説明

付加サービスの状態をシグナリングするための方法およびシステム

本開示は、回線交換方式ネットワークとパケット交換方式ネットワークのような、異なるタイプのネットワークにアクセスすることができるモバイル通信デバイスを対象としている。デバイスを伴う付加サービスが呼び出されるときに、デバイスと、付加サービスについての状態の情報を維持するセントラルサーバと、の間で、シグナリングするプロトコルが使用される。この方法で、2つの異なるタイプのネットワーク間のハンドオーバは、付加サービスを中断することなく、生じることができる。

【発明の詳細な説明】
【背景】
【0001】
(分野)
本開示は、一般にテレコミュニケーション(telecommunications)に関し、より具体的には、2つの異なるタイプの通信ネットワークを介して通信することができるモバイル通信デバイスをサポートするシステムおよび方法に関する。
【0002】
(背景)
無線情報サービスについての需要は、かつてないほどの数多くの無線通信ネットワークの発展をもたらした。CDMA2000 1xは、広域電話方式およびデータサービスを供給する、無線ネットワークの単なる一例である。CDMA2000 1xは、符号分割多元接続(CDMA)技術を使用して、第3世代パートナーシッププロジェクト2(Third Generation Partnership Project 2)(3GPP2)によって広められた(promulgated)無線標準規格である。CDMAは、マルチプルユーザがスペクトラム拡散処理(spread-spectrum processing)を使用して、共通の通信メディア(common communications medium)を共有することを可能にする技術である。ヨーロッパで一般に使用されている、競合の無線ネットワーク(competing wireless network)は、モバイル通信のためのグローバルシステム(Global System for Mobile Communications)(GSM)である。CDMA2000 1xとは異なり、GSMは、無線電話方式およびデータサービスをサポートするために、狭周波数帯域の時分割多元接続(TDMA)を使用する。いくつかの他の無線ネットワークは、Eメールおよびウェブブラウジングのアプリケーションに適切なデータレートで高速データサービスをサポートする汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service)(GPRS)と、オーディオおよびビデオアプリケーション(audio and video applications)についてのブロードバンド音声およびデータを送ることができる、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunications System)(UMTS)と、を含む。他のアクセス技術は、EV−DOおよび高速ダウンリンクパケット接続(High-Speed Downlink Packet Access)(HSDPA)を含んでいる。
【0003】
これらの無線ネットワークは、一般に、セルラ技術を使用している広域ネットワークと見なされる可能性がある。セルラ技術は、地理的カバレッジ領域(geographic coverage region)が複数のセルに分けられる、トポロジに基づいている。これらのセルのそれぞれ内に、モバイルユーザと通信する、固定された基地トランシーバ局(base transceiver station)(BTS)がある。基地局コントローラ(base station controller)(BSC)は、BTSsを制御し、そして、様々なパケット交換方式ネットワークと回線交換方式ネットワーク(packet-switched and circuit-switched networks)のための適切なゲートウェイに対する通信の経路を定めるために、地理的カバレッジ領域において典型的に使用されている。
【0004】
無線情報サービスについての需要が増え続けているので、モバイルデバイスは、広域の回線交換方式セルラネットワーク(circuit switched cellular networks)間、広域のパケット交換方式セルラネットワーク(packet switched cellular networks)間、および無線ローカルエリアネットワーク(local area networks)(LAN)間で、シームレスのネットワークカバレッジ(seamless network coverage)を提供している一方で、統合された音声、データ、およびストリーミングメディアをサポートするために進化している。無線LANは、一般に、IEEE802.11あるいは同様なもの、のような標準プロトコルを使用して比較的小さい地理的領域にわたって、電話方式およびデータサービスを提供している。無線LANsの存在は、無線LANのインフラストラクチャを使用して、ライセンスされていないスペクトラム(unlicensed spectrum)に対してセルラ通信を拡張することによって広域のセルラネットワークにおいてユーザのキャパシティを増大させる一意的な機会(unique opportunity)を提供する。
【0005】
最近、モバイルデバイスがパケット交換方式ネットワークおよび回線交換方式ネットワークのような異なる無線ネットワークと通信することを可能にするために、様々な技術が使用されている。したがって、回線交換方式ネットワークにわたってモバイルデバイスによって開始されたセッションがパケット交換方式ネットワークへとハンドオフされることができる、インスタンス(instances)がある。これらのインスタンスのうちのいくつかにおいて、セッションは、キャッチホン(call waiting)、自動転送(call forwarding)、保留(call hold)、等のような様々な付加サービス(supplementary services)に関係して含むことができる。したがって、ユーザに対してシームレスに(seamlessly)付加サービスの状態(state)を維持する方法でそのようなハンドオフを達成する必要性が存在する。さらに、このような技術は、既存の回線交換方式ネットワークに対して、修正を、ほとんどあるいはまったく必要としないであろう(should require)。
【発明の概要】
【0006】
