説明

リニアアクチュエータ

【課題】長いストロークが得られ大荷重に耐えるリニアアクチュエータを提供する。
【解決手段】下側取付板11と上側取付板21とを対向させて水平に配置し、下側取付板11と上側取付板21に下側ねじ軸16と上側ねじ軸26を垂直に配設し、下側取付板11と上側取付板21に下側回転軸51と上側回転軸61を回転自在に支承し、下側回転軸51と上側回転軸61に下側ねじ軸16と上側ねじ軸26に螺合した下側ナット55と上側ナット66を固定し、下側回転軸51と上側回転軸61をウオーム歯車減速装置で正逆回転駆動する。下側取付板11と上側取付板21とが下側ねじ軸16と上側ねじ軸26に螺合した下側ナット55と上側ナット66によって同時に昇降されるので、長いストロークが得られるとともに、大荷重に耐えることができる。したがって、医療・介護用ベッドに好適なリニアアクチュエータを提供できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リニアアクチュエータに関し、特に、電動送りねじ式リニアアクチュエータに係り、例えば、医療・介護用ベッドの寝床を上下させたり、背部や膝部の寝床を傾斜させたりするのに利用して有効なものに関する。
【背景技術】
【0002】
医療・介護用ベッドにおいては患者の寝食の負担を軽減するために、電動送りねじ式リニアアクチュエータによってベッドの寝床を上下させたり、背部や膝部の寝床を傾斜させたりすることが実施されている。
医療・介護用ベッドにおいては、高さが低い方がベッドから下り易く、また、ベッドから落下した際に負傷する危惧がない。他面、高さが高い方が診察や介護等を施し易い。
したがって、医療・介護用ベッドに使用されるリニアアクチュエータは、ストロークが長い方が有利である。
【0003】
ストロークを長くした従来のリニアアクチュエータとしては、同じリニアガイドウェイに沿ってそれぞれラックを有する一対のブロックが設けられているとともに、両ブロックのラックはリニアガイドウェイの中間部に軸支された同一のピニオンギアに噛合されており、両ブロックがピニオンギアの回転によって互いに反対向きに直線運動することにより、全体としてのストロークが長くなるように構成されているもの、がある。(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−69388号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記したリニアアクチュエータにおいては、ストロークは長くなるが、最短長さと最長長さとの比が思ったより大きくできないという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、短い取り付け長さにもかかわらず、長いストロークを創出することができるリニアアクチュエータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るリニアアクチュエータは、互いに反対向きに移動自在な一対の移動体と、この一対の移動体にそれぞれ回転自在に支承された一対の回転軸と、この両回転軸を回転させる一つの駆動装置と、前記両回転軸の回転によって前記両移動体を互いに反対向きに移動させる一対の送りねじ軸装置と、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
前記した手段によれば、一対の移動体が送りねじ軸装置によって互いに反対向きに移動されるように構成されているために、長いストロークを創出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
【0009】
図1に示されているように、本実施の形態に係るリニアアクチュエータ10は、医療・介護用ベッド(以下、ベッドという。)の寝床を水平に昇降させるためのものとして構成されている。
すなわち、図1に示されているように、リニアアクチュエータ10は互いに反対向きに移動自在な一対の移動体としての下側取付板11と上側取付板21とを備えており、図1に示されているように、リニアアクチュエータ10の固定端側である下側取付板11がベッド1のフレーム2に固定され、リニアアクチュエータ10の自由端側である上側取付板21が寝床(以下、寝床という。)3に連結されている。
