説明

マスコットプリクラ装置、マスコットプリクラ生成方法、マスコットプリクラ装置用の起動デバイス

【課題】従来の装置においては、印刷対象である人形の部品等を装置の内部に格納していたため装置が大型化し、管理するのに手間がかかるという問題点もあった。
【解決手段】以上の課題を解決するため、本発明は、人の顔画像を取得し、無垢の顔パーツにその顔画像を印刷し、ボディーパーツに組み込むことでマスコット人形などを得るためのマスコットプリクラ装置であって、無垢の顔パーツを備えた起動デバイスを受け入れる起動デバイス受け入れ部と、起動デバイスの受け入れに基づいて顔画像取得以降の処理を実行させる制御部と、制御部の制御に基づいて人の顔画像を取得する顔画像取得部と、制御部の制御に基づいて取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷するための印刷部と、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する排出部と、を有するマスコットプリクラ装置を提案する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顔画像等を人形の顔パーツ等に印刷して排出する装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、人の顔や上半身を撮影して、その画像を人形の顔パーツ等に印刷する装置は広く知られている。例えば、特許文献1に示されているように、利用者をカメラにより撮影し、撮影された画像を人形に合成印刷して排出するアミューズメント装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−24330
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の装置においては、印刷対象である人形の部品等を装置の内部に格納していたため装置が大型化していた。また、投入されたコインを格納する空間や、管理をする装置を別途設ける必要があったため、さらに装置が大型化して、持ち運びが困難になるという問題点があった。また、部品の補充やコインの管理を定期的にする必要があり、手間がかかるという問題点もあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するため、本発明は、人の顔画像を取得し、無垢の顔パーツにその顔画像を印刷し、ボディーパーツに組み込むことでマスコット人形などを得るためのマスコットプリクラ装置であって、無垢の顔パーツを備えた起動デバイスを受け入れる起動デバイス受け入れ部と、起動デバイスの受け入れに基づいて顔画像取得以降の処理を実行させる制御部と、制御部の制御に基づいて人の顔画像を取得する顔画像取得部と、制御部の制御に基づいて取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷するための印刷部と、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する排出部と、を有するマスコットプリクラ装置を提案する。
【発明の効果】
【0006】
以上のような構成をとる本発明によって、人形の部品やコインを管理するための内部機器や空間を装置の内部に設ける必要がなく、装置をコンパクトに、かつ軽量にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施例1のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図2】複数の顔パーツを備える構成の起動デバイスの一例を示す図
【図3】オフセットされた状態の顔パーツを備える起動デバイスの一例を示す図
【図4】実施例1のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成の一例を示す概略図
【図5】実施例1のマスコットプリクラ装置の外装の一例を示す図
【図6】実施例1のマスコットプリクラ装置の外装の他の一例を示す図
【図7】実施例1のマスコットプリクラ装置の配置の仕方の一例を示す図
【図8】実施例1のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図9】実施例2のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図10】実施例2のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図11】実施例3のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図12】顔パーツ識別情報を示すテーブルデータの一例を示す図
【図13】起動デバイスの一例を示す図
【図14】実施例3のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図15】実施例4のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図16】制御部が顔画像編集部に対して出力する制御命令の一例を示す流れ図
【図17】実施例4のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図18】実施例5のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図19】実施例5のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図20】実施例6のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図21】実施例6のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図22】実施例7のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図23】実施例7のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図24】実施例8のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図25】実施例8の起動デバイスの他の一例を示す図
【図26】実施例8のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図27】実施例9のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図28】実施例9のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図29】実施例10のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図30】実施例10のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【図31】実施例11のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図
【図32】実施例11のマスコットプリクラ装置の処理手順の一例を表す流れ図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は、以下のとおりである。実施例1は主に請求項1、9、10、13、14などに関し、実施例2は主に請求項2、13などに関し、実施例3は主に請求項3、13などに関し、実施例4は主に請求項4、13などに関し、実施例5は主に請求項5、13などに関し、実施例6は主に請求項6、13などに関し、実施例7は主に請求項7、13などに関し、実施例8は主に請求項8、13などに関し、実施例9は主に請求項9、13などに関し、実施例10は主に請求項10、13などに関し、実施例11は主に請求項11、13などに関する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施しうる。
【実施例1】
【0009】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、無垢の顔パーツを備えた起動デバイスを外部から受け入れたことを条件として装置の一連の機能(顔画像の取得や印刷等)を実行可能とするため、顔パーツやコインの管理を装置の内部でする必要がなく、装置をコンパクトにすることが可能になる。
【0010】
<構成>
図1は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本件発明の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両者、のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メインメモリ、バス、インターフェイス、周辺機器などから構成されるハードウェアと、これらのハードウェア上にて実現可能なソフトウェアを挙げることができる。具体的には、メインメモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メインメモリ上のデータや、インターフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される。
【0011】
同図において、本実施例の「マスコットプリクラ装置」0100は、「起動デバイス受け入れ部」0101と、「制御部」0102と、「顔画像取得部」0103と、「印刷部」0104と、「排出部」0105とからなる。なお、本発明は、装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である(本明細書の全体を通して同様である)。
【0012】
本実施例の「マスコットプリクラ装置」は、人の顔画像を取得し、無垢の顔パーツにその顔画像を印刷し、ボディーパーツに組み込むことでマスコット人形などを得るためのものである。ただし、人の顔画像に代えて、アニメなどのキャラクターの画像、動物などの画像を取得して、当該画像を無垢の顔パーツに印刷する構成も可能である。また、無垢の顔パーツは、顔画像を印刷できる程度に無垢であればよく、模様や色彩を一部に含む顔パーツも含まれるものである。また、顔パーツの他に体の他のパーツを印刷対象とすることも可能であるし、マスコット人形全体を印刷対象とすることも可能である。この場合、印刷対象となる部位の画像を取得することが考えられる。なお、印刷対象は生き物に限定される必要はなく、非生物を印刷対象とすることも考えられる。例えば、キャンバスに模したパーツに対して風景画の画像を印刷するような場合が考えられる。
