説明

ワイパ装置

【解決手段】ワイパ装置11は、ワイパアーム13のリテーナ28にプライマリレバー14のインナ部、レバー34およびヨーク22を収納でき、プライマリレバー14のアウタ部68にセカンダリレバー15のインナ部を収納でき、セカンダリレバー15にヨーク22を収納できるようにコ字断面の大きさを順に変更したものである。ワイパアーム13にクリップ21を介してプライマリレバー14を取り付ける。
【効果】ウインドガラスからの高さHを低くすることができるとともに、視界の向上を図ることができ、且つ、高速走行時の浮き上がりを防止することができる。同時に、風きり音を低減することができるとともに、払拭性能の向上および、外観の向上を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はウインドガラスを払拭するワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のワイパ装置のワイパブレードは、ウインドガラスに接するブレードラバーをヨークで支持し、このヨークの上をレバーで支持している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特公平6−78054号公報 (第2頁、第1図)
【0004】
特許文献1を、図面を参照の上、詳しく説明する。
図16は従来のワイパブレードの説明図である(特許文献1の第1図を写したもの。)。
従来のワイパブレード2は、レバー4の中央に取付具9を取り付け、両端にヨーク用レバー6,6を取り付け、これらのヨーク用レバー6,6のそれぞれの両端にヨーク8,8を取り付け、ヨーク8・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)でブレードラバー1を保持したものである。3は枢着ピン、5,7はリベットを示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記図16のワイパブレード2では、ウインドガラスからワイパブレード2の取付具9までの高さHaが高く、視界が悪くなりがちである。
また、高速で走行した場合に、風の抵抗で浮き上がり、風きり音、払拭性能の低下が生じることがある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、ウインドガラスからの高さを低くし、視界の向上を図り、高速走行時の浮き上がりを防止し、風きり音を低減し、払拭性能の向上を図り、外観の向上を図れるワイパ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ワイパモータで回す回動中心軸にワイパアームを取り付け、このワイパアームにクリップを介してプライマリレバーを取り付け、このプライマリレバーにセカンダリレバーを取り付け、このセカンダリレバーにヨークを取り付け、このヨークにブレードラバーを取り付けてなるワイパ装置において、ワイパアーム、プライマリレバーおよびセカンダリレバーを同一方向に開くコ字断面で構成するとともに、ワイパアームにプライマリレバーを収納でき、プライマリレバーにセカンダリレバーを収納でき、セカンダリレバーにヨークを収納できるようにコ字断面の大きさを順に変更したことを特徴とする。
【0008】
ワイパアーム内に大きさを最小に設定したのヨークまでを収納する。その結果、ヨークを支持するセカンダリレバーの高さまでワイパアームの高さは接近し、低くなる。従って、ウインドガラスからワイパアームまでの高さは低くなる。
【0009】
請求項2では、クリップは、プライマリレバーの外面にコ字断面の溝を嵌合する第1連結部材と、この第1連結部材の外面にコ字断面の溝を嵌合するとともに、コ字断面の両側辺にワイパアームの先端を嵌合するための凸部を形成した第2連結部材と、からなることを特徴とする。
【0010】
コ字断面のプライマリレバーにコ字断面の第1・第2連結部材を順に嵌め込むと、クリップの高さは、プライマリレバーの高さとほぼ同じになり、クリップの小型化を図ることができる。従って、ウインドガラスからワイパアームまでの高さは低くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るワイパ装置の平面図であり、ワイパ装置11は、図右の回動中心12に端を配置したワイパアーム13と、このワイパアーム13に連結したプライマリレバー14と、プライマリレバー14に連結したセカンダリレバー15とを備える。
