説明

乗客コンベア

【課題】乗降部の床板の浮き上がりや沈み込みを迅速に検知することができる乗客コンベアを提供することである。
【解決手段】エスカレータ10は、上階側乗降部16の床下に設けられる上階側機械室17と、開口24を塞ぐ床板25(マンホールカバー28)と、マンホールカバー28の浮き上がり又は沈み込みを検知する検知装置である検知スイッチ装置32とを備える。検知スイッチ装置32は、床板サポート31の間に位置する載置部30上に設置される。また、エスカレータ10は、マンホールカバー28の浮き上がり又は沈み込みが検知されたときに、エスカレータ10の運転を休止させる制御装置15を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗客コンベアに関し、より詳しくは、機械室開口を塞ぐ床板を備えた乗客コンベアに関する。
【背景技術】
【0002】
乗客コンベアの乗降部の床下には、ステップチェーンが掛け渡されたスプロケット等が配置される機械室が設けられている。そして、乗降部には、機械室の開口を塞ぐと共に、乗降部の床を形成する床板が設置されている。乗降部の床板は、例えば、開口縁から内側に張り出した載置部上に複数の床板サポートが設けられ、床板サポートを介して載置部上に配置されている。床板サポートは、床板の裏側に当接して床板を支持すると共に、床面の高さを調整する機能を有する。
【0003】
なお、本発明に関連する技術として、乗降部の床板上に作用する重量を検知する検知部を備えたエスカレータ装置が特許文献1に開示されている。また、特許文献1には、降り口の床板上に作用する重量を検知する検知部を設けるという簡易かつ安価な構成で、降り口での乗客滞留による危険度が増していると判定することができ、その結果、ステップを減速又は停止させることでエスカレータの安全性が向上する、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009‐249064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
乗客コンベアは、例えば、定期的なメンテナンスが行われ十分な安全対策が施されているが、例えば、床板を支持する床板サポートが破損して床板の浮き上がりや沈み込みが発生する可能性はある。なお、上記特許文献1に開示された技術によれば、降り口の床板上に作用する重量を検知できるが、床板の浮き上がりや沈み込みを迅速に検知することはできない。
【0006】
即ち、本発明は、乗降部の床板の浮き上がりや沈み込みを迅速に検知することができる乗客コンベアを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る乗客コンベアは、乗降部の床下に設けられる機械室と、機械室開口を塞ぎ、乗降部の床を形成する床板と、を備える乗客コンベアにおいて、床板の浮き上がり又は沈み込みを検知する検知装置を備えることを特徴とする。
当該構成によれば、検知装置によって、床板の浮き上がり又は沈み込みを迅速に検知することができる。そして、検知情報を乗客コンベアの運転を制御する制御装置や遠隔監視を行っている情報センター等に送信して、適切な対応をとることができる。
【0008】
また、機械室開口の縁から内側に張り出し、床板が載せられる載置部と、載置部上に複数配置され、床板の裏側に当接して床板を支持する床板サポートと、を備え、検知装置は、床板サポートの間に位置する載置部上に設置され、床板の浮き上がり又は沈み込みを検知するスイッチ装置であることが好ましい。
当該構成によれば、例えば、床板サポートが破損して床板が浮き上がる又は沈み込むことが発生した場合に、スイッチ装置により迅速に検知することができる。なお、当該構成において、スイッチ装置は、床板サポートにより作られる載置部と床板との隙間に設置することができる。
【0009】
また、スイッチ装置は、矩形状をなす床板の四隅近傍に位置する載置部上に設置されることが好ましい。
当該構成によれば、床板の浮き上がり又は沈み込みの度合いが大きい床板の四隅近傍において、迅速に床板の浮き上がり等を検知することができる。つまり、当該構成によれば、検知精度を向上させることができる。
【0010】
また、床板の浮き上がり又は沈み込みが検知されたときに、乗客コンベアの運転を休止させる制御装置を備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る乗客コンベアによれば、乗降部の床板の浮き上がりや沈み込みを迅速に検知することができる。そして、検知装置により乗降部の床板の浮き上がり等が検知されたときには、例えば、乗客コンベアの運転を休止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態であるエスカレータの全体構成を示す図である。
【図2】図1のエスカレータにおける上階側乗降部の平面図である。
【図3】図2のA‐A線断面図である。
【図4】図2のB‐B線断面図である。
【図5】図4において、マンホールカバーが浮き上がった様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図面を用いて、本発明に係る乗客コンベアの実施形態につき、以下詳細に説明する。なお、以下では、乗客コンベアとしてエスカレータ10を例に挙げて説明するが、乗客コンベアは、所謂動く歩道とすることもできる。
