説明

ラゲージドアヒンジ

【課題】ヒンジアームの形状を変えないでラゲージドアの共振を効率的に制御することができるラゲージドアヒンジを得る。
【解決手段】ヒンジアーム20には、湾曲部20Rの円弧部24に補強部材30が着脱可能に取り付けられて湾曲部20Rにおける円弧部24の剛性が補強されており、閉止状態のラゲージドア16が上下動した場合には、ラゲージドア16からの荷重による円弧部24の変形が抑制される。この補強部材30を異なる板厚や形状の補強部材30に付け替えることによって、ラゲージドア16の共振周波数を容易に変えることができ、ラゲージドア16の共振周波数を発音しやすい周波数域から外して設定することで、ラゲージドア16の共振によるラゲージルーム18内での発音を抑えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラゲージドアと車体とを連結するラゲージドアヒンジに関する。
【背景技術】
【0002】
ラゲージルームにおいては、ラゲージドアの振動による発音を抑えるために、ラゲージドアの共振制御、振動レベルの低減対策がなされる場合があり、例えば、ラゲージドアの剛性を調整したり、振動をダンパによって低減することで、ラゲージドアの振動による発音を抑えている。しかし、この従来の構造では、質量面や見栄え等におけるマイナス面があるばかりでなく、効率的にラゲージドアの共振を制御するのが難しい。
【0003】
なお、ヒンジアームの断面形状を工夫してラゲージドアの振動による発音を抑える場合もあるが(例えば、特許文献1参照)、この場合、車種等に応じてヒンジアームの断面形状を変える必要があり、ヒンジアームの共通部品化ができない。
【特許文献1】特開2001−63632公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記事実を考慮して、ヒンジアームの形状を変えないでラゲージドアの共振を効率的に制御することができるラゲージドアヒンジを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載する本発明のラゲージドアヒンジは、一端側が車体に回転可能に支持されると共に、他端側が車両のラゲージルームを開閉可能に覆うラゲージドアに固定され、中間部が前記ラゲージドアの閉止状態で車両下方側へ向けて湾曲した湾曲部とされるヒンジアームと、前記湾曲部に取り付けられ、前記湾曲部の剛性を補強することで前記ラゲージドアの共振を抑える共振抑制手段と、を有することを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載する本発明のラゲージドアヒンジによれば、閉止時のラゲージドアが上下動した場合、ヒンジアームに作用するモーメントによって湾曲部に大きな荷重が作用するが、ヒンジアームにおける湾曲部に共振抑制手段が取り付けられて湾曲部の剛性を補強しているので、ラゲージドアからの荷重による湾曲部の変形が抑制される。このため、共振抑制手段が取り付けられていない場合に比べてラゲージドアの共振周波数を上げることができ、ラゲージドアの共振周波数を発音しやすい周波数域から外して設定することができる。すなわち、共振抑制手段がラゲージドアの共振を抑え、ヒンジアームの共通部品化を図っても、ラゲージドアが共振しないように車種ごとに最適化できる。
【0007】
請求項2に記載する本発明のラゲージドアヒンジは、請求項1記載の構成において、前記共振抑制手段が前記湾曲部に着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載する本発明のラゲージドアヒンジによれば、閉止時のラゲージドアが上下動した場合にヒンジアームに作用するモーメントによって大きな荷重が作用する湾曲部に対して、共振抑制手段が着脱可能に取り付けられるので、共振抑制手段を付け替えることによって、ラゲージドアの共振周波数を容易に設定することができる。
【0009】
請求項3に記載する本発明のラゲージドアヒンジは、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記共振抑制手段が前記湾曲部の湾曲内側の湾曲面に対向配置される対向部を備え、前記対向部の曲率半径が前記湾曲面の曲率半径に比べて大きいことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載する本発明のラゲージドアヒンジによれば、共振抑制手段の対向部の曲率半径が湾曲部における湾曲面の曲率半径に比べて大きいので、共振抑制手段と湾曲部とで閉断面構造とされて断面高さがより確保されて断面係数が上がり、湾曲部の剛性が効率的に補強される。このため、共振抑制手段を取り付けることによって、ラゲージドアの共振周波数を効率的に上げることができる。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のラゲージドアヒンジによれば、ヒンジアームの形状を変えないでラゲージドアの共振を効率的に制御することができるという優れた効果を有する。
【0012】
請求項2に記載のラゲージドアヒンジによれば、共振抑制手段の付け替えによって、ラゲージドアの共振周波数を容易に設定することができるという優れた効果を有する。