【0012】
図2は本発明に係るワイパ装置の正面図であり、ワイパモータ17で回す回動中心軸としてのピボットシャフト18にワイパアーム13を取り付け、このワイパアーム13にクリップ21を介してプライマリレバー14を取り付け、このプライマリレバー14にセカンダリレバー15およびレバー34を取り付け、セカンダリレバー15およびレバー34にヨーク22・・・を取り付け、このヨーク22・・・にブレードラバー23を取り付けてなるワイパ装置11を示す。
【0013】
ワイパアーム13は、ピボットシャフト18に取り付けるアームヘッド26と、アームヘッド26に連結ピン27で回動可能に連結したリテーナ28と、リテーナ28とアームヘッド26との間に掛け渡したウインドガラス押圧用ばね29とからなる。
【0014】
図3は本発明に係るワイパ装置の断面図である。
ワイパ装置11は、具体的には、ワイパアーム13(アームヘッド26、リテーナ28、ばね29)の先端にクリップ21を介してプライマリレバー14の中央を連結し、プライマリレバー14の一端32にセカンダリレバー15の中央を連結し、プライマリレバー14の他端33にレバー34の中央を連結し、セカンダリレバー15の先端側の中央35にヨーク22を連結し、セカンダリレバー15の端にヨーク22を連結し、レバー34の両端にヨーク22,22を連結し、これらのヨーク22・・・にブレードラバー23を取り付けたものである。
【0015】
図4は図3の4部詳細図であり、セカンダリレバー15を示す。
セカンダリレバー15は、上辺36と、上辺36から一体に形成した第1辺37(図7参照)および第2辺38と、を有するコ字断面である。41,41はヨークピン、42は第1レバーピンを示す。
【0016】
図5は図3の5部詳細図であり、セカンダリレバー15、プライマリレバー14およびクリップ21を示す。
プライマリレバー14は、上辺44と、上辺44から一体に形成した第1辺45(図7参照)および第2辺46と、中央に形成した嵌合凹部47と、を有するコ字断面である。
クリップ21は、プライマリレバー14の外面としての嵌合凹部47に嵌合する第1連結部材51と、この第1連結部材51に嵌合するとともに嵌合凹部47を覆う第2連結部材52とからなる。
【0017】
図6は図3の6部詳細図であり、ワイパアーム13のアームヘッド26、リテーナ28に設けた連結手段54および、ばね29を示す。
アームヘッド26には、ばね29を受ける第1ばね受け55を設けた。
【0018】
連結手段54は、リテーナ28にブラケット56を溶接し、このブラケット56に第2ばね受け57をピン58で揺動可能に連結し、第2ばね受け57に保持ピン61を取り付け、連結ピン27を支点してアームヘッド26に対し、リテーナ28を回動可能に支持する。
【0019】
図7は本発明に係るワイパ装置の分解図(その1)であり、アームヘッド26に溶接した第1ばね受け55と、リテーナ28に溶接する連結手段54のブラケット56と、ブラケット56にピン58で取り付ける第2ばね受け57と、ばね29を通して第1ばね受け55に嵌める保持ピン61とを示す。
【0020】
リテーナ28は、上辺63と、上辺63から一体に形成した第1辺64および第2辺65と、を有するコ字断面である。
リテーナ28の中央の内幅はWrに設定した。
なお、リテーナ28で構成するワイパアーム13は当然コ字断面であり、ワイパアーム13の内幅はWrとなる。
【0021】
図7はまた、プライマリレバー14と、セカンダリレバー15と、クリップ21を示す。
プライマリレバー14はまた、嵌合凹部47ならびに嵌合凹部47からピボットシャフト18(図2参照)側にインナ部67をリテーナ28に内蔵するように形成し、嵌合凹部47から外方にアウタ部68を形成したものである。
【0022】
プライマリレバー14のインナ部67は、中央の外幅をWpに設定した。外幅Wpは、ワイパアーム13(リテーナ28)の内幅Wrより小さい。
プライマリレバー14のアウタ部68は、中央の内幅をPt(図9参照)に設定した。
【0023】
図8は本発明に係るワイパ装置の分解図(その2)であり、プライマリレバー14の中央の嵌合凹部47に嵌合したクリップ21の第1連結部材51と、第2連結部材52とを示す。
【0024】