図1(a)に示されているように、リニアアクチュエータ10が短縮した状態で、寝床3は下限位置に水平に下降されており、図1(b)に示されているように、リニアアクチュエータ10が伸長すると、寝床3は水平に上昇されるようになっている。
また、一対のリニアアクチュエータ10、10を個々に動かすことにより、寝床3を斜めにすることもできる。
【0010】
図2〜図4に示されているように、リニアアクチュエータ10の下側取付板11と上側取付板21とはいずれも、長方形の略平板形状に形成されており、互いに対向して水平に配置されている。
下側取付板11には丸パイプ形状に形成された左右で一対の下側ガイド12、12がそれぞれ垂直に立脚されて、各固定ピン13、13によってそれぞれ固定されている。
上側取付板21には丸パイプ形状に形成された左右で一対の上側ガイド22、22がそれぞれ垂直に垂下されて、各固定ピン23、23によってそれぞれ固定されている。
下側取付板11の上側ガイド22、22に対向する位置には、各逃げ穴14、14がそれぞれ没設されており、上側取付板21の下側ガイド12、12に対向する位置には、各逃げ穴24、24がそれぞれ没設されている。
下側取付板11の周縁には下側カバー15が固定されている。下側カバー15は下側取付板11よりも大きめの長方形の略枠体に形成されており、下端開口が下側取付板11に固定されている。
上側取付板21の周縁には上側カバー25が固定されている。上側カバー25は下側カバー15よりも大きめの長方形の略枠体に形成されており、上端開口が上側取付板21に固定されている。上側カバー25は下側カバー15の外側に同心に配置されている。
下側カバー15と上側カバー25と間には中間カバー15Aが同心に介設されている。中間カバー15Aは上側カバー25に係合されており、上側カバー25に追従して昇降することにより、上側カバー25が上昇した時に下側カバー15と上側カバー25との間に形成される隙間を埋めるように構成されている。
【0011】
下側取付板11の略中央部には、外周に雄ねじ部16aを有する下側ねじ軸16が垂直に立脚されて、支持具17によって固定されている。上側取付板21の略中央部には、外周に雄ねじ部26aを有する上側ねじ軸26が垂直に垂下されて、支持具27によって固定されている。
【0012】
下側取付板11と上側取付板21との間には昇降ボックス30が配設されている。昇降ボックス30は上下対称形に形成された下側シェル31と上側シェル32とが最中合わせに配置されて、ボルト33によって締結されて、直方体の箱形状に形成されている。
下側シェル31の左右の下側ガイド12、12に対応する位置には、ガイド孔34とガイド筒35とがそれぞれ設けられており、ガイド孔34とガイド筒35とには左右の下側ガイド12、12が上下方向に摺動自在に挿通されている。
下側シェル31の左右の上側ガイド22、22に対向する位置には、一対の挿通孔36、36がそれぞれ開設されており、両挿通孔36、36には左右の上側ガイド22、22がそれぞれ挿通するようになっている。
また、下側シェル31の上側ねじ軸26に対向する位置には、上側ねじ軸26が挿通する挿通孔37が開設されている。
上側シェル32の右左の上側ガイド22、22に対応する位置には、ガイド孔44とガイド筒45とがそれぞれ設けられており、ガイド孔44とガイド筒45とには右左の上側ガイド22、22が上下方向に摺動自在に挿通されている。
上側シェル32の右左の下側ガイド12、12に対向する位置には、一対の挿通孔46、46がそれぞれ開設されており、両挿通孔46、46には右左の下側ガイド12、12がそれぞれ挿通するようになっている。
また、上側シェル32の下側ねじ軸16に対向する位置には、下側ねじ軸16が挿通する挿通孔47が開設されている。
【0013】
昇降ボックス30の中央部にはハウジング50が固定されている。
ハウジング50における下側ねじ軸16の延長線上には、円筒形状に形成された下側回転軸51が配置されており、下側回転軸51は中間部に配置された転がり軸受52と、上端部および下端部にそれぞれ配置された滑り軸受53、54とによって回転自在に支承されている。