本開示の一態様は、1つ以上のアクセスネットワークと通信しているIMSドメインを利用している、マルチプルアクセスネットワークにわたって(over multiple access networks)通信することができるモバイル通信デバイスにおける付加サービスを利用するための方法に関する。この方法にしたがって、付加サービスの表示(indication)は、回線交換方式ドメインを介して通信している間にIMSドメインから受信され、また、付加サービスの状態は、IMSドメインに対してシグナリングされる(is signaled)。
【0007】
本開示の他の態様は、次の詳細な説明から当業者に対して容易に明らかであろうということは理解され、ここでは、それは、例として、本開示の様々な態様のみが示され、説明されている。理解されるとおり、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、本開示は、他のおよび異なる態様が可能であり、また、そのいくつかの詳細は、様々な他の点において修正が可能である。したがって、図面および詳細な説明は、本質的に、説明のためのものとしてみなされるべきであり、制限するものとしてみなされるべきでない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】図1Aは、無線通信システムの一態様の概念ブロック図である。
【図1B】図1Bは、回線交換方式セルラ通信および無線LAN通信の両方をサポートすることができるモバイルデバイスの一例を説明している機能ブロック図である。
【図2】図2は、図1Aのゲートウェイシステムのより詳細な概念ブロック図を図示する。
【図3】図3は、本開示の原理にしたがって、付加サービスを含んでいる呼び出しを確立するフローチャートを図示する。
【図4】図4は、本開示の原理にしたがって、ユーザ端末とIMSドメインとの間のシグナリングのフローチャートを図示する。
【詳細な説明】
【0009】
無線通信システムの様々な態様は、例として、ただし限定としてではなく、添付図面において、図示されている。
【0010】
添付図面に関連して下記に述べられた詳細な説明は、本開示の様々な態様の説明として意図されており、本開示が実行されることができる態様のみを表わすようには意図されていない。詳細な説明は、本開示の完全な理解(a thorough understanding)を提供する目的のために、特定の詳細を含んでいる。しかしながら、本開示は、これらの詳細な説明なしで実行されることができる、ということは、当業者に対して明らかであろう。いくつかのインスタンスにおいて、よく知られたストラクチャ(structures)およびコンポーネント(components)は、本開示のコンセプト(concepts)をわかりにくくすることを避けるために、ブロック図において示されている。
【0011】
次の詳細な説明において、様々な技術は、1つのネットワークから別のネットワークへのモバイルユーザのハンドオフに関連して、説明されるであろう。多くのこれらの技術は、1つまたは複数のパケット交換方式セルラネットワークを備えた回線交換方式セルラネットワーク、および/または、セルラカバレッジ領域全体に散っている無線LANs、を通じて伝えている(traveling)モバイル通信デバイスのコンテキストにおいて説明されるであろう。モバイル通信デバイスは、CDMA2000 1xネットワークにおけるオペレーションについて設計されたセルラ電話のような、無線電話方式あるいはデータ通信が可能であるいずれの適切なデバイスであってもよい。モバイル通信デバイスは、例として、IEEE802.11、を含んでいる、無線LANにアクセスするためのいずれの適切なプロトコルを使用することが可能であってもよい。これらの技法は、IEEE802.11ネットワークと通信することができるセルラ電話のコンテキストにおいて説明されることができるが、当業者は、これらの技術がマルチプルネットワーク(multiple networks)にアクセスすることができる他のモバイル通信デバイスに拡張されることができるということを容易に理解するであろう。例えば、これらの技術は、CDMA2000ネットワークと、GSM/UMTSネットワークと、内で、あるいは、それらの間で、交換する(switching)ことができるモバイル通信デバイスに適用されることができる。したがって、IEEE802.11ネットワークと通信することができるセルラ電話のいずれの参照、あるいはいずれの他の特定的な態様は、これらの態様が広域なアプリケーション(applications)を有しているという理解で、本開示の様々な態様を説明することだけを意図している。
【0012】
図1Aは、無線通信システムの一態様の概念ブロック図である。モバイルデバイス102が、一連の破線を通って(by a series of broken lines)、広域セルラネットワーク104中を移動することが示されている。モバイルデバイス102は、また、ユーザ機器(user equipment)(UE)、アクセス端末、局(station)(STA)、無線通信デバイス、端末、ユーザ端末、モバイル機器、加入者ユニット、あるいはいくつかの他の用語として呼ばれてもよい。モバイルデバイス102は、セルラ電話、スマートフォン、コードレスホン、ラップトップコンピュータ、PDA、無線デバイス、無線モデム、ハンドセット、ハンドヘルドデバイス、衛星ラジオ(satellite radio)、グローバルポジショニングシステム(global positioning system)、等、であってもよい。セルラネットワーク104は、セルラカバレッジ領域を通じて分散された多数のBTSsをサポートするBSC106を含んでいる。説明の簡略化のために、単一のBTS108が、図1Aで示されている。モバイルスイッチングセンタ(mobile switching center)(MSC)110は、公衆交換電話ネットワーク(public switched telephone network)(PSTN)112へのゲートウェイを提供するために使用されてもよく、データベース111に結合されてもよい。図1Aでは示されてはいないが、セルラネットワーク104は、セルラネットワーク104の地理的な到達(geographic reach)を拡張するために、それぞれがいずれの数のBTSsもサポートする多数のBSCsを使用することができる。マルチプルBSCsがセルラネットワーク104の全体にわたって使用されるときには、MSC110もまた、複数のBSCs間の通信を調整するために使用されることができる。
【0013】
