説明

モジュール式取付け装置

厳しいアクセス条件下で、僅かな占有空間しか必要とせず、容易に交換可能な接続モジュール(7a〜7d)を備えた取付け装置を提供すべく、互いに結合可能な支持手段(5)用の保持手段(4)と共に、接続モジュール用のモジュール装着部(6a〜6d)を有するハウジング(2)を設ける。接続モジュールを特定のモジュール装着部に割当てるため、各モジュール装着部にコーディング手段(9a〜9d)、各接続モジュールに対応協動コーディング手段(10a〜10d)を各々設ける。又、対応するモジュール装着部での接続モジュールの鎖錠と解錠のため、モジュール装着部に係止手段(11)、接続モジュールに対応協動係止手段(12)を設ける。各モジュール装着部に長側面を持つ接触手段(16a、16b)、各接続モジュールに対応協動接触手段(18)を設け、接触手段をその長側面に対し直角方向に対応協動接触手段(18)と接触させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はモジュール式取付け装置に関する。
【0002】
「プリント配線板接続(Leiterplattenanschluss)COMBICON 2002」と題されたフェニックス(Phoenix)社の製品カタログの例えば第3及び318頁により、ハウジング及び断面帽子型のレールホルダを備えたモジュール式取付け装置が知られている。この取付け装置は取外し自在のネジ止めブロックを備えている。このネジ止めブロックは、ブロックの係止方向への導入のためのブロックユニット式コーディング部、ハウジングに固定するためのかぎ爪状突起、及び軸方向に接触すべき接触ピンを備えている。この種の取付け装置は、例えば開閉器箱における一連の組込装置として用いられており、開閉や制御のコンセプト変更のために開閉器装置や保護リレー装置、信号変換器等として用いられる。
【0003】
本発明の課題は、接続モジュールのような、厳しいアクセス条件のもとで容易に交換できる、接続モジュールを備えた取付け装置を提供することである。その場合、接続モジュールは僅かな占有空間のもとで意図しない緩みに対して装置側で確実に安全を維持し、かつ間違いのない結合が可能であり、接触が可能なものとする。
【0004】
この課題は本発明により、請求項1に記載の構成によって解決される。好ましい実施態様を他の請求項に示す。
【0005】
保持手段によって本発明の取付け装置を支持手段に、又は支持手段から手操作で、即ち工具なしで取付けたり外したりすることが可能になる。取付け装置の所定のモジュール空間に備えられる接続モジュールは、対応する対応協動接触手段を介して装置側に設けた接触手段に、その長側面に対し横向きに接触する。その際、接続モジュールはコーディング手段及び対応協動コーディング手段によりモジュール部に間違いのない結合ができ、係止手段及び対応協動係止手段によって意図しない緩みに対し安全確実に配置でき、その結果、接触手段に対しほぼ垂直に、又は装置上面に対し垂直に与えられる接続モジュールの差込み方向及び引外し方向によって、厳しいアクセス条件、例えば配線済みの接続モジュールの下でも結合又は引外しが僅かな所要空間で容易に達成されうる。引外し時、短い引離し距離という利点を生じ、その結果、危険な、接続導体の締め直しを回避できる。
【0006】
取付け装置の係止手段を係止フックを持つ弾性の閂として、そして対応協動係止手段を係止フックを受ける係止部として構成するとよい。その結果、特にハウジング内側に配置した係止手段と対応協動係止手段とで、係止部からの閂の引外しや取付け装置からの対応する接続モジュールの引外しがなんの工具もなしに、即ち安全指向で可能になる。
【0007】
更に好ましくは、取付け装置はモジュール装着部に対応する接触手段の端面及び/又は長側面に配置された、又はそれらを覆う絶縁手段を備える。その結果接続モジュールを取外す際、露出しており、場合によっては電圧がかかっている接触手段に対する規定通りの接触保護が保証できる。更に、各絶縁手段を絶縁L形部材として、特にハウジング内に設置可能な差込部材として形成するとよい。それにより、接触保護の観点からより安全確実な接触手段を容易に提供できる。
【0008】
次に本発明による好ましい実施態様を、図示の実施例を参照して詳細に説明する。
【0009】