下側回転軸51の下端部内周には下側ナット55が嵌入されて一体回転するように固定されており、下側ナット55は下側ねじ軸16に進退可能に螺合されている。
下側回転軸51の外周における転がり軸受52の上側の隣接位置には、下側ウオームホイール56が嵌合されて、一体回転するように固定されている。
ハウジング50における上側ねじ軸26の延長線上には、円筒形状に形成された上側回転軸61が配置されており、上側回転軸61は中間部に配置された転がり軸受62と、上端部および下端部にそれぞれ配置された滑り軸受63、64とによって回転自在に支承されている。
上側回転軸61の上端部内周には上側ナット65が嵌入されて一体回転するように固定されており、上側ナット65は上側ねじ軸26に進退可能に螺合されている。
上側回転軸61の外周における転がり軸受62の下側の隣接位置には、上側ウオームホイール66が嵌合されて、一体回転するように固定されている。
【0014】
ハウジング50にはモータ70が水平に設置されており、モータ70はウオーム72が形成されたウオーム軸71を正逆回転駆動するように構成されている。ウオーム軸71は下側ウオームホイール56と上側ウオームホイール66との間に挿入されており、ウオーム72には下側ウオームホイール56と上側ウオームホイール66とが両側からそれぞれ噛合されている。
すなわち、モータ70、ウオーム軸71、下側ウオームホイール56および上側ウオームホイール66は、下側回転軸51と上側回転軸61とを同時に正逆回転させる一つの駆動装置を構成している。
そして、下側回転軸51と一体回転する下側ナット55、上側回転軸61と一体回転する上側ナット66、下側ねじ軸16および上側ねじ軸26は、両回転軸51、61の回転によって下側取付板11と上側取付板21とを互いに反対向きに移動させる上下で一対の送りねじ軸装置を構成している。
【0015】
次に、作用および効果を説明する。
【0016】
図1に示されているように、2台のリニアアクチュエータ10、10がベッド1の頭側と足側とにそれぞれ水平に配置され、両方のリニアアクチュエータ10、10の下側取付板11がベッド1のフレーム2にそれぞれ据え付けられ、上側取付板21が寝床3側にそれぞれ連結される。
【0017】
リニアアクチュエータ10がベッド1に組み付けられた後に、操作者が寝床3を上昇させるべく正回転側の操作ボタンを押すことにより、図1(a)の状態から、モータ70が正方向に回転運転されると、モータ70の駆動力が同一のウオーム軸71のウオーム72によって下側ウオームホイール56と上側ウオームホイール66とに同時に伝達され、下側ウオームホイール56に固定された下側回転軸51と、上側ウオームホイール66に固定された上側回転軸61とがそれぞれ正方向に同時に回転されるために、下側回転軸51に固定された下側ナット55と、上側回転軸61に固定された上側ナット65がそれぞれ正方向に同時に回転される。
【0018】
下側ナット55と上側ナット65とがそれぞれ正方向に同時に回転すると、下側ナット55および上側ナット65は下側ねじ軸16および上側ねじ軸26にそれぞれ上下方向に進退自在に螺合されているために、下側ナット55は下側ねじ軸16の雄ねじ部16aによって上昇し、上側ナット65は上側ねじ軸26の雄ねじ部26aによって上昇する。
下側ナット55が下側ねじ軸16に対して上昇するとともに、上側ナット65が上側ねじ軸26に対して上昇すると、下側ナット55と上側ナット65とが設置されたハウジング50は下側ナット55と上側ナット65との上昇に追従して上昇することになる。すなわち、下側取付板11と上側取付板21との間隔が開いて行く。
この際、下側取付板11および上側取付板21は下側ガイド12および上側ガイド22等によって案内されているので、横(水平)方向にずれることはない。
そして、下側取付板11はベッド1のフレーム2に固定され、上側取付板21はベッド1の寝床3に連結されているために、図1(b)に示されているように、寝床3は上昇して行く。
【0019】
ここで、この際の寝床3の上昇ストロークは下側ナット55の上昇ストロークと上側ナット65の上昇ストロークとの和であるので、本実施の形態に係るリニアアクチュエータ10が寝床3を上昇させ得る最大ストロークは、下側ねじ軸16の有効長さと上側ねじ軸26の有効長さとの和となる。
