説明

マルチキャリア通信システム内における資源割当てのための方法及び装置

より少ない所要のオーバーヘッドで資源割当てを行うための方法及び装置を本明細書において提供する。データ送信用の資源割当ては、チャネル帯域幅の様々な部分のチャネル品質情報(周波数選択的チャネル品質情報)を提供するように選択され、例えば、2つの異なる資源ブロックが、(異なる組の副搬送波上で)2つの異なる送信用移動ユニットに割り当てられる。これらのデータ送信内容は、周波数選択的チャネル品質情報を推定するために用いられ、これによって広帯域パイロットによるチャネルサウンディングの必要性を解消又は大きく低減する。その結果、通信システムのアップリンク上のオーバーヘッドを大幅に低減し得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、通信チャネル資源割当てに関し、特に、周波数半選択的資源割当てを実施するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
直交周波数分割多重(OFDM)システムでは、チャネル帯域幅を幾つかの狭帯域副搬送波に分割することが知られている。現代の多くのOFDMシステム提案には、周波数選択的(frequency−selective,FS)資源割当てをサポートする機能が含まれる。周波数選択的資源割当て時、チャネル帯域幅は、幾つかのサブバンドに分割され、タイル又は資源ブロックとも呼ばれる。各資源ブロック(resouse block,RB)は、特定の時間間隔にわたり特定の送信のために用いられ、また、幾つかの隣接するOFDM副搬送波を含んでおり、複数のOFDMシンボル期間にわたっている。例えば、15kHzの副搬送波間隔及び4.76μSのサイクリック・プレフィックス長を有するOFDMシステムの資源ブロックは、12個の隣接副搬送波(〜180kHz)を含むと定義することができ、また、資源ブロックを割り当て得る最短時間は、7つのOFDMシンボル期間(〜0.5msec)とすることができる。
【0003】
離散フーリエ変換(DFT)プリコーダは、OFDM副搬送波へのデータのマッピングに先立ってデータに適用し得る。そのような変調方式は、DFT−拡散OFDM、即ち、DFT−SOFDMとして知られている。DFT−SOFDMは、普通のOFDMと同様に、送信のために資源ブロックを用い得る。
【0004】
OFDM又はDFT−SOFDMにおいて資源ブロックを用いると、特定のユーザ又は移動ユニットへのデータ割当てを最良のチャネル品質を有する資源ブロック上で行うことが可能になる。しかしながら、これにより、ダウンリンク又はアップリンクのいずれにおいても、資源割当てがデータ受信用か又はデータ送信用かに依存して、基地局は、どの資源ブロックが移動ユニット用の最良の品質を有するか判断する必要がある。ダウンリンクにおける周波数選択的資源割当ての場合、移動ユニットは、全ての移動ユニットが受信及び同様に用い得るダウンリンクの広帯域パイロットチャネルを監視することによって、様々な資源ブロックのダウンリンクチャネル品質を判断し得る。しかしながら、アップリンク周波数選択的資源割当ての場合、基地局は、特定の移動ユニットが広帯域チャネルサウンディング・パイロット信号を送信しない限り、この移動ユニット用の必要なアップリンクチャネル品質情報を決定できない。サウンディング・パイロット信号は、追加のアップリンクオーバーヘッドを生じ、また、このオーバーヘッドは、セルにおいて広帯域チャネルサウンディングを実施したい稼働中の移動ユニットの数が多くなると、大きくなることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、従前の広帯域チャネルサウンディングベースの方法より少ない所要のオーバーヘッドで、資源割当てを実施するための方法及び装置に対するニーズが存在する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】通信システムを示すブロック図である。
【図2】多くの狭周波数帯に分割された広帯域チャネルを示す図である。
【図3】OFDM資源割当ての二次元的性質を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態による動作場面を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態による動作場面を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態による動作場面を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態による動作場面を示す図である。
【図8】本発明に基づく基地局を示すブロック図である。
【図9】本発明に基づく遠隔ユニットを示すブロック図である。
【図10】本発明に基づく基地局の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に基づく符号語割当てを示す図である。
【図12】本発明に基づく遠隔ユニットの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
上述したニーズに対応するために、低所要オーバーヘッドで資源割当てを実施するための方法及び装置を本明細書において提供する。特に、チャネル品質情報の獲得及び資源割当てに対する複合的取り組み方法を提供し、これを周波数半選択的(frequency semi−selective,FSS)資源割り当て(resouce allocation)、即ち、FSS−RAと称する。FSS−RAは、チャネル帯域幅の高品質な部分での送信による高い性能等、周波数選択的(FS)割当ての利点の幾つかと、低オーバーヘッド及びドップラによるチャネル変動への堅牢性等、幾つかの周波数非選択的(frequency non−selective,FNS)割当ての利点を獲得している。提案したFSS−RA方式は、チャネルサウンディングのオーバーヘッドを必要としない。しかしながら、チャネルサウンディングは、初期のチャネル品質情報を提供するために、移動ユニットによる一連の送信の開始時等、幾つかの条件では本発明で有利に用い得る。
【0008】
FSS−RAの場合、データ送信のための資源割当ては、チャネル帯域幅の様々な部分のチャネル品質情報(周波数選択的チャネル品質情報)を提供するように選択され、例えば、2つの異なる送信のために、2つの異なる資源ブロックを移動ユニットに(異なる組の副搬送波上で)割り当てる。これらのデータ送信内容は、周波数選択的チャネル品質情報を推定するために用いられ、これによって、広帯域パイロットによるチャネルサウンディングの必要性が解消、又は大きく低減される。その結果、通信システムのアップリンク上のオーバーヘッドを大幅に低減し得る。
【0009】
本発明は、通信ユニットによる送信のために、通信ユニットに資源を割り当てる方法を含む。本方法には、通信ユニットから第1送信を受信するステップが含まれ、第1送信は、データを含んでおり、また、第1送信は、通信チャネル帯域幅の第1部分のみを占有する。チャネル品質が、受信した第1送信に基づいて、第1組の時間周波数資源候補について推定され、そして、第2送信が、通信ユニットから受信される。第2送信は、データを含んでおり、また、通信チャネル帯域幅の第2部分のみを占有する。チャネル品質が、受信した第2送信に基づいて、第2組の時間周波数資源候補について推定される。通信ユニットには、少なくとも通信ユニットによるデータ送信のために、通信ユニットへの追加の組の時間周波数資源と共に、より高い推定チャネル品質を有する第1及び第2組の時間周波数資源候補の内の一つが割り当てられる。
