説明

ユーザ中心の仮想個人化グループ(VPC)生成方法、VPC内で通信する通信機器の動作方法、コンピュータで記録可能な記録媒体、VPCネットワーク、VPC内で通信する通信機器、及び仮想個人化ネットワークのための装置

【課題】外部のサービス事業者又は外部サーバに頼ることなく、容易に仮想個人化グループを生成することのできる仮想個人化グループ生成方法及び仮想個人化グループを用いるネットワークが開示される。
【解決手段】特定ユーザの少なくとも1つの通信機器を含む前記特定ユーザのための第1種仮想個人化グループを生成するユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明における実施形態は、仮想個人化グループ(Virtual Private Community、VPCと略する)生成方法及び仮想個人化グループを用いるネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、ソーシャルネットワークサービスなどを提供するアプリケーション及び通信機器が普及しつつある。ソーシャルネットワークサービスは、ユーザ個々人が「友人関係」あるいは「人脈」を広げるためのコミュニティ型ウェブサイトを提供し、ユーザがそのコミュニティ型ウェブサイトを介して多様な情報を共有できるようにする。
ソーシャルネットワークサービスを提供するためには一般的にサーバが用いられ、そのソーシャルネットワークを用いるユーザはそのサーバを介してソーシャルネットワークサービスを用いる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明を達成するための目的は、外部のサービス事業者又は外部サーバに頼ることなく、容易に仮想個人化グループを生成できる仮想個人化グループ生成方法及び仮想個人化グループを用いるネットワークを提供することにある。
【0004】
また、本発明の目的は、外部のサービス事業者又は外部のサーバによる個人情報の流出を防止できる仮想個人化グループ生成方法及び仮想個人化グループを用いるネットワークを提供することにある。
【0005】
また、本発明の目的は、より容易にグループのメンバーにソーシャルネットワーク及びコンテンツ共有サービスなどのような多様なサービスを提供できる仮想個人化グループ生成方法及び仮想個人化グループを用いるネットワークを提供することにある。
【0006】
また、本発明の目的は、仮想個人化グループ内でより容易に経路設定及びルーティングを実行できる仮想個人化グループ生成方法及び仮想個人化グループを用いるネットワークを提供することにある。
【0007】
また、本発明の目的は、非仮想個人化グループの特性に適する別のアクセス権限及びセキュリティ設定を提供できる仮想個人化グループ生成方法及び仮想個人化グループを用いるネットワークを提供することにある。
【0008】
また、本発明の目的は、グループ内メンバーの間及びグループ外部のメンバーとの連係を容易に実行できる仮想個人化グループ生成方法及び仮想個人化グループを用いるネットワークを提供することにある。
【0009】
また、本発明の目的は、階層的又は非仮想個人化グループの生成及び仮想個人化グループの拡張を容易に実行できる仮想個人化グループ生成方法及び仮想個人化グループを用いるネットワークを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態に係るユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法は、特定ユーザの少なくとも1つの通信機器を含む前記特定ユーザのための第1種仮想個人化グループを生成するステップを含む。
【0011】
前記第1種仮想個人化グループの上位グループとして、前記第1種仮想個人化グループをメンバーとして含む第2種仮想個人化グループを生成するステップを含んでもよい。
【0012】
前記第2種仮想個人化グループは、前記特定ユーザによって許容されたユーザに対応する他の第1種仮想個人化グループをさらに含んでもよい。
【0013】
前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループ各々は、固有の仮想グループ識別子を有してもよい。
【0014】
前記第1種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器は前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及び前記少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成し、前記階層的コンテンツ名は、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及び前記少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を含んでもよい。
【0015】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーはコンテンツ共有サービス及びソーシャルネットワーキングサービスを共有してもよい。
【0016】
前記第2種仮想個人化グループ及び他の第2種仮想個人化グループをメンバーとして含む第3種仮想個人化グループを生成するステップをさらに含んでもよい。
【0017】
前記第1種仮想個人化グループ、前記第2種仮想個人化グループ及び前記第3種仮想個人化グループ各々は、固有の仮想グループ識別子を有してもよい。
【0018】
前記第1種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器は前記第1種仮想個人化グループ、前記第2種仮想個人化グループ及び前記第3種仮想個人化グループ各々の前記仮想グループ識別子及びコンテンツの名を用いて階層的コンテンツの名を生成し、前記階層的コンテンツの名は、前記第1種仮想個人化グループ、前記第2種仮想個人化グループ及び前記第3種仮想個人化グループ各々の前記仮想グループ識別子を含んでもよい。
【0019】
前記少なくとも1つの通信機器は、パブリックキーに基づいて生成されたセキュリティキーを用いて生成されたセルフセキュリティ連係を行なってもよい。
【0020】
新しい通信機器は、前記第1種仮想個人化グループ、前記第2種仮想個人化グループ及び前記第3種仮想個人化グループのうち少なくとも1つに参加し、前記パブリックキー及び前記セキュリティキーを用いて連係を行なってもよい。
【0021】
前記特定ユーザが前記第2種仮想個人化グループと階層的に独立的な第4種仮想個人化グループを生成するステップをさらに含んでもよい。
【0022】
前記第4種仮想個人化グループのメンバーが前記第4種仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成するステップと、前記第4種仮想個人化グループのメンバーが前記第4種仮想個人化グループのためのパブリックキーを用いて前記第4種仮想個人化グループのためのセキュリティキーを生成するステップとを含んでもよい。
【0023】
本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法は、前記仮想個人化グループに含まれた少なくとも他の通信機器から前記仮想個人化グループの仮想グループ識別子を獲得するステップと、前記仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び前記通信機器が含むコンテンツ名を含む階層的コンテンツの名を生成するステップとを含む。
【0024】
前記仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成するステップと、前記パブリックキーに基づいて前記仮想個人化グループのセキュリティキーを生成するステップと、前記セキュリティキーを用いて前記仮想個人化グループの他の通信機器とセルフセキュリティ連係を行なうステップとをさらに含んでもよい。
【0025】
前記通信機器との連係を要請する他の仮想個人化グループの他の通信機器に前記パブリックキー又は前記セキュリティキーを提供するステップと、前記パブリックキー及び前記セキュリティキーを用いて他の仮想個人化グループの前記他の通信機器と連係を行なうステップとをさらに含んでもよい。
【0026】
本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループのネットワーク内で通信する通信機器の動作方法は、第1種仮想個人化グループ及び前記第1種仮想個人化グループをメンバーとして含む第2種仮想個人化グループを含む仮想個人化グループのネットワーク内で通信する通信機器の動作方法において、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を獲得するステップと、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて他の通信機器から受信されたコンテンツ要請を処理するステップとを含む。
【0027】
前記コンテンツ要請を処理するステップは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて、前記コンテンツを所有する通信機器との連係を行なうステップをさらに含んでもよい。
【0028】
前記コンテンツ要請を処理するステップは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて、前記コンテンツを所有する通信機器及び前記コンテンツを要請する他の通信機器の間のルーティング経路を生成するステップをさらに含んでもよい。
【0029】
前記通信装置をハブと認識するためのパブリックキーを前記第2種仮想個人化グループのメンバーに送信するステップをさらに含んでもよい。
【0030】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツの変化を検出するステップと、前記第2種仮想個人化グループのメンバーから変化したコンテンツを獲得するステップとをさらに含んでもよい。
【0031】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーと同期化、プッシュ及びコンテンツ検索のうち少なくとも1つを行なうステップを含んでもよい。
【0032】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーに関する情報及び前記第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を管理するステップをさらに含んでもよい。
【0033】
前記第2種仮想個人化グループの外部の他の仮想個人化グループと通信を行なうために、前記他の仮想個人化グループと通信環境情報を交換するステップをさらに含んでもよい。
【0034】
前記通信環境情報は、前記仮想グループ識別子に関する情報及び前記第2種仮想個人化グループ及び前記他の仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を含んでもよい。
【0035】
本発明の一実施形態に係るコンピュータで記録可能な記録媒体は、プロセッサが特定ユーザのための少なくとも1つの通信機器を含む第1種仮想個人化グループを生成するステップを含むユーザベースの仮想個人化グループを生成する方法を実現できるようにするプログラム命令を含む。
【0036】
本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループネットワークは、コンテンツ名及び第1種仮想個人化グループ及び前記第1種仮想個人化グループをメンバーとして含む第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いて階層的コンテンツ名を生成する通信機器と、前記階層的コンテンツ名を用いて前記通信機器から受信されたコンテンツ要請を処理する少なくとも1つのハブとを含む。
【0037】