すなわち、本実施の形態に係るリニアアクチュエータ10の最大ストロークは、一本のねじ軸を備えた通常のリニアアクチュエータの最大ストロークの二倍になる。
また、駆動部を各ねじ軸の略中央部に置いてあることや、通常のリニアアクチュエータのように駆動部がリニアアクチュエータの全長に含まれないため、同一の最大ストロークに設定した場合には、本実施の形態に係るリニアアクチュエータ10の短縮時の全高は、一本のねじ軸を備えた通常のリニアアクチュエータの全高の半分以下になる。
例えば、通常のリニアアクチュエータと比較すると、1/2、1/4となる。
【0020】
モータ70の運転が停止されると、ベッド1の寝床3の荷重(患者の体重等)が下側ねじ軸16および上側ねじ軸26に下側ナット55および上側ナット65を逆方向に回転させる力として作用する状態になるために、下側ナット55が固定された下側回転軸51および上側ナット65が固定された上側回転軸61には、所謂負荷側逆回転作用力が作用する状態になる。
本実施の形態においては、下側回転軸51および上側回転軸61はウオーム軸71のウオーム72に噛合した下側ウオームホイール56および上側ウオームホイール66にそれぞれ固定されているために、下側回転軸51および上側回転軸61が負荷側逆回転作用力によって逆回転されることはない。なぜならば、回転軸のリードと摩擦係数をバランスよく選定しているからである。
したがって、リニアアクチュエータ10は寝床3の荷重を持ち上げたままの状態で支持することができる。
【0021】
その後、操作者が寝床3を倒伏させるべく逆回転側の操作ボタンを押すことにより、モータ70が逆方向に回転運転されると、モータ70の駆動力が同一のウオーム軸71のウオーム72によって下側ウオームホイール56と上側ウオームホイール66とに同時に伝達され、下側ウオームホイール56に固定された下側回転軸51と、上側ウオームホイール66に固定された上側回転軸61とがそれぞれ逆方向に同時に回転されるために、下側回転軸51に固定された下側ナット55と、上側回転軸71に固定された上側ナット65がそれぞれ逆方向に同時に回転される。
このことは、モータのアーマチュアシャフトに軸方向の力が発生せず、モータ内のスラスト軸受が不要となり、効率の向上をもたらす。
【0022】
下側ナット55は上側ナット65とがそれぞれ逆方向に同時に回転すると、下側ナット55および上側ナット65は下側ねじ軸16および上側ねじ軸26にそれぞれ上下方向に進退自在に螺合されているために、下側ナット55は下側ねじ軸16の雄ねじ部16aによって下降し、上側ナット65は上側ねじ軸26の雄ねじ部26aによって下降する。
下側ナット55が下側ねじ軸16に対して下降するとともに、上側ナット65が上側ねじ軸26に対して下降すると、下側ナット55と上側ナット65とが設置されたハウジング50は下側ナット55と上側ナット65との下降に追従して下降することになる。すなわち、下側取付板11と上側取付板21との間隔が閉じて行く。
そして、下側取付板11はベッド1のフレーム2に固定され、上側取付板21はベッド1の寝床3に連結されているために、図1(a)に示されているように、寝床3は下降して行く。
【0023】
モータ70の運転が停止されると、寝床3の荷重(患者の体重等)はベッド1のフレーム2によって機械的に支持される。
なお、寝床3が下降した状態で、前述した負荷側逆回転力が下側回転軸51および上側回転軸61に加わったとしても、下側回転軸51および上側回転軸61の逆回転は前述した作用によって防止されることになる。
【0024】
本実施の形態によれば、次のような効果を得ることができる。
【0025】
1) 相対的に昇降自在な下側取付板および上側取付板と、下側取付板および上側取付板にそれぞれ回転自在に支承された一対の回転軸と、この両回転軸を回転させるためのモータと、両回転軸の回転によって下側取付板および上側取付板を相対的に昇降させる上下で一対の送りねじ軸装置を設けることにより、リニアアクチュエータの最大ストロークを一対の回転軸の有効長さの和に設定することができるので、通常のリニアアクチュエータの最大ストロークの二倍に延長することができ、他方、同一の最大ストロークに設定した場合には、リニアアクチュエータの短縮時の全高を通常のリニアアクチュエータの全高の半分以下に縮小することができる。
