説明

マーカーランプ

【課題】 本発明は、LEDの光をカバー全体に効率よく反射することができるリフレクタの構造を有し、構造が簡単で安価なマーカーランプを提供することを目的とする。
【解決手段】 マーカーランプ1は、LED5からの光を反射させる円柱状のリフレクタ10と、そのリフレクタ10の外周に沿ってLED5を配置したプリント基板6とを設けた。リフレクタ10は、上方に延びるに従い湾曲状であって円形状に外に向かって広がる傘部13を設け、傘部13の頭部には円弧状に突出した突出面11を設けたことによって、カバー2の下方から上方まで広範囲に亘って、LED5の光を反射させることができるので、マーカーランプ1はLED5からの光を効率よく反射することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラック等の大型車両における車幅や側面や前照灯に使用される目印や装飾として使用されるマーカーランプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、消費電力が小さく球切れの心配がない等の理由により発行ダイオード(LED)がマーカーランプや車幅灯や前照灯などに採用されてきている。特に、ドライバーが右左折する際に、巻き込み防止や路肩と車体の位置を見えやすくするために、車の側面位置の目印として使用している。そのため、ドライバーからサイドミラーを通して、マーカーランプの側面はもちろんマーカーランプ全体をムラなく均一に発光させるために内部や外部に様々な反射機構が提案されてきている。
多数見られるのは、その中でもマーカーランプの内部に、筒状の金属やプラスチックで形成され、全面を鏡面状に仕上げたリフレクタと呼ばれる反射機構を備えたマーカーランプがある(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3がある)。
【0003】
【特許文献1】特開2006−302758号公報(段落0042、図1)
【特許文献2】特開平9−330604号公報(図1)
【特許文献3】特開平10−31905号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図10には従来の一般的なマーカーランプ100が示されている。図10(A)は、従来のマーカーランプ100におけるリフレクタ104が光を反射するときの内部を側面から現した図であり、図10(B)は、従来のマーカーランプ100におけるリフレクタ104が光を反射するときの内部を上方から現した図である。図10(A)のハッチングは、リフレクタ104に反射した光が、カバー103に映る箇所を示している。
このマーカーランプ100は、ドーム状の黄色やオレンジの色が付いた透過性のあるカバー103が設けられ、このカバー103に光があたり、カバー103全体が発光して見える。上述のように、プラスチックや金属に鏡面加工した円錐状のリフレクタ104が中央に設けられており、このリフレクタ104によって側方に反射させる構造となっている。
【0005】
しかしながら、この構造においては、側方へ光を照射するには、4つのLED102の光をリフレクタ104の外面に反射させてカバー103の側面を光らせているため、図10に示すように、リフレクタ104に反射する光は、僅かな箇所しかカバー103に反射させることしかできず、カバー103の下方から上方まで全体に光を反射させることは困難であった。
また、カバー103の天井まで照らすことを考慮すると、リフレクタ104が邪魔になりリフレクタ104の内部を中空の円筒状に形成し、中央にもLED102を配置し、カバー103の天井を照らす必要があった。そのため、マーカーランプ100内に発生する熱やコストを考慮すると、できる限りLED102の数を減したいという要望に応えることができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、LEDの光をカバー全体に効率よく反射することができるリフレクタの構造を有するマーカーランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載のマーカーランプ(マーカーランプ1)は、光源となる複数のLED(LED5)からの光を透過させるドーム状のカバー(カバー2)と、前記カバー(カバー2)を着脱自在に装着するランプボディ(ランプボディ3)と、から構成されたマーカーランプ(マーカーランプ1)であって、前記ランプボディ(ランプボディ3)は、当該ランプボディ(ランプボディ3)の中央に配置し、前記LED(LED5)からの光を反射させる円柱状のリフレクタ(リフレクタ10)と、当該リフレクタ(リフレクタ10)の外周に沿って前記LED(LED5)を配置したプリント基板(プリント基板6)と、を設け、前記リフレクタ(リフレクタ10)は、上方に延びるに従い湾曲状であって円形状に外に向かって広がる傘部(傘部13)を設けたことを特徴とする。
