説明

二環式および架橋した窒素複素環

CCR1、CCR2およびCCR3受容体の1種または複数の強力なモジュレータとして作用する化合物を提供する。化合物は、一般に、アリールおよびヘテロアリール成分を有する縮合した窒素複素環、スピロ窒素複素環または架橋した窒素複素環であり、かつ、CCR1、CCR2および/またはCCR3媒介疾患の処置のための薬学的組成物、方法において有用であり、かつ、上記ケモカイン受容体に対する競合的受容体アンタゴニストの同定のためのアッセイ法における対照として有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Wが、
下付文字nおよびmが、各々独立に、0〜4の整数であり、ならびにnまたはmの少なくとも1つが、0以外である、式A:

下付文字o、p、qおよびrが、各々独立に、0〜4の整数であり、かつ(i)oが0である場合は、qが0以外であり;(ii)pが0である場合は、rが0以外であり;(iii)qが0である場合は、rが0以外であり;(iv)pが0である場合は、oが0以外であり;(v)o、p、qおよびrの和が、3〜8であり;ならびに
Zが、CH、CR1およびNからなる群より選択される、式B:

下付文字s、t、uおよびvが、独立に、0〜4の整数であり、かつ(i)s、t、uおよびvの1つ以下が、0であり;(ii)sとuの和が、6以下であり;ならびに(iii)tとvの和が、6以下である、式C:

;ならびに
下付文字wが、1〜3の整数である、式D:

からなる群より選択される、架橋したもしくは縮合した二環式またはスピロ環式ジアミン部分であり:
かつ、ここで、式A、B、CおよびDの各々が、1〜4個のR1基で置換されていてもよく、かつ、2つの環頂点を連結する二重結合を有していてもよく、ならびに波線が化合物の残部への結合点を示し;
各R1が、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、-CORa、-CO2Ra、-CONRaRb、-NRaCORb、-SO2Ra、-X1CORa、-X1CO2Ra、-X1CONRaRb、-X1NRaCORb、-X1SO2Ra、-X1SO2NRaRb、-X1NRaRb、-X1ORaからなる群より独立に選択される置換基であり、ここで、X1が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2〜4アルキニレンからなる群より選択されるメンバーであり、ならびに各RaおよびRbが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキルおよびアリール-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、かつ、ここで、該R1置換基の各々の脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーで置換されていてもよく、ここで、各Rmが、独立に非置換C1-6アルキルであり;および、隣接炭素原子における2つのR1基が、一緒になって5員、6員または7員環状炭素環もしくは複素環を形成していてもよく;
Arが、フェニル、ナフチル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、トリアジニル、キノリニル、キノキサリニルおよびプリニルからなる群より選択され、その各々が、ハロゲン、

からなる群より独立に選択される1〜5個のR2置換基で置換されていてもよく、ここで、X2が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2-4アルキニレンからなる群より選択されるメンバーであり、ならびに各RcおよびRdが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルから独立に選択され、あるいは、任意で、RcおよびRdが、同じ窒素原子に結合している場合、この窒素原子と一緒になって、環メンバーとして0〜2個の追加のヘテロ原子を有する5員または6員環を形成することができ;ならびに各Reが、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、かつ、Rc、RdおよびReの各々が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーでさらに置換されていてもよく、ここで、各Rnが独立に非置換C1〜6アルキルであり;
HArが、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサチアジアゾリル、ピロリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾピラゾリルおよびベンゾトリアゾリルからなる群より選択されるヘテロアリール基であり、その各々が、ハロゲン、

からなる群より独立に選択される1〜5個のR3置換基で置換されており、ここで、Yが、ハロゲン、

からなる群より選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよい5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環もしくは複素環であり、かつ、ここで、各X3が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2-4アルキニレンからなる群より独立に選択され、ならびに各RfおよびRgが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルから独立に選択され、あるいは、同じ窒素原子に結合している場合、この窒素原子と一緒になって、環メンバーとして0〜2個の追加のヘテロ原子を有する5員または6員環を形成することができ、ならびに各Rhが、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、ここで、-X3-、Rf、RgおよびRhの脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーによりさらに置換されていてもよく、ここで、各Roが独立に非置換C1〜6アルキルであり;
L1が、C、N、OおよびSからなる群より選択される1〜3個の主鎖原子を有し、ならびにハロゲン、