図1は、ハウジング2を有するモジュール式取付け装置1を示す。該装置1は、好ましくは電気機器、電磁機器又は電子機器の機器ユニット3を備える。交換可能な機器ユニット3により取付け装置1の用途が定まる。取付け装置1は、ハウジング2内に設置した保持手段4を備え、該手段4はそれに結合可能な支持手段5を備えている。該手段5は、例えば配電器や開閉器箱等の内部に取付けけられ、そこに嵌め込まれる取付け装置1は固定された組込み位置を持つ。保持手段4については、図2の説明の際に詳細に説明する。
【0010】
取付け装置1、即ちハウジング2は複数のモジュール装着部6a〜6dを持ち、ハウジング2の一端面に、そこに配置される第1及び第2接続モジュール7a、7bのための第1及び第2モジュール装着部6a、6bを備えている。他方の端面に配置される第3及び第4モジュール装着部6c、6dには、各々対応する第3及び第4接続モジュール7c、7dが装着される。こうすることで、配線済みの機器に故障を生じたり保守点検作業を施したりする際、それらの完全な交換が不要となる。因みに、従来はその都度全導体の全ての接続手段の取外しが必要であった。
【0011】
接続モジュール7bが他の接続モジュール7b〜7dと同様に多極の接続手段を備えるとよい。接続手段の接続モジュール7bの2つの変形例として、一つには簡略表示にてネジ式端子8aを、もう一つには簡略表示したバネ式端子8bを示している。自明の如く、他の変形例、例えば刃形端子等を用いてもよい。接続手段は各々そこに接続される(ここには図示していない)1本又は複数本の導体に応じて決定される。
【0012】
ハウジング壁の第1及び第2装着部6a、6bに、第1及び第2コーディング手段9a、9bが設けられている。両コーディング手段9a、9bは、各々対応する第1対応協動コーディング手段10a及び図示しない第2対応協動コーディング手段と各々通信する。第1対応協動コーディング手段10aと第2対応協動コーディング手段は第1及び第2接続モジュール7a、7bの一部である。コーディング手段9a、9bも、第1対応協動コーディング手段10a及び第2対応協動コーディング手段も第1及び第2接続モジュール7a、7bを特定のモジュール装着場所に配置するための、即ちハウジング2への間違いのない割当関係をもって装着するために用いられる。
【0013】
同様のことが各々第3及び第4コーディング手段9c、9dを持つ第3及び第4モジュール装着部6c、6dにも当てはまる。第3及び第4コーディング手段9c、9dは各々装着可能な第3及び第4接続モジュール7c、7dの対応する第3及び第4対応協動コーディング手段10c、10dとの間に両立性を持っている。即ち、ハウジング2のモジュール装着部6a〜6dにおけるコーディング手段9a〜9dと、接続モジュール7a〜7dにおける対応協動コーディング手段10a〜10dとは、全体的に互いに容易にコーディングできる。このことは、ある接続面の接続モジュールにも他の接続面の接続モジュールにも当てはまり、その結果、配置の間違いや機器損傷を回避できる。
【0014】
その際、例えば第1モジュール装着部6aの第1コーディング手段9aは、ハウジングの一部により形成されるハウジング壁の4つの凹所で形成される。これら凹所又は貫通孔は、個別化のために第2コーディング手段9bのそれとは姿勢や位置、寸法が異なる。第1対応協動コーディング手段10aは、この実施例では、L形部材として形成され、姿勢や位置、寸法が第1コーディング手段9aの凹所に対応するようにモールド成形され、その結果、例えば第2又は第3接続モジュール7b、7cを取り違えることが無くなる。
【0015】
L形部材が、同時に取付け装置1のハウジング2における接続モジュール7a〜7dの取付けフックを兼ねるとよい。自明の如く、同様のことは他の全モジュール装着部6b〜6d及び接続モジュール7b〜7dにも当てはまる。その際、各モジュール装着部6b〜6dに、各コーディング手段9b〜9d及び対応する第2又は第3及び第4対応協動コーディング手段10c、10dの個別化が行われる。コーディング手段9a〜9dは、他の実施態様では各接続モジュール7a〜7dにも設けられる。その場合、対応協動コーディング手段10a〜10dはハウジング2に適当な整列方向で配置される。
【0016】
