説明

モータ制御装置

【課題】交流電圧を直接スイッチングしてモータ駆動を行うモータ制御装置において、交流電圧印加中の検出値のみでは交流電圧値を認識できないという課題を有していた。
【解決手段】インバータ主回路2に印加される電圧値を検出する電圧検出部4と、前記インバータ主回路2によりモータ3を駆動させる駆動制御部8と、前記インバータ主回路2に印加される交流電圧を遮断できるスイッチ9と、前記駆動制御部8によるモータ動作状態により前記スイッチ9のオン、オフを制御するスイッチ制御部10を備えることにより、直流電圧値に変換された交流電圧印加中の交流電圧検出値を交流電圧値として認識でき、この交流電圧値を用いてモータ駆動を実現させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交流電源からの交流電圧を直接スイッチングして3相モータを可変速で駆動できるモータ制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のモータ制御装置はインバータ主回路に印加される電圧を検出し、この検出値を用いてモータ駆動を行う(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図9は、上記特許文献1に記載される従来のモータ制御装置のブロック図である。
【0004】
図9に示すように、従来のモータ制御装置は、交流電源と、交流電圧を直接スイッチングしてモータ駆動を行う複数個の双方向半導体スイッチで構成されるインバータ主回路(PWMサイクルコンバータ)と、前記交流電源と前記インバータ主回路間に設置されるラインフィルタと、前記交流電源電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出結果を用いて前記インバータ主回路を構成する双方向半導体スイッチを制御しモータ駆動を行う駆動制御部から構成されている。
【0005】
電圧検出部は交流電源の電圧値と電圧位相の瞬時値を駆動制御部に出力し、駆動制御部はモータ電流方向などの情報と合わせてインバータ主回路を構成する双方向半導体スイッチのオン、オフ制御によりモータ駆動を行う。
【特許文献1】特開2000−139076号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般的に駆動制御部において各種検出値を取り込むマイコン等のAD変換ポートは直流電圧入力仕様で負電圧入力に対応していない。しかしながら前記従来の構成によるモータ駆動では、インバータ主回路に印加される電圧が交流電圧となるため、交流電圧印加中の電圧検出部からの検出信号のみでは駆動制御部において交流電圧値を認識できないという課題を有していた。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、インバータ主回路に印加される電圧が交流電圧となる場合でも、駆動制御部においてオフセット電圧を設定することで電圧検出部からの検出値を駆動制御部で交流電圧値と認識できるモータ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明のモータ制御装置は、交流電源と、該交流電源出力を双方向に電流制御を行うことができる双方向スイッチング素子を備え、直接双方向にスイッチングして得た可変電圧・可変周波数の交流出力によりモータを駆動させるインバータ主回路と、前記インバータ主回路と前記交流電源間に設置されるフィルタ部と、前記インバータ主回路に印加される電圧値を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出値を用いて前記インバータ主回路の双方向スイッチング素子のオン、オフ制御を行う駆動制御部を備えたモータ制御装置において、前記フィルタ部と前記電圧検出部による電圧検出箇所との間に設置される入力接続スイッチと、前記入力接続スイッチのオン、オフを制御するスイッチ制御部を備えたものである。
【0009】
これによりインバータ主回路へ交流電圧が印加されるモータ制御装置において、入力接
続スイッチがオフ時に電圧検出部により検出される検出値をオフセット電圧として設定することで、交流電圧印加時の電圧検出部からの検出値により交流電圧値を認識することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明のモータ制御装置は、直接インバータ主回路へ入力される交流電圧値を特別な装置なしに電圧検出部により検出し、モータ駆動制御に反映することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は、交流電源と、該交流電源出力を双方向に電流制御を行うことができる双方向スイッチング素子を備え、直接双方向にスイッチングして得た可変電圧・可変周波数の交流出力によりモータを駆動させるインバータ主回路と、前記インバータ主回路と前記交流電源間に設置されるフィルタ部と、前記インバータ主回路に印加される電圧値を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出値を用いて前記インバータ主回路の双方向スイッチング素子のオン、オフ制御を行う駆動制御部を備えたモータ制御装置において、