以上の構成によって、マーカーランプは、カバーの下方から上方まで広範囲に亘って、LEDの光を反射させることができるので、LEDからの光を効率よく反射することができる。
【0008】
請求項2記載のマーカーランプ(マーカーランプ1)は、前記LED(LED5)の光源部(光源部30)の少なくとも一部が、平面における前記傘部(傘部13)の先端(先端20)に隠れない位置に配置されていることを特徴とする。
以上の構成によって、マーカーランプは光源部の光を直接カバーの天井付近まで届けることができるので、LEDからの光を効率よく利用することができる。
【0009】
請求項3記載のマーカーランプ(マーカーランプ1)は、前記傘部(傘部13)の幅方向の大きさを、前記先端(先端20)と同一水平方向における前記カバー(カバー2)の幅寸法の3分の1の大きさに設け、前記カバー(カバー2)の内面(内面8)と前記先端(先端20)との間に空間を設けたことを特徴とする。
以上の構成によって、マーカーランプは、光源部の光を直接カバーの天井付近まで届けることができるので、LEDからの光を効率よく利用することができる。
【0010】
請求項4記載のマーカーランプ(マーカーランプ1)は、前記傘部(傘部13)の頭部には、入射した光を天井50に向かって反射させる面状の反射面(突出面11、頭部反射面41)を設けたことを特徴とする。
以上の構成によって、マーカーランプは、反射面に再反射してカバーに届くので、余すとこなく光を反射さることができるので、効率よくカバー全体を光らせることができる。
【0011】
請求項5記載のマーカーランプ(マーカーランプ1)は、前記反射面が、カバー(カバー2)の天井50(天井50)の中央に向かって突出した突出面(例えば、円弧状、円錐状、三角錐状、四角錐状)を設けたことを特徴とする
以上の構成によって、マーカーランプは、反射面がカバーの内面に乱反射した光を集光して、カバーの天井部分まで光が届かせることができる。従って、マーカーランプは、余すとこなく光を反射さることができるので、効率よくカバー全体を光らせることができる。
【0012】
請求項6記載のマーカーランプ(マーカーランプ1)は、前記突出面(突出面11)を円弧状に形成したことを特徴とする。
以上の構成によって、マーカーランプは、突出面を円弧状に形成したことにより、四角や三角のように見る角度に影響なく、均等に反射することができるので、効率よく内面に乱反射した光を集光して、カバーの天井部分まで光を届かせることができる。従って、マーカーランプは、余すとこなく光を反射さることができるので、効率よくカバー全体を光らせることができる。
【0013】
請求項7記載のマーカーランプ(マーカーランプ1)は、前記傘部(傘部13)の下端から前記先端(先端20)までの高さは、カバー全体の2分の1の高さ位置に設け、前記カバー(カバー2)の天井(天井50)の内面(内面8)と前記突出面(突出面11)との間に空間を設けたことを特徴とする。
以上の構成によって、マーカーランプは、カバーの天井の内面と前記突出面との間に空間を設けたので、カバーの内面で乱反射した光を突出面で取り得入れやすくなり、更に効率よく光を利用することができる。
【発明の効果】
【0014】
本実施の形態のマーカーランプは、リフレクタによってLEDの光をカバー全体に効率よく反射することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図6に基づいて説明する。図1は、本実施の形態におけるマーカーランプがトラックの側面に装着されている状態を現す概要図であり、図2は、本実施の形態におけるマーカーランプの内部構造を現した斜視図であり、図3は、本実施の形態におけるマーカーランプの内部構造を現した平面図であり、図4は、本実施の形態におけるマーカーランプの内部構造を現した断面図であり、図5は、本実施の形態におけるマーカーランプの内部構造を側面から現した概要図であり、図6は、本実施の形態における他の実施例のマーカーランプの内部構造を側面から現した概要図である。
【0016】
図1に示すように、マーカーランプ1はトラックTの車体の側面に装着され、カバー2、ランプボディ3とパッキン7とから構成されている。
カバー2は、黄色やオレンジ色の透過性の樹脂や硝子でドーム状に形成されており、カバー2の内面8には、後述するLED5の光やリフレクタ10から反射した光を拡散させるようにレンズカットが施されている。
