説明

メンバー登録方法、コミュニティサービスシステム、携帯端末、及びメンバー招待処理プログラム

【課題】被招待者のメールアドレスを招待者に教える必要がなく、冗長な操作が不要で、メンバー登録処理を遅延なく実行できるコミュニティメンバー登録方法、コミュニティサービスシステム、携帯端末及びメンバー招待処理プログラムを提供する。
【解決手段】コミュニティサービスサーバ30と、メンバーであるか否かを判断する認証・認可サーバ20と、端末間でダイレクトに通信可能な複数の携帯端末10とがネットワーク40を介して接続されたコミュニティサービスシステムにおいて、招待者の携帯端末10が、被招待者の携帯端末10から取得した端末識別子を登録要求とともに認証・認可サーバ20へ送信し、認証・認可サーバ20において登録要求に応じてアカウントを発行し、認証・認可サーバ20がアカウントを招待者の携帯端末10に通知し、招待者の携帯端末10から被招待者の携帯端末10へアカウント送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク上で提供される会員サービスにメンバー登録を行うためのシステムに関し、特に、リアルタイムで登録できるシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等のネットワーク上において「コミュニティ」などと呼ばれる会員向けのサイトを開設することが普及している。なお、本明細書における「コミュニティ」とは、SNS(Social Network Service)やブログなどの特定のサービスサイトに限定されることはなく、会員向けサービスサイト全般を指す。このようなコミュニティには、非登録者でも一部の機能を利用できるものや、全ての機能の利用を会員に限定したものなど種々のものがある。
【0003】
コミュニティの多くは招待制を採用しており、コミュニティの開設者又は会員による招待を受けた者のみが会員登録が可能となっている。
【0004】
図11に、このようなコミュニティへの会員登録シーケンスの一例を示す。
招待者が、コミュニティへログインし、コミュニティサイトに設けられている招待機能を用いて、被招待者の電子メールアドレスに対して招待状を送信する操作を行う。この操作が行われると、コミュニティサービスサーバはから被招待者の電子メールアドレス宛に招待状が送信される。被招待者は、招待状を参照し、それに記載されている会員登録用URLにアクセスし、会員登録手続を行う。会員登録手続が完了した後は、被招待者は登録済みの会員として自由にコミュニティを利用可能となる。
【0005】
このような手順によるコミュニティへの会員登録に関連する技術は、特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開2006−330798号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の会員登録シーケンスにおいては、招待者がコミュニティサイトの機能を利用して被招待者の電子メールアドレスに対して招待状を送信するため、被招待者者は何らかの方法で自身の電子メールアドレスを招待者に教える必要がある。
【0007】
しかし、自身の電子メールアドレスを他人に教えることには心理的な抵抗を伴う場合があり、コミュニティへの参加をためらう一因となりうる。
【0008】
被招待者がフリーメールを使用すればこのような心理的な抵抗は軽減されるが、上記の会員登録シーケンスには、被招待者が招待状の電子メールを参照して、会員登録用URLにアクセスして行う処理も含まれている。フリーメールの中には携帯端末からでは利用ができないものもあるし、携帯端末から利用可能であっても事前に登録手続を必要とし、未登録の場合には使用できないものもある。このため、フリーメール宛てに招待状を送信する場合には、被招待者がコンピュータ端末を操作可能な環境にないと、コミュニティへの登録を即座に完了できないことがある。
【0009】
また、通常は、招待状を送る相手は面識のある者であるため、招待者が招待状を送る時点で、被招待者がコミュニティへ参加することで当事者同士が合意していることも少なくない。このような場合には、当事者同士で合意が得られているにもかかわらず、ネットワーク上において同様の操作(招待状を送信する操作、会員登録用URLにアクセスする操作)を行わねばならず、二度手間が強いられることとなる。
【0010】
このように特許文献1に開示されるような方法では、コミュニティへの登録を即座に完了できなかったり、招待者及び被招待者に対して冗長な操作を強いるという問題があった。
【0011】