【0014】
図1に示すように、エスカレータ10は、複数のステップ11が上階フロアと下階フロアとの間を循環する昇降装置であって、ステップ11の両側には、ステップ11と共に移動する移動手摺12を取り付けるための欄干13が設けられている。また、エスカレータ10は、自重および積載荷重を支えるトラス14を備える。なお、エスカレータ10の運転は、トラス14内に設置された制御装置15によって制御されている。
【0015】
エスカレータ10には、乗客がステップ11に載る又はステップ11から降りる場所でとして、上階フロアに上階側乗降部16が、下階フロアに下階側乗降部18がそれぞれ設けられている。そして、上階側乗降部16の床下には、上階側機械室17が、下階側乗降部18の床下には、下階側機械室19がそれぞれ設けられている。なお、上階側機械室17および下階側機械室19は、傾斜トラス部20と同様にトラス14の一部である。
【0016】
ステップ11は、乗客を運搬するための踏段である。各ステップ11には、幅方向に伸びたステップ軸が取り付けられ、当該ステップ軸が無端状のステップチェーン21に固定されている。ステップチェーン21は、駆動スプロケット22および従動スプロケット23に掛け渡されており、駆動スプロケット22が回転してステップチェーン21が駆動されることで、両スプロケットの間を各ステップ11が階段状をなしながら移動する。
【0017】
移動手摺12は、ステップ11の移動と共に移動する手摺であって、欄干13上に設けられた手摺レールに取り付けられている。移動手摺12は、移動手摺駆動部によって駆動され、移動手摺駆動部は、ステップ11を移動させる後述の駆動ユニットによって駆動されるので、ステップ11および移動手摺12を連動させることが可能になる。
また、欄干13は、上記のように、ステップ11の両側に設けられ、移動手摺12が取り付けられる側壁である。欄干13に取り付けられる欄干パネルは、ガラス板、プラスチック板、又はステンレス板等である。
【0018】
トラス14は、上記のように、上階側機械室17、下階側機械室19、および上階側機械室17と下階側機械室19との間を連結する傾斜トラス部20を含む。上階側機械室17には、モータおよび減速機等を含む駆動ユニット、駆動ユニットによって回動駆動される駆動スプロケット22、および制御装置15等が配置されている。下階側機械室19には、従動スプロケット23等が配置されている。
【0019】
上階側乗降部16は、上記のように、上階フロアに設けられたエスカレータ10の乗降口を構成する部分である。上階側乗降部16において、ステップ11は、後述の床板25の下に入り込んで駆動スプロケット22により反転し、また、移動手摺12も欄干13の円弧形状に沿って反転する。なお、下階側乗降部18も上階側乗降部16と同様の構成を有している。
【0020】
上階側機械室17は、その上方が開口24しており、当該開口24は床板25で塞がれている。つまり、床板25は、換言すると上階側機械室17の天井板である。そして、床板25の表面である床面、つまり上階側乗降部16の床面は、上階フロアの床面50と同じ高さに調整されている。なお、下階側乗降部18にも、上階側乗降部16と同様に、床板が設けられ後述の検知装置を設置できるが、以下では、上階側乗降部16について説明する。
【0021】
ここで、図2(上階側乗降部16を上方から見た平面図)を参照して、上階側乗降部16の床板25に関わる構成について詳説する。また、図3(図2のA‐A線断面図)および図4(図2のB‐B線断面図)を適宜参照する。
【0022】
図2に示すように、上階側乗降部16の床板25は、コムプレート26と、ランディングプレート27と、マンホールカバー28とで構成されている。つまり、開口24は、3つの床板により塞がれている。なお、いずれの床板にも、その表面に滑り止め加工がなされている。コムプレート26は、ステップ11のクリートと噛み合ってゴミ等が上階側機械室17に侵入することを防止する櫛部29が取り付けられた床板である。また、コムプレート26は、ステップ11側に進むに連れて表面がやや下方に湾曲した形状を有する金属製プレートである。ランディングプレート27は、コムプレート26とマンホールカバー28との間に配置される床板であって、平面視矩形状の平坦な金属製プレートである。
【0023】
マンホールカバー28は、ランディングプレート27と同様に、平面視矩形状の平坦な金属製プレートであって、図2に例示する形態ではランディングプレート27と同じサイズを有する。マンホールカバー28は、点検作業時等において点検作業者が上階側機械室17に出入りする際に取り外される床板である。つまり、マンホールカバー28に塞がれている開口24は、上階側機械室17に出入りするための部分であって、一般的にマンホールと呼ばれている。なお、マンホールカバー28と共に、ランディングプレート27が取り外される場合もある。ランディングプレート27は、取り付け位置がマンホールカバー28と異なるだけであって、マンホールカバー28と同様の形状、同様の取り付け形態を有する。