1つまたは複数の無線LANは、セルラネットワーク104のセルラカバレッジ領域全体にわたって分散されていてもよい。単一の無線LAN114は、モバイルデバイス102と通信することができるいずれの様々なパケット交換方式ネットワークの例として、図1Aにおいて示されている。無線LAN114は、IEEE802.11ネットワーク、あるいはいずれの他の適切なネットワークであってもよい。無線LAN114は、IPネットワーク118と通信するために、モバイルデバイス102用のアクセスポイント116を含んでいる。サーバ120は、MSC110にIPネットワーク118をインタフェースで接続する(interface)ために使用されることができ、それは、PSTN112に対してゲートウェイを提供する。サーバ120は、インターワーキング機能(interworking function)としても知られており、図2においてより詳細に説明されるように様々な機能を提供している1つまたは複数の個別なシステムであってもよい。さらに、図1Aは、異なるシステムおよびネットワークの間(between the different systems and networks)で、すべての可能性のある通信経路を図示していない。
【0014】
パワーが最初にモバイルデバイス102に適用されるとき、セルラネットワーク104あるいは無線LAN114のいずれかにアクセスすることを試みるであろう。特定のネットワークにアクセスする決定は、特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約(the specific application and overall design constraints)に関する様々な要因に依存していてもよい。一例として、モバイルデバイス102は、サービス品質が最小スレッシュホールド(a minimum threshold)を満たすときに、無線LAN114にアクセスするように構成されることができる。無線LAN114がモバイル電話方式およびデータ通信をサポートするために使用されることができるという点で、貴重なセルラ帯域幅(valuable cellular bandwidth)が、他のモバイルユーザのためにフリードアップ(freed up)されることができる。
【0015】
モバイルデバイス102は、アクセスポイント116、あるいは、無線LANのいずれの他のアクセスポイントから、ビーコン(beacon)について継続的にサーチする(search)ように、構成されることができる。ビーコンは、同期情報でアクセスポイント116によって送信された周期的な信号(periodic signal)である。モバイルデバイス102がビーコンを検出することができないイベント(event)において、それはロケーションAでモバイルデバイス102にパワーが適用される場合のケースである可能性があり、そのときには、モバイルデバイス102は、セルラネットワーク104にアクセスすることを試みる。モバイルデバイス102は、BTS108からパイロット信号を獲得することにより、セルラネットワーク104にアクセスすることができる。いったんパイロット信号が獲得されると、無線接続(radio connection)は、当技術分野において知られた手段で、モバイルデバイス102とBTS108との間で確立されることができる。モバイルデバイス102は、MSC110に登録する(register with)ために、BTS108で無線接続を使用することができる。登録は、モバイルデバイス102がセルラネットワーク104に知られたその所在を行なうプロセスである。登録プロセスが完了したとき、モバイルデバイス102は、モバイルデバイス102あるいはPSTN112のいずれかによって、呼び出しが開始されるまでアイドル状態へと入る可能性がある。いずれの方法にせよ、無線トラフィックリンク(air traffic link)は、呼び出しをセットアップし、サポートするために、モバイルデバイス102とBTS108との間で、確立されることができる。
【0016】
モバイルデバイス102が、図示された態様においてロケーションAからロケーションBへとセルラネットワーク104を通じて移動するとき、それは、アクセスポイント116からビーコンを検出することが可能である。いったんこれが生じると、無線接続は、当技術分野でよく知られている手段によって、2つの間で確立されることができる。モバイルデバイス102は、そのあと、サーバ120のIPアドレスを得る。モバイルデバイス102は、サーバのIPアドレスを決定するために、ドメイン名サーバ(Domain Name Server)(DNS)のサービスを使用することができる。サーバ120のドメイン名は、セルラネットワーク104にわたって、モバイルデバイス102に届けられる(delivered)ことができる。IPアドレスで、モバイルデバイス102は、サーバ120とのネットワーク接続を確立することができる。
【0017】
図1Bは、回線交換方式セルラおよび無線LAN通信(circuit switched cellular and wireless LAN communications)の両方をサポートすることができるモバイルデバイスの一例を図示している機能ブロック図である。モバイルデバイス102は、セルラトランシーバ152および無線LANトランシーバ154を含むことができる。モバイルデバイス102の少なくとも一態様においては、セルラトランシーバ152は、BTS(示されていない)とのCDMA2000 1x通信をサポートすることができ、また、無線LANトランシーバ154は、アクセスポイント(示されていない)とのIEEE802.11通信をサポートすることができる。しかしながら、当業者は、モバイルデバイス102に関連して説明されたコンセプトは、他のセルラおよび無線LAN技術に拡張されることができるということを容易に理解するだろう。各トランシーバ152および154は、それぞれ、個別のアンテナ156、157で示されており、しかし、トランシーバ202および204は、単一のブロードバンドアンテナを共有することができる。各アンテナ156、157、207は、1つまたは複数の放射素子(radiating elements)でインプリメントされる(implemented)ことができる。
【0018】
