説明

二液混合カーテンスプレー塗布方法及び塗布装置

【課題】二液混合カーテンスプレー塗布にあたり、二種の溶融樹脂のスプレー塗布面を均一な塗布状態とすること。2液のホットメルト接着剤を反応型接着剤としての基材に塗布するにあたり、二液のホットメルト接着剤を微粒子の状態で混合して反応型接着剤として確実に機能させること。
【解決手段】
塗布ヘッドの底面より、第1溶融樹脂供給源に連通する第1塗布孔群よりの第1塗布ビートと、第2溶融樹脂供給源に連通する第2塗布孔群よりの第2塗布ビートとを、互いに遊離させて吐出させる。
ヘッド底面において、一方の塗布ノズル孔群の開口と、他方の塗布ノズル孔群の開口との間に中間仕切り板を介在さる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、二種の溶融樹脂に、それぞれ加圧気体(空気)を作用させることにより、スプレー塗布状態の二種の溶融樹脂を、互いに混合状態で基材(塗布面)に着地させることを目的とする二液混合カーテンスプレー塗布装置に関するものである。
また、溶融樹脂をホットメルト接着剤とし反応型接着剤としての基材(塗布面)に塗布することを目的とする二液混合カーテンスプレー塗布装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の二液混合カーテンスプレー塗布装置に関し、二種の溶融樹脂による不織布を形成するためのメルトブロー装置が公知である。
【0003】
【特許文献1】特開2002−269107号公開特許公報
【特許文献2】特開2007−9403号公開特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1:特開2003−269107号公開特許公報「メルトブローン紡糸装置」は、二種の溶融樹脂による不織布を形成するにあたり、独立した二種の溶融樹脂供給機構を設けて、塗布ヘッドの先端へ二種の溶融樹脂を独立して供給している。
しかし、図15を参照して、二種の溶融樹脂は塗布ヘッドの先端位置で混合している。したがって、加圧気体(空気)の供給によるスプレー化の作用は、塗布ヘッドの先端位置で二種の溶融樹脂が混合したのちである。よって、上記のメルトブローン紡糸装置により形成された不織布には二種の溶融樹脂が混在する状態で不均一に分布する問題点がある。塗布装置に上記公知技術を適用して赤・青の二色の溶融樹脂塗料を塗布したとすると、塗布面は均一に赤・青の中間色で形成されろことなく、赤・青・中間色が混在することとなる。
【0005】
本発明は、二液混合カーテンスプレー塗布にあたり、二種の溶融樹脂のスプレー塗布面を均一な塗布状態とすることを課題とする。
また、溶融樹脂をホットメルト接着剤として反応型接着剤としての基材(塗布面)に塗布するにあたり、二液のホットメルト接着剤をスプレー塗布状態として、二液のホットメルト接着剤を微粒子の状態で混合して反応型接着剤として確実に機能させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、多数の塗布ノズル孔により塗布ノズル孔群を形成し、該塗布ノズル孔群に溶融樹脂を供給して、前記該塗布ノズル孔群の開口より塗布ビートを吐出させ、吐出した塗布ビートに加圧空気を供給して、ホットメルト接着剤をカーテンファイバー状の薄い膜として基材向けスプレー塗布する、カーテンスプレー塗布方法において、
塗布ヘッドの底面より、第1溶融樹脂供給源に連通する第1塗布孔群よりの第1塗布ビートと、第2溶融樹脂供給源に連通する第2塗布孔群よりの第2塗布ビートとを、互いに遊離させて吐出させることにより、