本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器であって、前記通信機器は前記仮想個人化グループに含まれた他の通信機器から獲得された前記仮想個人化グループの階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子を受信するインタフェースと、前記仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び前記通信機器が含むコンテンツ名を含む階層的コンテンツ名を生成するプロセッサと、前記仮想グループ識別子及び前記階層的コンテンツの名を格納するメモリとを含む。
【0038】
前記プロセッサは、前記仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成して、前記パブリックキーに基づいて前記仮想個人化グループのセキュリティキーを生成するセキュリティキー生成モジュールと、前記セキュリティキーを用いて前記仮想個人化グループの他の通信機器とセルフセキュリティ連係を行なう連係モジュールとを含んでもよい。
【0039】
前記セキュリティキー生成モジュールは、前記通信機器と連係を要請する他の仮想個人化グループの他の通信機器に前記パブリックキー又は前記セキュリティキーを提供してもよい。
【0040】
前記連係モジュールは、前記パブリックキー又は前記セキュリティキーを用いて前記他の仮想個人化グループの前記他の通信機器と連係を行なってもよい。
【0041】
本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器であって、前記仮想個人化グループは、第1種仮想個人化グループ及び前記第1種仮想個人化グループをメンバーとして含む第2種仮想個人化グループを含み、前記通信機器は、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの階層的構造を表す仮想グループ識別子を含む階層的コンテンツ名を受信するインタフェースと、前記階層的コンテンツの名を用いて前記他の通信機器から受信されたコンテンツ要請を処理するプロセッサと、前記仮想グループ識別子を格納するメモリとを含む。
【0042】
前記プロセッサは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて前記コンテンツを所有する通信機器との連係を行なう連係モジュールを含んでもよい。
【0043】
前記プロセッサは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて前記コンテンツを所有する通信機器及び前記コンテンツを要請する他の通信機器の間のルーティング経路を生成するルーティングモジュールを含んでもよい。
【0044】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツの変化を検出するモニタリングモジュールをさらに含み、前記プロセッサは、前記第2種仮想個人化グループのメンバーから前記変化したコンテンツを獲得してもよい。
【0045】
前記プロセッサは、前記第2種仮想個人化グループのメンバーと同期化、プッシュ及びコンテンツ検索のうち少なくとも1つを行なってもよい。
【0046】
前記プロセッサは、前記第2種仮想個人化グループのメンバーに関する情報及び前記第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を管理してもよい。
【0047】
前記インタフェースは、前記通信機器をハブで認識するためのパブリックキーを前記第2種仮想個人化グループのメンバーに送信してもよい。
【0048】
前記インタフェースは、他の仮想個人化グループと通信を行なうために、前記第2種仮想個人化グループの外部にある他の仮想個人化グループと通信環境情報を交換してもよい。
【0049】
前記通信環境情報は、前記第2種仮想個人化グループ及び前記他の仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツ及び仮想グループ識別子に関する情報を含んでもよい。
【0050】
本発明の一実施形態に係る仮想個人化ネットワークのための装置は、ユーザ指向的方法としてサービス供給者とは独立的に構成され、仮想個人化ネットワークの装置間にコンテンツを共有するようにする仮想個人化ネットワークのための装置において、仮想個人化ネットワークに含まれた第1種仮想個人化グループを生成するために第2装置とサーバレス(server−less、別途のサーバを介しない)連係を行なうインタフェース(前記第1種仮想個人化グループは少なくとも1つの装置及び第2装置を含む)と、前記第1種仮想個人化グループに含まれた他の装置と共有するためのコンテンツを生成するプロセッサとを含む。
【0051】
前記インタフェースは、前記第2装置から前記第1種仮想個人化グループの階層的構造を表す仮想グループ識別子を受信し、前記プロセッサは、前記仮想個人化グループに含まれた他の装置と共有するためのコンテンツを生成するために前記仮想グループ識別子及び前記コンテンツ名を用いてもよい。
【0052】
前記仮想個人化ネットワークは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第1種仮想個人化グループを含み、前記第1種仮想個人化グループと比較する時より高いレベルの階層を有する前記第2種仮想個人化グループを含む階層的グループを含んでもよい。
【0053】
前記第2種仮想個人化グループは、複数の第1種仮想個人化グループを含んでもよい。
【0054】
前記仮想個人化ネットワークは、前記第2種仮想個人化グループを含み、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループと比較する時より高いレベルの階層を有する第3種仮想個人化グループを含んでもよい。
【0055】
前記インタフェースは、前記第1種仮想個人化グループに対する参加を要請する前記第2装置から要請を受信して、前記第2装置とサーバレス連係を行なうように前記第2装置にセキュリティキーを送信してもよい。
【0056】
前記インタフェースは、前記第1種仮想個人化グループに対する参加を要請する前記第2装置に要請を送信し、前記第1種仮想個人化グループに参加するために前記第2装置とサーバレス連係を行なうために前記第2装置からセキュリティキーを受信してもよい。
【0057】
前記第1種仮想個人化グループは、前記第2装置及び複数の他の装置を含み、前記第2装置との連係を行なうことに応答し、前記装置又は前記複数の他の装置と関連してもよい。
【0058】
前記装置は、前記第1種仮想個人化グループを形成し、前記第1種仮想個人化グループのメンバーの装置に対するメンバー管理を行なって、前記メンバーのコンテンツ管理を行なうハブであってもよい。
【発明の効果】
【0059】
本発明の一側面によれば、個人(メンバー)の通信機器に基づいてユーザ中心の仮想個人化グループを生成することによって、外部のサービス事業者又は外部サーバに頼ることなく、容易に仮想個人化グループを生成できる。
【0060】
また、本発明の一側面によれば、ユーザ中心の仮想個人化グループ(VPC)を生成することによって、外部のサービス事業者又は外部のサーバによる個人情報の流出を防止できる。
【0061】
また、本発明の一側面によれば、ユーザ中心の分散構造に基づいてユーザ中心の仮想個人化グループ(VPC)を生成することによって、より容易にグループのメンバーにソーシャルネットワーク及びコンテンツ共有サービスなどの多様なサービスを提供できる。
【0062】
また、本発明の一側面によれば、仮想個人化グループの階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子及びコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成することによって、仮想個人化グループ内でより容易に経路設定及びルーティングを実行できる。
【0063】
また、本発明の一側面によれば、階層的な仮想個人化グループの境界に従属しない任意のメンバーの間に非仮想個人化グループを生成することによって、非仮想個人化グループの特性に適する別のアクセス権限及びセキュリティ設定を提供できる。
【0064】
また、本発明の一側面によれば、仮想個人化グループ内のパブリックキー及びセキュリティキーを用いるセルフセキュリティ連係によって、グループ内のメンバー間及びグループ外部のメンバーとの連係を容易に実行できる。
【0065】
また、本発明の一側面によれば、セルフセキュリティ連係によって階層的又は非仮想個人化グループの生成及び仮想個人化グループの拡張を容易に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の一実施形態に係るユーザ中心の仮想個人化グループを含むネットワークを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るユーザ中心の仮想個人化グループを生成する方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループであって、第2種仮想個人化グループのメンバーが異なる第2種仮想個人化グループのメンバーと新しい、第4種仮想個人化グループを形成する場合を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係るセルフセキュリティ連係を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器のためのハブの通信方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器のブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器のためのハブのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0067】
以下、本発明に係る実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明が一実施形態によって制限乃至限定されることはない。また、各図面に提示された同一の参照符号は同一の部材を示す。
【0068】
図1は、本発明の一実施形態に係るユーザ中心の仮想個人化グループ(Virtual Private Community、以下、VPCという)を含むネットワークである。
【0069】
図1に示すように、ユーザ中心の仮想個人化グループのネットワークは、例えば、1つ又は2つ以上の第1種仮想個人化グループ、複数の第2種仮想個人化グループ110、130、150、第3種仮想個人化グループ170、モバイルオペレータ(mobile operator)180及びインタネット190などの多様な仮想個人化グループを含む。
【0070】
ユーザ中心の仮想個人化グループは、ユーザのコンテンツに対する関心を表すコンテンツ要請メッセージを生成及び送信して仮想個人化グループ内でユーザの所望するコンテンツを獲得するための仮想グループである。
【0071】
ユーザ中心の仮想個人化グループは、例えば、オフラインでの家族と親戚との間の関係をオンラインで更に強固に維持できるように仮想個人化グループの生成を支援して親戚の間における多様なサービスが共有されるようにする。
【0072】
仮想個人化グループはユーザ中心に生成されるオンライングループである。
仮想個人化グループは、通信境界に制約されることなく生成され、境界と関係なくサービスを提供できる。仮想個人化グループは、階層的又は非階層的(水平的)な多様な形態のグループを含んでもよい。
【0073】
ユーザ中心の仮想個人化グループは、ユーザが関心のあるコンテンツを仮想個人化グループ内で提供することによって、共有サービス及びソーシャルネットワークサービスをより効率的かつユーザ親和的に提供でき、さらに個人情報が漏れる危険性なしに提供できる。
【0074】
ユーザ中心の仮想個人化グループのユーザ(メンバー)の間で共有される全ての情報はグループのメンバー間のみ共有できる。従って、仮想個人化グループのユーザ(メンバー)の個人情報の、サービス事業者の失敗又は外部のサーバに対するハッキングなどによる流出を防止できる。
