説明

使用データ収集方法及び装置

使用データを検出及び記憶するように構成された放送受信器からこのような使用データを収集する方法は、収集されることを要求される使用データだけでなく、このようなデータの意図された用途をも特定するプライバシーポリシーを前記受信器に提供するステップ(16、18)を有する。前記受信器において、受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかに関して相互作用的又は自動化された決定(22)が行われ、承認されることができる場合に、前記受信器は、記憶部から前記プライバシーポリシーにおいて特定される前記使用データを選択し(30)、前記使用データを前記プライバシーポリシーの送り手に送信する(28)。この方法をサポートするように構成された受信器装置も提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザにより行われた選択に関するデータを収集する方法及び前記方法をサポートする装置に関する。特に、排他的にではないが、本発明は、放送テレビ受信器に対する使用データの収集に関する。
【背景技術】
【0002】
セットトップボックス(又はその他の放送テレビ受信器)が、消費者が何れのチャネルを視聴するか、及びいつ視聴するかのような消費者の行動を記録することが可能である。このセットトップボックスがリターンチャネル(return channel)に接続される場合、この情報は、前記セットトップボックスから他の機関に転送されることができる。
【0003】
この情報は、放送局のような会社にとって、視聴統計を解析し、消費者を前記消費者が関心を持つ可能性がある提案及びサービスの対象とするのに有用である。しかしながら、消費者にとっては、視聴習慣情報の使用に関するプライバシー問題が存在し、これは、ユーザの一部が情報を利用可能にすることを渋る結果となる可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、少なくとも部分的に上述の問題に対処することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1態様によると、使用データを検出及び記憶するように構成された放送受信器からこのような使用データを収集する(harvesting)方法が提供され、前記方法は、
【0006】
収集されることが要求される使用データ及びこのようなデータの意図された用途を特定するプライバシーポリシーを前記受信器に提供するステップと、
【0007】
前記受信器において、受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかを決定するステップと、
【0008】
承認されることができる場合に、前記受信器において、記憶部から前記プライバシーポリシーにおいて特定された前記使用データを選択し、前記選択された使用データを前記プライバシーポリシーの送り手に送信するステップと、
を有する。
【0009】
加えられるべき前記データの用途を指定するプライバシーポリシーを配信することにより、ユーザは、より良く(及びより高い可能性で)承認を選ぶことができる。同時に、前記ポリシーは、何れの収集されたデータ(前記受信器により集められたデータの小さなサブセットであることができる)が送信されるべきであるかに関する指定を前記受信器に提供する。
【0010】
前記受信器は、受信されたプライバシーポリシーをユーザに提示し、前記ポリシーの承認又は不承認は、ユーザ入力により決定され、このような場合に、前記受信器は、前記ユーザに対する提示、例えば前記ユーザによりより容易に理解されることができるようにするために必要な情報又は意図された用途の単純なリストを提示する前に、前記受信されたプライバシーポリシーを書式設定することができる。代替的に、前記受信器は、ユーザのプライバシーポリシー選好データ(preference data)を記憶することができ、前記プライバシーポリシー選好データに基づいて、受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかを自動的に決定することができる。このような事前に記憶された選好プロファイルを用いて、前記ユーザは、(プライバシーポリシーの形式の)データ収集要求が受信されるたびに、相互作用する(interact)必要がない。
【0011】
前記ユーザは、前記プライバシーポリシーにより伝えられた基本情報に満足しない可能性があるので、承認を決定するステップは、例えば前記ユーザが前記データの意図された用途及び/又は前記データの目的に関して更に調べることを可能にするために、前記受信器ユーザと前記プライバシーポリシーの送り手との間で交渉のプロセスを含むことができる。
【0012】
受信されたプライバシーポリシーは、部分的に承認されることができ、結果として前記要求される使用データの一部のみが送信される。例えば、ユーザは、(何れの番組が視聴又は記録されるかのような)受信器使用に関するデータを自発的に共有するかもしれないが、名前、年齢又は性別のような個人データを共有することを嫌がるかもしれない。このような懸念に対抗するために、前記受信器は、前記プライバシーポリシーの送り手に送信する前に、前記ユーザの直接識別子を前記使用データから除去することができる。このような除去は、単純な消去又は偽名若しくは他のダミーデータによる置き換えを含むことができる。
【0013】
本発明の一例の用法において、前記プライバシーポリシーの送り手は、条件付きアクセス放送サービスを提供し、前記条件付きアクセス放送サービスに対するアクセスは、前記プライバシーポリシーのユーザ承認及び前記使用データの送信を条件とする。このような譲歩を提供することにより、ユーザは、前記ユーザのデータを利用可能にすることを後押しされる可能性がある。
【0014】
本発明によると、使用データを収集する装置が提供され、前記装置は、
放送受信器(放送テレビ受信器であってもよい)と、