【0013】
請求項3に記載のラゲージドアヒンジによれば、湾曲部の剛性を効率的に補強することで、ラゲージドアの共振周波数を効率的に上げることができるという優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
[第1実施形態]
本発明におけるラゲージドアヒンジの第1の実施形態を図面に基づき説明する。なお、図中の矢印UPは車両の上方向、矢印FRは車両の前方向をそれぞれ示す。
【0015】
図1に示されるように、ラゲージドアヒンジ10は、ヒンジアーム20と共振抑制手段としての補強部材30とを含んで構成されている。本実施形態におけるヒンジアーム20は、標準化されたヒンジアームである。補足すると、市場の多様なニーズに対応するために、様々な車種やグレードが開発されている一方で、コストを削減するために部品の標準化が進められ、部品の共通化が必要となっており、ヒンジアーム20においても、標準化が実施されているので、通常は異なった車種に共通のヒンジアーム20が使用されている。ヒンジアーム20は、断面が略矩形状とされる角パイプを略U字形状に折り曲げて形成されている。
【0016】
ヒンジアーム20の一端側は、車体としてのアッパバックパネル12にヒンジサポート14を介して回転可能に支持されている。すなわち、図2に示されるように、ヒンジアーム20の一端側(図2の左側の先端側)には、貫通孔20Aが車幅方向(矢印W方向)に貫通して形成されており、この貫通孔20Aに図1に示される車幅方向(矢印W方向)に延在する軸15が挿入され、これによって、ヒンジアーム20が軸15回りに回転移動可能に支持されている。
【0017】
図2に示されるように、ヒンジアーム20の他端側(図2の右側の先端側)には、貫通孔20B、20Cが車幅方向(矢印W方向)と直交する方向に貫通して2個形成されている。ヒンジアーム20の他端側(図2の右側の先端側)は、これらの貫通孔20B、20Cにそれぞれ挿通されたボルト(図示省略)によって図1に示されるラゲージドア16に固定されている。ラゲージドア16は、車両のラゲージルーム18を開閉可能に覆う開閉体とされている。
【0018】
ヒンジアーム20の中間部は、ラゲージドア16の閉止状態で車両下方側へ向けて湾曲した(車両上方側が開放した)略U字形状の湾曲部20Rとされている。このように湾曲させることによって、ヒンジアーム20の回転移動時にヒンジアーム20がアッパバックパネル12と干渉しないようになっている。
【0019】
ここで、ヒンジアーム20の形状をやや詳細に説明する。図2及び図3に示されるように、ヒンジアーム20は、車体に支持される一端側(図中の左側の先端側)において略直線状に延在する第1直線部21Aから、第1曲部21B、第2直線部22A、第2曲部22B、円弧部24及び第3曲部23Bを経て、ラゲージドア16(図1参照)に固定される第3直線部23Aに至る略フック形状とされている。
【0020】
第1曲部21Bは、アッパバックパネル12(図1参照)の下方に設けられる車体側部材(図示省略)との干渉を避けるために、鈍角状に曲げられた曲部とされている。第1曲部21Bに連続する第2直線部22Aは、略直線状とされ、ラゲージドア16(図1参照)の閉止状態では、車両の略下方へ延在している。第2直線部22Aに連続する第2曲部22Bは、略直角状に曲げられた曲部とされている。第2曲部22Bに連続する円弧部24は、第1曲部21B及び第2曲部22Bに比べて大きな曲率半径で略円弧状に曲げられており、湾曲内側(ラゲージドア16(図1参照)の閉止状態での上向き面)を略円弧状の湾曲面24Cとしている。円弧部24に連続する第3曲部23Bは、第1曲部21B、第2曲部22B及び円弧部24とは逆方向に鈍角状に曲げられた曲部とされている。第3曲部23Bに連続する第3直線部23Aは、略直線状とされており、ラゲージドア16(図1参照)の閉止状態では、車体前後方向に延在している。
【0021】
図2に示されるように、湾曲部20Rにおける円弧部24には、補強部材30が着脱可能に取り付けられている。円弧部24は、図1に示されるラゲージドア16からラゲージドアヒンジ10へ車両上下方向に荷重が入力された場合に、軸15を支点としたモーメントによって最も大きな荷重が作用する部分であり、換言すれば、ラゲージドア16(図1参照)の上下共振に対する剛性補強に最も効果が高い部分である。図3に示されるように、補強部材30は、湾曲部20Rにおける円弧部24の剛性を補強することでラゲージドア16の共振を抑えるための長尺状の高剛性部材であり、断面形状が略コ字状の開断面形状とされて基部32及び両側部34から成っている。補強部材30には、金属、樹脂等の所定の剛性を備えた材料が適用されており、例えば、補強部材30が鋼板等の金属板から成る場合には、補強部材30は、プレス成形により金属板材を折り曲げて形成されている。
【0022】
