説明

人形玩具

【課題】
体部を大きくすることなく、内部に音声機構を組み込み、また、一方の腕部を動かすと、他方の腕部も連動して動く人形を提供する。
【解決手段】
本発明は、胴部と頭部、左腕部、右腕部を有し、頭部は胴部よりも大きいものとされ、右腕部は軸部を有し、また、前記胴部の側面に回転可能に軸止され、また前期右腕部には付属物が取り付けられ、一方左腕部は胴部に軸止され、また、頭部はその内部が空洞とされ、前記空洞部に、電池と電池ホルダー、音声基板、スピーカー、スイッチホルダーとが設置され、また、頭部から下方に延設されたスイッチホルダーの先端にリーフスイッチを有し、前記電池ホルダーは帽子部により蓋をされ軸部を有する方の腕部を回転させると、これに連動して他方の腕部も回転し、また、動きに連動して人形が音声を発する人形玩具とするものである。。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一方の腕部を動作させることで他方の腕部が動作する人形玩具に係るものであり、尚、動作に合わせて音声が拡声される人形玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、外部からの操作により音を出す機構を内蔵する人形は数多く存在する。これらの人形は、人形本体の内部に音声基板や音出し機構などを内蔵する設計となっており、例えば特許文献1、特許文献2のようなものがある。
【0003】
特許文献1に記載された人形は、動物の形状を模しており、頭部と腕部にはセンサが内蔵され、体内にはセンサと音声録音・記憶装置、音出し機構、電池とが内蔵される。そして、各センサに外から動作を加えることで、音声回路が作動し、音声記憶装置から音出し機構に音声信号が出力され、音出し機構から音声信号から音声が拡声されるものである。
【0004】
また、特許文献2に記載された人形も動物の形状を模したものであり、頭部には光電センサが内蔵され、体内には音声基板と音出し機構、電池とが内蔵される。そして、外部から手をかざすと、頭部の光電センサの反射光を該光電センサが受光し、トランジスタが作動して、音声基板のICに信号が入り、音出し機構に音声信号が出力され、音出し機構から音声が拡声されるものである。
【0005】
一方、動作を行う人形としては、例えば特許文献3に記載された人形がある。この特許文献3に記載の人形は、野球選手を模した形状とされ、頭部と体部、足部、腕部、操作部とからなり、一方の腕部のみ、回動自在とされている。そして、操作部に外部作用を加えることで、回動自在とされる一方の腕部のみが動作するものである。
【特許文献1】特開2001−162055
【特許文献2】実登3058697
【特許文献3】特開2000−262769
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述のように、従来の動作を行う人形は、動きが単調で、特にスポーツ選手の動きを再現する際には、一方の腕のみを動かす動作は不自然であり、この改善が望まれていた。
従来の音出し人形は、人形本体の内部に音出し機構などを内蔵しているため、必然的に体部が大きくなり、見た目の可愛らしさが大きく損なわれていた。
【0007】
また、頭部が大きく、表情を明確にして見た目に可愛い人形であって、全体が小さく、人形全体にも可愛らしさを有した人形の本体に音出し機構を組み込むことは困難であった。
【0008】
そこで本発明は、一方の腕部を動かすと、他方の腕部も連動して動く人形を提供するものであり、又、頭部に音声機構を備えることで、体部に音声機構を備えた場合とは異なり、体部を大きくすることなく音を出すことのできる人形を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の発明は、胴部と頭部、左腕部、右腕部とからなり、頭部は胴部よりも大きいものとされ、前記腕部の一方は、肩部付近から胴体内部に向かって延設される軸部を有して、前記軸部を中心に前記胴部の側方で回転可能とされ、他方の腕部は、胴部の軸に対して並行な略垂直方向のシャフトにより前記胴部の肩部分に取り付けられ、軸部とシャフトとの間に連結機構を有することにより一方の腕部を回転させると、これに連動して他方の腕部も回転するである。