前記放送受信器と結合され、前記受信器のユーザ動作に関する使用データを検出及び記憶するように構成された監視及び記憶手段と、
収集されることを要求される使用データ及びこのようなデータの意図された用途を特定するプライバシーポリシーを受信する入力部と、
前記入力部及び前記記憶手段に結合され、受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかを決定するように動作する制御手段と、
前記プライバシーポリシーのソースに対するバックチャネルに接続されることができる出力部と、
を有し、
前記制御手段が、前記受信されたプライバシーポリシーが承認されることができると決定すると、前記記憶手段から前記プライバシーポリシーにおいて特定される使用データを選択し、前記選択された使用データを前記出力部に送信するように構成される。
【0015】
本発明のこれら及び他の態様は、参照によりここに組み込まれ、読者がここで参照させられる添付の請求項に記載され、及び/又は以下の本発明の実施例の記載に記述される。
【0016】
本発明の実施例は、添付図面を参照して例としてのみここに記載される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
この記載の中で、放送局という用語は、一般的に視聴者プロファイル情報を得ることを望む会社又は他の団体を示すために使用される。これは、プロファイリング情報を欲する多くの異なるタイプの会社であるが、おそらく放送局が第1の使用者であり、放送局という用語を使用することは、下記を明確にする助けになる。
【0018】
最初に図1を参照すると、放送局(図の左側)と受信器(右側)との間の一連の相互作用が図示されている。最初に、前記放送局は、1つ又は複数の放送データストリームを送信する10。前記受信器側において、典型的にはユーザ入力に応答して、何れのストリーム(例えば何れのテレビチャネル)が視聴又は記録されるかに関する選択12が行われる。前記受信器内で、このような選択の記録14が、ユーザ視聴習慣の状況を蓄積する不揮発性記憶部に行われ、この情報は、前記放送局にとって関心があり、番組の改良されたスケジューリング及び特別な提案の対象とすること等を可能にする。
【0019】
前記放送局が視聴者使用情報を受信することができる前に、前記放送局は、プライバシーポリシーファイルを作成16しなければならない。前記プライバシーポリシーファイルは、前記放送局が受信することを望む全ての情報アイテムと、この情報の意図された用途とを記述する。以下の例において、http://www.w3.org/TR/P3Pに記載されているようなW3C規格P3P(プライバシー選好プラットフォーム、Platform for Privacy Preferences)が使用されるが、他の表現も同等に適用されることができる。


【0020】
上の例の詳細な説明は必要ではないが、幾つかの部分は、ここで説明の目的で確認される。
DATA ref=
これらのレファランスは、ユーザ名、性別及び録画されたオーディオ/ビデオ(AV)コンテンツを視聴する日時、又は生放送のAVコンテンツを視聴又は録画する日時のような要求されるデータを特定する。
DISPUTES resolution-type=
交渉する又は別の方法で前記プライバシーポリシー/データ収集要求に関するデータを要求する機構を指定する。上の例においては、これは、顧客サービス係の電子メールアドレスの形式である。
RECIPIENT
前記データを受信するものである。
RETENTION
どれだけの間、前記データが受け手(recipient)により保持されるかである(上の例においては無限である)。
CATEGORIES
前記データの意図された用途を特定する(上の例では人口統計プロファイリングである)。
【0021】
一度このポリシーファイルが作成されると、前記ポリシーファイルは、消費者のセットトップボックスに転送される18必要がある。この転送の厳密な詳細は、本発明の範囲の外であるが、当業者は、前記受信器に対して(前記放送データと併せて又は別々に)データを転送するのに適した機構を知っているであろう。
【0022】
一度前記消費者の受信器装置により受信される20と、次のステップ22は、提示された要求されるデータ及び意図された用途が前記ユーザにとって承認されることができるか否かを決定することである。相互作用モードにおいて、前記プライバシーポリシーは、承認又は不承認を示すユーザ入力24と共に、前記ユーザに対して表示されることができる(生のXMLより理解するのが幾らか容易な形式に適切に再書式設定される)。代替的に、システムチェック26において、前記装置上のソフトウェアエージェント又はルーチンは、前記消費者により以前の構成(記憶されたプライバシーポリシー選好データ)に基づいて前記ポリシーファイルについて決定することができる。この決定は、例えば前記ユーザデータの前記意図された用途及び/又は目的に関する更なる情報を要求するために、放送局38と連絡を取る前記ユーザとの交渉又は説明ステップを含むことができる。矢印42により示されるように、このプロセスは、おそらく前記放送局が前記プライバシーポリシーを再検討又は修正する結果となる可能性がある。
【0023】
視聴履歴が、前記消費者から前記放送局に転送される場合に、前記ポリシーファイルは、前記視聴履歴をフィルタリングする30ために使用される。例えば、前記ポリシーファイルが、何れの番組が視聴されたかに関する情報のみが要求されることを示す場合には、前記視聴履歴の他の全ての情報は、転送の前に除去されることになる。
【0024】
前記視聴履歴の目的が、匿名プロファイリングである場合(この目的は前記ポリシーファイル内で指定される)、前記セットトップボックスは、前記放送局が直接視聴者解析に対して前記視聴履歴を使用することができないことを保証するためにユーザ特定可能な情報(例えば名前、ユーザID等)を匿名に置き換える32ことができる。
【0025】