【0010】
本発明は、更に、通信ユニットが資源割当てを得るための方法を含む。本方法には、第1送信を実施するステップが含まれ、第1送信は、データを含んでおり、また、通信チャネル帯域幅の第1部分のみを占有する。そして、第2送信が行われ、第2送信は、データを含んでおり、また、第2送信は、通信チャネル帯域幅の第2部分のみを占有する。そして、通信ユニットによる後続の送信のためにメッセージが受信され、第1及び第2組の時間周波数資源を割り当て、第1組の時間周波数資源は、通信チャネル帯域幅の第1部分及び第2部分の内の1つを占有し、また、第2組の時間周波数資源は、通信チャネル帯域幅の第1及び第2部分以外の帯域幅の部分を占有する。割り当てられた候補の組の時間周波数資源は、本メッセージに基づき判断される。
【0011】
本発明には、更に、通信ユニットから第1送信を受信する受信機を含む装置が含まれる。第1送信は、通信チャネル帯域幅の第1部分のみを占有し、また、受信機は、更に、通信ユニットから第2送信を受信し、第2送信は、データを含んでおり、また、第2送信は、通信チャネル帯域幅の第2部分のみを占有する。本装置には、更に、受信した第1送信に基づき第1組の時間周波数資源候補のチャネル品質を推定し、また、受信した第2送信に基づき第2組の時間周波数資源候補のチャネル品質を推定するチャネル品質推定器が含まれる。最後に、本装置には、チャネル資源割当て器が含まれる。チャネル資源割当て器は、通信ユニットに、より高い推定チャネル品質を有する第1及び第2組の時間周波数資源候補の内の一つを割り当て、また更に、少なくとも通信ユニットによるデータ送信のために、通信ユニットに通信ユニットへの追加の組の時間周波数資源を割り当てる。
【0012】
次に、図面を参照する。ここでは、同様な数字が同様な構成要素を示す。図1は、通信システム100のブロック図である。通信システム100には、1つ又は複数のセル105(1つのみ図示)が含まれ、各々、複数の遠隔すなわち移動ユニット101乃至103と通信状態にある送受信基地局(BTS又は基地局)104を有する。本発明の好適な実施形態において、通信システム100は、直交周波数分割多重(OFDM)ベース又はマルチキャリアベースのアーキテクチャを利用する。送信ダイバーシティ、MIMO、受信ダイバーシティ等の多重アンテナ技法も用い得る。このように、基地局104は、複数のアンテナ(図1には図示せず)を用いて、重み付けして、1つ又は複数の受信装置101乃至103に、複数のOFDM副搬送波にわたり1つ又は複数のデータストリームを送信し、また、移動ユニット101乃至103から信号を受信し得る。基地局104又は移動ユニット101乃至103は、更に、マルチキャリアCDMA(MC−CDMA)、マルチキャリア直接拡散CDMA(MC−DS−CDMA)、一次元又は二次元拡散による直交周波数・符号分割多重(OFCDM)等の拡散技法を用いるか、又は、より単純な時間及び/又は周波数分割多重/多元アクセス技法、もしくは、これら様々な技法の組合せに基づいてよい。
【0013】
遠隔ユニット101乃至103は、通信ユニット、ユーザ装置(user equipment,UE)、加入者局(subscriber station,SS)、移動局(mobile station,MS)、移動ユニット、移動体、又は単にユーザとも称し得るが、他方、基地局(base station,BS)104は、通信ユニット、アクセスポイント、又は単にノードBとも称し得る。遠隔ユニット101乃至103は、データ及びアップリンク資源割当て等の信号を基地局104から受信し、また、信号を基地局104に送信する。基地局104には、セクタ内の複数の遠隔ユニットにサービスを提供する送信機(1つ又は複数)及び受信機(1つ又は複数)が含まれる。当分野で公知なように、通信ネットワークによってサービスが提供される物理的エリア全体が、セルに分割され、各セルには、1つ又は複数のセクタを含み得る。一般的なセル構成は、全方向性アンテナを有する単一セクタや、約120度のアンテナを有する3つのセクタ、約60度のアンテナを有する6つのセクタ等である。基地局104は、複数のアンテナを用いて、様々な高度の通信モード(例えば、ビーム形成、マルチストリーム送信又は多入力/多出力(MIMO)(閉ループ又は開ループ)、空間分割多元接続(SDMA)、サイクリックシフトダイバーシティ、又は他の空間的技法)を提供するために各セクタに供し得る。
【0014】
当業者の認識によれば、OFDMシステムの動作中、複数の副搬送波201(例えば、768個の副搬送波)が、広帯域チャネルにおいてデータを送信するために用いられる。これを図2に示す。図2に示すように、広帯域チャネルは、多くの狭周波数帯(副搬送波)201に分割され、データが副搬送波201上で並列に送信される。図3は、OFDM信号及びOFDM資源割当ての二次元的性質を示し、周波数次元の各矩形は、副搬送波を表し、また時間次元の各矩形は、OFDMシンボル期間を表す。例えば、要素301は、第1のOFDMシンボル期間中の第1副搬送波を表す。OFDMベースのシステムの場合、特定のシンボル期間の特定の副搬送波は、時間周波数シンボル位置又は時間周波数資源と称し得る(シングルキャリアシステムにおいては、通常、周波数位置は時間と共に変化しないが、シングルキャリアシステムのシンボル期間は、時間周波数シンボル位置と称することもある)。移動ユニット101乃至103からのデータ送信のピーク対平均電力比を低減するために、データは、OFDM副搬送波へのデータのマッピングに先立ち、DFTによってプリコーディング又は拡散し得る。OFDMシステムにおけるそのようなプリコーディングは、当分野で公知であり、また、DFT拡散OFDM又はDFT−SOFDMと称されることがある。
【0015】
資源ブロックは、1つ又は複数の副搬送波(例えば、12個の隣接副搬送波)等の一組の副搬送波を含むことができ、また、複数のOFDMシンボル期間(例えば、7個の隣接OFDMシンボル期間)の間、特定の送信に用い得る。更に、資源ブロック上の送信の1つ又は複数の時間周波数資源は、他の時間周波数要素上で整合性のあるデータ復調をサポートするパイロットシンボルを含み得ることに留意されたい。ユーザに資源を割り当てる場合、資源割当て信号伝達オーバーヘッドを低減するために、所定の時間期間における所定の資源ブロックという観点で割り当てると、便利であり且つ効率的である。
【0016】
上述したように、以前の方法よりも少ない所要のオーバーヘッドで資源割当てを実施するための方法及び装置に対するニーズが存在する。上述したニーズに取り組むために、本発明では、周波数半選択的(FSS)資源割り当て、即ち、FSS−RAと呼ばれ、チャネル品質情報の獲得及び資源割当てに対する複合的取り組み方法を創出する。FSS−RAは、セル方式システムもしくはアクセスポイントベースシステムのダウンリンクもしくはアップリンク又は通信ユニット間の他の種類のリンクのいずれにも用い得るが、特にアップリンクにより適している。このことについては、例示のために、アップリンクの場面で述べる。
【0017】