モバイルデバイス102は、また、両方のトランシーバ202、204に結合されたプロセッサ158で示されているが、個別のプロセッサは、モバイルデバイス102の代替的な態様において、各トランシーバのために使用されてもよい。プロセッサ158は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、あるいは、それらのいずれの組み合わせとして、インプリメントされてもよい。一例として、プロセッサ208は、マイクロプロセッサ(示されていない)を含むことができる。マイクロプロセッサは、数ある中でも、(1)セルラネットワークおよび無線LANへのアクセスを制御し、管理する、(2)キーパッド160、ディスプレイ162、および他のユーザインタフェース(示されていない)に、プロセッサ158をインタフェース接続する、ソフトウェアのアプリケーションをサポートするために使用されることができる。プロセッサ158は、また、畳み込み符号化(convolutional encoding)、巡回冗長検査(cyclic redundancy check)(CRC)機能、変調、およびスペクトラム拡散処理のような、様々な信号処理機能をサポートする埋め込まれたソフトウェア層を備えた、デジタル信号プロセッサ(DSP)(示されてはいない)を含むことができる。DSPは、また、電話方式のアプリケーションをサポートするために、ボコーダ機能(vocoder functions)を実行することができる。プロセッサ158がインプリメントされる方法は、特定のアプリケーション、全体に課された設計制約、に依存するだろう。当業者は、これらの状況下でハードウェア、ファームウェアおよびソフトウェアの構成の互換性を、そして、各特定のアプリケーションについて、説明された機能性をベストにインプリメントする方法(how best to implement)を、を認識するであろう。
【0019】
当技術分野において知られたある目的のために、アクセスポイントからの信号強度は、モバイルデバイス102において、受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator)(RSSI)ブロック166で、測定されることができる。RSSIは、自動利得制御のための無線LANトランシーバ152にフィードバックされる現存信号である可能性が最も高く、したがって、モバイルデバイス102の回路複雑性(circuit complexity)を増大させることなく、プロセッサ158に対して提供されることができる。代替的に、無線接続の質は、ビーコンから決定されることができる。
【0020】
プロセッサ158は、ハンドオフ条件が現存するときに検出するアルゴリズムを実行するように、また、他の接続されたシステムで適切なシグナリングを開始するように、構成されることができる。アルゴリズムは、以前に説明され、アクセス可能なメモリ161に保存された、マイクロプロセッサベースのアーキテクチャ(microprocessor based architecture)によってサポートされた1つまたは複数のソフトウェアのアプリケーションとして、インプリメントされることができる。代替的には、アルゴリズムは、プロセッサ158から離れているモジュールであってもよい。モジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれらのいずれの組み合わせで、インプリメントされることができる。具体的な設計制約に依存して、アルゴリズムは、モバイルデバイス102においていずれのエンティティ(entity)へと統合されるか、あるいは、モバイルデバイス102においてマルチプルエンティティ(multiple entities)を横切って分散されることができる。
【0021】
PSTN112のような、パケットネットワークと回線交換ネットワークとの間の音声通信を容易にするために、システム120のリソースが利用されている。システム120のいくつかの機能あるいはコンポーネントの詳細は、図2において、より詳細に示されている。図1Aのシステム120は、図2において図示されているように、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem)(IMS)ドメイン204としてより包括的に説明されている。IMSドメインは、次の機能を提供している多くの異なるシステムを有しており、例えば、SIPサーバおよびSIPレジストラ(呼び出しセッション制御機能、CSCFで知られている)224のようなIPベースのサービスを提供しているサーバと、MGCF226およびMGW228のようなレガシPSTNネットワークとのインターワーキングを提供しているサーバと、VCC AS218のようなCSセルラネットワークとのインターワーキングを提供しているサーバと、がある。また、複数のマルチメディアのアプリケーションサーバ(示されていない)は、インターネット202を介してモバイルデバイス234に異なるサービスを提供することが含まれることができる。図2で識別された特定のサーバは、本質的に例示的であって、より少数のサーバ、あるいは、より多くのサーバは、本開示の範囲から逸脱することなく、含まれることができる。一般に、IMSドメイン204の1つの機能は、パケット交換方式ネットワーク206と回線交換方式ネットワークとの間のシグナリングおよび音声通信をマッピングする機能であり、したがって、2つの間の通信を可能にする。IMSドメイン204は、例えば、モバイルデバイス234についてのSIPベースのネットワーク接続を供給することができる。セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol)(SIP)は、IPネットワークにおけるセッションを確立するために使用されたシグナリングプロトコルである。セッションは、単純な2方式電話呼び出しであってもよく、あるいは、それは、協力的なマルチメディアコンファレンスセッション(collaborative multi-media conference session)であってもよい。これらのセッション手段を確立する能力は、革新的なサービスのホストが可能になるということを意味しており、例えば、ボイスエンリッチド電子商取引(voice-enriched e-commerce)、ウェブページクリックツーダイアル(web page click-to-dial)、友達リストを備えたインスタントメッセージング(Instant Messaging with buddy lists)、およびIPセントクレックスサービス(IP Centrex services)がある。図2によって図示されるいくつかの他の態様は、HSSサーバ222の包含であり、それは、ホーム加入者サーバであり、また、レガシ回線交換方式ネットワーク(legacy circuit switched networks)において、HLR216と同じ機能と、PSTN220およびIMSドメインとの間の接続と、をサービス提供している。図2では、MSC212を通じて、BSC(210)と音声呼び出し継続アプリケーションサーバ(Voice Call Continuity Application server)(VCC AS)218との間の経路が示されている。無線LAN側では、デバイス234は、IMSドメイン204内でパケットドメインインタフェース230に到達するためにアクセスポイント232を使用することができる。
