ライニング留め具およびそのための方法と装置
例えば航空機上で使われるもののような絶縁ブランケット留め具のための、留め具アッセンブリ、留め具アッセンブリのための部材、および留め具アッセンブリのための部材を作成し組み立てる方法は、サイド部分に沿って直線状に配置された複数のパネル保持部材をもった第一および第二のサイド部分を有する形成されたモノリシック金属構成を含み得る。平面状保持部材、例えばディスクは、金属部分と共に組み立てられて、絶縁ブランケットを保持するのに使われ得るような留め具アッセンブリを形成する。平面状保持部材は圧延されたエッジを含み得て、もし被覆された部分があれば、被覆プロセス中に隣接する部分がひっつくことを防ぐための表面突起を含み得る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
これらの発明は、例えば絶縁ブランケット留め具、航空機用絶縁ブランケット留め具を含んだライニング留め具に関し、例えばライニング留め具を作成し使用する装置と方法を含む。
【背景技術】
【0002】
多くの航空機において、胴体、搭乗者エリアおよび/または貨物エリアのような機体部分は、絶縁パネルおよび/またはブランケットによってライニングされる。パネルは、ビーム、ストリンガー、フレーム等のような胴体構造にリベット留めされたか、接着されたか、あるいはそうでなければ固定された複数の留め具アッセンブリであるべき場所に保持される。例示的留め具アッセンブリは、ナイロンまたはその他のプラスチック材料から鋳造され、典型的にはディスクと、ベース部分とバーブを有する留め具スタッドを含み、ここでバーブは例えばブランケットに穴を開けるのに使われ得る。バーブは典型的には、バーブの上に渡って置かれたディスク中の開口部と係合するための複数の円周リッジまたはキャッチを含む。複数のリッジは、ディスクが絶縁パネルの厚さの関数としてバーブに沿った多数の軸方向位置の1つに置かれるようになることを許容する。例えば、バーブ上の与えられたリッジを過ぎてバーブ上にディスクを押し付けることは、絶縁パネルをあるべき場所に保持する役目を果たし得るが、ディスクを絶縁パネルに対して更に押し付けることは、ディスクをバーブに沿って、絶縁パネルをあるべき場所に保持するための別の更なるリッジの下で、更に動かし得る。
【0003】
留め具スタッドは、ストリンガー上、フレームスタッド上等の胴体の部分上のベース部分からサポートされることができる。ベース部分の構成は、その下に横たわるサポート構造のプロファイルを収容するように全体的に形成される。
【発明の概要】
【0004】
例えば航空機用のブランケット絶縁のための、留め具アッセンブリ、および留め具アッセンブリのための留め具とディスクは、劣悪な条件下においてさえ、より信頼性をもって、より容易に、より長い寿命でもって作成されることができる。そのような装置のいくつかの例では、留め具および/またはディスクは、各々がモノリシック金属構造として形成され得て、各々が従来の構造と同じように容易に設置され得る、金属から形成されることができる。そのような構造のいくつかの例がここに記載され、そのような例示的構造を製造して使用する方法の例も記載される。
【0005】
一つの例では、留め具スタッド、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものは、ポスト部材のような線形部材と線形部材をその下に横たわるサポート上にサポートするためのサポート構造を有する金属留め具部材である。一つの例では、線形部材は第一および第二のサイド部分を含み、その少なくとも1つは線形部材に沿って線形的に配置された複数の保持部材を有する。保持部材は、ブランケットまたはその他の構造をあるべき場所に保持することを補助するためのディスク、プレートまたはその他の構造を保持し得る。他の例では、保持部材は、ディスクまたはその他の構造の線形部材上でのサポート構造から離れるような動きを信頼性をもって制限するように構成されることができるストップ表面、取っ手、フランジ、肩表面、歯、キャッチまたはその他の構造であっても良い。更なる例では、両方のサイド部分が保持部材を含み、別の例では、各サイド部分がサポート表面から与えられた距離において保持部材を含む。別の例では、少なくとも1つのサイド部分が少なくとももう1つのサイド部分と同じだけ多くの保持部材を有し、更なる例では同じ数を有する。保持部材の一つの例では、少なくとも1つがサポート表面の部分または線形部材をサポートしているベースの部分に実質的に平行で実質的に平坦な表面を含む。別の例では、保持部材は留め具のベースから離れるように平坦な表面から伸長している傾斜表面を有し、更なる例では、各保持部材は隣接する保持部材から間隔を空けられている。
【0006】
留め具部材の多くの例、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものでは、留め具部材は実質的に平坦な周縁部分を有するベースを含む。そのような留め具部材の別の例では、ベースはベースの周縁部分と留め具の線形部材の間の持ち上げまたは立ち上がり部分を含んでも良い。別の例では、ベースは線形サポート部分と、ベースをサポートするためおよびサポート構造、例えばストリンガー、Iビーム、Tビーム、Lビームまたはその他の係合可能なプロファイルのようなサポート構造に対してベースの動きを制限するための角度付きまたはクリップ部分を含んでも良い。更なる例では、留め具部材は、サポートが線形部材上のスリーブまたはボスであり、スリーブまたはボスがサポート構造を係合するように構成されたところの線形部材であっても良い。線形部材が例えば通しスタッドである場合には、サポートは、例えば留め具とスリーブがストリンガーまたは構造的ビーム中にまたはそれを通して挿入された時のようにサポート構造を係合するための、スタッドの一部の周りのスリーブまたはグロメットであることができる。通しスタッドまたはその他の線形構造は、その上にスリーブが載るところの半円形または完全に円形のインターフェース構造を有することができる。
【0007】
留め具部材の多くの例、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものでは、留め具部材は、ポスト部材、スタッド部材、線形部材またはその他の軸方向に伸長している構造のような実質的にU字形状の部材を有する線形部材を含んでも良い。更なる例では、留め具部材は、U字形状部材エッジ表面から伸長し得るような、歯またはここに記載されるもののようなその他の保持構造を含んでも良い。歯またはその他の構造は、湾曲したブリッジ部分によってサポートされても良く、一つの例では、湾曲したブリッジ部分は実質的に半円形であっても良い。ブリッジ部分または保持部材の間のその他の構造は、留め具アッセンブリのためのディスクまたはその他の保持部材を保持すること助けるための1つ以上のそれ自身の部材を含んでも良い。例えば、ブリッジ部分は、ブリッジ部分の一部を形成している材料を穴抜きすることによって作り出され得るような、ブリッジ部分の外側表面から伸長している歯またはその他の突起を含んでも良い。いくつかの例では、ブリッジ部分は、線形部材のその他の表面の各々上の歯(またはその他の突起)の数と同じ数の歯(またはその他の突起)を有することができ、その他の例では、ブジッリ部分は軸方向に伸長している構造上の保持部材のみを有しても良く、それらは構造に沿って軸方向に位置していても良い。歯のような複数の保持部材が軸方向に与えられた位置に置かれているいくつかの例では、線形部材上の与えられた軸方向位置または高さにおける歯またはその他の突起の各々は、隣接する歯から、近似的に120°で、または例えば等距離で、位置させられることができる。
【0008】
多くの例では、ブランケット絶縁留め具アッセンブリのような留め具スタッドは、モノリシック構造として形成され得る。例えば、それらは容易に金属薄板から打抜きまたは切断されて所望の形状に形成され得る。最終構造は、期待された動作条件下で顕著な強度と信頼性を有し、製造するのが比較的容易である。多くの留め具スタッド構成をこのやり方で形成することができる。
【0009】
別の例では、留め具スタッド、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものは、ベースとポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドとして形成される。ポスト部材は、お互いから間隔を空けられ、絶縁保持部材、例えば保持ディスクをあるべき場所に保持するためのそれぞれのストップまたは保持表面を有した、第一および第二のサイド部分を含む。一つの構成では、ポスト部材の第一のサイド上の各ストップは、第二のサイド部分上に対応するストップを含み、対応するストップはベースの表面から実質的に等距離にある。そのような構成では、留め具スタッド上に保持されたディスクは、ベースと近似的に平行に位置させられることができる。
【0010】
更なる例では、留め具スタッド、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものは、ポスト部材の露出されたエッジ表面上の絶縁保持部材のためのストップまたは保持表面の第一および第二のセットと、第一および第二のセットの中間にある追加のストップまたは保持表面を有するポスト部材と共に形成されることができる。例えば、ストップの第一および第二のセットは、U字形状のポスト部材の露出されたエッジ表面上にあっても良く、追加のストップは、U字形状のポスト部材の湾曲した部分上に置かれても良い。一つの構成では、ストップの対応するセットが、ポスト部材に沿った同じ軸方向位置におけるそれぞれの表面上に形成される。別の構成では、ストップの対応するセットは、例えばポスト部材の軸に実質的に平行な方向に面している対応するストップ表面を含んでも良く、またそのようなストップ表面は平坦でも良く、またはディスクのようなブランケット絶縁保持部材の表面に適合するようなその他の構成を取っても良い。一つの例示的構成では、ストップ表面は、傾斜表面または斜面を有する背面構造によってサポートされており、ディスクのようなブランケット絶縁保持部材がポスト部材に沿って動くことをより容易にしている。
【0011】
ここでの例のいくつかにおける留め具スタッド、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリ用のものは、ベースを形成するためのセクションと伸長部を形成するためのセクションを有する平面状部分を形成するように金属薄板を切断または打抜きすることによって形成されても良い。ベースは実質的に平坦に維持されても良く、または非平坦なサポート構造上にサポートされるための別のプロファイルを有するように形成されても良い。例えば、ベースはストリンガー上に渡ってフィットするためのクリップ配置に形成されても良い。伸長部は、絶縁ブランケット保持部材、例えばディスクを保持するのに使われ得るような複数の収束するセグメントをもった2つのサイドを有するように、折り曲げまたは圧延することによって形成されても良い。伸長部はまた、直角または別の角度でのように、ベースに対して角度をもって伸長するように、および2つのサイド上の収束するセグメントが少なくとも部分的に同じ方向に面するように伸長部分を湾曲させて、形成されても良い。一つの例では、伸長部の露出されたエッジ表面上の収束するセグメントは全て同じ方向に面し、別の例では、収束するセグメントの各々はベースに向かって面している比較的平坦な表面を含む。別の例では、伸長部は絶縁ブランケット保持部材を保持するのに使われ得るような追加のセグメントを含むように打抜きまたは切断され、そのような追加のセグメントは、伸長部の露出されたエッジ表面を橋渡しする伸長部上のブリッジ部分に切断されても良く、またはブリッジ部分部材だけが伸長部上の保持部材であっても良い。少なくとも1つの例では、収束するセグメントは、各セグメントが、例えば留め具スタッドのベースに面している平坦な表面部分と、平坦な表面部分から離れるように伸長している、傾けられたまたは傾斜表面部分を含むように、切断されても良い。隣接する収束するセグメントは一定の距離でお互いから間隔を空けられていても良い。
【0012】
留め具アッセンブリのための、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのための部品の更なる例では、平面状部材、例えばディスクが、部材を通した開口部と平面状部材の最も外側の範囲における自由な周縁をもって設けられる。周縁は、平面状部材の最も外側の周縁が、例えば平面状部材の中央部分とエッジの間の折り畳みであるように、構成された圧延されたエッジである。一つの例では、圧延されたエッジは湾曲された外側周縁表面を有し、別の例では圧延されたエッジは、平面状部材の周縁の或る放射状範囲について平面状材料の2倍の厚みを形成する。別の例では、圧延されたエッジは、平面状体の下に横たわる表面に対して押し付けられた材料の、連続的で、放射状に内向きの折り畳みである。平面状部材が金属薄板から形成される場合には、例えば、圧延されたエッジは、鋭いエッジがユーザに露出されることの可能性を低減することを助ける。ディスクの例では、平面状部材は実質的に円形で、圧延されたエッジは、周縁において厚みの層を追加する環状リングを形成する。ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための保持部材の例では、平面状部材はディスクであっても良く、円形の開口をもった開口部を含み、中心から放射状に伸長している複数の開口部セグメントを含んでも良い。
【0013】
留め具アッセンブリのための、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのための部品の別の例では、平面状部材は、平面状部材の1つ以上の表面から伸長している1つ以上の非平面状突起を含む。突起は、ディンプル、リッジ、ライン、バルジまたはその他の突起であることができ、突起は平面状部材の2つ以上の表面から伸長することができる。多数の突起の例では、突起は平面状部材上に渡って均等に分布しており、それらは平面状部材の周縁の近くに置かれることができ、またはそれらは隣接するものからと平面状部材の周縁から等距離に置かれることができる。多くのその他の平面状部材とのバッチプロセス中に平面状部材が液体またはスプレー材料で被覆される場合には、突起は平面状部材の均等な被覆を増加させると共に多数の部材がひっついたり繋がったりする可能性を削減することを助ける。1つまたは複数の突起の位置付けは、隣接する平面状部材の平面状表面がお互いに接触する可能性を低減することと、また突起が部品を弱くするあらゆる可能性を低減することとに部分的に基づいていても良い。一つの例では、留め具アッセンブリのための平面状部材上の突起は、平面状部材の周縁の近くに位置させられ、平面状部材を通して線形開口と揃えられても良い。
【0014】
留め具アッセンブリのための、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのための部品の更なる例では、インターフェース部材、例えばグロメットが、パネルまたはその他の構造、例えばビーム、胴体またはその他の航空機構造中の開口部内に線形ポストを位置付けする。インターフェース部材は、与えられたインターフェース部材構成が多数の異なる構造構成中で使われることができるように、異なるパネルの厚さを収容するための構造を含んでいても良い。インターフェース部材は、例えば一つのインターフェース部材構成で複数のパネル幅を収容するために、インターフェース部材の周縁表面から伸長している柔軟なフィン、ポストまたはその他の柔軟な突状を含んでいても良い。柔軟な突状はまた、インターフェース部材をそのパネルに対してよりしっかりと位置させることも助ける。
【0015】
これらおよびその他の例は、その簡単な説明がここに続く図面との関係で、以下により十分に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、ここに開示された一例に従ってあるべき場所にある留め具アッセンブリの概略的側面図である。
【図2】図2は、図1に使われたもののような留め具アッセンブリの等角図である。
【図3】図3は、図2の留め具アッセンブリでの使用のための留め具部材の上後方等角図である。
【図4】図4は、図3の留め具部材の上平面図である。
【図5】図5は、図3の留め具部材の正面図である。
【図6】図6は、図5のライン6−6に沿って取られた図3の留め具部材の垂直縦断面図である。
【図7】図7は、図6の留め具部材の詳細断面図である。
【図8】図8は、図3の留め具部材の右側面図である。
【図9】図9は、図2の留め具アッセンブリでの、またはここに開示されたその他の留め具部材のいずれかとの使用のための、保持ディスクの形の留め具部材の上方等角図である。
【図10】図10は、図9の留め具ディスクの上平面図である。
【図11】図11は、図9のディスクの側面図である。
【図12】図12は、ライン12−12に沿って取られた図10のディスクの横垂直断面図である。
【図13】図13は、図12の一部の詳細断面図である。
【図14】図14は、図10のディスクを作成するのに使われ得るようなディスクのためのブランクの上平面図であり、折り畳まれたエッジを作成するのに折り曲げが発生し得るところのリングを示している。
【図15】図15は、ここに開示された別の例に従った、例えば絶縁ブランケットと留め具アッセンブリとの使用のための、留め具部材の左上方等角図である。
【図16】図16は、図15の留め具部材の正面図である。
【図17】図17は、図15の留め具部材の上平面図である。
【図18】図18は、図15の留め具部材の右側面図である。
【図19】図19は、ここに開示された別の例に従った留め具アッセンブリの等角図である。
【図20】図20は、図19のアッセンブリで使われた留め具スタッドのような留め具部材の上平面図である。
【図21】図21は、図20の留め具部材の下方等角図である。
【図22】図22は、図20の留め具部材の上方等角図である。
【図23】図23は、図20の留め具部材の側面図である。
【図24】図24は、ライン24−24に沿って取られた図20の留め具部材の横断面図である。
【図25】図25は、グロメットの形の図19の留め具アッセンブリとの使用のための留め具部材の上方等角図である。
【図26】図26は、図25のグロメットの側面図である。
【図27】図27は、図25のグロメットの左側面図である。
【図28】図28は、図27のライン28−28に沿って取られた図25のグロメットの縦垂直断面図である。
【図29】図29は、グロメットとパネルの相互フィッティングを描写する目的のパネルとグロメットの上平面図である。
【図30】図30は、ライン30−30に沿って取られた図29に示されたパネルとグロメットの組み合わせの断面図である。
【図31】図31は、形成前のブランクから切断された留め具部材の上平面図である。
【図32】図32は、形成前のブランクから切断された留め具部材の別の例の上平面図である。
【図33】図33は、形成前のブランクからの留め具部材の別の例の上平面図である。
【図34】図34は、図2に示されたアッセンブリに匹敵し図15に示されたものの代替形である留め具アッセンブリでの使用のための、留め具部材の別の例の上方等角図である。
【図35】図35は、図34の留め具部材の右側面図である。
【図36】図36は、図34の留め具部材の正面図である。
【図37】図37は、図36のライン37−37に沿って取られた図34の留め具部材の垂直縦断面図である。
【図38】図38は、図37に示された留め具部材の一部の詳細断面図である。
【図39】図39は、図34の留め具部材の上平面図である。
【図40】図40は、図34の留め具部材の下平面図である。
【図41】図41は、図34の留め具部材の後方図である。
【図42】図42は、図34の留め具部材の下後方等角図である。
【図43】図43は、図2に示されたアッセンブリに匹敵し図3に示されたものの代替形である留め具アッセンブリでの使用のための、留め具部材の別の例の側面図である。
【図44】図44は、図43の留め具部材の左後方等角図である。
【図45】図45は、図19に示された留め具スタッドに匹敵しその代替形である留め具アッセンブリでの使用のための、留め具部材の別の例の側面図である。
【図46】図46は、図45の留め具部材の下方等角図である。
【図47】図47は、形成前のブランクから切断された図31のものと類似した別の留め具部材の上平面図であり、代替的保持部材構成を示している。