前記フィルタ部と前記電圧検出部による電圧検出箇所との間に設置される入力接続スイッチと、前記入力接続スイッチのオン、オフを制御するスイッチ制御部を備えることにより、電圧検出部による直流電圧、交流電圧の検出を可能にし、更に駆動制御部によるモータ駆動状態に応じたインバータ主回路への交流電源電圧供給を行うことができる。
【0012】
第2の発明は、第1の発明のモータ制御装置において、前記スイッチ制御部は、前記駆動制御部によりモータ停止状態にある場合、前記入力接続スイッチをオフすることにより、インバータ主回路において待機時に消費される電力消費抑制、インバータ主回路やモータの浮遊容量による漏れ電流を抑制することができる。
【0013】
第3の発明は、第1または第2の発明のモータ制御装置において、前記スイッチ制御部は、前記駆動制御部によりモータを停止状態から駆動させる際、前記電圧検出手段により前記インバータ主回路の入力端子電圧を検出後、前記入力接続スイッチをオンさせることにより、前記入力接続スイッチによる交流電圧供給直前のインバータ主回路の入力端子電圧を基準電圧とした電圧検出部による電圧検出を行うことができる。
【0014】
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明のモータ制御装置において、前記駆動制御部は、前記電圧検出部により前記入力接続スイッチがオフ時に検出される電圧値をオフセット電圧値として用いることで、マイコン等の内部における演算のためにAD変換ポートに入力される前記電圧検出部からの検出値より交流電圧値を認識することができる。
【0015】
第5の発明は、第1から第4のいずれかのモータ制御装置において、前記インバータ主回路が備える双方向スイッチング素子はノーマリオフ型、ダブルゲート型の少なくとも1つの特徴を有するGaNで構成されることにより、前記インバータ主回路における導通損失低減、高速スイッチングによる高効率化、装置の信頼性向上を図ることができる。
【0016】
第6の発明は、第1から第5のいずれかのモータ制御装置において、前記フィルタ部は前記交流電源と前記インバータ主回路間の少なくとも片側のラインに直列接続されたリアクタと、そのリアクタのインバータ主回路側ライン間に並列接続されたコンデンサで構成され、その共振周波数が交流電源周波数の40倍以上になるようにキャパシタンス値とリアクタンス値を決めることで入力電流の電源高調波特性の高性能化を実現することができる。
【0017】
第7の発明は、第1から第6のいずれかのモータ制御装置を空気調和機に具備することにより整流回路を持たない安価で高効率な装置で、かつマイコン等のAD変換ポートを通
して交流電圧値を用いた演算処理を実施することができる。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0019】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるモータ制御装置の構成図を示したものである。
【0020】
図1のモータ制御装置は、交流電源1より電力を供給され、供給された交流電圧をダイオードブリッジで構成された整流回路を介さずに双方向スイッチング素子11を備え直接所望の可変電圧・可変周波数の交流出力に変換するインバータ主回路2と、前記インバータ主回路2の出力により駆動されるモータ3と、前記インバータ主回路2に印加される電圧値を検出する電圧検出部4と、前記インバータ主回路2と前記交流電源1間に設置されるコンデンサ5とリアクタ6で構成されるフィルタ部7と、前記電圧検出部4の検出値を用いて前記インバータ主回路2の双方向スイッチング素子11のオン・オフ制御を行うマイコン等で構成される駆動制御部8と、前記フィルタ部7と前記電圧検出部4による検出箇所の間に設置される入力接続スイッチであるスイッチ9と、前記駆動制御部8及び電圧検出部4の状態により前記スイッチ9のオン、オフを行い前記インバータ主回路2への交流電源電圧供給を制御するスイッチ制御部10を有している。
【0021】
ここで、交流電源1とインバータ主回路2との間に接続される前記フィルタ部7は、共振周波数が交流電源周波数の40倍以上になるように設定され、インバータ主回路2より生じるスイッチングノイズの入力側(交流電源1)への流出を防止するために直列接続されたリアクタ7と、インバータ主回路2のスナバとして並列接続されたコンデンサ5を有している。該コンデンサ5は前記リアクタ6よりインバータ主回路2側に接続される。
【0022】
以上のように構成されたモータ制御装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0023】
図2、図3は、本実施の形態における各部の動作波形である。
【0024】
まず、交流電源1に交流電源周波数fac=50Hzあるいは60Hzの単相商用電源を用いた場合、その出力電圧波形は図2(a)に示すように周期Tac=20msecあるいは16.7msecの正弦波状の波形となる。この出力電圧を共振周波数が交流電源周波数の40倍以上に設定されたリアクタ6とコンデンサ5(例えばリアクタンス値0.5mH、キャパスタンス値10μF、共振周波数fc=1/(2π*√(LC))=2250Hz>40*fac(=50Hz)を介してインバータ主回路2へ供給する。
【0025】