第2連結部材52は、第1連結部材51にコ字断面の溝71を嵌合するとともに、コ字断面の両側辺としての第1・第2辺73,74にワイパアーム13の先端を嵌合するための凸部75,75を形成したものである。具体的には、上辺72、第1辺73および第2辺74を連続して形成し、上辺72に第1掛止爪76を形成し、第1辺73に凸部75および孔77を開け、第2辺74に第1辺73と同じ凸部75および孔77(図11参照)を開けた。
【0025】
リテーナ28の上辺63には、第2連結部材52の第1掛止爪76に掛ける第1差し込み部81を形成し、第2連結部材52の凸部75に嵌めるために、第1辺64に角孔82を開け、第2辺65に角孔82を開けた。
【0026】
図9は本発明に係るワイパ装置の分解図(その3)であり、クリップ21の第1連結部材51と、プライマリレバー14と、セカンダリレバー15と、ヨーク22・・・と、を示す。Wyはヨーク22の幅を示す。
【0027】
第1連結部材51は、プライマリレバー14の外面として嵌合凹部47にコ字断面の溝84を嵌合するものである。具体的には、上辺85、第1辺86および第2辺87を連続して形成することで外面とし、第1辺86に支点ボス88および嵌合ボス91を形成し、第2辺87に第1辺86と同じ支点ボス88および嵌合ボス91を形成したものである。
【0028】
プライマリレバー14の嵌合凹部47の第1辺45には、第1連結部材51の嵌合ボス91を掛けるための掛止部92を形成し、第2辺46に第1辺45と同じ掛止部92(図11R>1参照)を形成し、上辺44の端に第2差し込み部93をセカンダリレバー15に対応するように形成した。
【0029】
セカンダリレバー15はまた、上辺36にプライマリレバー14の第2差し込み部93を掛けるための第2掛止爪95を形成し、この第2掛止爪95を設けた位置であるほぼ中央からピボットシャフト18(図2参照)側にインナ部96をプライマリレバー14のアウタ部68に収納可能に形成し、中央から外方にアウタ部97を、ヨーク22を収納可能に形成したものである。
【0030】
セカンダリレバー15のインナ部96は、中央の外幅をWsに設定した。外幅Wsは、プライマリレバー14のアウタ部68の内幅Ptより小さい。
セカンダリレバー15のアウタ部97は、中央の内幅をSt(図10参照)に設定した。
【0031】
図10は図2の10−10線断面図であり、セカンダリレバー15の内幅Stは、ヨーク22の幅Wyより大きいことを示すとともに、セカンダリレバー15のアウタ部97内にヨーク22の下端98まで収納し、ヨーク22でブレードラバー23のラバー本体101を把持したことを示す。つまり、セカンダリレバー15は、上述したように、ヨーク22を収納できるコ字断面である。
【0032】
図11は図2の11−11線断面図であり、ワイパアーム13にクリップ21を介してプライマリレバー14を取り付けるとともに、第2連結部材52の上辺72に形成した第1掛止爪76でワイパアーム13の先端を固定したことを示す。
【0033】
また、プライマリレバー14の嵌合凹部47にクリップ21(第1連結部材51、第2連結部材52)を嵌合した状態を示す。具体的には、プライマリレバー14の第1・第2辺45,46に形成した掛止部92,92に第1連結部材51の嵌合ボス91,91を嵌めることで止め、第1連結部材51の支点ボス88,88に第2連結部材52の第1・第2辺73,74に形成した孔77,77を嵌めた。
【0034】
図12は図2の12−12線断面図であり、ワイパアーム13、プライマリレバー14およびセカンダリレバー15(図10参照)を同一方向(矢印▲1▼の方向)に開くコ字断面で構成するとともに、ワイパアーム13にプライマリレバー14を収納でき、プライマリレバー14にセカンダリレバー15(図9参照)のインナ部96(図4、図9参照)を収納でき、且つ、レバー34を収納でき、セカンダリレバー15(図10参照)にヨーク22を収納できるようにコ字断面の大きさを順に変更した状態を示す。
【0035】
以上に述べたワイパ装置の作用を次に説明する。
図2に示すように、ワイパ装置11では、ワイパアーム13のリテーナ28にプライマリレバー14のインナ部67(図3参照)、レバー34およびヨーク22・・・を収納でき、プライマリレバー14のアウタ部68にセカンダリレバー15のインナ部96(図3参照)を収納でき、セカンダリレバー15にヨーク22・・・を収納できるようにコ字断面の大きさを順に変更したので、大きさを最大に設定したワイパアーム13内に大きさを最小に設定したのヨーク22・・・までを収納することができる。その結果、ワイパアーム13の高さは、ヨーク22・・・を支持するセカンダリレバー15の高さまで接近し、低くなる。従って、ウインドガラスからの高さHを低くすることができるとともに、視界の向上を図ることができ、且つ、高速走行時の浮き上がりを防止することができる。同時に、風きり音を低減することができるとともに、払拭性能の向上および、外観の向上を図ることができる。
