説明

光源装置

【課題】光源が発する照明光が不用意に外部に射出されることを防止できること。
【解決手段】本発明にかかる光源装置は、内部に光源11を有し、この光源11が発する照明光を外部に射出する落射ランプハウス8と、落射ランプハウス8内に設けられ、外部から挿脱される挿脱ピン7cの挿脱状態を検知して所定の検知動作を行う検知動作部13と、検知動作部13の所定の検知動作に応じて落射ランプハウス8を、照明光が射出可能な射出状態または照明光が射出されない非射出状態にする射出状態設定機構14と、を備える。また、射出状態設定機構14は、照明光が導出される導出光路を遮断または開放するシャッタ機構30と、挿脱ピン7cが所定の挿入状態以外にある場合に検知動作部13が行う所定の検知動作に連動してシャッタ機構30を遮断状態にさせる連動機構40とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に光源を有し、光源が発する照明光を外部に射出する光源部本体を備えた光源装置に関し、特に、顕微鏡等が備える照明装置に対して光源部本体を着脱可能に取り付けられる光源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、顕微鏡が備える照明装置に対して着脱可能な光源装置としてランプハウスがある。一般にランプハウスは、ハロゲンランプ、水銀ランプ等のランプ光源またはLED光源と、この光源から発せられる照明光を集めて光軸方向に指向させるコレクタレンズとを内部に備え、取り付けられた照明装置に対して照明光を射出して供給する。
【0003】
近年、顕微鏡の分野では、装置構成におけるシステム化が促進されており、倒立顕微鏡、正立顕微鏡、実体顕微鏡などのタイプごと、さらにこれらの生物用および工業用としての用途ごとに多様な顕微鏡装置間で、各種パーツが共通して利用可能とされている。これによって顕微鏡の利用者は、例えば複数の顕微鏡装置間で1つのランプハウスを交互に着脱して用いることができる。
【0004】
【特許文献1】特開2000−235148号公報
【特許文献2】特開2002−72064号公報
【特許文献3】特開平7−99002号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ランプハウスが利用者によって容易に着脱可能とされたことで、光源の電源をオンさせたまま不用意にランプハウスが取り外された場合、あるいはランプハウスが取り外された状態で光源の電源が不用意にオンされた場合などに、ランプハウスからの射出される照明光が周囲に照射され、この照明光を直視した利用者等に対して不快感を与えるばかりか、直視した眼に損傷を与える恐れがある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、照明装置等から取り外された状態で光源の電源がオンされた場合、あるいは光源の電源がオンされたまま照明装置等から取り外された場合に、光源が発する照明光が外部に射出されることを防止できる光源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる光源装置は、内部に光源を有し、該光源が発する照明光を外部に射出する光源部本体と、前記光源部本体内に設けられ、外部から挿脱される挿脱部材の挿脱状態を検知して所定の検知動作を行う検知動作部と、前記所定の検知動作に応じて前記光源部本体を、前記照明光が射出可能な射出状態または前記照明光が射出されない非射出状態にする射出状態設定部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項2にかかる光源装置は、上記の発明において、前記射出状態設定部は、前記挿脱部材が所定の挿入状態以外にある場合の前記所定の検知動作に連動して前記光源部本体を前記非射出状態にすることを特徴とする。
【0009】
また、請求項3にかかる光源装置は、上記の発明において、前記光源部本体内に設けられ、前記照明光を該光源部本体外に導出する導出光学系を備え、前記射出状態設定部は、前記導出光学系と前記光源との間または前記導出光学系内に配置され、前記照明光が導出される導出光路を遮断または開放するシャッタ機構と、前記挿脱部材が前記所定の挿入状態以外にある場合の前記所定の検知動作に連動して前記シャッタ機構を遮断状態にさせ、前記挿脱部材が前記所定の挿入状態にある場合の前記所定の検知動作に連動して前記シャッタ機構を開放状態にさせる連動機構と、を有することを特徴とする。
【0010】
また、請求項4にかかる光源装置は、上記の発明において、前記導出光学系は、複数のレンズを用いて構成され、前記シャッタ機構は、複数の前記レンズ間に配置されることを特徴とする。
【0011】
また、請求項5にかかる光源装置は、上記の発明において、前記導出光学系は、レンズと、該レンズに対して前記光源と反対側に配された1以上の平板状光透過部材とを用いて構成され、前記シャッタ機構は、前記レンズと前記平板状光透過部材との間または複数の前記平板状光透過部材間に配置されることを特徴とする。
【0012】