【図48】図48は、図1−8のものと類似した搭載配置と図34−42のものと類似した伸長部分構成を有するが伸長部分上の保持部材について代替的構成を有する、留め具スタッドの側面図である。
【図49】図49は、図48の留め具スタッドの上方等角図である。
【図50】図50は、図19−30および45−46に示されたタイプの通し留め具スタッドだが保持部材について代替的構成を示しているものの正面図である。
【図51】図51は、図50の通し留め具スタッドの側面図である。
【図52】図52は、図50の通し留め具スタッドの等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
この明細書は図面との関係で、本発明の1つ以上の側面を組み込んだ装置および方法の例を、あらゆる当業者が発明を実施し使用することができるようなやり方で説明する。例は発明を行うために想到された最善のモードを提供するが、本発明のパラメータ内で様々な変形を達成することができることは理解されるべきである。
【0018】
留め具アッセンブリおよび留め具アッセンブリを作成して使用する方法の例が記載される。与えられた構造または与えられた方法のどの1つまたは複数の特徴が組み込まれるかに依存して、構造または方法において恩恵を達成することができる。例えば、形成された金属を使った留め具アッセンブリは、期待された動作条件下で向上を示し得る。それらはまた、より長い期待される寿命も実証し得る。
【0019】
開示された方法の1つ以上に従って作成された留め具アッセンブリはまた、同様の材料を使ったその他の方法よりも作成するのが容易であり得る。それらはまた、使用するのがより容易であり得て、例えば、留め具アッセンブリの部品の1つ以上はルーティンのメインテナンスの後に廃棄されるのではなく再使用される可能性があり得る。
【0020】
ここに開示された1つ以上の留め具アッセンブリのいくつかの構成では、向上はアッセンブリにおいても達成されることができ、いくつかの構成では、いくつかの留め具アッセンブリの多数の構成を提供するのに比較的少数の部品が使われることができる。
【0021】
これらおよびその他の恩恵は、ここでの例の記載を考慮することによってより明らかとなるであろう。しかしながら、それらの例によって想到された1つ以上の恩恵を達成するために、特定の例に対して説明される恩恵または特徴の全てがツール、部品または方法に組み込まれなければならないわけではないことは理解されるべきである。加えて、その他の可能な構成と比較して恩恵が最適ではないかもしれないとしても、与えられた恩恵のいくらかを達成するために、例の特徴がツール、部品または方法に組み込まれることができることは理解されるべきである。例えば、1つ以上の恩恵は、コスト削減、効率化、または特定の製品構成また方法で妥協する人に知られているその他の理由を達成するために、与えられた構成について最適ではないかもしれない。
【0022】
多数の留め具アッセンブリまたは留め具部材構成および留め具アッセンブリまたは留め具部材を作成して使用する方法の例がここに記載され、いくつかは一緒に使用されることによって特定の恩恵を有する。しかしながら、それらの装置および方法はこの時点で一緒に考察されるものの、それらが組み合わされること、一緒に使用されること、または一つの部品または方法があらゆるその他の部品または方法あるいは組み合わせと共に使用されることは要求されていない。加えて、与えられた部品または方法は、所望の結果を依然として達成しながら、ここに明記して説明されていないその他の構造または方法と組み合わされることができることが理解されるであろう。
【0023】
絶縁ブランケット留め具の使用に特定の応用を有し得る留め具アッセンブリが記載され、それらの応用で使用された時にそれらはここに記載された特徴の1つ以上を組み込み恩恵のいくつかを導き出すことができる。しかしながら、絶縁ブランケット留め具のためのいくつかの応用のみが記載される。絶縁ブランケット留め具のため以外の留め具アッセンブリは、本発明の1つ以上から恩恵を受けることができる。
【0024】
なお、前、後、サイド、左と右、上と下等のような向きについて使用される用語は、ここでは理解の容易さと参照のためだけに使用されており、記載され描写されている構造についての排他的な用語として使用されているのではないことが理解されるべきである。
【0025】
絶縁ブランケット留め具として使用されることができるもののようなライニング留め具は、多数の応用を有するが、留め具アッセンブリの本例は、航空機上で使われるもののような絶縁ブランケットの文脈で記載される。ここに記載される留め具アッセンブリはまた、その他の構造上で使われても良く、その他の構造または材料を確保または保持しても良いことが理解されるべきである。留め具アッセンブリの一つの例では、留め具アッセンブリ100(図1−14)は、設計者によって選択された好適なサポート表面98上にサポートされ、それはサポート構造96の一部である。サポート構造96は、それについて絶縁ブランケットがサポートされるものとして、航空機の文脈では、胴体、ビーム、ストリンガーまたはその他の構造であっても良い。ここに記載される留め具アッセンブリの例の全てにおいて、留め具アッセンブリは構造上にサポートされる。構造は多数の形、プロファイルまたは構成を取り得て、留め具アッセンブリデザインはサポート構造の特定の表面構成を収容するように構成されても良い。当業者は例を検討した後で、本発明の例が、発明の特徴の1つ以上を依然として採用しながらどのようにここに記載されたもの以外の構造をサポートするように適応されることができるかを理解するであろう。
【0026】
図1に示された例では、サポート構造は比較的平坦であるものとして示され、留め具アッセンブリ100はそれに従って構成されている。留め具アッセンブリは、接着剤、リベットまたはその他の留め具、留め具アッセンブリの隣接する部分をサポート表面にしっかりと取り付けるためのクリップまたはその他の手段によって、サポート表面98上にサポートされている。ここに記載される留め具アッセンブリ構成の全ては、望まれる通りに適当なサポート表面にしっかり取り付けられることについてのユーザの指定にカスタム化または改訂されることができる。
【0027】
留め具アッセンブリ100は、絶縁ブランケット94(図1)のようなライニングをしっかり取り付けて位置付ける。ここに注記されるように、ここに例として記載される留め具アッセンブリは、多数の構造をしっかり取り付けてサポートするのに使用または変形されることができる。
【0028】
ここに記載される留め具アッセンブリは、留め具スタッドと、ライナーまたはブランケット保持部材を含み、ここに記載される例は一緒に使用されている2つの部材を有するが、部材の一方または他方はまた、アッセンブリとしてその他の構造と共に使われても良い。図1−14に示された例では、留め具アッセンブリ100は、留め具スタッド102(本例の図1−8)と、保持部材104(本例の図1−2および9−13)を含む。いくつかの構成を有したいくつかの留め具スタッドがここに記載され、それらの例のそのような留め具スタッドの例の全てはここに記載される保持部材104と共に使われるが、留め具アッセンブリを形成するのにその他の保持部材が留め具スタッドと共に使われることができることは理解されるべきである。ここに記載される留め具スタッドを使った留め具アッセンブリは、図1に対してここで記載されるようなやり方で、ライニングまたは絶縁ブランケットをしっかり取り付けて位置付けするのに使われることができる。
【0029】
本例では、留め具スタッド102は、留め具スタッドと従って留め具アッセンブリを、サポート表面上にサポートするためのサポート部分106を含む。留め具スタッド102はまた、その周りに絶縁ブランケットが伸長しそれに沿って保持部材104が動いて絶縁ブランケットを保持するようにあるべき場所に留められることができるところの、サポート部分106によってサポートされた伸長部108を含む。本例では、サポート部分106は実質的に平面状であり、伸長部108はサポート部分に実質的に直角に伸長する。しかしながら、伸長部108は、サポート部分に直角以外の方向に伸長することができることは理解されるものとする。加えて、ここに記載される伸長部のいずれもが、そのそれぞれのサポート部分に直角以外でサポートされることができる。更には、伸長部構成のいずれもが、ここに記載されるサポートのいずれかと共に使われるように構成されることができる。本例を含んだここに記載される留め具スタッドの例では、留め具スタッドは金属薄板から形成される。
【0030】
留め具スタッドのサポート部分106(図2−8)は、パネルの中心に対して約315°の角度を通して伸長している周縁部分112を有する部分的に円形のパネル110として形成される。パネルの円形部分は、直径(図示せず)に実質的に直角にパネルから外向きに伸長している第一および第二の切断表面114および116(図4)で終端する。切断表面114および116は、伸長部108がパネル110と同じ材料のシートまたは部分から形成されることを許容し、それにより留め具スタッドがモノリシック部品として、例えば留め具スタッドを形成するように2つの別々の部分を溶接、接合またはそうでなければ一緒にすること無しに、形成されることを許容する。切断表面114および116は、それぞれのひずみ解放部分118および120において終端する。
【0031】
パネル110は、留め具スタッドをそのサポート表面に搭載するかまたは保持するのを助けるための1つ以上の構造を含んでも良い。図2−8に示された例では、パネル110は、留め具スタッドをサポート構造上にしっかり取り付けるのを助けるのに使われることができる第一および第二の開口部122および124を含む。本例における開口部は、パネル110が一部であるところの円の直径上に形成される。(例えば、図31参照。)開口部122および124は、留め具スタッドをサポート表面に搭載するためのリベットまたはその他の機械的留め具を受け取ることができる。開口部はまた、あるいはその代わりに、留め具スタッドをあるべき場所に保持するための接着剤またはその他の接着材料を受け取っても良い。パネル110はまた、例えば接着剤を通して、留め具スタッドをサポート表面にしっかり取り付けるのを助けるために、粗くされた底部表面を含んでも良い。パネル110はまた、例えばサポート表面が相補的な曲げまたはその他の表面を有する場合に、サポート表面により緊密に適合するための曲げ、穴抜きまたはその他の形成プロセスを通してのように、形成されても良い。パネル110は、留め具スタッドをサポート表面上によりしっかりとサポートするために、その他の構成を取っても良い。
【0032】
留め具スタッドの伸長部分108は、パネル110と一体に形成され、限定としてではないが本例では、パネルの上面から実質的に直角に伸長する(図2−8)。伸長部分108は、パネルに直角な実質的に直線状のポスト126として形成される。ポスト126は、曲げまたは形成プロセス中に形成された彎曲部分128を通してパネルに接合し、それから、それぞれ第一および第二の、または図5に見られるように左および右の、サイド部分130および132をもってパネル110に実質的に直角に伸長する。サイド部分は、彎曲部分128によって下から、およびブリッジまたは接続部分134によって図4で上から見られるように後ろから、サポートされる。ブリッジ部分は、彎曲部分128によって下からサポートされ、本例では実質的に半円形に彎曲されている。半円形のブリッジ形状は、例えば曲げ、サイド(例えば伸長部108に直角の)衝撃等に対する強度を伸長部108に提供するのを助ける。ブリッジ形状は、その他の構成を有することもできるが、以下でより詳しく記載されるように、半円形の外側表面形状を有することは保持部104をその対応する円形開口部を通してガイドすることを助ける。
【0033】
ポスト126は、ポストの端部を形成している実質的に平坦な端部表面136を含み、ブリッジおよびポストの残りの壁の厚さは実質的に一定である。平坦な端部表面136は、本例ではブリッジ部分の端部と第一および第二のサイドのサポート部分の始まりとして同定されるであろう端部138において終端する。
【0034】
本例では、第一および第二のサイドは、保持部材104をポスト126上のあるべき場所に保持することを助けるための複数の保持表面140を含む。ここに記載される例の各々における保持表面の構造は実質的に同じであり、比較的平坦で、下向きに面している表面142(図7)を一般に含む。全体的に垂直な平面状のベース110を有する留め具アッセンブリ100の完全な組み立てでは、表面142は平面状のベース110と実質的に平行になるように選択され、それはまた保持部材104の平面に実質的に平行であり、それは一方で留め具アッセンブリによってあるべき場所に保持されている絶縁ブランケットに全体的に平行であっても良い。しかしながら、保持部材104をポスト126上のあるべき場所に適切に保持するのを助けるために、その他の保持表面構成が使われることができることは理解されるべきである。保持表面140は、保持部材104の引き出しを禁じるためのフランジ部材、取っ手またはその他の突起として形成されることができる。
【0035】
ここに記載される留め具アッセンブリのいくつかの例(図1−30)では、保持表面140は、三角形状の歯144(図7)の部分として形成される。保持表面140は、垂直表面146に直角に伸長しポストの中心軸に実質的に平行に伸長している直角三角形の一部分を形成する。保持表面140と垂直平面146の継続が直角三角形の垂直な辺を形成し、その斜辺は隣接する垂直表面146から外向きに下向きに伸長している角度付き表面148である。もし保持表面140が三角形の辺を形成しなければ、表面146は、それぞれの保持表面とポストの残りの間の傾いた表面、斜面、傾斜表面、カム表面または別の遷移表面であることができる。本例では、角度付き表面148は、丸み付きコーナー150を通して保持表面142において終端する。角度付き表面148は、パネル110に向けてポストに沿って軸方向に保持部材104をガイドすることを助け、丸み付きコーナー150は、例えばメインテナンスのための、保持部材104の手動による除去をより容易にする。三角形状の歯の材料は、第一および第二のサイドウォールのサポート部分上の保持表面142のための構造的サポートを提供する。歯の厚さは、その下に横たわるサポート構造とブリッジ部分の厚さと同じになるように選択される。
【0036】
歯は、例えば全てが同じ材料のシートから形成され留め具スタッドがモノリシックであるので、歯と連続しブリッジ134と連続したその下に横たわるサポート構造上にサポートされる。その下に横たわるサポート構造は、垂直表面146で始まり、例えばブリッジ部分の端部138から下向きに伸長している垂直ラインにおいてブリッジ構造134に出会うまで続くと考えられても良い。図2と6に示されるように、各最も上の歯144は、上部角度付き表面152と連続した角度付き表面148を有する。上部角度付き表面152は歯が終わるところで始まり、ブリッジ部分のそれぞれの端部138におけるもう1つの端部において終端する。上部角度付き表面152は、一旦保持部材104がポストの端部上に渡って置かれると、保持部材104をポストに沿ってガイドするのを助ける。上部角度付き表面152はその他の構成を取ることもできる。
【0037】
各歯144は、垂直表面146のそれぞれの部分によって隣接する歯から間隔を空けられている。本例における垂直表面146の各々は、垂直に隣接する歯が近似的に同じ距離でお互いから間隔を空けられる(同じピッチを有する)ように、実質的に等しい長さを有する。各垂直表面146の垂直長は、保持部材がポストの周りに伸長する所で保持部材104の厚さよりも大きくなるように選択される。保持部材のコアの厚さがおよそ0.25mm(0.0098インチ)である一つの例では、与えられた垂直表面146の高さはおよそ2.8mm(0.1102インチ)またはおよそ保持部材の厚さの10倍であっても良い。その他の例では、保持部材は、垂直表面146の高さの10%と50%の間になるように選択されることができる。その他の相対的寸法が使われることもできる。加えて、垂直表面によって規定される間隔、または隣接する歯の中心から中心までの距離は、与えられた留め具上で変動することができるが、周縁の周りに配置された歯は好ましくはお互いに対して同じ軸方向位置のまま残る。言い換えると、歯のピッチは留め具の軸方向で変動することができる。
【0038】
ここでの例の各々では、図2−8の例に示されるように、第一および第二のサイド部分は同じ数の歯を有する。加えて、各サイド部分は、もう1つのサイド部分上の歯と同じ軸方向の高さまたは位置に歯を有する。サイド部分はこれらの例では、図6に表されているセクションを形成している平面のような、垂直の、前から後ろへの平面について、お互いの鏡像である。留め具スタッドはその平面について対称的である。もう1つのサイド部分上の歯に対応する各歯は、歯のペアを形成する。各歯のペアは、ポスト上の同じ軸方向位置に保持表面142を有し、本例では、歯のペア中の保持表面142は、もう1つの歯のペア中の保持表面と平行な平面中に入る。加えて、全ての保持表面は、それらのそれぞれの垂直表面146から実質的に同じ距離だけ伸長し、角度付き表面の全ては、その他のものの角度と同じ角度を垂直表面146に対して形成する。加えて、第一および第二のサイドはお互いから間隔を空けられているので、歯のペアの直接間の空間には歯は無く、従って保持表面142も無い。同様に、それぞれの歯のセットについてのサポート部分の直接間に伸長しているサポート材料は無い。開示された例では、ブリッジ部分134と平面状部分110は、第一および第二のサイドとそれらのそれぞれの歯の間の唯一の固い接続を形成する。加えて、図2−33に示された例では、保持部材104はわずか2つの位置、即ち保持部材104を保持している各歯のペア、における平行な表面によって停止または保持され、ブリッジ部分134は保持部材104との第三の接触ポイントまたはエリアとしての役目を果たす。
【0039】
図2−8の例におけるポストは、横断面において実質的にU字形状のプロファイルを有する。しかしながら、その他のプロファイルが使われることもできる。ポストの外側表面は、第一および第二のサイドの間で実質的に滑らかである。
【0040】
ここに説明された留め具スタッドの各々は、留め具アッセンブリを形成するように図2中の保持部材104のような絶縁ブランケット保持部材と組み合わされることができる。留め具アッセンブリとしては、留め具アッセンブリは留め具スタッドと保持部材104のような保持部材を含むであろう。保持部材は、平面状かまたは非平面状であっても良く、円形、三角形、長方形、五角形、六角形およびその他の均一または非均一なプロファイルを含んだ多数の外側プロファイルを有していても良い。保持部材は、実質的に平坦であることができ、または平坦以外の保持部材を作る突起、突状、伸長またはその他の構造を有していても良い。ここに記載される本例では、与えられた留め具スタッドは、ここに記載される保持部材104(図9−13)を使用する。しかしながら、ここに記載される留め具スタッドのいずれもは、ここに記載されたもの以外の保持部材と共に使用されることができ、ここに記載された保持部材104は、留め具アッセンブリのためのここに記載されたもの以外の多数のその他の留め具スタッドと共に使用されることができることは理解されるべきである。
【0041】
保持部材104(図2および9−13)は、留め具スタッドと協同して留め具アッセンブリの周りのあるべき場所に絶縁ブランケットを保持するように構成された部材である。保持部材104は、保持部材の表面エリアの大きなパーセントに渡って実質的に平坦である。表面不規則性の第一のセットは、中心の外側だが保持部材の周縁の内側で保持部材中に形成された複数のディンプルまたはその他の突状によって形成される。第二の表面不規則性は、保持部材の周縁の周りの鋭いエッジ部分を削減または排除するように保持部材の周縁において形成される。ここに記載された表面不規則性のどちらかまたは両方は省略されることもできるが、もし望ましければ各々は恩恵を提供することができる。
【0042】
本例における保持部材104は、外側プロファイルにおいては実質的に円形である。本例における保持部材104は、ディスクの形を取り、比較的薄い金属薄板から形成されても良い。ディスクの直径と厚さおよびディスクの材料は、それと共にディスクが使われることになるところの絶縁ブランケットを信頼性を持って保持するのに十分となるべく選択される。ここでの説明を考察した後に当業者によって理解されるであろうように、保持部材は、円形、平坦およびその他のここに例として説明された構成以外の構成を含んだ、その他の構成を取ることもできる。ここに説明された様々な例はディスクをそのような構造として含み、それは例として使われている留め具配置では非常に一般的である。
