説明

低分子治療剤または生物製剤の投与によって引き起こされる免疫応答を治療するためのカテプシンSインヒビターの使用

本発明は、治療を受ける患者において有害な免疫応答を引き起こす治療と組み合わせるカテプシンSインヒビターの使用に向けられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者において有害な免疫応答を誘導する可能性があるか、またはそれを誘導する非組織移植治療を受ける患者を治療する方法であって、カテプシンSインヒビターを前記患者に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項2】
患者において有害な免疫応答を誘導する非組織移植治療を受ける患者を治療する方法であって、カテプシンSインヒビターを前記患者に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項3】
前記治療が低分子治療剤による前記患者の治療を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記低分子治療剤がヘパリン、低分子量ヘパリン、プロカインアミド、またはヒドララジンである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記治療が生物製剤による前記患者の治療を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記生物製剤がタンパク質である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記生物製剤が抗体である、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記生物製剤が、Remicade(登録商標)、Refacto(登録商標)、Referon−A(登録商標)、VIII因子、VII因子、Betaseron(登録商標)、Epogen(登録商標)、Embrel(登録商標)、インターフェロンβ、Botox(登録商標)、Fabrazyme(登録商標)、Elspar(登録商標)、Cerezyme(登録商標)、Myobloc(登録商標)、Aldurazyme(登録商標)、Verluma(登録商標)、インターフェロンα、Humira(登録商標)、Aranesp(登録商標)、Zevalin(登録商標)またはOKT3である、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
患者への低分子治療剤または生物製剤の投与によって引き起こされる前記患者における免疫応答を治療する方法であって、有効量のカテプシンSインヒビターを、免疫応答の治療の必要がある患者に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項10】
生物製剤を用いる治療を受けている患者を、カテプシンSインヒビターを用いて治療する方法。
【請求項11】
前記免疫応答が低分子治療剤によって引き起こされる、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記低分子治療剤が、ヘパリン、低分子量ヘパリン、プロカインアミド、またはヒドララジンである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記免疫応答が生物製剤によって引き起こされる、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記生物製剤がタンパク質である、請求項10または13に記載の方法。
【請求項15】
前記生物製剤が抗体である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記生物製剤が、Remicade(登録商標)、Refacto(登録商標)、Referon−A(登録商標)、VIII因子、VII因子、Betaseron(登録商標)、Epogen(登録商標)、Embrel(登録商標)、インターフェロンβ、Botox(登録商標)、Fabrazyme(登録商標)、Elspar(登録商標)、Cerezyme(登録商標)、Myobloc(登録商標)、Aldurazyme(登録商標)、Verluma(登録商標)、インターフェロンα、Humira(登録商標)、Aranesp(登録商標)、Zevalin(登録商標)またはOKT3である、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記カテプシンSインヒビターが、前記治療前、前記治療と同時に、または前記治療後に投与される、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記カテプシンSインヒビターが、低分子治療剤の投与の前、それと同時に、またはその後に投与される、請求項9、11、または12のいずれかに記載の方法。
【請求項19】
前記カテプシンSインヒビターが、生物治療剤の投与の前、それと同時に、またはその後に投与される、請求項9、10、および13〜16のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記カテプシンSインヒビターが、
(a)化学式(Ia)または(Ib):
【化1】

{式中、
Eは:
(i)−C(R5)(R6)X1ここでX1は−CHO、−C(R7)(R8)CF3、−C(R7)(R8)CF2CF29、−C(R7)(R8)R10、−C(O)C(O)R10、−CH=CHS(O)210、−C(R7)(R8)C(R7)(R8)OR10、−C(R7)(R8)CH2OR10、−C(R7)(R8)C(R7)(R8)R10、−C(R7)(R8)CH2N(R11)SO210、−C(R7)(R8)CF2C(O)NR1011、−C(R7)(R8)C(O)NR1011、−C(R7)(R8)C(O)N(R11)(CH22OR11、もしくは−C(R7)(R8)C(O)N(R11)(CH22NR1011、または
