説明

伸縮自在な遮断装置

【課題】搬送が容易で必要なときに必要な場所に設置することが可能で、一時的にもしくは定期的に適宜開閉できる遮断装置を実現することである。
【解決手段】 本発明は、一側壁に開口が備えられている箱体に送風機が装着され、前記箱体の内部には前記送風機の排気口を包囲するように伸縮自在な袋状の遮断機が装着されており、前記送風機を作動させて前記遮断機内に空気が供給されると、箱体の開口から実質的に水平方向に伸延して緊張態様を維持し、前記送風機の作動を停止させると、前記遮断機内部の空気圧が低下して緊張態様が緩和されるように構成されている伸縮自在な遮断装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路などの通路を定期的もしくは一時的に閉鎖するためのものであって、特に収納時には軽量小型となる遮断装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、遮断装置としては列車の踏切に設置されているものや、有料道路の料金所に設置されているものが周知である。
【0003】
また、遮断装置ではないが伸縮自在な注意喚起装置も知られている。
【0004】
前述のような遮断装置は一般的に特定の位置に固定的に設置されているものであるが、土砂崩れなどの自然災害によって道路が破損し、通行が不可能もしくは危険となる状態になった場合、前記道路の破損位置の手前で自動車等の通行を遮断する必要が生じる。
【0005】
道路の破損位置の手前で自動車等の通行を遮断する必要が生じた場合、現場に作業者を派遣して人為的に前記遮断作業を行うことになる。
【0006】
例えば特許文献に記載のように、注意喚起装置を設置することも考えられるが、やはりこの装置は注意を喚起するも道路を遮断することはできない。
【0007】
【特許文献】実用新案第2594666号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述のように従来の遮断装置では、必要なときに必要な場所に設置することは出来なかったが、一時的または定期的に適宜開閉できる遮断装置が期待されていたが実現されていなかったが、本発明は係る課題を解決遷都するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の発明は、通路を定期的もしくは一時的に閉鎖するための遮断装置であって、基台に支持され一側壁に開口が備えられている箱体の他側内壁に送風機が装着され、前記箱体の内部には前記送風機の排気口を包囲するように伸縮自在な袋状の遮断機が装着され、前記送風機を作動させて前記遮断機内に空気が供給されると、前記遮断機内部の空気圧が上昇して前記箱体の開口から実質的に水平方向に伸延して緊張態様を維持し通路を閉鎖状態とし、前記送風機の作動を停止させると、前記遮断機内部の空気圧が低下して緊張態様が緩和されて閉鎖状態が解除されるように構成されている伸縮自在な遮断装置である。
【0010】
本発明では、道路などの通行を遮断する必要が生じた際には、送風機を作動させて遮断機内に空気を供給し、そうすると前記遮断機内部の空気圧が上昇して前記箱体の開口から実質的に水平方向に伸延して緊張態様を維持し通路を閉鎖する状態となる。
【0011】
また、通路を開放する際には、前記送風機の作動を停止させると、前記遮断機内部の空気圧が低下して緊張態様が緩和されて閉鎖状態が解除され通路の閉鎖状態が解除されることになる。
【0012】
第2の発明は、第1の発明を前提とし、遮断機の緊張態様が緩和されている状態で前記遮断機を箱体に収納するように構成されている伸縮自在な遮断装置である。
【0013】
本発明では、通路の閉鎖状態が解除された際に、緊張態様が緩和されている状態の遮断機を折畳んで箱体内に収納することが可能となる。
【0014】
第3の発明は、第1もしくは第2の発明を前提とし、遮断機の底辺に沿って水切り片が設けられている伸縮自在な遮断装置である。
【0015】
本発明では、遮断機の底辺に沿って水切片が設けられているので、降雨などによって遮断機が濡れた際にも付着した水滴は前記水切片に沿って容易に滴下して遮断機から離脱するので、当該遮断機が重くなり下方に曲がることはない。
【0016】
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明を前提とし、箱体の開口には開閉自在な扉が装着されている伸縮自在な遮断装置である。
【0017】
本発明では、箱体の開口に開閉自在な扉が装着されているので、通路の閉鎖状態が解除され、緊張態様が緩和されている状態の遮断機を折畳んで箱体内に収納後、前記開口を閉蓋することができるので適切に管理することが可能となる。
【0018】
第5の発明は、第1ないし第4のいずれかの発明を前提とし、送風機の近傍に発光器が装着されている伸縮自在な遮断装置。
【0019】
本発明では、遮断機が透明もしくは半透明な素材で形成されていると、発光器を発光させることによって、夜間でも延伸した遮断機を容易に視認することができる。
【0020】
第6の発明は、第1ないし第5のいずれかの発明を前提とし、遮断機は緊張状態でも撓むように構成されている伸縮自在な遮断装置である。
【0021】
本発明では、遮断機は緊張状態でも撓むように構成されているので、災害発生時に道路を閉鎖しても、復旧や救助のための自動車などを通過させる必要があるが、その都度遮断機を伸縮させずとも前記自動車が前記遮断機を撓ませて通過させることができるので、緊急事態に迅速に対応することが出来る。