消費者が、前記消費者の視聴履歴が配信されることを可能にする場合、前記消費者は、ほとんど間違いなく見返りに何らかの利益を得るであろう。前記消費者が、この利益を得るサービスを承諾する場合、前記放送局は、前記プライバシーポリシーファイルを前記消費者に送ることができる。補助的な情報は、このポリシーの承認が前記放送局のサービスを使用する先行条件であるのか、又は単にオプションであるのかを示すために、前記プライバシーファイルと一緒に運ばれる必要がある。一般的に34及び36に示されるように、使用データを受信すると、前記放送局は、承諾者放送チャネルのような条件付きアクセスサービスに対するアクセスのような利益を利用可能にすることができる。
【0026】
図2は、図1の前記受信器により続行されるプロセスの変更例を図示する。28における前記プライバシーポリシーの受信の後に続いて、第1承認テスト22.A(上述のように相互作用式であるか又は自動化されることができる)が、実行される。このテストは、前記プライバシーポリシー内で特定される全ての指定(データ型、意図された用途及び維持期間等)の承認に対して確認する。前記テストが満たされる場合、全ての要求されるデータは、前記受信器により保持されるデータから選択され30.A、前記放送局に送信される28。しかしながらテスト22.Aが満たされない場合、第2テスト22.Bが、部分承認に対して行われ、例えば前記ユーザが前記要求されるデータの幾つか(依然として前記放送局にとって価値を持つ可能性がある)を提出するかどうかを決定する。第2テスト22.Bが満たされない場合、前記プロセスは停止し40、データは前記放送局に送信されない。しかしながら、前記第2テストが成功する場合、前記記憶されたデータからの選択30.Bは、前記ユーザが提出するために用意したデータのみを有し、このデータは、前述のように送信される28。
【0027】
図3は、本発明を実施するのに適しており、上述の使用データの収集方法をサポートする装置の機能フィーチャを概略的に表す。前記装置の基本的な必要条件は、放送データ(本例においては放送テレビ信号)を受信することができること、使用履歴の持続的な記憶を含むこと、及び前記使用データを前記放送局又は前記プライバシーポリシーの他のソースに配信するためのリターンチャネルに(例えばモデム又はブロードバンドインターネット接続を介して)接続されることができることである。
【0028】
図3の前記装置において、放送受信器50は、放送テレビ信号を受信する入力部52を有する。この入力部52は、図示されるようにアンテナであってもよく、又は例えば衛星放送受信アンテナ又は地上ケーブルテレビネットワークに対する接続を有してもよい。結合された不揮発性記憶部(例えばローカルハードディスクドライブ)56を有する監視段54は、受信器50と結合される。使用中に、監視段54は、何れのチャネル及び番組が視聴されているかに関する視聴情報を検出し、この使用データを記憶部56に保存する。前記装置は、前記プライバシーポリシーを受信する入力部を有し、図示された例においては、前記プライバシーポリシーは、同一手段により放送データとして配信され、したがって入力部52が使用される。前記プライバシーポリシーに対して代替配信機構が使用される場合、別個の入力部(図示されていない)が設けられることができる。
【0029】
制御段58(マイクロコントローラ又は他のプロセッサデバイスにより適切に提供されることができる)は、前記プライバシーポリシーに対する入力部52と結合される(この場合、受信器50を介する)。制御段58は、記憶部56にも接続され、受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかを決定し、承認されることができる場合に、前記プライバシーポリシーにおいて特定される使用データを記憶部56から選択するように動作する。制御段58と結合された外部インターフェース60は、前記プライバシーポリシーのソースに対するバックチャネルに接続されることができる出力部を備える。
【0030】
ディスプレイ(前記受信器装置と一体であってもよく、又は外部に結合されてもよい)の形式の出力デバイス62は、制御段58が、受信されたプライバシーポリシーを、熟練していないユーザが理解するのをより容易にするように適切に再書式設定した後に、ユーザに提示することを可能にする。ユーザ入力デバイス64は、前述のようにユーザが相互作用式承認テストにおいて前記ポリシーの承認又は不承認を決定する手段を備える。自動化された承認テストに関しては、記憶部56は、前記ユーザのプライバシーポリシー選好データを保持し、前記プライバシーポリシー選好データに基づいて、制御段58は、受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかを自動的に決定する。
【0031】
我々が記載した上記記載において、使用データを検出及び記憶するように構成された放送受信器から前記使用データを収集する方法は、収集されることを要求される使用データだけでなくこのようなデータの意図された用途をも特定するプライバシーポリシーを前記受信器に提供するステップを有する。前記受信器において、受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかに関して、相互作用的又は自動化された決定が行われ、承認されることができる場合に、前記受信器は、前記記憶部から前記プライバシーポリシーにおいて特定される使用データを選択し、前記選択された使用データを前記プライバシーポリシーの送り手に送信する。前記方法をサポートするように構成された受信器装置も提供される。
【0032】
本開示を読むことにより、他の修正例が、当業者に明らかであろう。このような修正例は、データ収集をサポートする方法及び装置、並びにこれらの応用の分野で既知であり、既にここに記載されているフィーチャの代わりに又はこれらに加えて使用されることができる他のフィーチャを含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明を実施する受信器と放送局との間の一連の相互作用を概略的に表す。