【0024】
マンホールカバー28の裏側には、マンホールカバー28が載せられる載置部30と、載置部30上に複数配置された床板サポート31と、マンホールカバー28の浮き上がり又は沈み込みを検知する検知装置である検知スイッチ装置32とが設けられている。エスカレータ10は、この検知スイッチ装置32を備えることにより、マンホールカバー28の浮き上がり等を迅速に検知することができる。
【0025】
載置部30は、開口24の縁から開口24の内側に張り出した部分であって、その上にマンホールカバー28が載せられる部分である。図2に示す形態では、開口24の縁に沿って平面視コの字状に形成されており、マンホールカバー28の縁部、具体的には、2つの短辺および1つの長辺から所定幅(例えば、20〜50mm)の領域が載置部30に支持されている。また、図3に示すように、載置部30は、上階フロアの床面50から下方に下がった位置に設けられている。
なお、載置部30としては、マンホールカバー28を安定に載置でき床板サポート31を設置できる形態であれば、特に限定されず、例えば、トラス14のフレームの一部又は当該フレームに取り付けられるL字アングル等により形成されてもよい。また、上階フロアに載置部30の構造を造り込んでもよい。
【0026】
床板サポート31は、マンホールカバー28の裏側(裏面)に当接してマンホールカバー28を支持する部材である。さらに、マンホールカバー28の表面である床面の高さを調整する機能を有する。つまり、マンホールカバー28は床板サポート31にその裏面を直接支持され、床板サポート31を介して載置部30に支持されている。図2に示す形態では、マンホールカバー28の四隅に位置する載置部30上にそれぞれ床板サポート31が配置されており、さらにマンホールカバー28の長辺の中間部近傍を支持する2つの床板サポート31が配置されている。
【0027】
図3に示すように、床板サポート31は、載置部30に立設されたボルト33と、ボルト33にねじ込まれてマンホールカバー28の裏面に当接する当接部34とで構成されている。当接部34は、例えば、ボルト孔を含む金属製の芯材と、芯材の周りを覆う硬質ゴムとで構成され、当接部34のねじ込み具合を調整することで床板サポート31の高さを調整し、その上に載せられるマンホールカバー28の高さ、即ち上階側乗降部16の床面の高さを上階フロアの床面50と同じレベルに調整する。
【0028】
検知スイッチ装置32は、マンホールカバー28の浮き上がり又は沈み込みを検知する接触式の検知装置であって、床板サポート31の間の載置部30上に設置されている。図2に示す形態では、マンホールカバー28の四隅近傍に位置する載置部30上、より詳しくは、マンホールカバー28の四隅に配置された床板サポート31に隣接して、それぞれ設置されている。なお、検知スイッチ装置32の設置位置は、マンホールカバー28の四隅近傍であることが好ましいが、コスト削減等の観点から、例えば、四隅のうちの3箇所、或いは対角線上の2箇所とすることもできる。
【0029】
図4に示すように、検知スイッチ装置32は、制御装置15に接続された装置本体35と、装置本体35から上方に突出する検知ピン36とで構成されている。検知ピン36は、例えば、マンホールカバー28が適切に配置されたときに、マンホールカバー28の裏面に当接して装置本体35内に押し込まれる。そして、検知ピン36が装置本体35内に押し込まれた状態を、スイッチ接点が切断されるOFF状態とすることができる。
【0030】
ここで、図5を参照する。図5は、図4において、マンホールカバー28の紙面左側に位置する部分が浮き上がり、紙面右側に位置する部分が沈み込んだ様子を示している。
【0031】
図5に示すように、マンホールカバー28が浮き上がった側の検知スイッチ装置32は、検知ピン36がマンホールカバー28の裏面に当接せず、上方に伸びた状態となっている。この状態で検知スイッチ装置32はONであり、ON信号が制御装置15に出力される。マンホールカバー28が沈み込んだ側の検知スイッチ装置32は、検知ピン36がさらに装置本体35内に押し込まれた状態、つまりOFFである。即ち、ここで例示する検知スイッチ装置32は、マンホールカバー28の浮き上がりを検知する装置である。
【0032】
なお、マンホールカバー28が適切に配置されて検知ピン36が装置本体35内に押し込まれた状態をON状態とすることもでき、この場合は、マンホールカバー28が浮き上がって検知ピン36が装置本体35から上方に伸びた状態がOFF状態となる。また、マンホールカバー28が適切に配置された状態と比較して、検知ピン36の突出長さが変化する(つまり、検知ピン36が装置本体35内に押し込まれる又は検知ピン36が上方に伸びる)場合に、スイッチ接点が切断されるOFF状態として、マンホールカバー28の浮き上がりおよび沈み込みを1つの検知スイッチ装置32で検知することもできる。
【0033】
制御装置15は、エスカレータ10の運転を制御する装置であって、検知スイッチ装置32によりマンホールカバー28の浮き上がりが検知されたときに、エスカレータ10の運転を休止させる休止手段を有する。なお、制御装置15は、CPUと、制御パラメータ等の入力に用いられる入力部と、制御パラメータや制御プログラムなどを記憶する記録部と、入出力ポートなどを備えるコンピュータである。各機能は、ソフトウェアを実行することで実現でき、具体的には、対応する制御プログラムを実行することで実現できる。