FSS−RAの場合、データ送信のための資源割当ては、チャネル帯域幅の様々な部分のチャネル品質情報(周波数選択的チャネル品質情報)を提供するように選択され、例えば、2つの異なる送信のために、2つの異なる資源ブロックを(異なる組の副搬送波上で)移動ユニットに割り当てる。これらのデータ送信は、周波数選択的チャネル品質情報を推定するために用いられ、これによって、広帯域パイロットによるチャネルサウンディングの必要性が解消、又は大きく低減される。その結果、通信システムのアップリンクのオーバーヘッドを大幅に低減し得る。
【0018】
明らかに、異なる資源ブロックの位置が毎回ランダムに選択される場合、周波数選択的チャネル品質情報は得られるが、FS割当て性能の恩典は、得られない。FS割当ての恩恵を得るためには、以前の送信を解析して得た周波数選択的チャネル品質情報に基づいて、チャネル帯域幅の、他の部分より高いチャネル品質を有すると予想されるチャネル帯域幅の部分に、例えば、2つの資源割当てのうち少なくとも一方の割当てを行う。他方の資源割当ては、チャネル帯域幅のもう一方の部分の現在のチャネル品質情報を提供するために、(例えば、ランダムに選択して、又は最初の割当てからの固定オフセットに基づき、もしくは走査/ホッピングパターンに基づき)チャネル帯域幅のこの他方の部分に行う。ある期間にわたって、このプロセスにより、チャネル帯域幅の様々な部分のチャネル品質情報が基地局に提供され、基地局が、(FSと同様な)高品質の資源を移動ユニットの送信の一部(例えば、半分)に割り当てることができるようになり、全体的性能が、周波数非選択的(FNS)割当て方式より高くなる。FNS方式の例は、全チャネル帯域幅にわたる散在(又は分散)副搬送波割当て及びチャネル帯域幅内におけるランダム周波数ホッピングである。
【0019】
図4は、本発明(FSS−RA)の一実施形態の動作場面をセル方式通信システムのアップリンクという場面で示す。本例において、通信システム100は、1msのスケジューリング粒度すなわち送信時間間隔(transmission time interval,TTI)401を用いるが、これには、各々0.5msのタイムスロットが2つ含まれ、各タイムスロットは、7つのOFDMシンボル期間(図示せず)を含む。ユーザ装置(UE)は、1つのTTI内における2つの各タイムスロットで送信を行い得る。UEは、ピーク対平均電力比(peak−to−average power ratio,PAPR)を小さくするために、DFT−SOFDMを用いてアップリンク上で送信を行う。DFT−SOFDMの低PAPR特性を保持するために、1つのタイムスロット内における送信は、任意に離間したRBよりも、ただ1つ又は複数の隣接RBを占有すべきであるが、この理由は、同じ時間間隔内で2つの隣接しないRBを送信すると、PAPRが高くなり得るためである。しかしながら、第2タイムスロットでの送信に用いるRBは、第1タイムスロットに用いるRBとは異なり得る(TTI内における2つのDFT−SOFDM送信の時分割多重化)。図4の左側から開始して、UEは、TTI内で2つの送信403及び405を行う。1つの送信403は、第1タイムスロット(例えば、タイムスロットk)における通信チャネル帯域幅の第1部分(例えば、5MHzチャネルにおいて300個の副搬送波の内、特定の組の12個の副搬送波を含むRB)にあり、また、他の送信405は、第2タイムスロット(例えば、タイムスロットk+1)における通信チャネル帯域幅の第2部分にある。送信は、データを含んでおり、更に、基地局における整合性のあるデータ検出をサポートするパイロット情報を含み得る。データを含んだ送信が、整合性のある検出をサポートするためのパイロット情報又はパイロットシンボルを含む場合、パイロット情報は、データと実質的に同じ帯域幅部分に限定される(即ち、データ送信は、帯域外又は広帯域チャネルサウンディング・パイロットを含まない)。
【0020】
送信は、基地局から以前受信した資源割当てに基づき、UEによって行い得る。基地局は、UEから2つの送信403及び405を受信し、また、チャネル帯域幅の2つの各部分について、チャネル品質を推定する。受信した特定の送信のチャネル品質は、受信信号強度、送信内のパイロット情報に基づくチャネル推定、パイロット情報が存在しない場合、判定指向チャネル推定に基づくチャネル推定、SNR推定等、様々な方法で推定し得る。そして、基地局は、UEのその後の送信のためにUEへの資源割当て実施の準備を行う。基地局は、UEへの次の1つの資源割当てのために、受信した2つの送信からの2つのRBを候補RBとして用いる。具体的には、基地局は、2つのRB(チャネル帯域幅の部分)のどちらが、より高いチャネル品質を有するか決定し、そして、UEによる後続の(本例では、3ms後の)送信のために、より高いチャネル品質を有するRB(最良と特定されたRB)407をUEに割り当てる。更に、基地局は、UEに追加RB409を割り当てるが、これは、好適には、最良と特定されたRBとは異なる。例えば、追加RBは、疑似乱数パターンや、最良と特定されたRBからの所定のオフセット等に基づき選択し得る。更に、TTI内でのRB407及び409の送信順序は、図示した順序と反対にすることも可能であるが、図示した順序は、最良RBの特定と利用との間のチャネル変動量を低減するには、好ましいことに留意されたい。このプロセスは、図4に示すように、幾つかの資源割当てサイクルに対して時間的に繰り返すことができる。
【0021】
割当てサイクルにおいてUEに追加RB409を割り当てる目的は、チャネル状態が時間と共に変化する際、チャネル帯域幅の高品質部分を連続的に特定し追跡する能力を提供することである。具体的には、最高品質を有する帯域幅部分は、時間と共に変化するが、本発明により、基地局は、UE送信の一部の現高品質帯域幅部分を識別し割り当てることが可能になる(従って、FS資源割当ての恩典が提供される)が、他方、追加のUE送信は、時間経過に伴う最良RBの位置変化を容易に特定するように割り当てられる。
【0022】
最良RBを識別する他の方法は、当分野で公知なように、幾つかのTTIにおいて、(例えば、特定のタイムスロットでデータ送信に用いる帯域幅より広い)広帯域チャネルサウンディング・パイロット信号の送信をUEにさせることである。しかしながら、広帯域チャネルサウンディング信号に用いる資源は、UEによるシステムの他のデータ送信に用い得ないことから、そのような方法では、オーバーヘッドの大幅な追加が生じる。本発明では、データ送信に用いる資源ブロックの新規の割当てにより、従来のチャネルサウンディングのオーバーヘッドの必要性が解消される。従来のチャネルサウンディングと比較したトレードオフは、UEデータ送信の(全体ではなくむしろ)一部分のみが最良RB上にあり得ることであり、また、従来の広帯域チャネルサウンディングは、全チャネル帯域幅を一度にサウンディングし得ることから、より高いドップラレートまでチャネル変動を追跡できることである。他のトレードオフとして、本発明は、広帯域チャネルサウンディングより信頼度の高いチャネル品質推定を提供し得るが、これは、UEからの送信電力が同じ場合、広帯域チャネルサウンディング信号の副搬送波毎のSNRが、より狭い帯域幅のRB送信の副搬送波毎のSNRよりも小さいためである。
【0023】