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、被招待者の電子メールアドレスを招待者に教える必要がなく、招待者及び被招待者に冗長な操作を強いることなく、メンバー登録処理を遅延なく実行できるコミュニティメンバー登録方法、コミュニティサービスシステム、携帯端末及びメンバー招待処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバと、端末間でダイレクトに通信可能な複数の携帯端末とがネットワークを介して接続されたコミュニティサービスシステムにおいて、メンバーを登録する方法であって、招待者の携帯端末が、被招待者の携帯端末から取得した端末識別子を登録要求とともに認証サーバへ送信し、認証サーバにおいて、登録要求に応じてアカウントを発行し、認証サーバが、アカウントを招待者の携帯端末に通知し、アカウントを招待者の携帯端末から被招待者の携帯端末へ送信することを特徴とするコミュニティメンバー登録方法を提供するものである。
【0013】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバと、複数の携帯端末とがネットワークを介して接続されたコミュニティサービスシステムであって、携帯端末の各々は、端末間でダイレクトに通信する通信手段と、他の携帯端末の端末識別子を、通信手段によって取得する手段と、自端末の端末識別子又はユーザのアカウントと他の携帯端末の端末識別子とを、登録要求とともに、ネットワークを介して認証サーバへ送信する手段と、認証サーバから通知されたアカウントを、通信手段によって他の携帯端末へ送信する手段とを有し、認証サーバは、携帯端末の端末識別子又はユーザのアカウントに基づいて、登録要求の送信元の携帯端末のユーザがメンバーであるか否かを確認する手段と、メンバーの携帯端末からの登録要求に応じてアカウントを発行し、該登録要求とともに受信した他の携帯端末の端末識別子と関連付けて登録する手段と、他の携帯端末の端末識別子と関連付けたアカウントを、登録要求の送信元の携帯端末に通知する手段とを有することを特徴とするコミュニティサービスシステムを提供するものである。
【0014】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバとにネットワークを介して接続される携帯端末であって、他の携帯端末との間でダイレクトに通信する通信手段と、他の携帯端末の端末識別子を、通信手段によって取得する手段と、自端末の端末識別子又はユーザのアカウントと他の携帯端末の端末識別子とを、登録要求とともに、ネットワークを介して認証サーバへ送信する手段と、認証サーバから通知されたアカウントを、通信手段によって他の携帯端末へ送信する手段とを有することを特徴とする携帯端末を提供するものである。
【0015】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバとにネットワークを介して接続され、他の携帯端末とダイレクトに通信する手段を備えた携帯端末に、コミュニティメンバーを招待する処理を実行させるプログラムであって、携帯端末を制御するコンピュータに、他の携帯端末との間でダイレクトに通信して、該他の携帯端末の端末識別子を取得する処理と、自端末の端末識別子又はユーザのアカウントと他の携帯端末の端末識別子とを、登録要求とともに、ネットワークを介して認証サーバへ送信する処理と、認証サーバから通知されたアカウントを、通信手段によって他の携帯端末へ送信する処理とを実行させることを特徴とするコミュニティメンバー招待プログラムを提供するものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれは、被招待者の電子メールアドレスを招待者に教える必要がなく、招待者及び被招待者に冗長な操作を強いることなく、メンバー登録処理を遅延なく実行できるコミュニティメンバー登録方法、コミュニティサービスシステム、携帯端末及びメンバー招待処理プログラムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。
図1に、コミュニティサービスシステムの構成を示す。このシステムは、携帯端末10a及び10b、認証・認可サーバ20、並びにコミュニティサービスサーバ30がネットワーク40を介して接続された構成である。なお、ここでは携帯端末10a、10bは同様の構成であるものとし、これらを区別する必要がある場合にのみa、bの添え字を付すものとする。
【0018】
携帯端末10は、端末間でダイレクトに通信するための端末間通信部3と、他の携帯端末の端末識別子を、端末間通信部3によって取得し、自端末の端末識別子又はユーザのアカウントと他の携帯端末の端末識別子とを、登録要求とともに、ネットワーク通信部2からネットワーク40を介して認証・認可サーバ20へ送信し、認証・認可サーバ20から通知されたアカウントを、端末間通信部3によって他の携帯端末へ送信する招待処理部1とを有する。
認証・認可サーバ20は、携帯端末10の端末識別子又はユーザのアカウントに基づいて、登録要求の送信元の携帯端末のユーザがメンバーであるか否かを確認する認証部5と、メンバーの携帯端末からの登録要求に応じてアカウントを発行し、該登録要求とともに受信した他の携帯端末の端末識別子と関連付けて登録する登録部4と、他の携帯端末の端末識別子と関連付けたアカウントを、登録要求の送信元の携帯端末に通知する通知部6とを有する。