【0013】
「起動デバイス受け入れ部」は、無垢の顔パーツを備えた起動デバイスを受け入れる機能を有する。起動デバイスとしては、シールやフィルム、プラスチックを素材とする平面状のものや、厚みのある立体状のものも考えられる。ただし、起動デバイスは小型で、かつ薄めのものであることが好ましい。なお、顔パーツもシールやフィルム、プラスチック等を素材とする平面状のものとすることも可能であるし、これらを素材とする立体状のものとすることも可能である。また、起動デバイスが認識コードを有するものであれば、起動デバイス受け入れ部が当該コードを読み取るためのデータリーダ(2次元バーコードリーダ等)を有する構成も考えられる。また、起動デバイスにICチップが組み込まれているものであれば、起動デバイス受け入れ部にRFIDリーダを有する構成とすることも同様に可能である。なお、各起動デバイスに対応したその他のセンサーや検出回路を設ける構成も可能である。
【0014】
顔パーツを備えた起動デバイスとしては、顔パーツ以外の他の部品を備えた起動デバイスも可能であるし、顔パーツのみからなる起動デバイスも可能である。
顔パーツ以外の他の部品を備えた起動デバイスの場合、ユーザが道具を使わないで分離可能な構成とすることが好ましい。なお、装置の内部で分離して顔パーツのみを排出する構成も考えられる。顔パーツのみからなる起動デバイスの場合、顔パーツ自身が起動デバイスとなっているため、起動デバイス受け入れ部をコンパクトにすることが可能になる。
【0015】
また、図2に示すように、起動デバイスが複数の顔パーツを備える構成も考えられる。この場合、当該顔パーツには複数の種類の顔をそれぞれ印刷させることが可能である。例えば、図のように一のキャラクターの複数の表情を顔パーツに印刷させることが可能であるし、また複数の人の顔画像を顔パーツに印刷させることが可能になる。なお、複数の顔パーツを備えている場合は、一度に全ての顔パーツを印刷させるとは限らないので起動デバイスの使用制限回数を2以上の所定回数に設定する構成も可能である。当該設定は、以下に述べる起動デバイスに付された認識コードや起動デバイスの形状等により検出可能とすることが考えられる。また、各顔パーツが組み込まれるべきボディーパーツの種類を認識コードや起動デバイスの形状等により検出可能な構成とすることも考えられる。
【0016】
また起動デバイスは、図3に示すように、起動デバイスの挿入方向と垂直な方向にオフセットされた状態で顔パーツを備える構成も可能である。この場合、起動デバイス受け入れ部は、当該起動デバイスが正規の方向で挿入された場合にのみ受け入れ可能なように、開口部の幅広部分を中心からオフセットされた状態とする。これにより、誤った方向で起動デバイスが挿入されることを防止することができる。また、上記の起動デバイスが正しい方向で挿入された場合は、正規の起動デバイスであるとマスコットプリクラ装置において認識させる構成も可能である。当該構成とすることで、他の情報や認識装置を要することなく正規の起動デバイスであることを容易に判断することができる。なお、起動デバイス自体に挿入方向の矢印を印刷することも可能である。
【0017】
起動デバイスの入手は、店頭販売による入手や、小型自動販売機による入手、インターネット販売による入手など種々の態様が考えられる。また、起動デバイスが薄い素材からなる場合(例えば、0.5mm程度のシート)は、販売時において畳んだ状態(例えば、二つ折の形状)や丸めた状態にしておくことも可能である。
【0018】
「制御部」は、起動デバイスの受け入れに基づいて顔画像取得以降の処理を実行させる機能を有する。ここで、起動デバイスが正規のものであるか判断する方法としては、起動デバイスに付与された認識コードをデコード処理して判断する方法や、検出回路からの出力信号に基づいて、起動デバイスが所定の形状をしているか又は特定の物質が含有されているか等を判断する方法など種々の構成が考えられる。なお、認識コードとしては、二次元コード、バーコード、カラーコード又はそれらを複合した特殊コード等が考えられる。
【0019】
ここで、挿入された起動デバイスが正規のものであると判断された場合は、以下に述べる顔画像取得部、印刷部、排出部の処理を実行させる制御命令を出力することになる。その際に、起動デバイスから各機能に関連する制御情報を取得している場合は、当該情報に基づいて各構成部を制御することが可能である。なお、起動デイバスが非正規のものであると判断された場合は、各構成部による処理を実行せず、起動デバイスが非正規であることをユーザ等に知らせるための表示出力や音声出力をすることが考えられる。
【0020】
また、挿入された起動デバイスの種類によって、制御方法を変化させる構成も可能である。例えば、あるキャラクターや動物を模した顔パーツを備えた起動デバイスが挿入された場合、当該キャラクターや動物の情報に基づいた表示出力や音声出力をして、マスコットプリクラ装置の使用ガイダンスを行うことも考えられる。当該情報は、予めマスコットプリクラ装置の内部の記憶装置に起動デバイスの種類と関連づけて保持する構成も可能であるし、起動デバイスにデータコードが付されている場合は当該データコードから情報を取得することも考えられる。
【0021】
また、起動デバイスにICチップが組み込まれている場合は、起動デバイスを再利用できないように、ICチップに書き込まれたデータを制御部が編集する処理を行う構成とすることも可能である。
【0022】
「顔画像取得部」は、制御部の制御に基づいて人の顔画像を取得する機能を有する。人の顔画像の取得方法としては、顔画像をマスコットプリクラ装置にて撮影して取得する方法や、ユーザのポータブル機器(携帯電話、PHS、デジタルカメラ、携帯ゲーム機等)から有線・無線通信により取得する方法、ユーザの補助記憶機器(SDカード、フラッシュメモリ等)からデータリーダを介して取得する方法、インターネット回線を通じて所定のサーバから取得する方法、予めマスコットプリクラ装置の記憶装置に格納されている人の顔画像を取得する方法等が考えられる。
【0023】
なお、取得した顔画像はマスコットプリンタ装置による一連の処理が実行された後に消去する構成も可能であるし、再度利用可能なようにマスコットプリンタ装置の記憶装置や通信回線で接続されたサーバの記憶装置に保持する構成も可能である。
【0024】
「印刷部」は、制御部の制御に基づいて取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷するための機能を有する。顔パーツに印刷する方法としては、種々のプリンタによって印刷する方法等が考えられる。なお、顔パーツを構成する素材に基づいて、適当なプリンタを使用することが好ましい。例えば、高温処理に弱いプラスチックに対して印刷する場合はインクジェットプリンタを採用する、といったものである。
【0025】
また、起動デバイスの表面にコードデータが印刷されている場合は、起動デバイスが再利用できないように、印刷部によって塗りつぶす構成とすることも可能である。
【0026】
また、顔パーツが平面状のシールやフィルム等であり、印刷後に立体的な面に付されるものである場合は、立体面の曲率に合わせて顔画像を印刷する構成も考えられる。なお、起動デバイスが顔パーツを含めて一体として立体状に成型されたものである場合は、印刷後において顔パーツが起動デバイスから容易に切り離し可能にすることが好ましい。例えば、加工が容易なシールやフィルム等を素材とすることや、顔パーツの輪郭部分に切り取り線を施すことなどが考えられる。顔パーツ以外の部分に印刷可能な余白部分がある場合は、企業広告や告知等の印刷を合わせて行う構成も可能である。また、印刷後の顔パーツの耐擦性を向上させるために、顔パーツの印刷面に特定の受理層(例えば、インク受理層)を自動的に設ける構成も考えられる。
【0027】
「排出部」は、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する機能を有する。排出する方法としては、取り出し口に滑り台状の搬送路を介して搬送する方法や、搬送ベルトにより取り出し口まで搬送する方法などが考えられる。なお、取り出し口において衝撃を吸収する緩衝材を設けておくことも可能である。
【0028】
なお、排出部と上記で説明した起動デバイス受け入れ部は、ハードウェア構成上分ける必要はなく、同一のハードウェアが排出部と起動デバイス受け入れ部の両方の機能を兼ね備えることも可能である。この場合、マスコットプリクラ装置をさらにコンパクトにすることが可能になる。
【0029】
以上の構成部の他に、正常に機能しているか否か判断するための自己診断部をさらに設ける構成も可能である。自己判断部は、自己診断を行い、故障情報等を有線・無線の通信回線を介して管理センターに送信することが可能なものである。また、正常に機能していない場合は、ユーザに対して警告するために表示出力や音声出力をする構成も考えられる。例えば、インクジェットプリンタのインクが切れた場合や、低温環境であるため適切に印刷ができないと判断された場合は、警告信号を出力し、マスコットプリクラ装置が動作しないように制御部によって制御することが考えられる。
<具体的な構成>
【0030】
図4は、本実施例のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、マスコットプリクラ装置のそれぞれのハードウェア構成の働きについて説明する。この図にあるように、マスコットプリクラ装置は、「CPU(中央演算装置)」0401、「メインメモリ」0402、「記憶装置」0403を備える。また、「データリーダ付き挿入口」0404、「カメラ装置」0405、「プリンタ装置」0406、「取り出し口」0407、「ビデオカード」0408、「タッチパネル付きディスプレイ」0409、「通信装置」0410を備えている。これらは「システムバス」0411などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。なお、タッチパネルに代えてキー操作を行うキーボタンを追加する構成も同様に可能である。
【0031】
上記ハードウェア構成を有するマスコットプリクラ装置の外装の一例としては図5のようなものが考えられる。この図の例では、データリーダ付き挿入口と取り出し口を同一としており、カメラ装置として内蔵カメラ、通信装置として赤外線受信装置を採用している。
