説明

低ガス透過性チューブ

【課題】ガス透過性、柔軟性、圧縮永久歪性、動的疲労特性が良好であり、製造コストも安価な低ガス透過性チューブを提供する。
【解決手段】ガス透過性の低い高分子材料の層(3)と、高反発性の高分子材料で構成される層(2)とが不可分一体に積層成形されている低ガス透過性チューブ(1)であって、前記ガス透過性の低い高分子材料層(3)はシリコーン変性ポリアルキレン共重合体ゴム層であり、前記高反発性の高分子材料層(2)はシリコーンゴム層である。両層はそれぞれ付加反応加硫型ゴムであり、成形後同時一体的に加硫されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に柔軟性、圧縮永久歪性、復元性、動的疲労特性が要求される低ガス透過性チューブに関するものである
【背景技術】
【0002】
従来から低ガス透過性の高分子材料であるポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素樹脂などの樹脂製のチューブやオレフィン系合成ゴム、フッ素系合成ゴム、ジエン系合成ゴム、ビニル系合成ゴムなどのゴム製のチューブが使用されてきた。これらの樹脂材料、ゴム材料は一般的に硬く柔軟性に乏しいので、動的疲労特性に問題がある。各種材料の気体透過率については非特許文献1に詳しく記載されている。
【0003】
シリコーンゴム製チューブは化学的に安定であり、弾性、衛生性、耐候性があり、様々な分野において使用されている。例えば薬液送液や血液送液などの液体輸送に使用されている。これらのチューブは送液する液体の種類によって耐溶剤性、耐アルカリ性、耐酸性、耐ガス透過性、柔軟性、圧縮永久歪性、動的疲労特性などのさまざまな特性が要求されており、個々の目的により多くの材質、種類、性能のチューブの中から選択され使用されている。
【0004】
又シリコーンゴムにポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素樹脂などを被覆したチューブもあるが、これらも前記の樹脂、合成ゴム製チューブと同様の問題がある。
【非特許文献1】「プラスチック・データブック」,工業調査会,1999年12月1日,38-42頁
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
シリコーンゴム単体で構成されたチューブは、シリコーンゴムはガス透過性が良い為に外部の空気やその他のガスなどがチューブの壁を透過して薬液や溶剤などに混入してしまうという問題がある。又逆に溶液中の溶液や溶剤などがチューブの壁を透過して外部に揮発して変質するという問題がある。さらに気体が透過すると送液する液体の定量性も不安定になる問題がある。
【0006】
本発明は前記の問題点を解決する為になされたものであり、ガス透過性、柔軟性、圧縮永久歪性、動的疲労特性が良好であり、かつ製造コストも安価であるチューブを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の低ガス透過性チューブは、ガス透過性の低い高分子材料の層と、高反発性の高分子材料で構成される層とが不可分一体に積層成形されている低ガス透過性チューブであって、前記ガス透過性の低い高分子材料層はシリコーン変性ポリアルキレン共重合体ゴム層であり、前記高反発性の高分子材料層はシリコーンゴム層であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の低ガス透過性チューブは、ガス透過性の低い高分子材料の層と、高反発性の高分子材料で構成される層とが不可分一体に積層成形されている。これにより、ガス透過性、柔軟性、圧縮永久歪性、動的疲労特性が良好であり、製造コストも安価なチューブを提供できる。とくに、前記ガス透過性の低い高分子材料はシリコーン変性ポリアルキレン共重合体ゴム層(以下「シリコーン変性共重合体エラストマー」ともいう。)であり、前記高反発性の高分子材料はシリコーンゴムであり、両者はそれぞれ付加反応加硫により同時一体的に加硫されていると、前記の効果は顕著である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明のチューブは、内径、1mm〜13mm、外径、3mm〜20mm、片肉厚、1mm〜3.5mmの範囲が好ましい。
【0010】
本発明においては、前記シリコーン変性重合体エラストマーとシリコーンゴムの厚み比は、全体を100としたとき、10:90〜90:10の範囲であることが好ましい。さらに好ましくは、両者の厚み比は20:80〜80:20の範囲である。
【0011】