【0019】
図2に、携帯端末10構成を示す。携帯端末10は、制御部11、操作部12、アプリケーション格納部13、移動体通信部14、携帯端末間通信部15、ID格納部16、及び表示部17を有する。制御部11は、CPUやRAM等を備えており、携帯端末10の動作を制御する。操作部12は、ユーザによる操作を受け付ける入力インタフェースである。アプリケーション格納部13は、制御部11が実行可能なアプリケーションプログラムを格納する。移動体通信部14は、移動体通信網を経由してネットワークを介して情報を送受信するための通信インタフェースである。携帯端末間通信部15は、他の携帯端末との間でダイレクトに情報を送受信するための通信インタフェースである。携帯端末間通信部15による通信の形態は、赤外線通信や非接触IC、Bluetoothなどを利用した非接触通信でも良いし、通信ケーブルを介した有線での通信でも良い。ID格納部16には自端末を一意に特定可能な識別子が格納されている。表示部17は、ユーザに情報を通知するためのユーザインタフェースであり、液晶表示装置などの情報を視覚的に表示する装置の他、スピーカなども適用可能である。
【0020】
なお、制御部11、アプリケーション格納部13、及びID格納部16は、図1における招待処理部1に相当する。また、移動体通信部14は、図1におけるネットワーク通信部2に相当する。また、携帯端末間通信部15は、図1における端末間通信部3に相当する。
【0021】
図3に、認証・認可サーバ20の構成を示す。認証・認可サーバ20は、制御部21、通信部24及びID格納部25を有する。制御部21は、認証・認可サーバ20の動作を制御する。また、制御部21は、メンバー登録部22とメンバー認証部23とアカウント通知部26とを備えている。メンバー登録部22は、携帯端末10からのメンバー登録要求を受けて、新たにメンバーとして登録する識別子をアカウントと関連付けてID格納部25に格納する。メンバー認証部23は、携帯端末10からの登録要求を受けて、登録を要求してきた携帯端末が登録済みメンバーのものであるか否かを、ID格納部25に格納されている端末識別子及びアカウントを基に判断する。また、コミュニティサービスサーバ30からの認証要求を受けて、コミュニティサービスサーバ30にアクセスした携帯端末が登録済みメンバーのものであるか否かを、ID格納部25に格納されている端末識別子及びアカウントを基に判断する。通信部24は、ネットワーク40を介して情報を送受信するためのインタフェースである。ID格納部25は、メンバーのアカウントとそのメンバーの携帯端末の端末識別子とを関連付けて格納する。アカウント通知部26は、メンバー登録要求の送信元の携帯端末に対して、被招待者に割り当てられたアカウントを通知する。
【0022】
なお、メンバー登録部22は図1における登録部4に、メンバー認証部23は図1における認証部5に、アカウント通知部26は図1における通知部6に、通信部24は図1における通信部7にそれぞれ相当する。
【0023】
図4に、コミュニティサービスシステムにおけるメンバー登録動作の流れを示す。また、図5に、コミュニティサービスシステムにおけるメンバー登録動作のシーケンスの一例を示す。ここで携帯端末10aは、他のユーザを招待する権限を有する者(招待者)が所有する端末であり、その端末の識別子は認可・認証サーバ20のID格納部25に格納されているものとする。また、携帯端末10aのアプリケーション格納部13aには、他のユーザを招待するためのアプリケーション(招待アプリケーション)が格納されている。
【0024】
携帯端末10aにおいて、アプリケーション格納部13aに格納されている招待アプリケーションを起動する操作が操作部12aを介して行われると、制御部11aはアプリケーション格納部13aから招待アプリケーションを読み出して実行する。制御部11aにおいて実行された招待アプリケーションは、携帯端末間通信部15を介して端末識別子の送信を携帯端末10bに要求する(図5、A1)。
【0025】
制御部11bは、携帯端末間通信部15bを介して端末識別子の送信要求を受信すると、ID格納部16bに格納されている端末識別子(ここではID:bとする)を読み出し、携帯端末間通信部15bを介して携帯端末10aへ送信する(図5、A2)。図5のシーケンスA1及びA2が図4のステップS101の処理に相当する。なお、この際に制御部11bが表示部17bに端末識別子の送信の可否を問い合わせるメッセージを表示させるようにし、端末識別子の送信を許可するための操作が操作部12bを介して行われた場合にのみ、携帯端末間通信部15bを介して端末識別子を携帯端末10aへ送信するようにしても良い。
【0026】
