルを保存する記憶装置などの他の機能要素の動作を制御する制御モジュール(図示されていない)を含み、特定のMTCアプリケーションを実行することができる。
【0014】
図2は、本発明の実施形態に基づくトリガー情報を有するトリガー指示によってMTCデバイスのトリガーを示すメッセージシーケンスチャートである。図2に示されるように、移動通信装置110は、始めはデタッチされた状態である。MTCサーバー130が移動通信装置110をトリガーし、特定のMTCアプリケーションを実行する時、トリガー情報を含むトリガー要求メッセージをサービスネットワーク120(ステップS210)に送信する。トリガー要求メッセージによって提供されたトリガー情報で、サービスネットワーク120及び移動通信装置110は、トリガーターゲット(triggering target)を明確に識別し、ターゲット要求を伝送することができる。トリガー要求メッセージを受けた時、サービスネットワーク120は、トリガー情報に基づいて、中央データベースHSSからトリガー要求をターゲットMTCデバイスに伝送するのに必要な情報、例えば、ターゲットMTCデバイスのルーティング情報及び位置情報を捜し出す。捜し出した結果に基づいて、サービスネットワーク120は、MTCサーバー130から受けた特定のトリガー情報を有するトリガー指示を発生する(ステップS220)。また、トリガー指示は、中央データベースHSSから得た他の情報例えば、トリガーリクエストをルーティングするサービングノードに関する情報、ターゲットMTCデバイスのトリガー位置を識別する位置情報なども含むことができる。具体的に言えば、サービスネットワーク120は、MTCサーバー130から受けたトリガー要求メッセージに基づき、どのMTCデバイスをトリガーするか識別し(即ち、ターゲットMTCデバイス)、次いでそれに応じてトリガー指示を含む新しいメッセージを発生し、トリガー要求を進める。
【0015】
MTCサーバー130からのトリガー情報は、少なくとも以下の1つを含むことができる:
1)トリガーされる移動通信装置110の識別子;
2)移動通信装置110が属している、トリガーされるグループの移動通信装置110の識別子;
3)トリガーされる移動通信装置110が位置されるエリアの識別子;
4)移動通信装置110またはMTCデバイス10と20であることができる、トリガーされるアプリケーションの識別子;
5)トリガーするための移動通信装置110の必要な特徴を識別する移動通信装置110の1つ以上の特徴; 及び
6)トリガータスクを実行する、またはトリガーの有効性を識別する絶対時間を提供するトリガー時間。
【0016】
トリガー情報に含まれるエリアの識別子は、セルグローバル識別(Cell Global Identification; CGI)、UMTSユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)CGI、進化型(E-UTRAN)CGI、GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GSM Edge Radio Access Network; GERAN)CGI、サービスエリア識別子(SAI)、トラッキングエリア識別子(TAI)、ルーティングエリア識別子(RAI)、ロケーションエリア識別子(LAI)、または任意の適用するトリガーエリア(triggering area)識別子に基づいて決定され得る。例えば、トリガー指示を受けた時、移動通信装置110は、その現在の位置とトリガー指示のエリアの識別子を識別することができる。移動通信装置110の現在の位置が、トリガー指示に提供された、トリガーエリア識別子(例えば同じTAI)と同じである、エリア識別子(例えばTAI)と関連する場合、移動通信装置110は、それ自体をトリガーターゲットとして識別する。トリガー指示がグループの識別子とエリアの識別子の両方を含み、且つ移動通信装置110が同じグループの識別子であるが異なるエリアの識別子を有する場合、移動通信装置110は、それ自体をトリガーターゲットとして見なすことができない。よって、これは、メッセージを送信することによってトリガー指示を伝送するサービスネットワーク120に応じてトリガーされるユーザー端末(UE)数を更に制限する方法であり得る。注意するのは、エリアの識別子は、MTCサーバー130によって提供される及び/またはMTCサーバー130からの地理情報を含むトリガー情報に基づくサービスネットワーク120によって構成(configured)/変換され得る。例えば、MTCサーバー130は、トリガー情報のエリア識別子を含むことができ、エリア識別子は、ユーザー端末UEのサブスクリプションにあることができ、ユーザー端末UEのサービングネットワークノードの情報に基づいて、サービスネットワーク120は、エリア識別子をサービスネットワーク120によって定義された他のエリア識別子に変換することができる。即ち、トリガー情報のMTCサーバー130によって提供されたエリア識別子は、サービスネットワーク120によって送信されたエリア識別子と異なる可能性があり、エリア識別子の変換は、サービスネットワーク120によって実行されてもよい。