【0022】
第7の発明は、第1ないし第5のいずれかの発明を前提とし、箱体に線材巻取手段が設けられ、線材の一端が前記巻取手段に固着されており、前記線材の他端が遮断機の突出先端部近傍内部に固着されている伸縮自在な遮断装置である。
【0023】
本発明では、線材の一端が巻取手段に固着されており、前記線材の他端が遮断機の突出先端部近傍内部に固着されているので、前記巻取手段が前記線材を巻き取ると遮断機の突出先端部は内側からは固体方向に牽引されることになる。
【0024】
第8の発明は、第7の発明を前提とし、線材巻取手段が線材を巻き取ることによって、遮断機の突出端部が内側から箱体内部に牽引され収納される伸縮自在な遮断装置である。
【0025】
本発明では、線材巻取手段が線材を巻き取ることによって遮断機の突出端部が内側から箱体の方向に牽引され、当該箱体内部に収納されることになる。
【0026】
第9の発明は、第7もしくは第8の発明を前提とし、遮断機内に、その伸延方向に沿って、一部に透孔が開設されている複数の線材支持片が装着され、線材は前記透孔に挿通されている伸縮自在な遮断装置である。
【0027】
本発明では、一部に透孔が開設されている線材支持片が遮断機内に複数個装着され、線材は前記透孔に挿通されているので、線材巻取手段が動作すると当該線材は前記線材支持片に支持された状態で巻き取られることになる。
【0028】
第10の発明は、第7ないし第9のいずれかの発明を前提とし、箱体に線材が挿通する貫通孔が開設され、前記箱体の外側壁に線材巻取手段が装着されている伸縮自在な遮断装置である。
【0029】
本発明では、箱体に線材が挿通する貫通孔が開設され、前記箱体の外側壁に線材巻取手段が装着されているので、必要な際に箱体に線材巻取手段を装着することができる。なおコスト等の関係で線材巻取手段の装着を省略してもよい。
【0030】
第11の発明は、第7ないし第10のいずれかの発明を前提とし、線材は遮断機内部の相対向する側壁に少なくとも2本装着されている伸縮自在な遮断装置である。
【0031】
本発明では、線材は遮断機内部の相対向する側壁に少なくとも2本装着されているので線材巻取手段を動作させると相対抗する側壁が同期して牽引され収縮することになる。
【0032】
第12の発明は、第1ないし第11のいずれかの発明を前提とし、送風機は無線装置によって動作するように構成されている伸縮自在な遮断装置である。
【0033】
本発明では、送風機は無線装置によって動作するように構成されているので無人でも必要なときに伸縮自在な遮断装置を伸縮動作させることができる。
災害時には遮断装置の動作に緊急を要することがあるが、かかる場合人も無線装置を動作させることによって迅速に対応することが可能となる。
【0034】
第13の発明は、第1ないし第12のいずれかの発明を前提とし、遮断器にはファスナーが装着され、当該ファスナーを開放することによって遮断器の内部の空気を迅速に排出するように構成されている伸縮自在な遮断装置であり、本発明では、ファスナーを開放することによって遮断機の内部の空気を迅速に大量に排出することができるので、遮断機を迅速に収縮させることができる。
【発明の効果】
【0035】
本発明に係る伸縮自在な遮断装置においては、道路などの通行を遮断する必要が生じた際には、送風機を作動させて遮断機内に空気を供給し、そうすると前記遮断機内部の空気圧が上昇して前記箱体の開口から実質的に水平方向に伸延して緊張態様を維持し通路を閉鎖し、通路を開放する際には、前記送風機の作動を停止させると、前記遮断機内部の空気圧が低下して緊張態様が緩和されて閉鎖状態が解除され、通路の閉鎖状態が解除されることになり、従来の遮断装置の設置が不適当な所にも容易に設置でき、また遮断機を折畳むことによって用意に搬送することができる
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
図面はいずれも各種の実施の形態を示すもので、図1は本発明の第1の実施例の遮断機が収納された状態の正面図、図2は本発明の第1の実施例の遮断機が完全に伸延された状態の正面図、図3は本発明の第1の実施例の遮断機が伸延された状態の右側面図そして図4は本発明の第1の実施例の遮断機が伸延された状態の左側面図である。
【0037】
図5は第2の実施例の遮断機が収納された状態の部分斜視図、図6は第2の実施例の遮断機が若干伸延された状態の部分断面図、図7は第2の実施例の遮断機が若干伸延された状態の部分斜視図そして図8は第2の実施例の遮断機が完全に伸延された状態の部分断面図である。
【0038】
図9は第3の実施例の遮断機が完全に伸延された状態の正面図である。
【0039】
図10は第2の実施例の線材支持片を示す部分拡大断面図である。
【0040】
なお、各実施例に共通の部位には同一の符号が付されている。
【0041】
これらの図において、1は基台6の上端に固定されている箱体で、右側面に開口2が開設されており、左側内壁に送風機3が装着されると共に当該送風機3に吸気孔に対応する部位に円形の通風孔が開設されている。
【0042】
箱体1の内部には前記送風機3の排気口を包囲するように伸縮自在な半透明の袋状の遮断機4が装着されており、前記送風機3を作動させて前記遮断機4内に空気が供給されると(図6矢印A参照)、前記遮断機4内部の空気圧が上昇して前記箱体1の開口2から実質的に水平方向に伸延して緊張態様を維持し、道路等の通路5を閉鎖状態にする(図2、図9参照)。