塗布ヘッドの底面よりわずかの空間ののち、それぞれ加圧気体の供給をうけてスプレー化した状態で、第1溶融樹脂と第2溶融樹脂とを混合一体化することを特徴とする二液混合カーテンスプレー塗布装置を提供する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第1溶融樹脂をA型ホットメルト接着剤とし、第2溶融樹脂をB型ホットメルト接着剤として、二液のホットメルト接着剤を微粒子の状態で混合して反応型接着剤として、基材(塗布面)に塗布することを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、多数の塗布ノズル孔により塗布ノズル孔群を形成し、該塗布ノズル孔群に溶融樹脂を供給して、前記該塗布ノズル孔群の開口より塗布ビートを吐出させ、吐出した塗布ビートに加圧空気を供給して、ホットメルト接着剤をカーテンファイバー状の薄い膜として基材向けスプレー塗布する、カーテンスプレー塗布方法において、
塗布ヘッドを、第1塗布ヘッド半体と第2塗布ヘッド半体との一対の塗布ヘッド半体を、互いに隣接させて構成するとともに、
ヘッド底面において、一方の塗布ノズル孔群の開口と、他方の塗布ノズル孔群の開口との間に中間仕切り板(隔離板)を介在させ、
第1塗布ヘッド半体の塗布ノズル孔群に第1溶融樹脂供給源を接続し、第2塗布ヘッド半体の塗布ノズル孔群に第2溶融樹脂供給源を接続したことを特徴とする、二液混合カーテンスプレー塗布装置を提供する。
【0009】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、第1塗布ヘッド半体について、第1溶融樹脂をA型ホットメルト接着剤として、塗布ノズル孔群によりA型ホットメルト接着剤を供給し、第2塗布ヘッド半体について、第2溶融樹脂をB型ホットメルト接着剤として、塗布ノズル孔群によりB型ホットメルト接着剤を供給して二液のホットメルト接着剤を微粒子の状態で混合して反応型接着剤として、基材(塗布面)に塗布することを特徴とする。
【0010】
請求項7の発明は、塗布ヘッドを、第1塗布ヘッド半体と第2塗布ヘッド半体との一対の塗布ヘッド半体を、互いに隣接させて構成するとともに、
ヘッド底面において、一方の塗布ノズル孔群の開口と、他方の塗布ノズル孔群の開口との間に中間仕切り板(隔離板)介在させ、
それぞれの塗布ヘッド半体の塗布ノズル孔群を、それぞれの第1ボデイと中間仕切り板(隔離板)との間に介装したノズルプレート(串状歯付きシム板)で構成し、中間仕切り板(隔離板)を塗布ノズル孔群の構成部品の一部としても機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本願発明は、二種の溶融樹脂に、それぞれ加圧気体(空気)を作用させることにより、スプレー塗布状態の二種の溶融樹脂を、互いに混合状態で基材(塗布面)に薄い膜状(カーテン状)で着地させることを目的とする二液混合カーテンスプレー塗布装置において、
二種の溶融樹脂をスプレー塗布による粒子状態で混合されることで、基材(塗布面)を、二種の溶融樹脂の均一な混合状態とする効果を有する。
溶融樹脂をホットメルト接着剤として二液のホットメルト接着剤を混合して反応型接着剤としての基材(塗布面)に塗布するにあたり、二液のホットメルト接着剤を微粒子の状態で混合することで、反応型接着剤として確実に機能させる効果を有する。
また第1溶融樹脂供給制御装置(第1溶融樹脂供給制御弁)および第2溶融樹脂供給制御装置(第2溶融樹脂供給制御置弁)の制御で 二種の溶融樹脂の混合比率の変更選択が容易である。塗布ヘッドをシム板構成することで、ノズルプレート(串状歯付きシム板)の選択により、二種の溶融樹脂の混合比率の変更選択が容易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の説明に先立って、図12ないし図14を参照して、カーテンファイバー状スプレー塗布装置を説明する。
【0013】
ガンユニット21のノズル塗布ノズル孔群2を、搬送ライン20の搬送方向と交差方向、即ち、搬送ライン20の横断方向に位置させて、ガンユニット21を、搬送ライン20上の基材22と対向させ、基材22と適宜の距離の空間を隔てて、設置している。