そして、カバー2の下部はランプボディ3の固定台座4と嵌合するように図示しない溝が施され、カバー2を回して固定台座4に固定できるようになっている。また、カバー2と固定台座4の嵌合部分は、ゴム等の素材で形成された防水用のパッキン7が外周に設けられている。
【0017】
図2乃至図5に示すように、ランプボディ3は、固定台座4と、プリント基板6と、リフレクタ10とから構成されている。ランプボディ3は円形状に設けられ、車体側からの電気配線を接続するため図示しない孔や車体側へボルトで固定するための孔となるボルト孔17が設けられている。
プリント基板6は、円形状に設けられ、リフレクタ10を中心に均等に120度づつ回転させて3個のLED5を周設している。図3に示すように上方から見るとLED5の光源を発する光源部30は、傘部13に全て覆われることなく、一部が露出して見える位置のプリント基板6上に配置されている。
また、図2又は図4に示すようにプリント基板6は、ランプボディ9から起立した4つ基板支持部材9で支持されており、固定台座4の中央で、固定台座4から円柱状に延びた挟持片18とリフレクタ10との間に挟持されている。
【0018】
図4又は図5に示すように、リフレクタ10は、円柱状に形成された支柱を設け、上方に従って湾曲し、円形状に外側に広がるような所謂ラッパ状に形成された傘部13を設けている。また、その傘部13の頭部には、円弧状にカバー2の中央に向かって突出した突出面11を設けている。そして、リフレクタ10は、樹脂で形成され、その上に光を反射することができるように鏡面の塗装(メッキ)が、リフレクタ10全体に施されている。また、リフレクタ10は、挟持片18を貫通した固定ビス16によって固定されている。
リフレクタ10の傘部13の幅寸法Cは、カバー2のA−B間の寸法の1/3程度の大きさを有しており、カバー2の内面8からリフレクタ10までの間に空間が空いている。また、傘部13の先端20の高さ方向の位置(A−B)は、カバー2の天井50からカバー2下端までの寸法Dの約半分の所に位置しており、カバー2の天井50からリフレクタ10までの間にも空間が設けられている。
(他の実施例)
【0019】
図6は、本実施の形態における他の実施例のマーカーランプの内部構造を側面から現した概要図である。上述した実施例と同じ構造の箇所には、同一符号が付してある。上記実施例と異なる箇所は、突出面11がなく、リフレクタ10の傘部13の頭部は、鏡面に塗装された平坦な円形状の頭部反射面41を設けていることである。
(本実施形態におけるマーカーランプの表示作用及び効果)
【0020】
本実施形態におけるマーカーランプ1の表示作用を図7乃至図9に基づいて以下に説明する。図7は、マーカーランプのリフレクタが光を反射するとき状態を現した概要図であり、図8は、マーカーランプのリフレクタが光を反射するとき状態の一部を拡大した概要図であり、図9は、マーカーランプのリフレクタが光を反射するとき状態のを傘部付近を拡大した概要図である。
【0021】
図7又は図8に示すように、LED5の光源部30から光がリフレクタ10に向かって照射されると、リフレクタ10は全体を塗装した鏡面によって光を反射させている。例えば、リフレクタ10のa点に照射されると、リフレクタ10の鏡面に鋭角に反射して光線aのように反射され、カバー2を透過して光が進む。また、リフレクタ10のb点に照射されると、リフレクタ10の鏡面に鈍角(角b)に反射して光線bのように反射され、カバー2を透過して光が進む。更に、リフレクタ10の傘部13の先端20付近のc点に照射されると、リフレクタ10の鏡面に鋭角(角c)に反射して光線cのように反射され、カバー2を透過して光が進む。このように、リフレクタ10は、広範囲に亘って光を反射させることができる。特に、傘部13の先端20(c点付近)は、鋭角に反射し、LED5の光源部30によって直接届かない箇所にも光を届けている(光線c)。
【0022】
また、LED5の光源を発する光源部30は、上方から眺めた平面において傘部13に全て覆われることなく、一部が露出して見える位置にLED5が配置されているため、LED5の光源部30の光が直接、光線dのようにカバー2の天井50付近まで届いている。
更に、リフレクタ10やカバー2の内面8に乱反射した光は、光線eのように乱反射しながら、傘部13の鏡面塗装された突出面11によってカバー2の天井50付近に反射される。また、カバー2の内面形状がすり鉢を逆にした形状をとることに、ランプボディ3のリフレクタ10が設けられた中央に向かって乱反射される。
【0023】
図9は、更に詳細にカバー2の内面8に乱反射した光が反射する様子を現した図である(点線は突出面11の反射を示し、実線は頭部反射面41の反射を示している。)