また、請求項6にかかる光源装置は、上記の発明において、前記検知動作部は、前記挿脱部材の挿脱状態に応じて所定軸回りに回動する回動部材と、前記回動部材を前記所定軸回りに付勢して一方向に回転させる回転付勢部材と、を有し、前記シャッタ機構は、前記導出光路内に挿脱配置される羽根部材を有し、前記連動機構は、前記羽根部材に係合され、該羽根部材の挿脱方向を含む挿脱面に沿って往復動作されることで前記羽根部材を挿脱駆動する駆動部と、前記回動部材に圧接され、該回動部材の回動動作に応じて前記駆動部を前記挿脱面に沿って往復動作させる伝動部と、前記伝動部を付勢し、該伝動部を前記回動部材に圧接させる付勢部と、を有することを特徴とする。
【0013】
また、請求項7にかかる光源装置は、上記の発明において、前記光源に対して電力供給を行う電源部を備え、前記検知動作部は、前記挿脱部材の前記所定の挿入状態を検知した場合、この検知結果を示すオン信号を出力し、前記射出状態設定部は、前記検知動作部および前記電源部に電気的に接続され、前記検知動作部から前記オン信号が出力されない非出力期間に前記電源部を電力供給不能な状態にさせ、前記検知動作部から前記オン信号が出力される出力期間に前記電源部を電力供給可能な状態にさせることを特徴とする。
【0014】
また、請求項8にかかる光源装置は、上記の発明において、前記検知動作部は、前記挿脱部材が当接された場合に前記オン信号を出力することを特徴とする。
【0015】
また、請求項9にかかる光源装置は、上記の発明において、前記挿脱部材は、前記光源部本体が着脱自在に取り付けられる照明装置の表面上であって前記検知動作部と対向する表面部に突設され、前記光源部本体が前記照明装置に取り付けられた場合に前記所定の挿入状態にされることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明にかかる光源装置によれば、照明装置等から取り外された状態で光源の電源がオンされた場合、あるいは光源の電源がオンされたまま照明装置等から取り外された場合に、光源が発する照明光が外部に射出されることを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる光源装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一符号を付して示している。
【0018】
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる光源装置について説明する。図1は、本実施の形態1にかかる光源装置を用いた顕微鏡の外観構成を示す図である。この図に示す顕微鏡は、顕微鏡本体1、ステージ2、対物レンズ3、透過照明装置4、透過ランプハウス5、コンデンサ6、落射照明装置7、落射ランプハウス8および接眼レンズ9を用いて構成されたシステム倒立顕微鏡であって、これら各部が着脱自在とされている。
【0019】
顕微鏡本体1は、内部に結像光学系等を備えるとともに、各部を支持する支持架台として機能する。ステージ2は、顕微鏡本体1上に搭載されており、標本Sを保持するとともに観察光軸OAに垂直な平面内で移動させる。対物レンズ3は、ステージ2の直下で観察光軸OA上に配置され、透過照明装置4は、顕微鏡本体1上に突設された支柱部4aを介してステージ2の上部に配置されている。透過照明装置4は、内部に図示しない透過照明光学系を備え、この透過照明光学系によって、透過ランプハウス5から供給される照明光をコンデンサ6を介して標本Sに照射する。透過ランプハウス5は、透過照明装置4の端部に着脱自在に取り付けられ、内部に備える光源が発する照明光を透過照明光学系に対して射出する。
【0020】
落射照明装置7は、内部に図示しない落射照明光学系を備え、顕微鏡本体1上に搭載されてステージ2の下部に配置されている。落射照明装置7は、落射照明光学系によって、落射ランプハウス8から供給される照明光を対物レンズ3を介して標本Sに照射する。落射ランプハウス8は、顕微鏡本体1から突設された落射照明装置7のマウント部7aに着脱自在に取り付けられ、内部に備える光源が発する照明光を落射照明光学系に対して射出する。標本Sは、透過照明光学系または落射照明光学系によって照明され、対物レンズ3および結像光学系によって観察像が結像される。観察者は、接眼レンズ9を介してこの観察像を観察することができる。
【0021】
本実施の形態1にかかる光源装置は、光源部本体としての透過ランプハウス5および落射ランプハウス8と、この各ランプハウスが備える光源に対して電力供給等を行う図示しないコントローラとを備える。透過ランプハウス5および落射ランプハウス8は、通常動作として、それぞれ対応する透過照明装置4および落射照明装置7に取り付けられた場合のみ照明光を外部に射出するように構成されている。言い換えると、各ランプハウスは、各々対応する照明装置から取り外された状態で光源に対する電力供給がオンされた場合、あるいは光源に対する電力供給がオンされたまま照明装置から取り外された場合に、照明光が外部に射出されないように構成されている。
【0022】