【0017】
トリガー情報に含まれる情報は、低移動性のMTCデバイス、低データ転送能力(例えばデータのペイロードサイズの制限)を有するMTCデバイス、リモートトリガ機能を有するMTCデバイス、時間制御されたMTCデバイス、またはパケット交換(PS)のみの機能を備えるMTCデバイスなど、または上述の任意の組み合わせ(上述の全ては、3GPP TR 23.888または他の同様のMTC技術と関連した規格)をトリガーするように指示する。
注意するのは、1つ以上の特徴がトリガー情報に含まれ得ることである。例えば、低データ転送能力の特徴がトリガー指示に提供された時、サービスネットワーク120は、トリガー指示に基づいて、トリガー要求の伝送をする最良の経路を決定することができ、最良の経路とは、サービングネットワークノードが同じ特徴がある、即ち低データ転送能力の特徴があることを意味する。
また、PSのみの特徴がトリガー指示に提供された場合、サービスネットワーク120は、トリガー指示に基づいて、PSのみの転送を提供できる伝送経路を決定することができる。
また、移動通信装置110が必要な特徴を含むトリガー情報を受けた場合、移動通信装置110は、その機能が必要な特徴に適するかどうかチェックする。それが必要な特徴を提供できる場合、移動通信装置110はトリガー要求を有効なものと識別する。例えば、低移動性の特徴がトリガー情報に含まれる場合、移動通信装置110は、その速度または設定された位置と現在の位置との間の距離をチェックし、それが低移動性の要求内にある場合、移動通信装置110は、低移動性の特徴に適するものと識別する。
【0018】
トリガーされる移動通信装置110の識別子は、サービスネットワーク120がサービスネットワーク120によって提供される移動通信装置110に達し、位置付けする識別子である。また、トリガー指示がサービスネットワーク120によって移動通信装置110に伝送される時、移動通信装置110は、トリガー情報に含まれたアプリケーション識別子に基づいて、トリガー情報を、移動通信装置110または移動通信装置110に接続されたMTCデバイス10または20でもよいトリガーアプリケーションに伝送し続けることができる。
【0019】
トリガー情報に含まれたトリガー時間は、移動通信装置110がトリガーされる特定時間を示すか、またはトリガー指示を受けた時にトリガーされる移動通信装置110を示すか、またはトリガー指示の有効時間、即ち、トリガー指示が有効であると見なされている期間または絶対時間を示す。例えば、トリガー指示を受ける移動通信装置110は、即時にトリガータスクを実行する必要がなく、その代わりに、移動通信装置110は、トリガー時間に示されたように、トリガータスクを実行してもよいか、またはトリガー指示を受けた後、トリガー時間に示されたようにMTCサーバー130に応じてもよい。例えば、サービスネットワーク120がトリガー指示の有効時間が切れていると検出した時、トリガー指示を注視にするかまたは無視することができる。
【0020】
次いで、サービスネットワークは、移動通信装置110の状態に基づいて発生されたトリガー指示を有する特定のメッセージを準備し(ステップS230)、次いで、特定のメッセージを移動通信装置110に送信する(ステップS240)。この実施形態では、移動通信装置110がデタッチ状態にあるため、ブロードキャストメッセージは、トリガー指示を移動通信装置110に運ぶように準備される。ブロードキャストメッセージは、3GPP仕様TS23.041に規定されように、システム情報ブロック(SIB)またはセルブロードキャストサービス(CBS)メッセージに送信され得る。ブロードキャストメッセージを受信した時、移動通信装置110は、トリガー指示を取り出し、トリガー指示がそれ自身向け(intended for itself)かどうか決定する(ステップS250)。具体的に言えば、前記決定は、トリガー指示にあるトリガー情報に基づいて実行され得る。例えば、トリガー情報が移動通信装置110の識別子を含む場合、またはトリガー情報が移動通信装置110が属しているグループの識別子を含む場合、またはトリガー情報がMTCサーバー130によってトリガーされるサービス及び/または移動通信装置110が登録する(subscribe)サービスであるアプリケーションの識別子を含む場合、またはトリガー情報が移動通信装置110が位置されるエリアの識別子を含む場合、またはトリガー情報が少なくとも1つの特徴の移動通信装置110を示す場合、トリガー指示は、移動通信装置110向けとなるように決定されることができる。