カバー2の内面8に乱反射した光は、頭部反射面41の鏡面で再反射した場合には、入射角βで入り、反射角βで反射して反対側のカバー2に届く。このようにリフレクタ10は、リフレクタ10全体を使用して余すとこなく光を反射させている。
また、突出面11の鏡面で再反射した場合には、入射角αで入り反射角αで反射してカバー2に届くが、円弧状に突出した突出面11の方が、同じ角度で入射されても頭部反射面41に比較して、カバー2の天井50の中央に向かって集光することがわかる(α・γ)。従って、光源部30が直接光が届かない箇所であっても、この突出面11が集光する作用によって、カバー2の天井50まで光を届かせることができる。そして、リフレクタ10全体を使用して余すとこなく光を反射させているのである。
【0024】
以上における本実施例から把握される効果を以下に詳述する。
(1)本実施例のマーカーランプ1は、ランプボディ3の中央に配置され、LED5からの光を反射させる円柱状のリフレクタ10を設けたことによって、リフレクタ10に空洞を設けて、ランプボディ3の中央にLED5を配置する必要がないため、LED5の数を減らすことができ、構造が簡単で安価に製造することができる。
【0025】
(2)本実施例のマーカーランプ1は、そのリフレクタ10が、上方に延びるに従って湾曲状であって円形状に外に向かって広がる傘部13を設けたこによって、カバー2の下方から上方まで広範囲に亘って、LED5の光を反射させることができるので、効率よく反射することができる。
【0026】
(3)本実施例のマーカーランプ1は、LED5の光源部30が、平面において傘部13の先端20に隠れない位置に配置されているので、光源部30の光を直接カバー2の天井50付近まで光を届けることができる。
【0027】
(4)本実施例のマーカーランプ1は、傘部13の幅方向の大きさが、傘部13の先端20と同一水平方向のカバー2の幅寸法の約3分の1の大きさに設け、カバー2の内面8と前記先端20との間に空間を設けたので、光源部30の光を直接カバー2の天井50付近まで届けることができる。
【0028】
(5)本実施例のマーカーランプ1は、傘部13の頭部に、入射した光を天井50に向かって反射させる面状の反射面(突出面11、頭部反射面41)を設けたので、乱反射した光は反射面(突出面11、頭部反射面41)に再反射してカバー2に届くので、マーカーランプ1は、余すとこなく光を反射さることができる。従って、マーカーランプ1は、効率よくカバー2全体を光らせることができる。
【0029】
(6)本実施例のマーカーランプ1は、傘部13の頭部に、カバー2の中央に向かって突出した突出面11を設けたので、カバー2の内面8に乱反射した光を集光して、カバー2の天井50の中央に向かって反射させることができる。そして、このようにしてリフレクタ10は、余すとこなく光を反射さることができるので、効率よくカバー2全体を光らせることができる。
【0030】
(7)本実施例のマーカーランプ1は、傘部13の先端20までの高さが、ランプカバー2全体の2分の1の高さに設け、カバー2の内面8と突出面11との間に空間を設けたので、突出面11は、カバー2の内面8で乱反射した光を取り得入れやすくなり、マーカーランプ1は、更に効率よく光を利用することができる。
【0031】
(8)本実施例のマーカーランプ1は、リフレクタ10が、固定台座4から円柱状に延びた挟持片18とそのリフレクタ10とで挟持し、プリント基板6を固定する固定手段を兼ねているので、簡単に安価な構造でプリント基板6やリフレクタ10を一度に固定することができる。更に、挟持片18によって、プリント基板6は上下方向に安定して固定されている。
【0032】
(9)本実施例のマーカーランプ1は、カバー2の内面形状がすり鉢を逆にした形状をとることに、リフレクタ10のある中央に向かって乱反射させるので、反射面(突出面11、頭部反射面41)は、カバー2の内面8に乱反射した光を集光して、カバー2の天井50部分まで光を届かせることができる。そして、このようにしてリフレクタ10は、余すとこなく光を反射さることができるので、効率よくカバー2全体を光らせることができる。
【0033】
(10)本実施例のマーカーランプ1は、突出面11を円弧状に設けたので、カバー2の内面8に乱反射した光を均等に集光し、カバー2の中央に向かって光を届かせることができる。そして、三角状や四角状のように見る角度によって、光の見え方が異なるようなことはない。このようにしてリフレクタ10は、余すとこなく光を反射さることができるので、効率よくカバー2全体を光らせることができる。
(他の実施形態への変更例)
【0034】
以上説明した実施形態を他の実施形態へ変更した例を以下に示す。
・LED5は、同一基板状に設けたて説明したが、別基板として分離して設けた構造であっても良い。