つづいて、その透過ランプハウス5および落射ランプハウス8の構成を説明する。ただし、この各ランプハウスは同様の構成を有するため、ここでは落射ランプハウス8について代表して説明する。図2および図3は、落射ランプハウス8の構成を示す断面図である。図2は、マウント部7aから取り外された状態を示し、図3は、マウント部7aに取り付けられた状態を示している。
【0023】
図2および図3に示すように、落射ランプハウス8は、照明光を発する光源11と、レンズ12a,12bを含み、光源11が発する照明光を集めて照明光軸IA方向に指向させるコレクタレンズ12と、マウント部7aに対する落射ランプハウス8の着脱状態を検知して所定の検知動作を行う検知動作部13と、その検知動作に応じて落射ランプハウス8を、照明光が射出可能な射出状態または照明光が射出されない非射出状態にする射出状態設定機構14と、これらの各構成要素を保持する躯体15とを用いて構成されている。躯体15は、ヒートシンク15a、シャッタ座15bおよびマウント部15cを用いて構成され、この各パーツが図示しないネジ等によって互いに固定されることで一体に形成されている。
【0024】
光源11は、例えばLEDが用いられ、電気基板16を介してヒートシンク15aに固定されている。ヒートシンク15aは、光源11または電気基板16から発せられる熱を外部に放出する。光源11は、電気基板16を介し、図示しないコントローラに電気的に接続されており、コントローラが備える電源部から電力供給を受ける。コントローラは、光源11に対する電力供給をオン状態またはオフ状態とすることで、光源11の点灯および消灯を制御することができる。なお、光源11には、LEDに限らず、ハロゲンランプ等のランプ光源、レーザダイオード(LD)を用いることができる。
【0025】
コレクタレンズ12は、導出光学系として、光源11の各点から発せられる照明光を平行光束に変換し、マウント部15cの端部に設けられた開口部15dを介して外部に導出する。落射ランプハウス8は、マウント部7aに取り付けられた場合、その開口部15dから落射照明装置7に対して照明光を射出して供給する。コレクタレンズ12を構成するレンズ12a,12bは、それぞれシャッタ座15bおよびマウント部15cに形成された貫通孔に挿設され、押さえ環17a,17bによって固定されている。ここで、レンズ12bは、2枚のレンズが接合された接合レンズであり、コレクタレンズ12は、レンズ12a,12bによって2群3枚構成のレンズ系として構成されている。なお、コレクタレンズ12のレンズ構成は、これに限定して解釈する必要はなく、用途に応じて種々のレンズ構成にすることができる。
【0026】
検知動作部13は、コマ21、回動軸22およびコイルバネ23(図6または図7参照)を用いて構成され、シャッタ座15bに取り付けられている。回動軸22は、コマ21に貫装され、コマ21は回動軸22回りに回動自在とされている。コイルバネ23は、ねじりコイルバネであり、回動軸22に環装して設けられ、一端がコマ21に固定されるとともに他端がシャッタ座15bの表面部15g(図6または図7参照)に当接されている。これによって、コイルバネ23は、コマ21を回動軸22回りに付勢し、一方向に回転させる作用、具体的には図2および図3における反時計回りに回転させる作用を及ぼしている。
【0027】
コマ21は、落射ランプハウス8がマウント部7aから取り外された状態であって、コイルバネ23が自然長である場合に初期状態として、図2に示すように、互いに直交する側面部21a,21bの各法線がそれぞれ前方および中心方向を向くように設定されている。ここで、前方とは、マウント部7aに対する落射ランプハウス8の取り付け方向(図2における左方向)に相当し、中心方向とは、照明光軸IAに指向する方向(図2における下方向)に相当する。
【0028】
また、コマ21は、図3に示すように、落射ランプハウス8がマウント部7aに取り付けられた状態であって、マウント部7aの表面部7bに突設された挿脱ピン7cが、マウント部15cの前方に設けられた開口部15eから挿入された場合、側面部21aが挿脱ピン7cに当接されて押動されることで、初期状態から90°回転される。そして、この状態から落射ランプハウス8がマウント部7aより取り外され、挿脱ピン7cが開口部15eから抜脱されると、コマ21は、コイルバネ23が及ぼす作用に応じて回転し、図2に示した初期状態に復帰する。
【0029】
このようにして、検知動作部13は、落射ランプハウス8がマウント部7aに取り付けられているか否かに応じて、コマ21の回動軸22回りの回動位置を90°変化させる。言い換えると、検知動作部13は、マウント部7aに対する落射ランプハウス8の着脱状態に応じた挿脱ピン7cの躯体15に対する挿脱状態をコマ21によって検知し、その検知結果としてコマ21を回動軸22回りに90°回動させる検知動作を行う。なお、検知動作部13は、躯体15内に設けられ、開口部15eを介してのみ外部から操作可能とされている。
【0030】
射出状態設定機構14は、シャッタ羽根31a,31bを用いて構成されるシャッタ機構30と、係合ピン41、リンク42、引張バネ43および固定板44を用いて構成される連動機構40とを備えている。シャッタ機構30および連動機構40は、それぞれシャッタ座15bに取り付けられている。
【0031】