図4は、UEからの送信が異なる時刻に(時分割多重化されて)起こる例を示すが、もっと一般的には、UEからの幾つかの送信は、時間的に重なり得る(周波数多重化し得る)。図5は、図4と同様な実施形態を示すが、図4と異なる点は、TTI501における2つの送信503及び505(又は図示しないが、3つ以上の送信の可能性もある)が、時間的に重なり得ることである。DFTプリコーディング無しでOFDMを用いるシステムの場合、PAPRは、最初からかなり大きく、2つの送信が同時に行えるようにしても、PAPRにそれほど影響を及ぼさない。
【0024】
図4及び図5は、各送信の帯域幅が同じである例を示すが、もっと一般的には、TTI内で異なる帯域幅を用いたり、異なるTTI間で別々の帯域幅を用いたり、又は両方の場合など、異なる送信の帯域幅は異なってよく、また、単一のRBより大きくてよい。異なる送信帯域幅の場面例を図6に示す。送信603及び605は、図4の場面と同様な同じ送信帯域幅を有する。基地局は、UEから2つの送信603及び605を受信して、チャネル帯域幅の2つの各部分についてチャネル品質を推定する。そして、基地局は、UEの次の送信のために、UEへの資源割当ての実施を準備する。しかしながら、基地局は、割当ての1つについて、より大きな帯域幅を割り当てるように決定し得る(例えば、UEは、より高いデータレートで送信する必要があり得る)。送信603及び605は、各々1個のRBであるが、後続のTTIでの送信の1つについて、基地局が、3つの隣接RBを割り当てる場合を考える。この場合、基地局は、割当てのために選択すべき2組の時間周波数資源候補を有する。即ち、送信603のRB付近の3RB組の時間周波数資源及び送信605のRB付近の3RB組の時間周波数資源を有する。チャネル品質は、送信603及び605のRB上のみで直接評価し得ることから、基地局は、送信603から得たチャネル品質情報に基づいて、2組の時間周波数資源候補の内の一方のチャネル品質を推定し、また、送信605から得たチャネル品質情報に基づいて、2組の時間周波数資源候補の内の他方のチャネル品質を推定する。
【0025】
3つの隣接RB候補のチャネル品質を推定するための最も簡単な方法は、チャネルが、3つのRBにおいて相互に関連していると仮定し、また、その結果、近傍のRB又は3つのRBの範囲内のRBから得られたチャネル品質情報は、候補組のチャネル品質推定値として用い得ると仮定することである。この種の推定は、候補組の及ぶ帯域幅において、チャネルが適切に相互に関連したままである限り、良好に機能すると期待される。外挿又は予測等の別の種類の推定も、他の選択肢として用い得る。(例えば、将来の時点における一組の時間周波数資源の品質を推定するために)様々な推定技法を時間次元においても用い得る。図6に戻ると、基地局は、送信603のRB周辺の候補組の時間周波数資源が、送信605のRB周辺の候補組の時間周波数資源より高い推定チャネル品質を有すると判断しており、従って、基地局は、UEによる後続の送信のために候補組607を割り当てる。更に、基地局は、追加RB609(又は可能性として、複数のRB)をUEに割り当てるが、これは、追加のデータ送信、及び部分607より高い品質を有するチャネル帯域幅の部分の検索の双方の目的に役立つ。
【0026】
図6は、単一のUEによる代表的な動作を示す。複数のUEの場合、各UEに対して、候補組607等の大きい送信及び追加RB609等の小さい送信を有することが望ましい。この場合、利用可能な帯域幅内に送信を充分に詰め込むために、第1UEは、TTIの第1スロットに候補組607を有してよく、また、第2UEは、TTIの第2スロットに候補組607を有してよい。候補組607及び追加RB609が送られるスロットは、割当ての1ビットでもしくは上位層の信号伝達を介して通知するか、又はUE識別に基づいて知ることができる。
【0027】
図7は、広帯域チャネルサウンディングが本発明に組み込まれた場合の場面を示す。本場面では、UEは、長時間、沈黙状態であり(送信すべきデータが無く)、そして、少量の送信すべきデータが生じ、またかなり長い間沈黙状態になり、以降同様な状態が続き得る。便宜上、UEが送信すべき何らかのデータを有している時間をスケジューリング・サイクルと称する。UEが、沈黙期間からスケジューリング・サイクルに移行する場合、基地局で利用可能なUEのアップリンクチャネル品質情報は前もって存在しない。更に、UEは、送信すべきデータがわずかしかない場合、スケジューリング・サイクルには、少数の送信しか含み得ず、このことは、最良と特定されたRBが、スケジューリング・サイクルが終わる前にチャネル帯域幅の実際の最高品質部分に収束し得ないことを意味する。この場面における性能を改善するために、UEは、広帯域チャネルサウンディング・パイロット701をスケジューリング・サイクルの始めに送信して、基地局が初期の最良RB、即ち、チャネル帯域幅の最良部分を決定できるようにし得る。図示するように、広帯域サウンディング・パイロット701は、最小のデータ割当て(1RB)より大きい帯域幅を有し、且つ、計画されたデータ割当て以上の帯域幅を有し得る。基地局は、(例えば、チャネル品質がほぼ一定のままであると予想される限り)その後の幾つかの送信について、UEに最良RBを割り当て、次に、FSS−RAモードに移行する。図7の例において、基地局は、UEから広帯域チャネルサウンディング・パイロット信号を受信して約3ms後、FSS−RAモードへの移行を開始するが、この際、UEに対する1つの割当ては、広帯域チャネルサウンディング701から決定されたように最良RB703上にあり、また、第2の割当は、チャネル帯域幅の別の部分における他のRB上にある。
【0028】
図8は、本発明に基づく基地局等の無線通信ユニットの一実施形態を示す。通信ユニットには、1つ又は複数の受信アンテナ経路801(2つ図示)が含まれ、各々、アンテナ及びRF受信機803を有する。受信経路は、UE等の他の通信ユニットから信号を受信し、受信信号をダウンコンバートして、デジタル化し、それらをデータ復調器/復号器805及び多重資源チャネル品質推定器807に渡す。復調器/復号器805は、特定の時刻に復調される特定のUE信号によって用いられる変調及び符号化フォーマットに基づき、受信信号に含まれるデータを復調及び復号する。複数の受信アンテナ経路801により、復調器/復号器805は、復調/復号プロセスの一部として、ダイバーシティ合成、又は、異なる受信ブランチ上において受信信号の他の種類の空間処理を実施し得る。多重資源チャネル品質推定器807は、UEから受信した送信及び資源割当て器809からの命令に基づいて、複数組の時間周波数資源(例えば、複数のRB)のチャネル品質を推定する。複数の受信アンテナ経路801により、チャネル品質推定値には、好適には、複数の各組の時間周波数資源のチャネル品質に対するダイバーシティ合成の効果が含まれる。チャネル資源割当て器809は、どの組の時間周波数資源(候補組の時間周波数資源)がチャネル資源割当て器809にチャネル品質推定を提供するかに関して、多重資源チャネル品質推定器807に指示する。例えば、図4の場面において、特定時刻に2組の時間周波数資源候補があり、一方の候補組には、UEによって用いられた直近のTTIにおけるUE送信の内の1つと同じ組の副搬送波が含まれ、また、第2候補組には、UEによって用いられた直近のTTIにおける他のUE送信と同じ組の副搬送波が含まれる。チャネル資源割当て器809は、更に、多重資源チャネル品質推定器807からの推定値に基づき、どちらの候補組の時間周波数資源が高い推定チャネル品質を有するか決定し、UEによる後続のデータ送信のために、高いチャネル品質を有する候補組の時間周波数資源をUEに割り当てる。複数のUEに割当てを提供しようとする基地局の場合、2つ以上のUEが、同じ又は重なり合う候補組の資源について、高いチャネル品質推定値を有し得るという点において、衝突があり得る。この場合、1つのUEに他の候補組を割り当てたり、候補組をそれらが重なり合わないように修正したり、又は(非同期ハイブリッドARQの場合)後続のTTIに対する1つのUEの送信を無効にしたりすることによって、衝突を解決し得る。チャネル資源割当て器809は、更に、後続のデータ送信のために、追加の組の時間周波数資源をUEに割り当てる。割当ては、割当て情報を送信機813及び送信アンテナ811で送信することによって、UEに伝えられる。複数の送信アンテナ(図示せず)を用い得ること、また、送信機813及び受信機803は、幾つかの通信ユニットアーキテクチャにおいて、同じアンテナを利用し得ることに留意されたい。