携帯端末10bから端末識別子を受信すると、制御部11aにおいて実行されている招待アプリケーションは、ID格納部16aに格納されている端末識別子(ここではID:aとする)を読み出す。そして、自端末の端末識別子(ID:a)と新たにメンバー登録しようとする者の携帯端末である携帯端末10bから取得した端末識別子(ID:b)とを、登録要求とともに移動体通信部14を介して認証・認可サーバ20へ送信する(図5、A3)。図5のシーケンスA3は、図4のステップS102の処理に相当する。なお、制御部11aがID格納部16aから端末識別子aを読み出す代わりに、アカウントの入力を要求するメッセージを表示部17aに表示させ、操作部12aを介して入力されたアカウントを登録要求とともに移動体通信部14を介して認証・認可サーバ20へ送信するようにすることも可能である。
【0027】
認証・認可サーバ20の制御部21は、携帯端末10aからの登録要求を通信部24を介して受信すると、その送信元の携帯端末の端末識別子がID格納部25に格納されているか否かをメンバー認証部23を用いて確認する(図5、A4)。ここでは端末識別子(ID:a)はID格納部25に格納されているため、制御部21は登録済みメンバーからの登録要求であると判断する。図5のシーケンスA4は、図4のステップS103の処理に相当する。
【0028】
その後、メンバー登録部24は、携帯端末10aから登録を要求された端末識別子(ID:b)に未使用のアカウントを割り当て、これらを関連付けてID格納部25に格納する(図5、A5)。図5のシーケンスA5は、図4のステップS104の処理に相当する。
【0029】
その後、アカウント通知部26は、端末識別子(ID:b)とともに、それに割り当てたアカウントを通信部24を介して携帯端末10aへ送信する(図5、A6)。図5のシーケンスA6は、図4のステップS105の処理に相当する。
【0030】
携帯端末10aが認証・認可サーバ20から端末識別子及びアカウントを受信すると、制御部11aにおいて実行されている招待アプリケーションは、携帯端末間通信部15を用いて携帯端末10bと通信し、携帯端末10bの端末識別子が認証・認可サーバ20から受信した端末識別子と一致することを確認する。確認の後、招待アプリケーションは認証・認可サーバ20から受信したアカウントを携帯端末間通信部15を介して携帯端末10bへ送信する(図5、A7)。図5のシーケンスA7は、図4のステップS106の処理に相当する。
【0031】
携帯端末10bが携帯端末間通信部15を介してアカウントを取得することにより、メンバー登録処理が完了する。制御部11bは、コミュニティサービスシステムへのメンバー登録が完了したこと及び割り当てられたアカウントを通知するメッセージを表示部17bに表示させる。これにより、ユーザBはメンバー登録が完了したこと及び自身に割り当てられたアカウントを認識する。
【0032】
メンバー登録が完了したことにより、携帯端末10bのユーザは、認証・認可サーバ20から通知されたアカウントを用いて、任意の情報処理端末からコミュニティサービスサーバ30が提供するサービスを利用できる。
【0033】
図6に、携帯端末10bのユーザがコミュニティサービスサーバ30が提供するサービスを利用する場合の動作シーケンスの一例を示す。
操作部12bを介してコミュニティサービスサーバ30が提供するサービスを利用を要求する操作及びアカウントの入力がなされると、制御部11bは移動体通信部14bを用いて、サービス利用要求をアカウントとともにコミュニティサービスサーバ30へ送信する(図6、B1)。
【0034】
サービス利用要求を受信したコミュニティサービスサーバ30は、サービス利用要求とともに受信したアカウントを認証・認可サーバ20へ送り認証を依頼する(図6、B2)。
【0035】
認証・認可サーバ20は、コミュニティサービスサーバ30からの依頼に応じて、依頼されたアカウントがID格納部25に格納されていることをメンバー認証部23が確認する(図6、B3)。制御部21は、通信部24を用いて認証結果をコミュニティサービスサーバ30へ送信する(図6、B4)。
【0036】
認証・認可サーバ20から認証結果を受信したコミュニティサービスサーバ30は、携帯端末10bに対してサービスを提供する(図6、B5)。
【0037】
なお、ここではアカウントを利用してメンバー認証を受ける場合を例としたが、ID格納部25には割り当てられたアカウントと関連付けて携帯端末10bの端末識別子が格納されているため、携帯端末10bを用いる場合には、アカウント名の代わりに端末識別子を利用してメンバー認証を受けることも可能である。
【0038】
このように本実施形態に係るコミュニティサービスシステムは、携帯端末間の通信が可能な状況下において、招待権限を有する者は被招待者をその場でコミュニティに招待可能である。
また、メンバー登録の処理は、携帯端末のアプリケーション処理によって行われるため、招待者に対して被招待者がメールアドレスを教える必要はない。このため、コミュニティへ参加するに当たっての心理的な抵抗を軽減でき、コミュニティへの参加が促進され、コミュニティの活性化につながる。
【0039】