【0043】
保持部材104は、留め具スタッドのポストがその内に受け取られるところの開口部202を規定している壁200を含む。壁200は、ディスクの中心から外向きに伸長している、複数の放射状に伸長しているカットまたは溝204を含む。各溝204は、実質的に円形の開口部206で終端し、溝204の各々についての応力解放点を形成している。保持部材104の例では、ディスク中に4つの溝が、2つのペアで、各ペアが直径上にあって、2つの直径がお互いに直角であるように形成されている。隣接する溝は、それらの間に柔軟なエッジ部分208を規定する。溝204は、ディスクがポスト部材108の歯の上を通過させられた時にエッジ部分208が柔軟に曲がることができるように、開口部202を取り囲む柔軟なエッジ部分208についての柔軟性の措置を提供する。保持部材の厚さと、それが形成されるところの材料と、溝204の長さは、エッジ部部208の柔軟性に影響を与える。
【0044】
ディスクは、開口部202から本ケースでは円周エッジである周縁エッジ212まで外向きに伸長している本体またはコア210を含む。コアは、ディンプルの形の表面不規則性を除いて、均一な厚さを持った実質的に平面状である。本例では、コアは約0.25mmの厚さである。
【0045】
図2、9−13および19に示された例では、ディスクのコアは、本ケースでは複数の突状214を含み、各々がコア中の表面不規則性を行っている。本例では、突状は中心よりもディスクの外側周縁により近くに位置させられ、ディスクのそれぞれの半径上に位置させられている。図面に示された例では、突状214は均等に分布し、本例ではそれらは溝204のそれぞれのものと同じ半径上に向けられている。配置は突状のペアを提供し、各ペアは他のペアのものと直角の直径上に配置されている。別の例(図示せず)では、突状のペアは、その上に溝204が置かれているところ直径から45°に向けられたそれぞれの直径上に配置される。図面に示された例ではまた、突状は、図11および12に見られるように、例えば第一の表面216から上向きで第二の表面218から離れるように、ディスクの平面から同じ方向に外向きに伸長する。突状は、例えば何らかの製造プロセス中や格納中等に、隣接するディスクを間隔を空けたままに維持するのを助ける。
【0046】
別の例(図示せず)では、複数の突状の場合の少なくとも1つの突状、例えば約半分の突状が、コアから1つの方向に面してコア中に形成され、その他の突状がコアから反対の方向に面する。コアから異なる方向に面している突状は、隣接するディスク上の突状または反対の方向にだけ面している隣接するディスク上の突状の入れ子の可能性を削減する。突状は、ディスクコアの表面からの部分的に球状の突起であっても良く、またはそれらはその他の構成を取っても良い。突状は、リッジおよび/または溝または谷、バンプ、ライン、ディンプルまたはその他のコア表面から伸長している表面不規則性であっても良い。各突状のコアの平面状表面からの高さは、コアの厚さプラス保持部材104に施されたあらゆる被覆(以下に記載される)の近似的な厚さよりも僅かに大きな量以上であっても良い。各突状の高さは、隣接するディスクのコアの平面状部分と隣接するディスクの圧延されたエッジが拡大された表面エリアに渡ってお互いに接触しないことを確かなものとし、それによりディスク上の乾いた被膜を通してのように隣接するディスクが一緒にひっつく可能性を削減すべく、選択されても良い。
【0047】
保持部材104のディスクは、周縁不規則性220を含む。本例では、コアのエッジが、例えばコアの第二のサイド218まで、下に折り畳まれて折り畳まれたエッジ222を形成する。折り畳まれたエッジはディスクの周縁、円形の保持部材の例では円周エッジ、を形成する。本例における折り畳まれたエッジ222は、断面プロファイルにおいて実質的に半円形に丸められたエッジを形成し、それは保持部材ディスクの周縁の周り全部に伸長する。丸められたエッジは、鋭いエッジの発生を削減して、扱いを向上する。コアの折り畳まれたエッジは、ディスクの第二のサイド218の下で相当な放射状距離を伸長し、それはまたディスクに追加の強度を提供する。図13に示されるように、コアの露出されたエッジ224は、折り畳まれたエッジ222と突状214の最も外側のエッジを含んだ円の間の距離の半分より多く放射状に内向きに伸長する。
【0048】
保持部材104は、図14の226においてのように円形ディスクを切断することによって形成される。圧延されたエッジは、まずディスク226の外側周縁における環状リング228を、例えば下向きに90°、円230によって表された曲げラインにおいて曲げることによって形成される。曲げられた環状リング228はそれから、図13に示されるように、ディスクと隣接する第二のサイド218の下で伸長するように縁取りされる。コアの露出されたエッジ224はここで内向きに伸長する。ディスクの中心における開口部202と溝204がディスクの中心から切断または穴抜きされ、第一の複数の突状が第一のサイド216を越えて形成され、第二の複数の突状が第二のサイド218を越えて形成される。処理ステップの順番は望ましい通りに選択されても良い。後続のステップでは、バッチ処理で複数のディスクが、好適な被膜で被覆されても良い。突状214は、その上に渡って隣接するディスクが接触しているところの連続した表面エリアの量を削減するのを助ける。それらは、隣接するディスクが一緒にひっつくようになる可能性を削減するのを助ける。ディスクは、例えばCRES304およびAl2024を含んだ既知の金属から形成されても良い。施される被膜は、カドミウムまたはアルミニウム被膜、または非金属性被膜、例えばナイロンまたはその他のポリマー被膜または塗膜であっても良い。
【0049】
サポート構造上にクリップされ得るもの(図15−18)のような留め具スタッドの別の例では、留め具スタッド300は、ブリッジ部分134によって接続されてサポートされた、それぞれ第一および第二のサイドウォール130および132を有するポスト部材108を含む。ポスト部材はまた、第一および第二のサイドウォールの各々の上に複数の保持表面140を含む。ポスト部材108は、図2−8について記載されたポスト部材108とその構造および機能と同じ構造および機能を有し、その記載はここに引用によって組み込まれる。
【0050】
留め具スタッド300は、ポスト部材をその下に横たわるサポート構造上にサポートするためのサポート部材302を含む。サポート部材302は、ポスト部材をそれと実質的に直角にサポートしている実質的に平面状のパネル304を含む。平面状パネル304は、ポスト108の周りのサポートウィングのそれぞれのサイド上にひずみ解放溝306を含む。平面状パネル304は、それぞれ左および右彎曲部分308および310まで外向きに伸長し、それらはサポート部材302の前から後ろまで伸長している対応する左および右角度付きプレート312および314への遷移を提供する。角度付きプレート312および314は、留め具スタッドをその下に横たわるサポート構造上のあるべき場所に保持するのを助けるように、その下に横たわるサポート構造に圧力を印加するためのバイアスプレートを提供する。角度付きプレート312および314はそれから、それぞれの傾斜プレート316および318まで外向きに彎曲する。傾斜プレートは、対応するサポート構造上に渡る留め具スタッドの配置をガイドするのを助ける。
【0051】
留め具スタッド300は、留め具スタッド102と同じ材料から、同様のプロセスを使って形成されることができる。加えて、留め具スタッド300は、留め具部材102について記載されたものと同様のやり方で、保持部材104を持った留め具アッセンブリにおいて使われることができる。留め具スタッド300はまた、その他の保持部材と共に使われることもできる。
【0052】
留め具アッセンブリの別の例では、留め具アッセンブリ400(図19−30)は、通し留め具スタッド402と、サポートアッセンブリ404と、ここに説明された保持部材と同一または同様の、実質的に反対側に配置された保持部材104を含む。留め具スタッド402は、図2−8の留め具スタッド102上のポスト108と実質的に同一の、ポスト部材406および408を含む。ポスト部材406および408は、それぞれのブリッジ部分134によって接続されてサポートされた、それぞれ第一および第二のサイドウォール130および132を含む。ポスト部材はまた、第一および第二のサイドウォールの各々上のそれぞれ複数の保持表面140を含む。ポスト部材406および408は、図2−8について記載されたポスト部材108とその構造および機能と同じ構造および機能を有し、その記載はここに引用によって組み込まれる。
【0053】
通し留め具スタッド402は更に、留め具スタッド406および408と一体に形成されたサポートインターフェース410を含み、ポスト部材406および408上のブリッジ部材134と共に伸長したブリッジ部材412(図21)を含む。サポートインターフェース410はまた、ブリッジ412によってサポートされたアーチ形ウィング414および416を含む。ブリッジ部材412とウィング414および416は、サポートインターフェース410についての部分的なまたは完全な円を形成する。
【0054】
サポートインターフェース410は一方で、構造インターフェース、本例ではグロメット418(図19および25−30)をサポートし、それらは一緒にサポートアッセンブリ404を形成する。サポートアッセンブリ404は、サポート構造に対してポスト部材406および408をサポートする。本例では、サポート構造はパネル420(図29−30)であり、それは構造的部材であっても良い。通し留め具スタッド402は、パネル中の開口部422を通して伸長し、一方で例えば絶縁ブランケットをサポートする。本例におけるサポートアッセンブリ404は、ここに記載されるグロメット418を含むが、パネル中の開口部422のような開口部内にポストをサポートするのにその他の構造が使われても良い。
【0055】
グロメット418は、比較的柔軟な、部分的に円筒形の部材である。それは、グロメットの軸方向長全体に沿った軸方向に伸長しているカットまたは溝426を持った実質的に円筒形の本体424を有する。カットは、グロメットが部分的にだけ円筒形の本体であるように、それぞれ第一および第二の対向するサイド428および430(図27)を、グロメット中に作成する。内部表面432は一端では、実質的に円滑で軸方向に伸長していて、内部表面から第一の外側リング表面436まで外向きに放射状に伸長している実質的に円筒形のリング434において終端する。円筒形のリング434は、グロメットの1つの軸方向端を形成している第一の端面438を規定する。
【0056】
内部表面432は第二の端では、第二の端面440において終端し、それはまた第二の円筒形のリング部分444までグロメットに沿って軸方向に伸長している円錐台セクション442の端部を形成する。第二の円筒形のリング部分444は、グロメットをパネル開口部中にガイドするのを助ける。第一および第二の円筒形のリング434および444は、グロメットの外側境界を放射状方向に規定し、リングはグロメットの本体の周りに伸長している中間溝エリア446の外側境界を軸方向に規定する。溝エリアは、複数のフィンのリング448を含む。
【0057】
フィンはその内にグロメットが置かれるところのパネルに対して柔軟である。本例では、各リングは複数のフィンを含み、与えられたリング内のフィンの各々は、お互いに対して同じ軸方向位置に位置させられている。与えられたリング内のフィンの各々は、リング中のフィンがお互いから間隔を空けられているように、軸方向に伸長している溝またはギャップによって同じリング中の隣接するフィンから分離されている。フィンの各々の外側寸法は、グロメットの外側直径と実質的に同じであり、各フィンの断面プロファイルは、本例では、実質的に直角三角形である。グロメットの外側直径がおよそ0.3740インチである一つの例では、溝の底からのフィンの高さは、約0.0311インチであることができ、三角形の斜面または斜辺は約0.0326インチであることができ、三角形の底辺は約0.0100インチまたは同様の比である。本例では、溝エリアの深さは0.0311インチであり、およそ0.3120インチのグロメット全体の軸方向長について溝の軸方向長は約0.1720インチである。グロメット長と内部直径は、サポートインターフェース410上に渡っておよびスタッドポストの隣接する端部間にぴったりとしたフィットを提供して、グロメットと通しスタッドの間に比較的僅かな軸方向の動きを許容すべく選択される。同様の比を有するグロメットのためのその他の寸法も使われることができる。本例ではまた、各リングは8個のフィンを有するが、与えられたリング中にその他の数のフィンが使われることもでき、それらは、例えばギャップ426への近さの関数として、全て同じかまたは異なるサイズのものであることができる。
【0058】
図25−30に示されたグロメットの例では、グロメットは、フィンの傾けられたまたは斜めの面が第一の円筒形のリング434に面している第一のリング450を含む。グロメットは3つの追加のリング452を含み、その各々は、第一のリング450中フィンの斜めの面が面している方向とは反対に、第二の円筒形のリング444に面しているフィンの斜めの面を持つ。加えて、フィンの第一のリング450は、リング452がお互いから間隔を空けられているよりも更にその他のリング452から間隔を空けられている。この間隔は、パネル420の幅を受け取るための比較的大きな環状溝454を提供する。この間隔454は、パネルの幅と近似的に同じとなるように選ばれている。第一のリング450は、留め具アッセンブリのより確かな位置付けを提供するようにパネルに対してグロメットをバイアスするのを助けるように構成されていても良い。追加のリング452はまたパネルをバイアスするようにだが、同じグロメットが溝454にフィットすることが意図されているよりも分厚い多数のパネル上で使われることを許容するためにも、提供されている。グロメット構成はそれによって、単一のグロメットが異なる厚さのパネルと共に使われることを許容する。例えば、フィンのリングのサイズ、数および間隔は、インチの1/16のインクリメントまたはその他のインクリメントで、例えば期待されたパネルの厚さの変動の関数として、パネルの厚さの変動を収容するように構成されることができる。一つの例では、フィンのリングは、パネルに接触しているフィンのリングがパネルをパネルの反対側上のフィンのリングに向けてバイアスするように、与えられたリング中のフィンの平坦なサイドがパネルの厚みによってパネルから離れるように僅かに柔軟に曲がるように、間隔を空けられることができる。別の例では、リングは、図30に示されるもののように、パネルの厚みがパネル表面の外側に入るフィンリングの間隔よりも僅かに少ないように、間隔を空けられることができる。
【0059】
グロメットは、ナイロンのような比較的柔らかくて柔軟な弾性的材料から作られても良い。グロメットは、内部プロファイルについておよび/または外部プロファイルについて、円筒形以外のその他の構成を有することができる。プロファイルの一方または両方は、通しスタッドに対するグロメットおよび/またはパネルに対するグロメットについての望ましい向き付けを要求するのに使われても良い。グロメットは、通しスタッドのサポートインターフェース410上にぱちんと嵌められることができ、例えばメインテナンスのための除去の後に望ましければ再使用されることもできる。
【0060】
ここに記載された留め具スタッドのいずれもは、金属薄板のブランクカットから形成され、望ましい最終構成に形成されることができる。それらは、鋼合金、アルミニウム、ステンレス鋼、チタニウムおよびその他の好適な金属を含んだ既知の金属材料から形成されることができる。形成は、ワンショット形成および順送り型を含んだ多数の方法によることができる。金属は、焼入れまたは硬化等を含んだ既知の方法による形成の前および後に処理されることができる。最終製品はまた、タンブルされたり、被覆されたり、平滑化されたり、研磨されたりあるいはそうされなかったりされることができる。留め具スタッド102は、ポスト部材がサポート平面から離れるように曲げられそれからU字形状に巻かれている、図31に示される102Aと同様のカットブランクから始めることができる。留め具スタッド300は、ポストがサポートクリップに直角に曲げられてUチャネルに形成され、サポートクリップが図15−18に示される形に曲げられている、図32に示される300Aと同様のカットブランクから始めることができる。通しスタッド402は、ブランク全体がUチャネルに巻かれ、ウィング414および416が円形のプロファイルを形成するように更に曲げられている、図33の402Aと同様のカットブランクから始めることができる。部材の様々な寸法が望まれる通りに選択されることができるが、図31−33に示されたポスト中の垂直壁146についての軸方向の長さは約0.030インチ(0.762mmまたはおよそ保持部材104のコアの厚さの3倍)である一方、図2−23に示された長さはおよそ0.1インチであることに注意されたい。図31−33に示された例では、保持部材104のコアの厚さは、ポスト上の隣接する歯の間の間隔のおよそ33%であろう。与えられた図中のラインまたは部材の相対的寸法は同じ図中では実寸通りであるが、2つの異なる図の間のような図面は全て同じ寸法ではないことに注意すべきである。
【0061】
留め具スタッドの別の例(図34−42)では、留め具スタッド500は、その各々がここに記載されたその他の留め具スタッドで使われることができる特徴を有する、サポート部分502と伸長部分504を含む。例えば、伸長部分504は、その他の例における留め具スタッド中のポストのいずれかとして使われることができる。加えて、サポート部分502は、平面状サポートパネル508と伸長部分504の間に、立ち上がりサポート506を含み、それは留め具スタッド102中に組み込まれることができる。
【0062】
留め具スタッド500は、伸長部504を、本例では平面状パネル508に対して、直角にサポートしている実質的に平面状のパネル508を有し、立ち上がりサポート506のそれぞれのサイド上にひずみ解放溝510を含む。立ち上がりサポート506は、伸長部504をサポートするように平面状パネル508から上向きに伸長している材料(本例では金属薄板)の実質的にU字形状のプロファイルである。ひずみ解放開口部(図34−35、37および42)がまた、対応するひずみ解放溝510の端部において立ち上がりサポート506の一部に形成されても良い。
【0063】
平面状パネル508は、それぞれ左および右彎曲部分512および514まで外向きに伸長し、それらはサポート部材502の前から後ろに伸長しているそれぞれ対応する左および右角度プレート516および518(図36)への遷移を提供する。角度プレート516および518はそれから、それぞれ傾斜プレート520よび522まで外向きに彎曲する。平面状パネル508は、図39−40の平面図に見ることができるような平面図において、メイン中央部分と、立ち上がりサポート506から前方にそれぞれ左および右彎曲部分512および514まで掃引している掃引ウィング508Aおよび508Bをもったプロファイルを有する。掃引ウィング508AおよびBは、平面状パネル508の角度付き前および後ろエッジによって部分的に規定される。掃引ウィングの実際の開始および終了点は、ブランクの切断とどのように部分が最終構成に形成されるかの関数として変動しても良い。サポートのプロファイルは、荷重をその下に横たわるサポート構造に渡ってより均等に分布させることによって期待された荷重の下での留め具をサポートするのを助ける。
【0064】
留め具スタッドの伸長部分504は、サポート部分502と一体に形成される。伸長部分504は、パネル508に直角な実質的に直線状のポスト524として形成される。ポスト524は、曲げまたは形成プロセス中に形成された彎曲部分526(図35および38)を通して立ち上がり部分506に接合し、それから、それぞれ第一および第二の、または図36に見られるように左および右の、サイド部分528および530をもってパネル508の平面に実質的に直角に伸長する。サイド部分は、彎曲部分526によって下から、およびブリッジまたは接続部分532によって図39で上から見られるように後ろから、サポートされる。ブリッジ部分は、彎曲部分526によって下からサポートされ、本例ではポスト524の軸方向長の相当な部分の上に渡って実質的に半円形に彎曲されている。半円形のブリッジ形状は、例えば曲げ、サイド(例えば伸長部504に直角の)衝撃等に対する強度を伸長部504に提供するのを助ける。ブリッジ形状は、その他の構成を有することもできるが、上でより詳しく記載されたように、半円形の外側表面形状を有することは保持部材104をその対応する円形開口部を通してガイドすることを助ける。