また、前記ガス透過性の低い高分子材料のシリコーン変性共重合体エラストマーは外層であり、前記高反発性の高分子材料のシリコーンゴムは内層に配置されているか、又は前記ガス透過性の低い高分子材料のシリコーン変性共重合体エラストマーは内層であり、前記高反発性の高分子材料のシリコーンゴムは外層に配置されていることが好ましい。
【0012】
前記シリコーン変性重合体エラストマー及び前記シリコーンゴムは、それぞれ付加反応加硫型ゴムであり、2層構造のチューブに押出し成形後、同時一体的に加硫して製造する。
【0013】
前記シリコーン変性共重合体エラストマーは、エチレンプロピレンポリマーとシリコーンオイルを混合し、必要に応じて補強性充填材として二酸化ケイ素パウダーを混合した配合物とし、前記配合物に、主鎖構造が飽和炭化水素であるイソブチレンモノマーの両末端にほぼ定量的にアリル基が導入された液状ポリマー(下記化学式1)を加え、付加反応加硫したものが好ましい。
CH2=CHCH2-PIB-CH2CH=CH2(但し、PIBはポリイソブチレン) ・・・(化1)
さらに本発明の一実施例のチューブについて図面を用いて説明する。図1は低ガス透過性チューブの断面図である。チューブに使用するゴム材料は一体成型が可能な様に同一硬化機構に配合された材料であって、外層又は内層を構成する片方の材料はシリコーン変性エチレンプロピレンゴムやシリコーン変性アクリルゴムなどが使用できる。好ましくはガス透過性、柔軟性、復元性、動的疲労特性が高いシリコーン変性エチレンプロピレンゴムである。ここでシリコーン変性エチレンプロピレンゴムとは、エチレンプロピレンポリマー30〜90質量部にシリコーンオイルを70〜10質量部の範囲で混合し、必要な場合はさらに補強性充填材として二酸化ケイ素パウダーを10〜90質量部添加混合した配合物したものを準備する。この配合物50〜90質量部に、さらに主鎖構造が飽和炭化水素であるイソブチレンモノマーの両末端にほぼ定量的にアリル基が導入された、数平均分子量が例えば5,000で粘度が例えば700Pa・s(23℃)の液状ポリマー(下記化学式1)を10〜50質量部加えた後、付加反応架橋が可能となるように配合する。
CH2=CHCH2-PIB-CH2CH=CH2(但し、PIBはポリイソブチレン) ・・・(化1)
前記したエチレンプロピレンポリマーとシリコーンオイルを混合した配合物は、信越化学工業(株)製商品名“SEP―X−890C−U”として市販されている。
【0014】
本発明においては、この配合物にさらに前記化学式(1)の液状ポリマーを配合し、付加反応架橋が可能となるように工夫した。
【0015】
もう一方の高分子材料であるシリコーンゴムには、加熱硬化型ミラブルゴム、加熱硬化型液状ゴムなどがあり、さらにそれらゴムの架橋機構としては有機過酸化物系架橋、付加反応系架橋などがあるが、とくに好ましくは上記加熱硬化型ミラブルゴムを付加反応架橋とした配合物である。前記2種類のゴム材料を同一の架橋機構にすることは不可分一体に成型する場合に重要である。
【0016】
このシリコーンゴムの架橋後の物理特性は、硬度(JIS−K6253 A型硬度):40〜70度、反発弾性(JIS−K6255):50〜80%、圧縮永久歪(JIS−K6262・25%圧縮試験):20%以下であり柔軟性、復元性、動的疲労特性が高い低ガス透過性チューブの材料として好適である。
【0017】
図1は本発明の一実施例における2層構造チューブ1の断面図である。このチューブ1の内層2は高反発性の高分子材料はシリコーンゴムであり、外層3はシリコーン変性共重合体エラストマーである。チューブ1の内径は例えば3mm、外径は5mmである。
【実施例】
【0018】
以下に実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
【0019】
(実施例1)
(1)共重合体ゴム(ゴムA)
シリコーン変性エチレンプロピレンゴム(信越化学工業(株)製商品名“SEP―X−890C−U”)100質量部と、主鎖構造が飽和炭化水素であるイソブチレンモノマーの両末端にほぼ定量的にアリル基が導入された数平均分子量が5,000で粘度が700Pa・s(23℃)の液状ポリマー15質量部を均一に2本ロールで混合分散したベースポリマーを作成した。その後にマイレン酸ジメチル、0.05質量部、第1硬化剤1質量部(SH1107/製品名・東レダウコーニング株式会社製)、第2硬化剤0.5質量部(X−93−1410A/製品名・信越化学株式会社製)、触媒0.05質量部(SRX212/製品名・東レダウコーニング株式会社製)を加え、2本ロールで均一に分散混練りしゴムAを得た。
【0020】
ゴムAの特性測定をした。熱加硫プレス機を使用し150℃で10分間加熱による1次加硫後に、150℃で1時間の2次加硫を行い、厚さ2.0mmの加硫シートを作成した。このシートの特性を測定したところ、硬度は53°(JIS−K6253 A型)、引張り強さは3.8Mpa(JIS−K6251)、伸びは220%(JIS−K6251)、引裂き強さは18(JIS−K6252・クレセント型)、圧縮永久歪は19%(JIS−K6262・25%圧縮試験)、反発弾性率は51%(JIS−K6255)であった。
