説明

マルチメディアメッセージ処理サービスのための方法及びシステム

本発明は、通常はメッセージの開始部分であるマルチメディアメッセージの一部がモバイル端末に予め送信及び格納されることを可能にする。ユーザがメッセージの閲覧を所望するとき、ローカルに格納されているメッセージ部分が即座に再生されると同時に、モバイル端末にあるユーザエージェントがストリーミング技術を利用して、残りのコンテンツを取得するためメディアサーバにアクセスする。これにより、再生には認識可能な遅延はほとんど発生しないため、メッセージ全体がローカルに格納されているという印象をユーザに与えることができ、より良好なユーザ体感を提供することができる。コンテンツのダウンロードされる部分は、マルチメディアメッセージ全体の一部、あるいは宣伝として第三者により提供される無関係のリッチメディアメッセージとすることができる。このようにして、モバイル端末上のローカルな記憶スペースの利用がより効率的なものとなるであろう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に無線通信技術に関し、より詳細には、マルチメディアメッセージ処理サービスのための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話などのモバイル端末は、他の人々と通信するための一般的な手段となってきている。現在、多数のサービスがモバイル端末上で利用可能である。これら一般的サービスの1つとして、画像、発話、音声及び映像コンテンツを含むモバイルマルチメディアサービス(MMS)がある。このサービスは、ユーザ間のメッセージ処理を向上させるものであり、コンテンツプッシュ(content−push)サービスへの下準備を行う。ますます多くのリッチメディア対応のモバイル端末とネットワーク構成が利用可能になる従い、オンデマンドモバイルマルチメディアサービスが、モバイルブラウジング処理及びコンテンツアクセス処理を向上させるメディアストリーミング及びダウンロード技術を介しユーザに提供されるであろう。
【0003】
高機能マルチメディアサービスは、モバイルネットワークにおける使用、運営者収入及び帯域幅の利用を促進することが期待される。しかしながら現在、リッチメディアメッセージは、比較的小さなユーザスペース(典型的には、2Mバイト)しか備えないモバイル端末がローカルに格納するには大きくなり過ぎている。例えば、毎秒10フレーム(10fps)で再生される2分間のMPEG−4符号化QCIF(Quarter Common Intermediate Format)は、約1.5Mバイトのスペースを要するであろう。このことは、市場で販売されている大部分の携帯電話にとっては、様々なアプリケーションによりその小さな記憶スペースが共有されているため許容できないものである。
【0004】
図1は、第3世代システムの仕様を策定する組織である3GPP(Third Generation Partnership Project)により規定されるようなMMS基準アーキテクチャ10を示す。図1において、MMSリレイ/サーバ20は、課金システム32、MMS付加価値サービス(VAS)アプリケーション34、MMSユーザデータベース36、HLR(Home Location Register)38、及び電子メール、ファックス、SMSなどの機能を提供する複数の外部サーバ42〜48を有する各種要素に接続される。サーバ48は、映像を含むリッチメディアコンテンツを格納するメディアサーバである。あるいは、サーバ48は、MMSリレイ/サーバ20に配置されてもよいし、あるいはウェブサーバであってもよい。MMSリレイ/サーバ20はまた、他のMMSE(マルチメディアメッセージサービス環境)にある「外部の」MMSリレイ/サーバ40に接続される。MMSEは、一元的な管理制御下にあるMMSに固有のネットワーク要素群を意味し、複数のMMSリレイ/サーバを有するかもしれない。MMSユーザエージェントA、B及びCは、MMSリレイ/サーバを介し互いにマルチメディアメッセージを送信することができる。MMSユーザエージェントは、ユーザのためにMMSに固有の処理を実行する外部装置またはモバイル端末(例えば、ユーザ装置(UE)、モバイルステーション(MS)など)上のアプリケーションを意味する。
【0005】