ここで、リアクタンス値およびキャパシタンス値は、交流電源1からのインバータ主回路2により直接変換することで、上述のように従来と比較して小さな値に設定することが可能である。
【0026】
ここでインバータ主回路2への入力電流波形は、後述するリアクタ6がない場合もしくはリアクタ6のリアクタンス値が極端に小さい場合には、図2(b)に示すようにインバータ主回路2におけるスイッチング波形が重畳した電流波形となる。このため交流電源1とインバータ主回路2の間にリアクタ6を直列接続し、そのリアクタンス値を適度に設定することで交流電源1(入力)側の電流波形は図2(c)のようになりスイッチング成分が除去された電流波形となる。またコンデンサ5との共振周波数を交流電源周波数の40倍以上に設定することで入力電流について電源高調波電流規制の国際規格に対する高性能化を実現することができる。
【0027】
更に、インバータ主回路2の寄生容量をC0とし、波高値V0の異常な電圧サージが印加された場合(図3(a))と比較し、容量C(C>>C0)のコンデンサ5をインバータ主回路2に並列接続することで急峻な電圧サージを吸収しV0*C0/Cへ低下させることができるので(図3(b))、スナバとしてインバータ主回路2の破壊を防止することができる。このとき、コンデンサ5の容量Cは電圧サージのように周波数の大きなものを吸収するが、電源周波数程度のものについてはほとんど影響しない値に設定する。
【0028】
次に電圧検出部4によるインバータ主回路2に印加される交流電圧検出について図4から図7を用いて説明する。
【0029】
例えば、交流電源1にAC100V/50Hzの理想的な単相商用電源を用いた場合、整流回路がないためインバータ主回路2には図4(a)に示すTac=10msec、Vrs1=Vrs2=√2*100Vの交流電圧が印加される。ここでVrs1、Vrs2はそれぞれ正および負の電圧波高値を示している。
【0030】
この交流電圧を電圧検出部4により検出し、その結果をマイコン等のAD変換ポートを介して駆動制御部8で用いる場合、一般的にAD変換ポートは直流電圧入力仕様となっている。このため、AD変換ポートの入力最大電圧値をVAD_MAX、入力最小電圧値をVAD_MINとすると電圧検出部4からの検出値は図4(b)に示すようにVrs1をVrs1_ad(<VAD_MAX)、−Vrs2をVrs2_ad(>VAD_MIN)となるように変換される。
【0031】
駆動制御部8が上記変換値を用いて交流電圧値を認識するにあたり、駆動制御部8は図5に示すようにまず、モータ3の駆動停止状態を保持されているかを判断する(STE501)。さらに停止状態を保持している場合はスイッチ制御部10によりスイッチ9をオフすることで(STEP502)インバータ主回路2への交流電圧供給を遮断し、停止状態でない(スイッチ9がオン状態)場合はスイッチ9のオン状態を保持して(STEP503)インバータ主回路2への交流電圧供給を行う。
【0032】
次にモータ停止保持状態からモータを駆動する場合について図6を用いて説明する。図6に示すように、モータ停止状態からスタートして駆動制御部8によりモータ駆動開始要求の有無を判断する(STEP601)。モータ駆動開始要求がない場合は処理を終了する。モータ駆動開始要求がある場合は、モータ駆動開始前にスイッチ制御部10によりスイッチ9がオフしているかを判断する(STEP602)。スイッチがオフしていない場合はスイッチ制御部10によりスイッチ9をオフする(STEP603)。スイッチ9がオフの場合、インバータ主回路2への交流電圧供給は遮断されるため入力端子電圧は図7(a)に示す電圧波形となる。この電圧を電圧検出部4で検出すると(STEP604)、検出値は図7(b)に示す値に変換される。このときに検出される電圧値Vrs_offsetをオフセット電圧値として設定する(STEP605)。オフセット電圧値Vrs_offset設定後、スイッチ制御部10によりスイッチ9をオンして(STEP606)インバータ主回路2への交流電圧供給を行い、駆動制御部8によるモータ駆動を開始する(STEP607)。
【0033】
つまりインバータ主回路2への交流電圧供給前の入力端子電圧をオフセット電圧として設定することで、マイコン等のAD変換ポートを介して入力される直流電圧値によってインバータ主回路2へ供給される交流電圧値を認識することが出来る。
【0034】
また、スイッチ制御部10はモータが停止状態にある場合、スイッチ9をオフすることにより、インバータ主回路2において待機時に消費される電力消費抑制、インバータ主回路2やモータの浮遊容量による漏れ電流を抑制することができる。
【0035】
なお、図1は交流電源1に単相交流電源を用いた構成を示しているが、図8に示す三相交流電源が接続された場合も同様に考えることが出来る。
【0036】
また、インバータ主回路2が備える双方向スイッチング素子11はノーマリオフ型、ダブルゲート型の少なくとも1つの特徴を有するGaNで構成されることにより、インバータ主回路2における動作抵抗低減による導通損失低減、高速スイッチングによるスイッチング損失低減、装置の信頼性向上を図ることができる。
【0037】
さらに、本実施の形態におけるモータ制御装置を空気調和機に用いることで、整流回路を持たない安価で高効率な制御装置を用いて圧縮機のモータ駆動制御を行なうことが可能となる。また、上記モータ駆動制御を行なうにあたっては、一般的なマイコン等のAD変換ポートを通した交流電圧値を用いて演算処理を実施することができる。