これにより、一方の腕部を縦方向に運動させることと連動して、他方の腕部を垂直方向に運動させることができ、且つ、胴部よりも頭部の大きな人形を提供することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、前記軸部先端の外周面に係合突起が形成され、他方の腕部の肩側の端部には、前記係合突起を1対の突起で挟み込むように係合部が形成されたリンク構造とし、軸部を有する方の腕部を回転させると、これに連動して他方の腕部も回転する人形である。
これにより、両腕部を連結させる機構を、各腕部と一体に形成させることができ、構造を単純にすることが出来る。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記軸部の外周面にはバネ掛突起が形成され、前記バネ掛突起にスプリングの一端が掛止められ、その他端は、足部もしくは胴部に設けられたバネ掛突起に掛け止めるものとされる人形である。
これにより、軸部に対し、スプリングの引張方向のトルクが加えられ、左腕部を振り下げた状態としても、振り上げた状態に戻るように付勢される。
【0012】
請求項4記載の発明は、頭部は、その内部を空洞とされ、前記空洞部に、電池、音声基板、スピーカーとが内蔵され、また、頭部から下方に延設されたスイッチホルダーの先端にリーフスイッチを有する人形である。
これにより、頭部に音声機構を備えることができ、体部に音声機構を備えた場合とは異なり、体部を大きくすることなく、頭部を大きくすることができ、音出し機構を人形に内蔵できる。
【0013】
請求項5記載の発明は、前記頭部は、前方の顔部と後方の後頭部、及び上方の帽子部とに分けられ、また、帽子部を電池収納部の蓋としている人形である。
これにより、構造を単純とし、且つ、各部材を分割可能とすることができる。
【0014】
請求項6記載の発明は、一方の腕部、若しくは両方の腕部に付属物を取り付けている人形である。
これにより、テニス選手がラケットを持っている姿を再現することが出来、テニス選手がラケットを振る動作を再現することが出来る。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載した本発明は、胴部と頭部、左腕部、右腕部を有し、頭部は胴部よりも大きいものとされ、前記腕部の一方は軸部を有して、胴部の側方で回転可能とされ、これに対して他方の腕部は胴部にシャフトで取り付けられ、軸部を有する方の腕部を回転させると、これに連動して他方の腕部も回転する人形玩具である。
したがって、腕部を運動させても人形の安定を損なうことなく、また、頭部の大きな、見た目に可愛い人形の動きを楽しむことが出来る。
【0016】
請求項2に記載した本発明は、前記軸部の外周面に係合突起が形成され、他方の腕部の肩側の端部には、前記係合突起を1対の突起で挟み込むように係合部が形成され、軸部を有する方の腕部を回転させると、これに連動して他方の腕部も回転する人形玩具である。
したがって、構造を単純にすることで、設計製造を容易とすることができる。
【0017】
請求項3に記載した本発明は、前記軸部の外周面にはバネ掛突起が形成され、前記バネ掛突起にスプリングの一端が掛止められ、その他端は、脚部もしくは胴部に設けられたバネ掛突起に掛け止めるものとされる人形玩具である。
したがって、左腕部を振り下げるように動かしたあと、使用者の作業を必要とせずに、バネの引張力により、左腕部を元の位置、つまり左腕部を振り上げた状態に戻すことができ、人形で遊ぶことをより容易とすることができる。
【0018】
請求項4に記載した本発明は、頭部は、その内部を空洞とされ、前記空洞部に、電池や音声基板、スピーカーなどが設置され、また、頭部から下方に延設されたスイッチホルダーの先端にリーフスイッチを有する人形玩具である。
【0019】
したがって、見た目のかわいらしさを損なうことなく、体部よりも頭部の大きな、見た目に可愛い人形を提供することができる。
【0020】
請求項5に記載した本発明は、前記頭部は、顔部と後頭部、帽子部とに分けられ、また、帽子部を電池収納部の蓋とする人形玩具である。
