説明

モータドライバの取付構造

【課題】モータドライバの通気孔に水が直接かかることを抑制できるモータドライバの取付構造を提供する。
【解決手段】内燃機関1の可変バルブタイミング装置10を駆動する電動モータ31を内包するモータドライバ30の取付構造であって、モータドライバ30は、電動モータ31と、電動モータ31を内包するケーシング32と、ケーシング32に設けられてケーシング32の内外を連通する通気孔32dと、通気孔32dに設けられるフィルタ部材32eとを有し、モータドライバ30は、内燃機関1の一側を覆うチェーンケース5の外面に取り付けられ、通気孔32dは、ケーシング5のうち、チェーンケース5に対して隙間S1を有して対向する面32c1に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の可変バルブタイミング装置を駆動する電動モータを内包するモータドライバの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
吸気バルブおよび排気バルブの開閉タイミングを、エンジンの駆動状態に応じて調整する可変バルブタイミング装置としては、電動モータを用いてタイミングギヤに対してカムシャフトを進角側または遅角側に相対回動させる電動式の可変バルブタイミング装置がある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1では、カムシャフトの一端に遊星歯車機構などからなる位相調整ユニットを取り付けると共に、電動モータの回転出力を利用して位相調整ユニットを駆動している。そして、この電動モータを内包するモータドライバが、内燃機関の側面(例えばチェーンケースの側面)に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−303748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、モータドライバには、電動モータの駆動による内部空気の膨張・収縮によって、パッキンの破損やオイルシールの抜けが生じるのを防止するために、モータドライバの内外を連通する通気孔が設けられている。また、通気孔には、塵埃などの侵入を防止するために通気フィルタが設置されている。
【0005】
しかし、モータドライバは、内燃機関の外部に設置されているため、例えば高圧洗車機による高圧力の水などが通気孔に直接かかった場合に、フィルタが破損したり、モータドライバの内部に水が浸入したりするおそれがある。
【0006】
本発明は、これらの問題に鑑みて成されたものであり、モータドライバの通気孔に水が直接かかることを抑制できるモータドライバの取付構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るモータドライバの取付構造は、内燃機関の可変バルブタイミング装置を駆動する電動モータを内包するモータドライバの取付構造であって、該モータドライバは、前記電動モータと、該電動モータを内包するケーシングと、該ケーシングに設けられて該ケーシングの内外を連通する通気孔と、該通気孔に設けられるフィルタ部材とを有し、前記モータドライバは、前記内燃機関の一側を覆う被覆部材の外面に取り付けられ、前記通気孔は、前記ケーシングのうち、前記被覆部材に対して隙間を有して対向する面に形成されていることを特徴とする。
【0008】
これによれば、モータドライバが内燃機関の一側を覆う被覆部材の外面に取り付けられており、通気孔が、ケーシングのうち、被覆部材に対して隙間を有して対向する面に形成されているので、内燃機関に向けて水をかけた場合でも通気孔に水が直接かかり難くい。また、通気孔と被覆部材との隙間によって通気孔の空気の出入りを確保することができる。そのため、通気性を確保しながら、フィルタの破損やモータドライバへの浸水を防止することができる。
【0009】
また、前記被覆部材は、前記通気孔よりも大きく、かつ、前記通気孔との間に間隙を有して対向する対向部を有する構成とするのが好ましい。
【0010】
これによれば、被覆部材は、前記通気孔よりも大きく、かつ、前記通気孔との間に間隙を有して対向する対向部を有しているので、空気の流れを阻害することなく、通気孔に水が直接かかることを抑制することができる。
【0011】
また、前記対向部には、前記ケーシングに向けて延出し、前記通気孔の周囲を囲む延出部が設けられている構成とするのが好ましい。
【0012】
これによれば、ケーシングに向けて延出し、通気孔の周囲を囲む延出部が、前記対向部に設けられているので、通気孔に水が直接かかることを一層抑制することができる。
【0013】
また、本発明は、内燃機関の可変バルブタイミング装置を駆動する電動モータを内包するモータドライバの取付構造であって、該モータドライバは、前記電動モータと、該電動モータを内包するケーシングと、該ケーシングに設けられて該ケーシングの内外を連通する通気孔と、該通気孔に設けられるフィルタ部材とを有し、前記ケーシングは、前記通気孔に対して隙間を有して配置され、前記通気孔を覆い隠すカバー部を有することを特徴とする。
【0014】