【0065】
ポスト524は、ポストの端部を形成している実質的に平坦な端部表面534を含み、ブリッジおよびポストの残りの壁の厚さは、内部表面から外部表面まで、それと垂直に測定された時に、実質的に一定である。ブリッジ部分の端部は、平坦な端部表面534と傾斜表面536の始まりの間の遷移で始まり得るように、第一および第二のサイドのサポート部分へ遷移し、サポート部分は歯538の始まりにおいて終わると考えられても良い。本例では、第一および第二のサイドは、保持部材104をポスト524上のあるべき場所に保持することを助けるための複数の保持表面540を含む。保持表面540の構造は保持表面140と実質的に同じであり、比較的平坦で、下向きに面している表面542を含む。表面142でのように、表面542は平面状パネル508と実質的に平行になるように選択され、それはまた保持部材104の平面に実質的に平行であり、それは一方で留め具アッセンブリによってあるべき場所に保持されている絶縁ブランケットに全体的に平行であっても良い。保持部材104をポスト524上のあるべき場所に適切に保持するのを助けるために、その他の保持表面構成が使われることができる。保持表面540は、保持部材104の引き出しを禁じるためのフランジ部材、取っ手またはその他の突起として形成されることができる。
【0066】
保持表面540は、多角形状の歯538(図38)の部分として形成される。保持表面540は、垂直表面544に直角に伸長しポストの中心軸に実質的に平行に伸長しているサイドを有する多角形の一部分を形成する。望ましければ、多角形はまた、三角形またはその他の形状として成形されることもできる。保持表面540と垂直平面544の継続が直角と多角形の2つのサイドを形成し、軸方向に伸長している表面546と斜めのまたは角度付きの表面548が隣接する垂直表面544から隣接する表面546まで外向きに下向きに伸長している。表面546および548は、それぞれの保持表面とポストの残りの間の傾いた表面、斜面、傾斜表面、カム表面または別の遷移表面であることができる。図34−44の例では、表面546は、保持表面542において終端し、丸み付きコーナーを含んでいても良い。角度付き表面548は、平面状部材508に向けてポストに沿って軸方向に保持部材104をガイドすることを助ける。歯538の材料は、第一および第二のサイドウォールのそれぞれのサポート部分上の保持表面542のための構造的サポートを提供する。歯の厚さは、その下に横たわるサポート構造とブリッジ部分の厚さと同じになるように選択される。
【0067】
歯は、例えば全てが同じ材料のシートから形成され留め具スタッドがモノリシックであるので、歯と連続しブリッジ524と連続したその下に横たわるサポート構造上にサポートされる。ここに記載された通り以外では、ポスト524は図2−8について記載されたポスト108と同じ構造と機能を有する。上部角度付き表面530は、平坦な上部表面534で始まり、それぞれの先頭の歯538の始まりで終わる。上部角度付き表面530は、一旦保持部材104がポストの端部上に渡って置かれると、保持部材104をポストに沿ってガイドするのを助ける。
【0068】
各歯538は、垂直表面544のそれぞれの部分によって隣接する歯から間隔を空けられている。本例における垂直表面544の各々は、垂直に隣接する歯が近似的に同じ距離でお互いから間隔を空けられるように、実質的に等しい長さを有する。各垂直表面544の垂直長は、保持部材がポストの周りに伸長する点において保持部材104の厚さよりも大きくなるように選択される。保持部材の厚さがおよそ0.25mmである一つの例では、与えられた垂直表面544の高さはおよそ0.768mmであっても良い。その他の相対的寸法が使われることもできる。
【0069】
ここでの例の各々では、図34−42の例に示されるように、第一および第二のサイド部分は同じ数の歯を有する。加えて、各サイド部分は、もう1つのサイド部分上の歯と同じ軸方向の高さまたは位置に歯を有する。サイド部分はこの例では、図37に表されているセクションを形成している平面のような、垂直の、前から後ろへの平面について、お互いの鏡像である。留め具スタッドはその平面について対称的である。もう1つのサイド部分上の歯に対応する各歯は、歯のペアを形成する。それぞれのサイド部分上の各歯のペアは、ポスト上の同じ軸方向位置に保持表面542を有し、本例では、サイド部分上の歯のペア中の保持表面542は、もう1つの歯のペア中の保持表面と平行な平面550(図35)中に入る。加えて、全てのサイド部分の保持表面は、それらのそれぞれの垂直表面544から実質的に同じ距離だけ伸長し、角度付き表面の全ては、その他のものの角度と同じ角度を垂直表面544に対して形成する。加えて、第一および第二のサイドはお互いから間隔を空けられているので、歯のペアの直接間の空間には歯は無く、従って保持表面542も無い。同様に、それぞれの歯のセットについてのサポート部分の直接間に伸長しているサポート材料は無い。図34−46の開示された例では、ブリッジ部分524と立ち上がり部分506は、第一および第二のサイドとそれらのそれぞれの歯の間の唯一の固い接続を形成する。しかしながら、図34−46に示された例では、保持部材104は、3つ以上の位置、即ち以下に記載される保持部材104を保持する各歯のペアおよびブリッジ部分上の少なくとも1つ追加の保持部材、における平行な表面によって停止または保持される。ブリッジ部分はまた、半円形表面の範囲まで保持部材についての接触エリアとしての役目も果たす。
【0070】
図34−46の例におけるポストは、ブリッジ部分上の(または、もし望ましければ、ポスト上のどこかほかに追加され得るような)追加の保持部材を除いて、横断面において実質的にU字形状のプロファイルを有する。図34−46に示された例では、歯552のような追加のディスク保持構造が、ブリッジ部分に、図34−46の本例ではポスト上の同じ軸方向位置における対応する歯のペア中のその他の歯の各々の平面に、形成される。これらの例では、各歯552は、平面550と平行に伸長している保持表面554を含む。保持表面554は、歯552を形成しているサポート構造556によってサポートされる。歯552はまた、斜めのまたは傾いた表面558を含み、保持部材104をガイドするのを助ける。U字形状のポスト上に配置された、与えられた平面550中の3つの歯とそれらの保持表面があると、保持表面はお互いから約120°離されて位置させられ、保持部材104のための比較的バランスの取れたサポートを提供する。各歯552は、歯を形成するように金属薄板の平面から穴抜きまたは切断されてプレスされても良い。
【0071】
留め具スタッド600の別の例(図43−44)では、留め具スタッドは、平面状サポート部分602と、図34−42について上述したポスト504と実質的に同一の、垂直に向けられたポスト504をサポートしている立ち上がりサポート部分604を含む。ポスト504は、図34−42における同じポストについて記載された全ての構造および機能を含み、図2−8について記載された留め具スタッド102と同様のやり方で使われても良い。
【0072】
通し留め具スタッド700の別の例(図45−46)では、留め具スタッド700は、サポートアッセンブリと、図34−42について記載されたポスト504と実質的に同一の、実質的に反対側に配置されたポスト504Aおよび504Bを含む。ポスト504Aおよび504Bはまた、上述したサポートインターフェース410と実質的に同一の、サポートインターフェース410を含む。留め具スタッド700は、図19−30について記載された留め具スタッド402と同様のやり方で使われても良い。
【0073】
留め具スタッドの別の例では、留め具スタッドは、図47に示された構成で打抜きされているブランク800(図47)から形成される。留め具スタッドは、平面状サポート部分802と、図34−42の留め具スタッド中のものと同様の立ち上がりサポート部分を形成し、垂直に向けられたポスト806をサポートするエリア804を含む。一旦ポストが形成されると、ポスト806は図2−8について記載された留め具スタッド102と同様のやり方で使われても良い。本例におけるポスト806のためのポスト構造は、ポスト806を形成する材料の軸に沿って伸長している複数の開口部808を含む。本例では、開口部808は、留め具部材を保持するために使われる保持部材、例えばここに記載されたディスク、のための唯一の構造を形成する。開口部808は、開口部が所望の構成を有するようにポストブランクから材料を打抜きするかまたは穴抜きすることによって形成される。本例では、軸方向に揃えられた開口部の各々は、直線状の、実質的に横向きに向けられた壁810を有する。各壁810は、留め具スタッドがその最終的構成を取るときにサポート部分802の一部の方向に全体的に面する。開口部808はまた、彎曲した壁812を含む。本例では、彎曲した壁812は、図47に見られるような平面図中の実質的に放物線状のプロファイルを有する。望まれる通りにその他のプロファイルが使われることもできる。直線状の壁810は、ディスクのような保持部材を保持するのを助け、彎曲した壁812は、保持部材を位置させるのを助ける。ブランクはそれから、留め具スタッドのためのその最終形、例えば図34−44に示されるもの、に成形される。
【0074】
留め具スタッド850の別の例(図48−49)では、留め具スタッドは、平面状サポート部分852と、垂直に向けられたポスト856をサポートしている立ち上がりサポート部分854を含む。ポスト856は、図34−42について記載された保持部材540と実質的に同じ構造および機能を有し、更に保持部材860を含む。保持部材860は、本例では、例えば図47について記載された開口部808と実質的に同じ開口部を穴抜きするかまたは打抜きすることによって、ポストのブリッジ部分上に形成される。一旦打抜きされた後のポスト材料が図48−49に示されるようなポスト856に形成されると、各開口部は、図47について記載された壁810と同様に、実質的に横向きに向けられた壁862と、図47について記載された壁812と同様に、彎曲した壁864を有する。留め具スタッド850は、図2−8について記載された留め具スタッド102および図43−44について記載された留め具スタッド600と同様のやり方で使われても良い。
【0075】
通し留め具スタッド900の別の例(図50−52)では、留め具スタッド900は、サポートアッセンブリと、ここに記載される彎曲した開口部906を除いて図34−42と45−46について記載されたポスト504と実質的に同一の、実質的に反対側に配置されたポスト902および904を含む。本例における彎曲した開口部906は、図47−49について記載された開口部808および860と実質的に同一である。彎曲した開口部906は、実質的に横向きに向けられた壁908と、彎曲した壁910を含む。直線状の壁は、ディスクのような保持部材を保持するのを助け、彎曲した壁は、保持部材を位置させるのを助ける。留め具は、そうでなけれは通し留め具スタッドについて前に記載されたもののようなやり方での使用のために使われ、設置され、サポートされる。
【0076】
よっていくつかの例示的実装を記載してきたが、ここに説明された概念から逸脱すること無しに様々な変更および変形を行うことができることは明らかである。そのような変更および変形は、明示的に上述はされていないが、それにも拘らず発明の精神と範囲内であることが意図され示唆されている。従って、前述の記載は描写的であることだけが意図されている。
【技術分野】
【0001】
これらの発明は、例えば絶縁ブランケット留め具、航空機用絶縁ブランケット留め具を含んだライニング留め具に関し、例えばライニング留め具を作成し使用する装置と方法を含む。
【背景技術】
【0002】
多くの航空機において、胴体、搭乗者エリアおよび/または貨物エリアのような機体部分は、絶縁パネルおよび/またはブランケットによってライニングされる。パネルは、ビーム、ストリンガー、フレーム等のような胴体構造にリベット留めされたか、接着されたか、あるいはそうでなければ固定された複数の留め具アッセンブリであるべき場所に保持される。例示的留め具アッセンブリは、ナイロンまたはその他のプラスチック材料から鋳造され、典型的にはディスクと、ベース部分とバーブを有する留め具スタッドを含み、ここでバーブは例えばブランケットに穴を開けるのに使われ得る。バーブは典型的には、バーブの上に渡って置かれたディスク中の開口部と係合するための複数の円周リッジまたはキャッチを含む。複数のリッジは、ディスクが絶縁パネルの厚さの関数としてバーブに沿った多数の軸方向位置の1つに置かれるようになることを許容する。例えば、バーブ上の与えられたリッジを過ぎてバーブ上にディスクを押し付けることは、絶縁パネルをあるべき場所に保持する役目を果たし得るが、ディスクを絶縁パネルに対して更に押し付けることは、ディスクをバーブに沿って、絶縁パネルをあるべき場所に保持するための別の更なるリッジの下で、更に動かし得る。
【0003】
留め具スタッドは、ストリンガー上、フレームスタッド上等の胴体の部分上のベース部分からサポートされることができる。ベース部分の構成は、その下に横たわるサポート構造のプロファイルを収容するように全体的に形成される。
【発明の概要】
【0004】
例えば航空機用のブランケット絶縁のための、留め具アッセンブリ、および留め具アッセンブリのための留め具とディスクは、劣悪な条件下においてさえ、より信頼性をもって、より容易に、より長い寿命でもって作成されることができる。そのような装置のいくつかの例では、留め具および/またはディスクは、各々がモノリシック金属構造として形成され得て、各々が従来の構造と同じように容易に設置され得る、金属から形成されることができる。そのような構造のいくつかの例がここに記載され、そのような例示的構造を製造して使用する方法の例も記載される。
【0005】
一つの例では、留め具スタッド、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものは、ポスト部材のような線形部材と線形部材をその下に横たわるサポート上にサポートするためのサポート構造を有する金属留め具部材である。一つの例では、線形部材は第一および第二のサイド部分を含み、その少なくとも1つは線形部材に沿って線形的に配置された複数の保持部材を有する。保持部材は、ブランケットまたはその他の構造をあるべき場所に保持することを補助するためのディスク、プレートまたはその他の構造を保持し得る。他の例では、保持部材は、ディスクまたはその他の構造の線形部材上でのサポート構造から離れるような動きを信頼性をもって制限するように構成されることができるストップ表面、取っ手、フランジ、肩表面、歯、キャッチまたはその他の構造であっても良い。更なる例では、両方のサイド部分が保持部材を含み、別の例では、各サイド部分がサポート表面から与えられた距離において保持部材を含む。別の例では、少なくとも1つのサイド部分が少なくとももう1つのサイド部分と同じだけ多くの保持部材を有し、更なる例では同じ数を有する。保持部材の一つの例では、少なくとも1つがサポート表面の部分または線形部材をサポートしているベースの部分に実質的に平行で実質的に平坦な表面を含む。別の例では、保持部材は留め具のベースから離れるように平坦な表面から伸長している傾斜表面を有し、更なる例では、各保持部材は隣接する保持部材から間隔を空けられている。
【0006】
留め具部材の多くの例、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものでは、留め具部材は実質的に平坦な周縁部分を有するベースを含む。そのような留め具部材の別の例では、ベースはベースの周縁部分と留め具の線形部材の間の持ち上げまたは立ち上がり部分を含んでも良い。別の例では、ベースは線形サポート部分と、ベースをサポートするためおよびサポート構造、例えばストリンガー、Iビーム、Tビーム、Lビームまたはその他の係合可能なプロファイルのようなサポート構造に対してベースの動きを制限するための角度付きまたはクリップ部分を含んでも良い。更なる例では、留め具部材は、サポートが線形部材上のスリーブまたはボスであり、スリーブまたはボスがサポート構造を係合するように構成されたところの線形部材であっても良い。線形部材が例えば通しスタッドである場合には、サポートは、例えば留め具とスリーブがストリンガーまたは構造的ビーム中にまたはそれを通して挿入された時のようにサポート構造を係合するための、スタッドの一部の周りのスリーブまたはグロメットであることができる。通しスタッドまたはその他の線形構造は、その上にスリーブが載るところの半円形または完全に円形のインターフェース構造を有することができる。
【0007】
留め具部材の多くの例、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものでは、留め具部材は、ポスト部材、スタッド部材、線形部材またはその他の軸方向に伸長している構造のような実質的にU字形状の部材を有する線形部材を含んでも良い。更なる例では、留め具部材は、U字形状部材エッジ表面から伸長し得るような、歯またはここに記載されるもののようなその他の保持構造を含んでも良い。歯またはその他の構造は、湾曲したブリッジ部分によってサポートされても良く、一つの例では、湾曲したブリッジ部分は実質的に半円形であっても良い。ブリッジ部分または保持部材の間のその他の構造は、留め具アッセンブリのためのディスクまたはその他の保持部材を保持すること助けるための1つ以上のそれ自身の部材を含んでも良い。例えば、ブリッジ部分は、ブリッジ部分の一部を形成している材料を穴抜きすることによって作り出され得るような、ブリッジ部分の外側表面から伸長している歯またはその他の突起を含んでも良い。いくつかの例では、ブリッジ部分は、線形部材のその他の表面の各々上の歯(またはその他の突起)の数と同じ数の歯(またはその他の突起)を有することができ、その他の例では、ブジッリ部分は軸方向に伸長している構造上の保持部材のみを有しても良く、それらは構造に沿って軸方向に位置していても良い。歯のような複数の保持部材が軸方向に与えられた位置に置かれているいくつかの例では、線形部材上の与えられた軸方向位置または高さにおける歯またはその他の突起の各々は、隣接する歯から、近似的に120°で、または例えば等距離で、位置させられることができる。
【0008】
多くの例では、ブランケット絶縁留め具アッセンブリのような留め具スタッドは、モノリシック構造として形成され得る。例えば、それらは容易に金属薄板から打抜きまたは切断されて所望の形状に形成され得る。最終構造は、期待された動作条件下で顕著な強度と信頼性を有し、製造するのが比較的容易である。多くの留め具スタッド構成をこのやり方で形成することができる。
【0009】
別の例では、留め具スタッド、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものは、ベースとポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドとして形成される。ポスト部材は、お互いから間隔を空けられ、絶縁保持部材、例えば保持ディスクをあるべき場所に保持するためのそれぞれのストップまたは保持表面を有した、第一および第二のサイド部分を含む。一つの構成では、ポスト部材の第一のサイド上の各ストップは、第二のサイド部分上に対応するストップを含み、対応するストップはベースの表面から実質的に等距離にある。そのような構成では、留め具スタッド上に保持されたディスクは、ベースと近似的に平行に位置させられることができる。
【0010】
更なる例では、留め具スタッド、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのものは、ポスト部材の露出されたエッジ表面上の絶縁保持部材のためのストップまたは保持表面の第一および第二のセットと、第一および第二のセットの中間にある追加のストップまたは保持表面を有するポスト部材と共に形成されることができる。例えば、ストップの第一および第二のセットは、U字形状のポスト部材の露出されたエッジ表面上にあっても良く、追加のストップは、U字形状のポスト部材の湾曲した部分上に置かれても良い。一つの構成では、ストップの対応するセットが、ポスト部材に沿った同じ軸方向位置におけるそれぞれの表面上に形成される。別の構成では、ストップの対応するセットは、例えばポスト部材の軸に実質的に平行な方向に面している対応するストップ表面を含んでも良く、またそのようなストップ表面は平坦でも良く、またはディスクのようなブランケット絶縁保持部材の表面に適合するようなその他の構成を取っても良い。一つの例示的構成では、ストップ表面は、傾斜表面または斜面を有する背面構造によってサポートされており、ディスクのようなブランケット絶縁保持部材がポスト部材に沿って動くことをより容易にしている。