図2は、マルチメディアメッセージ(MM)送信プロセスのフローチャートである。それは、従来方法によるストリーミングを介したマルチメディアメッセージの送信方法を示す。MMSメッセージ通知を受信すると、MMSユーザエージェントは、関連するモバイル端末のユーザに新しいMMが到着したことを通知する(ステップ102)。ユーザが当該MMの閲覧を選ぶと(ステップ106)、MMに付属する添付データが構文解析され(ステップ112)、SDP(Session Description Protocol)が添付されているか判断する(ステップ116)。SDPファイルには、セッションの記述(セッション名、作成者などを含む)、提供されるメディアのタイプ及びメディアのビットレートが含まれる。SDPファイルが添付されていない場合、それは、MMがプレーンテキストのみを有するメッセージなどのストリーミング不可であるコンテンツを含むためであるかもしれない。このような場合、MMSユーザエージェントは、当該MMを即座に提供する。他方、SDPファイルが添付されている場合、それを構文解析する(ステップ122)。SDPファイルからのパラメータにより、MMSユーザエージェントは、RTP(Transport Protocol for Real−Time Applications)/RTSP(Real Time Streaming Protocol)プロトコルを介しメディアサーバとモバイル端末を接続し(ステップ126)、ストリーミングを介しメディアサーバからコンテンツを受信することができる(ステップ132)。同時に、MMSユーザエージェントは、当該MMを提供することができる(ステップ136)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、無線環境におけるメディアサーバからのライブによるストリーミングは、2分間のMPEG−4QCIF映像メッセージに対して約8〜15秒というかなりの時間を要する。より大きな映像メッセージでは、2分間の各映像セグメントが到着するのに8〜15秒間待機しなければならないため、ユーザは不連続なセグメントにより当該メッセージを閲覧しなければならなくなるであろう。各映像メッセージに対し6〜15秒間の初期的な待機時間を通常必要とするインターネット上の映像ストリーミングが実行されると、映像メッセージのサイズと無関係に、無線環境における遅延は許容できないほど長いものとなり、ユーザはいらいらしながら待機しなければならなくなるであろう。
【0007】
従って、MMの受信及び閲覧に関するユーザの体感を大きく向上させるMMSシステムが必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、通常はメッセージの開始部分(例えば、メッセージの最初の10秒間など)であるマルチメディアメッセージの一部がモバイル端末に予め送信及び格納されることを可能にする。例えば、10秒間のMPEG−4符号化QCIF映像は、約80〜120Kスペースを占有するが、これはメッセージ全体を格納するのに要する容量よりはるかに小さい。ユーザがメッセージの閲覧を所望するとき、ローカルに格納されているメッセージの当該部分が即座に再生されると同時に、モバイル端末にあるユーザエージェントがストリーミング技術を利用して、残りのコンテンツを取得するためメディアサーバにアクセスする。
【発明の効果】
【0009】
これにより、再生には認識可能な遅延はほとんど発生しないため、メッセージ全体がローカルに格納されているという印象をユーザに与えることができ、より良好なユーザ体感を提供することができる。コンテンツのダウンロードされる部分は、マルチメディアメッセージ全体の一部、あるいは宣伝として第三者により提供される無関係のリッチメディアメッセージとすることができる。このようにして、モバイル端末上のローカルな記憶スペースの利用がより効率的なものとなるであろう。
【0010】
本発明のより完全な理解と共に他の課題および効果は、添付された図面に関してなされる以下の説明及び請求項を参照することにより明確化され、理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は、通常はメッセージの開始部分(例えば、メッセージの最初の10秒間など)であるマルチメディアメッセージ(MM)の一部がモバイル端末またはユーザ装置(UE)に予め送信されることを可能にする。例えば、10秒間のMPEG−4符号化QCIF映像は、約80〜120Kスペースを占有するが、これはメッセージ全体を格納するのに要する容量よりはるかに小さい。ユーザがMMの閲覧を所望するとき、ローカルに格納されているメッセージの当該部分が即座に再生されると同時に、UE上のユーザエージェントが3GPP標準仕様に規定されるストリーミング技術を利用して、残りのコンテンツを取得するためメディアサーバにアクセスする。これにより、再生には認識可能な遅延はほとんど発生しないため、メッセージ全体がローカルに格納されているという印象をユーザに与えることができ、より良好なユーザ体感を提供することができる。コンテンツの予めダウンロードされる部分は、マルチメディアメッセージ全体の一部、あるいは広告として第三者により提供される無関係のリッチメディアメッセージとすることができる。