したがって、分割可能な構造とすることで、部材内部に音出し機構を設置することを容易とすることができ、設計製造を容易にすることができる。
【0021】
請求項6に記載した本発明は、一方の腕部、若しくは両方の腕部に付属物を取り付けている人形玩具である。
したがって、人形の左手を動かすことで、右腕部に握ったテニスのラケットを振るという動作を見た目に楽しく遊ぶことができ、テニス選手に似た動きをコミカルに再現することが出来、また、動きに連動して人形が音声を発することで、動きと音声を同時に楽しむことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明は、胴部と頭部、左腕部、右腕部を有し、頭部は胴部よりも大きく、2頭身乃至3頭身程度とされ、一方の腕部は軸部を有して上下に回動可能として、前記胴部の側面に軸止され、前記軸部の外周面に係合突起とバネ掛突起が形成され、前記バネ掛突起と脚部もしくは胴部に設けられたバネ掛突起とに両端が掛け止められるスプリングを有し、この腕部には付属物が取り付けられ、他方の腕部は胴部に軸止され、前記肩側の端部には、前記係合突起を1対の突起で挟み込むように係合部が形成され、また、頭部は、顔部と後頭部、帽子部とに分けられ、その内部は空洞とされ、前記空洞部に、電池と電池ホルダー、音声基板、スピーカー、スイッチホルダーとが設置され、また、頭部から下方に延設されたスイッチホルダーの先端にリーフスイッチを有し、前記電池ホルダーは帽子部により蓋をされ軸部を有する方の腕部を回転させると、これに連動して他方の腕部も回転し、また、動きに連動して人形が音声を発する人形玩具である。
【実施例】
【0023】
人形は、図1に示すように、胴部10と、該胴部に設置される頭部50と脚部20、胴部10の両側に配設された左腕部30と右腕部40、とから構成される。
【0024】
胴部10は胴前部11と胴後部12とからなり、筒状体とされる。胴前部11と胴後部12とには、係合突起と係合溝とが、各々対となるように数対設けられ、該係合突起と係合溝とが係合し、さらにネジ止めすることにより、胴前部11と胴後部12とが一体となり、胴部10を形成する。
また、胴部10の上端には頭部との連結穴が、下端には腰部との連結穴が、側部の両側には腕部との連結穴が、各々の部と該胴部との接合部として形成される。
【0025】
脚部20は、胴部10の下端に形成された連結穴に環状突起を有する連結部が嵌合することで、胴部10に回転可能に連結され、該脚部20は腰部21と2本の足部22とからなる。
また、該腰部21は、その内部に円柱形状のバネ掛突起21Bが設けられ、該腰部21の下部から下方に向かって2本の足部22が突出形成され、また、該足部22は略同じ長さとされる。そして、該足部22の底面は平面とされ、該人形が自立できるようにされる。
【0026】
胴部の右側面の連結穴に軸止される左腕部30は、図2に示すように、キャラクター等の腕部を模した外観とされる。
該左腕部30は、肩部付近から胴体内部に向かって水平方向に延設される軸部31を有し、該軸部31により、上記胴部10の右側面に回転可能に軸止される。
また、該軸部31は円柱形状であり、外周面にはバネ掛突起31Aと係合突起31B、スイッチ用突起31SWとが形成される。
【0027】
そして、スプリングの一端は、図1に示したように、該軸部31のバネ掛突起31Aに掛止められ、他端は、脚部20に設けられたバネ掛突起21Bに掛け止めるものとされる。
これにより、軸部31に対し、スプリングの引張方向にトルクが加えられ、左腕部30を振り上げた状態となるように付勢される。したがって、使用者が人形の左腕部30を振り下げるように動かした後、使用者の作業を要さずに、バネの引張力により左腕部30を元の移置に戻すことができる。
【0028】
胴部の左側面の連結穴に軸止される右腕部40も、左腕部30と同様に、キャラクター等の腕部を模した外観とされ、先端にラケットが形成される。
肩部41には略垂直方向とされるシャフト42が軸通され、該シャフト42の両端は胴部10に穿設された軸孔に固定される。このシャフトにより、該右腕部40は水平方向に回動可能に胴部に軸止される。
