説明

レーダ情報処理装置、レーダ情報処理プログラム

【課題】管制業務に支障をきたすことなく、レーダ情報の表示と操作データの表示とが一致したレーダ画面の記録再生出力を可能にする。
【解決手段】作画データ作成部16は、レーダ情報入力部10により入力されレーダ情報と操作部17から入力された操作データに応じたレーダ画面を表示するための作画データを作成する。操作・表示処理部14は、作画データの表示を実行させるための作画コマンドを表示制御部18に出力し、表示部22においてレーダ画面を表示させる。作画コマンド記録部20は、操作・表示処理部14から出力された作画コマンドを時系列的に作画コマンド蓄積部19に記録する。作画コマンド再生部21は、レーダ画面の再生出力が指示されると、作画コマンド蓄積部19記録された作画コマンドを時系列的に読み出し、この作画コマンドに応じてレーダ画面を再生表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機等に関するレーダ情報と管制官等による入力操作に応じた操作データをレーダ画面に表示するレーダ情報処理装置、及びレーダ情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、航空交通管制では、レーダ装置から得られる航空機等の位置や機種に関する情報をレーダ画面中に表示している。管制官は、レーダ画面中に表示された情報を利用して管制作業を行う。管制官は、キーボード、ポインティングデバイス、ボタン等の各種入力装置を用いて、レーダ画面中に表示された各情報を操作することができる。
【0003】
従来では、航空交通管制において表示装置の画像情報や通信音声の内容を保存・蓄積し、航空機の状態を容易に監視できる航空管制用インタフェース装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に記載された装置では、表示処理部は、飛行計画情報処理システムから送信される航空機に関する情報と、航空路レーダ情報処理システムから送信される現在位置に関する情報とを照合し、受信された航空機の位置情報に基づいて航空機の位置を示す記号を表示する。管制官が表示中の画像を保存したいときは、入力部を操作して、表示処理部に対しその旨を指示する。この指示を受けた表示処理部は表示中の画像に対応する航空機に関する情報、現在位置に関する情報、および保存時刻を情報保存部に保存する。表示処理装置は、保存された情報に基づく画像の縮尺と表示範囲とを保存情報表示部の表示領域の大きさに応じて調整し、画像を保存情報表示部に表示させる。
【0005】
特許文献1では、航空機に関する情報、現在位置に関する情報、および保存時刻とを保存しているが、さらに管制官による入力操作を含めて記録することが求められている。
【0006】
図6は、航空機に関する情報、現在位置に関する情報の他に、管制官等による入力操作のデータを含めて記録しておくためのレーダ情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【0007】
レーダ情報入力部10は、図示しないレーダ装置により検出されたレーダ情報(航空機の位置、識別コード、高度等)を入力してレーダ情報処理部12に送出すると共に、レーダ情報を入力した時刻を示すデータを付加して時系列的にレーダ情報蓄積部11に記憶する。
【0008】
レーダ情報処理部12は、レーダ情報入力部10から入力したレーダ情報をもとに、レーダで捕らえた航空機の飛行計画や機種情報を処理して飛行計画情報を作成し、運用データ記録蓄積部13に記録する。
【0009】
操作・表示処理部140は、レーダ情報入力部10により入力されたレーダ情報、及びレーダ情報処理部12により作成された飛行計画情報をもとにレーダ画面を表示するための作画データを生成する。操作・表示処理部140は、作画データに応じたレーダ画面を表示させるための作画コマンドを表示制御部180に出力することで表示制御部180を制御し、表示部22においてレーダ画面を表示させる。レーダ画面には、例えば航空機のシンボル、便名、高度などの情報が表示される。
【0010】
また、操作・表示処理部140は、管制官等による操作部17に対する入力操作、例えばレーダ画面表示された航空機を表すシンボルを選択するための入力操作があった場合、この操作によって入力された操作データを、操作された時刻を示すデータを付加して操作記録蓄積部15に記録する。例えばレーダ画面中のポインティングデバイスを用いて指示された位置データなどが記録される。
【0011】