【0012】
図3は、本発明の第1実施例によるMMの送受信に関して、モバイル端末上のMMSユーザエージェントにより実行されるプロセス200を示すフローチャートである。図示されるように、ユーザエージェントがMMSメッセージ通知を受信した後(ステップ202)、ユーザエージェントはメッセージ通知の添付データの構文解析を試行し(ステップ206)、SDPファイルが添付されているか判断する(ステップ212)。前述のように、SDPファイルには、セッションの記述(セッション名、作成者など)、提供されるメディアのタイプ及びメディアのビットレートが含まれる。例えば、MMがテキストメッセージのみなどのストリーミング不可であるコンテンツを含むなどの理由から、SDPファイルが添付されていない場合、ユーザエージェントはユーザに新たに到着したMMを通知し(ステップ220)、ユーザはメッセージを閲覧する選択肢を有することが可能となる。
【0013】
しかしながら、SDPファイルが添付され、ユーザエージェントが当該SDPファイルを構文解析した後、リッチメディアコンテンツへのリンクがSDPファイルに含まれていると認めると(ステップ214)、RTPプロトコルを利用して、例えば15秒間などの所定の期間に対するメッセージ部分をメディアサーバから即座にダウンロードしようとする(ステップ222)。ユーザエージェントはまた、ネットワーク特性、モバイル端末容量及びユーザ選好に関する情報を有するモバイル端末内のデータベースに問い合わせることにより、MMの当該部分がどの程度予め取得されるべきか判断するようにしてもよい。その後、ダウンロードが成功したか判断される(ステップ232)。ダウンロードがネットワークやメディアサーバに関する問題などにより失敗した場合、ユーザエージェントはユーザに新たに到着したMMを通知し(ステップ220)、図2に示されるような従来方法によりメッセージを送信する。
【0014】
他方、ダウンロードが成功すると、MMの15秒分などのMMの一部を受信することにより、ユーザエージェントは当該受信部分をローカルに保存し、以降の利用のため、ローカルに格納されたコンテンツサイズ、当該コンテンツの残りの部分を取得する場所、残りの部分のサイズなどを記述するなどによりSDPファイルを変更する(ステップ236)。その後、ユーザエージェントは、新たなMMが到着したことをユーザに通知する(ステップ220)。ユーザがMMの閲覧を所望する場合、ユーザエージェントは、当該受信部分を即座に再生すると同時に、MMの残りの部分に対して従来方法によりメディアサーバとのストリーミング接続を設定するようにする。大部分の状況下では、MMの受信部分が再生されている期間中にはメディアサーバとの接続を設定するための十分な時間があり、このため、ユーザはMMの残りのコンテンツをシームレスに閲覧することができるであろう。このようにして、ユーザは、MMの閲覧を開始するのに要した8〜15秒の待機時間を解消することにより、MMに迅速にアクセスすることができるであろう。本発明はまた、MMをローカルに閲覧しているという印象をユーザに与え、これにより、典型的なユーザのイライラを緩和することができるであろう。ユーザが再生されているコンテンツが面白くないと感じた場合、さらに時間を費やすことなく接続を即座に中断することができる。
【0015】
図4は、本発明の第2実施例によるMMSサーバ(例えば、MMSリレイ/サーバ20など)により実行されるMM送信プロセス300を示すフローチャートである。MMを受信すると(ステップ302)、MMSサーバはリッチメディアコンテンツが含まれているか判断する(ステップ306)。テキストのみしか含んでいない場合、MMをユーザに即座に利用可能とするため、MMSサーバは変更することなく当該メッセージを直接UEに送信する(ステップ310)。他方、テキスト以外の情報を有する場合、MMSサーバは当該メッセージを変更する必要がある。MMSサーバは、まずリッチメディアコンテンツを有する当該メッセージをメディアサーバなどの予め選択されている場所に格納し(ステップ312)、最初の15秒分などの当該メッセージの一部をコピーする(ステップ316)。その後、MMSサーバは、メッセージの位置、メッセージのコピーされた部分の長さ及び他の情報を含むSDPファイルを生成する(ステップ326)。その後、MMSサーバは、新たなMMを生成するため、もとのメッセージのコピーされた部分にこのSDPファイルを添付する(ステップ332)。あるいは、MMSサーバはまた、広告などの第三者のコンテンツにSDPファイルを添付するようにしてもよい。この新たに生成されたMMは、ユーザエージェントに送信される(ステップ310)。
【0016】