【0011】
ここでの例のいくつかにおける留め具スタッド、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリ用のものは、ベースを形成するためのセクションと伸長部を形成するためのセクションを有する平面状部分を形成するように金属薄板を切断または打抜きすることによって形成されても良い。ベースは実質的に平坦に維持されても良く、または非平坦なサポート構造上にサポートされるための別のプロファイルを有するように形成されても良い。例えば、ベースはストリンガー上に渡ってフィットするためのクリップ配置に形成されても良い。伸長部は、絶縁ブランケット保持部材、例えばディスクを保持するのに使われ得るような複数の収束するセグメントをもった2つのサイドを有するように、折り曲げまたは圧延することによって形成されても良い。伸長部はまた、直角または別の角度でのように、ベースに対して角度をもって伸長するように、および2つのサイド上の収束するセグメントが少なくとも部分的に同じ方向に面するように伸長部分を湾曲させて、形成されても良い。一つの例では、伸長部の露出されたエッジ表面上の収束するセグメントは全て同じ方向に面し、別の例では、収束するセグメントの各々はベースに向かって面している比較的平坦な表面を含む。別の例では、伸長部は絶縁ブランケット保持部材を保持するのに使われ得るような追加のセグメントを含むように打抜きまたは切断され、そのような追加のセグメントは、伸長部の露出されたエッジ表面を橋渡しする伸長部上のブリッジ部分に切断されても良く、またはブリッジ部分部材だけが伸長部上の保持部材であっても良い。少なくとも1つの例では、収束するセグメントは、各セグメントが、例えば留め具スタッドのベースに面している平坦な表面部分と、平坦な表面部分から離れるように伸長している、傾けられたまたは傾斜表面部分を含むように、切断されても良い。隣接する収束するセグメントは一定の距離でお互いから間隔を空けられていても良い。
【0012】
留め具アッセンブリのための、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのための部品の更なる例では、平面状部材、例えばディスクが、部材を通した開口部と平面状部材の最も外側の範囲における自由な周縁をもって設けられる。周縁は、平面状部材の最も外側の周縁が、例えば平面状部材の中央部分とエッジの間の折り畳みであるように、構成された圧延されたエッジである。一つの例では、圧延されたエッジは湾曲された外側周縁表面を有し、別の例では圧延されたエッジは、平面状部材の周縁の或る放射状範囲について平面状材料の2倍の厚みを形成する。別の例では、圧延されたエッジは、平面状体の下に横たわる表面に対して押し付けられた材料の、連続的で、放射状に内向きの折り畳みである。平面状部材が金属薄板から形成される場合には、例えば、圧延されたエッジは、鋭いエッジがユーザに露出されることの可能性を低減することを助ける。ディスクの例では、平面状部材は実質的に円形で、圧延されたエッジは、周縁において厚みの層を追加する環状リングを形成する。ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための保持部材の例では、平面状部材はディスクであっても良く、円形の開口をもった開口部を含み、中心から放射状に伸長している複数の開口部セグメントを含んでも良い。
【0013】
留め具アッセンブリのための、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのための部品の別の例では、平面状部材は、平面状部材の1つ以上の表面から伸長している1つ以上の非平面状突起を含む。突起は、ディンプル、リッジ、ライン、バルジまたはその他の突起であることができ、突起は平面状部材の2つ以上の表面から伸長することができる。多数の突起の例では、突起は平面状部材上に渡って均等に分布しており、それらは平面状部材の周縁の近くに置かれることができ、またはそれらは隣接するものからと平面状部材の周縁から等距離に置かれることができる。多くのその他の平面状部材とのバッチプロセス中に平面状部材が液体またはスプレー材料で被覆される場合には、突起は平面状部材の均等な被覆を増加させると共に多数の部材がひっついたり繋がったりする可能性を削減することを助ける。1つまたは複数の突起の位置付けは、隣接する平面状部材の平面状表面がお互いに接触する可能性を低減することと、また突起が部品を弱くするあらゆる可能性を低減することとに部分的に基づいていても良い。一つの例では、留め具アッセンブリのための平面状部材上の突起は、平面状部材の周縁の近くに位置させられ、平面状部材を通して線形開口と揃えられても良い。
【0014】
留め具アッセンブリのための、例えばブランケット絶縁留め具アッセンブリのための部品の更なる例では、インターフェース部材、例えばグロメットが、パネルまたはその他の構造、例えばビーム、胴体またはその他の航空機構造中の開口部内に線形ポストを位置付けする。インターフェース部材は、与えられたインターフェース部材構成が多数の異なる構造構成中で使われることができるように、異なるパネルの厚さを収容するための構造を含んでいても良い。インターフェース部材は、例えば一つのインターフェース部材構成で複数のパネル幅を収容するために、インターフェース部材の周縁表面から伸長している柔軟なフィン、ポストまたはその他の柔軟な突状を含んでいても良い。柔軟な突状はまた、インターフェース部材をそのパネルに対してよりしっかりと位置させることも助ける。
【0015】
これらおよびその他の例は、その簡単な説明がここに続く図面との関係で、以下により十分に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、ここに開示された一例に従ってあるべき場所にある留め具アッセンブリの概略的側面図である。
【図2】図2は、図1に使われたもののような留め具アッセンブリの等角図である。
【図3】図3は、図2の留め具アッセンブリでの使用のための留め具部材の上後方等角図である。
【図4】図4は、図3の留め具部材の上平面図である。
【図5】図5は、図3の留め具部材の正面図である。
【図6】図6は、図5のライン6−6に沿って取られた図3の留め具部材の垂直縦断面図である。
【図7】図7は、図6の留め具部材の詳細断面図である。
【図8】図8は、図3の留め具部材の右側面図である。
【図9】図9は、図2の留め具アッセンブリでの、またはここに開示されたその他の留め具部材のいずれかとの使用のための、保持ディスクの形の留め具部材の上方等角図である。
【図10】図10は、図9の留め具ディスクの上平面図である。
【図11】図11は、図9のディスクの側面図である。
【図12】図12は、ライン12−12に沿って取られた図10のディスクの横垂直断面図である。
【図13】図13は、図12の一部の詳細断面図である。
【図14】図14は、図10のディスクを作成するのに使われ得るようなディスクのためのブランクの上平面図であり、折り畳まれたエッジを作成するのに折り曲げが発生し得るところのリングを示している。
【図15】図15は、ここに開示された別の例に従った、例えば絶縁ブランケットと留め具アッセンブリとの使用のための、留め具部材の左上方等角図である。
【図16】図16は、図15の留め具部材の正面図である。
【図17】図17は、図15の留め具部材の上平面図である。
【図18】図18は、図15の留め具部材の右側面図である。
【図19】図19は、ここに開示された別の例に従った留め具アッセンブリの等角図である。
【図20】図20は、図19のアッセンブリで使われた留め具スタッドのような留め具部材の上平面図である。
【図21】図21は、図20の留め具部材の下方等角図である。
【図22】図22は、図20の留め具部材の上方等角図である。
【図23】図23は、図20の留め具部材の側面図である。
【図24】図24は、ライン24−24に沿って取られた図20の留め具部材の横断面図である。
【図25】図25は、グロメットの形の図19の留め具アッセンブリとの使用のための留め具部材の上方等角図である。
【図26】図26は、図25のグロメットの側面図である。
【図27】図27は、図25のグロメットの左側面図である。
【図28】図28は、図27のライン28−28に沿って取られた図25のグロメットの縦垂直断面図である。
【図29】図29は、グロメットとパネルの相互フィッティングを描写する目的のパネルとグロメットの上平面図である。
【図30】図30は、ライン30−30に沿って取られた図29に示されたパネルとグロメットの組み合わせの断面図である。
【図31】図31は、形成前のブランクから切断された留め具部材の上平面図である。
【図32】図32は、形成前のブランクから切断された留め具部材の別の例の上平面図である。
【図33】図33は、形成前のブランクからの留め具部材の別の例の上平面図である。
【図34】図34は、図2に示されたアッセンブリに匹敵し図15に示されたものの代替形である留め具アッセンブリでの使用のための、留め具部材の別の例の上方等角図である。
【図35】図35は、図34の留め具部材の右側面図である。
【図36】図36は、図34の留め具部材の正面図である。
【図37】図37は、図36のライン37−37に沿って取られた図34の留め具部材の垂直縦断面図である。
【図38】図38は、図37に示された留め具部材の一部の詳細断面図である。
【図39】図39は、図34の留め具部材の上平面図である。
【図40】図40は、図34の留め具部材の下平面図である。
【図41】図41は、図34の留め具部材の後方図である。
【図42】図42は、図34の留め具部材の下後方等角図である。
【図43】図43は、図2に示されたアッセンブリに匹敵し図3に示されたものの代替形である留め具アッセンブリでの使用のための、留め具部材の別の例の側面図である。
【図44】図44は、図43の留め具部材の左後方等角図である。
【図45】図45は、図19に示された留め具スタッドに匹敵しその代替形である留め具アッセンブリでの使用のための、留め具部材の別の例の側面図である。
【図46】図46は、図45の留め具部材の下方等角図である。
【図47】図47は、形成前のブランクから切断された図31のものと類似した別の留め具部材の上平面図であり、代替的保持部材構成を示している。
【図48】図48は、図1−8のものと類似した搭載配置と図34−42のものと類似した伸長部分構成を有するが伸長部分上の保持部材について代替的構成を有する、留め具スタッドの側面図である。
【図49】図49は、図48の留め具スタッドの上方等角図である。
【図50】図50は、図19−30および45−46に示されたタイプの通し留め具スタッドだが保持部材について代替的構成を示しているものの正面図である。
【図51】図51は、図50の通し留め具スタッドの側面図である。
【図52】図52は、図50の通し留め具スタッドの等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
この明細書は図面との関係で、本発明の1つ以上の側面を組み込んだ装置および方法の例を、あらゆる当業者が発明を実施し使用することができるようなやり方で説明する。例は発明を行うために想到された最善のモードを提供するが、本発明のパラメータ内で様々な変形を達成することができることは理解されるべきである。
【0018】
留め具アッセンブリおよび留め具アッセンブリを作成して使用する方法の例が記載される。与えられた構造または与えられた方法のどの1つまたは複数の特徴が組み込まれるかに依存して、構造または方法において恩恵を達成することができる。例えば、形成された金属を使った留め具アッセンブリは、期待された動作条件下で向上を示し得る。それらはまた、より長い期待される寿命も実証し得る。
【0019】
開示された方法の1つ以上に従って作成された留め具アッセンブリはまた、同様の材料を使ったその他の方法よりも作成するのが容易であり得る。それらはまた、使用するのがより容易であり得て、例えば、留め具アッセンブリの部品の1つ以上はルーティンのメインテナンスの後に廃棄されるのではなく再使用される可能性があり得る。
【0020】
ここに開示された1つ以上の留め具アッセンブリのいくつかの構成では、向上はアッセンブリにおいても達成されることができ、いくつかの構成では、いくつかの留め具アッセンブリの多数の構成を提供するのに比較的少数の部品が使われることができる。
【0021】
これらおよびその他の恩恵は、ここでの例の記載を考慮することによってより明らかとなるであろう。しかしながら、それらの例によって想到された1つ以上の恩恵を達成するために、特定の例に対して説明される恩恵または特徴の全てがツール、部品または方法に組み込まれなければならないわけではないことは理解されるべきである。加えて、その他の可能な構成と比較して恩恵が最適ではないかもしれないとしても、与えられた恩恵のいくらかを達成するために、例の特徴がツール、部品または方法に組み込まれることができることは理解されるべきである。例えば、1つ以上の恩恵は、コスト削減、効率化、または特定の製品構成また方法で妥協する人に知られているその他の理由を達成するために、与えられた構成について最適ではないかもしれない。
【0022】
多数の留め具アッセンブリまたは留め具部材構成および留め具アッセンブリまたは留め具部材を作成して使用する方法の例がここに記載され、いくつかは一緒に使用されることによって特定の恩恵を有する。しかしながら、それらの装置および方法はこの時点で一緒に考察されるものの、それらが組み合わされること、一緒に使用されること、または一つの部品または方法があらゆるその他の部品または方法あるいは組み合わせと共に使用されることは要求されていない。加えて、与えられた部品または方法は、所望の結果を依然として達成しながら、ここに明記して説明されていないその他の構造または方法と組み合わされることができることが理解されるであろう。
【0023】
絶縁ブランケット留め具の使用に特定の応用を有し得る留め具アッセンブリが記載され、それらの応用で使用された時にそれらはここに記載された特徴の1つ以上を組み込み恩恵のいくつかを導き出すことができる。しかしながら、絶縁ブランケット留め具のためのいくつかの応用のみが記載される。絶縁ブランケット留め具のため以外の留め具アッセンブリは、本発明の1つ以上から恩恵を受けることができる。
【0024】
なお、前、後、サイド、左と右、上と下等のような向きについて使用される用語は、ここでは理解の容易さと参照のためだけに使用されており、記載され描写されている構造についての排他的な用語として使用されているのではないことが理解されるべきである。
【0025】
絶縁ブランケット留め具として使用されることができるもののようなライニング留め具は、多数の応用を有するが、留め具アッセンブリの本例は、航空機上で使われるもののような絶縁ブランケットの文脈で記載される。ここに記載される留め具アッセンブリはまた、その他の構造上で使われても良く、その他の構造または材料を確保または保持しても良いことが理解されるべきである。留め具アッセンブリの一つの例では、留め具アッセンブリ100(図1−14)は、設計者によって選択された好適なサポート表面98上にサポートされ、それはサポート構造96の一部である。サポート構造96は、それについて絶縁ブランケットがサポートされるものとして、航空機の文脈では、胴体、ビーム、ストリンガーまたはその他の構造であっても良い。ここに記載される留め具アッセンブリの例の全てにおいて、留め具アッセンブリは構造上にサポートされる。構造は多数の形、プロファイルまたは構成を取り得て、留め具アッセンブリデザインはサポート構造の特定の表面構成を収容するように構成されても良い。当業者は例を検討した後で、本発明の例が、発明の特徴の1つ以上を依然として採用しながらどのようにここに記載されたもの以外の構造をサポートするように適応されることができるかを理解するであろう。
【0026】
図1に示された例では、サポート構造は比較的平坦であるものとして示され、留め具アッセンブリ100はそれに従って構成されている。留め具アッセンブリは、接着剤、リベットまたはその他の留め具、留め具アッセンブリの隣接する部分をサポート表面にしっかりと取り付けるためのクリップまたはその他の手段によって、サポート表面98上にサポートされている。ここに記載される留め具アッセンブリ構成の全ては、望まれる通りに適当なサポート表面にしっかり取り付けられることについてのユーザの指定にカスタム化または改訂されることができる。
【0027】
留め具アッセンブリ100は、絶縁ブランケット94(図1)のようなライニングをしっかり取り付けて位置付ける。ここに注記されるように、ここに例として記載される留め具アッセンブリは、多数の構造をしっかり取り付けてサポートするのに使用または変形されることができる。
【0028】
ここに記載される留め具アッセンブリは、留め具スタッドと、ライナーまたはブランケット保持部材を含み、ここに記載される例は一緒に使用されている2つの部材を有するが、部材の一方または他方はまた、アッセンブリとしてその他の構造と共に使われても良い。図1−14に示された例では、留め具アッセンブリ100は、留め具スタッド102(本例の図1−8)と、保持部材104(本例の図1−2および9−13)を含む。いくつかの構成を有したいくつかの留め具スタッドがここに記載され、それらの例のそのような留め具スタッドの例の全てはここに記載される保持部材104と共に使われるが、留め具アッセンブリを形成するのにその他の保持部材が留め具スタッドと共に使われることができることは理解されるべきである。ここに記載される留め具スタッドを使った留め具アッセンブリは、図1に対してここで記載されるようなやり方で、ライニングまたは絶縁ブランケットをしっかり取り付けて位置付けするのに使われることができる。
【0029】
本例では、留め具スタッド102は、留め具スタッドと従って留め具アッセンブリを、サポート表面上にサポートするためのサポート部分106を含む。留め具スタッド102はまた、その周りに絶縁ブランケットが伸長しそれに沿って保持部材104が動いて絶縁ブランケットを保持するようにあるべき場所に留められることができるところの、サポート部分106によってサポートされた伸長部108を含む。本例では、サポート部分106は実質的に平面状であり、伸長部108はサポート部分に実質的に直角に伸長する。しかしながら、伸長部108は、サポート部分に直角以外の方向に伸長することができることは理解されるものとする。加えて、ここに記載される伸長部のいずれもが、そのそれぞれのサポート部分に直角以外でサポートされることができる。更には、伸長部構成のいずれもが、ここに記載されるサポートのいずれかと共に使われるように構成されることができる。本例を含んだここに記載される留め具スタッドの例では、留め具スタッドは金属薄板から形成される。
【0030】
留め具スタッドのサポート部分106(図2−8)は、パネルの中心に対して約315°の角度を通して伸長している周縁部分112を有する部分的に円形のパネル110として形成される。パネルの円形部分は、直径(図示せず)に実質的に直角にパネルから外向きに伸長している第一および第二の切断表面114および116(図4)で終端する。切断表面114および116は、伸長部108がパネル110と同じ材料のシートまたは部分から形成されることを許容し、それにより留め具スタッドがモノリシック部品として、例えば留め具スタッドを形成するように2つの別々の部分を溶接、接合またはそうでなければ一緒にすること無しに、形成されることを許容する。切断表面114および116は、それぞれのひずみ解放部分118および120において終端する。
【0031】