からなる群より選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい連結基であり、ここで、Y1が、ハロゲン、

からなる群より独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環もしくは複素環であり、かつ、ここで、各X4が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2-4アルキニレンからなる群より独立に選択され、ならびに各RiおよびRjが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルから独立に選択され、あるいは、同じ窒素原子に結合している場合、この窒素原子と一緒になって、環メンバーとして0〜2個の追加のヘテロ原子を有する5員または6員環を形成することができ、ならびに各Rkが、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、ここで、-X4-、Ri、RjおよびRkの脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーで置換されていてもよく、ここで、各Rpが、独立に非置換C1-6アルキルであり;ならびに
L2が、共有結合、CO、SO2およびCRqRrからなる群より選択されるメンバーであり、ここで、RqおよびRrが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C6-10アリールおよびC5-10ヘテロアリールからなる群より独立に選択され、ここで、RqおよびRrの脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーによりさらに置換されていてもよく、ここで、各RSが独立に非置換C1-6アルキルである、式:

を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはN-オキシド。
【請求項2】
Arが、
(i)1〜5個のR2基で置換されるフェニル;
(ii)1〜4個のR2基で置換されるピリジニル;および
(iii)1〜3個のR2基で置換されるピリミジニル;
(iv)1〜3個のR2基で置換されるピラジニル;および
(v)1〜3個のR2基で置換されるピリダジニル;
からなる群より選択され:
ここで、各R2が、ハロゲン、-ORc、-OC(O)Rc、-NRcRd、-SRc、-Re、-CN、-NO2、-CO2Rc、-CONRcRd、-C(O)Rc、-OC(O)NRcRd、-NRdC(O)Rc、-NRdC(O)2Re、-NRc-C(O)NRcRd、-S(O)Re、-S(O)2Re、-NRcS(O)2Re、-S(O)2NRcRdおよび-N3からなる群より独立に選択されるメンバーである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Arが、
(i)1〜5個のR2基で置換されるフェニル;
(ii)1〜4個のR2基で置換されるピリジニル;および
(iii)1〜3個のR2基で置換されるピリミジニル;
(iv)1〜3個のR2基で置換されるピラジニル;および
(v)1〜3個のR2基で置換されるピリダジニル;
下記からなる群より選択され:
ここで、各R2が、ハロゲン、