【0075】
仮想個人化グループは、サービス事業者に依存することなく、ユーザ中心に形成された仮想グループであって、分散構造の形式で生成され得る。
【0076】
例えば、仮想個人化グループは、グループの大きさとグループの特徴に応じて第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ110、130、150、及び第3種仮想個人化グループ170などに区分される。
【0077】
第1種仮想個人化グループは、仮想個人化グループの最小単位のグループであって、少なくとも1つの通信機器を含む。第1種仮想個人化グループに含まれた通信機器は、複数又は単一のユーザに属するものであってもよい。換言すれば、第1種仮想個人化グループは、各々が少なくとも1つの通信機器を有する複数のユーザ、又は少なくとも1つの通信機器を有する単一ユーザを含んでもよい。単一ユーザの場合、第1種仮想個人化グループはユーザによって識別されてもよい。単一ユーザは複数の装置の代りに、1つの通信機器を有してもよい。本実施形態においては以下に述べるように、第1種仮想個人化グループは各々、1つ又は複数の通信機器を含む。
【0078】
第1種仮想個人化グループに含まれた通信機器は、通信機器間のサーバレス(server−less)及びセルフセキュリティ連係を実行できる。
【0079】
セルフセキュリティ連係によって通信機器は、第3者の介在なしに、その間に直接設定(established)された暗号化されたリンクを介して安全に通信できる。
【0080】
図1を参照すれば、少なくとも1つ(この実施例では、3つ)の通信機器113、115、117は、第1種仮想個人化グループを構成する複数のユーザ又は単一ユーザに属してもよい。
【0081】
上述したように、ここで通信機器は端末であってもよく、例えば、コンピュータ、モバイル端末、スマートフォン、MP3プレーヤー、PDA(Personal Digital Assistants)、タブレット、センサ、IMD(Intelligent Mobile Device)などが該当する。
【0082】
通信機器は、ネットワーキング機能を含む無線又は有線装置であってもよい。
例えば、センサ装置は複数の発達したセキュリティ技術と結合してもよく、eヘルスシステム(e−health−system)及び/又はスマートホーム(smart home)に適用してもよい。
【0083】
様々な実施例において、第1種仮想個人化グループは、単一ユーザのための少なくとも1つの通信機器を含む。
【0084】
例えば、図1に示す、第1の第2種仮想個人化グループ110「parent’s home」において、通信機器111は父所有のコンピュータ、通信機器113は父所有の通信機器であり、通信機器115は母所有のPDA、通信機器117は母所有の通信機器である。
【0085】
この場合、例えば、父所有の通信機器111、113によって1つの第1種仮想個人化グループが生成され、母所有の通信機器の115、117によって他の第1種仮想個人化グループが生成される。
【0086】
また、父所有の第1の第1種仮想個人化グループに含まれた通信機器111、113は相互間でセルフセキュリティ連係を行なう。
【0087】
母所有の第2の第1種仮想個人化グループに含まれた通信機器115、117も通信機器111、113と同じように相互間でセルフセキュリティ連係を行なう。
【0088】
第1、第2、第3からなる複数の第2種仮想個人化グループ110、130、150は、第1種仮想個人化グループと比較するとき上位グループであって、コンテンツ共有サービス及び/又はソーシャルネットワークサービスを共有してもよい。
【0089】
第2種仮想個人化グループ110「parent’s home」に属する通信機器111、113、115、117のうちの1つ、例えば通信機器111は前記第2種仮想個人化グループ110のハブを兼ねる。
【0090】
同じように他の第2種仮想個人化グループ130、及び150についても、各々に属している通信機器131、133、135、及び151、153、155のうちの1つ、例えば131及び151が前記第2種仮想個人化グループ130、150のハブを兼ねる。
【0091】
即ち、第1〜第3の第2種仮想個人化グループ130「parent’s home」、150「my home」、及び170「sister’s home」にある通信機器111、131、151は、第1種仮想個人化グループの通信機器であると同時に、第2種仮想個人化グループのハブ(hub)としても動作する。これに関する詳細な説明は後述する。
【0092】
第2種仮想個人化グループ110、130、150は、例えば、図1に示すように、「parent’s home」、「my home、sister’s home」のように家庭(home)単位の規模になりうる。ここで、家庭単位のグループは単なる一実施形態に過ぎず、第2種仮想個人化グループ110、130、150の領域が家庭単位に限定されることはない。
【0093】
第2種仮想個人化グループ110、130、150は、第1種仮想個人化グループの特定ユーザ及び特定ユーザによってメンバーとして許容されたユーザをメンバーに含み得る。
【0094】
例えば、「parent’s home」の場合、自身(特定ユーザ)所有の少なくとも1つの通信機器を有する父及び母が第2種仮想個人化グループ110のメンバーになり得る。
【0095】
例えば、「my home」において、ユーザはハブとして動作するラップトップコンピュータ131及びスマートフォン133を所有し、前記ユーザの配偶者はスマートフォン135を所有できる。
【0096】
このとき、前記ユーザ本人のラップトップコンピュータ131及びスマートフォン133は、1つの第1種仮想個人化グループのメンバーであり、本人の配偶者の通信機器135は他の第1種仮想個人化グループのメンバーになり得る。また、本人と本人の配偶者に属する通信機器の代わりに、本人と本人の配偶者が第2種仮想個人化グループのメンバーになり得る。
【0097】
本人の配偶者は、本人によって第2種仮想個人化グループのメンバーとして許容されたユーザであってもよい。
【0098】
第3種仮想個人化グループは、複数の第2種仮想個人化グループ110、130、150が相互連係を行なって生成できる最上位グループであり、例えば、図1の実施形態に伴う第3種仮想個人化グループ170「my world」である。
【0099】
第3種仮想個人化グループ170は複数の第2種仮想個人化グループ110、130、150を含み、第3種仮想個人化グループ170のメンバーはハブ111、131、151を介して連係できる。
【0100】
また、第3種仮想個人化グループ170のメンバーの複数の第2種仮想個人化グループ各々に関する情報もまたハブ111、131、151を介して交換乃至共有できる。
【0101】
ここで、複数の第2種仮想個人化グループ各々に関する情報は、第2種仮想個人化グループのメンバーに関する情報及び第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を含む。
【0102】
その他に、ユーザ中心の仮想個人化グループは、そのグループの範囲を拡張しようとするユーザの所望に応じて、後述する第4種仮想個人化グループなどのようにさらに広い形態の階層的又は非階層的な仮想個人化グループに容易に拡張できる。
【0103】
図2は、本発明の一実施形態に係るユーザ中心の仮想個人化グループを生成する方法を示すフローチャートである。
【0104】
図2に示すように、特定ユーザのための第1種仮想個人化グループが生成される(S210)。第1種仮想個人化グループは、特定のユーザの所有する少なくとも1つの通信機器を含む。
【0105】
ここで、前記少なくとも1つの通信機器に対しては、第1種仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成する。
【0106】
また、階層的コンテンツ名は、第1種仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を階層的に含み得る。
【0107】
例えば、第1種仮想個人化グループの仮想グループ識別子は「キム・チョルス」であり、第1種仮想個人化グループは、携帯電話、ノートブック、及びPDAを含み、携帯電話はコンテンツ「abc.mpeg」を含むと仮定する。
【0108】
この場合、第1種仮想個人化グループに含まれた携帯電話に対しては、第1種仮想個人化グループの仮想グループ識別子である「キム・チョルス」及び携帯電話が含むコンテンツ名「abc.mpeg」を用いて階層的コンテンツ名「キム・チョルス/携帯電話/abc.mpeg」を生成する。
また他の実施形態によれば、階層的コンテンツ名は、「キム・チョルス/abc.mpeg」であってもよい。即ち、通信機器名は階層的コンテンツ名に含まれてもよく、含まれなくてもよい。
【0109】
このように、仮想個人化グループ各々に含まれた1つの通信機器に対しては、前記通信機器が属しているグループ情報又はメンバー情報などを活用して仮想グループ識別子を生成してもよく、仮想グループ識別子及びコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成してもよい。情報は、例えば、名前と関連するものでもよい。
【0110】
また、第2種仮想個人化グループは、第1種仮想個人化グループと比較するとき、上位グループに生成される(S220)。
【0111】
第2種仮想個人化グループのメンバーはコンテンツ共有サービス及び/又はソーシャルネットワークサービスを共有する。第2種仮想個人化グループは特定ユーザ及び特定ユーザによって許容されたユーザをメンバーとして含み得る。
【0112】
第3種仮想個人化グループは、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループの上位グループとして生成される(S230)。
【0113】
第3種仮想個人化グループのメンバーは任意の通信機器(又はハブ)を介して連係を行ない、第2種仮想個人化グループに関する情報を共有する。
【0114】
第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々は、階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子を有する。従って、各通信機器に対しては、コンテンツ名及び第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いて階層的コンテンツ名を生成できる。
【0115】
通信機器は、コンテンツを生成でき、また仮想個人化グループ情報及びコンテンツ名を含む階層的コンテンツ名を生成できる。
【0116】
例えば、もしある通信機器があるユーザメンバーと関連した第1種仮想個人化グループに属して、前記メンバーがある第2種仮想個人化グループに属するのであれば、前記通信機器の階層的コンテンツ名は「前記第2種仮想個人化グループ名/前記メンバー名/コンテンツ名」又は「前記第2種仮想個人化グループ名/前記メンバー名/前記通信機器名/コンテンツ名」となる。
【0117】
階層的コンテンツ名に表現された各グループ名、メンバー名、コンテンツ名は、例えば「parents’ home」/「キム・チョルス」(父の名前)/「abc.txt」のような形態を有し、階層的コンテンツ名に表現された階層的構造はコンテンツ要請メッセージの送信経路の構成に活用できる。
【0118】
本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループは、例えば、図1に示す「my home」又は「my world」のように直観的かつユーザ親和的な仮想グループ識別子により表現され、各仮想個人化グループのメンバーも仮想個人化グループの構造を反映する階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子を有する。
【0119】