(ii)−C(R5a)(R6a)CN;であり
[ここで、
5およびR5aは独立して水素もしくはアルキルであり;
6およびR6aは、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、−アルキレン−X−Rl2(ここでXは−O−、−NR13−、−S(O)n1−、−CONR13−、−NR13CO−、−NR13C(O)O−、−NR13CONR13−、−OCONR13−、−NR13SO2−、−SO2NR13−、−NR13SO2NR13−、−CO−、−OCO−、もしくは−C(O)O−ここでn1は0〜2、R12は水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロアラルキルであり、および各Rl3は水素もしくはアルキルである)からなる群より独立して選択され、ここでR6およびR6aにおける芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、一置換アミノ、二置換アミノ、ニトロ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アシル、アルキルスルホニル、もしくはアリールスルホニルから独立して選択される1個、2個、もしくは3個のRaで任意に置換され、ここでRaにおける芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ、もしくはアルコキシカルボニルから独立して選択される1個または2個の置換基で任意に置換され;または
5およびR6ならびにR5aおよびR6aは、R5およびR6とR5aおよびR6aの両方が結合している炭素原子と一緒になって、(i)アルキル、ハロ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アルコキシカルボニル、もしくはアリールオキシカルボニルから独立して選択される1個もしくは2個のRbで任意に置換されるシクロアルキレン、あるいは(ii)1〜4個のアルキルで任意に置換されるか、またはアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルキルオキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アミノアルキル、アシル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、−S(O)n214、−アルキレン−S(O)n2−R15、−COOR16、−アルキレン−COOR17、−CONR1819、もしくは−アルキレン−CONR2021(ここでn2は0〜2であり、かつR14〜R17、R18およびR20は独立して水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、もしくはヘテロシクロアルキルであり、かつR19およびR21は独立して水素もしくはアルキルである)から独立して選択される1個もしくは2個のRcで任意に置換されるヘテロシクロアルキレンを形成し、ここで、シクロアルキレンまたはヘテロシクロアルキレンに結合した基における芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ベンジル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、一置換アミノ、二置換アミノ、もしくはアシルから独立して選択される1個、2個、もしくは3個の置換基で任意に置換され;
7は水素もしくはアルキルであり;
8はヒドロキシであり;または
7およびR8は一緒にオキソを形成し;
9は水素、ハロ、アルキル、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
10はアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロシクロアルキルアルキルであり、ここでR10における芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、アミノ、一置換アミノ、二置換アミノ、カルバモイル、もしくはアシルから独立して選択される1個、2個、もしくは3個のRdで任意に置換され、ここでRdにおける芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノから独立して選択される1個、2個、もしくは3個の置換基で任意に置換され;かつ
11は水素もしくはアルキルであり];または
(iii)以下の化学式(a):
【化2】

{式中、
nは0、1、もしくは2であり;
4は−NR22−、−S−、もしくは−O−から選択され、ここでR22は水素、アルキル、もしくはアルコキシであり;かつ
5は−O−、−S−、−SO2−、もしくは−NR23−であり、ここでR23は、水素、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アミノアルキル、アシル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、−S(O)224、−アルキレン−S(O)n3−R25、−COOR26、−アルキレン−COOR27、−CONR2829、もしくは−アルキレン−CONR303l(ここでn3は0〜2でありかつR24〜R27、R28およびR30は独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロシクロアルキルアルキルであり、かつR29およびR31は独立して水素もしくはアルキルである)から選択され、ここでX5における芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ、もしくはアルコキシカルボニルから独立して選択される1個、2個、もしくは3個の置換基、およびアリール、アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロアラルキルから選択される1個の置換基で任意に置換され;