第1モジュール装着部6aは、更にハウジング2のハウジング壁端面に係止手段11を備える。同様に第3モジュール装着部6cも、図示しないが同様の係止手段を備える。第1接続モジュール7aには、鎖錠機構という考え方で第1接続モジュール7aの特定のモジュール装着部の鎖錠及び解錠のための係止手段11との相互作用に役立つ対応協動係止手段12が設けられている。かくして第1接続モジュール7aの意図しない緩みを回避できる。接続済みの導体を介して作用する押引力の発生時、接続モジュールの緩みを回避できる。このことは、負荷状態の下での緩みがそれに基づくアーク形成により接点焼損及び過熱を招来し、機器の破壊に至ることがある場合に重要である。同様のことは、第3接続モジュール7cにも当てはまり、接続モジュール7a〜7dを押し込むことで係止手段11が対応協動係止手段12に係合する。係止手段11は、係止フックを持つ弾性の閂として構成できる。閂自体は、一体又は複数分割形のバネ部材を含む。
【0017】
係止手段11がハウジング壁の一部をなすとよく、簡単で、製造コストの安い実施態様となる。対応協動係止手段12も簡単に、即ち係止フックを受ける係止部として構成できる。本発明の枠内で、閂は接続モジュール7a〜7d内に、係止部は取付け装置1のハウジング2内に各々設置できる。第1接続モジュール7aの壁の凹所として形成した係止部は、一方の傾斜部13の終端部に配置され、この傾斜部13を経て、例えばドライバにより閂を解錠できる。
【0018】
傾斜部13の他方の終端部に、そこに差し込まれる鎖錠片15用のスリット状凹所14が設けられる。鎖錠片15は差込まれた状態で閂に対するアクセスを阻止し、鎖錠機構の解錠を阻止し、第1接続モジュール7aの望ましくない分解や取外しを防止できる。第1接続モジュール7aを取付け装置1に組み立てた状態で第2接続モジュール7bに対し構造的に重複させることで、第2接続モジュール7b用の別個の鎖錠機構が不要になる。なぜなら、それは第一に 第1接続モジュール7aの解錠により引き出せるからである。
【0019】
ハウジング2の一方の端面、特に第1モジュール装着部6aに、第1接触手段16aが配置される。階段状に段差を付けた第2モジュール装着部6bに、第1モジュール装着部6aと同様に第2接触手段16bが設けられる。端面に突出する接触手段16a、16bは、図示しない、所謂接点ホルダの一部である。接点ホルダは装置ユニット3のプリント配線板17上に配置され、取り付けられる。接点ホルダは接触手段16a、16bとプリント配線板17との間の導電接続部等としても役立つ。第1接触手段16aに属する第1接続モジュール7aは簡略表示した対応協動接触手段18を備える。該手段18は第1接続モジュール7a内で、対応するモジュールハウジングの空所の後方に配置される。
【0020】
第1接触手段16aは、対応協動接触手段18と共に取付け装置1と第1接続モジュール7aとの間の接続部を形成する。第1接触手段16aは、取付け装置1の上面に整列する長側面を備える。第1接続モジュール7aを第1接触手段16aの方向に、端面に沿って取付け装置1の第1モジュール装着部6aへ導入する際、第1接触手段16aがその長側面に横向きに対応協動接触手段18と接触する。その結果、垂直接触方向ないし直立方向の結合及び分解方向が生ずる。接続モジュールに関して水平方向の結合及び分解方向を有する取付け装置と異なり、本実施態様の取付け装置1によれば、例えば開閉器箱の中の僅かな配線間隔の下でも、接続モジュール7a〜7dの分解を保証できる。
【0021】
第1接触手段16aは、一連の平坦な接触部材、特に接触舌片、接触ラグ又は接触ピンとして形成するとよい。平坦な接触部材を、その平坦面がハウジング2の側面に平行になるように配置する。その際、接触部材の数は自由に選択できる。両立性を遵守すべく、対応協動接触手段18を一連のフォーク状接触部材として形成し、もって簡単で接触を促進させる導電接触結合を行うとよい。対応協動接触手段18は、他の接続モジュール7b〜7dの全対応協動接触手段としても機能する。その際、フォーク状接触部材によって、又はバネ接触若しくはチューリップ形接触も、平坦な接触部材との間に分解自在の結合が与えられる。実体に即して、この構造的実施態様は他のモジュール装着部6b〜6dにも他の接続モジュール7b〜7dにも適用できる。
【0022】
個々の接続モジュール7a〜7d内に、場合によっては、一方で各接触手段に対する導電結合を保証し、他方で対応する対応協動接触手段に対する導電結合を保証する、図示しない打抜き/曲げ部等も設け得る。自明の如く、取付け装置1の変形例として、平坦な接触部材部が接続モジュールの一部であるフォーク状接触部材により実現できる。
【0023】
第1及び第2接触手段16a、16bに、例えばその終端側面及び長側面に接触保護装置の考え方に沿った第1及び第2絶縁手段19a、19bが配置される。一連の絶縁部材として構成された各絶縁手段19a、19bは対応する接触手段16a、16bを覆い、もって場合によっては接続モジュール7a及び7bの引外し後の課電状態にある接触手段16a及び16bへの接触を回避できる利点がある。
