説明

ワイパブレード

【課題】フラットブレードタイプのワイパブレードの払拭性を高めることである。
【解決手段】ブレードラバー16のヘッド部16aの両側面に装着溝16cを設け、これらの装着溝16cにそれぞれ当該装着溝16cよりも幅の広いバーティブラ17を装着する。ホルダ部材21の収容凹部22aにヘッド部16aを挿入し、バーティブラ17のブレードラバー16から突出した部分を係止溝22bに係合させて、バーティブラ17を介してホルダ部材21にブレードラバー16を保持させる。ホルダ部材21を第1ホルダ22と第2ホルダ23とを組み合わせた構成とし、これらのホルダ22,23の間に互いに払拭方向に並ぶとともにバーティブラ17に対して上側に位置して一対の装着孔24を設け、これらの装着孔24にそれぞれバーティブラ17よりも長さ寸法が短いサブバーティブラ25を装着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両に設けられたワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両に設けられるワイパブレードは、車両のワイパアームの先端に取り付けられ、ワイパアームから押し付け力が加えられた状態でウインドガラス上に配置される。湾曲したウインドガラスにブレードラバーを追従させるために、ワイパブレードにはワイパアームから加えられる押し付け力をブレードラバーの長手方向全体に分散させる構造が設けられる。
【0003】
例えば特許文献1には、バーティブラ(板ばね)を用いてワイパアームの押し付け力をブレードラバーの長手方向全体に分散させるようにしたフラットブレードタイプのワイパブレードが開示されている。このワイパブレードでは、ブレードラバーのヘッド部の払拭方向の両側に装着溝が設けられ、それぞれの装着溝にガラス面方向に湾曲するバーティブラ(板ばね)が装着されている。ブレードラバーがウインドガラスに接触すると、各バーティブラはブレードラバーとともにガラス面に沿うように弾性変形し、これにより、ワイパアームからの押し付け力がブレードラバーの長手方向全体に分散されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2004−519379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されるワイパブレードでは、バーティブラの長手方向の中央部の1点に集中して加えられるワイパアームからの押し付け力を、バーティブラの弾性変形によりブレードラバーの長手方向の全体に分散するようにしているので、均一な圧力分布を発生させにくいという問題があった。そのため、ウインドガラスの湾曲形状によっては、十分な払拭性を得られない場合があった。
【0006】
また、板状に形成された一対のバーティブラは払拭方向に並べてブレードラバーに装着されるので、ワイパブレードの先端側における捩り剛性が低くなる。そのため、払拭動作時にワイパブレードの先端部分に捩れが生じ、ガラス面に対してブレードラバーが振動を生じるなどして、ワイパブレードの払拭性が低下するおそれがあった。
【0007】
本発明の目的は、フラットブレードタイプのワイパブレードの払拭性を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のワイパブレードは、車両のワイパアームに取り付けられ、前記車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードであって、両側面に長手方向に延びる装着溝が設けられたブレードラバーと、それぞれ板状に形成され、前記装着溝に装着される一対のバーティブラと、係合部において前記バーティブラに係合し、前記バーティブラを介して前記ブレードラバーを保持するホルダ部材と、それぞれ前記バーティブラよりも短く形成され、互いに払拭方向に並ぶとともに前記バーティブラに対して前記ウインドガラスとは反対側に位置して前記ホルダ部材に装着される一対のサブバーティブラと、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明のワイパブレードは、前記ホルダ部材は、前記係合部を備えた第1ホルダと前記第1ホルダに重ねられる第2ホルダとにより構成され、前記サブバーティブラは前記第1ホルダと前記第2ホルダとの間に形成される装着孔に装着されることを特徴とする。