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。本実施形態に係るコミュニティサービスシステムは、第1の実施形態と同様に、携帯端末10a及び10b、認証・認可サーバ20、並びにコミュニティサービスサーバ30がネットワーク40を介して接続された構成である。また、携帯端末10、認証・認可サーバ20の内部の構成は第1の実施形態と同様である。
【0040】
図7に、本実施形態に係るコミュニティサービスシステムにおけるメンバー登録動作の流れを示す。メンバー登録動作の流れは第1の実施形態とほぼ同様であるが、本実施形態においては、アカウント通知部26は、被招待者に割り当てられたアカウントを被招待者の携帯端末へ送信する。すなわち、アカウントが被招待者の携帯端末に直接通知されるため、ステップS106に相当する動作を行わない。
【0041】
図8に、本実施形態に係るコミュニティサービスシステムにおけるメンバー登録動作のシーケンスの一例を示す。
【0042】
携帯端末10aにおいて、アプリケーション格納部13aに格納されている招待アプリケーションを起動する操作が操作部12aを介して行われると、制御部11aはアプリケーション格納部13aから招待アプリケーションを読み出して実行する。制御部11aにおいて実行された招待アプリケーションは、携帯端末間通信部15を介して端末識別子及びメールアドレスの送信を携帯端末10bに要求する(図8、C1)。
【0043】
制御部11bは、携帯端末間通信部15を介して端末識別子及びメールアドレスの送信要求を受信すると、ID格納部16bに格納されている端末識別子(ここではID:bとする)を読み出し、自端末のメールアドレスとともに携帯端末間通信部15を介して携帯端末10aへ送信する(図8、C2)。図8のシーケンスC1及びC2が図7のステップS201の処理に相当する。なお、この際に制御部11bが表示部17bに端末識別子及びメールアドレスの送信の可否を問い合わせるメッセージを表示させるようにし、端末識別子の送信を許可するための操作が操作部12bを介して行われた場合にのみ、携帯端末間通信部15bを介して端末識別子及びメールアドレスを携帯端末10aへ送信するようにしても良い。
【0044】
携帯端末10bから端末識別子及びメールアドレスを受信すると、制御部11aにおいて実行されている招待アプリケーションは、ID格納部16aに格納されている端末識別子(ここではID:aとする)を読み出す。そして、自端末の端末識別子(ID:a)と新たにメンバー登録しようとする者の携帯端末である携帯端末10bから取得した端末識別子(ID:b)と、携帯端末10bのメールアドレスとを、登録要求とともに移動体通信部14を介して認証・認可サーバ20へ送信する(図8、C3)。図8のシーケンスC3は、図7のステップS202の処理に相当する。なお、制御部11aがID格納部16aから端末識別子aを読み出す代わりに、アカウントの入力を要求するメッセージを表示部17aに表示させ、操作部12aを介して入力されたアカウントを登録要求とともに移動体通信部14を介して認証・認可サーバ20へ送信するようにすることも可能である。
【0045】
認証・認可サーバ20の制御部21は、携帯端末10aからの登録要求を通信部24を介して受信すると、その送信元の携帯端末の端末識別子がID格納部25に格納されているか否かをメンバー認証部23を用いて確認する(図8、C4)。ここでは端末識別子(ID:a)はID格納部25に格納されているため、制御部21は登録済みメンバーからの登録要求であると判断する。図8のシーケンスC4は、図7のステップS203の処理に相当する。
【0046】
その後、メンバー登録部24は、携帯端末10aから登録を要求された端末識別子(ID:b)に未使用のアカウントを割り当て、これらを関連付けてID格納部25に格納する(図8、C5)。図8のシーケンスC5は、図7のステップS204の処理に相当する。
【0047】
その後、アカウント通知部26は、端末識別子(ID:b)に割り当てたアカウントを通信部24を介して携帯端末10bのメールアドレス宛に送信する(図8、C6)。図8のシーケンスC6は、図7のステップS205の処理に相当する。
このメールを携帯端末10bが受信することにより、メンバー登録の処理が完了する。制御部11bは、コミュニティサービスシステムへのメンバー登録が完了したこと及び割り当てられたアカウントを通知するメッセージを表示部17bに表示させる。これにより、ユーザBはメンバー登録が完了したこと及び自身に割り当てられたアカウントを認識する。
【0048】
メンバー登録を終えた後で、携帯端末10bからコミュニティサービスを利用する手順は、第1の実施形態と同様であるため、重複する説明は割愛する。
【0049】
このように、本実施形態に係るコミュニティサービスシステムでは、被招待者に割り当てたアカウントが、その者の携帯端末に直接通知されるため、被招待者は招待者からアカウントを受け取る必要がない。よって、招待者及び被招待者ともに、メンバー登録処理における労力を軽減できる。