【図2】図1の受信器側において実行されることができる代替ステップを図示するフローチャートである。
【図3】本発明を実施する装置の機能フィーチャを概略的に表す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用データを検出及び記憶するように構成された放送受信器から前記使用データを収集する方法において、
収集されることを要求される使用データ及び当該使用データの意図された用途を特定するプライバシーポリシーを前記受信器に提供するステップと、
前記受信器において、受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかを決定するステップと、
承認されることができる場合に、前記受信器において、前記プライバシーポリシーにおいて特定される前記使用データが記憶部から選択され、前記選択された使用データを前記プライバシーポリシーの送り手に送信するステップと、
を有する方法。
【請求項2】
前記受信器が、前記受信されたプライバシーポリシーをユーザに提示し、前記ポリシーの承認又は不承認が、ユーザ入力により決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記受信器が、前記ユーザに対する提示の前に前記受信されたプライバシーポリシーを書式設定する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記受信器が、ユーザのプライバシーポリシー選好データを記憶し、前記プライバシーポリシー選好データに基づいて、前記受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかを自動的に決定する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記承認されることができるかどうかを決定するステップが、前記受信器のユーザと前記プライバシーポリシーの送り手との間の交渉のプロセスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記受信されたプライバシーポリシーが、部分的に承認されることができ、結果として前記要求される使用データの一部のみが送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記受信器が、前記プライバシーポリシーの送り手に送信する前に、前記使用データから前記ユーザの直接識別子を除去する、請求項1ないし6の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記プライバシーポリシーの送り手が、条件付きアクセス放送サービスを提供し、前記条件付きアクセス放送サービスに対するアクセスが、前記プライバシーポリシーのユーザ承認及び前記使用データの送信を条件とする、請求項1ないし7の何れか一項に記載の方法。
【請求項9】
使用データを収集する装置において、
放送受信器と、
前記放送受信器と結合され、前記受信器のユーザ動作に関する使用データを検出及び記憶する監視及び記憶手段と、
収集されることを要求される使用データ及び当該使用データの意図された用途を特定するプライバシーポリシーを受信する入力部と、
前記入力部及び前記記憶手段と結合され、受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかを決定するように動作する制御手段と、
前記プライバシーポリシーのソースに対するバックチャネルに接続されることができる出力部と、
を有し、
前記制御手段が、前記受信されたプライバシーポリシーが承認されることができると決定されると、前記プライバシーポリシーにおいて特定された前記使用データを前記記憶手段から選択し、前記選択された使用データを前記出力部に送信するように構成される装置。
【請求項10】
前記制御手段が前記受信されたプライバシーポリシーをユーザに提示する出力デバイスと、ユーザが前記ポリシーの承認又は不承認を決定するユーザ入力手段とを有する、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記制御手段が、前記出力デバイスによる提示の前に、前記受信されたプライバシーポリシーを書式設定するように構成される、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記記憶手段が、ユーザのプライバシーポリシー選好データを保持し、前記プライバシーポリシー選好データに基づいて、前記制御手段が、前記受信されたプライバシーポリシーが承認されることができるかどうかを自動的に決定する、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記制御手段が、前記受信されたプライバシーポリシーの部分的な承認を決定し、前記要求される使用データの一部のみを前記記憶手段から選択するように動作する、請求項9に記載の装置。
【請求項14】
前記制御手段が、出力の前に前記使用データから前記ユーザの直接識別子を除去するように構成される、請求項9ないし13の何れか一項に記載の装置。
【請求項15】
前記放送受信器が、放送テレビ受信器である、請求項9ないし14の何れか一項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2006−506883(P2006−506883A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−552986(P2004−552986)
【出願日】平成15年11月5日(2003.11.5)
【国際出願番号】PCT/IB2003/005037
【国際公開番号】WO2004/047445
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】