からなる群より独立に選択されるメンバーである、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
Arが、1〜3個のR2基で置換されるフェニルである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
L1が、-CH2-であり、および-Rk、-X40Ri、-X40C(O)Ri、-X4NRiRj、-X4CO2Ri、-X4CONRiRj、-X4SRi、-Y1、-X4Y1、-X4CNまたは-X4NO2により置換されていてもよい、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
HArが、ピラゾリルであり、および1〜3個のR3基で置換されており、およびピラゾールの環窒素原子を介してL1に結合している、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
Wが式Aであり、Arが1〜3個のR2基で置換されるフェニルであり、HArが3個のR3基で置換されているピラゾリルであり、ならびにL1が-CH2-である、請求項6記載の化合物。
【請求項8】
L2が共有結合である、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
L2がSO2である、請求項7記載の化合物。
【請求項10】
L2がCOである、請求項7記載の化合物。
【請求項11】
L2がCRqRrである、請求項7記載の化合物。
【請求項12】
Wが式Bであり、Arが1〜3個のR2基で置換されるフェニルであり、HArが3個のR3基で置換されているピラゾリルであり、ならびにL1が-CH2-である、請求項6記載の化合物。
【請求項13】
L2が共有結合である、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
L2がSO2である、請求項12記載の化合物。
【請求項15】
L2がCOである、請求項12記載の化合物。
【請求項16】
L2がCRqRrである、請求項12記載の化合物。
【請求項17】
Wが式Cであり、Arが1〜3個のR2基で置換されるフェニルであり、HArが3個のR3基で置換されているピラゾリルであり、ならびにL1が-CH2-である、請求項6記載の化合物。
【請求項18】
L2が共有結合である、請求項17記載の化合物。
【請求項19】
L2がSO2である、請求項17記載の化合物。
【請求項20】
L2がCOである、請求項17記載の化合物。
【請求項21】
L2がCRqRrである、請求項17記載の化合物。
【請求項22】
Wが式Dであり、Arが1〜3個のR2基で置換されるフェニルであり、HArが3個のR3基で置換されているピラゾリルであり、ならびにL1が-CH2-である、請求項6記載の化合物。
【請求項23】
L2が共有結合である、請求項22記載の化合物。
【請求項24】
L2がSO2である、請求項22記載の化合物。
【請求項25】
L2がCOである、請求項22記載の化合物。
【請求項26】
L2がCRqRrである、請求項22記載の化合物。
【請求項27】
下付文字mおよびnの1つが、0であり、他方が、1、2または3であり;Arが、1〜5個のR2基で置換されるフェニルであり;L1が、-CH2-であり、および-Rk、-X40Ri、-X40C(O)Ri、-X4NRiRj、-X4CO2Ri、-X4CONRiRj、-X4SRi、-Y1、-X4Y1、-X4CNまたは-X4NO2で置換されていてもよく;HArが、1〜3個のR3基で置換されるピラゾールであり、およびピラゾール環の窒素原子を介してL1に結合しており;ならびにR1が、0〜3個の独立に選択される置換基を表す、式:

を有する請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはN-オキシド。
【請求項28】
下付文字nおよびmが、各々1、2または3であり、ならびにR3a、R3bおよびR3Cが、各々、水素、ハロゲン、

からなる群より独立に選択されるメンバーであり、ここで、Yが、ハロゲン、

からなる群より選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環もしくは複素環であり、かつ、ここで、各X3が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2-4アルキニレンからなる群より独立に選択され、ならびに各RfおよびRgが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルから独立に選択され、あるいは、同じ窒素原子に結合している場合、この窒素原子と一緒になって、環メンバーとして0〜2個の追加のヘテロ原子を有する5員または6員環を形成することができ、ならびに各Rhが、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、ここで、Rf、RgおよびRhの脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーでさらに置換されていてもよく、ここで、各Roが独立に非置換C1-6アルキルであり、R3a、R3bおよびR3Cの少なくとも1つが、H以外であるようにする、

からなる群より選択される式を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項29】
下付文字nおよびmが2であり;L1が-CH2-であり;ならびにL2が共有結合である、請求項28記載の化合物。
【請求項30】
L2がSO2またはCRqRrであり、ならびにL1が、-CH2-であり、および-Rk、-X40Ri、-X40C(O)Ri、-X4NRiRj、-X4CO2Ri、-X4CONRiRj、-X4SRi、-Y1、-X4Y1、-X4CNまたは-X4NO2で置換されていてもよい、請求項28記載の化合物。
【請求項31】
下付文字o、p、qおよびrが、0〜3であり;Arが、1〜5個のR2基で置換されるフェニルであり;L1が、-CH2-であり、および-Rk、-X40Ri、-X40C(O)Ri、-X4NRiRj、-X4CO2Ri、-X4CONRiRj、-X4SRi、-Y1、-X4Y1、-X4CNまたは-X4NO2で置換されていてもよく;ならびにHArが、1〜3個のR3基で置換されるピラゾールであり、およびピラゾール環の窒素原子を介してL1に結合している、式:

を有する請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはN-オキシド。
【請求項32】
R3a、R3bおよびR3Cが、各々、水素、ハロゲン、