【0021】
ステップS250に続いて、トリガー指示がそれ自身向けの場合、移動通信装置110は、その中に含まれたトリガー情報を対象となるMTCアプリケーションに転送することができ、対象となるMTCアプリケーションは、トリガー情報に含まれたアプリケーションの識別子に基づいてMTCに設定された移動通信装置110上で、またはMTCデバイス10または20上で動作され得る。また、移動通信装置110は、アタッチ手順、または組み合わされたアタッチ手順を実行し、サービスネットワーク120にアタッチする(ステップS260)。特定のパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストまたはパケットデータネットワーク(PDN)接続がこのようなトリガーMTCアプリケーションに必要とされる場合、移動通信装置110は、特定のAPNと関連されてサービスネットワーク120によりトリガーサービスをし得る、好適なPDPコンテキストまたはPDN接続を確立することもできる。アプリケーション識別子及び関連のAPN情報間のマッピングは、移動通信装置110に設定されて保存されるか、または移動通信装置110にトリガー指示とともに伝送され得る。または、移動通信装置110は、PDPコンテキスト起動手順(activation procedure)またはPDN接続セットアップ手順を実行し、デフォルト(default)のPDPコンテキストまたはPDN接続を確立する。アタッチ手順、組み合わされたアタッチ手順、PDPコンテキスト起動手順、及びPDN接続セットアップ手順の詳細な説明は、本発明の範囲を超えているため、ここでは省略され、詳細な説明は3GPP仕様TS24.301に規定及びTS24.008を参照することができる。
【0022】
ステップS260の後、移動通信装置110は、トリガー指示のトリガー情報に基づき、MTCアプリケーションを実行する(ステップS270)。例えば、移動通信装置110は、トリガー情報に示された方法でMTCアプリケーションを実行することができる。
【0023】
一実施形態では、移動通信装置110が1つのMTCアプリケーションにのみ登録された場合、トリガー情報は、MTCデバイスのトリガー用に実行されるMTCアプリケーションに関する情報を含まないことができる。または、移動通信装置110が1つ以上のMTCアプリケーションに登録された場合、例えば、上述のようなアプリケーション識別子など、トリガー情報は、MTCデバイスのトリガー用に実行されるMTCアプリケーションに関する情報を含まないことができる。
【0024】
一実施形態では、トリガー情報が特定のトリガー時間を含まない場合、トリガーMTCアプリケーションは、トリガー情報に基づき、即時に特定のサービスを実行することができ、トリガータスクの完了後、MTCサーバー130に応じることができる。または移動通信装置110は、登録された1つのMTCアプリケーションのみ即時に実行し、トリガータスクの完了後、MTCサーバー130に応じることができる。または、トリガー情報が特定のトリガー時間を含む場合、移動通信装置110は、トリガー時間により定められた時間でMTCアプリケーションを実行することができ、トリガータスクの完了後、MTCサーバー130に応じることができる。
【0025】
図3は、本発明のもう1つの実施形態に基づくトリガー情報を有するトリガー指示によってMTCデバイスのトリガーを示すメッセージシーケンスチャートである。図3に示されるように、移動通信装置110は、始めは、アタッチされた状態であり、任意のPDPコンテキストまたはPDN接続を有する、または有さない。注意するのは、図3では、ステップS310及びS320は、図2のステップS210及びS220とそれぞれ同様であるため、ここでは再度詳細が述べられない。また、ステップS310のMTCサーバー130から送信されたトリガー要求メッセージに含まれるトリガー情報は、図2の実施形態に関連して述べられたトリガー情報と同様であるため、ここでは再度詳細が述べられない。
【0026】