補強部材30は、長手方向に沿って円弧状に曲げられており、コ字状開放側の反対側における基部32の表面32Aが凹面状となっている。互いに対向する両側部34において、長手方向の中央部は、長手方向の両端部に比べて基部32からの突出長さがやや長くなっている。両側部34における長手方向の両端部寄りには、ボルト挿通孔36が貫通形成されている。ヒンジアーム20の円弧部24には、補強部材30のボルト挿通孔36に対応してボルト挿通孔26が形成されており、ボルト挿通孔36、26に固定ボルト40が挿通されて固定ボルト40にナット42が螺合されることで、図2及び図4に示されるように、ヒンジアーム20の円弧部24に補強部材30が固定(ボルト締め)されるようになっている。すなわち、補強部材30は、コ字状開放側が円弧部24側に向くように配置され、補強部材30が円弧部24の湾曲内側から嵌合され、固定ボルト40及びナット42によって円弧部24に固着されている。
【0023】
補強部材30の基部32は、湾曲部20Rにおける円弧部24の湾曲内側の湾曲面24Cに対向配置される対向部とされており、図5に示されるように、この対向部としての基部32の曲率半径が湾曲面24Cの曲率半径に比べて大きく設定されている。補強部材30の取付状態では、図4に示されるように、補強部材30と円弧部24とは閉断面構造を構成しており、ラゲージドアヒンジ10における円弧部24に対応する部分の断面係数を上げている。これらによって、補強部材30は、湾曲部20Rにおける円弧部24の剛性を補強している。なお、補強部材30の基部32における曲率半径は、円弧部24の剛性補強の観点からは、できるだけ大きい(基部32の側面視形状が直線状に近い)ほうが好ましい。
【0024】
ここで、ヒンジアーム20の円弧部24には、複数種類の補強部材30、すなわち、図3に示される補強部材30と板厚や曲率半径(経路)の異なるバリエーションの補強部材30が着脱可能となっている。これにより、補強部材30を付け替えて補強部材30の板厚や形状を変えることで、ラゲージドアヒンジ10の剛性の設定を変更できるので、標準のヒンジアーム20で様々な車種やグレードの仕様に容易に対応することが可能となっている。
【0025】
なお、開閉時におけるラゲージドアヒンジ10の軌跡とアッパバックパネル12(図1参照)の骨格断面により、車種毎に採用できる補強部材30の形状(ヒンジアーム20の湾曲内側における図5のA−B間の形状)が異なるため、曲率半径の異なるバリエーション(経路によるバリエーション)を予め複数製造しておくと様々な車種に対応できて効率的である。
【0026】
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用並びに効果を説明する。
【0027】
図1に示される閉止状態のラゲージドア16が車両走行時のサスペンション側からの入力やボデー骨格の振動によって車両上下方向に振動し、ラゲージドア16からラゲージドアヒンジ10へ車両上下方向に荷重が入力された場合、ラゲージドアヒンジ10には、軸15を支点としたモーメントが作用し、ヒンジアーム20における湾曲部20Rの円弧部24に大きな荷重が作用する。湾曲部20Rの円弧部24には、補強部材30が取り付けられて湾曲部20Rにおける円弧部24の剛性が補強されているので、閉止状態のラゲージドア16が上下動した場合に、ラゲージドア16からの荷重による円弧部24の変形が抑制され、補強部材30が取り付けられていない場合に比べてラゲージドア16の共振周波数が上がる。
【0028】
ここで、図5に示されるように、補強部材30の基部32の曲率半径が円弧部24における湾曲面24Cの曲率半径に比べて大きいので、折れモードのきっかけとなる部分がほぼなくなると共に、補強部材30と円弧部24とで閉断面構造とされて断面高さがより確保されて断面係数が上がり、円弧部24の剛性が効率的に補強される。このため、ヒンジアーム20の形状を変えなくても、補強部材30を取り付けることによって、図1に示されるラゲージドア16の共振周波数を容易かつ効率的に上げることができる。
【0029】
なお、ヒンジアーム20の円弧部24から補強部材30が取り外されれば、ラゲージドアヒンジ10の剛性が下がり、ラゲージドア16の共振周波数を下げることができる。
【0030】
また、補強部材30は、湾曲部20Rにおける円弧部24に着脱可能に取り付けられるので、ラゲージドアヒンジ10を必要な剛性にすることができる板厚、形状を備えた補強部材30を付け替えることによって、ラゲージドア16の共振周波数を容易に変える(設定する)ことができる。すなわち、ラゲージドア16の共振周波数を上げる必要がある場合には、例えば、板厚の厚い補強部材30に付け替え、ラゲージドア16の共振周波数を下げる必要がある場合には、例えば、板厚の薄い補強部材30に付け替えるか、又は、補強部材30を取り外せばよい。つまり、様々な板厚や曲率半径の補強部材30を予め用意しておき、円弧部24にこれらの補強部材30を付け替え可能としておくことで、ラゲージドア16の共振周波数を様々な車種やグレードに対応して制御することが可能となる。
【0031】