【0024】
本実施例は、絶縁L形部材又は破線で示す絶縁突起として形成した絶縁手段19a、19bが関連する規格、例えばEN61140「電撃に対する保護」の条件を満たす。鼻状安全フィンガとも呼べる絶縁手段19a、19bは、ハウジング2内に設けた差込部材として実現するとよい。対応する受入部を持つハウジング2の対応する実施態様は、この種絶縁手段の低コストでの装備を可能にする。自明の如く、絶縁手段19a、19bは、特に平坦な接触部材を備えた実施態様では、接続モジュール7a〜7dに設けてもよい。
【0025】
矢印で示す組立方法による接続モジュール7a〜7dの接触方向に対応する所定の移動方向によって、コーディング手段9a〜9d及び対応協動コーディング手段10a〜10d、係止手段11及び対応協動係止手段12、並びに絶縁手段19の構成が得られる。コーディング手段9a〜9d及び対応協動コーディング手段10a〜10d、係止手段11及び対応協動係止手段12並びに絶縁手段19は、上述の実施例においては同様に作用するが、上述の手段とは異なる変形例によっても実現できる。
【0026】
第1接続モジュール7aの取付け装置1への取付け、取外しは、他の接続モジュール7b〜7dと同様に、第1接触手段16aの長手方向軸にほぼ直角に行う。従って各接続モジュール7a〜7dをモジュール装着部6a〜6dに結合することで作動結合の考えに沿ったコーディング及び鎖錠を含む電気接触及び機械結合を生み出す装置が得られる。このことから、取付け装置1の狭められた配置空間の下で、例えば開閉器箱内の配線路相互間においても、快適なアクセス状況が達せられる。
【0027】
修理や設備増強の目的で接続モジュール7a〜7dの内の1つ又は複数を取外すには、まず工具で鎖錠機構を解錠する。その際、閂の係止フックを係止部から外し、対応する接続モジュールを取外す。再組立時は、コーディング手段9a〜9d及び対応協動コーディング手段10a〜10dにより、取外した全接続モジュールの、対応するモジュール装着部への一義的な配置位置を保証できる。
【0028】
図2は、取付け装置1を図1とは異なる方向から見た斜視図である。ここでは、接続モジュール7a〜7dの内の各2つがその組立最終位置でハウジング2の一端面又は他の端面に平行に電気的及び機械的に結合されている。ハウジング2内に設置された保持手段4は2つの互いに対応協動する係止部材20を備え、該部材20は、各々対応するバネ部材21により保持手段の間に設けられる支持手段5に関して保持手段の一部として作用し、それにより自動係止される。各係止部材20は傾斜面と共に対応するバネ部材21と一体に作れる。その場合、バネ部材21はハウジング2の一部を構成する。このことから結果的に、部品数及び製造コストの低減を達成できる。
【0029】
交換すべき取付け装置1、例えば故障した装置、更にはアクセスの困難な装置の取外しを、バネ作用下にある保持手段4を用い、断面帽子形レールとして構成された支持手段5から、マニュアルでの引っ張り又は押圧操作による力を両バネ部材21の一方のバネ力に対抗して、対応する係止部材20が帽子形レールの端縁を越えて変位するところ迄加えることで、容易に行える。次に、帽子形レールから遠ざかるような揺動運動を行い、取付け装置1を工具なしで、即ちバネ力に対抗するマニュアル操作で取外すことができる。
【0030】
上述した本発明は次のように要約できる。即ち、アクセスの困難な条件下で接続モジュール7a〜7d等を僅かな占有空間の下に簡単に交換可能とした接続モジュール7a〜7dを備える取付け装置1を提供すべく、保持手段4に結合可能な支持手段5用の保持手段4と共に、接続モジュール7a〜7d用の、モジュール装着部6a〜6dをも備えたハウジング2を形成する。その際、一方では特定のモジュール装着部の配置のためにモジュール装着部6a〜6d毎に接触手段9a〜9dを配置すると共に、接続モジュール7a〜7d毎に対応協動接触手段10a〜10dを配置し、他方では特定のモジュール装着部の鎖錠と解錠のためにモジュール装着部6a〜6dの少なくとも1つに係止手段11を配置すると共に、接続モジュール7a〜7dの少なくとも1つに対応協動係止手段12を配置する。各モジュール装着部6a〜6dに長側面を備えた接触手段16a、16bを設け、各接続モジュール7a〜7dに対応協動接触手段18を設ける。その際、接触手段16a、16bをその長側面に対し直角方向に対応協動接触手段18と接触させる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】配置済みの接続モジュール、及び後で配置可能な接続モジュールを有する取付け装置の斜視図である。