これによれば、ケーシングは、通気孔に対して隙間を有して配置され、通気孔を覆い隠すカバー部を有するので、内燃機関に向けて水をかけた場合でも通気孔に水が直接かかり難くい。そのため、通気性を確保しながら、フィルタの破損やモータドライバへの浸水を防止することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、モータドライバの通気孔に水が直接かかることを抑制できるモータドライバの取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】第1実施形態に係るモータドライバの取付構造を備える内燃機関の正面図である。
【図2】図1のI−I矢視断面図である。
【図3】(a)は、チェーンケースの正面図であり、(b)は、チェーンケースの対向部付近を拡大して示した斜視図である。
【図4】モータドライバ付近を拡大して示した内燃機関の側面図である。
【図5】電動式の可変バルブタイミング装置を模式的に示した側面図である。
【図6】変形例に係るモータドライバの取付構造を備える内燃機関の側面図である。
【図7】(a)は、第2実施形態に係るモータドライバの取付構造を備える内燃機関の側面図であり、(b)は(a)のII−II矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の第1実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
【0018】
本実施形態に係るモータドライバの取付構造の説明に先立って、図5を参照して可変バルブタイミング装置10について説明する。図5は、電動式の可変バルブタイミング装置を模式的に示した側面図である。
図5に示すように、可変バルブタイミング装置10は、クランクシャフト(図示せず)に連動して回転するタイミングギヤ3に対して、カムシャフト4を進角側または遅角側に相対回動させる装置である。可変バルブタイミング装置10は、内燃機関1の側部に設けられている。可変バルブタイミング装置10は、カムシャフト4に連結された位相変換機構部20と、位相変換機構部20を駆動する電動モータ31を内包するモータドライバ30と、を備えている。
【0019】
位相変換機構部20は、例えば遊星歯車機構などで構成されている。位相変換機構部20は、カムシャフト4の一端部に連結されているとともに、電動モータ31の出力軸31aに連結されている。位相変換機構部20は、内燃機関1の側部を覆う被覆部材であるチェーンケース5の内部(チェーン室)に配置されている。
【0020】
モータドライバ30は、内包する電動モータ31によって位相変換機構部20を駆動する部位である。モータドライバ30は、電動モータ31と、この電動モータ31を収容するケーシング32と、ECU(Engine Control Unit)からのハーネスや電源ケーブルなどを接続するコネクタ33(図1参照)と、を主に備えている。モータドライバ30は、チェーンケース5の外面に固定されている。
【0021】
電動モータ31は、例えば三相ブラシレスモータなどで構成されており、ECUによって出力軸31aの回転を制御されている。電動モータ31は、出力軸31aを進角側または遅角側に回動させることで、位相変換機構部20を操作して、タイミングギヤ3に対して、カムシャフト4を進角側または遅角側に相対回動させている。
【0022】
ケーシング32は、電動モータ31を収容する中空部材である。ケーシング32は、略円筒状のケーシング本体32aと、ケーシング本体32aの一端側に設けられたフランジ部32bと、ケーシング本体32aから突出形成された突出部32cと、突出部32cに貫通形成された通気孔32dと、突出部32c内に配置されたフィルタ部材32e(図2参照)と、を有している。
【0023】
つづいて、本実施形態に係るモータドライバ10の取付構造について、図1乃至図4(適宜図5)を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係るモータドライバの取付構造を備える内燃機関の正面図である。図2は、図1のI−I矢視断面図である。
【0024】
図1、図2に示すように、モータドライバ30のケーシング32は、被覆部材であるチェーンケース5の上部側面に取り付けられている。ケーシング本体32aの他端側(カムシャフト4側)は、チェーンケース5に設けられた開口部5aに嵌め込まれている(図5参照)。フランジ部32bは、ケーシング本体32aの一端側の周囲に設けられた環状の部位である。フランジ部32bは、開口部5aよりも大径に形成されており、開口部5aの端縁5b(図3照)にボルトBで締結されている。開口部5aの端縁5bとフランジ部32bとの間には、図示しないOリングが設置されており、防水が図られている。突出部32cは、ケーシング本体32aに対して、カムシャフト4の径方向(図1の左側)に突出するように設けられている。より詳しくは、突出部32cは、チェーンケース5の開口部5aの端縁5bよりも、カムシャフト4の径方向外側に突出している。なお、図1、図2の符号6はヘッドカバーである。
【0025】