からなる群より独立に選択されるメンバーであり、ここで、Yが、ハロゲン、

からなる群より選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環もしくは複素環であり、かつ、ここで、各X3が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2-4アルキニレンからなる群より独立に選択され、ならびに各RfおよびRgが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルから独立に選択され、あるいは、同じ窒素原子に結合している場合、この窒素原子と一緒になって、環メンバーとして0〜2個の追加のヘテロ原子を有する5員または6員環を形成することができ、ならびに各Rhが、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、ここで、Rf、RgおよびRhの脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーでさらに置換されていてもよく、ここで、各Roが独立に非置換C1〜6アルキルであり、R3a、R3bおよびR3Cの少なくとも1つが、H以外であるようにする、
式:

を有する、請求項31記載の化合物。
【請求項33】
下付文字o、p、qおよびrが、各々1であり;L1が-CH2-であり、ならびにL2が共有結合である、請求項32記載の化合物。
【請求項34】
下付文字o、p、qおよびrが、各々1であり;L1が-CH2-であり、および-Rk、-X40Ri、-X40C(O)Ri、-X4NRiRj、-X4CO2Ri、-X4CONRiRj、-X4SRi、-Y1、-X4Y1、-X4CNまたは-X4NO2で置換されていてもよく;ならびにL2が、SO2またはCRqRrである、請求項32記載の化合物。
【請求項35】
下付文字s、t、uおよびvが、0〜4であり;L1が、-CH2-であり、および-Rk、-X40Ri、-X40C(O)Ri、-X4NRiRj、-X4CO2Ri、-X4CONRiRj、-X4SRi、-Y1、-X4Y1、-X4CNまたは-X4NO2で置換されていてもよく;HArが、環窒素原子を介してL1に結合しているピラゾールであり、および1〜3個のR3基で置換されており;ならびにR1が、0個、1個、2個または3個の独立に選択される置換基を表す、式:

を有する、請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはN-オキシド。
【請求項36】
R3a、R3bおよびR3cが、各々、水素、ハロゲン、

からなる群より独立に選択されるメンバーであり、ここで、Yが、ハロゲン、

からなる群より選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環もしくは複素環であり、かつ、ここで、各X3が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2-4アルキニレンからなる群より独立に選択され、ならびに各RfおよびRgが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルから独立に選択され、あるいは、同じ窒素原子に結合している場合、この窒素原子と一緒になって、環メンバーとして0〜2個の追加のヘテロ原子を有する5員または6員環を形成することができ、ならびに各Rhが、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、ここで、Rf、RgおよびRhの脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーでさらに置換されていてもよく、ここで、各Roが独立に非置換C1〜6アルキルであり、R3a、R3bおよびR3cの少なくとも1つがH以外である、式:

を有する、請求項35記載の化合物。
【請求項37】
L1が-CH2-であり、ならびにL2が共有結合である、請求項36記載の化合物。
【請求項38】
L1が-CH2-であり、および-Rk、-X40Ri、-X40C(O)Ri、-X4NRiRj、-X4SRi、-X4CO2Ri、-X4CONRiRj、-X4CNまたは-X4NO2で置換されていてもよく;ならびにL2が、SO2またはCRqRrである、請求項36記載の化合物。
【請求項39】
下付文字wが、1〜2の整数であり;L1が、-CH2-であり、および-Rk、-X40Ri、-X40C(O)Ri、-X4NRiRj、-X4CO2Ri、-X4CONRiRj、-X4SRi、-Y1、-X4Y1、-X4CNまたは-X4NO2で置換されていてもよく;HArが、環窒素原子を介してL1に結合したピラゾールであり、および1〜3個のR3基で置換されており;ならびにR1が、0個、1個、2個または3個の独立に選択される置換基を表す、式:

を有する、請求項1記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはN-オキシド。
【請求項40】
R3a、R3bおよびR3cが、各々、水素、ハロゲン、