【0038】
以上のように本実施の形態においては交流電源1からインバータ主回路2に印加される交流電圧を検出する電圧検出部4と、この交流電圧を遮断できるスイッチ9と、前記電圧検出部4の検出値を用いて前記インバータ主回路2の双方向スイッチング素子11のオン、オフ制御を行う駆動制御部8と、前記駆動制御部8からのモータ動作状態により前記スイッチ9のオン、オフを制御するスイッチ制御部10を備えることにより、整流回路を備えないことによる装置全体の小型化、低コスト化、高効率化を実現と、交流電圧値を用いたモータ駆動を実現することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0039】
以上のように、本発明にかかるモータ制御装置は、直接インバータ主回路へ入力される交流電圧値を特別な装置なしに電圧検出部により検出し、モータ駆動制御に反映することができる上に、整流回路を必要としないため、装置の小型化、低コスト化、高効率化を実現でき、空気調和機など圧縮機を備えたあらゆる機器への適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施の形態1におけるモータ制御装置のブロック構成図
【図2】同実施の形態1におけるインバータ装置の各部動作波形図
【図3】同実施の形態1におけるインバータ装置の各部動作波形図
【図4】同実施の形態1におけるインバータ主回路に印加される電圧波形図
【図5】同実施の形態1におけるスイッチ動作の流れを表す概略図
【図6】同実施の形態1におけるスイッチ動作の流れを表す概略図
【図7】同実施の形態1におけるインバータ主回路に印加される電圧波形図
【図8】同実施の形態1におけるモータ制御装置のブロック構成図
【図9】従来のモータ制御装置のブロック構成図
【符号の説明】
【0041】
1 交流電源
2 インバータ主回路
3 モータ
4 電圧検出部
5 コンデンサ
6 リアクタ
7 フィルタ部
8 駆動制御部
9 スイッチ(入力接続スイッチ)
10 スイッチ制御部
11 双方向スイッチング素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電源と、該交流電源出力を双方向に電流制御を行うことができる双方向スイッチング素子を備え、直接双方向にスイッチングして得た可変電圧・可変周波数の交流出力によりモータを駆動させるインバータ主回路と、前記インバータ主回路と前記交流電源間に設置されるフィルタ部と、前記インバータ主回路に印加される電圧値を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出値を用いて前記インバータ主回路の双方向スイッチング素子のオン、オフ制御を行う駆動制御部を備えたモータ制御装置において、
前記フィルタ部と前記電圧検出部による電圧検出箇所との間に設置される入力接続スイッチと、前記入力接続スイッチのオン、オフを制御するスイッチ制御部を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
【請求項2】
前記スイッチ制御部は、前記駆動制御部によりモータ停止状態にある場合、前記入力接続スイッチをオフすることを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
【請求項3】
前記スイッチ制御部は、前記駆動制御部によりモータを停止状態から駆動させる際、前記電圧検出手段により前記インバータ主回路の入力端子電圧を検出後、前記入力接続スイッチをオンさせることを特徴とする請求項1または2記載のモータ制御装置。
【請求項4】
前記駆動制御部は、前記電圧検出部により前記入力接続スイッチがオフ時に検出される電圧値をオフセット電圧値として用いることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
【請求項5】
前記インバータ主回路が備える双方向スイッチング素子はノーマリオフ型、ダブルゲート型の少なくとも1つの特徴を有するGaNで構成される請求項1から4のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
【請求項6】
前記フィルタ部は前記交流電源と前記インバータ主回路間の少なくとも片側のラインに直列接続されたリアクタと、そのリアクタのインバータ主回路側ライン間に並列接続されたコンデンサで構成され、その共振周波数が交流電源周波数の40倍以上になるようにキャパシタンス値とリアクタンス値を決めることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
【請求項7】
請求項1から6の少なくとも1項に記載のモータ制御装置を備えた空気調和機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−130817(P2010−130817A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−303986(P2008−303986)
【出願日】平成20年11月28日(2008.11.28)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】