【0010】
本発明のワイパブレードは、前記ホルダ部材は、断面形状が長手方向に一様に形成されていることを特徴とする。
【0011】
本発明のワイパブレードは、前記ホルダ部材の外側にフィンを備えたカバー部材が装着されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ブレードラバーに装着される一対のバーティブラに加えて、互いに払拭方向に並ぶとともにバーティブラに対してウインドガラスとは反対側に位置してホルダ部材に装着される一対のサブバーティブラを設けるようにしたので、これらのサブバーティブラによりバーティブラのばね特性を補完して、多様な車種に対して、ワイパアームの押し付け力をブレードラバーの長手方向に均一に分布させることができる。また、サブバーティブラを払拭方向に並べるとともにバーティブラに対してウインドガラスとは反対側に配置するようにしたので、バーティブラとサブバーティブラとにより、このワイパブレードの捩れ剛性を高めることができる。したがって、このワイパブレードの払拭性を高めることができる。
【0013】
本発明によれば、ホルダ部材を、係合部を備えた第1ホルダと第1ホルダに重ねられる第2ホルダとにより構成し、サブバーティブラを、第1ホルダと第2ホルダとの間に形成される装着孔に装着するようにしたので、ホルダ部材へのサブバーティブラの装着作業を容易にすることができる。これにより、このワイパブレードの製造コストを低減することができる。
【0014】
本発明によれば、ホルダ部材を、断面形状が長手方向に一様な形状に形成するようにしたので、例えばホルダ部材を押し出し成形により形成など、ホルダ部材の製造工程を簡素化して、このワイパブレードの製造コストを低減することができる。
【0015】
本発明によれば、ホルダ部材の外側にフィンを備えたカバー部材を装着するようにしたので、走行風を受けたフィンによりワイパブレードに押し付け力を加えて、車両走行時におけるワイパブレードの払拭性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施の形態であるワイパブレードの斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】第2ホルダ、カバー部材およびエンドキャップが取り外された状態のワイパブレードの斜視図である。
【図4】図3に示すワイパブレードに第2ホルダを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図5】図2に示すワイパブレードの変形例であって、サブバーティブラとしてロッドスプリングを用いた場合を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1に示すワイパブレード11は、自動車等の車両に設けられるワイパアーム12の先端に取り付けられて、車両のウインドガラス(ウインドシールドガラス)を払拭するものである。
【0019】
このワイパブレード11はワイパアーム12への取付部分となるセンターブラケット13を備えている。このセンターブラケットはコの字形状の本体部13aと本体部13aから突出する固定脚部13bとを備えており、これらは樹脂材料により一体に成形されている。センターブラケット13の本体部13aにはピン部材14によりクリップ15が回動自在に装着され、ワイパアーム12の先端がUフック構造によりクリップ15に係合している。これにより、ワイパブレード11はピン部材14を中心として回動自在な状態でワイパアーム12の先端に取り付けられている。
【0020】
このワイパブレード11はブレードラバー16を備えている。ブレードラバー16はゴム材料により断面形状が長手方向に一様な長尺の棒状に形成されており、図2に示すように、ヘッド部16aとリップ部16bとを備えている。ヘッド部16aは断面矩形に形成され、その払拭方向を向く両側面には、それぞれ長手方向に沿って一端から他端にまで延びる装着溝16cが設けられている。リップ部16bはウインドガラスに直接接触する部分であり、ネック部16dを介してヘッド部16aに連結されている。ネック部16dはリップ部16bよりも払拭方向の幅が狭く形成されており、これにより、リップ部16bはヘッド部16aに対して払拭方向に傾動自在となっている。
【0021】