【0029】
図9は、本発明に基づくUE等の他の通信ユニットの一実施形態を示す。データソース907は、送信すべきデータを提供する。データストリームプロセッサ909は、無線チャネル上での送信のためのデータを準備する。データストリームプロセッサ909は、ターボ符号化、畳み込み符号化、繰り返し符号化、拡散(これは、繰り返し符号化の一形態と見なし得る)等の何らかの種類の符号化を着信データに適用することによって、データの符号語を形成する。符号化されたデータは、データシンボル(QPSK、16−QAM等)にマッピングされる。符号化速度及び変調タイプは、基地局によって割り当てられた変調及び符号化速度に依存し得るが、これは、UEによって受信機903を用いてアンテナ経路901上で受信され、復調器/復号器905によって復調及び復号され、復調器/復号器905によってデータストリームプロセッサ909に渡される。更に、データストリームプロセッサは、UEによって用いられる送信フォーマットがDFT−SOFDMである場合、データシンボルのDFTプリコーディングを実施する。処理されたデータは、チャネル資源マッパ911に提供される。データストリームプロセッサは、更に、UEによって送信されたデータストリームの整合性のある復調をサポートする目的のために、チャネル資源マッパ911にパイロットシンボルを提供する。チャネル資源マッパ911は、データストリームプロセッサ909からの入力を時間周波数資源要素の組にマッピングする。例えば、データストリームプロセッサ909からの第1組の入力は、チャネル帯域幅の第1部分上で第1組の時間周波数資源にマッピングされ、また、データストリームプロセッサからの第2組の入力は、チャネル帯域幅の第2部分上で第2組の時間周波数資源にマッピングされる。特定時刻に用いる特定の組の時間周波数資源は、復調器/復号器905によって提供される基地局から受信された割当てに基づく。時間周波数資源の組上のマッピングデータは、送信機913に渡され、送信機913は、OFDM変調を実施して、変調データをアンテナ915から送信する。
【0030】
図10は、本発明の一実施形態のフローチャートを示す。第1送信は、通信ユニットから、例えば、基地局(図8)においてアンテナ経路801上で受信機803によって受信される(ステップ1001)。第1送信は、データを含んでおり、また、通信チャネル帯域幅の第1部分のみを占有する。第1送信は、通信ユニット(図9のUE等)からである。第1部分は、1つ又は複数の隣接資源ブロック又は特定の組の副搬送波であってよい。送信には、データが含まれるが、整合性のあるデータ復調をサポートするためのパイロット信号(パイロットシンボル等)を含んでもよい。
【0031】
チャネル品質は、図8の多重資源チャネル品質推定器807によって、第1候補組の時間周波数資源要素について推定される(ステップ1003)。このチャネル品質は、第1送信に含まれる受信データ又はパイロットの品質に基づく。
【0032】
第2送信は、通信ユニット(図8)によってアンテナ経路801上で受信機803により受信される(ステップ1005)。第2送信は、データを含んでおり、通信チャネル帯域幅の第2部分のみを占有する。第2部分は、1つ又は複数の隣接資源ブロックであるか、又は通信チャネル帯域幅の第1送信と異なる領域もしくは部分に好適には配置される一組の副搬送波であってよい。第2送信には、データが含まれるが、整合性のあるデータ復調をサポートするためのパイロット信号(パイロットシンボル等)を含んでもよい。データを含む第1又は第2送信が、整合性のある検出をサポートするためのパイロット情報又はパイロットシンボルを含む場合、パイロット情報は、ほぼデータと同じ帯域幅の部分に限定される(即ち、データ送信は、帯域外又は広帯域チャネルサウンディング・パイロットを含まない)。チャネル品質は、図8の多重資源チャネル品質推定器807によって、第2候補組の時間周波数資源要素について、推定される(ステップ1007)。第2候補組の時間周波数資源要素の品質は、第2送信に含まれる受信データ又はパイロットの品質に基づく。
【0033】
第1候補組の時間周波数資源には、好適には、帯域幅の第1部分のチャネル品質に相関すると予想されるチャネル品質を有する周波数資源が含まれる。例えば、第1候補組の時間周波数資源には、(図4に示す)第1送信と同じ周波数資源、(図6に示す)部分的に重なり合う周波数資源、又は(例えば、チャネルコヒーレンス帯域幅、遅延拡散、又はシステムで用いられるサイクリック・プレフィックス長に基づき)相関関係のあるチャネル品質を有すると予想される重なり合わない周波数資源を含み得る。
【0034】
第2候補組の時間周波数資源には、好適には、帯域幅の第2部分のチャネル品質と相関すると予想されるチャネル品質を有する周波数資源が含まれる。例えば、第2候補組の時間周波数資源には、(図4に示す)第2送信と同じ周波数資源、(図6に示す)部分的に重なり合う周波数資源、又は(例えば、チャネルコヒーレンス帯域幅、遅延拡散、又はシステムで用いられるサイクリック・プレフィックス長に基づき)相関関係のあるチャネル品質を有すると予想される重なり合わない周波数資源を含み得る。
【0035】
図10に戻ると、高い推定チャネル品質を有する第1及び第2組の時間周波数資源候補の1つが、UEによる後の(後続の)データ送信のためにUEに割り当てられる(ステップ1009)。第1及び第2組の時間周波数資源候補は、通信チャネル帯域幅の異なる部分内に存在することから、UEへの周波数選択的資源割当ての恩典が提供される。割当ては、図8のチャネル資源割当て器809によって決定され、送信機813及びアンテナ811によってUEに伝えられる。更に、他の追加の組の時間周波数資源が、チャネル資源割当て器809によって、UEによる後の(後続の)送信のためにUEに割り当てられる(ステップ1011)。追加の組の時間周波数資源は、高いチャネル品質を有する候補組と異なる組の副搬送波を含むことが好ましい。言い換えると、割り当てられる追加の組の時間周波数資源は、好適には、より高い推定チャネル品質を有する第1及び第2組の時間周波数資源候補の内の1つに等しくない。追加の組に異なる副搬送波があると、(UEが追加の組の時間周波数資源上で送信を行う際)チャネル帯域幅のもう1つの部分のチャネル品質情報が基地局に提供され、基地局によるチャネル帯域幅におけるチャネル品質の変化の識別が支援される。
【0036】