肩部41の胴部側の端面には、図3に示すように、1対の突起を有する係合部43が形成され、該係合部43の突起は、互いに対向する面がシャフト42と並行とされるものである。また、係合突起43の先端に設けた突起の間に、軸部31の先端に設けた突起31Bを挟み、シャフト42と軸部31との間に連結機構としてのリンク構造を形成している。
【0029】
胴部の上面に設置される頭部50は、図1に示したように、キャラクター等の頭部を模した外観とされ、上部、前方部、後方部の3つの部材で形成し、前方を顔部51とし、後方を後頭部52、上方を帽子部53とする。また該頭部50の内部は空洞とされ、該空洞部には音声機構として、電池と電池ホルダー56H、音声基板56D、スピーカー56SP、スイッチホルダー56SWとが設置される。
【0030】
顔部51と後頭部52とには、係合突起と係合溝とが、各々対となるように数対設けられ、該係合突起と係合溝とが係合し、さらに顔部51と後頭部52とをネジ止めすることにより、顔部51と後頭部52とが一体とされる。
そして、顔部51と後頭部52とが一体とされた部材の上面と、帽子部53の内面の形状とが嵌合するように、帽子部53の内面が形成され、両部材を嵌合させた上でネジ止めすることで、頭部50が形成される。
【0031】
電池を収納する電池ホルダー56Hは、帽子部53により蓋をされ、空洞部に格納される。また、頭部50から下方に延設されたスイッチホルダー56SWの先端にリーフスイッチ56SW-Lが設けられる。
頭部50の下端から胴体部に向かって首部が延設され、該首部には環状とされる連結突起54Aが形成される。該連結突起54Aを胴部10の下端に形成された連結穴と嵌合させることで、該頭部50は胴部10と連結される。
【0032】
本実施例の使用方法について説明する。
人形を自立させた状態か、もしくは使用者が手で支える状態において、図3に示したように、該人形の左腕部30の先端を下方に押圧することで、該左腕部30は、該左腕部30の軸部を中心に回動する。すなわち、左腕を振り下げるように人形を動かすことが出来る。
【0033】
該左腕部30の回動により、該軸部31に形成される係合突起31Bも回転する。そして、該係合突起31Bと右腕部40の係合部43とが係合しているため、該係合突起31Bは係合部43の背面側の突起をシャフト軸周りの円周方向に押圧する。
【0034】
そして、該押圧力により、図4に示すように、右腕部40の肩部41は胴部に軸止されていることから該シャフト42を支点として、右腕部40が正面方向に回転する。
【0035】
これにより、人形の左腕部30の動きに連動して、右腕部40を前方に振り出すように動かすことが出来る。
したがって、人形の左手を動かすことで、右腕部40に握ったテニスのラケットを振るという動作を見た目に楽しく遊ぶことができ、テニス選手に似た動きをコミカルに再現することが出来る。
【0036】
また、左腕部30の軸部31は、図1に示したように、左腕部30と連動して回転し、これにより軸部31と一体となって形成されるスイッチ用突起31SWも同一方向に回転する。そして、スイッチ用突起31SWがリーフスイッチ56SW-Lを押圧し、スイッチが閉じられることにより、電池から音声基板56Dに電源が供給され、該音声基板56Dからスピーカー56SPに音声信号が出力されることで、該スピーカー56SPにより音声が拡声される。
【0037】
したがって、人形の左手を動かすことで、右腕部40に握ったテニスのラケットを振るという動作を見た目に楽しく、テニス選手に似た動きをコミカルに再現することができ、また、動きに連動して人形が音声を発することで、動きと音声を同時に楽しむことが出来る。
【0038】
また、両部材を接着して、頭部や胴部を一体として形成してもよい。
また、頭部50は、図1に示したように、顔部51と後頭部52、帽子部53とに3分割しているが、これを二分割としてもよい。
さらにまた、腰部21を臀部と前腰部21に分けることや、左腕部30と右腕部40の構造を入れ替える等してもよい。
【0039】
また、左腕部30の軸部31と、右腕部40とは、前述のリンク構造に限ることなく、歯車機構で連動されるものとしても良い。