【図2】配置済みの複数の接続モジュールを有する取付け装置の斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
1 取付け装置、2 ハウジング、3 機器ユニット、4 保持手段、5 支持手段、6 モジュール装着部、7 接続モジュール、8 端子、9 コーディング手段、10 対応協動コーディング手段、11、12 係止手段、13 傾斜部、14 凹所、15 鎖錠片、16 接触手段、17 プリント配線板、18 対応協動接触手段、19 絶縁手段、20 係止部材、21 バネ部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
結合可能な支持手段(5)用の保持手段(4)と、
複数のモジュール装着部(6a〜6d)を有するハウジング(2)と、
各々前記モジュール装着部(6a〜6d)に配置可能であってそれに接続可能な導体用の接続手段を有する複数の接続モジュール(7a〜7d)と、
特定のモジュール装着部を割当てるために、各モジュール装着部(6a〜6d)毎に備えられたコーディング手段(9a〜9d)、及び各接続モジュール(7a〜7d)毎に備えられた対応協動コーディング手段(10a〜10d)と、
特定のモジュール装着部の鎖錠及び解錠のために、前記各モジュール装着部(6a〜6d)の少なくとも1つに備えられた係止手段(11)、及び前記接続モジュール(7a〜7d)の少なくとも1つに備えられた対応協動係止手段(12)と、
各モジュール装着部(6a〜6d)毎に長側面を有する接触手段(16a、16b)及び各接続モジュール(7a〜7d)毎に備えられた対応協動接触手段(18)と、
を備え、
前記接触手段(16a、16b)はその長側面に対して直角方向に前記対応協動接触手段(18)と接触可能であるモジュール式取付け装置。
【請求項2】
電気機器ユニット、電磁機器ユニット及び電子機器ユニットの少なくとも1つ(3)を備える請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記保持手段(4)の一部として、バネ作用を受けて自動鎖錠する少なくとも1つの係止部材(20)を備える請求項1記載の装置。
【請求項4】
前記接続モジュール(7a〜7d)の少なくとも1つが多極に構成された請求項1記載の装置。
【請求項5】
各接続手段がネジ式端子、バネ式端子又は刃形端子として構成された請求項1記載の装置。
【請求項6】
各モジュール装着部(6a〜6d)毎に個々にハウジングの一部により凹所として形成されたコーディング手段(9a〜9d)及びL形部材として形成された対応協動コーディング手段(10a〜10d)を備える請求項1記載の装置。
【請求項7】
前記係止手段(11)が、弾性であって係止フックを有する閂として構成され、前記対応協動係止手段(12)が前記係止フックを受ける係止部として構成された請求項1記載の装置。
【請求項8】
前記接触手段(16a、16b)が接触ラグ又は接触ピンとして構成され、前記対応協動接触手段(18)がフォーク状接触部材として構成された請求項1記載の装置。
【請求項9】
前記接触手段(16a、16b)の端面及び/又は長側面に配置された、前記接触手段(16a、16b)を覆う絶縁手段(19)を備える請求項1又は8記載の装置。
【請求項10】
前記絶縁手段(19)が絶縁L形部材として、前記ハウジング(2)内に設置可能な差込部材として形成された請求項9記載の装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公表番号】特表2006−513548(P2006−513548A)
【公表日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−567241(P2004−567241)
【出願日】平成15年11月10日(2003.11.10)
【国際出願番号】PCT/DE2003/003716
【国際公開番号】WO2004/068645
【国際公開日】平成16年8月12日(2004.8.12)
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【Fターム(参考)】