CPUやメインメモリ、記憶装置、プリンタ装置等は、当該装置の下側部分に収納されている。なお、顔パーツやコインを管理するための装置やスペースは内部に設けられていないため、コンパクトな形状となっている。以下、各装置の具体的な処理について説明する。
【0032】
また、マスコットプリクラ装置の外装の他の例として図6のようなものも考えられる。この図の例では、タッチパネルに代えて操作ボタンを設け、ディスプレイの中心にカメラ、四角のディスプレイを取り囲む円周部分に照明を配置している。また、長さを調整可能な脚部を有しており、設置する場所や環境に応じて高さを調整することが可能である。例えば、図7に示すように、起動デバイスを入手することが可能な小型自動販売機の上に配置することも可能である。
【0033】
メインメモリには各プログラムが読み出され、CPUは読み出された当該プログラムを参照することで各種演算処理を実行する。また、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、CPUの演算処理においては、そのアドレスを特定し格納されているデータにアクセスすることで、データを用いた演算処理を行うことが可能になっている。
【0034】
認証コードが付された起動デバイスがデータリーダ付き挿入口に挿入されると、CPUはデータリーダを介してコードデータを読み取り、メインメモリの所定のアドレスに格納する。次にCPUは記憶装置に記録された正規コードテーブルを参照して、読み取られたコードデータが正規のものであるか否かを判断するためのデコード処理を行う。正規コードテーブルはインターネット回線等を通じて取得可能な構成とすることも考えられる。上記の処理結果は、メインメモリの所定のアドレスに格納される。
【0035】
上記の処理により、起動デバイスのコードが正規のものであると判断された場合は、CPUは以下の処理を行う。正規のものではないと判断された場合は、以下の処理を行わず、起動デバイスが非正規である旨の表示出力や音声出力を行う。
【0036】
起動デバイスのコードが正規のものであると判断された場合は、カメラ装置は所定の位置に配置されている顔を撮影し、取得された顔画像データをメインメモリの所定のアドレスに格納する。撮影のタイミングや顔画像の選択はタッチパネルや操作ボタンを介して受け付ける構成とすることが考えられる。この際に、ボディーパーツと顔画像を合成させてディスプレイに表示させる構成も可能である。
【0037】
プリンタ装置は、メインメモリに格納された顔画像データを参照し、当該顔画像を無垢の顔パーツに印刷するための処理を行う。プリンタ装置が正常に印刷処理を行った場合は、CPUは、正常終了である旨の表示出力や音声出力を行うための処理を行う。この際に、起動デバイスが再度利用されないように記憶装置の正規コードテーブルを更新する処理を行うことも可能である。プリンタ装置が正常に印刷処理を行わなかった場合は、CPUは、異常終了である旨の表示出力や音声出力を行うための処理を行う。この際に、ユーザが再度無垢の顔パーツを入手するための証明コードを表示出力する処理又は証明シートを排出する処理を行うことも可能である。
【0038】
顔画像が印刷された顔パーツは、排出口に搬送ベルト等によって搬送される。ユーザは排出口から顔パーツを取り出し、ボディーパーツに組み込むことでマスコット人形を得る。排出口に取り出し可能なように顔パーツが排出されているにも係わらず、所定時間経過後取り出されない場合はユーザに対して注意を喚起するための表示出力や音声出力を行うことも可能である。
【0039】
<処理手順>
図8は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、ますステップS0801では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS0802に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、待機する。ステップS0802では、人の顔画像を取得する。ステップS0803では、取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS0804では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0040】
<効果>
以上のような構成をとる本発明によって、顔パーツやコインの管理を装置の内部でする必要がなく、装置をコンパクト化・軽量化することが可能になる。
【実施例2】
【0041】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、人の顔画像を無垢の顔パーツに印刷する前に、顔画像を編集するための外部情報を取得して顔画像を編集することが可能である。例えば、顔画像に対してユーザが編集処理を行った場合は、当該編集情報を取得して、顔画像を編集し、編集後の顔画像を顔パーツに印刷することが可能になる。
【0042】
<構成>
図9は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」0900は、「起動デバイス受け入れ部」0901と、「制御部」0902と、「顔画像取得部」0903と、「印刷部」0904と、「排出部」0905と、「編集部」0906とからなる。構成は基本的に実施例1に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となる編集部について以下詳述する。
【0043】
「編集部」は、人の顔画像を無垢の顔パーツに印刷する前に、顔画像編集のための外部情報を取得して顔画像を編集するための機能を有する。外部情報を取得する方法としては、ユーザによるタッチパネル操作やボタン操作の入力を受け付ける方法が考えられる。また、マスコットプリンタ装置の記憶装置や起動デバイスの認証コード等から取得する方法、有線・無線の通信を介して取得する方法等も考えられる。なお、操作入力を受け付ける場合は、編集予定画像をディスプレイに表示させて、ユーザが当該画像を参考にして外部情報を再入力可能な構成とすることも考えられる。
【0044】
顔画像編集のための外部情報としては、顔画像に対して別の画像(模様や文字、アイテム等)を付加するための情報や、顔画像を印刷するためのサイズ変換情報、画像から顔部分を切りだすためのトリミング情報、顔パーツが立体的である場合に立体的に印刷するための立体化情報等が考えられる。
【0045】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリンタ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリンタ装置は外部情報に基づいて顔画像を編集する機能を有する点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0046】
顔画像編集のための外部情報がタッチパネル等を介して入力された場合、当該情報はメインメモリの所定のアドレスに格納される。CPUは、当該外部情報に基づいて、メインメモリの所定のアドレスに格納されている顔画像を編集するための処理を行う。顔画像編集のための外部情報が顔画像の所定の位置に星等の模様を付するための情報である場合は、当該模様のテンプレートデータを記憶装置から取得して、顔画像のデータに重ね合わせるための処理を行う。また、顔画像を所定のサイズや形に変更するための情報が入力された場合は、当該情報に基づいて顔画像のデータを変更するための処理を行う。処理結果である編集後の顔画像データは、メインメモリの所定のアドレスに格納する。以下、実施例1で説明した印刷処理、排出処理を行う。
【0047】
<処理手順>
図10は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、ますステップS1001では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS1002に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、待機する。ステップS1002では、人の顔画像を取得する。ステップS1003では、顔画像編集のための外部情報が取得されたか否か判断する。ここでの判断が取得されたとの判断である場合は、ステップS1004に進む。ここでの判断が取得されなかったとの判断である場合は、ステップS1005に進む。ステップS1004では、取得された外部情報に基づいて顔画像を編集する。ステップS1005では、顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS1006では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0048】
<効果>
以上のように本実施例のマスコットプリンタ装置では、実施例1の効果に加えて、人の顔画像を無垢の顔パーツに印刷する前に、顔画像を編集するための外部情報を取得して顔画像を編集することが可能である。
【実施例3】
【0049】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、顔パーツ識別情報が付与された起動デバイスから顔パーツ識別情報を取得して、顔画像を無垢の顔パーツに印刷する際の制御を行うことが可能である。例えば、顔パーツの形や大きさ等の形態情報を取得することで、顔画像を適切に顔パーツに印刷することが可能になる。
【0050】
<構成>
図11は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」1100は、「起動デバイス受け入れ部」1101と、「制御部」1102と、「顔画像取得部」1103と、「印刷部」1104と、「排出部」1105とからなり、起動デバイスは「顔パーツ識別情報保持手段」1106を有し、制御部は「印刷制御手段」1107を有する。構成は基本的に実施例1に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となる「顔パーツ識別情報保持手段」と「印刷制御手段」について以下詳述する。
【0051】