ガンユニット21は、塗布へット(ノズルチップ)1と、ガンベース23と、ホットメルト供給制御弁24とで構成し、ホットメルト接着剤供給源25および、加圧空気供給源Kを付設している。
塗布ノズル孔群2の前方および後方に加圧空気孔5を形成し、該加圧空気孔5に加圧空気を供給して、塗布ノズル孔群より吐出する多数のホットメルト接着剤ビートhの前後両側に加圧空気流kを作用させることで、ホットメルト接着剤をカーテンファイバー状の薄い膜H0として基材にスプレー塗布する。
【0014】
つぎに、図1を参照とて、本願発明を実施した二液混合カーテンスプレー塗布装置を説明する。
【0015】
塗布ヘッドを、第1塗布ヘッド半体1Aと第2塗布ヘッド半体1Bとの一対の塗布ヘッド半体を、互いに隣接させ、対向面に中間仕切り板(隔離板)3を介在させたのち、一体化して構成する。
ヘッド底面1aにおいて、一方の塗布ノズル孔群2Aの開口と、他方の塗布ノズル孔群2Bの開口との間に、中間仕切り板(隔離板)3を介在させる。
【0016】
第1塗布ヘッド半体1Aの塗布ノズル孔群2Aに、第1溶融樹脂供給源Aを、第1溶融樹脂供給制御装置(第1溶融樹脂供給制御弁)6Aを介して接続する。
第2塗布ヘッド半体1Bの塗布ノズル孔群2Bに、第2溶融樹脂供給源Bを、第2 溶融樹脂供給制御装置(第2溶融樹脂供給制御弁)6Aを介して接続する。
【0017】
図2および図3を参照して、第1溶融樹脂供給制御装置(第1溶融樹脂供給制御弁)6Aおよび第2溶融樹脂供給制御装置(第2溶融樹脂供給制御弁)6Bは、マニホールド7を介して第1溶融樹脂供給源Aおよび第2溶融樹脂供給源Bに接続する。
【0018】
加圧空気孔は、ガンベース23内の空気通路4、ホットエヤー供給筒9、ホットエヤー発生装置8を経て、加圧空気源(エヤーコンプレサー)Kに通じている。
【0019】
図4および図5を参照して、シム板(串状歯付きシム板)により塗布ノズル群を形成するシム板構造の塗布ヘッド1について説明する。
中心部の分離プレート13の左側に、A液ノズルプレート12A、内ボディ15、エヤースリットプレート14および外ボディ17を配置し、中心部の分離プレート13の右側に、B液ノズルプレート12B、内ボディ15、エヤースリットプレート14および外ボディ17を配置し、各パーツに形成した貫通孔16に挿入した締付け具(図示省略)により固定して一体化した構成とする。
【0020】
かくして、それぞれの塗布ヘッド半体1A、1Bの塗布ノズル孔群2A、2Bは、それぞれの内ボディ15と分離プレート13[中間仕切り板(隔離板)3として機能する]との間に位置するところの、ノズルプレート12A、12Bで構成する。
【0021】
また、内ボディ15と外ボディ17との間に位置するところの、エヤースリットプレート14は加圧空気孔4を構成する。
【0022】
分離プレート13は、図5を参照して、その厚さL1を、0.3mmとしたが、0.2mmないし1mmの範囲で、適宜の値を設定するものである。
【0023】
A液ノズルプレート12A、B液ノズルプレート12Bは、図6、図7を参照して、その厚さL2、L2‘を、0.3mmとしたが、0.2mmないし0.5mmの範囲で、適宜の値を設定するものである。溝の幅L3、L3‘を、0.3mmとしたが、0.2mmないし0.5mmの範囲で、適宜の値を設定するものである。溝のピッチL4、L4‘を、0.3mmとしたが、0.2mmないし0.5mmの範囲で、適宜の値を設定するものである。
【0024】
エヤースリットプレート14は、図8を参照して、その厚さL5を、0.2mmとしたが、0.1mmないし0.5mmの範囲で、適宜の値を設定するものである。
【0025】
図9および図10は、塗布ヘッド1の底面1aを示し、塗布ノズル孔群2の下端開口Pおよび加圧空気孔4の下端開口Qの分布を示し、図9は塗布ノズル孔群2の下端開口Pを整列配置とし、図10は同じく千鳥配置とする。
【0026】