パネル110は、留め具スタッドをそのサポート表面に搭載するかまたは保持するのを助けるための1つ以上の構造を含んでも良い。図2−8に示された例では、パネル110は、留め具スタッドをサポート構造上にしっかり取り付けるのを助けるのに使われることができる第一および第二の開口部122および124を含む。本例における開口部は、パネル110が一部であるところの円の直径上に形成される。(例えば、図31参照。)開口部122および124は、留め具スタッドをサポート表面に搭載するためのリベットまたはその他の機械的留め具を受け取ることができる。開口部はまた、あるいはその代わりに、留め具スタッドをあるべき場所に保持するための接着剤またはその他の接着材料を受け取っても良い。パネル110はまた、例えば接着剤を通して、留め具スタッドをサポート表面にしっかり取り付けるのを助けるために、粗くされた底部表面を含んでも良い。パネル110はまた、例えばサポート表面が相補的な曲げまたはその他の表面を有する場合に、サポート表面により緊密に適合するための曲げ、穴抜きまたはその他の形成プロセスを通してのように、形成されても良い。パネル110は、留め具スタッドをサポート表面上によりしっかりとサポートするために、その他の構成を取っても良い。
【0032】
留め具スタッドの伸長部分108は、パネル110と一体に形成され、限定としてではないが本例では、パネルの上面から実質的に直角に伸長する(図2−8)。伸長部分108は、パネルに直角な実質的に直線状のポスト126として形成される。ポスト126は、曲げまたは形成プロセス中に形成された彎曲部分128を通してパネルに接合し、それから、それぞれ第一および第二の、または図5に見られるように左および右の、サイド部分130および132をもってパネル110に実質的に直角に伸長する。サイド部分は、彎曲部分128によって下から、およびブリッジまたは接続部分134によって図4で上から見られるように後ろから、サポートされる。ブリッジ部分は、彎曲部分128によって下からサポートされ、本例では実質的に半円形に彎曲されている。半円形のブリッジ形状は、例えば曲げ、サイド(例えば伸長部108に直角の)衝撃等に対する強度を伸長部108に提供するのを助ける。ブリッジ形状は、その他の構成を有することもできるが、以下でより詳しく記載されるように、半円形の外側表面形状を有することは保持部104をその対応する円形開口部を通してガイドすることを助ける。
【0033】
ポスト126は、ポストの端部を形成している実質的に平坦な端部表面136を含み、ブリッジおよびポストの残りの壁の厚さは実質的に一定である。平坦な端部表面136は、本例ではブリッジ部分の端部と第一および第二のサイドのサポート部分の始まりとして同定されるであろう端部138において終端する。
【0034】
本例では、第一および第二のサイドは、保持部材104をポスト126上のあるべき場所に保持することを助けるための複数の保持表面140を含む。ここに記載される例の各々における保持表面の構造は実質的に同じであり、比較的平坦で、下向きに面している表面142(図7)を一般に含む。全体的に垂直な平面状のベース110を有する留め具アッセンブリ100の完全な組み立てでは、表面142は平面状のベース110と実質的に平行になるように選択され、それはまた保持部材104の平面に実質的に平行であり、それは一方で留め具アッセンブリによってあるべき場所に保持されている絶縁ブランケットに全体的に平行であっても良い。しかしながら、保持部材104をポスト126上のあるべき場所に適切に保持するのを助けるために、その他の保持表面構成が使われることができることは理解されるべきである。保持表面140は、保持部材104の引き出しを禁じるためのフランジ部材、取っ手またはその他の突起として形成されることができる。
【0035】
ここに記載される留め具アッセンブリのいくつかの例(図1−30)では、保持表面140は、三角形状の歯144(図7)の部分として形成される。保持表面140は、垂直表面146に直角に伸長しポストの中心軸に実質的に平行に伸長している直角三角形の一部分を形成する。保持表面140と垂直平面146の継続が直角三角形の垂直な辺を形成し、その斜辺は隣接する垂直表面146から外向きに下向きに伸長している角度付き表面148である。もし保持表面140が三角形の辺を形成しなければ、表面146は、それぞれの保持表面とポストの残りの間の傾いた表面、斜面、傾斜表面、カム表面または別の遷移表面であることができる。本例では、角度付き表面148は、丸み付きコーナー150を通して保持表面142において終端する。角度付き表面148は、パネル110に向けてポストに沿って軸方向に保持部材104をガイドすることを助け、丸み付きコーナー150は、例えばメインテナンスのための、保持部材104の手動による除去をより容易にする。三角形状の歯の材料は、第一および第二のサイドウォールのサポート部分上の保持表面142のための構造的サポートを提供する。歯の厚さは、その下に横たわるサポート構造とブリッジ部分の厚さと同じになるように選択される。
【0036】
歯は、例えば全てが同じ材料のシートから形成され留め具スタッドがモノリシックであるので、歯と連続しブリッジ134と連続したその下に横たわるサポート構造上にサポートされる。その下に横たわるサポート構造は、垂直表面146で始まり、例えばブリッジ部分の端部138から下向きに伸長している垂直ラインにおいてブリッジ構造134に出会うまで続くと考えられても良い。図2と6に示されるように、各最も上の歯144は、上部角度付き表面152と連続した角度付き表面148を有する。上部角度付き表面152は歯が終わるところで始まり、ブリッジ部分のそれぞれの端部138におけるもう1つの端部において終端する。上部角度付き表面152は、一旦保持部材104がポストの端部上に渡って置かれると、保持部材104をポストに沿ってガイドするのを助ける。上部角度付き表面152はその他の構成を取ることもできる。
【0037】
各歯144は、垂直表面146のそれぞれの部分によって隣接する歯から間隔を空けられている。本例における垂直表面146の各々は、垂直に隣接する歯が近似的に同じ距離でお互いから間隔を空けられる(同じピッチを有する)ように、実質的に等しい長さを有する。各垂直表面146の垂直長は、保持部材がポストの周りに伸長する所で保持部材104の厚さよりも大きくなるように選択される。保持部材のコアの厚さがおよそ0.25mm(0.0098インチ)である一つの例では、与えられた垂直表面146の高さはおよそ2.8mm(0.1102インチ)またはおよそ保持部材の厚さの10倍であっても良い。その他の例では、保持部材は、垂直表面146の高さの10%と50%の間になるように選択されることができる。その他の相対的寸法が使われることもできる。加えて、垂直表面によって規定される間隔、または隣接する歯の中心から中心までの距離は、与えられた留め具上で変動することができるが、周縁の周りに配置された歯は好ましくはお互いに対して同じ軸方向位置のまま残る。言い換えると、歯のピッチは留め具の軸方向で変動することができる。
【0038】
ここでの例の各々では、図2−8の例に示されるように、第一および第二のサイド部分は同じ数の歯を有する。加えて、各サイド部分は、もう1つのサイド部分上の歯と同じ軸方向の高さまたは位置に歯を有する。サイド部分はこれらの例では、図6に表されているセクションを形成している平面のような、垂直の、前から後ろへの平面について、お互いの鏡像である。留め具スタッドはその平面について対称的である。もう1つのサイド部分上の歯に対応する各歯は、歯のペアを形成する。各歯のペアは、ポスト上の同じ軸方向位置に保持表面142を有し、本例では、歯のペア中の保持表面142は、もう1つの歯のペア中の保持表面と平行な平面中に入る。加えて、全ての保持表面は、それらのそれぞれの垂直表面146から実質的に同じ距離だけ伸長し、角度付き表面の全ては、その他のものの角度と同じ角度を垂直表面146に対して形成する。加えて、第一および第二のサイドはお互いから間隔を空けられているので、歯のペアの直接間の空間には歯は無く、従って保持表面142も無い。同様に、それぞれの歯のセットについてのサポート部分の直接間に伸長しているサポート材料は無い。開示された例では、ブリッジ部分134と平面状部分110は、第一および第二のサイドとそれらのそれぞれの歯の間の唯一の固い接続を形成する。加えて、図2−33に示された例では、保持部材104はわずか2つの位置、即ち保持部材104を保持している各歯のペア、における平行な表面によって停止または保持され、ブリッジ部分134は保持部材104との第三の接触ポイントまたはエリアとしての役目を果たす。
【0039】
図2−8の例におけるポストは、横断面において実質的にU字形状のプロファイルを有する。しかしながら、その他のプロファイルが使われることもできる。ポストの外側表面は、第一および第二のサイドの間で実質的に滑らかである。
【0040】
ここに説明された留め具スタッドの各々は、留め具アッセンブリを形成するように図2中の保持部材104のような絶縁ブランケット保持部材と組み合わされることができる。留め具アッセンブリとしては、留め具アッセンブリは留め具スタッドと保持部材104のような保持部材を含むであろう。保持部材は、平面状かまたは非平面状であっても良く、円形、三角形、長方形、五角形、六角形およびその他の均一または非均一なプロファイルを含んだ多数の外側プロファイルを有していても良い。保持部材は、実質的に平坦であることができ、または平坦以外の保持部材を作る突起、突状、伸長またはその他の構造を有していても良い。ここに記載される本例では、与えられた留め具スタッドは、ここに記載される保持部材104(図9−13)を使用する。しかしながら、ここに記載される留め具スタッドのいずれもは、ここに記載されたもの以外の保持部材と共に使用されることができ、ここに記載された保持部材104は、留め具アッセンブリのためのここに記載されたもの以外の多数のその他の留め具スタッドと共に使用されることができることは理解されるべきである。
【0041】
保持部材104(図2および9−13)は、留め具スタッドと協同して留め具アッセンブリの周りのあるべき場所に絶縁ブランケットを保持するように構成された部材である。保持部材104は、保持部材の表面エリアの大きなパーセントに渡って実質的に平坦である。表面不規則性の第一のセットは、中心の外側だが保持部材の周縁の内側で保持部材中に形成された複数のディンプルまたはその他の突状によって形成される。第二の表面不規則性は、保持部材の周縁の周りの鋭いエッジ部分を削減または排除するように保持部材の周縁において形成される。ここに記載された表面不規則性のどちらかまたは両方は省略されることもできるが、もし望ましければ各々は恩恵を提供することができる。
【0042】
本例における保持部材104は、外側プロファイルにおいては実質的に円形である。本例における保持部材104は、ディスクの形を取り、比較的薄い金属薄板から形成されても良い。ディスクの直径と厚さおよびディスクの材料は、それと共にディスクが使われることになるところの絶縁ブランケットを信頼性を持って保持するのに十分となるべく選択される。ここでの説明を考察した後に当業者によって理解されるであろうように、保持部材は、円形、平坦およびその他のここに例として説明された構成以外の構成を含んだ、その他の構成を取ることもできる。ここに説明された様々な例はディスクをそのような構造として含み、それは例として使われている留め具配置では非常に一般的である。
【0043】
保持部材104は、留め具スタッドのポストがその内に受け取られるところの開口部202を規定している壁200を含む。壁200は、ディスクの中心から外向きに伸長している、複数の放射状に伸長しているカットまたは溝204を含む。各溝204は、実質的に円形の開口部206で終端し、溝204の各々についての応力解放点を形成している。保持部材104の例では、ディスク中に4つの溝が、2つのペアで、各ペアが直径上にあって、2つの直径がお互いに直角であるように形成されている。隣接する溝は、それらの間に柔軟なエッジ部分208を規定する。溝204は、ディスクがポスト部材108の歯の上を通過させられた時にエッジ部分208が柔軟に曲がることができるように、開口部202を取り囲む柔軟なエッジ部分208についての柔軟性の措置を提供する。保持部材の厚さと、それが形成されるところの材料と、溝204の長さは、エッジ部部208の柔軟性に影響を与える。
【0044】
ディスクは、開口部202から本ケースでは円周エッジである周縁エッジ212まで外向きに伸長している本体またはコア210を含む。コアは、ディンプルの形の表面不規則性を除いて、均一な厚さを持った実質的に平面状である。本例では、コアは約0.25mmの厚さである。
【0045】
図2、9−13および19に示された例では、ディスクのコアは、本ケースでは複数の突状214を含み、各々がコア中の表面不規則性を行っている。本例では、突状は中心よりもディスクの外側周縁により近くに位置させられ、ディスクのそれぞれの半径上に位置させられている。図面に示された例では、突状214は均等に分布し、本例ではそれらは溝204のそれぞれのものと同じ半径上に向けられている。配置は突状のペアを提供し、各ペアは他のペアのものと直角の直径上に配置されている。別の例(図示せず)では、突状のペアは、その上に溝204が置かれているところ直径から45°に向けられたそれぞれの直径上に配置される。図面に示された例ではまた、突状は、図11および12に見られるように、例えば第一の表面216から上向きで第二の表面218から離れるように、ディスクの平面から同じ方向に外向きに伸長する。突状は、例えば何らかの製造プロセス中や格納中等に、隣接するディスクを間隔を空けたままに維持するのを助ける。
【0046】
別の例(図示せず)では、複数の突状の場合の少なくとも1つの突状、例えば約半分の突状が、コアから1つの方向に面してコア中に形成され、その他の突状がコアから反対の方向に面する。コアから異なる方向に面している突状は、隣接するディスク上の突状または反対の方向にだけ面している隣接するディスク上の突状の入れ子の可能性を削減する。突状は、ディスクコアの表面からの部分的に球状の突起であっても良く、またはそれらはその他の構成を取っても良い。突状は、リッジおよび/または溝または谷、バンプ、ライン、ディンプルまたはその他のコア表面から伸長している表面不規則性であっても良い。各突状のコアの平面状表面からの高さは、コアの厚さプラス保持部材104に施されたあらゆる被覆(以下に記載される)の近似的な厚さよりも僅かに大きな量以上であっても良い。各突状の高さは、隣接するディスクのコアの平面状部分と隣接するディスクの圧延されたエッジが拡大された表面エリアに渡ってお互いに接触しないことを確かなものとし、それによりディスク上の乾いた被膜を通してのように隣接するディスクが一緒にひっつく可能性を削減すべく、選択されても良い。
【0047】
保持部材104のディスクは、周縁不規則性220を含む。本例では、コアのエッジが、例えばコアの第二のサイド218まで、下に折り畳まれて折り畳まれたエッジ222を形成する。折り畳まれたエッジはディスクの周縁、円形の保持部材の例では円周エッジ、を形成する。本例における折り畳まれたエッジ222は、断面プロファイルにおいて実質的に半円形に丸められたエッジを形成し、それは保持部材ディスクの周縁の周り全部に伸長する。丸められたエッジは、鋭いエッジの発生を削減して、扱いを向上する。コアの折り畳まれたエッジは、ディスクの第二のサイド218の下で相当な放射状距離を伸長し、それはまたディスクに追加の強度を提供する。図13に示されるように、コアの露出されたエッジ224は、折り畳まれたエッジ222と突状214の最も外側のエッジを含んだ円の間の距離の半分より多く放射状に内向きに伸長する。
【0048】
保持部材104は、図14の226においてのように円形ディスクを切断することによって形成される。圧延されたエッジは、まずディスク226の外側周縁における環状リング228を、例えば下向きに90°、円230によって表された曲げラインにおいて曲げることによって形成される。曲げられた環状リング228はそれから、図13に示されるように、ディスクと隣接する第二のサイド218の下で伸長するように縁取りされる。コアの露出されたエッジ224はここで内向きに伸長する。ディスクの中心における開口部202と溝204がディスクの中心から切断または穴抜きされ、第一の複数の突状が第一のサイド216を越えて形成され、第二の複数の突状が第二のサイド218を越えて形成される。処理ステップの順番は望ましい通りに選択されても良い。後続のステップでは、バッチ処理で複数のディスクが、好適な被膜で被覆されても良い。突状214は、その上に渡って隣接するディスクが接触しているところの連続した表面エリアの量を削減するのを助ける。それらは、隣接するディスクが一緒にひっつくようになる可能性を削減するのを助ける。ディスクは、例えばCRES304およびAl2024を含んだ既知の金属から形成されても良い。施される被膜は、カドミウムまたはアルミニウム被膜、または非金属性被膜、例えばナイロンまたはその他のポリマー被膜または塗膜であっても良い。
【0049】
サポート構造上にクリップされ得るもの(図15−18)のような留め具スタッドの別の例では、留め具スタッド300は、ブリッジ部分134によって接続されてサポートされた、それぞれ第一および第二のサイドウォール130および132を有するポスト部材108を含む。ポスト部材はまた、第一および第二のサイドウォールの各々の上に複数の保持表面140を含む。ポスト部材108は、図2−8について記載されたポスト部材108とその構造および機能と同じ構造および機能を有し、その記載はここに引用によって組み込まれる。
【0050】
留め具スタッド300は、ポスト部材をその下に横たわるサポート構造上にサポートするためのサポート部材302を含む。サポート部材302は、ポスト部材をそれと実質的に直角にサポートしている実質的に平面状のパネル304を含む。平面状パネル304は、ポスト108の周りのサポートウィングのそれぞれのサイド上にひずみ解放溝306を含む。平面状パネル304は、それぞれ左および右彎曲部分308および310まで外向きに伸長し、それらはサポート部材302の前から後ろまで伸長している対応する左および右角度付きプレート312および314への遷移を提供する。角度付きプレート312および314は、留め具スタッドをその下に横たわるサポート構造上のあるべき場所に保持するのを助けるように、その下に横たわるサポート構造に圧力を印加するためのバイアスプレートを提供する。角度付きプレート312および314はそれから、それぞれの傾斜プレート316および318まで外向きに彎曲する。傾斜プレートは、対応するサポート構造上に渡る留め具スタッドの配置をガイドするのを助ける。
【0051】
留め具スタッド300は、留め具スタッド102と同じ材料から、同様のプロセスを使って形成されることができる。加えて、留め具スタッド300は、留め具部材102について記載されたものと同様のやり方で、保持部材104を持った留め具アッセンブリにおいて使われることができる。留め具スタッド300はまた、その他の保持部材と共に使われることもできる。
【0052】
留め具アッセンブリの別の例では、留め具アッセンブリ400(図19−30)は、通し留め具スタッド402と、サポートアッセンブリ404と、ここに説明された保持部材と同一または同様の、実質的に反対側に配置された保持部材104を含む。留め具スタッド402は、図2−8の留め具スタッド102上のポスト108と実質的に同一の、ポスト部材406および408を含む。ポスト部材406および408は、それぞれのブリッジ部分134によって接続されてサポートされた、それぞれ第一および第二のサイドウォール130および132を含む。ポスト部材はまた、第一および第二のサイドウォールの各々上のそれぞれ複数の保持表面140を含む。ポスト部材406および408は、図2−8について記載されたポスト部材108とその構造および機能と同じ構造および機能を有し、その記載はここに引用によって組み込まれる。
【0053】
通し留め具スタッド402は更に、留め具スタッド406および408と一体に形成されたサポートインターフェース410を含み、ポスト部材406および408上のブリッジ部材134と共に伸長したブリッジ部材412(図21)を含む。サポートインターフェース410はまた、ブリッジ412によってサポートされたアーチ形ウィング414および416を含む。ブリッジ部材412とウィング414および416は、サポートインターフェース410についての部分的なまたは完全な円を形成する。
【0054】
サポートインターフェース410は一方で、構造インターフェース、本例ではグロメット418(図19および25−30)をサポートし、それらは一緒にサポートアッセンブリ404を形成する。サポートアッセンブリ404は、サポート構造に対してポスト部材406および408をサポートする。本例では、サポート構造はパネル420(図29−30)であり、それは構造的部材であっても良い。通し留め具スタッド402は、パネル中の開口部422を通して伸長し、一方で例えば絶縁ブランケットをサポートする。本例におけるサポートアッセンブリ404は、ここに記載されるグロメット418を含むが、パネル中の開口部422のような開口部内にポストをサポートするのにその他の構造が使われても良い。