起動デバイスは、顔パーツの種類を識別するための顔パーツ識別情報を保持する顔パーツ識別情報保持手段を有する。ここで、顔パーツの種類を識別するための顔パーツ識別情報としては、例えば図12に示すようなテーブルデータが考えられる。この図の例ではID01の顔パーツは、形がAタイプであり、大きさが横1cm・縦1cmであり、色が橙色であり、ID02の顔パーツは、形がBタイプであり、大きさが横1cm・縦1.5cmであり、色が茶色といったことが、当該テーブルデータから参照される。これらの情報の他に、顔パーツの素材の情報(プラスチック製、紙製、金属製等)や、顔パーツのモデルの対象の情報(キャラクターや動物の名前等)を含めることも可能である。
【0052】
起動デバイスにて顔パーツ識別情報を保持する構成としては、例えば起動デバイスにマスコットプリクラ装置で読取可能なようにコードを書き込む構成が考えられる。当該コードとしては、二次元コード、汎用コード、カラーコード等が考えられる。なお、実施例1で説明したように、起動デバイスは顔パーツのみからなる構成とすることも考えられ、この場合は図13に示すように、顔パーツの裏側にコードを付する構成等が考えられる。なお、コードを利用しない構成としては、起動デバイスの形状の情報から顔パーツ識別情報を取得する方法や、起動デバイスの組成物の情報から取得する方法が可能である。この場合、起動デバイスの形状又は組成物と顔パーツの種類を対応付けるテーブルを記憶装置等に保持することが考えられる。
【0053】
制御部は、起動デバイスの顔パーツ識別情報保持手段に保持されている顔パーツ識別情報を取得して顔画像を無垢の顔パーツに印刷する際の制御をする印刷制御手段を有する。制御部は上記の顔パーツ識別情報を取得することで顔パーツの種類を識別して印刷方法を決定し、当該印刷方法に基づいて顔パーツの印刷制御を行う。例えば顔パーツの形状や大きさの情報を顔パーツ識別情報から取得して、プリンタによる印刷範囲や使用する色の制御を行うことが考えられる。また、複数の種類のプリンタを設けている場合は、顔パーツの素材によって使用するプリンタの種類を選択することも考えられる。例えば、プラスチック素材にはインクジェットプリンタを使用するといったものである。
【0054】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリンタ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリンタ装置は、起動デバイスに付与されている顔パーツ識別情報に基づいてプリンタの印刷制御を行うことが可能な点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0055】
顔パーツ識別情報を示すコードデータが付された起動デバイスがデータリーダ付き挿入口に挿入されると、CPUはデータリーダを介してコードデータを読み取り、メインメモリの所定のアドレスに格納する。次にCPUは記憶装置に記録された顔パーツ識別テーブルを参照して、読み取られたコードデータから顔パーツ識別情報を取得するためのデコード処理を行う。顔パーツ識別テーブルはインターネット回線等を通じて取得可能な構成とすることも考えられる。上記の処理結果は、メインメモリの所定のアドレスに格納される。
【0056】
CPUは、デコード処理により得られた顔パーツ識別情報のデータをメインメモリの所定のアドレスに格納し、顔パーツの識別情報に基づいてプリンタの制御を行う。具体的には、顔パーツの形状や大きさの情報からプリンタによる印刷範囲を制御し、顔パーツの種類に基づいて各色の混入率の制御を行う。また、プリンタの種類が複数ある場合は、顔パーツの素材情報に基づいて使用するプリンタを決定することも可能である。
【0057】
<処理手順>
図14は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、ますステップS1401では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS1402に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、待機する。ステップS1402では、人の顔画像を取得する。ステップS1403では、顔パーツの種類を識別するための顔パーツ識別情報を起動デバイスが取得されたか否か判断する。ここでの判断が取得されたとの判断である場合は、ステップS1404に進む。ここでの判断が取得されていないとの判断である場合は、ステップS1405に進む。ステップS1404では、顔パーツ識別情報を利用して印刷制御を行う。ステップS1405では、取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS1406では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0058】
<効果>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、実施例1の効果に加えて、顔パーツ識別情報が付与された起動デバイスから顔パーツ識別情報を取得して、顔画像を無垢の顔パーツに印刷する際の制御を行うことが可能である。
【実施例4】
【0059】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、起動デバイスから顔画像を修正するための情報を取得し、当該情報に基づいて顔パーツに印刷される顔画像の編集を行うことが可能である。例えば、顔パーツの形状や大きさの情報を取得することで、顔画像をトリミング加工したり、拡大したりすることが可能になる。
【0060】
<構成>
図15は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」1500は、「起動デバイス受け入れ部」1501と、「制御部」1502と、「顔画像取得部」1503と、「印刷部」1504と、「排出部」1505と、「編集部」1506とからなり、起動デバイスは「顔画像修整情報保持手段」1507を有し、制御部は「顔画像編集制御手段」1508を有する。構成は基本的に実施例2に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となる「顔画像修整情報保持手段」と「顔画像編集制御手段」について以下詳述する。
【0061】
起動デバイスは、顔画像取得部にて取得した顔画像を修正するための情報である顔画像修整情報を保持する顔画像修整情報保持手段を有する。顔画像を修正するための情報としては、例えば顔パーツの形状や大きさ、色などの情報や顔パーツが立体的である場合は立体面の曲率の情報等が考えられる。なお、顔画像を特定の動物やキャラクターに模してデフォルメ処理をするための情報や、動物等の画像と合成するための情報を含める構成も可能である。なお、図15の例では、顔画像修整情報は起動デバイスの上辺に設けられた切り欠きの情報によって取得される構成としているが、段差(凹凸)の情報によって取得される構成も可能であるし、データコードや含有物質等の情報により取得される構成とすることも可能である。
【0062】
制御部は、起動デバイスの顔画像修整情報保持手段に保持されている顔画像修整情報に基づいて顔画像編集部を制御する顔画像編集制御手段を有する。顔画像修整情報に基づいて顔画像編集部を制御する方法としては、制御部が顔画像編集部に対して顔画像修整情報に基づいた制御命令を出力することが考えられる。例えば当該制御命令により、図16に示すような処理を編集部に実行させることが考えられる。ステップS1601では、顔パーツの形状の情報に基づいて顔画像をトリミング加工する処理を行う。ステップS1602では、顔パーツの大きさの情報に基づいて顔画像の大きさを調整する処理を行う。ステップS1603では、顔パーツの各点の曲率の情報から顔画像の各部位を部分的に拡張又は縮小する処理を行う。また、顔パーツが所定の動物やキャラクターのマスコットにはめ込まれる場合などは、顔画像を所定の動物やキャラクターに合わせてデフォルメ処理を行うことも考えられる。
【0063】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリクラ装置は、起動デバイスからデータリーダ等を介して顔画像修整情報を取得して、当該情報に基づいて顔画像の編集制御を行う点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0064】
顔画像修整情報を示すコードデータが付された起動デバイスがデータリーダ付き挿入口に挿入されると、CPUはデータリーダを介して当該コードデータを読み取り、メインメモリの所定のアドレスに格納する。次にCPUは記憶装置に記録された顔画像修整テーブルを参照して、読み取られたコードデータから顔画像修整情報を取得するためのデコード処理を行う。顔画像修整テーブルはインターネット回線等を通じて取得可能な構成とすることも考えられる。上記の処理結果は、メインメモリの所定のアドレスに格納される。
【0065】
CPUは、デコード処理により得られた顔画像修整情報のデータをメインメモリの所定のアドレスに格納し、当該情報に基づいて顔画像の編集制御を行う。具体的には、当該情報に基づいて、編集処理が実行される際に利用される各種パラメータを出力することが考えられる。編集処理に関連するプログラムは有線・無線の通信回線を介して適宜更新可能な構成とすることが考えられる。
【0066】
<処理手順>
図17は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、ますステップS1701では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS1702に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、待機する。ステップS1702では、人の顔画像を取得する。ステップS1703では、顔画像を修正するための情報である顔画像修整情報が取得されたか否か判断する。ここでの判断が取得されたとの判断である場合は、ステップS1704に進む。ここでの判断が取得されなかったとの判断である場合は、ステップS1705に進む。ステップS1704では、取得された顔画像修整情報に基づいて顔画像を編集する。ステップS1705では、顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS1706では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0067】
<効果>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、実施例1の効果に加えて、起動デバイスから顔画像を修正するための情報を取得し、当該情報に基づいて顔パーツに印刷される顔画像の編集を行うことが可能である。