しかも、被招待者のメールアドレスは、招待者の携帯端末がアプリケーションによって被招待者の携帯端末から取得できれば良く、招待者自身が知る必要はない。このため、コミュニティへ参加するに当たっての心理的な抵抗を軽減でき、コミュニティへの参加が促進され、コミュニティの活性化につながる。
【0050】
〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。本実施形態に係るコミュニティサービスシステムは、第1の実施形態と同様に、携帯端末10a及び10b、認証・認可サーバ20、並びにコミュニティサービスサーバ30がネットワーク40を介して接続された構成である。また、携帯端末10、認証・認可サーバ20の内部の構成は第1の実施形態と同様である。
【0051】
本実施形態においては、招待権限を有するメンバーと招待権限を有さないメンバーとが存在しており、権限の有無を示す情報がアカウント及び端末識別子と関連付けられている。ステップS103に該当する処理時には、登録要求の送信元の携帯端末の端末識別子又はアカウントがID格納部25に格納されているか否かではなく、その端末識別子又はアカウントに関連付けられている権限の有無を示す情報に基づいて、招待権限の有無を判断する。
【0052】
図9に、ID格納部25に格納されているアカウントと端末識別子とを関連付けた情報の一例を示す。
【0053】
メンバーに招待権限を与える方法としては任意の方法を適用可能である。例えば、コミュニティの開設者がコミュニティ上の機能を利用して招待権限を与えられるようにしてもよいし、被招待者を招待する際に、その者に招待権限を与えるか否かを選択できるようにしても良い。また、コミュニティの開設者から直接招待を受けた者には招待権限が与えられ、他のメンバーから招待を受けた者には招待権限が与えられないようにしても良い。
【0054】
本実施形態において、メンバー登録部22は、招待権限を有するユーザの携帯端末から登録を要求された端末識別子に未使用のアカウントを割り当てる際に、招待権限の有無を示す情報をID格納部25に格納する。これにより、コミュニティのメンバーは招待権限を持つ者が招待した者に限定されるため、身元が不詳の者がメンバーとして登録されることを防ぐことができる。
【0055】
また、図10に示すように、招待可能な人数を招待権限として設定することも可能である。これにより、特定のメンバーの知人がメンバーの大半を占めて、コミュニティが私物化されることを防ぐことができる。
【0056】
招待権限が存在すること以外、例えば、メンバー登録のシーケンスに関しては、上記第1の実施形態と同様であるので重複する説明は割愛する。なお、第2の実施形態と同様の動作とすることも可能であることは言うまでもない。
【0057】
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらに限定されることはない。
例えば、上記各実施形態においては、携帯端末が2台の構成を例として示しているが、携帯端末が3台以上であっても良いことはいうまでもない。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係るコミュニティサービスシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明の好適な実施の形態に係る携帯端末の構成を示す図である。
【図3】本発明の好適な実施の形態に係る認証・認可サーバの構成を示す図である。
【図4】本発明を好適に実施した第1の実施形態に係るコミュニティサービスシステムのメンバー登録動作の流れを示す図である。
【図5】第1の実施形態に係るコミュニティサービスシステムにおけるメンバー登録動作のシーケンスの一例を示す図である。
【図6】携帯端末のユーザがコミュニティサービスサーバが提供するサービスを利用する場合の動作シーケンスの一例を示す図である。
【図7】本発明を好適に実施した第2の実施形態に係るコミュニティサービスシステムにおけるメンバー登録動作の流れを示す図である。
【図8】第2の実施形態に係るコミュニティサービスシステムにおけるメンバー登録動作のシーケンスの一例を示す図である。
【図9】ID格納部に格納されているアカウントと端末識別子とを関連付けた情報の一例を示す図である。
【図10】招待可能な人数を招待権限として設定する場合に、ID格納部に格納される情報の一例を示す図である。
【図11】本発明に関連するコミュニティサービスシステムにおけるメンバー登録時の動作の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0059】
1 招待処理部
2 ネットワーク通信部
3 端末間通信部
4 登録部
5 認証部
6 通知部
7、24 通信部
10 携帯端末
11、21 制御部
12 操作部
13 アプリケーション格納部
14 移動体通信部
15 携帯端末間通信部
16 ID格納部
17 表示部
20 認証・認可サーバ
22 メンバー登録部
23 メンバー認証部
25 ID格納部
26 アカウント通知部
30 アプリケーションサービスサーバ