【0034】
制御装置15の休止手段は、複数の検知スイッチ装置32からON信号を取得する機能を有し、検知スイッチ装置32のいずれか1つよりON信号を取得したとき、エスカレータ10の運転を休止させる機能を有する。具体的には、検知スイッチ装置32からON信号を取得したときに、駆動ユニットに対して停止指令を出力することで、駆動ユニットを停止させステップ11および移動手摺12の駆動を停止させる。なお、休止手段は、運転休止と共に、運転休止の表示や警告音の発報、情報センターへの通報などを併せて行うことができる。
【0035】
ここで、上記構成を備えるエスカレータ10の動作を例示する。
【0036】
ここでは、エスカレータ10の通常運転時において、例えば、床板サポート31の一部が破損してマンホールカバー28の一部が浮き上がった状態を例示する。マンホールカバー28の一部が浮き上がると、マンホールカバー28の四隅近傍に位置する載置部30上にそれぞれ配置された検知スイッチ装置32の少なくとも1つがマンホールカバー28の浮き上がりを検知する。つまり、検知ピン36が通常の状態(マンホールカバー28が適切に配置された状態)よりも上方に伸びてON信号が出力される。
【0037】
制御装置15の休止手段は、検知スイッチ装置32から出力されたON信号を取得し、駆動ユニットに対して停止指令を出力する。そして、停止指令を受信した駆動ユニットは、モータの回転を停止し、ステップ11および移動手摺12の駆動が停止する。つまり、エスカレータ10は、休止状態となり、同時に、運転休止の表示や情報センターへの通報が行われる。
【0038】
以上のように、エスカレータ10によれば、上階側機械室17の開口24を塞ぐマンホールカバー28の浮き上がり等を検知する検知装置として検知スイッチ装置32を備えるので、マンホールカバー28の浮き上がり等を迅速に検知して、適切な対応をとることができる。特に、制御装置15の機能によって、マンホールカバー28の浮き上がり等が検知されたときには、エスカレータ10の運転を休止することが好ましく、エスカレータ10の安全性をさらに高めることができる。
【0039】
なお、上記実施形態は、本発明の目的を損なわない範囲で設計変更することができる。
【0040】
例えば、上記では、マンホールカバー28の裏側に検知スイッチ装置32が設置されるものとして説明したが、ランディングプレート27の裏側に検知スイッチ32等の検知装置が設置されてもよい。
また、検知装置として接触式の検知スイッチ装置32を用いたが、検知スイッチ装置32の代わりに、金属製の床板25が近接することを検知して床板25の浮き上がり等を検知する非接触式の近接センサ、例えば、静電容量センサを用いることもできる。
【0041】
また、床板25が載置部30上に直接載せられる場合は、例えば、載置部30を形成するアングル等の下部に検知装置を設置することもできる。
【符号の説明】
【0042】
10 エスカレータ、11 ステップ、12 移動手摺、13 欄干、14 トラス、15 制御装置、16 上階側乗降部、17 上階側機械室、18 下階側乗降部、19 下階側機械室、20 傾斜トラス部、21 ステップチェーン、22 駆動スプロケット、23 従動スプロケット、24 開口、25 床板、26 コムプレート、27 ランディングプレート、28 マンホールカバー、29 櫛部、30 載置部、31 床板サポート、32 検知スイッチ装置、33 ボルト、34 当接部、35 装置本体、36 検知ピン、50 上階フロアの床面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗降部の床下に設けられる機械室と、
機械室開口を塞ぎ、乗降部の床を形成する床板と、
を備える乗客コンベアにおいて、
床板の浮き上がり又は沈み込みを検知する検知装置を備えることを特徴とする乗客コンベア。
【請求項2】
請求項1に記載の乗客コンベアにおいて、
機械室開口の縁から内側に張り出し、床板が載せられる載置部と、
載置部上に複数配置され、床板の裏側に当接して床板を支持する床板サポートと、
を備え、
検知装置は、床板サポートの間に位置する載置部上に設置され、床板の浮き上がり又は沈み込みを検知するスイッチ装置であることを特徴とする乗客コンベア。
【請求項3】
請求項2に記載の乗客コンベアにおいて、
スイッチ装置は、矩形状をなす床板の四隅近傍に位置する載置部上に設置されることを特徴とする乗客コンベア。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1に記載の乗客コンベアにおいて、
床板の浮き上がり又は沈み込みが検知されたときに、乗客コンベアの運転を休止させる制御装置を備えることを特徴とする乗客コンベア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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