【実施例5】
【0068】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、起動デバイスから取得される顔パーツを組み込むべきボディーパーツの種類を示す情報と顔画像とに基づいてアバターを生成するための情報を生成することが可能である。これにより、現実のマスコットと、バーチャルのアバターの両方を楽しめる機能を有する。
【0069】
<構成>
図18は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」1800は、「起動デバイス受け入れ部」1801と、「制御部」1802と、「顔画像取得部」1803と、「印刷部」1804と、「排出部」1805と、「アバター情報生成部」1806とからなり、起動デバイスは「ボディーパーツ識別情報保持手段」1807を有する。構成は基本的に実施例1に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となる「アバター情報生成部」と「ボディーパーツ識別情報保持手段」について以下詳述する。
【0070】
起動デバイスは、顔パーツを組み込むべきボディーパーツの種類を示す情報であるボディーパーツ識別情報を保持するボディーパーツ識別情報保持手段を有する。ボディーパーツの種類を示す情報としては、ボディーパーツの形状や大きさ、模様、色彩、素材の情報の他に、組み込まれるべき顔パーツの形状等の情報も含む構成が考えられる。また、ボディーパーツや顔パーツが所定の動物やマスコット等を模したものである場合は、当該動物やマスコット等の名前、属性等の情報を含む構成とすることも可能である。
【0071】
「アバター情報生成部」は、前記保持されているボディーパーツ識別情報と、顔画像取得部で取得した顔画像とに基づいてアバターを生成するための情報であるアバター情報を生成するための機能を有する。アバターを生成するための情報としては、ボディーパーツ識別情報と顔画像から決定されるアバターの各部位の形状や模様、色彩、質感等の情報が考えられる。また、アバターが仮想空間(ゲーム空間やコミュニティ空間)の中で活動するものであれば、当該動き方や話し方の情報、仮想空間の中でのランク等の情報を含める構成も考えられる。
【0072】
生成されたアバター情報はマスコットプリクラ装置から有線・無線の通信を介して所定のサーバに送信され、サーバ内でアバター情報からアバターを生成する構成が考えられる。この場合、ユーザはサーバに有線・無線の通信を介してアクセスし、マスコットに関連付けられた識別情報に基づいて生成されたアバターを携帯やパソコンにダウンロードする構成が考えられる。また、アバター情報生成部に加えてアバター情報からアバターを生成するためのアバター生成部をさらに設け、有線・無線の通信回線を介して携帯等に直接的にダウンロードさせる構成も可能である。
【0073】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリクラ装置は、データリーダ等を介してボディーパーツ識別情報を取得して、当該情報と顔画像とに基づいてアバターを生成するための情報であるアバター情報を生成する点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0074】
ボディーパーツ識別情報を示すコードデータが付された起動デバイスがデータリーダ付き挿入口に挿入されると、CPUはデータリーダを介して当該コードデータを読み取り、メインメモリの所定のアドレスに格納する。次にCPUは記憶装置に記録されたボディーパーツ識別テーブルを参照して、読み取られたコードデータからボディーパーツ識別情報を取得するためのデコード処理を行う。ボディーパーツ識別テーブルはインターネット回線等を通じて取得可能な構成とすることも考えられる。上記の処理結果は、メインメモリの所定のアドレスに格納される。
【0075】
CPUは、デコード処理により得られたボディーパーツ識別情報のデータをメインメモリの所定のアドレスに格納し、当該情報と顔画像に基づいてアバターを生成するための情報であるアバター情報を生成する処理を行う。具体的には、顔画像とボディーパーツ画像を合成するための情報を出力する処理を行うことが考えられる。
【0076】
CPUは生成されたアバター情報と各アバター情報を識別するためのアバター識別情報を関連づけてサーバに送信する。また、マスコットプリクラ装置の内部の記憶装置にこれらの情報を保持する構成も考えられる。また、マスコットプリクラ装置においてアバター情報からアバターを生成するためのプログラムを設け、アバターを生成する構成も可能である。ユーザはアバター識別情報を用いて、サーバ又はマスコットプリクラ装置からアバターをダウンロードすることが可能である。
【0077】
<処理手順>
図19は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、ますステップS1901では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS1902に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、待機する。ステップS1902では、人の顔画像を取得する。ステップS1903では、顔パーツを組み込むべきボディーパーツの種類を示す情報であるボディーパーツ識別情報が取得されたか否か判断する。ここでの判断が取得されたとの判断である場合は、ステップS1904に進む。ここでの判断が取得されなかったとの判断である場合は、ステップS1905に進む。ステップS1904では、ボディーパーツ識別情報と、顔画像とに基づいてアバターを生成するための情報であるアバター情報を生成する。ステップS1905では、顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS1906では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0078】
<効果>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、実施例1の効果に加えて、起動デバイスから取得される顔パーツを組み込むべきボディーパーツの種類を示す情報と顔画像とに基づいてアバターを生成するための情報を生成することが可能である。
【実施例6】
【0079】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、携帯電話から顔画像を取得することが可能である。例えば、携帯電話との赤外線通信を介して携帯電話にて撮影した顔画像を取得することが可能である。これにより、携帯電話で撮影した家族やペットの画像を用いてマスコットを作成することが可能になる。
【0080】
<構成>
図20は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」2000は、「起動デバイス受け入れ部」2001と、「制御部」2002と、「顔画像取得部」2003と、「印刷部」2004と、「排出部」2005とからなり、顔画像取得部は「携帯電話画像取得手段」2006を有する。構成は基本的に実施例1に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となる携帯電話画像取得手段について以下詳述する。
【0081】
顔画像取得部は、携帯電話から顔画像を取得する携帯電話画像取得手段を有する。携帯電話から顔画像を取得する方法としては、例えば携帯電話との赤外線通信を介して顔画像を取得する方法が考えられる。また、携帯電話から送信された顔画像をサーバを介して取得する方法も考えられる。また、携帯電話から顔画像を取得する際に、携帯電話の記憶装置に格納されているユーザの情報(ユーザの名前、電話番号、住所、血液型、誕生日等の情報)を合わせて取得して、顔パーツ又は顔パーツ以外のもの(例えばカード)に印刷して排出する構成も可能である。また、当該情報を用いて実施例5で説明したアバター情報を生成することも考えられる。
【0082】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリクラ装置は、携帯電話から顔画像を取得する機能を有する点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0083】
マスコットプリクラ装置の通信部が携帯電話から顔画像の通信信号を受信した場合、当該通信信号をデジタル変換し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。なお、通信信号を受信する際に、合わせてユーザの情報を合わせて受信することも可能である。
【0084】
なお、携帯電話との通信が正常に成立した場合は、その旨を表示出力することや音声出力することが考えられる。また、携帯電話との通信が正常に成立しない場合は、同様にユーザに対して警告するための表示出力や音声出力をすることも考えられる。
【0085】
<処理手順>
図21は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、ますステップS2101では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS2102に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、待機する。ステップS2102では、携帯電話から顔画像が取得可能か否か判断する。ここでの判断が取得可能であるとの判断である場合は、ステップS2103Aに進む。ここでの判断が取得可能でないとの判断である場合は、ステップS2103Bに進む。ステップS2103Aでは、人の顔画像を携帯電話から取得する。ステップS2103Bでは、人の顔画像をカメラ装置の撮影処理により取得する。ステップS2104では、取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS2105では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0086】
<効果>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、実施例1の効果に加えて、携帯電話から顔画像を取得し、当該顔画像を顔パーツに印刷して排出することが可能である。
【実施例7】