【0022】
図2における他のセルラネットワークのエレメント(cellular network elements)、例えば、BTS208、BSC210、MSC212、VLR214、HLR/AC216、およびPSTN220、は前に説明されている。モバイルデバイス234は、ネットワークアクセスポイント232を通じてパケットデータインタフェース230を使用して、無線LANのような、セルラネットワークおよびパケット交換方式ネットワークの両方にアクセスすることができる。
【0023】
特に、IMSドメインは、IPネットワークからのパケットストリームと、PSTN220のような音声回線交換ネットワークと、の間の伝送を変換するメディアゲートウェイ228を含むことができる。したがって、音声は、メディアゲートウェイ228とPSTN220との間の回線交換方式接続において音声符号化された通信回路にわたって搬送されるが、音声は、パケット交換方式ネットワークとメディアゲートウェイ228にわたってパケットで搬送される。メディアゲートウェイ228のSIPシグナリング機能および制御機能(SIP signaling and control functions)を終了することを動作するメディアゲートウェイ制御機能(media gateway control function)(MGCF)226もまた提供されている。この点では、MGCF226は、IPセッションにおけるSIPシグナリングと、回線交換方式セッションにおけるSS7シグナリングと、の間の変換を典型的に実行する。
【0024】
一定の通信セッション(certain communication sessions)をアンカーする(anchors)、音声呼び出し継続アプリケーションサーバ(voice call continuity application server)(VCC AS)218もまた提供されている。VCC ASは、ネットワークのオペレータがその加入者に供給することができるサービスの一部である。このサービスは、サービスとして自動的に含まれてもよく、あるいは、ユーザが選択し、また、その機能について追加料金をことによると払わなくてはならない、加入者サービスであってもよい。図1Aにおけるもののようなマルチモードネットワークの当初の設計(original designs)は、モバイルデバイスが回線交換呼び出しを開始するたびに構想されており、(それらがVCCサービスに対しての加入者である場合には)、その呼び出しセッションは、呼び出し開始の際に、VCC ASにおいてアンカーされるであろう。必要となる場合には、アンカーすること(anchoring)は、セッションを復元する(restore)、あるいは、ハンドオフするために、十分な情報を保存しているVCC ASを含んでいる。典型的に、そのような情報は、セッションに関与している2つのパーティの識別情報(the identity of the two parties participating in the session)、セッションの間に利用されているサービス、および、セッションの間に呼び出しとネットワークの状態を定義することにおいて便利であるいずれのトランスポート特定情報、を含んでいる。そのような設計は、その呼び出しがこれまでに実際にハンドオフを必要とするかどうかに関わらず、開始のときに、すべての呼び出しを自動的にアンカーする。したがって、VCC AS218のリソースは、その機能性を必要としない呼び出しに使用される。さらに、呼び出しをアンカーするプロシージャ(procedure)は、ユーザに顕著である可能性のある回線交換方式セッションのセットアップに遅延を加える。さらに、このプロシージャは、VCC AS218で、モバイルオリジネートされた呼び出し(a mobile originated call)をアンカーすることを開始する/トリガーするために、回線交換方式ネットワークにおいて、MSCの修正を要求することができる。
【0025】
図2の詳細は、機能ブロックとして図示されており、様々な異なる方法で物理的にインプリメントされることができる。各機能ブロックは、適切なソフトウェアを実行するための1つまたは複数の個別のコンピュータベースのプラットフォームであってもよく、あるいは、それらは、同じコンピュータベースのプラットフォーム上で実行しているアプリケーションの論理関数(logical functions)であってもよい。
【0026】
あるインスタンスにおいては、デバイス234は、セルラドメイン206を使用している電話の呼び出し(telephone call)と関連していてもよい。図3は、そのような呼び出しがIMSドメインにおいてアンカーされる例示的な方法のフローチャートを図示する。最初に、ステップ302で、呼び出しは、モバイルデバイスを含むセルラドメインにおいて確立される。この呼び出しを確立する部分として、VCC ASは、ステップ304において、呼び出しをアンカーする。このことは、ステップ306において、MGWとMSCを通じて、PSTNとモバイルデバイスとの間で呼び出し経路(call path)を確立する。このチャネルを制御するためのシグナリングは、CSCFとMGCFの両方によって提供される。
【0027】
いったん呼び出しが確立され、進行中になると、付加サービスは、ステップ308で呼び出されることができる。そのようなサービスは、例えば、自動転送(call forwarding)、キャッチホン(call waiting)、呼転換(call diversion)、会議電話(call conferencing)、等、を含んでいる。従来、ユーザ端末とMSCは、付加サービスのオペレーションを制御するために、互いに信号を送る(signal)。例えば、キャッチホンで、ユーザ端末は、それが第2の着信(a second incoming call)に接続し、それをしている間に、現存の呼び出しを一時保留に(on hold)にしたいと思っているMSCに対して表示することができる。いずれの他のネットワークエンティティも、ユーザ端末によるこの選択を知らず、関係していない。もしこれが生じて、ユーザ端末がセルラドメインからパケット交換方式ドメインへとハンドオーバされる場合には、そのときには、VCC ASは、オリジナルアンカー情報(original anchoring information)を使用して、呼び出しのパケット交換方式バージョンを確立するであろう。このことは、たとえセルラドメインにおいて第2の着信に接続されていたとしても、第1の着信に接続されているユーザ端末を結果としてもたらすであろう。
【0028】