ヘッド部16aに設けられた装着溝16cには、それぞれバーティブラ17が装着されている。これらのバーティブラ17は、それぞれ鋼板により長尺の板状に形成されており、自然状態において長手方向の中央部分が両先端部分よりもウインドガラスから離れる方向に凹むように湾曲するとともに、その湾曲度合いを増減させる方向に弾性変形自在となっている。
【0022】
装着溝16cの払拭方向に向く幅寸法つまり溝の深さ寸法は、それぞれバーティブラ17の払拭方向を向く幅寸法よりも小さく(図示する場合では約1/2に)設定されている。これにより、装着溝16cに装着されたバーティブラ17は、図2に示すように、その幅方向の略半分が装着溝16cからはみ出してヘッド部16aの両側面から払拭方向に突出している。なお、バーティブラ17とブレードラバー16の長さ寸法は同一である。
【0023】
ブレードラバー16を保持するために、ワイパブレード11にはホルダ部材21が設けられている。このホルダ部材21は第1ホルダ22と第2ホルダ23とを組み合わせて構成されており、その断面形状は長手方向に一様となっている。
【0024】
第1ホルダ22はブレードラバー16と同等の長さ寸法に形成されており、その断面形状は長手方向に一様となっている。第1ホルダ22は長手方向に沿って一端から他端にまで延びる収容凹部22aを備えており、この収容凹部22aにはブレードラバー16のヘッド部16aが収容されている。また、収容凹部22aの内面の払拭方向を向く両側面には、それぞれ係合部としての係止溝22bが長手方向に沿って一端から他端にまで延びて形成されている。収容凹部22aに収容されたヘッド部16aの両側面から突出する各バーティブラ17は、それぞれ対応する係止溝22bに係合している。これにより、第1ホルダ22はバーティブラ17を介してブレードラバー16のヘッド部16aを収容凹部22aの内部で保持している。
【0025】
一方、第2ホルダ23はブレードラバー16と同等の長さ寸法に形成され、その断面形状は長手方向に一様となっている。第2ホルダ23の断面形状は、板状の本体部23aと本体部23aの両側部から突出する側壁部23bとを備えたコの字形状となっている。第2ホルダ23の払拭方向の幅寸法は第1ホルダ22の払拭方向の幅寸法と同一である。
【0026】
第1ホルダ22の収容凹部22aの開口とは反対側を向く、つまり第2ホルダの側を向く天面22cには、その払拭方向の両側部において、それぞれ天面22cに対して凹んだ段差部22dが長手方向に沿って一端から他端にまで延びて設けられている。図4に示すように、第2ホルダ23は、本体部23aを第1ホルダ22の天面22cに当接させるとともに両側壁部23bを段差部22dに当接させて第1ホルダ22に重ねて配置されている。このように、第1ホルダ22と第2ホルダ23とを組み合わせることにより、断面形状が長手方向に一様な形状のホルダ部材21が形成されている。
【0027】
ホルダ部材21を構成する第1ホルダ22と第2ホルダ23は、それぞれ樹脂材料により形成され、これにより、ホルダ部材21はウインドガラスに接近離反する方向に弾性変形自在となっている。本実施の形態においては、第1ホルダ22と第2ホルダ23は、樹脂材料を押し出し成形することにより形成されている。これにより、ホルダ部材21の製造に射出成形用の金型などを不要として、第1ホルダ22と第2ホルダ23の製造工程つまりホルダ部材21の製造工程を簡素化し、このワイパブレード11の製造コストを低減することができる。
【0028】
第1ホルダ22の段差部22dの天面22cに対する凹み方向の寸法は第2ホルダ23の側壁部23bの本体部23aに対する突出方向の寸法と同一に設定されている。また、段差部22dの払拭方向の幅寸法は側壁部23bの払拭方向の厚み寸法よりも大きく設定されている。これにより、第1ホルダ22に第2ホルダ23を重ねて組み合わせると、第1ホルダ22に第2ホルダ23との間に払拭方向に並ぶとともに各バーティブラ17に対してウインドガラスとは反対側に位置して一対の装着孔24が形成される。
【0029】
このように、ホルダ部材21の第1ホルダ22と第2ホルダ23との間に形成される装着孔24には、バーティブラ17のばね特性を補完(補正)するために、サブバーティブラ25が装着されている。つまり、ホルダ部材21には、一対のサブバーティブラ25が互いに払拭方向に並ぶとともに各バーティブラ17に対してウインドガラスとは反対側つまり各バーティブラ17に対して上方側に位置して装着されている。
【0030】