上述のシム板構造の塗布ヘッド1について、実施例においては、各部品はすべて金属製品とした。特に、ノズルプレート12A、12B、分離プレート13、エヤースリットプレート14は、ステンレス製金属板の所定厚さの平板を選択し、串状溝、接欠部、貫通孔等を金属加工により形成することで、所定寸法の部品を構成した。
【0027】
図11は、本願発明による塗布状態を示し、塗布ヘッド1の底面1aすなわち塗布ヘッドよりの溶融樹脂A、Bの液体出口においては、分離プレート13の下端面積だけ溶融樹脂Aビートhaと溶融樹脂Bビートhbとは、互いに分離されている。
そののち、溶融樹脂Aビートhaと溶融樹脂Bビートhbは、加圧空気kの衝突で、スプレー化する。
Rに示す過程で、2液は、衝突し、粒子状態で混合されつつ飛行し、塗布基材20に着地する。
【0028】
溶融樹脂A、Bを2つの異なる接着剤とし、2液混合により新たな性質の接着剤となる反応型接着剤Cとすることを目的とする場合には、過程Rにおいて、2液は、衝突し、粒子状態で混合されつつ飛行し、反応型接着剤Cに変化したのち、反応型接着剤Cとして塗布基材20に着地する。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本願発明は、二液混合カーテンスプレー塗布にあたり。2液の混合均一化を高めることで、二液混合カーテンスプレー塗布装置の利用を高め、産業発展に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本願発明を実施した二液混合カーテンスプレー塗布装置の原理図。
【図2】同じく部分断面して示す正面図。
【図3】同じく部分断面して示す側面図。
【図4】塗布ヘッドの縦断面図。
【図5】分離プレートを示し、(a)図は正面図、(b)はa図のS1−S1線による縦断面図。
【図6】A液ノズルプレートを示し、(a)図は正面図、(b)はa図のS2−S2線による縦断面図。
【図7】B液ノズルプレートを示し、(a)図は正面図、(b)はa図のS3−S3線による縦断面図。
【図8】A液ノズルプレートを示し、(a)図は正面図、(b)はa図のS2−S2線による縦断面図。
【図9】塗布ヘッド1の部分底面図で、塗布ノズル孔群2の下端開口Pおよび加圧空気孔4の下端開口Qの分布につき、整列配置を説明する。
【図10】塗布ヘッド1の部分底面図で、塗布ノズル孔群2の下端開口Pおよび加圧空気孔4の下端開口Qの分布につき、千鳥配置を説明する。
【図11】本願発明による塗布状態の説明図。
【図12】カーテンファイバー状スプレー塗布装置の正面図。
【図13】同じく塗布ヘッドの底面図。
【図14】同じく塗布状態の説明図。
【図15】公知のメルトブローン紡糸装置における要部の説明図。
【符号の説明】
【0031】
A 第1溶融樹脂供給源
B 第2 溶融樹脂供給源
1 塗布ヘッド
1A 第1塗布ヘッド半体
1B 第2塗布ヘッド半体
1a 塗布ヘッド底面
2 塗布ノズル孔群
3 中間仕切り板(隔離板)
4 加圧空気孔
12A A液ノズルプレート
12B B液ノズルプレート
13 分離プレート13
14 エヤースリットプレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の塗布ノズル孔により塗布ノズル孔群を形成し、該塗布ノズル孔群に溶融樹脂を供給して、前記該塗布ノズル孔群の開口より塗布ビートを吐出させ、吐出した塗布ビートに加圧空気を供給して、ホットメルト接着剤をカーテンファイバー状の薄い膜として基材向けスプレー塗布する、カーテンスプレー塗布方法において、
塗布ヘッドの底面より、第1溶融樹脂供給源に連通する第1塗布孔群よりの第1塗布ビートと、第2溶融樹脂供給源に連通する第2塗布孔群よりの第2塗布ビートとを、互いに遊離させて吐出させることにより、
塗布ヘッドの底面よりわずかの空間のち、それぞれ加圧気体の供給をうけてスプレー化した状態で、第1塗布ビートと第2塗布ビート第1溶融樹脂と第2溶融樹脂とを混合一体化することを特徴とする二液混合カーテンスプレー塗布方法。