このように階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子を用いることによって、各仮想個人化グループはより容易にコンテンツ要請メッセージのルーティング及びコンテンツの送信経路を生成できる。
【0120】
仮想個人化グループは、コンテンツ要請メッセージのルーティング及びコンテンツの送信経路を生成するとき、各仮想個人化グループの仮想グループ識別子と共に仮想個人化グループに関する情報を交換できる。
【0121】
ここで、仮想個人化グループに関する情報は、例えば、仮想個人化グループのメンバーに関する情報又はコンテンツリストを含む。
【0122】
また、各仮想個人化グループのメンバーもコンテンツを生成することになれば、やはり仮想グループ識別子に活用できるグループ情報及びメンバー情報を含む階層的コンテンツ名を生成できる。
【0123】
ここで、階層的コンテンツ名は「グループ名/メンバー名/コンテンツ名」又は「グループ名/メンバー名/メンバーの少なくとも1つの通信機器名/コンテンツ名」のようにグループ情報、メンバー情報及びコンテンツ情報を含んでもよく、例えば、「alice_world」/「alice_home」/「alice」/「wild.jpg」のように表してもよい。
【0124】
ここで、「alice_world」は最上位仮想個人化グループ(ここでは、第3種仮想個人化グループ)の名前であり、「alice_home」は次上位仮想個人化グループ(ここでは、第2種仮想個人化グループ)の名前、「alice」は最小単位仮想個人化グループ(ここでは、第1種仮想個人化グループ又は通信機器)の名前であり、「wild.jpg」は最小単位仮想個人化グループ又は通信機器が含むコンテンツ名に該当し得る。
【0125】
本発明の一実施形態に係る第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器は、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々のためのパブリックキーを生成する(S240)。
【0126】
上述の少なくとも1つの通信機器は、パブリックキーに基づいて第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々のセキュリティキーを生成する(S250)。
【0127】
また、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループに含まれたメンバー又は少なくとも1つの通信機器は、セキュリティキーを用いて各仮想個人化グループのメンバーの間又は通信機器間のセルフセキュリティ連係を行なう(S260)。
【0128】
ここで、第1種仮想個人化グループの少なくとも1つの通信機器に対しては上述したように、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いて階層的コンテンツ名を生成する。
【0129】
また、階層的コンテンツ名は、第1種仮想個人化グループ、前記第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を階層的に表す。
【0130】
第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループのうちいずれか1つの仮想個人化グループに新しく加入するメンバー又は通信機器は、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々のクレデンシャル(credential、ID・パスワード等の認証情報)を用いて第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループのメンバーのうちいずれか1つのメンバーと連係できる。
【0131】
図3は、本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループであって、第2種仮想個人化グループのメンバーが異なる第2種仮想個人化グループのメンバーと新しい仮想個人化グループを形成する場合を示す図である。
【0132】
図3に示すように、ユーザ中心の仮想個人化グループのネットワークは、複数の第2種仮想個人化グループ(A)310、(B)330、(C)350、モバイルオペレータ380及びインタネット390を含む。
【0133】
第2種仮想個人化グループ(A)310は、第2種仮想個人化グループのハブ311及び通信機器313、315、317を含む。
【0134】
同じように他の第2種仮想個人化グループ(B)330、(C)350も第2種仮想個人化グループのハブ331、351及び各々に属している通信機器333、335、353、355を含む。
【0135】
本発明の一実施形態に係るユーザ中心の仮想個人化グループの生成方法は、基本的な第2種仮想個人化グループの境界に従属しない他の複数の仮想個人化グループを生成できるようにする。
【0136】
ここで、第2種仮想個人化グループ(A)310に属している通信機器の313と第2種仮想個人化グループ(B)330に属している通信機器の335が、互いに本来所属している第2種仮想個人化グループの境界を越えて連係することによって、他の新しい仮想個人化グループ(第4種仮想個人化グループ)を生成すると仮定する。
【0137】
特定ユーザ(ここでは、第2種仮想個人化グループ(A)310の通信機器313)が他の第2種仮想個人化グループのメンバーのうちいずれか1つのメンバー(ここでは、第2種仮想個人化グループ(B)330の通信機器335)と新しい第4種仮想個人化グループ320を生成する。
【0138】
ここで、新しい第4種仮想個人化グループ320は、すでに形成された第2種仮想個人化グループの境界に従属せず、非階層的な個人仮想化グループに該当し得る。
【0139】
新しい第4種仮想個人化グループ320のメンバーは、新しい第4種仮想個人化グループ320のためのパブリックキーを生成して交換し、第4種仮想個人化グループのためのパブリックキーを用いて第4種仮想個人化グループのためのセキュリティキーを生成してもよい。
【0140】
図3に示す第4種仮想個人化グループ320及び340のように、第2種仮想個人化グループに従属しない新しい仮想個人化グループは、新しく生成された仮想個人化グループの特性に適する別のアクセス制御及びセキュリティ設定を提供できる。
【0141】
即ち、第4種仮想個人化グループ320又は340はその第4種仮想個人化グループだけのための制限されたアクセス制御及びセキュリティを提供できる。
【0142】
例えば、第2種仮想個人化グループ(B)330の通信機器333は、第2種仮想個人化グループ「my home」の本人の息子が所有している通信機器であり、第2種仮想個人化グループ(C)350の通信機器355は第2種仮想個人化グループ「my sister’s home」の本人の妹の息子(即ち、甥)が所有している通信機器と仮定する。
【0143】
10代である本人の息子と本人の妹の息子は他の家族に知らせることなく、自分たちだけの情報を共有することを望み、このために本来形成された第2仮想個人化グループとは異なる新しい第4種仮想個人化グループを形成できる。
【0144】
このとき、新しい第4種仮想個人化グループは、前記第4種仮想個人化グループのメンバーだけがアクセスできるように別のパブリックキー及び別のセキュリティキーを用いて他のメンバーのアクセスを防ぐか、あるいはセキュリティを維持できる。
【0145】
このように新しい第4種仮想個人化グループは第2種仮想個人化グループ内でも生成が可能であり、第3種仮想個人化グループの境界を越えても生成できる。
【0146】
即ち、本発明の一実施形態に係る新しい仮想個人化グループは階層的又は非階層的な形態のグループ全てで生成されてもよく、このように様々な形態のグループが形成されるためには、分散構造ベースのセキュリティキー管理技術が用いられる。
【0147】
分散構造ベースのセキュリティキー管理技術に関しては、前述した各仮想個人化グループのためのパブリックキーを用いて生成されるセキュリティキーに関する説明が参考になる。
【0148】
図4は、本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法を示すフローチャートである。
【0149】
仮想個人化グループ内で通信する通信機器は、第1種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器から第1種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を獲得し、第1種仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成する。
【0150】
ここで、仮想個人化グループは、特定ユーザの少なくとも1つの通信機器を含む特定ユーザのための第1種仮想個人化グループを含む。
【0151】
階層的コンテンツ名は、第1種仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び第1種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を階層的に含む。
【0152】
仮想個人化グループ内で通信する通信機器は、第1種仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成し、パブリックキーに基づいて第1種仮想個人化グループのセキュリティキーを生成する。また、通信機器はセキュリティキーを用いて第1種仮想個人化グループの他の通信機器とセルフセキュリティ連係を行なう。通信機器が異なる通信機器と行なうセルフセキュリティ連係については後述する図5によって詳細に説明する。
【0153】
その他に、仮想個人化グループには第1種仮想個人化グループの上位グループとして、第2種仮想個人化グループ又は複数の前記第2種仮想個人化グループの上位グループとして、第3種仮想個人化グループなどを更に含む。
【0154】
第2種仮想個人化グループのメンバーは、コンテンツ共有サービス又はソーシャルネットワークサービスを共有し、第3種仮想個人化グループのメンバーは任意の通信機器を介して連係を行ない、複数の第2種仮想個人化グループ各々に関する情報を共有する。
【0155】
上述したように仮想個人化グループが第2種仮想個人化グループを含めば、仮想個人化グループ内で通信する通信機器は、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々に含まれた少なくとも1つの通信機器から第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を獲得した後、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及びコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成する。
【0156】
このとき、階層的コンテンツ名は第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及びコンテンツ名を階層的に含む。
【0157】
また、仮想個人化グループが第3種仮想個人化グループを含めば、仮想個人化グループ内で通信する通信機器は、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々に含まれた少なくとも1つの通信機器から第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を獲得し、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及びコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成する。
【0158】
仮想個人化グループが第2種仮想個人化グループを含む場合、階層的コンテンツ名は、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を階層的に含む。
【0159】