尚、図10で用いる特定の順序のステップは、本発明について同じ時間順のステップが必要であることを意味しない。例えば、第1送信は、第2送信の前、後又は同時に受信してよく、第1組の時間周波数資源候補についてのチャネル品質推定は、第2送信の受信の前、後、又は同時に行ってよく、追加の組の時間周波数資源割当ては、第1及び第2候補組の内の高い推定チャネル品質を有する方の割当て前、後、又は同時に行ってよい。
【0037】
図10の論理フローにおいて、第1及び第2送信は、好適には、受信される時刻間でチャネル品質が大きく変わらないように、時間的に近接して受信される。例えば、特定のUEからの送信を時分割多重化するDFT−SOFDMを用いるシステムでは、第1送信は、タイムスロットkで受信し、第2送信は、タイムスロットk+1で受信し、又は、第1送信は、タイムスロットkで受信し、第2送信は、タイムスロットk−1で受信し、又は、もっと一般的には、第1送信はタイムスロットkで、また第2送信はタイムスロットk±mで受信可能である。ここで、mは整数であり、m個のタイムスロットにわたってチャネル品質の相関関係が維持されるように、充分小さいことが好ましい。UEによるOFDM送信の場合も、第1及び第2送信は、タイムスロットk及びk±mで起こり得るが、OFDMは、上述したPAPR特性により、DFT−SOFDMよりもm=0の場合(図5に示すような同時送信)にもっと適している。従って、OFDMの場合、第1及び第2送信は、好適には、時間的に重なり合うが、周波数的には重なり合わない(チャネル帯域幅の異なる部分にある)。タイムスロット内において、送信は、時間的には複数のシンボル期間、及び周波数的には複数の副搬送波を含み得る。
【0038】
図10の方法は、時間と共にUEに一連の資源割当てを提供するために、様々な時点において繰り返し得ることに留意されたい。この場合、第1送信は、図10の方法によってUEに行われた以前の割当てに基づき得る。具体的には、第1送信は、高い品質を有する以前割り当てられた組の時間周波数資源候補(時間的に前のステップ1009)又は以前割り当てられた追加の組の時間周波数資源(時間的に前のステップ1011)のいずれかに対応し得る。
【0039】
図11は、図10の割り当てられた組の資源が、データ符号語の送信のためにUEによってどのように用い得るかに関して、本発明の追加の態様を示す(符号語については図9と共に上述した)。図11の周波数軸には、周波数について現在の相対的な通信チャネル品質の表現例が含まれる(例えば、複合チャネル利得の大きさ)。参照数字1101は、単一の符号語割当ての場合を示すが、符号語は、2つの部分に分割される。この場合、第1及び第2候補組の時間周波数資源の内割り当てられた1つは、符号語の第1部分(1103)用であり、また、追加で割り当てられた組の時間周波数資源は、符号語の第2部分(1105)用である。参照数字1107は、多符号語割当ての場合を示すが、この場合、第1及び第2候補組の時間周波数資源の内割り当てられた方は、第1符号語(1109)用であり、また、追加で割り当てられた組の時間周波数資源は、第2符号語(1111)用である。参照数字1113は、混合符号語割当ての場合を示すが、この場合、第1及び第2候補組の時間周波数資源の内の割り当てられた一つは、第1符号語(1115)及び第2符号語の一部分のみのためのものであり、また、追加の組の時間周波数資源は、第2符号語の残りの部分(1117)のためのものである。
【0040】
混合符号語割当ての恩典は、第2符号語が、第1符号語が経験する、より高いチャネル品質の恩典を部分的に受けられ、これにより、第2符号語を正確に検出する確率が改善されることである。符号語割当ての種類は、システム設計パラメータに基づき事前に決めるか、又は、図8における基地局のチャネル資源割当て器809によって選択し、資源割当ての一部として明示的又は暗示的に伝達してよい。UEにおいて、図9のデータストリームプロセッサ909は、送信に必要な数の符号語を準備し、また、チャネル資源マッパは、用いられる符号語割当ての種類に基づいて、割り当てられた組の時間周波数資源に1つ又は複数の符号語をマッピングする。混合符号語の場合、異なるMCSを異なる符号語に用いることがあり、また、相対的なサイズ及び混合パターンは、図11に示すものとは異なり得ることに留意されたい。
【0041】
図10の論理フローにおいて、時間周波数資源要素の組の割当ては、単一のメッセージで伝達し得る。この場合、基地局は、図8のチャネル資源割当て器809でチャネル資源割当てメッセージを準備し、このメッセージを送信機813及びアンテナ811でUEに送信する。次に、チャネル資源割当てメッセージの幾つかの態様の実施形態について述べる。
【0042】
上述したように、通信チャネル帯域幅は、資源ブロック(RB)又は時間周波数資源の組に分割され、各々、異なる組の副搬送波を含む。これらのRBは、資源割当てプロセスにおいて各RBを識別する目的のためにインデックスでラベル表示し得る。合計300個の割当可能な副搬送波を有し、RBサイズが12個の隣接副搬送波であるシステムの例について考える。このシステムの場合、合計300/12=25RBが存在する。RBは、様々な方法で索引付けが可能であり、通信チャネル帯域幅の最も低い部分(即ち、12個の最低周波数副搬送波)から始まるRBをインデックスp=0のRBとしてラベリングし、次に高い12個の副搬送波周波数を有する(インデックスp=0のRBに隣接する)RBをインデックスp=1のRBとしてラベリングして、インデックスp=24のRBまでラベリングする。
【0043】
一実施形態において、資源割当てメッセージには、より高い推定チャネル品質を有する第1及び第2組の時間周波数資源候補の内の一つを割り当てるための第1RBインデックス(又は時間周波数資源インデックス)、及び追加の組の時間周波数資源を割り当てるための第2RBインデックス(又は時間周波数資源インデックス)が含まれる。第1及び第2RBインデックスの送信は、アップリンクグラントが、より大きなダウンリンクグラントのサイズに適合するために、予約ビットを含み得る場合、追加の帯域幅を消費しないことがある。その場合、インデックス等のFSS情報の送信は、予約ビットの替わりでよい。
【0044】
他の実施形態において、資源割当てメッセージには、第1及び第2組の時間周波数資源候補の内高い推定チャネル品質を有する方を割り当てるための候補組の指標が含まれる(同じものに対してRB又は時間周波数資源のインデックスを含むのではなく)。候補組の指標は、1ビット程度の大きさでよい。例えば、1ビットの候補組の指標がゼロに設定された場合、それは、(図10の方法において)第1送信に用いたものと同じRB又は時間周波数資源の組が割り当てられていることを示し得るが、一方、ビット値1は、(図10の方法において)第2送信に用いたものと同じRB又は時間周波数資源の組が割り当てられていることを示し得る。OFDM送信の場合、第1送信は、下位のRBインデックスに対応し、また、第2送信は、上位のRBインデックスに対応し得る。候補組の指標のビット数は、時間と共に異なる帯域幅資源割当てをサポートするために、1より大きくし得る。例えば、第1ビットは、上述した1ビットの場合と同じ意味を有し得るが、追加ビットは、割当ての帯域幅(RBの数等)と、第1ビットが意味する値と比較して開始RBインデックスをオフセットする開始RBインデックス・オフセットと、を示し得る。更に、割当てメッセージには、追加の組の時間周波数資源を割り当てるためのRB又は時間周波数資源インデックスを含み得る。ビットの総数は、FS割当てに必要なものより1ビットのみ(又は僅かに)大きくなり得る。