・LED5は、チップタイプのものを使用したが、砲弾型の形状のLEDであっても良い。
・カバー2は、円錐や三角錐や箱状も含む。
・固定台座4とカバー2の固着は、螺着構造を採用したが、嵌合構造をビスで固定する構造であっても良い。
・突出面11は、円弧状で説明したが、カバー2の天井50の中央に向かって集光することができるような構造、例えば円錐状、三角錐状、四角錐状、多角錐状であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本実施の形態におけるマーカーランプがトラックの側面に装着されている状態を現す概要図。
【図2】本実施の形態におけるマーカーランプの内部構造を現した斜視図。
【図3】本実施の形態におけるマーカーランプの内部構造を現した平面図。
【図4】本実施の形態におけるマーカーランプの内部構造を現した断面図。
【図5】本実施の形態におけるマーカーランプの内部構造を側面から現した概要図。
【図6】本実施の形態における他の実施例のマーカーランプの内部構造を側面から現した概要図。
【図7】本実施の形態におけるマーカーランプのリフレクタが光を反射するとき状態を現した概要図。
【図8】本実施の形態におけるマーカーランプのリフレクタが光を反射するとき状態の一部を拡大した概要図。
【図9】本実施の形態におけるマーカーランプのリフレクタが光を反射するとき状態のを傘部付近を拡大した概要図。
【図10】(A)従来のマーカーランプにおけるリフレクタが光を反射するときの内部を側面から現した図、(B)従来のマーカーランプにおけるリフレクタを上方から現した図。
【符号の説明】
【0036】
1,100・・・マーカーランプ、2,103・・・カバー、3・・・ランプボディ、
4・・・固定台座、5,102・・・LED、6・・・プリント基板、
7・・・パッキン、8・・・内面、9・・・基板支持部材、
10,104・・・リフレクタ、11・・・反射面としての突出面、12・・・支柱、 13・・・傘部、16・・・固定ビス、17・・・ボルト孔、18・・・挟持片、
19・・・固定孔、
20・・・先端、30・・・光源部、41・・・反射面としての頭部反射面、
50・・・天井、T・・・トラック。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源となる複数のLEDからの光を透過させるドーム状のカバーと、前記カバーを着脱自在に装着するランプボディと、から構成されたマーカーランプであって、
前記ランプボディは、当該ランプボディの中央に配置し、前記LEDからの光を反射させる円柱状のリフレクタと、当該リフレクタの外周に沿って前記LEDを配置したプリント基板と、を設け、
前記リフレクタは、上方に延びるに従い湾曲状であって円形状に外に向かって広がる傘部を設けたことを特徴とするマーカーランプ。
【請求項2】
前記LEDの光源部の少なくとも一部が、平面における前記傘部の先端に隠れない位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のマーカーランプ。
【請求項3】
前記傘部の幅方向の大きさは、前記先端と同一水平方向における前記カバーの幅寸法の3分の1の大きさに設け、前記カバーの内面と前記先端との間に空間を設けたことを特徴とする請求項2に記載のマーカーランプ。
【請求項4】
前記傘部の頭部には、入射した光を天井に向かって反射させる面状の反射面を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のマーカーランプ。
【請求項5】
前記反射面は、カバーの天井の中央に向かって突出した突出面を設けたことを特徴とする請求項4に記載のマーカーランプ。
【請求項6】
前記突出面を円弧状に形成したことを特徴とする請求項5に記載のマーカーランプ。
【請求項7】
前記傘部の下端から前記先端までの高さは、カバー全体の2分の1の高さ位置に設け、前記カバーの天井の内面と前記反射面との間に空間を設けたことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載のマーカーランプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−9981(P2010−9981A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−169139(P2008−169139)
【出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(000144544)レシップ株式会社 (179)
【Fターム(参考)】