以下は上述したように、仮想個人化グループが第1種、第2種及び第3種仮想個人化グループを全て含む場合に仮想グループ内で通信する通信機器の動作方法について説明する。
【0160】
図4に示すように、本発明に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器は、その属する第1種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器から獲得した第1種仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び第1種仮想個人化グループが含むコンテンツ名を階層的に含む第1種仮想個人化グループ固有の仮想グループ識別子を生成する(S410)。
【0161】
ここで、仮想個人化グループは、特定ユーザのための第1種仮想個人化グループ、第1種仮想個人化グループの上位グループの第2種仮想個人化グループ及び複数の第2種仮想個人化グループの上位グループの第3種仮想個人化グループを含む。
【0162】
ここで、第1種仮想個人化グループはメンバーとして特定ユーザの少なくとも1つの通信機器を含み、第2種仮想個人化グループのメンバーはコンテンツ共有サービス又はソーシャルネットワークサービスを共有する。
【0163】
また、第3種仮想個人化グループのメンバーは任意の通信機器を介して連係を行ない、複数の第2種仮想個人化グループ各々に関する情報を共有する。
【0164】
本発明に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器は第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々に属する少なくとも1つの通信機器から第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を獲得する(S420)。
【0165】
もちろんステップS420の前に第1種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器は、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及びコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成しておく。
【0166】
その後、通信機器は第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及びコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成する(S430)。
【0167】
ここで、階層的コンテンツ名は、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を階層的に表す。
【0168】
通信機器は、第1種仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成した後(S440)、パブリックキーに基づいて第1種仮想個人化グループのセキュリティキーを生成する(S450)。
【0169】
通信機器はセキュリティキーを用いて第1種仮想個人化グループの他の通信機器とセルフセキュリティ連係を行なう(S460)。
【0170】
通信機器は、第1種仮想個人化グループの上位グループの複数の第2種仮想個人化グループ及び複数の第2種仮想個人化グループの上位グループの第3種仮想個人化グループのメンバーのうち、通信機器と連係を所望するいずれか1つのメンバーが第1種仮想個人化グループのためのパブリックキー又はセキュリティキーを含んでいるかを判断する(S470)。
【0171】
ステップS470の判断の結果、もし通信機器と連係を所望する第2仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループのうちのいずれか1つのメンバーが前述したパブリックキー又はセキュリティキーを含む場合、通信機器は、パブリックキー又はセキュリティキーを用いていずれか1つのメンバーと連係を行なう。
【0172】
しかし、もしステップS470において、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループのうちのいずれか1つのメンバーがパブリックキー又はセキュリティキーを含んでいない場合、通信機器は前記いずれか1つのメンバーに第1種仮想個人化グループのパブリックキー又はセキュリティキーを提供し(S480)、連係を行なう(S490)。
【0173】
図5は、本発明の一実施形態に係るセルフセキュリティ連係を説明するための図である。
【0174】
図5に示すように、一般的に任意のグループに新しく加入するメンバーはグループに属する全てのメンバーと連係を結ばなければならない。
【0175】
しかし、本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループは、通信機器が任意の仮想個人化グループに新しく加入する場合、仮想個人化グループ内の全てのメンバーと連係を結ぶ必要がない。
【0176】
仮想個人化グループに新しく加入した通信機器540は、仮想個人化グループの任意の一人のメンバーと連係を行なう。任意の一人のメンバーと連係を行なうことによって、通信機器540は仮想個人化グループ内の全てのメンバーと自動に連係が結ばれる。これを自動連係という。
【0177】
仮想個人化グループで最初にグループを形成した招待者(inviter)の通信機器(以下「オーナー(owner)」と称する)は自身が属している仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成する。
【0178】
例えば、510が第2種仮想個人化グループのオーナーであり、520及び530はその第2種仮想個人化グループの他のメンバーの通信機器であると仮定する。
【0179】
オーナー510は自身が属している第2種仮想個人化グループのメンバーが自身(ここでは、オーナー510)を認識できるようにするために他のメンバーの少なくとも1つの通信機器520、530とオーナー510を認識するためのパブリックキーを共有する。
【0180】
パブリックキーを共有する方法を、オーナー510が他のメンバーの少なくとも1つの通信機器520、530にオーナー510を認識するためのパブリックキーを、認証されたチャネルを介して送信する場合について例示する。
【0181】
他のメンバーの少なくとも1つの通信機器520、530は、パブリックキーを用いて自身に送信された情報が正当なオーナー、即ち自分たちが属している第2種仮想個人化グループのオーナーから送信されたものかを確認する。
【0182】
また、他のメンバーの少なくとも1つの通信機器520、530は、パブリックキーを用いて該当情報のサイン(signature)がオーナーのものであるかを確認する。
【0183】
少なくとも1つの通信機器はオーナーのパブリックキーを共有した場合、自動的にその属する仮想個人化グループのメンバーであるかを確認できる。
【0184】
本発明の一実施形態によれば、任意の仮想個人化グループの全てのメンバーはパブリックキーを介してオーナーとリンクできる。従って、仮想個人化グループに新しく加入するメンバー540は、オーナー510と一回の連係を行なうことによって同一の仮想個人化グループ内の他のメンバー520、530と自動に連係が行なわれる。
【0185】
即ち、仮想個人化グループに新しく加入するメンバー540は、オーナー510と一回の連係を行なうことによってグループ内の他のメンバー520、530と個別に連係を行なわなくても自動的に連係できる。
【0186】
また、仮想個人化グループに新しく加入するメンバー540は、オーナー510でない仮想個人化グループ内の他のメンバー520、530とも自動連係できる。
【0187】
仮想個人化グループ内の他のメンバー520、530は、オーナー510のクレデンシャルとリンクされているので、オーナー510と直接連係を行なわなくてもオーナー510と直接連係を行なっているのと同等の効果がある。
【0188】
仮想個人化グループのオーナー510及び他のメンバー520、530は、相互間の連係を行なう場合に各々が含む仮想個人化グループのメンバーに関する情報、階層的コンテンツ名、仮想グループ識別子などの情報をメンバー相互間に提供する。
【0189】
前述した情報はオーナーと他のメンバーの間の自動連係及び今後の仮想個人化グループ間のコンテンツルーティングに利用できる。
【0190】
図6は、本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器のためのハブの動作方法を示すフローチャートである。
【0191】
図6に示すように、仮想個人化グループ内でハブは、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を獲得する(S610)。
【0192】
ここで、仮想個人化グループは、特定ユーザの少なくとも1つの通信機器を含む特定ユーザのための第1種仮想個人化グループ及び第1種仮想個人化グループの上位グループの第2種仮想個人化グループを含む。
【0193】
このとき、第2種仮想個人化グループのメンバーは、コンテンツ共有サービス又はソーシャルネットワークサービスを共有する。
【0194】
前述したホーム(home)単位の仮想個人化グループでハブは、仮想個人化グループの形成、メンバー管理、メンバーのコンテンツ管理などを行なう。
【0195】
ハブは、第2種仮想個人化グループのメンバーがハブを認識するためのパブリックキーを認証されたチャネルを介して第2種仮想個人化グループのメンバーに送信する。
【0196】
本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器のためのハブは、特別の装置ではなく、仮想個人化グループ内の任意の通信機器であってもよい。
【0197】
このとき、ハブは一般的に、広帯域通信網に接続され、常に電源が「オン」で動作する通信機器である。
【0198】
仮想個人化グループに属するメンバーはハブを中心に外部と効率よく通信できるが、これに必ず限定されず、ハブに依存せずに外部との通信を行なってもよい。
【0199】
ハブは、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いてコンテンツを所有する通信機器(メンバー)との連係を通した仮想個人化グループを生成する(S620)。
【0200】
ハブは、仮想グループ識別子に含まれたグループ情報を用いてコンテンツを所有する通信機器及びコンテンツを要請する通信機器の間のルーティング経路を生成する(S630)。
【0201】
本発明の一実施形態によれば、ハブは仮想個人化グループ内でルータの役割を行なってもよく、その場合、仮想個人化グループの少なくとも1つの通信機器はハブを介してより簡単にルーティング情報を交換できる。
【0202】
またハブは、第2種仮想個人化グループのメンバーが異なる複数の第2種仮想個人化グループとの通信を行なうよう他の複数の第2種仮想個人化グループとの間のトンネリング(tunneling)を行なってもよい。
【0203】
即ち、ハブは自身が属している仮想個人化グループのローカル接続領域の外にある通信機器とのトンネリングを提供することによって、自身が属している仮想個人化グループのメンバーと他の複数の仮想個人化グループのメンバーとの通信環境を構築できる。
【0204】
その他に、ハブは仮想個人化グループの形成、メンバー管理、メンバーのコンテンツ管理などを行なってもよい。
【0205】
ハブは、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いて各仮想個人化グループに含まれた通信機器又はメンバーからのコンテンツ要請を処理する(S640)。
【0206】
またハブは、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いてコンテンツを所有する通信機器及びコンテンツを要請する通信機器の間のルーティング経路を生成し、ルーティング経路を用いてコンテンツ要請を処理する。