シャッタ羽根31a,31bは、照明光軸IA方向においてレンズ12a,12b間に設けられ、係合ピン41の動作に応じて照明光の導出光路内に挿脱配置される。図4および図5は、その動作状態を示す図である。図4は、図2におけるIV-IV断面を示す図であって、初期状態としてシャッタ羽根31a,31bが導出光路内に挿入配置された状態を示している。図5は、図3におけるV-V断面を示す図であって、シャッタ羽根31a,31bが導出光路内から退避された状態を示している。ここで、照明光の導出光路とは、光源11から発せられ、コレクタレンズ12を介して射出される照明光の通過光路であって、照明光軸IAを中心軸とし、コレクタレンズ12の有効径に応じて規定される光路である。
【0032】
図4および図5に示すように、シャッタ羽根31a,31bには、それぞれ軸ピン32a,32bが貫装され、この軸ピン32a,32bは、シャッタ座15bの表面部に突設されている。これによって、シャッタ羽根31a,31bは、それぞれ軸ピン32a,32bを回転軸としてシャッタ座15bに対して回動可能とされている。また、シャッタ羽根31a,31bには、照明光軸IA方向に互いに重ね合わされた領域に、それぞれ長穴33a,33bが形成されており、この長穴33a,33bに対して係合ピン41が貫装されている。係合ピン41は、後述するように、マウント部7aに対する落射ランプハウス8の着脱状態に応じ、照明光軸IAに対してその放射方向(図4および図5における上下方向)に所定ストロークで往復動作可能に設けられている。
【0033】
図4に示す初期状態、つまり落射ランプハウス8がマウント部7aから取り外された状態では、係合ピン41は、可動ストローク内の外端部(図4における上端部)に位置付けられ、これに応じてシャッタ羽根31a,31bは、導出光路内に挿入配置される。一方、図5に示す状態、つまり落射ランプハウス8がマウント部7aに取り付けられた状態では、係合ピン41は、可動ストローク内の内端部(図5における下端部)に位置付けられ、これに応じてシャッタ羽根31a,31bは、導出光路から退避して配置される。このようにして、シャッタ羽根31a,31bは、係合ピン41の往復動作に応じ、照明光軸IAに対して垂直な面内で互いに反対方向に回動され、導出光路内に挿脱配置される。
【0034】
ここで、シャッタ羽根31a,31bは、導出光路内に挿入配置された場合に協働して導出光路全域を遮断し、導出光路から退避された場合に導出光路全域を開放できるように、形状および大きさが設定されている。このため、シャッタ機構30は、係合ピン41の往復動作に応じてシャッタ羽根31a,31bを導出光路内に挿脱配置することで、導出光路を確実に遮断または開放することができる。なお、係合ピン41の動作方向は、照明光軸IAに対する放射方向に限定されず、導出光路に対するシャッタ羽根31a,31bの挿脱方向を含む挿脱面に沿った方向、すなわちシャッタ羽根31a,31bの羽根面に沿った方向であればよい。
【0035】
一方、図2に示すように、連動機構40において係合ピン41は、板状のリンク42の一端に突設され、リンク42は、その係合ピン41の近傍で端部が屈曲されて突起されている。この突起部42aは、係合ピン41の突設方向とは反対側に張り出され、図2に示す初期状態において、コマ21の側面部21bに当接されている。このため、落射ランプハウス8がマウント部7aに取り付けられ、コマ21が挿脱ピン7cによって回動された場合、突起部42aは、図3に示すように、コマ21によって照明光軸IAに向けて押動される。そして、この突起部42aの押動動作に応じて、リンク42は、係合ピン41をその押動方向に移動させ、係合ピン41は、上述したように、シャッタ羽根31a,31bを導出光路から退避駆動させる。
【0036】
図6および図7は、連動機構40および検知動作部13の構成を示す斜視図である。これらの図は、落射ランプハウス8からマウント部15cを取り外した状態を示している。また、図6は、図2および図4に対応する初期状態、つまり落射ランプハウス8がマウント部7aから取り外された状態を示し、図7は、図3および図5に対応する状態、つまり落射ランプハウス8がマウント部7aに取り付けられ、挿脱ピン7cが開口部15eから挿入された状態を示している。
【0037】
図6および図7に示すように、リンク42は、ピン状の結合部材45を介してシャッタ座15bの表面に取り付けられ、この結合部材45を軸として照明光軸IAに対して垂直方向に回動可能とされている。固定板44は、導出光路を開放する貫通孔が設けられ、リンク42と平行にシャッタ座15bに固定されている。引張バネ43は、一端がリンク42の端部42bに掛合され、他端が固定板44の端部44aに掛合されて、常に自然長以上の長さとなるように設けられている。
【0038】
これによって、引張バネ43は、端部42bを自身の圧縮方向に付勢し、リンク42に対して図6および図7における反時計回りに回転させる作用を及ぼし、常に突起部42aをコマ21に圧接させている。このため、落射ランプハウス8がマウント部7aから取り外された場合、つまり図3および図7に示す状態から挿脱ピン7cが抜脱されてコマ21が回転された場合、リンク42は、突起部42aをコマ21に圧接させつつ、その圧接方向(図3および図7における上方向)に係合ピン41を移動させ、これに応じて係合ピン41は、上述したように、シャッタ羽根31a,31bを導出光路内に挿入駆動させる。