【0045】
他の実施形態において、追加の組の時間周波数資源用のインデックスを含む必要性は、追加の組の割当てを所定の方式に基づかせることによって解消される。これによって、追加の組の時間周波数資源が自動的に割当てられる。例えば、この自動割当ては、所定のホッピングパターン、又は第1及び第2組の時間周波数資源候補の内高い推定チャネル品質を有する方からの所定の周波数オフセットに基づき決定し得る。ホッピングパターンは、第1インデックスから独立していてもよく(絶対的ホッピングパターン等)、又は相対的ホッピングパターンであってもよい(この場合、現在のホップ値は、第1インデックスからのオフセットを表す)。
【0046】
他の実施形態において、資源割当てメッセージは、従来のFS資源割当て及び本発明のFSS−RAの双方を効率的にサポートできように構成されており、また、時間が経つにつれてこれらの割当てモード間で簡単に切り替えられるように構成される。本実施形態では、資源割当てメッセージには、割当てモードがFSS又はFSであるかを示すモード指標が含まれる。指標は、1ビット程度の大きさであってよい。指標がFS割当てモードを示す場合、メッセージにおける1つ又は複数の割り当てられたRBは、割当ての持続時間(例えば、TTI内における2つのスロット)の間、一定である。RB割当ては、割当てメッセージに含まれるRBインデックスに基づき得る。更に、資源割当てメッセージには、(上述した)候補組の指標が含まれることがあり、これは、FS割当てモードでは無視し得る(又は、周波数非選択的又は周波数ホッピングモードの表示等、他の目的に用い得る)が、FSS割当てモードでは用いられる。指標がFSS割当てモードを示す場合、候補組の指標は、第1割当ての1つ又は複数のRBを決定し、RBインデックスは、第2割当てのためのRBを示す。UEが正確に資源割当てメッセージを受信しない場合、候補組の指標のコンテクストは、失われるか、又は誤って解釈され得ることに留意されたい。しかしながら、基地局は、そのような場合、UEからの送信を受信しない(又は、基地局は、割当てに基づいて、UEからの予期した送信の復号を試行し得るが、その復号は失敗する)ため、基地局は、いつ割当てメッセージが正確に受信されなかったか判断し得ることになる。あるいは、UEは、割当てメッセージを正確に受信したかも知れないが、基地局が、UEから受信した送信内容の適切な復号に失敗し、そして、送信が試行されなかった可能性があったと、エネルギ検出等によって判断する。いずれの場合でも、基地局は、UEが割当てメッセージを正確に受信したかどうか知り得ない。基地局は、この状況を次のように修正又は復旧することができる。RBインデックスが明確に含まれ、(この状況では)あいまいな可能性のある候補組の指標の解釈を試みる必要がないことから、基地局はまずFSモードでUEへの資源割当てを行い得る。そして、基地局が、まさに今割り当てた資源での送信を受信し、正確に復号した場合、基地局は、次の資源割当てはFSSモードを用いて行い得ることが分かるが、この理由は、UEが、以前の資源割当てに対応する第1及び第2タイムスロット(第1及び第2送信)上での送信にどの組の資源が用いられたか分かるためである。
【0047】
上述した各実施形態において、資源割当てメッセージには、追加情報、例えば、変調/符号化方式(modulation/coding scheme,MCS)指標、割り当てられているRBの数の指標を含み得る。資源割当てが送信に用いられようとする時間は、割当てメッセージにおいて示すか、又は他の選択肢として、所定の規則(例えば、1つのTTIにおいて送信される割当てメッセージは、資源が将来2つのTTIに用いるために割り当てられることを意味する)に基づき、資源割当てメッセージが送信される時間と暗に結び付け得る。
【0048】
表1は、図11に示す様々な符号語モード用の資源割当てメッセージに含み得る情報の部分の幾つかの例を示す。
【0049】
【表1】

図12は、図9のUE等の通信ユニットにおいて、資源割当てを得るための本発明の一実施形態のフローチャートである。第1送信が、図9の送信機911によって実施される(ステップ1201)が、第1送信は、データを含んでおり、また、第1送信は、通信チャネル帯域幅の第1部分のみを占有する。第1部分は、例えば、1つ又は複数の隣接資源ブロック又は特定の組の副搬送波である。送信には、更に、整合性のあるデータ復調をサポートするためのパイロット信号(パイロットシンボル等)を含み得る。第2送信が、図9の送信機911によって実施される(ステップ1203)が、第2送信は、データを含んでおり、また、第2送信は、通信チャネル帯域幅の第2部分を占有する。例えば、第2部分は、1つ又は複数の隣接資源ブロック、又は、通信チャネル帯域幅における第1送信と異なる領域もしくは部分に好適には配置された一組の副搬送波であってよい。第2送信には、更に、整合性のあるデータ復調をサポートするためのパイロット信号(パイロットシンボル等)を含み得る。データを含む第1又は第2送信が、整合性のある検出をサポートするためのパイロット情報又はパイロットシンボルを含む場合、パイロット情報は、データと同じ帯域幅の部分に実質的に限定される(即ち、データ送信は、帯域外又は広帯域チャネルサウンディング・パイロットを含まない)。
【0050】
割当てメッセージは、図9の受信機903によって受信され(ステップ1205)、復調器/復号器905によって復調/復号される。メッセージは、候補組の指標を含むことによって、通信ユニットによる後続の送信のために、第1組の時間周波数資源を割り当てる。候補組の指標は、復調器/復号器905によってチャネル資源マッパ911に提供される。候補組の指標は、時間周波数資源候補の第1又は第2組の内のどちらが、通信ユニットに割り当てられるか示す。例えば、候補組の指標は、わずか1ビットであってよく、ゼロのビット値は、第1組の時間周波数要素候補が割り当てられることを示し、1のビット値は、第2組の時間周波数要素候補が割り当てられることを示す(又は、ビット値のマッピングが本例とは反対である場合、その逆である)。通信ユニットは、少なくとも候補組の指標、及び通信チャネル帯域幅の第1部分又は第2部分の内の少なくとも1つに基づき、チャネル資源マッパ911において、割り当てられた候補組の時間周波数資源(第1組の割り当て時間周波数資源)を決定する(ステップ1207)。候補組の指標が、第1候補組の時間周波数資源要素が割り当てられることを示す場合、チャネル資源マッパ911は、割り当てられる組の時間周波数資源が、第1送信と同じ組の副搬送波(通信チャネル帯域幅の一部)上にあることを知る。しかしながら、候補組の指標が、第2候補組の時間周波数資源要素が割り当てられることを示す場合、チャネル資源マッパ911は、割り当てられる組の時間周波数資源が、第2送信と同じ組の副搬送波(通信チャネル帯域幅の一部)上にあることを知る。上述したように、候補組の時間周波数資源と第1又は第2送信に用いられる時間周波数資源との間には、直接的な関係がある。しかしながら、候補組の指標は、1ビットより大きくてもよく、また、追加のビットを用いて、上述した直接的関係の修正を表示し得ることに留意されたい。例えば、追加のビットは、追加の周波数オフセット(例えば、副搬送波の数、RBの数)、送信帯域幅の変化(例えば、追加RBの数、又はRB数の減少)、送信帯域幅の値(例えば、RBの数)等を指定し得る。これらの追加ビットは、更に、割当てメッセージのもう1つの部分であると見なし得る。