【0207】
ハブは、周期的又は非周期的に第2種仮想個人化グループのメンバーが含まれたコンテンツの変化を検出する(S650)。
【0208】
ハブは、もし第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツの変化が検出されれば(S660)、変化したコンテンツを獲得するか、あるいは第2種仮想個人化グループのメンバーが変化したコンテンツを共有する(S670)。
【0209】
しかし、ステップS660においてコンテンツの変化が検出されなければ、ハブは特別な動作を行なわない。
【0210】
ハブは、第2種仮想個人化グループのメンバーに関する情報及び第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を管理する。
【0211】
さらに、ハブは第2種仮想個人化グループの外部の他の仮想個人化グループと通信を行なうために他の仮想個人化グループと少なくとも1つの通信環境情報を交換する。
【0212】
ここで、少なくとも1つの通信環境情報は、仮想個人化グループ名、仮想グループ識別子、及び仮想個人化グループのメンバーの含まれたコンテンツに関する情報を含む。
【0213】
その他に、ハブは第2種仮想個人化グループのメンバーと同期化、プッシュ(push)、及びコンテンツ検索のうち少なくとも1つを行ない得る。
【0214】
また、仮想個人化グループは、複数の前記第2種仮想個人化グループの上位グループである第3種仮想個人化グループをさらに含み得る。
【0215】
ここで、第3種仮想個人化グループのメンバーは任意の通信機器を介して連係を行ない、複数の第2種仮想個人化グループ各々に関する情報を共有する。
【0216】
このように仮想個人化グループが第3種仮想個人化グループを含む場合、ハブは、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を獲得でき、ハブは第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いて各仮想個人化グループに含まれた通信機器又はメンバーからのコンテンツ要請を処理する。
【0217】
ハブは、前述したコンテンツ要請を処理するために第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いてコンテンツを所有する通信機器と連係を行なう。
【0218】
その他に、ハブは、前述したコンテンツ要請を処理するために第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いてコンテンツを所有する通信機器及びコンテンツを要請する通信機器の間のルーティング経路を生成する。
【0219】
上述したように仮想個人化グループネットワークは少なくとも1つの通信機器及び少なくとも1つのハブを含む。
【0220】
少なくとも1つの通信機器は、特定ユーザの少なくとも1つの通信機器を含む特定ユーザのための第1種仮想個人化グループ及び第1種仮想個人化グループの上位グループの第2種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器から獲得した第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループの階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子及びコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成する。
【0221】
少なくとも1つのハブは、階層的コンテンツ名を用いて少なくとも1つの通信機器からのコンテンツ要請を処理する。
【0222】
図7は、本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器700のブロック図である。
【0223】
図7に示すように、仮想個人化グループ内で通信する通信機器700は、インタフェース710、プロセッサ730及びメモリ750を含む。
【0224】
ここで、仮想個人化グループは、特定ユーザの少なくとも1つの通信機器を含む前記特定ユーザのための第1種仮想個人化グループを含む。
【0225】
インタフェース710は、第1種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器から獲得された各仮想個人化グループの階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子を受信する。
【0226】
プロセッサ730は、第1種仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成する。
【0227】
メモリ750は、仮想グループ識別子及び階層的コンテンツ名を格納する。
【0228】
また、仮想個人化グループは第1種仮想個人化グループの上位グループである第2種仮想個人化グループをさらに含んでもよく、このとき、第2種仮想個人化グループのメンバーは、コンテンツ共有サービス又はソーシャルネットワークサービスを共有できる。
【0229】
仮想個人化グループが第2種仮想個人化グループを含む場合、インタフェース710は、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器から獲得された各仮想個人化グループの階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子を受信する。
【0230】
プロセッサ730は、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及び第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成する。
【0231】
また、プロセッサ730は、第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を生成する。
【0232】
仮想個人化グループが第2種仮想個人化グループを含む場合、階層的コンテンツ名は、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及び第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループが含むコンテンツ名を階層的に含む。
【0233】
プロセッサ730は、セキュリティキー生成モジュール732及び連係モジュール734を含む。
【0234】
セキュリティキー生成モジュール732は、第1種仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成し、パブリックキーに基づいて第1種仮想個人化グループのセキュリティキーを生成する。
【0235】
もちろん、このとき、通信機器700が第2種、第3種又は第4種の仮想個人化グループに属しているメンバーの通信機器に該当すれば、通信機器700は該当の仮想個人化グループのためのパブリックキー及びセキュリティキーを生成する。
【0236】
また、セキュリティキー生成モジュール732は、第2種仮想個人化グループ又は第3種仮想個人化グループのメンバーのうち通信機器700と連係を所望するいずれか1つのメンバーにパブリックキー又はセキュリティキーを提供する。
【0237】
連係モジュール734は、セキュリティキーを用いて第1種仮想個人化グループの他の通信機器とセルフセキュリティ連係を行なう。
【0238】
また、連係モジュール734は、セキュリティキー生成モジュール732が通信機器700と連係を所望するいずれか1つのメンバーに提供したパブリックキー又はセキュリティキーを用いて、通信機器700と前記いずれか1つのメンバーとの連係を行なう。
【0239】
従って、通信機器700は、第1種、第2種、第3種、第4種などの階層的又は非階層的仮想個人化グループのうちいずれか1つのグループに属するメンバーが通信機器700と連係を行なう場合、セキュリティキー生成モジュール732によって提供されたパブリックキー又はセキュリティキーを用いて連係を行なう。
【0240】
もちろん、通信機器700と連係を行なった前記いずれか1つのグループに属するメンバーは、通信機器700が含まれる仮想個人化グループの全てのメンバーと自動的に連係が行なわれるので、これ以上の連係を行なう必要がない。
【0241】
メモリ750は、仮想グループ識別子及び階層的コンテンツ名を格納する。
【0242】
また、メモリ750は、セキュリティキー生成モジュール732で生成されたパブリックキー及びセキュリティキーを格納し、プロセッサ730は、格納されたパブリックキー及びセキュリティキーを通信機器700と連係を所望するいずれか1つのメンバーに提供する。
【0243】
図8は、本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループ内で通信する通信機器のためのハブ800のブロック図である。
【0244】
図8に示すように、本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループで通信する通信機器のためのハブ800は、インタフェース810、プロセッサ830、メモリ850を含む。
【0245】
また、本発明の一実施形態に係る仮想個人化グループで通信する通信機器のためのハブ800は、モニタリングモジュール870をさらに含んでもよい。
【0246】
ここで、仮想個人化グループは、特定ユーザの通信機器を含む特定ユーザのための第1種仮想個人化グループ及び、第1種仮想個人化グループの上位グループである第2種仮想個人化グループを含む。
【0247】
ここで、第2種仮想個人化グループのメンバーは、コンテンツ共有サービス又はソーシャルネットワークサービスを共有する。
【0248】
インタフェース810は、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器から獲得された各仮想個人化グループの階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子を含む階層的コンテンツ名を受信する。
【0249】
インタフェース810は、第2種仮想個人化グループのメンバーがハブを認識するためのパブリックキーを、認証されたチャネルを介して第2種仮想個人化グループのメンバーに送信する。
【0250】
また、インタフェース810は、第2種仮想個人化グループの外部の他の仮想個人化グループと通信を行なうために他の仮想個人化グループと少なくとも1つの通信環境情報を交換する。
【0251】
ここで、少なくとも1つの通信環境情報は、仮想グループ識別子及び仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を含む。
【0252】
プロセッサ830は、階層的コンテンツ名を用いて少なくとも1つの通信機器からのコンテンツ要請を処理する。
【0253】
プロセッサ830は、連係モジュール832及びルーティングモジュール834を含む。
【0254】
連係モジュール832は、第1種仮想個人化グループ及び第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いてコンテンツを所有する通信機器と連係を行なう。
【0255】
ルーティングモジュール834は、仮想グループ識別子を用いてコンテンツを所有する通信機器及びコンテンツを要請する通信機器の間のルーティング経路を生成する。
【0256】
また、プロセッサ830は、第2種仮想個人化グループのメンバーと同期化、プッシュ及びコンテンツ検索のうち少なくとも1つを行なう。
【0257】
プロセッサ830は、第2種仮想個人化グループのメンバーに関する情報及び第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を管理する。
【0258】
メモリ850は仮想グループ識別子を格納する。
【0259】
モニタリングモジュール870は、周期的又は非周期的に第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツの変化を検出する。