【0039】
このようにして、連動機構40は、落射ランプハウス8がマウント部7aに取り付けられているか否かによって回動されるコマ21の回動動作に応じて、係合ピン41を所定ストロークで往復動作させ、シャッタ機構30を開放状態または遮断状態にさせる。言い換えると、連動機構40は、落射ランプハウス8がマウント部7aから取り外され、挿脱ピン7cが躯体15から抜脱された場合のコマ21の回動動作に連動してシャッタ機構30を遮断状態にさせる。また、連動機構40は、落射ランプハウス8がマウント部7aに取り付けられ、挿脱ピン7cが躯体15に対して挿入状態となる場合のコマ21の回動動作に連動してシャッタ機構30を開放状態にさせる。
【0040】
なお、検知動作部13における回動軸22は、図6および図7に示すように、シャッタ座15bの表面部に設けられたV溝15f(図4または図5参照)内に敷設され、このV溝15fから脱落しないように、板状の押止部材24によって2ヶ所で押止されている。押止部材24は、ネジ等によってシャッタ座15bの表面部に固定されている。
【0041】
以上説明したように、本実施の形態1にかかる光源装置が備える落射ランプハウス8は、落射照明装置7のマウント部7aから取り外され、コマ21に対向するマウント部7aの表面部7b上に突設された挿脱ピン7cが開口部15eを介して躯体15から抜脱された場合、検知動作部13および連動機構40によってシャッタ機構30を遮断状態とし、光源11が発する照明光が開口部15dから射出されない非射出状態になる。また、落射ランプハウス8は、マウント部7aに取り付けられ、挿脱ピン7cが躯体15に対して所定の挿入状態、すなわちコマ21を回動させる挿入状態にされた場合、検知動作部13および連動機構40によってシャッタ機構30を開放状態とし、照明光が開口部15dから射出可能な射出状態になる。
【0042】
これによって、落射ランプハウス8では、落射照明装置7から取り外された状態で光源11に対する電力供給がオンされた場合、あるいは光源11に対する電力供給がオンされたまま落射照明装置7から取り外された場合に、光源11が発する照明光が外部に射出されることを防止することができる。
【0043】
また、落射ランプハウス8では、検知動作部13を操作するための経路である開口部15eを、作業者等が指などで検知動作部13に直接触れることができない大きさとすることで、シャッタ機構30が作業者等によって不用意に開放状態にされることを防止することができる。これによって、落射照明装置7から取り外された状態で光源11に対する電力供給がオンされた場合に、照明光が不用意に外部に射出されることを防止することができる。なお、指などで検知動作部13に直接触れることができないようにするために好ましい開口部15eの大きさは、例えば直径12mm以下である。
【0044】
また、落射ランプハウス8では、シャッタ機構30を躯体15の内部に設け、外部から直接触れることができないようにしているため、作業者等によってシャッタ機構30が検知動作部13を介さずに直接開放状態とされることを防止することができる。このため、落射照明装置7から取り外された状態で光源11に対する電力供給がオンされた場合に、照明光が不用意に外部に射出されることを防止することができる。なお、開口部15dでは、レンズ12bによってシャッタ機構30に至る経路が閉塞され、シャッタ機構30に対する外部からのアクセスが防止されている。
【0045】
ここまで説明した落射ランプハウス8の機構および作用は、透過ランプハウス5に対して同様に適用されるものであり、透過ランプハウス5は、上述した落射ランプハウス8と同等の効果を奏するものである。
【0046】
(変形例)
つぎに、本実施の形態1にかかる光源装置の変形例について説明する。上述した落射ランプハウス8では、光源11が発する照明光を外部に導出する導出光学系としてコレクタレンズ12を備えるものとしたが、このコレクタレンズ12に加えて平板状光透過部材、例えばNDフィルタ、バンドパスフィルタ、防塵ガラス板などを備えることができる。この平板状光透過部材は、例えば図8に示すように、コレクタレンズ12に対して光源11と反対側、つまりコレクタレンズ12に対して照明光の射出側に配置することができる。これによって、平板状光透過部材18として各種フィルタ等を容易に交換可能に設けることができる。ここで、平板状光透過部材18は、開口部15dからマウント部15c内に嵌挿され、押さえ環17cによって固定されている。
【0047】
さらに、このように平板状光透過部材18を設けることで、射出状態設定機構14としてのシャッタ機構30および連動機構40は、コレクタレンズ12と平板状光透過部材18との間に配置させることができる。この場合、平板状光透過部材18によって開口部15dからシャッタ機構30に至る経路が閉塞されることで、シャッタ機構30をコレクタレンズ12内、つまりレンズ12a,12b間に配置した場合と同様に、シャッタ機構30に対する外部からのアクセスを防止することができる。