40 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバと、端末間でダイレクトに通信可能な複数の携帯端末とがネットワークを介して接続されたコミュニティサービスシステムにおいて、前記メンバーを登録する方法であって、
招待者の携帯端末が、被招待者の携帯端末から取得した端末識別子を登録要求とともに前記認証サーバへ送信し、
前記認証サーバにおいて、前記登録要求に応じてアカウントを発行し、
前記認証サーバが、前記アカウントを前記招待者の携帯端末に通知し、
前記アカウントを前記招待者の携帯端末から前記被招待者の携帯端末へ送信することを特徴とするコミュニティメンバー登録方法。
【請求項2】
前記招待者の携帯端末が、被招待者の携帯端末の端末識別子を、携帯端末同士のダイレクトな通信によって取得する工程と、
前記招待者の携帯端末の端末識別子又は前記招待者のアカウントと前記被招待者の携帯端末の端末識別子とを、登録要求とともに、前記ネットワークを介して前記招待者の携帯端末から前記認証サーバへ送信する工程と、
前記認証サーバにおいて、前記招待者の携帯端末の端末識別子又は前記招待者のアカウントに基づいて、前記招待者が前記メンバーであるか否かを確認する工程と、
前記認証サーバが、前記メンバーの携帯端末からの登録要求に応じてアカウントを発行し、該登録要求とともに受信した前記被招待者の携帯端末の端末識別子と関連付けて登録する工程と、
前記認証サーバが、前記被招待者の携帯端末の端末識別子と関連付けたアカウントを、前記招待者の携帯端末に通知する工程と、
前記招待者の携帯端末が、前記認証サーバから通知されたアカウントを携帯端末同士のダイレクトな通信によって前記被招待者の携帯端末に送信する工程とを有することを特徴とする請求項1記載のコミュニティメンバー登録方法。
【請求項3】
コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバと、端末間でダイレクトに通信可能な複数の携帯端末とがネットワークを介して接続されたコミュニティサービスシステムにおいて、前記メンバーを登録する方法であって、
招待者の携帯端末が、被招待者の携帯端末から取得した端末識別子を登録要求とともに前記認証サーバへ送信し、
前記認証サーバにおいて、前記登録要求に応じてアカウントを発行し、
前記認証サーバが、前記アカウントを前記被招待者の携帯端末に通知することを特徴とするコミュニティメンバー登録方法。
【請求項4】
前記招待者の携帯端末が、被招待者の携帯端末の端末識別子及び前記被招待者の携帯端末のメールアドレスを、携帯端末同士のダイレクトな通信によって取得する工程と、
前記招待者の携帯端末の端末識別子又は前記招待者のアカウントと前記被招待者の携帯端末の端末識別子及び前記被招待者の携帯端末のメールアドレスとを、登録要求とともに、前記ネットワークを介して前記招待者の携帯端末から前記認証サーバへ送信する工程と、
前記認証サーバにおいて、前記招待者の携帯端末の端末識別子又は前記招待者のアカウントに基づいて、前記招待者が前記メンバーであるか否かを確認する工程と、
前記認証サーバが、前記メンバーの携帯端末からの登録要求に応じてアカウントを発行し、該登録要求とともに受信した前記被招待者の携帯端末の端末識別子と関連付けて登録する工程と、
前記認証サーバが、前記被招待者の携帯端末の端末識別子と関連付けたアカウントを含む電子メールを、前記被招待者の携帯端末のメールアドレスに宛てに送信する工程とを有することを特徴とする請求項3記載のコミュニティメンバー登録方法。
【請求項5】
被招待者をコミュニティサービスに招待する権限を有するか否かを示す認証権限情報を、端末識別子及びアカウントとともに認証サーバに登録しておき、
前記アカウントを発行し、前記登録要求とともに受信した前記被招待者の携帯端末の端末識別子と関連付けて登録するか否かを、前記認証権限情報に基づいて前記認証サーバが判断することを特徴とする請求項2又は4記載のコミュニティメンバー登録方法。
【請求項6】
前記登録要求とともに、前記被招待者に前記招待権限を付与するか否かを示す情報を前記招待者の携帯端末から前記認証サーバへ送信し、その情報に基づいて前記認証権限情報を前記認証サーバへ登録することを特徴とする請求項5記載のコミュニティメンバー登録方法。
【請求項7】
コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバと、複数の携帯端末とがネットワークを介して接続されたコミュニティサービスシステムであって、
前記携帯端末の各々は、
端末間でダイレクトに通信する通信手段と、
他の携帯端末の端末識別子を、前記通信手段によって取得する手段と、
自端末の端末識別子又は前記ユーザのアカウントと前記他の携帯端末の端末識別子とを、登録要求とともに、前記ネットワークを介して前記認証サーバへ送信する手段と、
前記認証サーバから通知されたアカウントを、前記通信手段によって前記他の携帯端末へ送信する手段とを有し、
前記認証サーバは、