【0087】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、インターネットを利用して顔画像を取得することが可能である。これにより、ユーザが自宅のパソコンからインターネットサーバに顔画像を送信し、マスコットプリクラ装置で当該顔画像をダウンロードして利用することが可能になる。また、自由利用可能な顔画像をダウンロードして利用することも可能になる。
【0088】
<構成>
図22は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」2200は、「起動デバイス受け入れ部」2201と、「制御部」2202と、「顔画像取得部」2203と、「印刷部」2204と、「排出部」2205とからなり、顔画像取得部は「インターネット取得手段」2206を有する。構成は基本的に実施例1に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となるインターネット手段について以下詳述する。
【0089】
顔画像取得部は、インターネットを利用して顔画像を取得するインターネット取得手段を有する。インターネットを利用して顔画像を取得する方法としては、当該サーバからマスコットプリンタ装置が顔画像をダウンロードする方法が考えられる。また、マスコットプリクラ装置にて、任意のサーバのアドレス入力を受け付けて、当該サーバから顔画像をダウンロードする構成も可能である。また、何らかの理由でインターネットを利用できない場合は、警告するための表示出力や音声出力を行う構成も可能である。
【0090】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリクラ装置は、インターネット通信が利用可能なインターネット通信機(インターネット取得手段)を有する点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0091】
マスコットプリクラ装置は、通信部がマスコットの識別情報を利用して顔画像のデータを受信した場合、当該データをメインメモリの所定のアドレスに格納する。ここで、顔画像の取得に合わせてユーザ情報等を取得する構成も可能である。
【0092】
なお、インターネット通信が正常に成立した場合は、その旨を表示出力することや音声出力することが考えられる。また、インターネット通信が正常に成立しない場合は、同様にユーザに対して警告するための表示出力や音声出力をすることも考えられる。
【0093】
<処理手順>
図23は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、ますステップS2301では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS2302に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、待機する。ステップS2302では、インターネットを利用して顔画像が取得可能か否か判断する。ここでの判断が取得可能であるとの判断である場合は、ステップS2303Aに進む。ここでの判断が取得可能でないとの判断である場合は、ステップS2303Bに進む。ステップS2303Aでは、インターネットを利用して顔画像を取得する。ステップS2303Bでは、人の顔画像をカメラ装置による撮影で取得する。ステップS2304では、取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS2305では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0094】
<効果>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、実施例1の効果に加えて、インターネットを利用して顔画像を取得し、当該画像を顔パーツに印刷して排出することが可能である。
【実施例8】
【0095】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、起動デバイスから起動デバイス自身を識別するための起動デバイス識別情報を取得し、当該情報に基づいて顔画像取得以降の処理を実行させるか判断することが可能である。例えば、起動デバイスに付与された2次元コードを取得することで、当該起動デバイスが使用制限回数を超えて利用されたものでないか判断することが可能になる。
【0096】
<構成>
図24は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」2400は、「起動デバイス受け入れ部」2401と、「制御部」2402と、「顔画像取得部」2403と、「印刷部」2404と、「排出部」2405とからなり、起動デバイスは「起動デバイス識別情報保持手段」2406を有し、制御部は「判断手段」2407を有する。構成は基本的に実施例1に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となる「起動デバイス識別情報保持手段」と「判断手段」について以下詳述する。
【0097】
起動デバイス自身を識別するための起動デバイス識別情報を保持する起動デバイス識別情報保持手段を有する。起動デバイス自身を識別するための起動デバイス識別情報としては、例えば複数ある起動デバイスのうちどの起動デバイスであるかを特定するための情報、起動デバイスが正規のものであることを証明するための情報、起動デバイスとして何回利用されたものであるかを示す情報等が考えられる。
【0098】
起動デバイス識別情報は、2次元コード、バーコード、カラーコード等を起動デバイスに付与する構成が考えられる。また、各起動デバイスの形態(カードサイズやカードの形等)をそれぞれ変えることによって各起動デバイスを区別することも可能である。また、起動デバイスに切り欠きや段差(凹凸)に設けて、マイクロスイッチや光センサー等でこれらの特徴を認識させる構成も可能である。また、起動デバイスに所定の物質(金属物質等)が含まれているか否かをセンサーで読み取って判断する構成も考えられる。また、図25に示すように、プラスチックシートに顔パーツのピンを差し込んで結合したものを起動デバイスとする場合等は、当該ピンの高さやピンが差し込まれた場所等の情報に基づいて起動デバイス識別情報を認識させる構成とすることも可能である。
【0099】
起動デバイス識別情報としては、起動デバイスのIDや種類、使用回数及び使用制限回数、製造元及び販売者、スポンサー、対応機種、関連づけられた顔パーツやボディーパーツの種類等が考えられる。これらの情報は、起動デバイスがマスコットプリクラ装置に格納された際に、制御部によって情報が更新される構成とすることも可能である。例えば、使用制限回数が存在する場合に使用回数情報を更新する、スポンサーが変わった場合はスポンサーの情報を変更する、対応機種が増えた場合は対応機種の情報を追加する、といったものである。また、操作入力を受け付けた場合、ユーザの情報(名前、住所、生年月日、血液型等)を起動デバイス識別情報として追加する構成も考えられる。
【0100】
制御部は、起動デバイス識別情報保持手段から取得する起動デバイス識別情報に基づいて顔画像取得以降の処理を実行させるか判断する判断手段を有する。例えば、起動デバイス識別情報から起動デバイスが正規のものであると判断された場合は、マスコットプリクラ装置の一連の操作を実行可能とし、非正規のものであると判断された場合は以降の操作を実行不能とする、といったものである。また、挿入された起動デバイスの使用回数が使用制限回数を超えているときに処理を実行不能にするといった構成も考えられる。さらに、挿入された起動デバイスの対応機種に該当しない場合は、非対応である旨を表示出力又は音声出力をして、以降の処理を実行不能とすることも可能である。また、ユーザが過去に不正使用を行った場合である場合は、入力されたユーザ情報に基づいて以降の処理を実行不能とすることも考えられる。
【0101】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリクラ装置は、を有する点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0102】
起動デバイス識別情報を示すコードデータが付された起動デバイスがデータリーダ付き挿入口に挿入されると、CPUはデータリーダを介して当該コードデータを読み取り、メインメモリの所定のアドレスに格納する。次にCPUは記憶装置に記録された起動デバイス識別テーブルを参照して、読み取られたコードデータから起動デバイス識別情報を取得するためのデコード処理を行う。起動デバイス識別テーブルはインターネット回線等を通じて取得可能な構成とすることも考えられる。上記の処理結果は、メインメモリの所定のアドレスに格納される。
【0103】
CPUは、デコード処理により得られた起動デバイス識別情報のデータをメインメモリの所定のアドレスに格納し、以後の処理を実行させるか否か判断するための処理を行う。つまり、起動デバイス識別情報から起動デバイスが正規のものであると認識された場合は、以後の一連の処理を実行可能とし、非正規のものであると認識された場合は、以降の一連の処理を実行不能とし、起動デバイスが非正規のものである旨を表示出力又は音声出力するための処理を行う。
【0104】
<処理手順>
図26は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、ますステップS2601では、起動デバイス識別情報を取得したか否か判断する。ここでの判断が取得したとの判断である場合は、ステップS2602に進む。ここでの判断が取得していないとの判断である場合は、待機する。ステップS2602では、起動デバイス識別情報に基づいて以下の処理を実行させるか否か判断する。ここでの判断が実行させるとの判断である場合は、ステップS2603に進む。ここでの判断が実行させないとの判断である場合は、処理を終了する。ステップS2603では、人の顔画像を取得する。ステップS2603では、取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS2604では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0105】
<効果>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、実施例1の効果に加えて、起動デバイスから起動デバイス自身を識別するための起動デバイス識別情報を取得し、当該情報に基づいて顔画像取得以降の処理を実行させるか判断することが可能である。