【0260】
このとき、プロセッサ830は、モニタリングモジュール870によってコンテンツの変化が検出されれば、第2種仮想個人化グループのメンバーから変化したコンテンツを獲得するか、あるいは第2種仮想個人化グループのメンバーが変化したコンテンツを共有する。
【0261】
モニタリングモジュール870は、プロセッサ830内に含まれてもよい。
【0262】
その他に、仮想個人化グループは複数の前記第2種仮想個人化グループの上位グループである第3種仮想個人化グループをさらに含んでもよい。
【0263】
ここで、第3種仮想個人化グループのメンバーは任意の通信機器を介して連係を行ない、複数の第2種仮想個人化グループ各々に関する情報を共有する。
【0264】
仮想個人化グループが第3種仮想個人化グループを含む場合、インタフェース810は、各仮想個人化グループの階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子を含む階層的コンテンツ名を受信する。
【0265】
ここで、固有の仮想グループ識別子を含む階層的コンテンツ名は、第1種仮想個人化グループ、第2種仮想個人化グループ及び第3種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器から獲得される。
【0266】
前述した方法は、多様なコンピュータ手段を介して実行できるプログラム命令形態に具現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録できる。前記コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合わせて含み得る。前記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。上述のハードウェア装置は、本発明の動作を行なうために1つ以上のソフトウェア階層で作動するように構成され、その逆も同様である。
【0267】
上述したように本発明は、たとえ限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような基材から多様な修正及び変形が可能である。
【0268】
従って、本発明の範囲は説明された実施形態に限定されて決められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものなどによって定められなければならない。
【符号の説明】
【0269】
110、130、150 第1、第2、第3の第2種仮想個人化グループ
111、131、151 ハブ
113、115、117、133、135、153、155 通信機器
170 第3仮想個人化グループ
180 モバイルオペレータ
190 インタネット
310、330、350 第2種仮想個人化グループ(A)、(B)、(C)
311、331、351 ハブ
313、315、317、333、335、353、355 通信機器
320、340 第4種仮想個人化グループ
370 第3種仮想個人化グループ
380 モバイルオペレータ
390 インタネット
510 オーナー(招待者の通信機器)
520、530 他のメンバーの通信機器
540 新加入メンバー(の通信機器)
700 通信機器
710 インタフェース
730 プロセッサ
732 セキュリティキー生成モジュール
734 連係モジュール
750 メモリ
800 ハブ
810 インタフェース
830 プロセッサ
850 メモリ
870 モニタリングモジュール


【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定ユーザの少なくとも1つの通信機器を含む前記特定ユーザのための第1種仮想個人化グループを生成するステップを含むことを特徴とするユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項2】
前記第1種仮想個人化グループの上位グループとして、前記第1種仮想個人化グループをメンバーとして含む第2種仮想個人化グループを生成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項3】
前記第2種仮想個人化グループは、前記特定ユーザによって許容されたユーザに対応する他の第1種仮想個人化グループをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項4】
前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループ各々は、固有の仮想グループ識別子を有することを特徴とする請求項3に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項5】
前記第1種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器は、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及び前記少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成し、
前記階層的コンテンツ名は、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子及び前記少なくとも1つの通信機器が含むコンテンツ名を含むことを特徴とする請求項4に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項6】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーは、コンテンツ共有サービス及びソーシャルネットワークサービスを共有することを特徴とする請求項3に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項7】
前記第2種仮想個人化グループ及び他の第2種仮想個人化グループをメンバーとして含む第3種仮想個人化グループを生成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項8】
前記第1種仮想個人化グループ、前記第2種仮想個人化グループ及び前記第3種仮想個人化グループ各々は、固有の仮想グループ識別子を有することを特徴とする請求項7に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項9】
前記第1種仮想個人化グループに含まれた少なくとも1つの通信機器は、前記第1種仮想個人化グループ、前記第2種仮想個人化グループ及び前記第3種仮想個人化グループ各々の前記仮想グループ識別子及びコンテンツ名を用いて階層的コンテンツ名を生成し、
前記階層的コンテンツ名は、前記第1種仮想個人化グループ、前記第2種仮想個人化グループ及び前記第3種仮想個人化グループ各々の前記仮想グループ識別子を含むことを特徴とする請求項8に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの通信機器は、パブリックキーに基づいて生成されたセキュリティキーを用いて生成されたセルフセキュリティ連係を行なうことを特徴とする請求項7に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項11】
新しい通信機器は、前記第1種仮想個人化グループ、前記第2種仮想個人化グループ及び前記第3種仮想個人化グループのうち少なくとも1つに参加し、前記パブリックキー及び前記セキュリティキーを用いて連係を行なうことを特徴とするユーザ中心の請求項10に記載の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項12】
前記特定ユーザが前記第2種仮想個人化グループと階層的に独立的な第4種仮想個人化グループを生成するステップをさらに含むことを特徴とするユーザ中心の請求項7に記載の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項13】
前記第4種仮想個人化グループのメンバーが前記第4種仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成するステップと、
前記第4種仮想個人化グループのメンバーが前記第4種仮想個人化グループのためのパブリックキーを用いて前記第4種仮想個人化グループのためのセキュリティキーを生成するステップと、
を含むことを特徴とする請求項12に記載のユーザ中心の仮想個人化グループ生成方法。
【請求項14】
仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法であって、
前記仮想個人化グループに含まれた少なくとも他の通信機器から前記仮想個人化グループの仮想グループ識別子を獲得するステップと、
前記仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び前記通信機器が含むコンテンツ名を含む階層的コンテンツ名を生成するステップと、を含むことを特徴とする仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項15】
前記仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成するステップと、
前記パブリックキーに基づいて前記仮想個人化グループのセキュリティキーを生成するステップと、
前記セキュリティキーを用いて前記仮想個人化グループの他の通信機器とセルフセキュリティ連係を行なうステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項16】
前記通信機器との連係を要請する他の仮想個人化グループの他の通信機器に前記パブリックキー又は前記セキュリティキーを提供するステップと、
前記パブリックキー及び前記セキュリティキーを用いて他の仮想個人化グループの前記他の通信機器と連係を行なうステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項17】
第1種仮想個人化グループ及び前記第1種仮想個人化グループをメンバーとして含む第2種仮想個人化グループを含む仮想個人化グループのネットワーク内で通信する通信機器の動作方法において、
前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を獲得するステップと、
前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて他の通信機器から受信されたコンテンツ要請を処理するステップと、
を含むことを特徴とする仮想個人化グループのネットワーク内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項18】
前記コンテンツ要請を処理するステップは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて、前記コンテンツを所有する通信機器との連係を行なうステップをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の仮想個人化グループのネットワーク内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項19】
前記コンテンツ要請を処理するステップは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて、前記コンテンツを所有する通信機器及び前記コンテンツを要請する他の通信機器の間のルーティング経路を生成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の仮想個人化グループのネットワーク内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項20】