MMSサーバから新たなMMを受信すると、ユーザエージェントは、ダウンロードされたメッセージと同様にしてそれを保存する。ユーザがメッセージを閲覧しようとするとき、ユーザエージェントはまず、ローカルに格納されているコンテンツを再生すると同時に、添付されたSDPファイルにより与えられる情報を利用して、メディアサーバとのストリーミング接続を確立しようとする。これにより、ユーザは当該メッセージの残りのコンテンツをシームレスに閲覧することが可能となるであろう。このようにして、モバイル端末上のローカル記憶スペースをより効率的に利用することが可能となる。
【0017】
上述のように、ユーザエージェントにより受信された部分的にダウンロードされたコンテンツは、もとのMMの一部であるか、あるいは第三者により広告として与えられた無関係なリッチメディアメッセージとすることができる。後者の場合、第三者は、ユーザが添付した広告をすべて閲覧すれば、ユーザが無料でMMにアクセスすることを許可するかもしれない。同様にして、複数のMMが同一の広告などのローカルに格納されている同一のコンテンツにリンクすることができる。
【0018】
本発明が特定の実施例に関して説明されたが、上記説明に基づき多数の代替、改良及び変形が当業者に明らかとなるは明白である。従って、そのようなすべての代替、改良及び変形は添付された請求項の趣旨及び範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、3GPPにより規定されるようなMMS基準構成を示す。
【図2】図2は、従来のマルチメディアメッセージ送信プロセスのフローチャートである。
【図3】図3は、本発明の第1実施例によるマルチメディアメッセージの送受信に関してMMSユーザエージェントにより実行されるプロセスを示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の第2実施例によるMMSサーバにより実行されるマルチメディアメッセージ送信プロセスを示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル端末であって、
入力マルチメディアメッセージの通知を受信する手段と、
前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有するか判断する手段と、
前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有する場合、ユーザが当該端末上で閲覧する所定の時間を有する前記入力メッセージの一部をダウンロードする手段と、
を有することを特徴とする端末。
【請求項2】
請求項1記載のモバイル端末であって、
前記判断する手段は、前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有するか判断するため、前記入力メッセージのメディアタイプに関する情報を有する前記通知の添付データを構文解析する手段を有することを特徴とする端末。
【請求項3】
請求項2記載のモバイル端末であって、
前記添付データは、SDP(Session Description Protocol)ファイルを有することを特徴とする端末。
【請求項4】
請求項1記載のモバイル端末であって、さらに、
ユーザのコマンドに応答して、前記入力メッセージのダウンロードされた部分を当該モバイル端末上に表示する手段を有することを特徴とする端末。
【請求項5】
請求項4記載のモバイル端末であって、さらに、
記憶要素と、
前記入力メッセージのダウンロードされた部分を前記記憶要素上に保存する手段と、
を有することを特徴とする端末。
【請求項6】
請求項1記載のモバイル端末であって、さらに、
前記入力メッセージをユーザに通知する手段を有することを特徴とする端末。
【請求項7】
請求項1記載のモバイル端末であって、さらに、
前記入力メッセージの残りにアクセスする手段を有することを特徴とする端末。
【請求項8】
請求項7記載のモバイル端末であって、
前記アクセスする手段は、該アクセスする手段によるアクセスのため、前記入力メッセージの開始ポイントを示すよう前記入力メッセージの添付ファイルを修正する手段を有することを特徴とする端末。
【請求項9】
請求項8記載のモバイル端末であって、
前記添付ファイルは、SDPファイルを有することを特徴とする端末。
【請求項10】
請求項1記載のモバイル端末であって、さらに、
前記入力メッセージの残りへのアクセスのため、前記入力メッセージを格納しているサーバと当該モバイル端末を接続する手段を有し、
前記所定の時間は、前記ユーザが前記入力メッセージの全体を連続的に閲覧するのを可能にするため、前記接続する手段が当該モバイル端末と前記サーバを接続するのに十分な長さを有することを特徴とする端末。