前記携帯端末の端末識別子又は前記ユーザのアカウントに基づいて、前記登録要求の送信元の携帯端末のユーザが前記メンバーであるか否かを確認する手段と、
前記メンバーの携帯端末からの登録要求に応じてアカウントを発行し、該登録要求とともに受信した前記他の携帯端末の端末識別子と関連付けて登録する手段と、
前記他の携帯端末の端末識別子と関連付けたアカウントを、前記登録要求の送信元の携帯端末に通知する手段とを有することを特徴とするコミュニティサービスシステム。
【請求項8】
コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバと、複数の携帯端末とがネットワークを介して接続されたコミュニティサービスシステムであって、
前記携帯端末の各々は、
端末間でダイレクトに通信する通信手段と、
他の携帯端末の端末識別子及びメールアドレスを、前記通信手段によって取得する手段と、
自端末の端末識別子又は前記ユーザのアカウントと前記他の携帯端末の端末識別子及びメールアドレスとを、登録要求とともに、前記ネットワークを介して前記認証サーバへ送信する手段とを有し、
前記認証サーバは、
前記携帯端末の端末識別子又は前記ユーザのアカウントに基づいて、前記登録要求の送信元の携帯端末のユーザが前記メンバーであるか否かを確認する手段と、
前記メンバーの携帯端末からの登録要求に応じてアカウントを発行し、該登録要求とともに受信した前記他の携帯端末の端末識別子と関連付けて登録する手段と、
前記他の携帯端末の端末識別子と関連付けたアカウントを含む電子メールを、前記他の携帯端末のメールアドレス宛に送信する手段とを有することを特徴とするコミュニティサービスシステム。
【請求項9】
コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバとにネットワークを介して接続される携帯端末であって、
他の携帯端末との間でダイレクトに通信する通信手段と、
他の携帯端末の端末識別子を、前記通信手段によって取得する手段と、
自端末の端末識別子又は前記ユーザのアカウントと前記他の携帯端末の端末識別子とを、登録要求とともに、前記ネットワークを介して前記認証サーバへ送信する手段と、
前記認証サーバから通知されたアカウントを、前記通信手段によって前記他の携帯端末へ送信する手段とを有することを特徴とする携帯端末。
【請求項10】
コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバとにネットワークを介して接続される携帯端末であって、
他の携帯端末との間でダイレクトに通信する通信手段と、
他の携帯端末の端末識別子及びメールアドレスを、前記通信手段によって取得する手段と、
自端末の端末識別子又は前記ユーザのアカウントと前記他の携帯端末の端末識別子及びメールアドレスとを、登録要求とともに、前記ネットワークを介して前記認証サーバへ送信する手段とを有することを特徴とする携帯端末。
【請求項11】
コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバとにネットワークを介して接続され、他の携帯端末とダイレクトに通信する手段を備えた携帯端末に、コミュニティメンバーを招待する処理を実行させるプログラムであって、
前記携帯端末を制御するコンピュータに、
他の携帯端末との間でダイレクトに通信して、該他の携帯端末の端末識別子を取得する処理と、
自端末の端末識別子又は前記ユーザのアカウントと前記他の携帯端末の端末識別子とを、登録要求とともに、前記ネットワークを介して前記認証サーバへ送信する処理と、
前記認証サーバから通知されたアカウントを、前記通信手段によって前記他の携帯端末へ送信する処理とを実行させることを特徴とするコミュニティメンバー招待プログラム。
【請求項12】
コミュニティサービスを提供するコミュニティサービスサーバと、該コミュニティサービスサーバが提供するサービスを享受する権限を有するメンバーであるか否かを判断する認証サーバとにネットワークを介して接続され、他の携帯端末とダイレクトに通信する手段を備えた携帯端末に、コミュニティメンバーを招待する処理を実行させるプログラムであって、
前記携帯端末を制御するコンピュータに、
他の携帯端末との間でダイレクトに通信して、他の携帯端末の端末識別子及びメールアドレスを取得する処理と、
自端末の端末識別子又は前記ユーザのアカウントと前記他の携帯端末の端末識別子及びメールアドレスとを、登録要求とともに、前記ネットワークを介して前記認証サーバへ送信する処理とを実行させることを特徴とするコミュニティメンバー招待プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2010−146452(P2010−146452A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−325324(P2008−325324)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】