【0055】
グロメット418は、比較的柔軟な、部分的に円筒形の部材である。それは、グロメットの軸方向長全体に沿った軸方向に伸長しているカットまたは溝426を持った実質的に円筒形の本体424を有する。カットは、グロメットが部分的にだけ円筒形の本体であるように、それぞれ第一および第二の対向するサイド428および430(図27)を、グロメット中に作成する。内部表面432は一端では、実質的に円滑で軸方向に伸長していて、内部表面から第一の外側リング表面436まで外向きに放射状に伸長している実質的に円筒形のリング434において終端する。円筒形のリング434は、グロメットの1つの軸方向端を形成している第一の端面438を規定する。
【0056】
内部表面432は第二の端では、第二の端面440において終端し、それはまた第二の円筒形のリング部分444までグロメットに沿って軸方向に伸長している円錐台セクション442の端部を形成する。第二の円筒形のリング部分444は、グロメットをパネル開口部中にガイドするのを助ける。第一および第二の円筒形のリング434および444は、グロメットの外側境界を放射状方向に規定し、リングはグロメットの本体の周りに伸長している中間溝エリア446の外側境界を軸方向に規定する。溝エリアは、複数のフィンのリング448を含む。
【0057】
フィンはその内にグロメットが置かれるところのパネルに対して柔軟である。本例では、各リングは複数のフィンを含み、与えられたリング内のフィンの各々は、お互いに対して同じ軸方向位置に位置させられている。与えられたリング内のフィンの各々は、リング中のフィンがお互いから間隔を空けられているように、軸方向に伸長している溝またはギャップによって同じリング中の隣接するフィンから分離されている。フィンの各々の外側寸法は、グロメットの外側直径と実質的に同じであり、各フィンの断面プロファイルは、本例では、実質的に直角三角形である。グロメットの外側直径がおよそ0.3740インチである一つの例では、溝の底からのフィンの高さは、約0.0311インチであることができ、三角形の斜面または斜辺は約0.0326インチであることができ、三角形の底辺は約0.0100インチまたは同様の比である。本例では、溝エリアの深さは0.0311インチであり、およそ0.3120インチのグロメット全体の軸方向長について溝の軸方向長は約0.1720インチである。グロメット長と内部直径は、サポートインターフェース410上に渡っておよびスタッドポストの隣接する端部間にぴったりとしたフィットを提供して、グロメットと通しスタッドの間に比較的僅かな軸方向の動きを許容すべく選択される。同様の比を有するグロメットのためのその他の寸法も使われることができる。本例ではまた、各リングは8個のフィンを有するが、与えられたリング中にその他の数のフィンが使われることもでき、それらは、例えばギャップ426への近さの関数として、全て同じかまたは異なるサイズのものであることができる。
【0058】
図25−30に示されたグロメットの例では、グロメットは、フィンの傾けられたまたは斜めの面が第一の円筒形のリング434に面している第一のリング450を含む。グロメットは3つの追加のリング452を含み、その各々は、第一のリング450中フィンの斜めの面が面している方向とは反対に、第二の円筒形のリング444に面しているフィンの斜めの面を持つ。加えて、フィンの第一のリング450は、リング452がお互いから間隔を空けられているよりも更にその他のリング452から間隔を空けられている。この間隔は、パネル420の幅を受け取るための比較的大きな環状溝454を提供する。この間隔454は、パネルの幅と近似的に同じとなるように選ばれている。第一のリング450は、留め具アッセンブリのより確かな位置付けを提供するようにパネルに対してグロメットをバイアスするのを助けるように構成されていても良い。追加のリング452はまたパネルをバイアスするようにだが、同じグロメットが溝454にフィットすることが意図されているよりも分厚い多数のパネル上で使われることを許容するためにも、提供されている。グロメット構成はそれによって、単一のグロメットが異なる厚さのパネルと共に使われることを許容する。例えば、フィンのリングのサイズ、数および間隔は、インチの1/16のインクリメントまたはその他のインクリメントで、例えば期待されたパネルの厚さの変動の関数として、パネルの厚さの変動を収容するように構成されることができる。一つの例では、フィンのリングは、パネルに接触しているフィンのリングがパネルをパネルの反対側上のフィンのリングに向けてバイアスするように、与えられたリング中のフィンの平坦なサイドがパネルの厚みによってパネルから離れるように僅かに柔軟に曲がるように、間隔を空けられることができる。別の例では、リングは、図30に示されるもののように、パネルの厚みがパネル表面の外側に入るフィンリングの間隔よりも僅かに少ないように、間隔を空けられることができる。
【0059】
グロメットは、ナイロンのような比較的柔らかくて柔軟な弾性的材料から作られても良い。グロメットは、内部プロファイルについておよび/または外部プロファイルについて、円筒形以外のその他の構成を有することができる。プロファイルの一方または両方は、通しスタッドに対するグロメットおよび/またはパネルに対するグロメットについての望ましい向き付けを要求するのに使われても良い。グロメットは、通しスタッドのサポートインターフェース410上にぱちんと嵌められることができ、例えばメインテナンスのための除去の後に望ましければ再使用されることもできる。
【0060】
ここに記載された留め具スタッドのいずれもは、金属薄板のブランクカットから形成され、望ましい最終構成に形成されることができる。それらは、鋼合金、アルミニウム、ステンレス鋼、チタニウムおよびその他の好適な金属を含んだ既知の金属材料から形成されることができる。形成は、ワンショット形成および順送り型を含んだ多数の方法によることができる。金属は、焼入れまたは硬化等を含んだ既知の方法による形成の前および後に処理されることができる。最終製品はまた、タンブルされたり、被覆されたり、平滑化されたり、研磨されたりあるいはそうされなかったりされることができる。留め具スタッド102は、ポスト部材がサポート平面から離れるように曲げられそれからU字形状に巻かれている、図31に示される102Aと同様のカットブランクから始めることができる。留め具スタッド300は、ポストがサポートクリップに直角に曲げられてUチャネルに形成され、サポートクリップが図15−18に示される形に曲げられている、図32に示される300Aと同様のカットブランクから始めることができる。通しスタッド402は、ブランク全体がUチャネルに巻かれ、ウィング414および416が円形のプロファイルを形成するように更に曲げられている、図33の402Aと同様のカットブランクから始めることができる。部材の様々な寸法が望まれる通りに選択されることができるが、図31−33に示されたポスト中の垂直壁146についての軸方向の長さは約0.030インチ(0.762mmまたはおよそ保持部材104のコアの厚さの3倍)である一方、図2−23に示された長さはおよそ0.1インチであることに注意されたい。図31−33に示された例では、保持部材104のコアの厚さは、ポスト上の隣接する歯の間の間隔のおよそ33%であろう。与えられた図中のラインまたは部材の相対的寸法は同じ図中では実寸通りであるが、2つの異なる図の間のような図面は全て同じ寸法ではないことに注意すべきである。
【0061】
留め具スタッドの別の例(図34−42)では、留め具スタッド500は、その各々がここに記載されたその他の留め具スタッドで使われることができる特徴を有する、サポート部分502と伸長部分504を含む。例えば、伸長部分504は、その他の例における留め具スタッド中のポストのいずれかとして使われることができる。加えて、サポート部分502は、平面状サポートパネル508と伸長部分504の間に、立ち上がりサポート506を含み、それは留め具スタッド102中に組み込まれることができる。
【0062】
留め具スタッド500は、伸長部504を、本例では平面状パネル508に対して、直角にサポートしている実質的に平面状のパネル508を有し、立ち上がりサポート506のそれぞれのサイド上にひずみ解放溝510を含む。立ち上がりサポート506は、伸長部504をサポートするように平面状パネル508から上向きに伸長している材料(本例では金属薄板)の実質的にU字形状のプロファイルである。ひずみ解放開口部(図34−35、37および42)がまた、対応するひずみ解放溝510の端部において立ち上がりサポート506の一部に形成されても良い。
【0063】
平面状パネル508は、それぞれ左および右彎曲部分512および514まで外向きに伸長し、それらはサポート部材502の前から後ろに伸長しているそれぞれ対応する左および右角度プレート516および518(図36)への遷移を提供する。角度プレート516および518はそれから、それぞれ傾斜プレート520よび522まで外向きに彎曲する。平面状パネル508は、図39−40の平面図に見ることができるような平面図において、メイン中央部分と、立ち上がりサポート506から前方にそれぞれ左および右彎曲部分512および514まで掃引している掃引ウィング508Aおよび508Bをもったプロファイルを有する。掃引ウィング508AおよびBは、平面状パネル508の角度付き前および後ろエッジによって部分的に規定される。掃引ウィングの実際の開始および終了点は、ブランクの切断とどのように部分が最終構成に形成されるかの関数として変動しても良い。サポートのプロファイルは、荷重をその下に横たわるサポート構造に渡ってより均等に分布させることによって期待された荷重の下での留め具をサポートするのを助ける。
【0064】
留め具スタッドの伸長部分504は、サポート部分502と一体に形成される。伸長部分504は、パネル508に直角な実質的に直線状のポスト524として形成される。ポスト524は、曲げまたは形成プロセス中に形成された彎曲部分526(図35および38)を通して立ち上がり部分506に接合し、それから、それぞれ第一および第二の、または図36に見られるように左および右の、サイド部分528および530をもってパネル508の平面に実質的に直角に伸長する。サイド部分は、彎曲部分526によって下から、およびブリッジまたは接続部分532によって図39で上から見られるように後ろから、サポートされる。ブリッジ部分は、彎曲部分526によって下からサポートされ、本例ではポスト524の軸方向長の相当な部分の上に渡って実質的に半円形に彎曲されている。半円形のブリッジ形状は、例えば曲げ、サイド(例えば伸長部504に直角の)衝撃等に対する強度を伸長部504に提供するのを助ける。ブリッジ形状は、その他の構成を有することもできるが、上でより詳しく記載されたように、半円形の外側表面形状を有することは保持部材104をその対応する円形開口部を通してガイドすることを助ける。
【0065】
ポスト524は、ポストの端部を形成している実質的に平坦な端部表面534を含み、ブリッジおよびポストの残りの壁の厚さは、内部表面から外部表面まで、それと垂直に測定された時に、実質的に一定である。ブリッジ部分の端部は、平坦な端部表面534と傾斜表面536の始まりの間の遷移で始まり得るように、第一および第二のサイドのサポート部分へ遷移し、サポート部分は歯538の始まりにおいて終わると考えられても良い。本例では、第一および第二のサイドは、保持部材104をポスト524上のあるべき場所に保持することを助けるための複数の保持表面540を含む。保持表面540の構造は保持表面140と実質的に同じであり、比較的平坦で、下向きに面している表面542を含む。表面142でのように、表面542は平面状パネル508と実質的に平行になるように選択され、それはまた保持部材104の平面に実質的に平行であり、それは一方で留め具アッセンブリによってあるべき場所に保持されている絶縁ブランケットに全体的に平行であっても良い。保持部材104をポスト524上のあるべき場所に適切に保持するのを助けるために、その他の保持表面構成が使われることができる。保持表面540は、保持部材104の引き出しを禁じるためのフランジ部材、取っ手またはその他の突起として形成されることができる。
【0066】
保持表面540は、多角形状の歯538(図38)の部分として形成される。保持表面540は、垂直表面544に直角に伸長しポストの中心軸に実質的に平行に伸長しているサイドを有する多角形の一部分を形成する。望ましければ、多角形はまた、三角形またはその他の形状として成形されることもできる。保持表面540と垂直平面544の継続が直角と多角形の2つのサイドを形成し、軸方向に伸長している表面546と斜めのまたは角度付きの表面548が隣接する垂直表面544から隣接する表面546まで外向きに下向きに伸長している。表面546および548は、それぞれの保持表面とポストの残りの間の傾いた表面、斜面、傾斜表面、カム表面または別の遷移表面であることができる。図34−44の例では、表面546は、保持表面542において終端し、丸み付きコーナーを含んでいても良い。角度付き表面548は、平面状部材508に向けてポストに沿って軸方向に保持部材104をガイドすることを助ける。歯538の材料は、第一および第二のサイドウォールのそれぞれのサポート部分上の保持表面542のための構造的サポートを提供する。歯の厚さは、その下に横たわるサポート構造とブリッジ部分の厚さと同じになるように選択される。
【0067】
歯は、例えば全てが同じ材料のシートから形成され留め具スタッドがモノリシックであるので、歯と連続しブリッジ524と連続したその下に横たわるサポート構造上にサポートされる。ここに記載された通り以外では、ポスト524は図2−8について記載されたポスト108と同じ構造と機能を有する。上部角度付き表面530は、平坦な上部表面534で始まり、それぞれの先頭の歯538の始まりで終わる。上部角度付き表面530は、一旦保持部材104がポストの端部上に渡って置かれると、保持部材104をポストに沿ってガイドするのを助ける。
【0068】
各歯538は、垂直表面544のそれぞれの部分によって隣接する歯から間隔を空けられている。本例における垂直表面544の各々は、垂直に隣接する歯が近似的に同じ距離でお互いから間隔を空けられるように、実質的に等しい長さを有する。各垂直表面544の垂直長は、保持部材がポストの周りに伸長する点において保持部材104の厚さよりも大きくなるように選択される。保持部材の厚さがおよそ0.25mmである一つの例では、与えられた垂直表面544の高さはおよそ0.768mmであっても良い。その他の相対的寸法が使われることもできる。
【0069】
ここでの例の各々では、図34−42の例に示されるように、第一および第二のサイド部分は同じ数の歯を有する。加えて、各サイド部分は、もう1つのサイド部分上の歯と同じ軸方向の高さまたは位置に歯を有する。サイド部分はこの例では、図37に表されているセクションを形成している平面のような、垂直の、前から後ろへの平面について、お互いの鏡像である。留め具スタッドはその平面について対称的である。もう1つのサイド部分上の歯に対応する各歯は、歯のペアを形成する。それぞれのサイド部分上の各歯のペアは、ポスト上の同じ軸方向位置に保持表面542を有し、本例では、サイド部分上の歯のペア中の保持表面542は、もう1つの歯のペア中の保持表面と平行な平面550(図35)中に入る。加えて、全てのサイド部分の保持表面は、それらのそれぞれの垂直表面544から実質的に同じ距離だけ伸長し、角度付き表面の全ては、その他のものの角度と同じ角度を垂直表面544に対して形成する。加えて、第一および第二のサイドはお互いから間隔を空けられているので、歯のペアの直接間の空間には歯は無く、従って保持表面542も無い。同様に、それぞれの歯のセットについてのサポート部分の直接間に伸長しているサポート材料は無い。図34−46の開示された例では、ブリッジ部分524と立ち上がり部分506は、第一および第二のサイドとそれらのそれぞれの歯の間の唯一の固い接続を形成する。しかしながら、図34−46に示された例では、保持部材104は、3つ以上の位置、即ち以下に記載される保持部材104を保持する各歯のペアおよびブリッジ部分上の少なくとも1つ追加の保持部材、における平行な表面によって停止または保持される。ブリッジ部分はまた、半円形表面の範囲まで保持部材についての接触エリアとしての役目も果たす。
【0070】
図34−46の例におけるポストは、ブリッジ部分上の(または、もし望ましければ、ポスト上のどこかほかに追加され得るような)追加の保持部材を除いて、横断面において実質的にU字形状のプロファイルを有する。図34−46に示された例では、歯552のような追加のディスク保持構造が、ブリッジ部分に、図34−46の本例ではポスト上の同じ軸方向位置における対応する歯のペア中のその他の歯の各々の平面に、形成される。これらの例では、各歯552は、平面550と平行に伸長している保持表面554を含む。保持表面554は、歯552を形成しているサポート構造556によってサポートされる。歯552はまた、斜めのまたは傾いた表面558を含み、保持部材104をガイドするのを助ける。U字形状のポスト上に配置された、与えられた平面550中の3つの歯とそれらの保持表面があると、保持表面はお互いから約120°離されて位置させられ、保持部材104のための比較的バランスの取れたサポートを提供する。各歯552は、歯を形成するように金属薄板の平面から穴抜きまたは切断されてプレスされても良い。
【0071】
留め具スタッド600の別の例(図43−44)では、留め具スタッドは、平面状サポート部分602と、図34−42について上述したポスト504と実質的に同一の、垂直に向けられたポスト504をサポートしている立ち上がりサポート部分604を含む。ポスト504は、図34−42における同じポストについて記載された全ての構造および機能を含み、図2−8について記載された留め具スタッド102と同様のやり方で使われても良い。
【0072】
通し留め具スタッド700の別の例(図45−46)では、留め具スタッド700は、サポートアッセンブリと、図34−42について記載されたポスト504と実質的に同一の、実質的に反対側に配置されたポスト504Aおよび504Bを含む。ポスト504Aおよび504Bはまた、上述したサポートインターフェース410と実質的に同一の、サポートインターフェース410を含む。留め具スタッド700は、図19−30について記載された留め具スタッド402と同様のやり方で使われても良い。
【0073】
留め具スタッドの別の例では、留め具スタッドは、図47に示された構成で打抜きされているブランク800(図47)から形成される。留め具スタッドは、平面状サポート部分802と、図34−42の留め具スタッド中のものと同様の立ち上がりサポート部分を形成し、垂直に向けられたポスト806をサポートするエリア804を含む。一旦ポストが形成されると、ポスト806は図2−8について記載された留め具スタッド102と同様のやり方で使われても良い。本例におけるポスト806のためのポスト構造は、ポスト806を形成する材料の軸に沿って伸長している複数の開口部808を含む。本例では、開口部808は、留め具部材を保持するために使われる保持部材、例えばここに記載されたディスク、のための唯一の構造を形成する。開口部808は、開口部が所望の構成を有するようにポストブランクから材料を打抜きするかまたは穴抜きすることによって形成される。本例では、軸方向に揃えられた開口部の各々は、直線状の、実質的に横向きに向けられた壁810を有する。各壁810は、留め具スタッドがその最終的構成を取るときにサポート部分802の一部の方向に全体的に面する。開口部808はまた、彎曲した壁812を含む。本例では、彎曲した壁812は、図47に見られるような平面図中の実質的に放物線状のプロファイルを有する。望まれる通りにその他のプロファイルが使われることもできる。直線状の壁810は、ディスクのような保持部材を保持するのを助け、彎曲した壁812は、保持部材を位置させるのを助ける。ブランクはそれから、留め具スタッドのためのその最終形、例えば図34−44に示されるもの、に成形される。
【0074】