【請求項2】
第1溶融樹脂供給源と第1塗布孔群との間に介装した第1溶融樹脂供給制御装置と、第2溶融樹脂供給源と第2塗布孔群との間に介装した第2溶融樹脂供給制御装置とを、それぞれ独立して制御することにより、第1溶融樹脂と第2溶融樹脂の混合比率を選択自在としたことを特徴とする請求項1に記載する二液混合カーテンスプレー塗布方法。
【請求項3】
第1溶融樹脂をA型ホットメルト接着剤とし、第2溶融樹脂をB型ホットメルト接着剤として、
二液のホットメルト接着剤を微粒子の状態で混合して反応型接着剤として、基材に塗布することを特徴とする、請求項1に記載する二液混合カーテンスプレー塗布方法。
【請求項4】
多数の塗布ノズル孔により塗布ノズル孔群を形成し、該塗布ノズル孔群に溶融樹脂を供給して、前記該塗布ノズル孔群の開口より塗布ビートを吐出させ、吐出した塗布ビートに加圧空気を供給して、ホットメルト接着剤をカーテンファイバー状の薄い膜として基材向けスプレー塗布する、カーテンスプレー塗布方法において、
塗布ヘッドを、第1塗布ヘッド半体と第2塗布ヘッド半体との一対の塗布ヘッド半体を、互いに隣接させて構成するとともに、
ヘッド底面において、一方の塗布ノズル孔群の開口と、他方の塗布ノズル孔群の開口との間に中間仕切り板を介在させ、
第1塗布ヘッド半体の塗布ノズル孔群に第1溶融樹脂供給源を接続し、第2塗布ヘッド半体の塗布ノズル孔群に第2溶融樹脂供給源を接続したことを特徴とする、二液混合カーテンスプレー塗布装置。
【請求項5】
第1溶融樹脂供給源と第1塗布孔群との間に第1溶融樹脂供給制御装置を介装し、第2溶融樹脂供給源と第1塗布孔群との間に第2溶融樹脂供給制御装置を介装して、第1溶融樹脂供給制御装置および第2溶融樹脂供給制御装置をそれぞれ独立して制御することにより、第1溶融樹脂と第2溶融樹脂の混合比率を選択自在としたことを特徴とする請求項4に記載する二液混合カーテンスプレー塗布装置。
【請求項6】
第1塗布ヘッド半体について、第1溶融樹脂をA型ホットメルト接着剤として、塗布ノズル孔群によりA型ホットメルト接着剤を供給し、
第2塗布ヘッド半体について、第2溶融樹脂をB型ホットメルト接着剤として、塗布ノズル孔群によりB型ホットメルト接着剤を供給し、
二液のホットメルト接着剤を微粒子の状態で混合して反応型接着剤として、基材(塗布面)に塗布することを特徴とする、請求項4に記載する二液混合カーテンスプレー塗布装置
【請求項7】
多数の塗布ノズル孔により塗布ノズル孔群を形成し、該塗布ノズル孔群に溶融樹脂を供給して、前記該塗布ノズル孔群の開口より塗布ビートを吐出させ、吐出した塗布ビートに加圧空気を供給して、ホットメルト接着剤をカーテンファイバー状の薄い膜として基材向けスプレー塗布する、カーテンスプレー塗布方法において、
塗布ヘッドを、第1塗布ヘッド半体と第2塗布ヘッド半体との一対の塗布ヘッド半体を、互いに隣接させて構成するとともに、
ヘッド底面において、一方の塗布ノズル孔群の開口と、他方の塗布ノズル孔群の開口との間に中間仕切り板を介在させ、
それぞれの塗布ヘッド半体の塗布ノズル孔群を、それぞれの第1ボデイと中間仕切り板との間に配置したノズルプレートで構成し、
中間仕切り板を塗布ノズル孔群の構成部品の一部としても機能させることを特徴とする二液混合カーテンスプレー塗布装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−36144(P2010−36144A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−204012(P2008−204012)
【出願日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【出願人】(591232543)株式会社サンツール (10)
【Fターム(参考)】