【0048】
なお、平板状光透過部材18は、1枚に限らず複数枚配置させることができる。この場合、射出状態設定機構14は、平板状光透過部材間に配置させてもよい。また、平板状光透過部材18の有無によらず、射出状態設定機構14は、光源11とコレクタレンズ12との間に配置させることもできる。この場合、照明光の光束径が比較的小さい位置にシャッタ羽根31a,31b等を配置することができるため、射出状態設定機構14を小型化することができ、結果として落射ランプハウス8を小型化することができる。
【0049】
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2にかかる光源装置について説明する。図9および図10は、本実施の形態2にかかる光源装置の構成を示す断面図である。これらの図に示すように、この光源装置は、ランプハウス50、コントローラ51およびケーブル52を用いて構成されている。この光源装置は、図1に示したシステム倒立顕微鏡に適用可能な光源装置であって、ランプハウス50は、例えば落射ランプハウス8と交換して落射照明装置7に取り付け可能である。そこで図10は、ランプハウス50が落射照明装置7のマウント部7aに取り付けられた状態を示し、図9は、ランプハウス50が落射照明装置7から取り外された状態を示している。
【0050】
ランプハウス50は、光源11と、コレクタレンズ12と、マウント部7aに対するランプハウス50の着脱状態を検知して所定の検知動作を行う検知動作部53と、これらの構成要素を保持する躯体55とを用いて構成されている。躯体55は、ヒートシンク55aおよびマウント部55bを用いて構成され、これらが図示しないネジ等によって互いに固定されることで一体に形成されている。ここで、実施の形態1と同一の構成部分には、同一符号を付して示している。
【0051】
検知動作部53は、マイクロスイッチ等を用いて構成され、マウント部55b内に設けられている。検知動作部53は、アクチュエータ部53aを有し、このアクチュエータ部53aが所定量押下されて作動された場合、検知動作としてオン信号を出力する。このオン信号は、ケーブル52内に設けられた信号線52aを介してコントローラ51へ出力される。
【0052】
ここで、検知動作部53が出力するオン信号は、検知動作部53自身が発信する信号でもよく、あるいはコントローラ51からの供給信号をそのまま応答信号として出力するものでもよい。すなわち、検知動作部53は、自身で発信する場合、内部に発信機を備え、供給信号を応答信号として出力する場合、コントローラ51との電気的接点を開閉可能に形成するスイッチ機構を備えるとよい。
【0053】
なお、アクチュエータ部53aは、ヒンジ・レバー機構、スプリング押ボタン機構等、種々の機構を用いることができる。また、検知動作部53は、マウント部55b内に配置されたことで、このマウント部55bに設けられた開口部55eを介してのみ外部から操作可能とされている。
【0054】
コントローラ51は、電源部51aおよび制御部51bを備え、ケーブル52を介して検知動作部53および電気基板16と電気的に接続されている。ケーブル52は、信号線52a,52bを有し、コントローラ51は、この信号線52a,52bによって、それぞれ検知動作部53および電気基板16に電気的に接続されている。なお、信号線52a,52bは、ヒートシンク55aに設けられた貫通孔55cを介して躯体15内に導入されている。
【0055】
電源部51aは、制御部51bによる制御のもと、電気基板16を介し、光源11に対して電力供給を行う。制御部51bは、検知動作部53からオン信号が出力されているか否かによって、電源部51aを光源11に対して電力供給可能な状態または電力供給不能な状態にさせる。具体的には、制御部51bは、検知動作部53からオン信号が出力されない非出力期間には電源部51aを電力供給不能な状態にさせ、検知動作部53からオン信号が出力される出力期間には電源部51aを電力供給可能な状態にさせる。言い換えると、制御部51bは、ランプハウス50がマウント部7aに取り付けられ、挿脱ピン7cがアクチュエータ部53aに当接されて、アクチュエータ部53aが作動させられた場合に、電源部51aを光源11に対して電力供給可能な状態にさせる。
【0056】
このため、本実施の形態2にかかる光源装置では、電源部51aからの電力供給を作動させるためコントローラ51に設けられた図示しない電源スイッチがオンされても、アクチュエータ部53aが作動され、検知動作部53からオン信号が出力されない限り、光源11は点灯されることがなく、照明光が開口部55dから射出されることがない。これによって、この光源装置では、ランプハウス50が落射照明装置7から取り外された状態で光源11に対する電力供給がオン、つまり電源スイッチがオンされた場合、あるいは電源スイッチがオンされたままランプハウス50が落射照明装置7から取り外された場合に、光源11が発する照明光が外部に射出されることを防止することができる。
【0057】