【0051】
メッセージは、更に、通信ユニットによる後続の送信のために、通信ユニットに第2組の時間周波数資源を割り当てる。第1組の時間周波数資源は、通信チャネル帯域幅の第1部分及び第2部分の内1つを占有し、また、第2組の時間周波数資源は、通信チャネル帯域幅の第1及び第2部分以外の帯域幅の部分を占有する。
【0052】
メッセージに基づき、ステップ1209において、通信ユニットは、図9のチャネル資源マッパ911で第2組の時間周波数資源要素を決定する。上述したように、第2(追加の)組の時間周波数資源は、システム設計及びパラメータに応じて、様々な方法で(例えば、明示的にインデックスに基づき、又は自動的に所定の方式に基づき)決定し得る。図9の通信ユニットは、更に、データソース907からデータを得て、データストリームプロセッサ909により送信用データを準備し、対応する割り当てられた組の時間周波数資源にデータストリームプロセッサ909の出力をチャネル資源マッパ911でマッピングし、そして、対応する割り当てられた組の時間周波数資源上において送信機913で送信を行う。これらの機能については、図9と共に上述した。
【0053】
図10と共に上述したように、図12のフローチャートのステップの順序は、必ずしも本発明が同じ順序のステップを用いなければならないことを意味するものではない。
本発明について、具体的に示し、特定の実施形態を参照して述べたが、当業者は、形式及び細目の様々な変更を、本発明の精神及び範囲から逸脱することなくそれらに対して行い得ることを理解されたい。そのような変更は、添付の請求項の範囲内にあるものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ユニットによる通信のために、前記通信ユニットに資源を割り当てる方法であって、
前記通信ユニットから第1送信を受信する段階であって、前記第1送信はデータを含み、かつ通信チャネル帯域幅の第1部分のみを占有する、前記第1送信を受信する段階と、
前記受信した第1送信に基づき第1組の時間周波数資源候補のチャネル品質を推定する段階と、
前記通信ユニットから第2送信を受信する段階であって、前記第2送信は、データを含み、かつ前記通信チャネル帯域幅の第2部分のみを占有する、前記第2送信を受信する段階と、
前記受信した第2送信に基づき第2組の時間周波数資源候補のチャネル品質を推定する段階と、
前記通信ユニットに、より高い推定チャネル品質を有する前記第1及び前記第2組の時間周波数資源候補の内の一つを割り当てる段階と、
少なくとも前記通信ユニットによるデータ送信のために、前記通信ユニットに前記通信ユニットへの追加の組の時間周波数資源を割り当てる段階と
を備える方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記割り当てられた追加の組の時間周波数資源は、より高い推定チャネル品質を有する前記第1及び前記第2組の時間周波数資源候補の内の一つと等しくない、前記方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記第1及び前記第2組の時間周波数資源候補は、前記通信チャネル帯域幅の異なる部分内に存在する、前記方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記第1送信は、タイムスロット(k)において受信され、前記第2送信は、タイムスロット(k±1)において受信される、前記方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、前記第1及び第2送信は、時間的に重なり合うが、周波数的に重なり合わない、前記方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法であって、前記第1送信は、時間的には複数のシンボル期間にわたり、周波数的には複数の副搬送波にわたり、かつ前記通信ユニットへの以前の割当てに基づく、前記方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、前記第1送信は、パイロットを更に含み、前記第1チャネル品質を推定する前記段階は、前記第1送信に含まれる前記データ又はパイロットの内の少なくとも1つに基づく、前記方法。
【請求項8】
通信ユニットが資源割当てを得るための方法であって、
第1送信を実施する段階であって、前記第1送信はデータを含み、かつ通信チャネル帯域幅の第1部分のみを占有する、前記第1送信を実施する段階と、
第2送信を実施する段階であって、前記第2送信はデータを含み、かつ前記通信チャネル帯域幅の第2部分のみを占有する、前記第2送信を実施する段階と、
前記通信ユニットによる後続の送信のために、第1及び第2組の時間周波数資源を割り当てるメッセージを受信する段階であって、前記第1組の時間周波数資源は、前記通信チャネル帯域幅の前記第1部分及び前記第2部分の内の1つを占有し、前記第2組の時間周波数資源は、前記通信チャネル帯域幅の前記第1及び前記第2部分以外の、前記帯域幅の部分を占有する、前記メッセージを受信する段階と、
前記メッセージに基づいて、割り当てられた候補の組の時間周波数資源を判断する段階と
を備える方法。
【請求項9】
請求項18に記載の方法であって、前記メッセージには、周波数半選択的動作モードを示すモード指標を更に含む、前記方法。
【請求項10】
装置であって、
通信ユニットから第1送信を受信する受信機であって、前記第1送信はデータを含み、かつ通信チャネル帯域幅の第1部分のみを占有し、前記受信機は、前記通信ユニットから第2送信を更に受信し、前記第2送信はデータを含み、かつ前記通信チャネル帯域幅の第2部分のみを占有する、前記受信機と、
チャネル品質推定器であって、第1組の時間周波数資源候補のチャネル品質を前記受信した第1送信に基づいて推定し、第2組の時間周波数資源候補のチャネル品質を前記受信した第2送信に基づいて推定する、前記チャネル品質推定器と、
チャネル資源割当て器であって、より高い推定チャネル品質を有する前記第1及び前記第2組の時間周波数資源候補の内の一つを前記通信ユニットに割り当て、更に、少なくとも前記通信ユニットによるデータ送信のために、前記通信ユニットに前記通信ユニットへの追加の組の時間周波数資源を割り当てる前記チャネル資源割当て器と
を備える装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2010−519873(P2010−519873A)
【公表日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−551898(P2009−551898)
【出願日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/055985
【国際公開番号】WO2008/115699
【国際公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(390009597)モトローラ・インコーポレイテッド (649)
【氏名又は名称原語表記】MOTOROLA INCORPORATED
【Fターム(参考)】