留め具スタッド850の別の例(図48−49)では、留め具スタッドは、平面状サポート部分852と、垂直に向けられたポスト856をサポートしている立ち上がりサポート部分854を含む。ポスト856は、図34−42について記載された保持部材540と実質的に同じ構造および機能を有し、更に保持部材860を含む。保持部材860は、本例では、例えば図47について記載された開口部808と実質的に同じ開口部を穴抜きするかまたは打抜きすることによって、ポストのブリッジ部分上に形成される。一旦打抜きされた後のポスト材料が図48−49に示されるようなポスト856に形成されると、各開口部は、図47について記載された壁810と同様に、実質的に横向きに向けられた壁862と、図47について記載された壁812と同様に、彎曲した壁864を有する。留め具スタッド850は、図2−8について記載された留め具スタッド102および図43−44について記載された留め具スタッド600と同様のやり方で使われても良い。
【0075】
通し留め具スタッド900の別の例(図50−52)では、留め具スタッド900は、サポートアッセンブリと、ここに記載される彎曲した開口部906を除いて図34−42と45−46について記載されたポスト504と実質的に同一の、実質的に反対側に配置されたポスト902および904を含む。本例における彎曲した開口部906は、図47−49について記載された開口部808および860と実質的に同一である。彎曲した開口部906は、実質的に横向きに向けられた壁908と、彎曲した壁910を含む。直線状の壁は、ディスクのような保持部材を保持するのを助け、彎曲した壁は、保持部材を位置させるのを助ける。留め具は、そうでなけれは通し留め具スタッドについて前に記載されたもののようなやり方での使用のために使われ、設置され、サポートされる。
【0076】
よっていくつかの例示的実装を記載してきたが、ここに説明された概念から逸脱すること無しに様々な変更および変形を行うことができることは明らかである。そのような変更および変形は、明示的に上述はされていないが、それにも拘らず発明の精神と範囲内であることが意図され示唆されている。従って、前述の記載は描写的であることだけが意図されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための留め具スタッドであって、留め具スタッドはポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドからなり、ポスト部材はお互いから間隔を空けられた2つのサイド部分を有し、各サイド部分はブリッジ部分によってサポート部分においてサポートされており、各サイド部分は複数の保持表面を含み、1つのサイド部分上の各保持表面はもう1つのサイド部分上の対応する保持表面を有し、対応する保持表面は保持表面に対向するベースの表面から実質的に等間隔にある対応する表面を有するもの。
【請求項2】
各サイド部分はもう1つのサイド部分と同じ数の歯を有する、請求項1のスタッド。
【請求項3】
各保持表面はベースの部分に実質的に平行で実質的に平坦な表面を有する、請求項1のスタッド。
【請求項4】
各保持表面はベースからサイド部分のサポート部分に離れるように実質的に平坦な表面から伸長されている傾斜表面を有する、請求項3のスタッド。
【請求項5】
サイド部分上の各保持表面は隣接する保持表面から間隔を空けられている、請求項1のスタッド。
【請求項6】
各保持表面はベースの部分に実質的に直角で実質的に真っ直ぐな表面によって間隔を空けられている、請求項5のスタッド。
【請求項7】
ベースは実質的に平坦な周辺部分を有する、請求項1のスタッド。
【請求項8】
ベースは周辺部分とポスト部材の間の立ち上がり部分を含む、請求項1のスタッド。
【請求項9】
ベースは平坦部分とポスト部材から離れるように伸長している角度付き部分を含む、請求項1のスタッド。
【請求項10】
ポスト部材から離れるように伸長されている追加の角度付き部分を更に含む、請求項9のスタッド。
【請求項11】
ポストは傾斜表面を有する部分を含む、請求項1のスタッド。
【請求項12】
ポストは実質的にU字形状のポスト部材であって、保持表面はU字形状のポストプロファイルの端部にある、請求項1のスタッド。
【請求項13】
ポストは湾曲したブリッジ部分を含む、請求項1のスタッド。
【請求項14】
湾曲したブリッジ部分は実質的に半円形である、請求項13のスタッド。
【請求項15】
ポストは湾曲したブリッジ部分を含み、ブリッジ部分はブリッジ部分の表面から伸長している突起を含む、請求項1のスタッド。
【請求項16】
突起は保持表面の方向と実質的に反対の方向に伸長する、請求項15のスタッド。
【請求項17】
突起はブリッジ部分から穴抜きされているように構成されている、請求項15のスタッド。
【請求項18】
突起はブリッジ部分から間隔を空けられた実質的に平坦な表面を含む、請求項15のスタッド。
【請求項19】
突起の平坦な表面は保持表面上の対応する表面がベースから間隔を空けられているのと近似的に同じ距離でブリッジ部分から間隔を空けられている、請求項18のスタッド。
【請求項20】
ベースから等距離にある保持表面はポストの中心軸に対して近似的に100°お互いから離れている、請求項19のスタッド。
【請求項21】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための留め具スタッドであって、留め具スタッドはベースとポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドからなり、ポスト部材はお互いから間隔を空けられた2つのサイド部分を有し、各サイド部分はブリッジ部分によってサポート部分においてサポートされており、各サイド部分は複数の歯を含み、1つのサイド部分上の各歯はもう1つのサイド部分上の対応する歯を有し、対応する歯は歯に対向するベースの表面から実質的に等間隔にある対応する表面を有するもの。
【請求項22】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための留め具スタッドであって、留め具スタッドはポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドからなり、ポストは非歯状部分によって隔てられた第一および第二のポスト部材を有し、各ポスト部材はお互いから間隔を空けられた2つのサイド部分を有し、各サイド部分はブリッジ部分によってサポート部分においてサポートされており、各サイド部分は複数の歯を含み、1つのサイド部分上の各歯はもう1つのサイド部分上の対応する歯を有し、対応する歯は歯に対向するベースの表面から実質的に等間隔にある対応する表面を有するもの。
【請求項23】
ブランケット絶縁留め具スタッドを形成する方法であって、実質的にプレート部分を有する平面部分と複数の収束するセグメントを持った2つのサイドを有する伸長部分を形成するように金属薄板を切断することと、プレート部分に対して角度を持って位置するように伸長部分を折り返すことと、2つのサイド上の収束するセグメントが少なくとも部分的に同じ方向に面するように伸長部分を折り曲げることと、を含む方法。
【請求項24】
収束するセグメントは同じ方向に面するように形成される、請求項23の方法。
【請求項25】
伸長部分はプレート部分に実質的に直角になるように形成される、請求項23の方法。
【請求項26】
伸長部分のウェブ部分に実質的に直角な第一の部分とウェブ部分に対して直角以外の角度を持った第二の部分を有するように収束するセグメントを形成するよう切断することを更に含む、請求項23の方法。
【請求項27】
各収束するセグメントの第一の部分は収束するセグメントの第二の部分よりもプレート部分の近くにあるように形成される、請求項23の方法。
【請求項28】
各収束するセグメントは隣接する収束するセグメントから間隔を空けられているように形成される、請求項23の方法。
【請求項29】
実質的に平坦なプレート部分を形成することを更に含む、請求項23の方法。
【請求項30】
プレート部分と伸長部分の間の立ち上がり部分を形成することを更に含む、請求項23の方法。
【請求項31】
金属薄板を圧延することを更に含む、請求項23の方法。
【請求項32】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのディスクであって、ディスクの第一のサイドからディスクの第二のサイドまでの開口部を規定する壁を有する平面状部分を含み、ディスクはディスクの最も外側の周縁がディスクの中央部分とディスクのエッジの間の折り畳みであるように構成された圧延されたエッジを有する自由な周縁を含むもの。
【請求項33】
折り畳みは実質的に連続的である、請求項32のディスク。
【請求項34】
開口部を規定する壁は円形の開口と円形の開口から伸長している放射セグメントを規定する複数の開口部を含む、請求項32のディスク。
【請求項35】
ディスクは実質的に円形である、請求項32のディスク。
【請求項36】
ディスクは金属薄板から形成される、請求項32のディスク。
【請求項37】
ディスクは全体的に平面状の構成を含み、ディスクの平面状の構成からの非平面状の突起を更に含む、請求項32のディスク。
【請求項38】
偶数個の突起を更に含む、請求項37のディスク。
【請求項39】
突起の少なくとも1つは他の突起とは反対の方向に伸長する、請求項38のディスク。
【請求項40】
突起は実質的に均等に分布している、請求項38のディスク。
【請求項41】
突起はディスクの中心よりもディスクの周縁の近くにある、請求項37のディスク。
【請求項42】
ディスクの直径上に揃えられた突起のペアを更に含む、請求項37のディスク。
【請求項43】
留め具通しスタッドアッセンブリであって、留め具通しスタッドとスリーブを含み、スリーブは第一および第二のスリーブ端の間のスリーブの外側表面中に形成された周辺溝と溝内に伸長している溝中の複数の柔軟な突状を有する弾性的に柔軟なスリーブであるもの。
【請求項44】
第一のスリーブ端は傾斜表面を含む、請求項43の留め具アッセンブリ。
【請求項45】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための留め具スタッドであって、留め具スタッドはベースとポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドからなり、ポスト部材はお互いから間隔を空けられた2つのサイド部分を有し、各サイド部分はブリッジ部分によってサポート部分においてサポートされており、ブリッジ部分は複数の保持部材を含み、各保持部材はベースに対向する対応する表面を有するもの。
【請求項46】
複数の保持部材中の各々は保持部材の隣接するものから実質的に等距離にある、請求項45の留め具スタッド。
【請求項47】
少なくとも1つの保持部材は横桟または肩構造を含む、請求項45の留め具スタッド。
【請求項1】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための留め具スタッドであって、留め具スタッドはポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドからなり、ポスト部材はお互いから間隔を空けられた2つのサイド部分を有し、各サイド部分はブリッジ部分によってサポート部分においてサポートされており、各サイド部分は複数の保持表面を含み、1つのサイド部分上の各保持表面はもう1つのサイド部分上の対応する保持表面を有し、対応する保持表面は保持表面に対向するベースの表面から実質的に等間隔にある対応する表面を有するもの。
【請求項2】
各サイド部分はもう1つのサイド部分と同じ数の歯を有する、請求項1のスタッド。
【請求項3】
各保持表面はベースの部分に実質的に平行で実質的に平坦な表面を有する、請求項1のスタッド。
【請求項4】
各保持表面はベースからサイド部分のサポート部分に離れるように実質的に平坦な表面から伸長されている傾斜表面を有する、請求項3のスタッド。
【請求項5】
サイド部分上の各保持表面は隣接する保持表面から間隔を空けられている、請求項1のスタッド。
【請求項6】
各保持表面はベースの部分に実質的に直角で実質的に真っ直ぐな表面によって間隔を空けられている、請求項5のスタッド。
【請求項7】
ベースは実質的に平坦な周辺部分を有する、請求項1のスタッド。
【請求項8】
ベースは周辺部分とポスト部材の間の立ち上がり部分を含む、請求項1のスタッド。
【請求項9】
ベースは平坦部分とポスト部材から離れるように伸長している角度付き部分を含む、請求項1のスタッド。
【請求項10】
ポスト部材から離れるように伸長されている追加の角度付き部分を更に含む、請求項9のスタッド。
【請求項11】
ポストは傾斜表面を有する部分を含む、請求項1のスタッド。
【請求項12】
ポストは実質的にU字形状のポスト部材であって、保持表面はU字形状のポストプロファイルの端部にある、請求項1のスタッド。
【請求項13】
ポストは湾曲したブリッジ部分を含む、請求項1のスタッド。
【請求項14】
湾曲したブリッジ部分は実質的に半円形である、請求項13のスタッド。
【請求項15】
ポストは湾曲したブリッジ部分を含み、ブリッジ部分はブリッジ部分の表面から伸長している突起を含む、請求項1のスタッド。
【請求項16】
突起は保持表面の方向と実質的に反対の方向に伸長する、請求項15のスタッド。
【請求項17】
突起はブリッジ部分から穴抜きされているように構成されている、請求項15のスタッド。
【請求項18】
突起はブリッジ部分から間隔を空けられた実質的に平坦な表面を含む、請求項15のスタッド。
【請求項19】
突起の平坦な表面は保持表面上の対応する表面がベースから間隔を空けられているのと近似的に同じ距離でブリッジ部分から間隔を空けられている、請求項18のスタッド。
【請求項20】
ベースから等距離にある保持表面はポストの中心軸に対して近似的に100°お互いから離れている、請求項19のスタッド。
【請求項21】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための留め具スタッドであって、留め具スタッドはベースとポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドからなり、ポスト部材はお互いから間隔を空けられた2つのサイド部分を有し、各サイド部分はブリッジ部分によってサポート部分においてサポートされており、各サイド部分は複数の歯を含み、1つのサイド部分上の各歯はもう1つのサイド部分上の対応する歯を有し、対応する歯は歯に対向するベースの表面から実質的に等間隔にある対応する表面を有するもの。
【請求項22】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための留め具スタッドであって、留め具スタッドはポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドからなり、ポストは非歯状部分によって隔てられた第一および第二のポスト部材を有し、各ポスト部材はお互いから間隔を空けられた2つのサイド部分を有し、各サイド部分はブリッジ部分によってサポート部分においてサポートされており、各サイド部分は複数の歯を含み、1つのサイド部分上の各歯はもう1つのサイド部分上の対応する歯を有し、対応する歯は歯に対向するベースの表面から実質的に等間隔にある対応する表面を有するもの。
【請求項23】
ブランケット絶縁留め具スタッドを形成する方法であって、実質的にプレート部分を有する平面部分と複数の収束するセグメントを持った2つのサイドを有する伸長部分を形成するように金属薄板を切断することと、プレート部分に対して角度を持って位置するように伸長部分を折り返すことと、2つのサイド上の収束するセグメントが少なくとも部分的に同じ方向に面するように伸長部分を折り曲げることと、を含む方法。
【請求項24】
収束するセグメントは同じ方向に面するように形成される、請求項23の方法。
【請求項25】
伸長部分はプレート部分に実質的に直角になるように形成される、請求項23の方法。
【請求項26】
伸長部分のウェブ部分に実質的に直角な第一の部分とウェブ部分に対して直角以外の角度を持った第二の部分を有するように収束するセグメントを形成するよう切断することを更に含む、請求項23の方法。
【請求項27】
各収束するセグメントの第一の部分は収束するセグメントの第二の部分よりもプレート部分の近くにあるように形成される、請求項23の方法。
【請求項28】
各収束するセグメントは隣接する収束するセグメントから間隔を空けられているように形成される、請求項23の方法。
【請求項29】
実質的に平坦なプレート部分を形成することを更に含む、請求項23の方法。
【請求項30】
プレート部分と伸長部分の間の立ち上がり部分を形成することを更に含む、請求項23の方法。
【請求項31】
金属薄板を圧延することを更に含む、請求項23の方法。
【請求項32】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのためのディスクであって、ディスクの第一のサイドからディスクの第二のサイドまでの開口部を規定する壁を有する平面状部分を含み、ディスクはディスクの最も外側の周縁がディスクの中央部分とディスクのエッジの間の折り畳みであるように構成された圧延されたエッジを有する自由な周縁を含むもの。
【請求項33】
折り畳みは実質的に連続的である、請求項32のディスク。
【請求項34】
開口部を規定する壁は円形の開口と円形の開口から伸長している放射セグメントを規定する複数の開口部を含む、請求項32のディスク。
【請求項35】
ディスクは実質的に円形である、請求項32のディスク。
【請求項36】
ディスクは金属薄板から形成される、請求項32のディスク。
【請求項37】
ディスクは全体的に平面状の構成を含み、ディスクの平面状の構成からの非平面状の突起を更に含む、請求項32のディスク。
【請求項38】
偶数個の突起を更に含む、請求項37のディスク。
【請求項39】
突起の少なくとも1つは他の突起とは反対の方向に伸長する、請求項38のディスク。
【請求項40】
突起は実質的に均等に分布している、請求項38のディスク。
【請求項41】
突起はディスクの中心よりもディスクの周縁の近くにある、請求項37のディスク。
【請求項42】
ディスクの直径上に揃えられた突起のペアを更に含む、請求項37のディスク。
【請求項43】
留め具通しスタッドアッセンブリであって、留め具通しスタッドとスリーブを含み、スリーブは第一および第二のスリーブ端の間のスリーブの外側表面中に形成された周辺溝と溝内に伸長している溝中の複数の柔軟な突状を有する弾性的に柔軟なスリーブであるもの。
【請求項44】
第一のスリーブ端は傾斜表面を含む、請求項43の留め具アッセンブリ。
【請求項45】
ブランケット絶縁留め具アッセンブリのための留め具スタッドであって、留め具スタッドはベースとポスト部材を有するモノリシック金属留め具スタッドからなり、ポスト部材はお互いから間隔を空けられた2つのサイド部分を有し、各サイド部分はブリッジ部分によってサポート部分においてサポートされており、ブリッジ部分は複数の保持部材を含み、各保持部材はベースに対向する対応する表面を有するもの。
【請求項46】
複数の保持部材中の各々は保持部材の隣接するものから実質的に等距離にある、請求項45の留め具スタッド。
【請求項47】
少なくとも1つの保持部材は横桟または肩構造を含む、請求項45の留め具スタッド。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【公表番号】特表2012−505351(P2012−505351A)
【公表日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−530305(P2011−530305)
【出願日】平成21年10月6日(2009.10.6)
【国際出願番号】PCT/US2009/059750
【国際公開番号】WO2010/042558
【国際公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【出願人】(509344054)ザ モナドノック カンパニー (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月6日(2009.10.6)
【国際出願番号】PCT/US2009/059750
【国際公開番号】WO2010/042558
【国際公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【出願人】(509344054)ザ モナドノック カンパニー (3)
【Fターム(参考)】
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