【0036】
図8および図9に示すとおり、クリップ21は、プライマリレバー14の嵌合凹部47にコ字断面の溝84を嵌合する第1連結部材51と、この第1連結部材51の外面にコ字断面の溝71を嵌合するとともに、コ字断面の第1・第2辺73,74にワイパアーム13の先端を嵌合するための凸部75,75を形成した第2連結部材52と、からなるので、コ字断面のプライマリレバー14にコ字断面の第1・第2連結部材51,52を順に嵌め込むと、クリップ21の高さは、プライマリレバー14の高さとほぼ同じになり、クリップ21の小型化を図ることができる。
【0037】
また、第2連結部材52のコ字断面の第1・第2辺73,74に形成した凸部75,75によって、ワイパアーム13の第1・第2辺64,65を連結するので、図5に示すように、ワイパアーム13の上辺63の高さとプライマリレバー14の上辺44の高さをほぼ同じにすることができ、よりウインドガラスからの高さを低くすることができるとともに、ワイパアーム13とレバー部材(プライマリレバー14、セカンダリレバー15およびレバー34からなる。)とを密着させて小型化を図ることができる。
【0038】
図8および図9のクリップ21では、第1連結部材51の第1・第2辺86,87に支点ボス88,88を形成したので、ワイパアーム13に対してプライマリレバー14を矢印▲2▼,▲3▼の如く回動可能に支持することができる。
【0039】
図5のプライマリレバー14では、中央に嵌合凹部47を形成することで、プライマリレバー14からのクリップ21の膨らみを抑えるとともに、クリップ21に嵌めるワイパアーム13の膨らみを抑え、風に対する抵抗を抑制することができる。
【0040】
図13(a)〜(c)はワイパ装置の比較図である。
(a)は比較例(その1)で、図16の13−13線断面図に相当し、ウインドガラスから取付具9までの高さはHaであることを示す。
(b)は比較例(その2)で、JIS D 5710のフック式の断面図に相当し、ウインドガラスからワイパアーム102までの高さはHbであることを示す。
(c)は実施の形態の図12を写したもので本発明のワイパ装置の断面図で、ウインドガラスからワイパアーム13までの高さはHであることを示す。
図から明らかなように高さHは、高さHaおよびHbより低く、本発明によればha=Ha−H若しくはhb=Hb−Hだけ高さを従来より低くすることができる。
【0041】
次に、本発明に係るワイパ装置の別実施の形態を示す。
図14(a),(b)は本発明に係るワイパ装置の別実施の形態図(その1)であり、(a)は図10に対応する図、(b)は図11に対応する図である。上記図10〜図12に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
【0042】
(a)において、ワイパ装置11Bは、ワイパアーム13Bと、このワイパアーム13Bに連結したプライマリレバー14B((b)参照)と、プライマリレバー14Bに連結したセカンダリレバー15Bとを備える。
セカンダリレバー15Bは、上辺36Bを斜面としたことを特徴とする。
プライマリレバー14B((b)参照)は、図に示していない上辺を上辺36Bの斜面と同様な斜面としたことを特徴とする。
(b)において、リテーナ28Bは、上辺63Bを斜面としたことを特徴とする。
【0043】
図15は本発明に係るワイパ装置の別実施の形態図(その2)であり、図12に対応する図である。上記図12に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
別実施の形態のワイパ装置11Bでは、ワイパアーム13B、プライマリレバー14Bおよびセカンダリレバー15Bのそれぞれの上辺を斜面としたので、斜面によって風は滑らかに流れ、高速走行時の浮き上がりをより確実に防止することができるとともに、風きり音をより低減することができ、且つ、より払拭性能の向上を図ることができる。
【0044】