【実施例9】
【0106】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、マスコットプリクラ装置に接近する人体が所定時間にわたって検知されない場合は自動的に省電力モードに設定することが可能である。これにより、実施例1の効果に加えて省エネを図ることが可能になる。
【0107】
<構成>
図27は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」2700は、「起動デバイス受け入れ部」2701と、「制御部」2702と、「顔画像取得部」2703と、「印刷部」2704と、「排出部」2705と、「人体検知部」2706とからなり、制御部は「省電力モード設定手段」2707を有する。構成は基本的に実施例1に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となる「人体検知部」と「省電力モード設定手段」について以下詳述する。
【0108】
人体検知部は、人体がマスコットプリクラ装置に接近したことを検知する機能を有する。人体の接近を検知する方法としては、赤外線センサーを設けて人体から発せられる赤外線を検知する方法や、静電容量センサーを設けて人体とマスコットプリクラ装置との間の静電容量・浮遊容量の変化を検知する方法、音センサーを設けて人体から発せられる声を検知する方法、など種々のものが可能である。
【0109】
制御部は前記人体検知部が所定時間にわたって人体を検知しない場合はマスコットプリクラ装置を省電力モードに設定する省電力設定手段を有する。ここで、上記所定時間は製造時又は取り付け時など任意の時期に設定可能なものとすることが可能である。
また、省電力モードとしては、「スタンバイ状態」、「休止状態」等が考えられる。なお、「スタンバイ状態」とは、動作中の記憶装置やディスプレイを一時的に停止して、復帰信号に応じてメインメモリから復帰できる状態をいう。また、「休止状態」とは、ディスプレイ等の電源を切り、復帰信号に応じて記憶装置から復帰できる状態をいう。なお、その他の省電力モードを設定することも同様に可能である。
【0110】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリクラ装置は、赤外線センサーを有する点と省電力モードに設定可能な点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0111】
赤外線センサーの検知エリア内に人体が入ってくると、赤外線センサーは人体から発せられる赤外線を検知し、人体検知信号として出力する。CPUは当該信号に基づいて人体がマスコットプリクラ装置に接近したと判定する。
【0112】
所定時間にわたって人体検知信号が取得されなかったと判断された場合は、CPUはカメラ装置、プリンタ装置、ディスプレイの電源をオフにする制御処理を行う。この際に、上記装置の動作状態を保持する必要がある場合は当該動作状態情報をメインメモリ又は記憶装置に格納する処理を行う。
【0113】
省電力モードの状態に設定されている際に、CPUが人体検知情報を取得したと判断した場合、CPUはカメラ装置、プリンタ装置、ディスプレイの電源をオンにする制御処理を行う。この際に、上記装置の動作状態を省電力モードの移行前の状態にする必要がある場合はメインメモリ又は記憶装置に格納された動作状態情報に基づいて再現する処理を行う。
【0114】
<処理手順>
図28は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、まずステップS2801では、所定時間にわたって接近する人体を検知していない状態か否か判断する。ここでの判断が検知していない状態であるとの判断である場合は、ステップS2802に進む。ここでの判断が検知しているとの判断である場合は、ステップS2805に進む。ステップS2802では、マスコットプリクラ装置を省電力モードに設定する。ステップS2803では、人体がマスコットプリクラ装置に接近しているか否か判断する。ここでの判断が接近しているとの判断である場合は、ステップS2804に進む。ここでの判断が接近していないとの判断である場合は、待機する。ステップS2804では、省電力モードを解除する。ステップS2805では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS2806に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、ステップS2801に戻る。ステップS2806では、人の顔画像を取得する。ステップS2807では、取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS2808では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0115】
<効果>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、実施例1の効果に加えて、所定時間にわたってマスコットプリクラ装置に人体が接近しない場合は省電力モードに設定することが可能であり、省エネを図ることが可能になる。
【実施例10】
【0116】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、起動デバイスがマスコットプリクラ装置に接近したことを検知した場合、起動デバイス受け入れ部を受け入れ可能状態にすることができる。これにより、起動デバイスではないものが起動デバイス受け入れ部に挿入されたことに起因する故障や不具合等を防ぐことが可能になる。
【0117】
<構成>
図29は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」2900は、「起動デバイス受け入れ部」2901と、「制御部」2902と、「顔画像取得部」2903と、「印刷部」2904と、「排出部」2905と、「起動デバイス検知部」2906とからなり、制御部は「受け入れ制御手段」2907を有する。構成は基本的に実施例1に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となる「起動デバイス検知部」と「受け入れ制御手段」について以下詳述する。
【0118】
起動デバイス検知部は、起動デバイスがマスコットプリクラ装置に接近したことを検知する機能を有する。起動デバイスの接近を検知する方法としては、RFIDリーダを設けてICチップが埋め込まれた起動デバイスからの応答電波を検知する方法や、コードリーダやカメラ装置を介して1次元又は2次元コードが書き込まれた起動デバイスを検知する方法など種々の構成が可能である。ただし、起動デバイスの種類に応じて検知手段を選択する必要がある。
【0119】
制御部は、前記起動デバイス検知部が起動デバイスを検知した場合は前記起動デバイス受け入れ部を受け入れ可能状態にする受け入れ制御手段をさらに有する。ここで、起動デバイス受け入れ部を受け入れ可能状態にする方法としては、起動デバイスを受け入れるための受け入れ口を閉じた状態から開いた状態にする構成や、受け入れ口を開閉可能な状態にする構成、起動デバイス受け入れ部がマスコットプリクラ装置の内部から表出する構成、など種々の構成が考えられる。
【0120】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリクラ装置は、RFIDリーダを有する点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0121】
RFIDリーダの検知エリア内にICチップが組み込まれた起動デバイスが入ってくると、RFIDリーダは起動デバイスからの応答電波を検知し、起動デバイス検知信号としてCPUに出力する。
【0122】
なお、1次元又は2次元のデータコードが印刷された起動デバイスの場合は、RFIDリーダを設けずにカメラ装置を介してデータコードの情報を取得し、起動デバイス検知信号としてCPUに出力する構成も可能である。
【0123】
起動デバイス検知信号が取得されたと判断された場合は、CPUは挿入口を開いた状態にするための制御信号を出力する。起動デバイスが挿入口に挿入された場合は閉じた状態にするための制御信号を出力する。なお、挿入口に起動デバイスが挿入可能か否かを知らせるために表示出力や音声出力を合わせて行う。
【0124】
<処理手順>
図30は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、まずステップS3001では、起動デバイスを検知したか否か判断する。ここでの判断が検知したとの判断である場合は、ステップS3002に進む。ここでの判断が検知していないとの判断である場合は、待機する。ステップS3002では、起動デバイスを受け入れ可能な状態にする。ステップS3003では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS3004に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、待機する。ステップS3004では、人の顔画像を取得する。ステップS3005では、取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS3006では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。
【0125】
<効果>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、実施例1の効果に加えて、起動デバイスがマスコットプリクラ装置に接近したことを検知した場合は起動デバイス受け入れ部を受け入れ可能状態にすることができる。これにより、起動デバイスではないものが挿入されたことに起因する故障や不具合等を防ぐことが可能になる。
【実施例11】
【0126】
<概要>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、基本的に実施例1と共通するが、マスコットプリクラ装置の利用状態情報をインターネットを介してサーバに送信することが可能である。これにより、マスコットプリクラ装置の利用状態の把握をより容易に行うことが可能になり、装置の管理がしやすくなる。
【0127】