補足すると、車種が異なると、ラゲージドア16の質量、剛性が異なるため、NV(ノイズ・バイブレーション)性能においては、ラゲージドア16の振動による発音が懸念され、ラゲージドア16の共振制御、振動レベルの低減対策が必要となる。ヒンジアーム20は、ラゲージドア16の共振への影響が大きい部分であるのにも拘らず、生産性の観点から共通部品としてきたために、従来は、ヒンジアーム20で対応せずに、ダンパの設置等で対応していたが、非効率的な対応になる恐れがあった。これに対して、本実施形態では、ヒンジアーム20に着脱可能な補強部材30を予め用意すると共に、この補強部材30をも標準部品化し、補強部材30を付け替えることで、必要に応じてラゲージドアヒンジ10の剛性を制御し、その結果として、ラゲージドア16の共振を制御することが可能となっている。
【0032】
ここで、ラゲージドア16の共振周波数を、アイドリング時の周波数域や、サスペンション並びにボデー骨格の共振周波数、車室内空気共鳴の周波数等からずらして(つまり発音しやすい周波数域から外して)設定することで、ラゲージドア16の共振によるラゲージルーム18内での発音を抑えることができる。
【0033】
以上説明したように、本実施形態のラゲージドアヒンジ10によれば、ヒンジアーム20の形状を変えないで、補強部材30の付け替えによって、ラゲージドア16の共振を効率的に制御することができ、ラゲージドア16の共振を制御することで、ラゲージドア16の振動による発音を抑えることが可能となる。
【0034】
[第2実施形態]
次に、ラゲージドアヒンジ10の第2の実施形態を図6に基づき説明する。第2の実施形態におけるラゲージドアヒンジ10は、補強部材30をヒンジアーム20における湾曲部20Rの円弧部24にアーク溶接する形態である。他の構成については、第1の実施形態とほぼ同様の構成である。なお、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
【0035】
第2の実施形態におけるラゲージドアヒンジ10によっても、ラゲージドアヒンジ10を必要な剛性にすることができる板厚、形状を備えた補強部材30を湾曲部20Rにおける円弧部24に取り付けることによって、ラゲージドア16(図1参照)の共振を制御することができる。
【0036】
[実施形態の補足説明]
なお、上記実施形態では、共振抑制手段が屈曲板状の補強部材30とされているが、共振抑制手段は、例えば、複数のリブを備えた補強手段等のような他の共振抑制手段であってもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、ヒンジアーム20における湾曲部20Rの湾曲外側には、補強部材(共振抑制手段)が取り付けられていないが、ヒンジアーム20における湾曲部20Rの湾曲外側にも補強部材(共振抑制手段)を取り付ける構成としてもよい。また、湾曲部20Rに取り付けられる補強部材(共振抑制手段)の個数は、1個に限定されず、複数個であってもよい。
【0038】
さらに、上記実施形態では、補強部材30の基部32が側面視で略円弧状とされているが、補強部材30の基部32を側面視で直線状にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るラゲージドアヒンジが適用される車両後部を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るラゲージドアヒンジを示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るラゲージドアヒンジを示す分解斜視図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るラゲージドアヒンジを示す側面図である(補強部材を二点鎖線で示す。)。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るラゲージドアヒンジを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
10 ラゲージドアヒンジ
12 アッパバックパネル(車体)
16 ラゲージドア
18 ラゲージルーム
20 ヒンジアーム
20R 湾曲部
24C 湾曲面
30 補強部材(共振抑制手段)
32 基部(対向部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端側が車体に回転可能に支持されると共に、他端側が車両のラゲージルームを開閉可能に覆うラゲージドアに固定され、中間部が前記ラゲージドアの閉止状態で車両下方側へ向けて湾曲した湾曲部とされるヒンジアームと、
前記湾曲部に取り付けられ、前記湾曲部の剛性を補強することで前記ラゲージドアの共振を抑える共振抑制手段と、
を有することを特徴とするラゲージドアヒンジ。
【請求項2】
前記共振抑制手段が前記湾曲部に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のラゲージドアヒンジ。
【請求項3】
前記共振抑制手段が前記湾曲部の湾曲内側の湾曲面に対向配置される対向部を備え、前記対向部の曲率半径が前記湾曲面の曲率半径に比べて大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラゲージドアヒンジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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