【請求項11】
入力マルチメディアメッセージを受信する手段と、
前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有するか判断する手段と、
前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有する場合、新たなマルチメディアメッセージを受信モバイル端末に送信する手段と、
を有することを特徴とするマルチメディアメッセージサービスサーバ。
【請求項12】
請求項11記載のマルチメディアメッセージサービスサーバであって、
前記新たなマルチメディアメッセージは、所定の時間を有する前記入力メッセージの一部を有することを特徴とするサーバ。
【請求項13】
請求項11記載のマルチメディアメッセージサービスサーバであって、
前記新たなマルチメディアメッセージは、所定の時間を有する広告を有することを特徴とするサーバ。
【請求項14】
請求項11記載のマルチメディアメッセージサービスサーバであって、さらに、
前記入力メッセージがアクセス可能な場所を示す前記新たなマルチメディアメッセージへの添付ファイルを生成する手段を有することを特徴とするサーバ。
【請求項15】
請求項14記載のマルチメディアメッセージサービスサーバであって、
前記添付ファイルは、SDP(Session Description Protocol)ファイルを有することを特徴とするサーバ。
【請求項16】
請求項11記載のマルチメディアメッセージサービスサーバであって、さらに、
前記新たなマルチメディアメッセージを生成する手段を有することを特徴とするサーバ。
【請求項17】
請求項16記載のマルチメディアメッセージサービスサーバであって、さらに、
前記入力メッセージを予め選択された場所に保存する手段と、
前記新たなマルチメディアメッセージに含めるため、前記入力メッセージの一部をコピーする手段と、
を有することを特徴とするサーバ。
【請求項18】
請求項17記載のマルチメディアメッセージサービスサーバであって、
前記予め選択された場所は、メディアサーバの記憶要素に存在することを特徴とするサーバ。
【請求項19】
請求項12記載のマルチメディアメッセージサービスサーバであって、
前記所定の時間は、ユーザが前記入力メッセージの全体を連続的に前記端末上で閲覧するのを可能にするため、前記受信モバイル端末が前記入力メッセージを格納しているサーバと接続するのに十分な長さを有することを特徴とするサーバ。
【請求項20】
請求項13記載のマルチメディアメッセージサービスサーバであって、
前記所定の時間は、ユーザが前記入力メッセージの全体を実質連続的に前記端末上で閲覧するのを可能にするため、前記受信モバイル端末が前記入力メッセージを格納しているサーバと接続するのに実質的に要する時間と同一であることを特徴とするサーバ。
【請求項21】
モバイル端末において実行される方法であって、
入力マルチメディアメッセージの通知を受信するステップと、
前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有するか判断するステップと、
前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有する場合、ユーザが前記端末上で閲覧する所定の時間を有する前記入力メッセージの一部をダウンロードするステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項22】
請求項21記載の方法であって、
前記判断するステップは、前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有するか判断するため、前記入力メッセージのメディアタイプに関する情報を有する前記通知の添付データを構文解析するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項23】
請求項22記載の方法であって、
前記添付データは、SDP(Session Description Protocol)ファイルを有することを特徴とする方法。
【請求項24】
請求項21記載の方法であって、さらに、
ユーザのコマンドに応答して、前記入力メッセージのダウンロードされた部分を前記端末上に表示するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項25】
請求項24記載の方法であって、さらに、
前記入力メッセージのダウンロードされた部分を前記端末の記憶要素上に保存するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項26】