操作・表示処理部140は、操作部17から記録された情報の再生出力が要求された場合、レーダ情報入力部10を通じてレーダ情報蓄積部11に記憶されたレーダ情報と、操作記録蓄積部15に記憶された操作データを時系列的に読み出す。そして、レーダ情報と操作データに付加された時刻のデータをもとに同期をとって作画データを作成し、表示部22において表示させる。これにより、操作データに応じた表示を含むレーダ画面を再生出力することができる。
【特許文献1】特開2005−284651号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
このように従来では、レーダ装置により取得されたレーダ情報と入力操作に応じて入力される操作データに対して、それぞれ時刻を示すデータを付加して記録しておき、再生出力する際に時刻を示すデータをもとに同期を取ってレーダ画面を表示させていた。
【0013】
ところが、従来のレーダ情報処理装置では、レーダ画面に表示されるレーダ情報と管制官の入力操作に応じたデータの表示に微妙なタイミングのずれが生じるおそれがあった。例えば、レーダ情報は、レーダ情報入力部10により入力された時刻のデータが付加されるが、操作データは、レーダ画面に表示されたレーダ情報に対して行われた入力操作により入力される。従って、装置の負荷状況によっては、レーダ情報が入力されてから表示されるまでに時間を要してしまうと、レーダ情報が入力された時刻と入力操作がされた時刻に差が生じてしまい、時刻をもとに同期をとると、レーダ情報の表示と入力操作に応じた操作データの表示にずれが生じてしまう。例えばレーダ画面中に表示されたシンボルを選択する入力操作があった場合、シンボルが表示された位置からずれた位置に入力操作があったような表示がされてしまうことになる。
【0014】
このため従来では、例えばVTRや写真などを用いてレーダ画面を撮影することにより、レーダ情報に応じた表示と入力操作に入力されたデータとが表示されたレーダ画面を直接記録するといったことが行われていた。この場合、通常の管制業務に支障をきたしたり、長時間の記録が困難となるという問題が生じてしまう。
【0015】
本発明の課題は、管制業務に支障をきたすことなく、レーダ情報の表示と操作データの表示とが一致したレーダ画面の記録再生出力が可能なレーダ情報処理装置、レーダ情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、航空機等に関するレーダ情報と管制官等による入力操作に応じた操作データをレーダ画面に表示するレーダ情報処理装置において、前記レーダ情報と前記操作データに応じたレーダ画面を表示するための作画データを作成する作画データ作成手段と、前記作画データ作成手段により作成された作画データの表示を実行させるための作画コマンドを出力する作画コマンド出力手段と、前記作画コマンド出力手段により出力された作画コマンドを時系列的に記録する作画コマンド記録手段と、前記作画コマンド記録手段によって記録された作画コマンドに応じて、レーダ画面を再生表示する作画コマンド再生手段とを具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、レーダ情報と操作データに応じたレーダ画面を表示するために出力される作画コマンドを時系列的に記録しておき、レーダ画面の再生出力時には、記録している作画コマンドを時系列的に読み出して表示することで、レーダ情報の表示と操作データの表示とが一致したレーダ画面の記録再生出力が可能となる。作画コマンドの記録は、通常の管制業務中にレーダ画面を表示している間に行われるため、管制業務に支障をきたすこともない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるレーダ情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【0019】
図1に示すように、本実施形態におけるレーダ情報処理装置には、レーダ情報入力部10、レーダ情報蓄積部11、レーダ情報処理部12、運用データ記録蓄積部13、操作・表示処理部14(作画データ作成部16)、操作記録蓄積部15、操作部17、表示制御部18(作画コマンド記録部20、作画コマンド再生部21)、作画コマンド蓄積部19、及び表示部22が設けられている。
【0020】
レーダ情報入力部10は、図示しないレーダ装置により検出された航空機等に関するレーダ情報(航空機の位置、識別コード、高度等)を入力してレーダ情報処理部12に送出すると共に、レーダ情報を入力した時刻を示すデータを付加して時系列的にレーダ情報蓄積部11に記憶する。