また、ランプハウス50では、落射ランプハウス8と同様に、検知動作部53を操作するための経路である開口部55eを、作業者等が指などで検知動作部53に直接触れることができない大きさとすることで、アクチュエータ部53aが作業者等によって不用意に作動されてオン信号が出力されることを防止することができる。これによって、ランプハウス50が落射照明装置7から取り外された状態で光源11に対する電力供給がオンされた場合、つまりコントローラ51に設けられた電源スイッチがオンされた場合に、照明光が不用意に外部に射出されることを防止することができる。
【0058】
なお、ここでは、ランプハウス50が落射照明装置7に対して着脱される場合について説明したが、挿脱ピン7cを備える他の照明装置に対して着脱させる場合にも、この光源装置は同様の効果を奏するものである。
【0059】
ここまで、本発明を実施する最良の形態を実施の形態1および2として説明したが、本発明は、上述した実施の形態1および2に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。
【0060】
例えば、上述した実施の形態1および2では、検知動作部13および53は、挿脱ピン7cの接触状態に応じて挿脱ピン7cの挿入状態を検知するものとしたが、非接触に挿脱ピン7cの挿入状態を検知するものであってもよい。かかる非接触式の検知手段として、例えばフォトインタラプタ等の光センサ、ホール素子等の磁気センサなどを用いることができる。この場合、非接触式センサの検知結果に応じてコマ21を回動させる機構、あるいはオン信号を発信する機構を備えればよい。
【0061】
また、上述した実施の形態1では、シャッタ機構30として2枚のシャッタ羽根31a,31bを開閉動作させる機構を用いたが、2枚に限らず1枚もしくは3枚以上のシャッタ羽根を開閉させるシャッタ機構としてもよい。さらに、上述したように軸ピン32a,32bを回転軸としてシャッタ羽根31a,31bを回動させて導出光路内に挿脱配置させる機構に限らず、例えば一眼レフカメラ等で用いられるレンズシャッタ(虹彩絞り)やフォーカルプレーンシャッタと同様のシャッタ機構を適用することもできる。
【0062】
また、上述した実施の形態1および2では、落射ランプハウス8およびランプハウス50は、落射照明装置7に対して照明光軸IA方向に着脱するものとして説明したが、照明光軸IAに対して垂直方向に着脱動作させる構造としてもよい。さらに、上述した実施の形態1および2では、落射ランプハウス8およびランプハウス50の着脱方向に挿脱ピン7cを突設させ、その突設方向において検知動作部13または53によって挿脱ピン7cの挿入状態を検知するものとしたが、ランプハウスの着脱方向、挿脱ピン7cの突設方向および検知動作部の検知方向は、必ずしも一致させる必要はなく、組み立て構成等の都合に応じて適宜変更してかまわない。
【0063】
また、上述した実施の形態1および2では、本発明にかかる光源装置をシステム倒立顕微鏡に適用するものとして説明したが、倒立顕微鏡に限定されず、正立顕微鏡、実体顕微鏡等に適用することもできる。さらに、顕微鏡に限らず、光源装置を必要とする様々な機器に対して適用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる光源装置を用いた顕微鏡の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1にかかる光源装置が備えるランプハウスの構成を示す断面図である。
【図3】図2に示したランプハウスを照明装置に取り付けた状態を示す断面図である。
【図4】図2に示したランプハウスが備えるシャッタ機構を示す正面図である。
【図5】図2に示したランプハウスを照明装置に取り付けた場合のシャッタ機構を示す正面図である。
【図6】図2に示したランプハウスが備える連動機構を示す斜視図である。
【図7】図2に示したランプハウスを照明装置に取り付けた場合の連動機構を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態1にかかる光源装置が備えるランプハウスの変形例を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態2にかかる光源装置が備えるランプハウスの構成を示す断面図である。
【図10】図9に示したランプハウスを照明装置に取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0065】
1 顕微鏡本体
2 ステージ
3 対物レンズ
4 透過照明装置
4a 支柱部
5 透過ランプハウス
6 コンデンサ
7 落射照明装置
7a マウント部
7b 表面部
7c 挿脱ピン
8 落射ランプハウス
9 接眼レンズ
11 光源
12 コレクタレンズ
12a,12b レンズ
13 検知動作部
14 射出状態設定機構
15 躯体
15a ヒートシンク
15b シャッタ座
15c マウント部
15d,15e 開口部
15f V溝
15g 表面部
16 電気基板
17a〜17c 押さえ環
18 平板状光透過部材
21 コマ
21a,21b 側面部
22 回動軸
23 コイルバネ
24 押止部材
30 シャッタ機構
31a,31b シャッタ羽根
32a,32b 軸ピン