サブバーティブラ25は、それぞれ鋼板により長尺の板状に形成され、その長さ寸法はバーティブラ17よりも短く、その払拭方向の幅寸法もバーティブラ17よりも小さくなっている。また、サブバーティブラ25は、自然状態において長手方向の中央部分が両先端部分よりもウインドガラスから離れる方向に凹むように湾曲するとともに、その湾曲度合いを増減させる方向に弾性変形自在となっている。
【0031】
このように、本発明のワイパブレード11では、ホルダ部材21を第1ホルダ22と第2ホルダ23とを重ねて組み合わせた構成とし、サブバーティブラ25を第1ホルダ22と第2ホルダ23との間に形成される装着孔24に装着するようにしている。これにより、図3に示すように、第1ホルダ22の各段差部22dにサブバーティブラ25を配置し、次いで、図4に示すように、第1ホルダ22に第2ホルダ23を重ねて配置することにより、ホルダ部材21の装着孔24にサブバーティブラ25を容易に装着することができる。したがって、ホルダ部材21へのサブバーティブラ25の装着作業を容易にして、このワイパブレード11の製造コストを低減することができる。
【0032】
ホルダ部材21は、その長手方向の中央部においてセンターブラケット13の固定脚部13bに固定されている。ワイパアーム12からの押し付け力がセンターブラケット13に加えられると、センターブラケット13を介してワイパアーム12の押し付け力がホルダ部材21に加えられ、バーティブラ17やサブバーティブラ25とともにホルダ部材21がウインドガラスに沿う形状に弾性変形して、ブレードラバー16の長手方向の全体がウインドガラスに接触する。そして、ワイパアーム12からの押し付け力が各バーティブラ17とサブバーティブラ25の弾性変形によりブレードラバー16の長手方向の全体に均一に分散され、ブレードラバー16は所定の分布圧でウインドガラスに接触する。
【0033】
このように、本発明のワイパブレード11では、ホルダ部材21には払拭方向に並ぶ一対のバーティブラ17に加えて、互いに払拭方向に並ぶとともにバーティブラ17に対してウインドガラスとは反対側つまりバーティブラ17に対して上側に並べて一対のサブバーティブラ25を設けるようにしたので、バーティブラ17のバネ特性をサブバーティブラ25により補完して、多様な車種に対するワイパブレード11の払拭性を高めることができる。
【0034】
つまり、車種毎に相違するウインドガラスの湾曲度合いやワイパアーム12からの押し付け力に応じて、ブレードラバー16に装着されるバーティブラ17の曲げ形状を長手方向の各部で相違させるとともに、サブバーティブラ25の曲げ形状をも長手方向の各部で相違させることにより、バネ特性の調整幅を広げて、このワイパブレード11を様々な車種に対応させることができる。
【0035】
また、本発明のワイパブレード11では、サブバーティブラ25を払拭方向に並べるとともにバーティブラ17に対してウインドガラスとは反対側に並べて配置するようにしたので、一対のバーティブラ17と一対のサブバーティブラ25とを矩形の配置として、このワイパブレード11の捩れ剛性を高めることができる。したがって、払拭動作時にワイパブレード11がウインドガラスから払拭抵抗を受けても、その払拭抵抗によるワイパブレード11の捩れをバーティブラ17とサブバーティブラ25とにより抑制して、このワイパブレード11の払拭性を高めることができる。
【0036】
図1、図2に示すように、ホルダ部材21の外側にはカバー部材31が装着され、このカバー部材31が装着されることにより、第1ホルダ22と第2ホルダ23とが組み合わせ状態に保持されている。カバー部材31はセンターブラケット13を挟んだ一端側と他端側とに分けて設けられており、それぞれゴム材料により長手方向に一様な断面形状に形成されている。カバー部材31は、それぞれホルダ部材21に、その長手方向端部からスライド式に装着され、その根本部分においてセンターブラケット13に係止されている。また、カバー部材31はその天面にフィン31aを備えており、このフィン31aが走行風を受けることにより、車両走行時におけるワイパブレード11の浮き上がりが抑制されるようになっている。
【0037】
カバー部材31が装着されたホルダ部材21の先端部には、それぞれエンドキャップ32が装着され、これらのエンドキャップ32によりホルダ部材21とカバー部材31とが互いに固定されている。
【0038】