【0021】
レーダ情報処理部12は、レーダ情報入力部10から入力されたレーダ情報をもとに、レーダで捕らえた航空機の飛行計画(運用データ)や機種情報を処理して飛行計画情報を作成し、運用データ記録蓄積部13に記録する。飛行計画情報には、例えば、便名、使用機種、出発空港、経由する航空経路とポイント、目的空港、搭載燃料等の情報が含まれている。
【0022】
操作・表示処理部14は、レーダ情報入力部10により入力されたレーダ情報、レーダ情報処理部12により作成された飛行計画情報をもとにレーダ画面を表示するための作画データを生成する作画データ作成部16を有する。
【0023】
操作・表示処理部14は、作画データ作成部16により作成される作画データに応じたレーダ画面を表示させるための作画コマンドを表示制御部18に出力することで表示制御部180を制御し、表示部22においてレーダ画面を表示させる。レーダ画面には、例えば航空機のシンボル、便名、高度などの情報が表示される。
【0024】
また、操作・表示処理部14は、管制官等による操作部17に対する入力操作、例えばレーダ画面表示された航空機を表すシンボルを選択するための入力操作があった場合、この操作によって入力された操作データを、操作された時刻を示すデータを付加して操作記録蓄積部15に記録する。操作部17は、管制官などによって操作されるもので、キーボード、ポインティングデバイス、ボタン等の各種入力装置を含む。
【0025】
表示制御部18は、操作・表示処理部14によって作成された作画データに応じたレーダ画面を表示部22において表示させるための制御を行う。表示制御部18は、操作・表示処理部14から出力される作画データの表示を実行させるための作画コマンドに応じた表示対象物、例えばレーダ画面中で航空機を表す記号(シンボル)を含む図形や線、あるいは数字等の文字(以下、表示オブジェクトと称する)を表示する。表示制御部18は、操作・表示処理部14からの作画コマンドに応じて個々に表示オブジェクトを表示部22に表示させることにより、作画データが表すレーダ画面を表示させることができる。
【0026】
また、本実施形態における表示制御部18には、操作部17から受信される作画コマンドを時系列的に作画コマンド蓄積部19に記録させる作画コマンド記録部20、及び操作部17に対する所定の入力操作に応じて操作・表示処理部14から出力される再生コマンドに応じて、作画コマンド記録部20により作画コマンド蓄積部19に記録された作画コマンドを時系列的に読み出して、この作画コマンドに応じた表示オブジェクトを表示部22に表示させることで、作画データに応じたレーダ画面を再生出力させる作画コマンド再生部21が設けられている。
【0027】
作画コマンド蓄積部19は、表示制御部18(作画コマンド記録部20)によって、レーダ画面を表示させるために操作・表示処理部14から出力される作画コマンドが時系列的に記録される。また、作画コマンド蓄積部19は、表示制御部18(作画コマンド再生部21)によって、記録された作画コマンドが時系列的に読み出される。
【0028】
表示部22は、CRTや液晶ディスプレイ等により構成されるもので、表示制御部18の制御のもとでレーダ画面を表示させる。
【0029】
次に、本実施形態におけるレーダ情報処理装置の動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態におけるレーダ情報処理について説明するためのフローチャートである。図3は、レーダ情報処理における処理の流れを示す図である。
【0030】
図示せぬレーダ装置によって検出される航空機等に関するレーダ情報、例えば航空機の位置と高度、機種(識別コマンドなど)に関する情報等は、レーダ情報入力部10により入力される。レーダ情報入力部10は、入力されたレーダ情報をレーダ情報処理部12に送出すると共に、レーダ情報を入力した時刻を示すデータを付加して時系列的にレーダ情報蓄積部11に記憶する(ステップA1)。
【0031】
次に、レーダ情報処理部12は、レーダ情報入力部10から入力したレーダ情報をもとに、レーダで捕らえた航空機の飛行計画や機種情報を処理して飛行計画情報を作成し、運用データ記録蓄積部13に記録する(ステップA2)。
【0032】
操作・表示処理部14(作画データ作成部16ょは、レーダ情報入力部10により入力されたレーダ情報、及びレーダ情報処理部12により作成された飛行計画情報をもとにレーダ画面を表示するための作画データを生成する(ステップA5)。操作・表示処理部14は、作画データ作成部16により作成された作画データに応じたレーダ画面を表示させるための作画コマンドを表示制御部180に出力する(ステップA6)。