図4は、上記の発生が生じないように、シームレスな方法において付加サービスの状態をシグナリングする、例示的な方法のフローチャートを図示する。ここに説明されるこのシグナリング技術は、付加サービスがセルラドメインとIMSドメインとの間のハンドオーバの間(during)にさえ維持されるように、回線交換方式ネットワークにわたって存在するときにでさえ、ユーザ端末とCSCFとの間で情報を送信し、受信するためにプロトコルを使用する。
【0029】
1つの具体的な態様においては、プロトコルは、各それぞれの入手可能な付加サービスに対して、それぞれのデュアルトーンマルチ周波数(dual-tone multi-frequency)(DTMF)コードを割り当てることを含んでいる。DTMFコード、あるいは、DTMFシグナリングメッセージは、特定のシグナリングあるいは呼び出し制御メッセージを表わすために使用されることができる連続的なDTMFトーンの固有の組み合わせである。新しい付加サービスが入手可能になると、新しいDTMFコードが、割り当てられることができる。プロトコルのこれらのDTMFコードは、付加サービスおよびその属性に、それぞれ対応するであろう。例えば、1つのDTMFコードは、着信がキャッチホンについて利用可能であるということをユーザ端末に示すであろう。それに応じて、ユーザ端末が呼び出しを無視したいか、あるいは、呼び出しに出たいか、ということを示している適切なDTMFコード(appropriate DTMF codes)があるであろう。別のDTMFコードは、ユーザ端末が同様に現在の呼び出しをドロップ(drop)したいということを示すであろう。別のDTMFコードは、ユーザ端末が第2の呼び出しにおいてコンファレンス(conference)したいということを示してもよい。当業者は、各付加サービスおよびその属性に対して割り当てられる特定のDTMFコードは、本開示の意図された範囲から逸脱することなく設計によって変更されてもよいということを理解するであろう。
【0030】
DTMFシグナリングは、複数の終点間(between end points)でシグナリングするアプリケーション層のために(例、自動レスポンスシステムにおけるメニューのために)、また、呼び出し制御のために(例、*67および呼び出しの特徴を制御するために使用される他のコード)、使用されている。呼び出し制御のケースにおいて、DTMF「メッセージ(message)」は、呼び出しを処理する(handling)MSC(モバイルスイッチングセンタ)によって解釈される。この開示の方法のために選択されたDTMFコードは、呼び出しを扱っているMSCによって使用される、また、エンドユーザアプリケーションシグナリングによって使用されない、呼び出し制御シグナリングDTMFコードのセットの外にあるDTMFコードの特別なセットから選択される。我々は、このDTMFシグナリングメッセージのセット(set of DTMF signaling messages)をVCCの補足シグナリングメッセージセット(VCC Supplementary Signaling Message Set)と呼ぶ。したがって、MSCは、アプリケーション層DTMFメッセージングとしてこれらの信号を解釈し、そして、ハンドセットとMGWとの間でトランスパレントに(transparently)、これらの信号を通過させる。ハンドセットとMGWの両方は、このVCC補足シグナリングメッセージセットを認識し、これらのコードを解釈し、そして、エンドユーザにこれらのDTMFトーンを通過させる代わりに、VCCの間に(during VCC)、付加サービスの呼び出し制御のために、それらを使用しなくてはならない。
【0031】
さらに、プロトコルは、信頼性のために、特徴を含むように設計されることができる。例えば、プロトコルは、エラーフリー(error-free)且つ信頼のある方法で情報が受け渡されることを確実にするために、明示的なACK信号および様々な再伝送スキームを必要とすることができる。
【0032】
図4、ステップ402、において、CSCFは、すでに進行中である呼び出しに関する付加サービスを呼び起こすPSTNからの呼び出しに気づくようになることができる。CSCFは、そのあと、プロトコルにしたがって、DTMFコードがユーザ端末に送信されるべきものを、識別する。このデジット情報(digit information)は、ユーザ端末に対して確立された呼び出しチャネルにわたってDTMFコードをMGWが送信することができるようにMGCFに受け渡される。MSCとレガシセルラドメイン(legacy cellular domain)は、音声呼び出しの間にDTMFコードを受諾し、また、いずれのさらなる操作(manipulation)なしで、情報を単に受諾するように構成される。MSCとBSCとの間で、DTMFコードは、ユーザ端末に対してセルラネットワークを介して送信されるデジット情報に翻訳される。
【0033】
これに応じて、ユーザ端末は、埋め込まれたDTMFコードを受信し、付加サービスを呼び出すための可能性をどのように扱うかを決定する。ステップ404において、ユーザ端末は、プロトコルにしたがって、適切にコード化されたレスポンスを作り、CSCFに対してMSCを通じて返信(reply)を送信する。DTMFコードは、セルラドメインが修正なしに受諾し、転送する、帯域内コード(in-band codes)であるという点において例示的である。当業者は、本開示の範囲を逸脱することなく、他の、同様な帯域内シグナリング周波数およびコード(in band signaling frequencies and codes)が使用されることができるということを理解するであろう。
【0034】
ステップ406において、CSCFは、ユーザ端末から受信された返信にしたがって呼び出し経路を制御する。例えば、キャッチホンのシチュエーションにおいて、確立されたチャネルは、ユーザ端末に対して第2の着信を接続するために使用される。MSCおよびセルラドメインに関する限り、それらは、第1の呼び出しから第2の呼び出しまでの変更を知らない。たとえMSCが別のBTSにハンドオーバするとしても、確立された呼び出し制御チャネル(今は第2の呼び出しを搬送している)は、シームレスにハンドオーバされる。ハンドオーバが無線LANに対してであるというケースにおいては(in the case where the hand-over is to the wireless LAN)、CSCFは、ユーザ端末に対して正しい呼び出しを接続することを知っている。したがって、IMSドメインは、付加サービスを呼び起こし、インプリメントするために、セントラルコントローラとしてサービス提供する。セルラドメインを備えた呼び出しチャネルは、一貫のままであるが、CSCFおよびMGCFは、正しい音声呼び出しがそのチャネルにわたって提供されているということを確実にするために一緒に機能する。CSCFとユーザ端末との間のプロトコルは、セルラドメインによってネイティブに扱われる(natively handled)信号を使用して、付加サービスが、セルラドメインを含むことなしに、この方法で呼び起こされ、制御されることを可能にする。その結果、2つのドメインの間のハンドオーバは、すべての付加サービスの状態を維持している間に、生じることができる。