【0043】
前記遮断機4の伸延状態の水平方向の長さは3mないし4mである。
【0044】
次いで、前記送風機3の作動を停止させると、前記遮断機4内部の空気圧が低下して緊張態様が緩和されるので、当該を折畳んで前記箱体1に開口2から収納すると通路5の閉鎖状態が解除される(図1、図5参照)。
【0045】
従って、災害などが発生し、所定の位置の通路5の通行を遮断する必要が生じた場合には、遮断装置を所定の位置に設置し、送風機3を作動させて遮断機4内に空気を供給すると、前記遮断機内部の空気圧が上昇して前記箱体の開口から実質的に水平方向に伸延して緊張態様を維持し通路5を閉鎖する状態となる。
【0046】
また、通路を開放する際には、前述のように前記送風機3の作動を停止させると、前記遮断機4内部の空気圧が低下して緊張態様が緩和されて閉鎖状態が解除され、通路5の閉鎖状態が解除されることになる。
【0047】
前記遮断機4の底辺に沿って水平方向に鋸状の水切片7が設けられており降雨などによって遮断機4が濡れた際にも、表面に付着した水滴は前記水切片7に沿って容易に滴下して遮断機4から離脱するので、当該遮断機4が伸延状態にあっても水滴による重量の増加が原因となって下方に曲がることはない。
【0048】
なお、図示はしていないが、箱体1の開口2には開閉自在な扉が装着されていて、通路5の閉鎖状態が解除され、収縮状態の遮断機4を折畳んで箱体1内に収納後、前記開口2を閉蓋すると遮断装置を適切に管理することが可能となる。
【0049】
また、送風機3の近傍に発光器8が装着されており(図6、図8参照)、遮断機4が半透明な素材で形成されているので、発光器8を点滅もしくは常時点灯させることによって夜間でも延伸した遮断機4を容易に視認することができる。
【0050】
更に、遮断機4の素材はポリエステルなどのしなやかな素材で形成されており、緊張状態でもある程度の力によって撓むように構成されている。
【0051】
従って、災害発生時に道路5を閉鎖しても、復旧や救助のための自動車などを通過させる場合、その都度遮断機を伸縮させずとも前記自動車が前記遮断機4を撓ませて通過することができるので、緊急事態に迅速に対応することが出来る。
【0052】
図5ないし図8において、箱体1の、前記開口2の反対側の外側壁に、遮断機4を前記箱体1内に畳み込み収納するための線材巻取装置9が装着されており、当該線材巻取装置9上下に1対のプーリ10が回転自在に装着されている。
【0053】
そして、線材としての直径1mmのポリエステル撚線11の一端が前記巻取装置9に固着されており、前記ポリエステル撚線11の他端が遮断機4の突出先端部近傍内部に固着されている(図8参照)。
【0054】
従って、前記送風機3を動作させると、図6に示すように、遮断機4内に空気が供給され当該遮断機4を前記ポリエステル撚線11を前記前記巻取装置9から繰り出しつつ膨張し延伸するが、当該ポリエステル撚線11が前記巻取装置9から繰り出されると前記巻取装置9が反時計方向に回転し(図6参照)、その際の抵抗によって遮断機4は下方に落下することなく徐々に水平方向に延伸する(図5ないし図7参照)。
【0055】
また、前記送風機3を動作を停止させ、前記巻取装置9が時計方向に回転すると、前記ポリエステル撚線11が巻取装置9に巻き取られ、遮断機4はその突出先端部の内側から箱体1内に牽引され(図8参照))、前記箱体1内に収納される。
【0056】
前記遮断機4の内部の上縁と下縁にはその延伸方向に沿って複数の線材支持片12が等間隔(10cm)で装着されており(図6、図8、図10参照)当該線材支持片12には一部に透孔13が開設され、前記ポリエステル撚線11は前記透孔13に挿通されている。
【0057】
従って、前記巻取装置9がポリエステル撚線11を巻き取る方向に回転動作すると、当該ポリエステル撚線11は前記線材支持片12に支持された状態で巻き取られることになる。
【0058】
なお、前記箱体1の左側壁には前記ポリエステル撚線11が相通する貫通孔が穿設されている。14は下側が開口15されたカバー(図8参照)である。
【0059】
前述のように、ポリエステル撚線11は遮断機4内部の相対向する側壁(上下)に2本装着されているので、線材巻取装置9を動作させると相対抗する側壁が同期して牽引され収縮することになる。
【0060】
図示はしていないが、送風機9や巻取装置9が無線装置によって動作するように構成されていると、無人でも必要なときに遮断装置を伸縮動作させることができる。災害時には遮断装置の動作に緊急を要することがあるが、かかる場合人も無線装置を動作させることによって迅速に対応することが可能となる。
【0061】
更にこれも図示はしていないが遮断機4の底部にはファスナーが装着され当該ファスナーを開放することによって遮断機4の内部の空気を大量に短時間で排出するように構成されている。
【0062】
図9は2個1対の遮断装置が道路5を挟んで固定的に対向配備されているもので、いずれもガードレール16の外側に設置されている。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の第1の実施例の遮断機が収納された状態の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の遮断機が完全に伸延された状態の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の遮断機が伸延された状態の右側面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の遮断機が伸延された状態の左側面図である。