33a,33b 長穴
40 連動機構
41 係合ピン
42 リンク
42a 突起部
42b 端部
43 引張バネ
44 固定板
44a 端部
45 結合部材
50 ランプハウス
51 コントローラ
51a 電源部
51b 制御部
52 ケーブル
52a,52b 信号線
53 検知動作部
53a アクチュエータ部
55 躯体
55a ヒートシンク
55b マウント部
55c 貫通孔
55d,55e 開口部
IA 照明光軸
OA 観察光軸
S 標本

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に光源を有し、該光源が発する照明光を外部に射出する光源部本体と、
前記光源部本体内に設けられ、外部から挿脱される挿脱部材の挿脱状態を検知して所定の検知動作を行う検知動作部と、
前記所定の検知動作に応じて前記光源部本体を、前記照明光が射出可能な射出状態または前記照明光が射出されない非射出状態にする射出状態設定部と、
を備えたことを特徴とする光源装置。
【請求項2】
前記射出状態設定部は、前記挿脱部材が所定の挿入状態以外にある場合の前記所定の検知動作に連動して前記光源部本体を前記非射出状態にすることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記光源部本体内に設けられ、前記照明光を該光源部本体外に導出する導出光学系を備え、
前記射出状態設定部は、
前記導出光学系と前記光源との間または前記導出光学系内に配置され、前記照明光が導出される導出光路を遮断または開放するシャッタ機構と、
前記挿脱部材が前記所定の挿入状態以外にある場合の前記所定の検知動作に連動して前記シャッタ機構を遮断状態にさせ、前記挿脱部材が前記所定の挿入状態にある場合の前記所定の検知動作に連動して前記シャッタ機構を開放状態にさせる連動機構と、
を有することを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
【請求項4】
前記導出光学系は、複数のレンズを用いて構成され、
前記シャッタ機構は、複数の前記レンズ間に配置されることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
【請求項5】
前記導出光学系は、レンズと、該レンズに対して前記光源と反対側に配された1以上の平板状光透過部材とを用いて構成され、
前記シャッタ機構は、前記レンズと前記平板状光透過部材との間または複数の前記平板状光透過部材間に配置されることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
【請求項6】
前記検知動作部は、
前記挿脱部材の挿脱状態に応じて所定軸回りに回動する回動部材と、
前記回動部材を前記所定軸回りに付勢して一方向に回転させる回転付勢部材と、
を有し、
前記シャッタ機構は、前記導出光路内に挿脱配置される羽根部材を有し、
前記連動機構は、
前記羽根部材に係合され、該羽根部材の挿脱方向を含む挿脱面に沿って往復動作されることで前記羽根部材を挿脱駆動する駆動部と、
前記回動部材に圧接され、該回動部材の回動動作に応じて前記駆動部を前記挿脱面に沿って往復動作させる伝動部と、
前記伝動部を付勢し、該伝動部を前記回動部材に圧接させる付勢部と、
を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の光源装置。
【請求項7】
前記光源に対して電力供給を行う電源部を備え、
前記検知動作部は、前記挿脱部材の前記所定の挿入状態を検知した場合、この検知結果を示すオン信号を出力し、
前記射出状態設定部は、前記検知動作部および前記電源部に電気的に接続され、前記検知動作部から前記オン信号が出力されない非出力期間に前記電源部を電力供給不能な状態にさせ、前記検知動作部から前記オン信号が出力される出力期間に前記電源部を電力供給可能な状態にさせることを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
【請求項8】
前記検知動作部は、前記挿脱部材が当接された場合に前記オン信号を出力することを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
【請求項9】
前記挿脱部材は、前記光源部本体が着脱自在に取り付けられる照明装置の表面上であって前記検知動作部と対向する表面部に突設され、前記光源部本体が前記照明装置に取り付けられた場合に前記所定の挿入状態にされることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一つに記載の光源装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−58824(P2008−58824A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−238136(P2006−238136)
【出願日】平成18年9月1日(2006.9.1)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】