次いで、サービスネットワーク120は、移動通信装置110の状態に基づき、発生されたトリガー指示を有する特定のメッセージを準備し(ステップS330)、次いで、特定のメッセージを移動通信装置110に伝送する(ステップS340)。この実施形態では、移動通信装置110がアタッチされた状態にあり、且つアイドルモードにあるため、ページングメッセージは、トリガー指示を移動通信装置110に運ぶように準備されるか、または移動通信装置110を起動(invoke)し、非アクセス層(Non-Access Stratum; NAS)信号メッセージ(例えば、DOWNLINK NAS TRANSPORTメッセージ、またはDOWNLINK GENERIC NAS TRANSPORTメッセージ、またはEMM INFORMATIONメッセージ)、または、移動通信装置110が起動され、コアネットワーク122に応じた後のEMM INFORMATIONメッセージ、または伝送サービスまたは他のMTCサービス(例えば低データ伝送、MTCモニタリング(monitoring)など)用の新しい特定のNASメッセージをよってトリガー指示を受ける。注意するのは、トリガー指示は、DOWNLINK NAS TRANSPORTメッセージのNASメッセージ container(コンテナ)IE(Information Element)内、またはDOWNLINK GENERIC NAS TRANSPORTメッセージのジェネリックメッセージコンテナ及び/または追加(additional)情報IE内、または上述のメッセージまたはEMM INFORMATIONメッセージの新しいIE内に含まれることができる。サービスネットワーク120からトリガー指示を運ぶ特定のメッセージ(即ち、ページングメッセージ、NAS信号メッセージ、またはEMM INFORMATIONメッセージ)を受けた時、移動通信装置110は、トリガー指示を取り出し、トリガー指示がそれ自身向けかどうか決定する(ステップS350)。具体的に言えば、前記決定は、トリガー指示に含まれるトリガー情報に基づいて実行され得る。この決定プロセスの実施例は、図2のステップS250に関して述べられたのと同様であるため、ここでは再度述べられない。
【0027】
ステップS350に続いて、トリガー指示がそれ自身向けの場合、移動通信装置110は、その中に含まれたトリガー情報を対象となるMTCアプリケーションに転送することができ、対象となるMTCアプリケーションは、トリガー情報に含まれたアプリケーションの識別子に基づいて移動通信装置110上で、またはMTCデバイス10または20上で動作され得る。即ち、移動通信装置110は、トリガー指示のトリガー情報に基づき、MTCアプリケーションを実行する(ステップS360)。その後、現存するPDPコンテキストまたはPDN接続がトリガーされるMTCアプリケーションに適さない場合、または特定のPDPコンテキストまたはPDN接続がこのようなMTCアプリケーションに必要とされる場合、MTCアプリケーションは、特定のAPNと関連されてサービスネットワーク120によりトリガーサービスをし得る、好適なPDPコンテキストまたはPDN接続を確立することで、移動通信装置110にPDPコンテキスト起動手順またはPDN接続セットアップ手順を実行するように指示することができる(ステップS370)。アプリケーション識別子及び関連のAPN情報間のマッピングは、移動通信装置110に設定されて保存される。または、移動通信装置110は、PDPコンテキスト起動手順またはPDN接続セットアップ手順を実行し、デフォルトのPDPコンテキストまたはPDN接続を確立する。
【0028】
図4は、本発明の実施形態に基づくMTCデバイスを処理する方法を示すフローチャートである。MTCデバイスのトリガーを処理する方法は、MTCサーバーと少なくとも1つのMTCデバイスとの間のマシン通信を有効にすることができる、任意のサービスネットワーク、例えば図1のサービスネットワーク120などに提供されることができる。まず、サービスネットワークは、MTCサーバーからトリガー要求メッセージを受信する(ステップS410)。1つの実施形態では、トリガー要求メッセージは、接続されたMTCアプリケーションサーバーからトリガー要求を受信したMTCサーバーに応じて送信されることができる。
【0029】
次いで、サービスネットワークは、トリガー要求メッセージに応じて、トリガー情報を含むトリガー指示をMTCデバイスに送信する(ステップS420)。ここでは、トリガー指示に含まれるトリガー情報は、図2の実施形態に関連して述べられたトリガー情報と同様であるため、ここでは再度述べられない。
【0030】
注意するのは、仕様TS23.888及び仕様TS24.368に準拠したサービスネットワークの従来の設計と違い、本発明のサービスネットワークは、MTCサーバー130から受信したトリガー情報に基づき、特定のトリガー情報がトリガー指示で運ばれるように準備し、トリガー指示を含むトリガーサブミッションメッセージをフォーマットし、トリガーサブミッションメッセージをMTCデバイスに伝送するため、MTCデバイス上のMTCアプリケーションがうまく、且つ適切にトリガーされることができる。
【0031】