このように、本発明のワイパブレード11では、ホルダ部材21の外側にフィン31aを備えたカバー部材31を装着するようにしたので、走行風を受けたフィン31aによりワイパブレード11に押し付け力を加えて、車両走行時におけるワイパブレード11の払拭性を高めることができる。
【0039】
図5は図2に示すワイパブレードの変形例であって、サブバーティブラとしてロッドスプリングを用いた場合を示す断面図である。
【0040】
図2に示す場合では、ホルダ部材21の装着孔24を断面矩形に形成し、その内部に板状のサブバーティブラ25を装着するようにしている。これに対して、図5に示す変形例では、ホルダ部材21の装着孔24を断面円形に形成し、その内部にサブバーティブラとして断面円形のロッドスプリング33を装着するようにしている。
【0041】
このように、サブバーティブラとしては、断面矩形の板状のサブバーティブラ25に限らず、断面円形のロッドスプリング33等、さまざまな断面形状のものを用いることができる。
【0042】
なお、図5においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
【0043】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0044】
例えば、前記実施の形態おいては、ホルダ部材21を樹脂材料により形成するようにしているが、これに限らず、例えばエラストマなど、可撓性を有する材料であれば、他の材料によりホルダ部材21を形成するようにしてもよい。
【0045】
また、前記実施の形態においては、ホルダ部材21を、互いに別体に形成された第1ホルダ22と第2ホルダ23とを組み合わせた構成としているが、これに限らず、ホルダ部材21を第1ホルダ22と第2ホルダ23とを一体に形成した構成としてもよい。
【符号の説明】
【0046】
11 ワイパブレード
12 ワイパアーム
13 センターブラケット
13a 本体部
13b 固定脚部
14 ピン部材
15 クリップ
16 ブレードラバー
16a ヘッド部
16b リップ部
16c 装着溝
16d ネック部
17 バーティブラ
21 ホルダ部材
22 第1ホルダ
22a 収容凹部
22b 係止溝
22c 天面
22d 段差部
23 第2ホルダ
23a 本体部
23b 側壁部
24 装着孔
25 サブバーティブラ
31 カバー部材
31a フィン
32 エンドキャップ
33 ロッドスプリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のワイパアームに取り付けられ、前記車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードであって、
両側面に長手方向に延びる装着溝が設けられたブレードラバーと、
それぞれ板状に形成され、前記装着溝に装着される一対のバーティブラと、
係合部において前記バーティブラに係合し、前記バーティブラを介して前記ブレードラバーを保持するホルダ部材と、
それぞれ前記バーティブラよりも短く形成され、互いに払拭方向に並ぶとともに前記バーティブラに対して前記ウインドガラスとは反対側に位置して前記ホルダ部材に装着される一対のサブバーティブラと、を有することを特徴とするワイパブレード。
【請求項2】
請求項1記載のワイパブレードにおいて、前記ホルダ部材は、前記係合部を備えた第1ホルダと前記第1ホルダに重ねられる第2ホルダとにより構成され、前記サブバーティブラは前記第1ホルダと前記第2ホルダとの間に形成される装着孔に装着されることを特徴とするワイパブレード。
【請求項3】
請求項1または2記載のワイパブレードにおいて、前記ホルダ部材は、断面形状が長手方向に一様に形成されていることを特徴とするワイパブレード。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記ホルダ部材の外側にフィンを備えたカバー部材が装着されることを特徴とするワイパブレード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−218464(P2012−218464A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−82839(P2011−82839)
【出願日】平成23年4月4日(2011.4.4)
【出願人】(000144027)株式会社ミツバ (2,083)
【Fターム(参考)】