図2に示すように、通気孔32dは、ケーシング32の内部と外部を連通する貫通孔である。通気孔32dは、電動モータ31の駆動に伴って、ケーシング32の内部の空気が膨張・収縮した際に、ケーシング32の内部の気圧変化を抑制する機能を有する。通気孔32dは、突出部32cのチェーンケース5側の側面32c1に形成されている。通気孔32dには、フィルタ部材32eが、通気孔32dを塞ぐように設置されている。フィルタ部材32eは、気体(空気)の透過を許容するが、液体(水)や塵埃の通過を防止する部材である。
【0026】
図3の(a)は、チェーンケースの正面図であり、(b)は、チェーンケースの対向部付近を拡大して示した斜視図である。
図2、図3に示すように、チェーンケース5には、ケーシング本体32aの一端側が挿入される開口部5aが形成されている。開口部5aの端縁5bには、フランジ部32bのカムシャフト4側の側面が当接する。開口部5aの端縁5bには、フランジ部32bを締結するためのボルトボス部5dが設けられている。チェーンケース5は、突出部32cに(より詳しくは通気孔32dに)対向する位置に、板状の対向部51を有している。対向部51は、チェーンケース5の側面5cから開口部5aの径方向外側に向かって延出形成されている。また、対向部51は、チェーンケース5の側面5cのうち、開口部5aの端縁5bからカムシャフト4側に離間した位置に設けられている。これにより、通気孔32dと対向部51との間に隙間S1が形成される。対向部51は、カムシャフト4の軸方向に見て、突出部32cよりも(つまり通気孔32dよりも)大きい面積で形成されている(図1参照)。
【0027】
また、対向部51の周縁には、突出部32cに向かってカムシャフト4の軸方向に延出して、通気孔32dの周囲(より詳しくは突出部32cの周囲)を囲う延出部52が設けられている。延出部52は、突出部32cの外形に沿って湾曲形成された壁状の部位である。延出部52と突出部32cの間には、隙間S2が設けられている。隙間S2は、隙間S1に対して交差(直交)する方向に形成されている。また、隙間S2は、隙間S1よりも狭くなっている。
【0028】
第1実施形態に係るモータドライバの取付構造は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、モータドライバの取付構造による作用効果について説明する。
【0029】
図4に示すように、チェーンケース5の外面にモータドライバ30のフランジ部32bを取り付けると、突出部32cのチェーンケース5側の側面32c1が対向部51で覆われるとともに、突出部32cの外周面が延出部52で覆われた状態となる。そのため、例えば、内燃機関1に高圧洗車機の高圧水が吹き付けられた場合でも、高圧水が通気孔32dに至る前に対向部51及び延出部52によって遮られるので、高圧水が通気孔32dに直接かかることがない。その結果、モータドライバ30の内部への水の浸入やフィルタ部材32eのずれや破損を抑制することができる。
【0030】
また、図2に示すように、突出部32cのチェーンケース5側の側面32c1と対向部51との間には隙間S1が設けられるとともに、突出部32cの外周面と延出部52との間には隙間S2が設けられているので、通気孔32dの空気の出入りを阻害することがない。
【0031】
さらに、隙間S2は、隙間S1に対して交差(直交)する方向に形成されているので、隙間S1及び隙間S2がいわゆるラビリンス構造となる。そのため、通気孔32dに水が直接かかることを一層抑制することができる。
【0032】
以上、本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0033】
例えば、第1実施形態では、ケーシング32に突出部32cを設け、この突出部32cに通気孔32dを形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フランジ部32bに通気孔32dを形成するようにしてもよい。
【0034】
また、第1実施形態では、対向部51の外周縁に延出部52を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、通気孔32dに対して隙間を有して対向する位置にチェーンケース5などの被覆部材が存在すればよい。
【0035】
図6は、変形例に係るモータドライバの取付構造を備える内燃機関の側面図である。
変形例に係るモータドライバの取付構造は、通気孔32dを備える突出部32cが、モータドライバ30の下側に設けられている点が、第1実施形態と異なっている。
【0036】
変形例のモータドライバ30は、第1実施形態のモータドライバ30を反時計回りに約120°回転した状態で、チェーンケース5に取り付けられている。突出部32cのチェーンケース5側の側面には、通気孔32dが形成されており、通気孔32dとチェーンケース5の間には隙間(図示せず)が設けられている。
【0037】
このような構成によれば、通気孔32dとチェーンケース5とが対向しているので、高圧洗車機による高圧水などが通気孔32dに直接かかることがない。また、通気孔32dとチェーンケース5の間に隙間が設けられているので、通気孔32dの空気の出入りを阻害することがない。また、通気孔32dがモータドライバ30の下側に配置されているので、排水性がよい。さらに、変形例では、コネクタ33がモータドライバ30の上側に配置されているので、コネクタ33の接続作業が容易になる。