【図5】本発明の第2の実施例の遮断機が収納された状態の部分斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例の遮断機が若干伸延された状態の部分断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例の遮断機が若干伸延された状態の部分斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施例の遮断機が完全に伸延された状態の部分断面図である。
【図9】本発明の第3の実施例の遮断機が完全に伸延された状態の正面図である。
【図10】本発明の第2の実施例の線材支持片を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
【0064】
1 箱体
2 開口
3 送風機
4 遮断機
5 通路(道路)
6 基台
7 水切り片
8 発光器
9 線材巻取装置
10 プーリ
11 ポリエステル撚線
12 線材支持片
13 透孔
14 カバー
15 開口
16 ガードレール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通路を定期的もしくは一時的に閉鎖するための遮断装置であって、基台に支持され一側壁に開口が備えられている箱体の他側内壁に送風機が装着され、前記箱体の内部には前記送風機の排気口を包囲するように伸縮自在な袋状の遮断機が装着されており、前記送風機を作動させて前記遮断機内に空気が供給されると、前記遮断機内部の空気圧が上昇して前記箱体の開口から実質的に水平方向に伸延して緊張態様を維持し通路を閉鎖状態とし、前記送風機の作動を停止させると、前記遮断機内部の空気圧が低下して緊張態様が緩和されて閉鎖状態が解除されるように構成されている伸縮自在な遮断装置。
【請求項2】
遮断機の緊張態様が緩和されている状態で前記遮断機を箱体に収納するように構成されている請求項1記載の遮断装置。
【請求項3】
遮断機の底辺に沿って水切片が設けられている請求項1もしくは請求項2記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項4】
箱体の開口には開閉自在な扉が装着されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項5】
送風機の近傍に発光器が装着されている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項6】
遮断機は緊張状態でも撓むように構成されている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項7】
箱体に線材巻取手段が設けられ、線材の一端が前記巻取手段に固着されており、前記線材の他端が遮断機の突出先端部近傍内部に固着されている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項8】
線材巻取手段が線材を巻き取ることによって、遮断機の突出端部が内側から箱体内部に牽引され、収納される請求項7記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項9】
遮断機内に、その伸延方向に沿って、一部に透孔が開設されている複数の線材支持片が装着され、線材は前記透孔に挿通されている請求項7もしくは請求項8記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項10】
箱体に線材が挿通する貫通孔が開設され、前記箱体の外側壁に線材巻取手段が装着されている請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項11】
線材は遮断機内部の相対向する側壁に少なくとも2本装着されている請求項7ないし請求項10のいずれかに記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項12】
送風機は無線装置によって動作するように構成されている請求項1ないし請求項11に記載の伸縮自在な遮断装置。
【請求項13】
遮断機にはファスナーが装着され、当該ファスナーを開放することによって遮断機の内部の空気を迅速に排出するように構成されている請求項1ないし請求項12に記載の伸縮自在な遮断装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図6】
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【図9】
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【図8】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−68163(P2009−68163A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−186300(P2007−186300)
【出願日】平成19年6月19日(2007.6.19)
【出願人】(391023518)社団法人日本建設機械化協会 (19)
【出願人】(000126779)株式会社アドビック (3)
【Fターム(参考)】