図5は、本発明のもう1つの実施形態に基づくMTCデバイスのトリガーを処理する方法を示すフローチャートである。MTCデバイスのトリガーを処理する方法は、MTCサーバーと少なくとも1つのMTCデバイスとの間のマシン通信を有効にすることができる、任意のサービスネットワーク、例えば図1のサービスネットワーク120などに提供されることができる。まず、サービスネットワークは、MTCサーバーからトリガー要求メッセージを受信する(ステップS510)。
【0032】
次いで、サービスネットワークは、MTCサーバーからのトリガー要求メッセージに応じて、MTCデバイスの状態に基づき、トリガー指示を含む特定のメッセージを準備し(ステップS520)、ついで特定のメッセージをMTCデバイスに送信する(ステップS530)。実施形態1では、トリガーサブミッション用の特定のメッセージは、トリガーされるMTCデバイスがデタッチ状態にある場合、ブロードキャストメッセージであることができ、ブロードキャストメッセージは、SIBまたはCBSメッセージであることができる。実施形態2では、トリガーサブミッション用の特定のメッセージは、トリガーされるMTCデバイスがどのPDPコンテキストまたはPDN接続もないアタッチ状態にある場合、トリガー指示を運ぶ新しい情報要素(element)を有する、ページングメッセージ、または現存のNASメッセージ、または新しいNASメッセージ、またはEMM INFORMATIONメッセージであることができる。実施形態3では、トリガーサブミッション用の特定のメッセージは、トリガーされるMTCデバイスがMTCデバイス上でトリガーされるMTCアプリケーションに適切な、少なくとも1つのPDPコンテキストまたはPDN接続を有するアタッチ状態にある場合、トリガー指示を運ぶ新しい情報要素(element)を有する、現存のNASメッセージ、または新しいNASメッセージ、またはEMM INFORMATIONメッセージであることができる。注意するのは、仕様TS23.888及び仕様TS24.368に準拠したサービスネットワークの従来の設計と違い、本発明のサービスネットワークは、トリガー指示の特定の伝送方法を提供するため、MTCデバイスがうまくトリガーされることができる。
【0033】
この発明は種々の態様を例として記述されているが、これは本発明を限定するものではないことは理解される。本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいては、当業者であれば行い得る少々の変更や修飾を付加することが可能である。例えば、マシン通信型(MTC)デバイスのトリガーを処理する方法は、LTE/LTE-Advanced技術の任意の進化技術に準拠しているサービスネットワークにも用いられ得る。よって、本発明の範囲は、以下の請求項及びそれらの等価によって定義されて保護されるものとする。
【符号の説明】
【0034】
100 移動通信環境
10 20 MTCデバイス
11、21、112 端末装置(TE)
110 移動通信装置
111 移動端末(MT)
113 ユニバーサルSIM(Universal SIM; USIM)
120 サービスネットワーク
121 アクセスネットワーク
122 コアネットワーク
130 MTCサーバー
131、132、133 MTCアプリケーションサーバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
MTCサーバー及び少なくとも1つのマシン型通信(MTC)デバイスに接続されたサービスネットワークによってMTCデバイスのトリガーを処理する方法であって、
前記MTCサーバーからトリガー要求メッセージを受信するステップ、及び
前記トリガー要求メッセージに応じてトリガー情報を含むトリガー指示を前記MTCデバイスに送信するステップ
を含む方法。
【請求項2】
前記トリガー情報は、下記、
前記MTCデバイスの識別子、
前記MTCデバイスが属する一グループの識別子、
前記MTCデバイスが位置される一エリアの識別子、
前記MTCデバイスによってトリガーされるアプリケーションの識別子、
前記MTCデバイスの1つ以上の特徴、及び
トリガー時間、