<構成>
図31は、本実施例のマスコットプリクラ装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「マスコットプリクラ装置」3100は、「起動デバイス受け入れ部」3101と、「制御部」3102と、「顔画像取得部」3103と、「印刷部」3104と、「排出部」3105と、「利用状態情報保持部」3106と、「利用状態情報送信部」3107とからなる。構成は基本的に実施例1に記載のマスコットプリクラ装置の構成と同じであるため、相違点となる「利用状態情報保持部」と「利用状態情報送信部」について以下詳述する。
【0128】
利用状態情報保持部は、マスコットプリクラ装置の利用状態情報を保持する機能を有する。また、利用状態情報送信部は、前記利用状態情報をインターネットを介してサーバに送信する機能を有する。
【0129】
ここで、利用状態情報としては、マスコットプリクラ装置の利用回数や利用日時の情報、印刷した顔パーツの数や種類の情報、印刷インクの残量や故障の情報、ソフトウェアやハードウェアのバージョン情報、など種々の情報が考えられる。これらの情報は適宜更新可能な状態で保持することが可能である。
【0130】
利用状態情報をインターネットを介してサーバに送信するタイミングとしては、定期日時に送信する構成、所定時間ごとに送信する構成、故障や不具合が生じた場合に送信する構成、利用状態情報が更新された段階で送信する構成など種々の構成が可能である。
【0131】
<具体的な構成>
本実施例のマスコットプリクラ装置のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の装置のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例のマスコットプリクラ装置は、更新可能な状態で利用状態情報を記憶装置に保持し、当該情報をインターネットを介してサーバに送信する点を特徴とする。以下、当該特徴点について詳述する。
【0132】
CPUは、マスコットプリクラ装置の利用が行われた場合、記憶装置に保持されている利用状態情報を更新するための処理を行う。具体的には、利用された日時や顔パーツの種類の情報を追加し、利用回数や印刷回数、インクの残量などの情報を更新する。ここで、記憶装置の記憶領域が少なくなってきた場合、過去の情報を消去する構成とすることも可能である。また、マスコットプリクラ装置においてエラーや故障が発生した場合は、当該エラーや故障の情報を追加する処理を行う。
【0133】
CPUは、利用状態情報の追加又は更新を行った場合は、インターネットを介して当該情報を送信するための制御信号を通信装置に対して出力する。通信装置は当該制御信号に基づいて利用状態情報をサーバに対して送信する。
【0134】
<処理手順>
図32は、本実施例の処理手順の一例を表す流れ図である。この図にあるように、まず、ステップS3201では、無垢の顔パーツを備えた正規の起動デバイスを受け入れたか否か判断する。ここでの判断が受け入れたとの判断である場合は、ステップS3202に進む。ここでの判断が受け入れていないとの判断である場合は、待機する。ステップS3202では、人の顔画像を取得する。ステップS3203では、取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷する。ステップS3204では、無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する。ステップS3205では、マスコットプリクラ装置の利用状態情報を追加又は更新する。ステップS3206では、利用状態情報をインターネットを介してサーバに送信する。
【0135】
<効果>
本実施例のマスコットプリクラ装置は、実施例1の効果に加えて、マスコットプリクラ装置の利用状態情報をインターネットを介してサーバに送信することが可能である。これにより、マスコットプリクラ装置の管理がより容易になる。
【符号の説明】
【0136】
0100 マスコットプリクラ装置
0101 起動デバイス受け入れ部
0102 制御部
0103 顔画像取得部
0104 印刷部
0105 排出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人の顔画像を取得し、無垢の顔パーツにその顔画像を印刷し、ボディーパーツに組み込むことでマスコット人形などを得るためのマスコットプリクラ装置であって、
無垢の顔パーツを備えた起動デバイスを受け入れる起動デバイス受け入れ部と、
起動デバイスの受け入れに基づいて顔画像取得以降の処理を実行させる制御部と、
制御部の制御に基づいて人の顔画像を取得する顔画像取得部と、
制御部の制御に基づいて取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷するための印刷部と、
無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する排出部と、
を有するマスコットプリクラ装置。
【請求項2】
人の顔画像を無垢の顔パーツに印刷する前に、顔画像編集のための外部情報を取得して顔画像を編集する編集部をさらに有する請求項1に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項3】
起動デバイスは、顔パーツの種類を識別するための顔パーツ識別情報を保持する顔パーツ識別情報保持手段を有し、
制御部は、起動デバイスの顔パーツ識別情報保持手段に保持されている顔パーツ識別情報を取得して顔画像を無垢の顔パーツに印刷する際の制御をする印刷制御手段を有する請求項1または2に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項4】
起動デバイスは、顔画像取得部にて取得した顔画像を修正するための情報である顔画像修整情報を保持する顔画像修整情報保持手段を有し、
制御部は、起動デバイスの顔画像修整情報保持手段に保持されている顔画像修整情報に基づいて顔画像編集部を制御する顔画像編集制御手段を有する請求項2または請求項2に従属する請求項3に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項5】
起動デバイスは、顔パーツを組み込むべきボディーパーツの種類を示す情報であるボディーパーツ識別情報を保持するボディーパーツ識別情報保持手段を有し、
前記保持されているボディーパーツ識別情報と、顔画像取得部で取得した顔画像とに基づいてアバターを生成するための情報であるアバター情報を生成するアバター情報生成部をさらに有する請求項1から4のいずれか一に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項6】
顔画像取得部は、携帯電話から顔画像を取得する携帯電話画像取得手段を有する請求項1から5のいずれか一に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項7】
顔画像取得部は、インターネットを利用して顔画像を取得するインターネット取得手段を有する請求項1から6のいずれか一に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項8】
起動デバイスは、起動デバイス自身を識別するための起動デバイス識別情報を保持する起動デバイス識別情報保持手段を有し、
制御部は、起動デバイス識別情報保持手段から取得する起動デバイス識別情報に基づいて顔画像取得以降の処理を実行させるか判断する判断手段を有する請求項1から7のいずれか一に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項9】
人体がマスコットプリクラ装置に接近したことを検知する人体検知部をさらに有し、
制御部は前記人体検知部が所定時間にわたって人体を検知しない場合はマスコットプリクラ装置を省電力モードに設定する省電力設定手段を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか一に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項10】
正規の起動デバイスがマスコットプリクラ装置に接近したことを検知する起動デバイス検知部をさらに有し、
制御部は、前記起動デバイス検知部が正規の起動デバイスを検知した場合は前記起動デバイス受け入れ部を受け入れ可能状態にする受け入れ制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項11】
マスコットプリクラ装置の利用情報及び状態情報を保持する利用状態情報保持部と、
前記利用情報及び状態情報をインターネットを介してサーバに送信する利用状態情報送信部と、
をさらに有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項12】
人の顔画像に代えて、アニメなどのキャラクターの画像、動物などの画像、とする請求項1から11のいずれか一に記載のマスコットプリクラ装置。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか一に記載のマスコットプリクラ装置の起動デバイス受け入れ部に受け入れられるべき起動デバイス。
【請求項14】
人の顔画像を取得し、無垢の顔パーツにその顔画像を印刷し、ボディーパーツに組み込むことでマスコット人形などを得るためのマスコットプリクラ生成方法であって、
無垢の顔パーツを備えた起動デバイスを受け入れる起動デバイス受け入れステップと、
起動デバイスの受け入れに基づいて顔画像取得以降の処理を実行させる制御ステップと、
制御ステップでの制御に基づいて人の顔画像を取得する顔画像取得ステップと、
制御ステップでの制御に基づいて取得した顔画像を無垢の顔パーツに印刷するための印刷ステップと、
無垢の顔パーツに顔画像が印刷されたパーツである印刷済顔パーツを利用者が手に取れるように排出する排出ステップと、
を有するマスコットプリクラ生成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【公開番号】特開2010−282255(P2010−282255A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−132729(P2009−132729)
【出願日】平成21年6月2日(2009.6.2)
【出願人】(595130104)
【Fターム(参考)】