【0035】
開示されたプロセスにおける特定の順序あるいは階層のステップは例示的なアプローチの一例であるということは理解されている。設計のプレファレンスに基づいて、プロセスにおける特定の順序あるいは階層のステップは本開示の範囲内に残っている間に再配列されてもよいということは理解されている。添付の方法クレームは、サンプルの順序における様々なステップのエレメントを表わしており、表わされた特定の順序あるいは階層に限定されることを意味していない。
【0036】
様々な説明のための論理ブロック、モジュール、回路、エレメント、および/またはここに開示された態様に関連して説明されたコンポーネントは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)(DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit)(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array)(FPGA)あるいは他のプログラマブル論理コンポーネント、ディスクリートゲートあるいはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいはここに説明された機能を実行するために設計されたそれらの任意の組み合わせで、インプリメントあるいは実行されることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替として、プロセッサは、いずれの従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機械(state machine)であってもよい。プロセッサは、また、コンピューティングコンポーネント(computing components)の組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用しての1つ以上のマイクロプロセッサ、あるいはいずれの他のそのような構成、としてインプリメントされることができる。
【0037】
ここに開示された態様に関連して説明された方法あるいはアルゴリズムは、直接にハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されたソフトウェアモジュールにおいて、あるいはこれら2つの組み合わせにおいて、具現化されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMあるいは当技術分野において知られているストレージメディアのいずれの他の形態において存在する(reside)ことができる。ストレージメディアは、プロセッサがストレージメディアから情報を読み取ることができ、ストレージメディアに情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されることができる。あるいは、ストレージメディアは、プロセッサに一体化していてもよい。
【0038】
以上の説明は、いずれの当業者もここに説明された様々な態様を実行することができるように提供されている。これらの態様に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかであろう、また、ここにおいて定義された包括的な原理は、他の態様に適用されることができる。したがって、特許請求の範囲は、ここに示された実施形態に限定されるようには意図されてはおらず、言語による特許請求の範囲(language claims)に整合する十分な範囲を与えられるべきである、なおここにおいて、単数形でのエレメントへの言及は、特にそのように述べられていないかぎり、「唯一の(one and only one)」を意味するように意図されてはおらず、むしろ「1つまたは複数の(one or more)」を意図している。当業者に知られているあるいは後に知られるようになる、本開示全体にわたって説明される様々な実施形態のエレメントのすべての構造的および機能的な同等物(equivalents)は、参照することによりここに明白に(expressly)組み込まれており、特許請求の範囲によって包含されるように意図されている。さらに、ここに開示されたものは、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公共にささげる(dedicated to the public)ようには意図されていない。請求項の構成要素(claim element)は、構成要素が明示的に、フレーズ「のための手段(means for)」を使用して明白に記載されていない限り、あるいは、方法の請求項のケースにおいては、構成要素が、フレーズ「のためのステップ(step for)」を使用して記載されていない限り、米国特許法第112条6項の規定の下で解釈されるべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パケット交換方式あるいはIMSドメインにおけるサーバを利用して1つまたは複数のアクセスネットワークにわたって通信することができるモバイル通信デバイスにおいて付加サービスを利用するための方法であって、
回線交換方式ドメインを介して通信している間に、前記パケット交換方式あるいはIMSドメインにおける前記サーバから付加サービスの状態の表示を受信すること、
を備えている方法。
【請求項2】
前記表示は、前記付加サービスの前記状態を示すDTMFコードである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記DTMFコードは、音声呼び出し部分と一緒に埋め込まれている、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記付加サービスを利用することに関する適切なDTMFを決定することと、
前記のIMSドメインに、前記付加サービスの前記状態を示すために前記適切なDTMFコードを送ることと、