5は上記に定義したとおりであり;
1は水素もしくはアルキルであり;
1aは水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、もしくは−アルキレン−X2−R32であり[ここでX2は−NR33−、−O−、−S(O)n4−、−CO−、−COO−、−OCO−、−NR33CO−、−CONR33−、−NR33SO2−、−SO2NR33−、−NR33COO−、−OCONR33−、−NR33CONR34、または−NR33SO2NR34−であり(ここでR33およびR34は独立して水素、アルキル、もしくはアシルであり、かつn4は0〜2である)、かつR32は水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロシクロアルキルアルキルである]、ここで前記アルキレン鎖は、1個〜6個のハロで任意に置換され、そしてここでR1aにおける芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノカルボニル、アミノスルホニル、アシル、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキル、アミノ、一置換アミノ、二置換アミノ、もしくはアシルから独立して選択される1個、2個、もしくは3個のReで任意に置換され;または
1およびR1aはこれらが結合する炭素原子と一緒に、シクロアルキレン環もしくはヘテロシクロアルキレン環を形成し、ここで前記シクロアルキレンもしくはヘテロシクロアルキレンは、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ケト、もしくは−SO2Rから選択される1個もしくは2個のRfで任意に置換され、ここでRはアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリールもしくはヘテロアラルキルであり、ここでRfにおける芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、カルボキシ、もしくはアルコキシカルボニルから独立して選択される1個、2個、もしくは3個の置換基で任意に置換され;
2は水素もしくはアルキルであり;
3は水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アミノ、一置換もしくは二置換アミノ、または−アルキレン−X3−R35であり[ここでX3は−NR36−、−O−、−S(O)n5−、−CO−、−COO−、−OCO−、−NR36CO−、−CONR36−、−NR36SO2−、−SO2NR36−、−NR36COO−、−OCONR36−、−NR36CONR37−、または−NR36SO2NR37−であり(ここでR36およびR37は独立して水素、アルキル、またはアシルであり、かつn5は0〜2である)、およびR35は水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルである]、ここで、R3における芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、シアノ、ニトロ、アシル、アシルオキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、カルバモイル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルカルバモイルオキシ、アリールカルバモイルオキシ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、アミノ、一置換もしくは二置換アミノから独立して選択される1個、2個、もしくは3個のRgによって任意に置換され、そしてさらに、Rgにおける芳香族環および脂肪族環は、1個、2個、もしくは3個のRhによって任意に置換され、ここでRhは、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキサミド、もしくはアルコキシカルボニルから独立して選択され;
4は水素、アルキル、ヒドロキシ、ニトリル、もしくは−(アルキレン)n6−X6−R38であり(ここでX6は−O−、−NR39−、−S(O)n7−、NR39CO−、−CO−、または−OC(O)−であり、ここでn6は0もしくは1であり、n7は0〜2であり、かつR39は水素もしくはアルキルである)、そしてR38は水素、アルキル、フェニル、ナフチル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、インドリニル、ピラニル、チオピラニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、ベンズオキサゾリル、もしくはキノキサリニルであり、ここで、R38は、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、アシル、アミノ、一置換アミノ、二置換アミノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアルキルから独立して選択される1個、2個、もしくは3個のRiで任意に置換され、ここでRiにおける芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシ、もしくはアルコキシカルボニルから独立して選択される1個もしくは2個の置換基で任意に置換され;または
(Ia)もしくは(Ib)におけるR3およびR4は、これらが結合する原子と一緒に、アリール環もしくはヘテロアリール環に任意に融合したヘテロアリール環もしくはヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、前記環は環の芳香族部分および/もしくは非芳香族部分で1個、2個、もしくは3個のRjで任意に置換され;