【0026】
2) 前記1)により、本実施の形態に係るリニアアクチュエータを医療・介護用ベッドを使用した場合には、医療・介護用ベッドの初期高さを低く設定することができるので、患者がベッドから下り易くなり、また、両方の踵が床に着くので、背の低い人でも立ち上がり易くなる。
【0027】
3) 他方、本実施の形態に係るリニアアクチュエータの最大ストロークによれば、診療時や介護時の医療・介護用ベッドの高さを充分に確保することができるので、医師や介護者は診察や介護等を施し易くなる。
【0028】
4) ウオームおよびウオームホイールによって一対の回転軸をそれぞれ回転させるように構成することにより、モータから回転軸に伝達する回転の減速比を大きく設定することができるので、両回転軸に大きな駆動力を伝達することができるとともに、大きな負荷側逆回転力が加わる場合であっても、両回転軸のリードと摩擦係数をバランスよく選定することにより、逆回転されるのを防止することができる。
【0029】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
【0030】
例えば、回転軸側に送りねじ軸装置のナットを配設するに限らず、回転軸側に送りねじ軸装置のねじ軸を配設してもよい。
【0031】
モータの回転を一対の回転軸に伝達する駆動力伝達装置としては、ウオーム歯車減速装置を使用するに限らず、遊星歯車減速装置等を使用してもよい。
【0032】
前記実施の形態においては、リニアアクチュエータが医療・介護用ベッドに使用される場合について説明したが、本発明に係るアクチュエータはこれに限らず、自動車電装品等の用途にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施の形態であるリニアアクチュエータが使用された医療・介護用ベッドの要部を示す側面図であり、(a)は下降状態を示しており、(b)は上昇状態を示している。
【図2】本発明の一実施の形態であるリニアアクチュエータを示す下降状態の正面断面図である。
【図3】その上昇状態を示す一部省略正面断面図である。
【図4】図2のVI−VI線に沿う平面断面図である。
【符号の説明】
【0034】
1…ベッド(医療・介護用ベッド)、2…フレーム、3…寝床、10…リニアアクチュエータ、11…下側取付板(移動体)、12…下側ガイド、13…固定ピン、14…逃げ穴、15…下側カバー、15A…中間カバー、16…下側ねじ軸、16a…雄ねじ部、17…支持具、21…上側取付板(移動体)、22…上側ガイド、23…固定ピン、24…逃げ穴、25…上側カバー、26…上側ねじ軸、26a…雄ねじ部、27…支持具、30…昇降ボックス、31…下側シェル、32…上側シェル、33…ボルト、34…ガイド孔、35…ガイド筒、36…挿通孔、37…挿通孔、44…ガイド孔、45…ガイド筒、46…挿通孔、47…挿通孔、50…ハウジング、51…下側回転軸、52…転がり軸受、53、54…滑り軸受、55…下側ナット、56…下側ウオームホイール、61…上側回転軸、62…転がり軸受、63、64…滑り軸受、65…上側ナット、66…上側ウオームホイール、70…モータ、71…ウオーム軸、72…ウオーム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに反対向きに移動自在な一対の移動体と、この一対の移動体にそれぞれ回転自在に支承された一対の回転軸と、この両回転軸を回転させる一つの駆動装置と、前記両回転軸の回転によって前記両移動体を互いに反対向きに移動させる一対の送りねじ軸装置と、を備えていることを特徴とするリニアアクチュエータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−92879(P2007−92879A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−282853(P2005−282853)
【出願日】平成17年9月28日(2005.9.28)
【出願人】(000144027)株式会社ミツバ (2,083)
【Fターム(参考)】