【0038】
次に、第2実施形態に係るモータドライバの取付構造について、図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第2実施形態に係るモータドライバの取付構造は、モータドライバ30のケーシング32のうち、チェーンケース5と反対側の面に、通気孔32dとカバー部35とを備える点が、第1実施形態と異なっている。
【0039】
カバー部35は、第1カバー部36と第2カバー部37とで構成されている。
第1カバー部36は、通気孔32dを囲うように、ケーシング32のチェーンケース5と反対側の面に立設された略U字状の壁部36aと、この壁部36aに支持されて通気孔32dに対して隙間S3を有して配置された平板部36bと、で構成されている。第1カバー部36は、図7(b)に示すように、上向きに開口している。
【0040】
第2カバー部37は、通気孔32d及び第1カバー部36の上半部を囲うように、ケーシング32のチェーンケース5と反対側の面に立設された略逆U字状の壁部37aと、この壁部37aに支持されて平板部36bに対して隙間S4を有して配置された平板部37bと、で構成されている。第2カバー部37は、図7(b)に示すように、下向きに開口している。
【0041】
このように、カバー部35は、通気孔32dを覆って上向きに開口する第1カバー部36と、第1カバー部36の上半部を覆って下向きに開口する第2カバー部37によって、いわゆるラビリンス構造になっている
【0042】
第2実施形態に係るモータドライバの取付構造によれば、ケーシング32のチェーンケース5と反対側の面に設けられた通気孔32dが、カバー部35で覆い隠されているので、高圧洗車機による高圧水などが通気孔32dに直接かかることがない。
また、通気孔32dとカバー部35の間に隙間S3,S4が設けられているので、通気孔32dの空気の出入りを阻害することがない。
また、カバー部35は、第1カバー部36と第2カバー部37によっていわゆるラビリンス構造となっているので、水などが隙間S3,S4を通って通気孔32dに到達するのを抑制することができる。
【0043】
なお、第2実施形態では、第1カバー部36と第2カバー部37の2部材でカバー部35を構成したが、どちらか一方のみでカバー部35を構成してもよい。なお、下向きに開口する第2カバー部37のみででカバー部35を構成すれば、第2カバー部37の内部に水がたまらないので、通気性を確保しながら、フィルタの破損やモータドライバへの浸水を防止することができる。
【符号の説明】
【0044】
1 内燃機関
5 チェーンケース
10 可変バルブタイミング装置
30 モータドライバ
31 電動モータ
32 ケーシング
32a ケーシング本体
32b フランジ部
32c 突出部
32d 通気孔
32e フィルタ部材
33 コネクタ
51 対向部
52 延出部
B ボルト
S1 隙間
S2 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関の可変バルブタイミング装置を駆動する電動モータを内包するモータドライバの取付構造であって、
該モータドライバは、前記電動モータと、該電動モータを内包するケーシングと、該ケーシングに設けられて該ケーシングの内外を連通する通気孔と、該通気孔に設けられるフィルタ部材とを有し、
前記モータドライバは、前記内燃機関の一側を覆う被覆部材の外面に取り付けられ、
前記通気孔は、前記ケーシングのうち、前記被覆部材に対して隙間を有して対向する面に形成されていることを特徴とするモータドライバの取付構造。
【請求項2】
前記被覆部材は、前記通気孔よりも大きく、かつ、前記通気孔との間に間隙を有して対向する対向部を有することを特徴とする請求項1に記載のモータドライバの取付構造。
【請求項3】
前記対向部には前記ケーシングに向けて延出し、前記通気孔の周囲を囲む延出部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のモータドライバの取付構造。
【請求項4】
内燃機関の可変バルブタイミング装置を駆動する電動モータを内包するモータドライバの取付構造であって、
該モータドライバは、前記電動モータと、該電動モータを内包するケーシングと、該ケーシングに設けられて該ケーシングの内外を連通する通気孔と、該通気孔に設けられるフィルタ部材とを有し、
前記ケーシングは、前記通気孔に対して隙間を有して配置され、前記通気孔を覆い隠すカバー部を有することを特徴とするモータドライバの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−113100(P2013−113100A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−256895(P2011−256895)
【出願日】平成23年11月25日(2011.11.25)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】