各RjおよびR4aは独立して:
水素、1個もしくは2個のN、O、C(O)、S、S(O)、もしくはS(O)2によって任意に介在され、かつアミノ、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、インドリニル、ピラニル、チオピラニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、ベンズオキサゾリルもしくはキノキサリニルによって任意に置換されるアルキルであり;
ハロ、アルコキシ、アルキルチオ、ヒドロキシ、カルボキシ、アリール、アリールオキシ、アロイル、ヘテロアリール、アルカノイル、−C(O)OR、(ここでRは水素、アルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、アリールアルキル、アミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロシクロアルキルアルキルである)、アミノカルボニル、アミノスルホニル、アルキルスルホニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アルカノイルアミノ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アロイルアミノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、アルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、シクロアルキル、ベンジルオキシ、もしくはウレイドであって、ここでR4aおよびRjにおける上述の基の各々は、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、カルボキシ、ニトリル、ニトロもしくはNH2C(O)−から独立して選択される1個、2個、もしくは3個の置換基で任意に置換される}
の化合物であるか;あるいは、
(b)以下の化学式(II):
【化3】

{式中、
E、R1、R1aおよびR2は上記に定義した通りであり;
Zは−COもしくはCH2SO2−であり;または
Qは−CO−、−SO2−、−OCO−、−NRCO−、もしくは−NRSO2−であり、ここでRは水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、もしくはアラルキルであり;
3cはアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、もしくは−アルキレン−X8−R40であり[ここでX8は−NR41−、−O−、−S(O)n8−、−CO−、−COO−、−OCO−、−NR41CO−、−CONR41−、−NR41SO2−、−SO2NR41−、−NR41COO−、−OCONR41−、−NR41CONR42−、もしくは−NR41SO2NR42−であり(ここでR41およびR42の各々は独立して水素、アルキル、もしくはアシルでありかつn8は0〜2である)かつR40は水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロアラルキルである]ここでR3cにおけるアルキレン鎖は1個〜3個のハロ原子で任意に置換され、R3cにおける芳香族環および脂肪族環は、アルキル、アミノアルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、シアノ、ニトロ、アシル、アシルオキシ、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、カルバモイル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルカルバモイルオキシ、アリールカルバモイルオキシ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、アラルキルアミノスルホニル、アミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、アラルキルアミノカルボニル、アミノ、一置換もしくは二置換アミノから独立して選択される1個、2個、もしくは3個のRkによって任意に置換され、さらに、Rkにおける芳香族環および脂肪族環は1個、2個、もしくは3個のRlで任意に置換され、ここでRlはアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アミノ、一置換アミノ、ジアルキルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキサミド、もしくはアルコキシカルボニルから独立して選択される}
の化合物であるか;あるいは
(c)以下の化学式(III):
【化4】

{式中、
Eは上記に定義した通りであり;
3dおよびR3eは独立して−アルキレン−X9−R43であり[ここでX9は結合、NR44−、−O−、−S(O)n9−、−CO−、−COO−、−OCO−、−NR44CO−、−CONR44−、−NR44SO2−、−SO2NR44−、−NR44COO−、−OCONR44−、−NR44CONR45−、もしくは−NR44SO2NR45−であり(ここでR44およびR45は独立して水素、アルキル、もしくはアシルでありかつn9は0〜2である)、かつR43は水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロシクロアルキルアルキルである]、ここで上記アルキレン鎖は1個〜3個のハロ原子で任意に置換され、R3dおよびR3eにおける芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、シアノ、ニトロ、アシル、アシルオキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルカルバモイルオキシ、アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アミノカルボニル、アミノ、一置換もしくは二置換アミノから独立して選択される1個、2個、もしくは3個のRm、およびアリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アリールオキシカルボニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アリールオキシカルボニルアミノ、アリールカルバモイルオキシ、アリールスルホニルアミノ、アリールアミノスルホニル、もしくはアラルキルアミノスルホニルから選択される1個のRmによって任意に置換され、ここでRmにおける芳香族環もしくは脂肪族環は1個、2個、もしくは3個のRnで任意に置換され、ここでRnはアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロアラルキルスルホニルアミノ、アミノ、一置換アミノ、ジアルキルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキサミド、もしくはアルコキシカルボニルから独立して選択される}
の化合物;あるいは
(d)以下の化学式(IV):
【化5】

{式中、
EおよびR1aは上記に定義した通りであり;
3fは水素であり;
3gは水素、フルオロ、−OR46もしくは−NR4748であり、ここで、R46は水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、−(アルキレン)nl0−X10−R49[ここでn10は0もしくは1であり、X10は−CO−もしくは−CONR50−であり、ここでR50は水素、アルキル、もしくはアルコキシアルキルであり、かつR49は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキルアルキルであり、またはR49およびR50は、これらが結合する窒素原子と一緒になってヘテロシクロアルキルを形成する]、または−アルキレン−X11−R51であり[ここでX11は−NR52−、−O−、−S(O)n11−、−COO−、−OCO−、−NR52CO−、−NR52SO2−、−SO2NR52−、−NR52COO−、−OCONR52−、−NR52CONR53−、もしくは−NR52SO2NR53−であり、ここでn11は水素もしくはアルキルであり、R52は水素もしくはアルキルであり、かつR51は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、もしくはヘテロシクロアルキルアルキルであり、またはR51は、−SO2NR52、−OCONR52−、−NR52CONR53−、もしくは−NR52SO2NR53−におけるR52もしくはR53と一緒になってヘテロシクロアルキルを形成する]、ここで上記アルキレン鎖は、1個〜3個のハロ原子で任意に置換され、上記R46における芳香族環もしくは脂肪族環は、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、シアノ、ニトロ、アシル、アシルオキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルカルバモイルオキシ、アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アミノカルボニル、アミノ、一置換もしくは二置換アミノから独立して選択される1個、2個、もしくは3個のRo、およびアリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アリールオキシカルボニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アリールオキシカルボニルアミノ、アリールカルバモイルオキシ、アリールスルホニルアミノ、アリールアミノスルホニル、もしくはアラルキルアミノスルホニルから選択される1個のRoによって任意に置換され、ここで上記Roにおける芳香族環および脂肪族環は1個、2個、もしくは3個のRpで任意に置換され、ここでRpはアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アミノ、一置換アミノ、ジアルキルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキサミド、もしくはアルコキシカルボニルから独立して選択され;
47は水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロシクロアルキルアルキルであり;かつ
48は、R47およびR48の一方が水素以外であるという条件で、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアラルキルオキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロシクロアルキルアルキルであり、ここで上記R47およびR48における芳香族環または脂肪族環は、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、シアノ、ニトロ、アシル、アシルオキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルカルバモイルオキシ、アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アミノ、一置換もしくは二置換アミノから独立して選択される1個、2個、もしくは3個のRq、およびアリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アリールオキシカルボニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、アリールオキシカルボニルアミノ、アリールカルバモイルオキシ、アリールスルホニルアミノ、アリールアミノスルホニル、もしくはアラルキルアミノスルホニルから選択される1個のRqによって任意に置換され、ここで上記Rqにおける芳香族環および脂肪族環は、1個、2個、もしくは3個のRrで任意に置換され、ここでRrは、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アミノ、一置換アミノ、ジアルキルアミノ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、カルボキシ、カルボキサミド、もしくはアルコキシカルボニルから独立して選択され;または