尚、本発明の実施の形態に示したワイパアーム13のリテーナ28をコ字断面またはV字断面としたが断面形状は任意であり、例えば、ワイパアーム13、プライマリレバー14およびセカンダリレバー15の特定の範囲を半円断面や多角断面に形成することも可能で、風の抵抗を抑制することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、ワイパモータで回すワイパアーム、プライマリレバーおよびセカンダリレバーを同一方向に開くコ字断面で構成するとともに、ワイパアームにプライマリレバーを収納でき、プライマリレバーにセカンダリレバーを収納でき、セカンダリレバーにヨークを収納できるようにコ字断面の大きさを順に変更したので、大きさを最大に設定したワイパアーム内に大きさを最小に設定したのヨークまでを収納することができる。その結果、ワイパアームの高さは、ヨークを支持するセカンダリレバーの高さまで接近して低くなる。従って、ウインドガラスからワイパアームまでの高さを低くすることができるとともに、視界の向上を図ることができ、且つ、高速走行時の浮き上がりを防止することができる。同時に、風きり音を低減することができるとともに、払拭性能の向上および、外観の向上を図ることができる。
【0046】
請求項2では、クリップは、プライマリレバーの外面にコ字断面の溝を嵌合する第1連結部材と、この第1連結部材の外面にコ字断面の溝を嵌合するとともに、コ字断面の両側辺にワイパアームの先端を嵌合するための凸部を形成した第2連結部材と、からなるので、コ字断面のプライマリレバーにコ字断面の第1・第2連結部材を順に嵌め込むと、クリップの高さは、プライマリレバーの高さとほぼ同じになり、クリップの小型化を図ることができる。従って、ウインドガラスからワイパアームまでの高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイパ装置の平面図
【図2】本発明に係るワイパ装置の正面図
【図3】本発明に係るワイパ装置の断面図
【図4】図3の4部詳細図
【図5】図3の5部詳細図
【図6】図3の6部詳細図
【図7】本発明に係るワイパ装置の分解図(その1)
【図8】本発明に係るワイパ装置の分解図(その2)
【図9】本発明に係るワイパ装置の分解図(その3)
【図10】図2の10−10線断面図
【図11】図2の11−11線断面図
【図12】図2の12−12線断面図
【図13】ワイパ装置の比較図
【図14】本発明に係るワイパ装置の別実施の形態図(その1)
【図15】本発明に係るワイパ装置の別実施の形態図(その2)
【図16】従来のワイパブレードの説明図
【符号の説明】
11…ワイパ装置、13…ワイパアーム、14…プライマリレバー、15…セカンダリレバー、17…ワイパモータ、18…回動中心軸(ピボットシャフト)、21…クリップ、22…ヨーク、23…ブレードラバー、47…プライマリレバーの外面(嵌合凹部)、51…第1連結部材、52…第2連結部材、71…第2連結部材の溝、73…側辺(第1辺)、74…側辺(第2辺)、75…凸部、84…第1連結部材の溝。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイパモータで回す回動中心軸にワイパアームを取り付け、このワイパアームにクリップを介してプライマリレバーを取り付け、このプライマリレバーにセカンダリレバーを取り付け、このセカンダリレバーにヨークを取り付け、このヨークにブレードラバーを取り付けてなるワイパ装置において、
前記ワイパアーム、プライマリレバーおよびセカンダリレバーを同一方向に開くコ字断面で構成するとともに、ワイパアームにプライマリレバーを収納でき、プライマリレバーにセカンダリレバーを収納でき、セカンダリレバーにヨークを収納できるようにコ字断面の大きさを順に変更したことを特徴とするワイパ装置。
【請求項2】
前記クリップは、前記プライマリレバーの外面にコ字断面の溝を嵌合する第1連結部材と、この第1連結部材の外面にコ字断面の溝を嵌合するとともに、コ字断面の両側辺にワイパアームの先端を嵌合するための凸部を形成した第2連結部材と、からなることを特徴とする請求項1記載のワイパ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2004−196016(P2004−196016A)
【公開日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−363861(P2002−363861)
【出願日】平成14年12月16日(2002.12.16)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】