の少なくとも1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記エリアの識別子は、セルグローバル識別(Cell Global Identification; CGI)、UMTSユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)CGI、進化型(E-UTRAN)CGI、GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GSM Edge Radio Access Network; GERAN)CGI、サービスエリア識別子(SAI)、トラッキングエリア識別子(TAI)、ルーティングエリア識別子(RAI)、ロケーションエリア識別子(LAI)、またはトリガーエリア識別子に基づいて決定される請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記特徴のそれぞれは、低移動性のMTCデバイス、低データ転送能力を有するMTCデバイス、リモートトリガ機能を有するMTCデバイス、時間制御されたMTCデバイス、またはパケット交換(PS)のみの機能を備えるMTCデバイスをトリガーするように指示する請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記トリガー時間は、前記MTCデバイスがトリガーされる特定時間を示すか、または前記トリガー指示を受けた時にトリガーされる前記MTCデバイスを示すか、または前記トリガー指示の有効時間を示す請求項2に記載の方法。
【請求項6】
マシン通信型(MTC)デバイスのトリガーを処理するサービスネットワークであって、
少なくとも1つのMTCデバイスとの無線送信及び受信を実行するアクセスネットワーク、及び
MTCサーバーからトリガー要求メッセージを受信し、前記トリガー要求メッセージに応じて前記MTCデバイスの状態に基づき、トリガー指示を有する特定のメッセージを準備し、且つ前記アクセスネットワークによって前記特定のメッセージを前記MTCデバイスに送信するコアネットワークを
含むサービスネットワーク。
【請求項7】
前記特定のメッセージは、デタッチ状態にある前記MTCデバイスに応じたブロードキャストメッセージである請求項6に記載のサービスネットワーク。
【請求項8】
前記ブロードキャストメッセージは、システム情報ブロック(SIB)またはセルブロードキャストサービス(CBS)メッセージに送信される請求項7に記載のサービスネットワーク。
【請求項9】
前記特定のメッセージは、アタッチ状態にある前記MTCデバイスに応じたページングメッセージである請求項6に記載のサービスネットワーク。
【請求項10】
前記MTCデバイスがアタッチ状態にある時、前記コアネットワークは、ページングメッセージを更に準備して、前記MTCデバイスを起動し、前記特定メッセージを受信する請求項6に記載のサービスネットワーク。
【請求項11】
前記特定メッセージは、NAS信号メッセージまたはEMM INFORMATIONメッセージである請求項10に記載のサービスネットワーク。
【請求項12】
MTCサーバー及び少なくとも1つのMTCデバイスに接続されたサービスネットワークによってMTCデバイスのトリガーを処理する方法であって、
前記MTCサーバーからトリガー要求メッセージを受信するステップ、
前記トリガー要求メッセージに応じて前記MTCデバイスの状態に基づき、トリガー指示を有する特定のメッセージを準備するステップ、及び
前記特定のメッセージを前記MTCデバイスに送信するステップを含む方法。
【請求項13】
前記特定のメッセージは、デタッチ状態にある前記MTCデバイスに応じたブロードキャストメッセージである請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ブロードキャストメッセージは、システム情報ブロック(SIB)またはセルブロードキャストサービス(CBS)メッセージに送信される請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記特定のメッセージは、アタッチ状態にある前記MTCデバイスに応じたページングメッセージである請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記MTCデバイスがアタッチ状態にある時、前記方法は、
前記MTCデバイスを起動し、前記特定メッセージを受信するページングメッセージを準備するステップを更に含む請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記特定メッセージは、NAS信号メッセージまたはEMM INFORMATIONメッセージである請求項16に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2012−170084(P2012−170084A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−31889(P2012−31889)
【出願日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.GSM
【出願人】(502160992)宏達國際電子股▲ふん▼有限公司 (97)
【Fターム(参考)】