3fおよびR3gはフルオロである}
の化合物;
(l)7−(2,2−ジメチルプロピル)−6−チオフェン−2−イルメチル−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン−2−カルボニトリル;
(m)モルホリン−4−カルボン酸[(S)−1−(4−シアノ−1−メチルピペリジン−4−イルカルバモイル)−4,4−ジメチルへキシル]アミド;
(n)モルホリン−4−カルボン酸[(S)−1−(4−シアノ−1−プロピルピペリジン−4−イルカルバモイル)−3,3,4,4−テトラメチルペンチル]アミド;
(o)モルホリン−4−カルボン酸[(S)−1−(4−シアノ−1−プロピルピペリジン−4−イルカルバモイル)−4,4−ジメチルペンチル]アミド;
(p)モルホリン−4−カルボン酸[(S)−1−(4−シアノ−1−プロピルピペリジン−4−イルカルバモイル)−4,4−ジメチルへキシル]アミド;
(q)モルホリン−4−カルボン酸[(R)−1−(4−シアノ−1−メチルピペリジン−4−イルカルバモイル)−4,4−ジメチルへキシル]アミド;
(r)5,5−ジメチル−2−(2−オキソ−2H−ベンゾ[e][1,3]オキサジン−4−イルアミノ)ヘプタン酸(4−シアノ−1−プロピルピペリジン−4−イル)アミド;
(1)5,5−ジメチル−2−(2−オキソ−2H−ベンゾ[e][1,3]オキサジン−4−イルアミノ)ヘプタン酸(4−シアノ−1−(3−モルホリン−4−イルプロピル)ピペリジン−4−イル)アミド;
(m)5,5−ジメチル−2−(2−オキソ−2H−ベンゾ[e][l,3]オキサジン−4−イルアミノ)ヘプタン酸(4−シアノ−1−(2−モルホリン−4−イルエチル)ピペリジン−4−イル)アミド;
(n)5,5−ジメチル−2−(2−オキソ−2H−ベンゾ[e][1,3]オキサジン−4−イルアミノ)ヘプタン酸{4−シアノ−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピペリジン−4−イル}アミド;
(o)5,5−ジメチル−2−(2−オキソ−2H−ベンゾ[e][1,3]オキサジン−4−イルアミノ)ヘプタン酸(4−シアノ−1−メチルピペリジン−4−イル)アミド;
(p)2−(7−フルオロ−2−オキソ−2H−ベンゾ[e][1,3]オキサジン−4−イルアミノ)−5,5−ジメチルヘプタン酸(4−シアノ−1−プロピルピペリジン−4−イル)アミド;
(q)2−(7−フルオロ−2−オキソ−2H−ベンゾ[e][1,3]オキサジン−4−イルアミノ)−5,5−ジメチルヘキサン酸{4−シアノ−1−(2−モルホリン−4−イルエチル)ピペリジン−4−イル}アミド;あるいは
(r)2−(7−フルオロ−2−オキソ−2H−ベンゾ[e][1,3]オキサジン−4−イルアミノ)−5,5−ジメチルヘキサン酸{4−シアノ−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピペリジン−4−イル}アミド;あるいは
これらの医薬として受容可能な塩である、請求項1〜19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
生物製剤との併用療法のための医薬の製造のためのカテプシンSインヒビターの使用。
【請求項22】
カテプシンSインヒビターが生物製剤によって引き起こされる免疫応答を治療する、前記生物製剤との併用療法のための医薬の製造のための前記カテプシンSインヒビターの使用。
【請求項23】
前記生物製剤がタンパク質である、請求項21または22に記載の使用。
【請求項24】
前記生物製剤が抗体である、請求項21または22に記載の使用。
【請求項25】
前記生物製剤が、Remicade(登録商標)、Refacto(登録商標)、Referon−A(登録商標)、VIII因子、VII因子、Betaseron(登録商標)、Epogen(登録商標)、Embrel(登録商標)、インターフェロンβ、Botox(登録商標)、Fabrazyme(登録商標)、Elspar(登録商標)、Cerezyme(登録商標)、Myobloc(登録商標)、Aldurazyme(登録商標)、Verluma(登録商標)、インターフェロンα、Humira(登録商標)、Aranesp(登録商標)、Zevalin(登録商標)またはOKT3である、請求項21または22に記載の使用。

【公表番号】特表2007−513972(P2007−513972A)
【公表日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−544062(P2006−544062)
【出願日】平成16年12月10日(2004.12.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/041580
【国際公開番号】WO2005/058348
【国際公開日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【出願人】(500502495)アクシス・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】AXYS PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】