さらにまた、胴部と腰部とが回動自在であることから、図5に示すように、胴部と腰部とを回動させた状態でも、自立可能な人形とされ、人形がテニスのラケットを振る動作を再現することが出来る。
【0040】
また、音声機能が付いていない実施例として、頭部50は、キャラクターや動物などを模した外観とされ、塩化ビニールで一体となって形成され、内部に音声機構を有しないものとされてもよい。この場合、左腕の軸部31において、外周面に形成されたスイッチ用突起31SWを除くものとされる。
【0041】
また、右手に握っている付属物は、ラケットのみではなく、竹やりや卓球のラケット、ハエ叩き、日本刀などでも良い。
また、各部材の材料は、頭部50と足部22は塩化ビニールで一体となって形成され、それ以外の部材はABS樹脂により形成される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明に係る人形玩具の内部の構造を示した分解斜視図である。
【図2】本発明に係る人形玩具の内部の構造、特に左腕部の構造を示した斜視図である。
【図3】本発明に係る人形玩具の斜視図と、内部構造を示した断面図である。
【図4】本発明に係る人形玩具の斜視図と、内部構造を示した断面図である。
【図5】本発明に係る人形玩具の外観と動きを示した斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
10 胴部
11 胴前部
12 胴後部
13 連結孔
14 軸穴
20 脚部
21 腰部
21B バネ掛突起2
22 足部
30 左腕部
31 軸部
31A バネ掛突起
31B 係合突起
31SW スイッチ用突起
40 右腕部
41 肩部
42 シャフト
43 係合部
50 頭部
51 顔部
52 後頭部
53 帽子部
54A 連結突起
56H 電池ホルダー
56SW スイッチホルダー
56SW-L リーフスイッチ
56D 音声基板
56SP スピーカー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
胴部と頭部、左腕部、右腕部とからなり、頭部は胴部よりも大きいものとされ、前記腕部の一方は、肩部付近から胴体内部に向かって延設される軸部を有して、前記軸部を中心に前記胴部の側方で回転可能とされ、他方の腕部は、胴部の軸に対して並行な略垂直方向のシャフトにより前記胴部の肩部分に取り付けられ、軸部とシャフトとの間に連結機構を有することにより一方の腕部を回転させると、これに連動して他方の腕部も回転する、ことを特徴とする人形。
【請求項2】
前記軸部先端の外周面に係合突起が形成され、他方の腕部の肩側の端部には、前記係合突起を1対の突起で挟み込むように係合部が形成されたリンク構造とし、軸部を有する方の腕部を回転させると、これに連動して他方の腕部も回転する、ことを特徴とする請求項1に記載した人形。
【請求項3】
前記軸部の外周面にはバネ掛突起が形成され、前記バネ掛突起にスプリングの一端が掛止められ、その他端は、足部もしくは胴部に設けられたバネ掛突起に掛け止めるものとされることを特徴とする、請求項1または2に記載した人形。
【請求項4】
頭部は、その内部を空洞とされ、前記空洞部に、電池、音声基板、スピーカーとが内蔵され、また、頭部から下方に延設されたスイッチホルダーの先端にリーフスイッチを有することを特徴とする、請求項1乃至3の何れかに記載された人形。
【請求項5】
前記頭部は、前方の顔部と後方の後頭部、及び上方の帽子部とに分けられ、また、帽子部を電池収納部の蓋としていることを特徴とする、請求項4に記載した人形。
【請求項6】
一方の腕部、若しくは両方の腕部に付属物を取り付けていることを特徴とする、請求項1乃至5に記載した人形。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−230649(P2006−230649A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−48508(P2005−48508)
【出願日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(591072787)株式会社フジト−イ (4)
【Fターム(参考)】