【0033】
この時、表示制御部18の作画コマンド記録部20は、操作・表示処理部14から出力される作画コマンドを時系列的に作画コマンド蓄積部19に記録していく(ステップA7)。また、表示制御部18は、操作・表示処理部14からの作画コマンドに応じて、表示部22において表示オブジェクトを表示させる(ステップA8)。レーダ画面では、例えば航空機のシンボル、便名、高度などの情報が表示される。以上の処理を繰り返し実行することで、入力されたレーダ情報に応じたレーダ画面を継続して表示させることができる。
【0034】
ここで、レーダ画面に表示された情報に対して、何らかの処理を実行するために操作部17に対して管制官が入力操作を行ったものとする。操作・表示処理部14は、操作部17に対する入力操作によって操作データが入力されると(ステップA3、Yes)、この入力された操作データを操作された時刻を示すデータを付加して操作記録蓄積部15に記録する(ステップA4)。
【0035】
この場合、作画データ作成部16は、操作データに応じた表示オブジェクトをを含む作画データを作成する。
【0036】
例えば、レーダ画面表示された航空機を表すシンボルを選択するための入力操作がポインティングデバイスに対してあった場合、ポインティングデバイスの操作に応じて表示位置が変更されるカーソルや、カーソルにより選択されることに表示形態が変化したシンボルなどが表示されるようにする。
【0037】
操作・表示処理部14は、操作データに応じた表示オブジェクトを含む作画データを表示させるための作画コマンドを表示制御部18に出力する。これを、繰り返し実行することで、例えば前述したカーソルの表示位置の移動を表すレーダ画面等を表示させることができる。
【0038】
表示制御部18の作画コマンド記録部20は、操作データに応じた表示オブジェクトを表示させるための作画コマンドを含む、操作・表示処理部14から出力される作画コマンドを前述と同様にして時系列的に作画コマンド蓄積部19に記録していく(ステップA7)。
【0039】
これにより、作画コマンド蓄積部19には、入力操作に応じた表示オブジェクトを含む、実際にレーダ画面を表示させるために入力された作画コマンドが時系列的に記録されることになる。
【0040】
次に、作画コマンド蓄積部19に記録された作画コマンドをもとにレーザ画面を再生出力するためのレーダ情報再生処理について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。図5は、レーダ情報再生処理における処理の流れを示す図である。
【0041】
まず、管制官等によって操作部17に対して所定の操作が行われることによりレーダ画面の再生出力が指示される。操作・表示処理部14は、操作部17を通じてレーダ画面の再生出力が要求されると、表示制御部18に対して再生コマンドを出力する(ステップB1)。
【0042】
表示制御部18は、操作・表示処理部14からの再生コマンドに応じて、作画コマンド蓄積部19に記録された作画コマンドを用いたレーダ画面の再生出力を開始する。
【0043】
すなわち、表示制御部18の作画コマンド再生部21は、作画コマンド蓄積部19に時系列的に記録された作画コマンドを時系列順に読み出し(ステップB2)、この作画コマンドに応じた表示オブジェクトを表示部22において表示させる(ステップB3)。これを、再生出力の対象とする作画コマンドの全てを読み出すまで繰り返し実行する(ステップB2〜B4)。
【0044】
作画コマンド蓄積部19に記録された作画コマンドは、実際にレーダ画面を表示させるために操作・表示処理部14から出力された作画コマンドが時系列的に記録されたものであるため、これを時系列的に読み出して表示オブジェクトを表示部22に表示させることで、レーダ情報処理時に実際に表示されたレーダ画面と全く同じレーダ画面を表示させることができる。すなわち、レーダ画面において表示されるレーダ情報と、入力操作に応じて表示される表示オブジェクトの表示のタイミングのずれが発生することがない。
【0045】