前記通信装置をハブと認識するためのパブリックキーを前記第2種仮想個人化グループのメンバーに送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の仮想個人化グループのネットワーク内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項21】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツの変化を検出するステップと、
前記第2種仮想個人化グループのメンバーから変化したコンテンツを獲得するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の仮想個人化グループのネットワーク内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項22】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーと同期化、プッシュ及びコンテンツ検索のうち少なくとも1つを行なうステップを含むことを特徴とする請求項17に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項23】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーに関する情報及び前記第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を管理するステップをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項24】
前記第2種仮想個人化グループの外部の他の仮想個人化グループと通信を行なうために前記他の仮想個人化グループと通信環境情報を交換するステップをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項25】
前記通信環境情報は、前記仮想グループ識別子に対する情報及び前記第2種仮想個人化グループ及び前記他の仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を含むことを特徴とする請求項24に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器の動作方法。
【請求項26】
プロセッサが特定ユーザのための少なくとも1つの通信機器を含む、第1種仮想個人化グループを生成するステップを含む、ユーザベースの仮想個人化グループを生成する方法を具現するプログラム命令を含むことを特徴とするコンピュータで記録可能な記録媒体。
【請求項27】
コンテンツ名及び第1種仮想個人化グループ及び前記第1種仮想個人化グループをメンバーに含む第2種仮想個人化グループ各々の仮想グループ識別子を用いて階層的コンテンツ名を生成する通信機器と、
前記階層的コンテンツ名を用いて前記通信機器から受信したコンテンツ要請を処理する少なくとも1つのハブと、
を含むことを特徴とする仮想個人化グループネットワーク。
【請求項28】
仮想個人化グループ内で通信する通信機器であって、
前記通信機器は、前記仮想個人化グループに含まれた通信機器から獲得された前記仮想個人化グループの階層的構造を表す固有の仮想グループ識別子を受信するインタフェースと、
前記仮想個人化グループの仮想グループ識別子及び前記通信機器が含むコンテンツ名を含む階層的コンテンツ名を生成するプロセッサと、
前記仮想グループ識別子及び前記階層的コンテンツ名を格納するメモリと、
を含むことを特徴とする仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項29】
前記プロセッサは、
前記仮想個人化グループのためのパブリックキーを生成し、前記パブリックキーに基づいて前記仮想個人化グループのセキュリティキーを生成するセキュリティキー生成モジュールと、
前記セキュリティキーを用いて前記仮想個人化グループの他の通信機器とセルフセキュリティ連係を行なう連係モジュールと、
を含むことを特徴とする請求項28に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項30】
前記セキュリティキー生成モジュールは、前記通信機器と連係を要請する他の仮想個人化グループの他の通信機器に前記パブリックキー又は前記セキュリティキーを提供することを特徴とする請求項29に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項31】
前記連係モジュールは、前記パブリックキー又は前記セキュリティキーを用いて前記他の仮想個人化グループの前記他の通信機器と連係を行なうことを特徴とする請求項30に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項32】
仮想個人化グループ内で通信する通信機器であって、
前記仮想個人化グループは、第1種仮想個人化グループ及び前記仮想個人化グループをメンバーとして含む第2種仮想個人化グループを含み、
前記通信機器は、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの階層的構造を表す仮想グループ識別子を含む階層的コンテンツ名を受信するインタフェースと、
前記階層的コンテンツ名を用いて前記他の通信機器から受信したコンテンツ要請を処理するプロセッサと、
前記仮想グループ識別子を格納するメモリと、
を含むことを特徴とする仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項33】
前記プロセッサは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて前記コンテンツを所有する通信機器との連係を行なう連係モジュールを含むことを特徴とする請求項32に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項34】
前記プロセッサは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループの仮想グループ識別子を用いて前記コンテンツを所有する通信機器及び前記コンテンツを要請する他の通信機器の間のルーティング経路を生成するルーティングモジュールを含むことを特徴とする請求項32に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項35】
前記第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツの変化を検出するモニタリングモジュールをさらに含み、
前記プロセッサは、前記第2種仮想個人化グループのメンバーから前記変化したコンテンツを獲得することを特徴とする請求項32に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項36】
前記プロセッサは、前記第2種仮想個人化グループのメンバーと同期化、プッシュ及びコンテンツ検索のうち少なくとも1つを行なうことを特徴とする請求項32に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項37】
前記プロセッサは、前記第2種仮想個人化グループのメンバーに関する情報及び前記第2種仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツに関する情報を管理することを特徴とする請求項32に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項38】
前記インタフェースは、前記通信機器をハブとして認識するためのパブリックキーを前記第2種仮想個人化グループのメンバーに送信することを特徴とする請求項32に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項39】
前記インタフェースは、他の仮想個人化グループと通信を行なうために、前記第2種仮想個人化グループの外部にある他の仮想個人化グループと通信環境情報を交換することを特徴とする請求項32に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項40】
前記通信環境情報は、前記第2種仮想個人化グループ及び前記他の仮想個人化グループのメンバーが含むコンテンツ及び仮想グループ識別子に関する情報を含むことを特徴とする請求項39に記載の仮想個人化グループ内で通信する通信機器。
【請求項41】
ユーザ指向的方法としてサービス供給者とは独立的に構成され、仮想個人化ネットワークの装置間にコンテンツを共有するようにする仮想個人化ネットワークのための装置において、
仮想個人化ネットワークに含まれた第1種仮想個人化グループを生成するために第2装置とサーバレス連係を行なうインタフェース(前記第1種仮想個人化グループは少なくとも1つの装置及び第2装置を含む)と、
前記第1種仮想個人化グループに含まれた他の装置と共有するためのコンテンツを生成するプロセッサと、
を含むことを特徴とする仮想個人化ネットワークのための装置。
【請求項42】
前記インタフェースは、前記第2装置から前記第1種仮想個人化グループの階層的構造を表す仮想グループ識別子を受信し、
前記プロセッサは、前記仮想個人化グループに含まれた他の装置と共有するためのコンテンツを生成するために前記仮想グループ識別子及び前記コンテンツ名を用いることを特徴とする請求項41に記載の仮想個人化ネットワークのための装置。
【請求項43】
前記仮想個人化ネットワークは、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第1種仮想個人化グループを含み、前記第1種仮想個人化グループと比較する時より高いレベルの階層を有する前記第2種仮想個人化グループを含む階層的グループを含むことを特徴とする請求項41に記載の仮想個人化ネットワークのための装置。
【請求項44】
前記第2仮想個人化グループは、複数の第1種仮想個人化グループを含むことを特徴とする請求項43に記載の仮想個人化ネットワークのための装置。
【請求項45】
前記仮想個人化ネットワークは、前記第2種仮想個人化グループを含み、前記第1種仮想個人化グループ及び前記第2種仮想個人化グループと比較する時より高いレベルの階層を有する第3種仮想個人化グループを含むことを特徴とする請求項43に記載の仮想個人化ネットワークのための装置。
【請求項46】
前記インタフェースは、前記第1種仮想個人化グループに対する参加を要請する前記第2装置から要請を受信して、前記第2装置とサーバレス連係を行なうように前記第2装置にセキュリティキーを送信することを特徴とする請求項41に記載の仮想個人化ネットワークのための装置。
【請求項47】
前記インタフェースは、前記第1種仮想個人化グループに対する参加を要請する前記第2装置に要請を送信し、前記第1種仮想個人化グループに参加するために前記第2装置とサーバレス連係を行なうために前記第2装置からセキュリティキーを受信することを特徴とする請求項41に記載の仮想個人化ネットワークのための装置。
【請求項48】
前記第1種仮想個人化グループは、前記第2装置及び複数の他の装置を含み、
前記第2装置との連係を行なうことに応答し、前記装置又は前記複数の他の装置と関連することを特徴とする請求項47に記載の仮想個人化ネットワークのための装置。
【請求項49】
前記装置は、前記第1種仮想個人化グループを形成し、前記第1種仮想個人化グループのメンバーの装置に対するメンバー管理を行なって、前記メンバーのコンテンツ管理を行なうハブであることを特徴とする請求項41に記載の仮想個人化ネットワークのための装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−19518(P2012−19518A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−149997(P2011−149997)
【出願日】平成23年7月6日(2011.7.6)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】