説明

光導波路構造体

【課題】パターン形状の設計の自由度が広く、寸法精度の高いコア部(光路)を簡単な方法で形成することができる光導波路を備えた光導波路構造体を提供すること。
【解決手段】本発明の光導波路構造体9は、コア部94と、該コア部94より屈折率が低いクラッド部95とを備えるコア層93とを有する光導波路90と、該光導波路90の両面に設けられた導体層901、902とを有する。コア層90は、主鎖と該主鎖から分岐し、分子構造の少なくとも一部が前記主鎖から離脱し得る離脱性基とを有するノルボルネン系ポリマーを含有し、コア部94とクラッド部95とは、前記主鎖に結合した状態の前記離脱性基の数が異なること、および、前記ノルボルネン系ポリマーと異なる屈折率を有するノルボルネン系モノマーの反応物の含有量が異なることにより、それらの屈折率が異なっている。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コア部と、該コア部より屈折率が低いクラッド部とを備えるコア層を有する光導波路と、該光導波路の少なくとも一方の面側に設けられた導体層とを有する光導波路構造体であって、
前記コア層は、活性放射線の照射により活性化する物質と、主鎖と該主鎖から分岐し、活性化した前記物質の作用により、分子構造の少なくとも一部が前記主鎖から離脱し得る離脱性基とを有するポリマーと、該ポリマーと相溶し、かつ、該ポリマーと異なる屈折率を有するモノマーとを含む層から形成されたものであり、
前記コア層は、前記層に対して加熱処理を施すことにより、前記活性放射線が照射された照射領域または前記活性放射線の未照射領域のいずれか一方の領域において前記モノマーを反応させ、他方の領域から一方の領域へ未反応の前記モノマーが移動することにより、前記照射領域と前記未照射領域との間に屈折率差を生じさせ、前記照射領域および前記未照射領域のいずれか一方を前記コア部とし、他方を前記クラッド部として得られたものであり、
前記コア部と前記クラッド部とは、前記主鎖に結合した状態の前記離脱性基の数が異なること、および、前記モノマーの反応物の含有量が異なることにより、それらの屈折率が異なっていることを特徴とする光導波路構造体。
【請求項2】
前記ポリマーは、ノルボルネン系ポリマーである請求項1に記載の光導波路構造体。
【請求項3】
前記モノマーは、ノルボルネン系モノマーである請求項1または2に記載の光導波路構造体。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate


【公開番号】特開2011−59719(P2011−59719A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−282173(P2010−282173)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【分割の表示】特願2005−147421(P2005−147421)の分割
【原出願日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(000002141)住友ベークライト株式会社 (2,927)
【Fターム(参考)】