からなる群より独立に選択されるメンバーであり、ここで、Yが、ハロゲン、

からなる群より選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環もしくは複素環であり、かつ、ここで、各X3が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2-4アルキニレンからなる群より独立に選択され、ならびに各RfおよびRgが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルから独立に選択され、あるいは、同じ窒素原子に結合している場合、この窒素原子と一緒になって、環メンバーとして0〜2個の追加のヘテロ原子を有する5員または6員環を形成することができ、ならびに各Rhが、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、ここで、Rf、RgおよびRhの脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーでさらに置換されていてもよく、ここで、各Roが独立に非置換C1〜6アルキルであり、R3a、R3bおよびR3cの少なくとも1つがH以外であるようにする、式:

を有する、請求項39記載の化合物。
【請求項41】
L1が-CH2-であり、ならびにL2が共有結合である、請求項40記載の化合物。
【請求項42】
L1が-CH2-であり、および-Rk、-X40Ri、-X40C(O)Ri、-X4NRiRj、-X4SRi、-X4CO2Ri、-X4CONRiRj、-X4CNまたは-X4NO2で置換されていてもよく;ならびにL2が、SO2またはCRqRrである、請求項40記載の化合物。
【請求項43】
R2a、R2b、R2c、R2dおよびR2eが、各々、水素、ハロゲン、

からなる群より独立に選択されるメンバーであり、ここで、X2が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2-4アルキニレンからなる群より選択されるメンバーであり、ならびに各RcおよびRdが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルから独立に選択され、あるいは任意で、RcおよびRdが、同じ窒素原子に結合している場合、この窒素原子と一緒になって、環メンバーとして0〜2個の追加のヘテロ原子を有する5員または6員環を形成することができ;ならびに各Reが、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、かつ、Rc、RdおよびReの各々が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーでさらに置換されていてもよく、ここで、各Rnが、独立に非置換C1-6アルキルであり、R2a、R2b、R2c、R2dおよびR2eの少なくとも1つがH以外であるようにし;
R3a、R3bおよびR3Cが、各々、水素、ハロゲン、

からなる群より独立に選択されるメンバーであり、ここで、Yが、ハロゲン、

からなる群より選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環もしくは複素環であり、かつ、ここで、各X3が、C1-4アルキレン、C2-4アルケニレンおよびC2-4アルキニレンからなる群より独立に選択され、ならびに各RfおよびRgが、水素、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルから独立に選択され、あるいは、同じ窒素原子に結合している場合、この窒素原子と一緒になって、環メンバーとして0〜2個の追加のヘテロ原子を有する5員または6員環を形成することができ、ならびに各Rhが、C1-8アルキル、C1-8ハロアルキル、C3-6シクロアルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリール-C1-4アルキルおよびアリールオキシ-C1-4アルキルからなる群より独立に選択され、ここで、Rf、RgおよびRhの脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーでさらに置換されていてもよく、ここで、各Roが独立に非置換C1〜6アルキルであり、R3a、R3bおよびR3Cの少なくとも1つがH以外であるようにする、式:

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項44】
R3基の1つが-Yおよび-X3-Yからなる群より選択される、請求項43記載の化合物。
【請求項45】
R2aおよびR2eの少なくとも1つが水素である、請求項43記載の化合物。
【請求項46】
R3bがハロゲンである、請求項43記載の化合物。
【請求項47】
R3a、R3bおよびR3cの少なくとも1つが、ハロゲンおよびC1-4ハロアルキルからなる群より選択される、請求項43記載の化合物。
【請求項48】
R2dが水素であり、ならびにR3a、R3bおよびR3cの少なくとも2つが、ハロゲン、C1-4ハロアルキルおよびC1-4アルキルからなる群より選択される、請求項43記載の化合物。
【請求項49】
HArが、図2A〜2Gの場合の置換されるピラゾリル部分から選択される、請求項43記載の化合物。
【請求項50】
Arが、図1Aおよび1Bの場合の置換されるフェニル部分から選択される、請求項43記載の化合物。
【請求項51】
R2cが、ハロゲンまたは-Reであり;R2bおよびR2eが、各々水素であり;R2aが、水素、ハロゲン、-NcRCRdまたは-Reであり;R2dが、水素、-SRc、-O-X2-ORc、-X2-ORc、-Re、-ORc、-NRcRd、-NRcS(O)2Reおよび-NRdC(O)Rcから選択され;R3bがハロゲンであり;ならびに、R3aおよびR3cが、各々、ハロゲン、-NRfRg、-SRf、-CO2Rf、-Yおよび-Rhから独立に選択され、ここで、Rhが、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキルおよびC3-6シクロアルキルからなる群より選択され、ここで、その脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーでさらに置換されていてもよい、請求項43記載の化合物。
【請求項52】
R3aおよびR3cの1つがYである、請求項51記載の化合物。
【請求項53】
R2cが、F、Cl、Br、CN、N02、C02CH3、C(O)CH3およびS(0)2CH3および-Reからなる群より選択され、ならびにR3a、R3bおよびR3cの各々が水素以外である、請求項43記載の化合物。
【請求項54】
R2aおよびR2eの少なくとも1つが水素であり、ならびにR2cがハロゲンである、請求項43記載の化合物。
【請求項55】
R3aおよびR3cが各々、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-6シクロアルキルおよび-Yからなる群より独立に選択され;ならびにR3bがハロゲンである、請求項54記載の化合物。
【請求項56】
R3aおよびR3cの1つが、

からなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよいC1-6アルキルからなる群より選択され、ここで、各Roが独立に非置換C1-6アルキルである、請求項54記載の化合物。
【請求項57】
R2dが水素であり、ならびにR3a、R3bおよびR3cの少なくとも2つが、ハロゲン、C1-4アルキルおよびC1-4ハロアルキルからなる群より選択され、ここで、その脂肪族部分が、

からなる群より選択される1〜3個のメンバーで置換されていてもよく、ここで、各Roが独立に非置換C1-6アルキルである、請求項56記載の化合物。
【請求項58】
R2cが、F、Cl、Br、CN、N02、C02CH3、C(O)CH3およびS(0)2CH3からなる群より選択され、ならびにR3a、R3bおよびR3cの各々が水素以外である、請求項43記載の化合物。
【請求項59】
図5A〜5Lの場合の一般式から選択される式を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項60】
薬学的に許容される賦形剤および請求項1記載の化合物を含む薬学的組成物。
【請求項61】
CCR1媒介疾患または状態の処置を必要としている被験者に、治療的有効量の請求項1記載の化合物を投与することを含む、CCR1媒介疾患または状態を処置する方法。
【請求項62】
CCR1媒介疾患または状態が炎症性状態である、請求項61記載の方法。
【請求項63】
CCR1媒介疾患または状態が免疫調節性疾患である、請求項61記載の方法。
【請求項64】
CCR1媒介疾患または状態が、慢性関節リウマチ、多発性硬化症、移植拒絶、皮膚炎、湿疹、蕁麻疹、脈管炎、炎症性腸疾患、急性および慢性移植片対宿主病、食物アレルギー、癌、心臓血管疾患、血管形成および血管新生が病状の一因となる疾患、感染性疾患、免疫抑制性疾患、喘息および呼吸器アレルギー疾患ならびに脳脊髄炎からなる群より選択される、請求項61記載の方法。
【請求項65】
投与が、経口、非経口、直腸、経皮、舌下、鼻、静脈内、ICV、槽内注射または注入、皮下注射、移植、吸入または局所的である、請求項61記載の方法。
【請求項66】
化合物を、抗炎症剤または鎮痛剤と組み合わせて投与する、請求項61記載の方法。

【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図5F】
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【図5G】
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【図5H】
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【図5I】
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【図5J】
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【図5K】
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【図5L】
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【公表番号】特表2007−526333(P2007−526333A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−502035(P2007−502035)
【出願日】平成17年3月2日(2005.3.2)
【国際出願番号】PCT/US2005/007166
【国際公開番号】WO2005/084667
【国際公開日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(504208887)ケモセントリックス インコーポレーティッド (8)
【Fターム(参考)】