なお、前述した説明では、管制業務中に実行されるレーダ情報処理において、時系列的に作画コマンドを作画コマンド蓄積部19に記録するとして説明しているが、操作部17からレーダ画面(作画コマンド)の記録開始/終了を指示できるようにしても良い。この場合、操作・表示処理部14は、操作部17から記録開始の指示が入力された場合、表示制御部18(作画コマンド記録部20)に対して記録開始コマンドを出力する。作画コマンド記録部20は、記録開始コマンドに応じて、前述したように操作・表示処理部14から出力される作画コマンドを時系列的に記録していく。そして、操作部17から記録終了の指示が入力された場合、表示制御部18(作画コマンド再生部21)に対して記録終了コマンドを出力する。作画コマンド再生部21は、記録終了コマンド応じて作画コマンドの記録を終了する。この時、記録されたレーダ画面の作画コマンド群に対しては、任意の識別情報(記録日時や任意に操作部17から入力されるタイトルなど)が付加されるものとする。
【0046】
また、レーダ情報再生処理では、作画コマンド蓄積部19に記録された作画コマンドを用いたレーダ画面の再生出力をする際に、記録時に付加された識別情報を指定することによって個別に再生出力させることができる。
【0047】
また、前述した説明では、レーダ情報入力部10により入力されたレーダ情報と操作部17から入力された操作データとを表示するレーダ画面を記録再生するものとして説明しているが、運用データ記録蓄積部13に記録されている飛行計画情報をレーダ画面中に表示されるものであっても良い。この場合、飛行計画情報を含めたレーダ画面を表示するための作画コマンドが操作・表示処理部14から出力されるため、前述と同様にして、作画コマンドを時系列的に記録して再生出力すれば良い。
【0048】
また、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本実施形態におけるレーダ情報処理装置の構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態におけるレーダ情報処理について説明するためのフローチャート。
【図3】本実施形態におけるレーダ情報処理における処理の流れを示す図。
【図4】本実施形態におけるレーダ情報再生処理について説明するためのフローチャート。
【図5】本実施形態におけるレーダ情報再生処理における処理の流れを示す図。
【図6】従来のレーダ情報処理装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0050】
10…レーダ情報入力部、11…レーダ情報蓄積部、12…レーダ情報処理部、13…運用データ記録蓄積部、14…操作・表示処理部、15…操作記録蓄積部、16…作画データ作成部、17…操作部、18…表示制御部、19…作画コマンド蓄積部、20…作画コマンド記録部、21…作画コマンド再生部、22…表示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機等に関するレーダ情報と管制官等による入力操作に応じた操作データをレーダ画面に表示するレーダ情報処理装置において、
前記レーダ情報と前記操作データに応じたレーダ画面を表示するための作画データを作成する作画データ作成手段と、
前記作画データ作成手段により作成された作画データの表示を実行させるための作画コマンドを出力する作画コマンド出力手段と、
前記作画コマンド出力手段により出力された作画コマンドを時系列的に記録する作画コマンド記録手段と、
前記作画コマンド記録手段によって記録された作画コマンドに応じて、レーダ画面を再生表示する作画コマンド再生手段と
を具備したことを特徴とするレーダ情報処理装置。
【請求項2】
航空機等に関するレーダ情報と管制官等による入力操作に応じた操作データをレーダ画面に表示するレーダ情報処理装置に搭載されるコンピュータを、
前記レーダ情報と前記操作データに応じたレーダ画面を表示するための作画データを作成する作画データ作成手段と、
前記作画データ作成手段により作成された作画データの表示を実行させるための作画コマンドを出力する作画コマンド出力手段と、
前記作画コマンド出力手段により出力された作画コマンドを時系列的に記録する作画コマンド記録手段と、
前記作画コマンド記録手段によって記録された作画コマンドに応じて、レーダ画面を再生表示する作画コマンド再生手段として機能させるためのレーダ情報処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−193516(P2007−193516A)
【公開日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−10091(P2006−10091)
【出願日】平成18年1月18日(2006.1.18)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】