(2)シリコーンゴム(ゴムB)
シリコーンゴムコンパウンド100質量部(SE1185U/製品名・東レダウコーニング株式会社製)に硬化触媒、0.4質量部(RD201/製品名・東レダウコーニング株式会社製)。架橋剤、0.4質量部(MR91/製品名・東レダウコーニング株式会社製)。反応抑制剤、0.8質量部(RD7/製品名・東レダウコーニング株式会社製)。白色顔料、0.2質量部を2本ロールで均一に分散混練りしゴムBを得た。
【0021】
ゴムBの特性を測定した。熱加硫プレス機を使用し150℃で10分間の1次加硫後に、200℃で4時間の2次加硫を行い、厚さ2.0mmの加硫シートを作成した。このシートの特性を測定したところ、硬度は55度(JIS−K6253 A型)。引張り強さは8Mpa(JIS−K6251)。伸びは330%(JIS−K6251)。引裂き強さは22(JIS−K6252・アングル型)。圧縮永久歪は4.2%(JIS−K6262・25%圧縮試験)。反発弾性は80%(JIS−K6255)であった。
【0022】
次に透湿度の実験をした。以上のように作成したゴムAとゴムBを使用し全体(合計)の厚みが1.0mmとなる様にし、それぞれの厚み割合を変化させ2種類のゴムが分離しないように一体成形したシートを作成し、実験1〜実験7でそれぞれの透湿度をJIS−Z0208(防湿包装材料の透湿度試験方法・カップ法)で測定した。結果を表1に示す。表1はそれぞれの厚み割合を変化させ2種類のゴムが分離しないように一体成形したシートの透湿度を測定したデータである。
【0023】
【表1】

【0024】
表1から明らかなとおり、ゴムA:ゴムBの厚み比率が100:0〜10:90の範囲の透湿度が低く、さらに100:0〜20:80の透湿度は低くて好ましかった。
【0025】
(実施例2)
次に同時押出し成型装置を用いて、ゴムAとゴムBの成形後の合計肉厚みが1.0mmとなるように、ゴムAとゴムBのそれぞれの厚み割合を変化させ2種類のゴムが分離しないように一体成形した。ゴムBが内層、ゴムAが外層となるようにした。その後、300℃、60秒の1次加硫をし、次に200℃、2時間の2次加硫をした。冷却した後、内径3mm、外径5mmのチューブを作成し水蒸気透過率(%)を測定する実験8〜実験14のサンプルとした。
【0026】
次にチューブを270mmに正確に切断した後、一方の先端から10mmの位置をバインダークリップ(ライオン社製・No155)で封止した後、チューブ内に気泡が入らないように蒸留水をもう片方の先端まで一杯なる様に注射器で注入した後、先端から10mmの位置で同じくバインダークリップ(ライオン社製・No155)で封止した後、全体の重量を精密に測定し加熱前試料重量(W1)とした。
【0027】
次に上記で作成したサンプルを40℃+/−0.5℃の恒温オーブンに60時間投入した後に取り出し1時間室温で冷却した後、重量を測定し加熱後試験重量(W2)とし水蒸気透過率(%)を測定した結果を表2に示す。表2はそれぞれの厚み割合を変化させ2種類のゴムが分離できない様に一体成型したチューブの水蒸気透過率を測定したデータである。
【0028】
【表2】

【0029】
表2から明らかなとおり、ゴムA:ゴムBの厚み比率が100:0〜10:90の範囲の水蒸気透過率が低く、さらに100:0〜20:80の水蒸気透過率は低くて好ましかった。
(実施例3)
次に、チューブの復元性を確認した。実験15(比較例)のチューブは、ゴムA単体で成形され内径2.6mm、外径4.6mm、処理前は断面が略真円のチューブであった。
【0030】
実験16(比較例)のチューブは、ゴムB単体で成形され内径2.6mm、外径4.6mm、処理前は断面が略真円のチューブであった。
【0031】
実験17(実施例)のサンプルはゴムAを外層に厚み0.20mm、ゴムBを内層に厚み0.80mmとし、総厚み1.0mmで内径2.6mm、外径4.6mm、断面が略真円のチューブであった。
【0032】
実験18(実施例)のサンプルはゴムAを外層に厚み0.50mm、ゴムBを内層に厚み0.50mmとし、総厚み1.0mmで内径2.6mm、外径4.6mm、断面が略真円のチューブであった。
【0033】
実験19(実施例)のサンプルはゴムAを外層に厚み0.80mm、ゴムBを内層に厚み0.20mmとし、総厚み1.0mmで内径2.6mm、外径4.6mm、断面が略真円のチューブであった。
【0034】
実験20(実施例)のサンプルはゴムAを内層に厚み0.20mm、ゴムBを外層に厚み0.80mmとし、総厚み1.0mmで内径2.6mm、外径4.6mm、断面が略真円のチューブであった。
【0035】
実験21(実施例)のサンプルはゴムAを内層に厚み0.50mm、ゴムBを外層に厚み0.50mmとし、総厚み1.0mmで内径2.6mm、外径4.6mm、断面が略真円のチューブであった。
【0036】
実験22(実施例)のサンプルはゴムAを内層に厚み0.80mm、ゴムBを外層に厚み0.20mmとし、総厚み1.0mmで内径2.6mm、外径4.6mm、断面が略真円のチューブであった。
【0037】
実験15〜実験22のチューブは、断面が略真円となるように押出し、チューブを作成し、それぞれを300℃、60秒の一次加硫と、200℃、2時間の2次加硫を施した。復元性を評価するために図2に示す試験冶具10に固定した。すなわち、下プレート11の上に長さ50mmのチューブ1を置き、その上から上プレート12を置き、ナット13a,13bを締め付けることにより、チューブ1を1.28mmの厚さLまで押し潰す。
【0038】
その後、冷熱試験機に投入し+80℃(1時間)→−20℃(1時間)を1サイクルとし、合計36サイクル、合計72時間の熱ストレス下で暴露し復元性の実験をした。比較例1としてPVC製のチューブの結果を加えて表3に示す。表3はチューブの復元性を測定したデータである。X方向は縦方向を示す。
【0039】
【表3】

【0040】
表3から明らかなとおり、実験17〜22は2層構造のチューブであり、暴露前に対する内径変化が小さく、良好であった。
【0041】
これに対して、実験15はゴムA単体で成形されており、暴露前に対する内径変化は高かった。また実験16はゴムB単体で成形されており、暴露前に対する内径変化は小さかったが、表1〜2から透湿度及び水蒸気透過性が高く、この面で好ましくなかった。
【0042】
以上の様に本発明の積層一体化成形チューブによれば、水蒸気透過率が低く、復元性の高い低ガス透過性チューブを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】図1は本発明の一実施例における2層構造のチューブの断面図である。
【図2】図2は本発明の実施例3におけるチューブの復元性を評価するための試験方法を示す断面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 2層構造のチューブ
2 内層
3 外層
10 試験冶具
11 下プレート
12 上プレート
13a,13b ナット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス透過性の低い高分子材料の層と、高反発性の高分子材料で構成される層とが不可分一体に積層成形されている低ガス透過性チューブであって、
前記ガス透過性の低い高分子材料層はシリコーン変性ポリアルキレン共重合体ゴム層であり、前記高反発性の高分子材料層はシリコーンゴム層であることを特徴とする低ガス透過性チューブ。
【請求項2】
前記共重合体ゴム層及び前記シリコーンゴム層は、それぞれ付加反応加硫型ゴムであり、成形後同時一体的に加硫されている請求項1に記載の低ガス透過性チューブ。
【請求項3】
前記共重合体ゴム層及び前記シリコーンゴムの厚み比は、全体を100としたとき10:90〜90:10の範囲である請求項1又は2に記載の低ガス透過性チューブ。
【請求項4】
前記共重合体ゴム層は外層であり、前記シリコーンゴム層は内層に配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の低ガス透過性チューブ。
【請求項5】
前記共重合体ゴム層は内層であり、前記シリコーンゴム層は外層に配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の低ガス透過性チューブ。
【請求項6】
前記共重合体ゴムは、エチレンプロピレンポリマーとシリコーンオイルを混合し、必要に応じて補強性充填材として二酸化ケイ素パウダーを混合した配合物とし、さらに前記配合物に、主鎖構造が飽和炭化水素であるイソブチレンモノマーの両末端にほぼ定量的にアリル基が導入された液状ポリマー(下記化学式1)を加え、付加反応加硫したものである請求項1〜5のいずれかに記載の低ガス透過性チューブ。
CH2=CHCH2-PIB-CH2CH=CH2(但し、PIBはポリイソブチレン) ・・・(化1)

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−240291(P2006−240291A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−4145(P2006−4145)
【出願日】平成18年1月11日(2006.1.11)
【出願人】(000237422)富士高分子工業株式会社 (15)
【Fターム(参考)】