請求項21記載の方法であって、さらに、
前記入力メッセージをユーザに通知するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項27】
請求項21記載の方法であって、さらに、
前記入力メッセージの残りにアクセスするステップを有することを特徴とする方法。
【請求項28】
請求項27記載の方法であって、さらに、
アクセスのため、前記入力メッセージの開始ポイントを示すよう前記入力メッセージの添付ファイルを修正するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項29】
請求項28記載の方法であって、
前記添付ファイルは、SDPファイルを有することを特徴とする方法。
【請求項30】
請求項21記載の方法であって、さらに、
前記入力メッセージの残りへのアクセスのため、前記入力メッセージを格納しているサーバと前記端末を接続するステップを有し、
前記所定の時間は、前記ユーザが前記入力メッセージの全体を連続的に閲覧するのを可能にするため、前記端末と前記サーバを接続するのに十分な長さを有することを特徴とする方法。
【請求項31】
マルチメディアメッセージサービスサーバにおいて実行される方法であって、
入力マルチメディアメッセージを受信するステップと、
前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有するか判断するステップと、
前記入力メッセージがリッチメディアコンテンツを有する場合、新たなマルチメディアメッセージを受信モバイル端末に送信するステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項32】
請求項31記載の方法であって、
前記新たなマルチメディアメッセージは、所定の時間を有する前記入力メッセージの一部を有することを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項31記載の方法であって、
前記新たなマルチメディアメッセージは、所定の時間を有する広告を有することを特徴とする方法。
【請求項34】
請求項31記載の方法であって、さらに、
前記入力メッセージがアクセス可能な場所を示す前記新たなマルチメディアメッセージへの添付ファイルを生成するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項35】
請求項34記載の方法であって、
前記添付ファイルは、SDP(Session Description Protocol)ファイルを有することを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項31記載の方法であって、さらに、
前記新たなマルチメディアメッセージを生成するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項36記載の方法であって、さらに、
前記入力メッセージを予め選択された場所に保存するステップと、
前記新たなマルチメディアメッセージに含めるため、前記入力メッセージの一部をコピーするステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項38】
請求項37記載の方法であって、
前記予め選択された場所は、メディアサーバの記憶要素に存在することを特徴とする方法。
【請求項39】
請求項32記載の方法であって、
前記所定の時間は、ユーザが前記入力メッセージの全体を連続的に前記端末上で閲覧するのを可能にするため、前記受信モバイル端末が前記入力メッセージを格納しているサーバと接続するのに十分な長さを有することを特徴とする方法。
【請求項40】
請求項33記載の方法であって、
前記所定の時間は、ユーザが前記入力メッセージの全体を実質連続的に前記端末上で閲覧するのを可能にするため、前記受信モバイル端末が前記入力メッセージを格納しているサーバと接続するのに実質的に要する時間と同一であることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2006−510310(P2006−510310A)
【公表日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−560129(P2004−560129)
【出願日】平成15年12月17日(2003.12.17)
【国際出願番号】PCT/IB2003/006023
【国際公開番号】WO2004/056067
【国際公開日】平成16年7月1日(2004.7.1)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】