をさらに備えている請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記適切なDTMFコードは、セルラドメインによって、ネイティブに扱われている、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記付加サービスは、キャッチホン、自動転送、会議電話、あるいは保留、のうちの少なくとも1つを含んでいる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記表示は、セルラドメインによってネイティブに扱われている、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記マルチプルアクセスネットワークと通信しているIMSドメインを有しているマルチプルアクセスネットワークにわたって通信できるモバイル通信デバイスであって、前記デバイスは、
前記マルチプルアクセスネットワークからデータを受信することができる受信機回路と、
セルラドメインを介して通信している間にIMSドメインから付加サービスの表示を受信し、
また、それに応答して、前記IMSドメインに対して前記付加サービスの状態をシグナリングする、
インストラクションを実行するように構成されたプロセッサと、
を備えている、
デバイス。
【請求項9】
前記表示は、前記付加サービスのタイプを示すDTMFコードである、請求項8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記DTMFコードは、音声呼び出し部分と一緒に埋め込まれている、請求項9に記載のデバイス。
【請求項11】
前記プロセッサは、
前記付加サービスを利用することに関する適切なDTMFコードを決定し、
前記IMSドメインに対して前記付加サービスの前記状態を示すために前記適切なDTMFコードを送信するように、
さらに構成されている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項12】
前記適切なDTMFコードは、前記セルラドメインによってネイティブに扱われている、請求項11に記載のデバイス。
【請求項13】
前記付加サービスは、キャッチホン、自動転送、会議電話、あるいは保留、のうちの少なくとも1つを含んでいる、請求項8に記載のデバイス。
【請求項14】
前記表示は、前記セルラドメインによってネイティブに扱われている、請求項8に記載のデバイス。
【請求項15】
前記マルチプルアクセスネットワークは、パケット交換方式ネットワークを含んでいる、請求項8に記載のデバイス。
【請求項16】
前記パケット交換方式ネットワークは、無線LANを含んでいる、請求項15に記載のデバイス。
【請求項17】
前記パケット交換方式ネットワークは、パケット交換方式セルラネットワークを含んでいる、請求項15に記載のデバイス。
【請求項18】
前記マルチプルアクセスネットワークは、回線交換方式ネットワークを含んでいる、請求項8に記載のデバイス。
【請求項19】
前記回線交換方式ネットワークは、3Gセルラネットワークを含んでいる、請求項18に記載のデバイス。
【請求項20】
コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ可読媒体上で保存されたインストラクションを含んでおり、前記インストラクションは、
セルラドメインを介して通信している間にIMSドメインから付加サービスの表示を受信するための第1のインストラクションのセットと、
前記IMSドメインに対して前記付加サービスの状態をシグナリングするための第2のインストラクションのセットと、
を備えている、
コンピュータ可読媒体。
【請求項21】
マルチプルアクセスネットワークと通信しているIMSドメインを有している、前記マルチプルアクセスネットワークにわたって通信することができるモバイル通信デバイスであって、前記デバイスは、
マルチプルアクセスネットワークにわたってデータを交換することができるトランシーバと、
セルラドメインを介して通信している間に、前記IMSドメインから付加サービスの表示を受信するための手段と、
前記IMSドメインに対して前記付加サービスの状態をシグナリングするための手段と、
を備えている、
モバイル通信デバイス。
【請求項22】
パケット交換方式あるいはIMSドメインにおいてサーバを利用している、1つまたは複数のアクセスネットワークにわたって通信することができるモバイル通信デバイスにおける、付加サービスを利用するための方法であって、
前記パケット交換方式あるいはIMSドメインにおける前記サーバに対して、前記付加サービスの状態の表示をシグナリングすること、
を備えている、
方法。
【請求項23】
前記表示は、前記付加サービスの前記状態を示すDTMFである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記DTMFコードは、音声呼び出し部分と一緒に埋め込まれている、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記付加サービスを利用することに関する適切なDTMFコードを決定することと、
前記のIMSドメインに対して前記付加サービスの前記状態を示すために前記適切なDTMFを送信することと、
をさらに備えている請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記適切なDTMFコードは、セルラドメインによってネイティブに扱われている、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記付加サービスは、キャッチホン、自動転送、会議電話、あるいは保留、のうちの少なくとも1つを含んでいる、請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記表示は、セルラドメインによってネイティブに扱われている、請求項22に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−507348(P2010−507348A)
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533486(P2009−533486)
【出願日】平成19年10月16日(2007.10.16)
【国際出願番号】PCT/US2007/081558
【国際公開番号】WO2008/140550
【国際公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】