説明

光計測方法および光計測装置

【課題】照明光の損失が生じないようにしてサンプルの光計測を高感度で行うことができる光計測装置を提供する。
【解決手段】レーザ光源20が発生する照明光Lを案内する光ファイバ40の端面43とキャピラリー30の壁面との間には、透明の部材であえるガラス板50が配置されている。これにより、光ファイバ40の端面43とキャピラリー30の壁面との間には、空気層が存在しないようにして、空気層の存在による照明光Lの損失が生じないようにしてサンプルSの光計測を高感度で行うことができばらつきを低減することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光計測装置に関し、特に流路内を流れる液体に分散させたサンプルの光情報を測定するために照明光をサンプルに照射するための光計測装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液体にサンプル(被検微小物)を分散させた液体が毛細管内を流れるようにして、光源からの光がこの液体流に照射されることで、液体流中のサンプルの光情報(蛍光情報)を測定することが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第2973387号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、特許文献1に開示されている測定装置では、レーザ光は、光ファイバを通じて毛細管内を通過するサンプルに照射されるようになっているが、光ファイバの端面は毛細管の表面に対して近づけて配置されている。このため、光ファイバの端面と毛細管の表面との間には、空気層が形成されてしまう。
【0004】
このため、光ファイバ及び毛細管と空気層の光の屈折率が異なることから、光ファイバの端面から毛細管に対して照射される光の損失が生じてしまい、サンプルの高感度な光計測が難しい。
【0005】
また、サンプルの流れる範囲への照射面積により計測値のばらつきが変わることから、この相互関係についての調整が重要である。
【0006】
そこで、本発明は上記課題を解消するために、照明光の損失が生じないようにしてサンプルの光計測を高感度で行うことができばらつきを低減することができる光計測装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解消するために、本発明の光計測装置は、流路内を流れる液体に分散させた被測定対象であるサンプルに対して光を照射することで、前記サンプルの光情報を測定するための光計測装置であり、
光源が発生する照射光を導光する光導波路の端面と前記流路の壁面との間には、透明の部材が配置されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の光計測装置は、好ましくは前記光導波路は光ファイバであることを特徴とする。
【0009】
本発明の光計測装置は、好ましくは前記透明の部材は、ガラスからなることを特徴とする。
【0010】
本発明の光計測装置は、好ましくは前記透明の部材は、前記流路側の壁面が直接流路に接していることを特徴とする。
【0011】
本発明の光計測装置は、好ましくは前記光導波路の前記端面と前記透明の部材との間及び前記透明の部材と前記流路の壁面には、光の屈折率を整合させるための屈折率整合剤が配置されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の光計測装置は、好ましくは前記光導波路の前記端面と前記透明の部材との間には、光の屈折率を整合させるための屈折率整合剤が配置されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の光計測装置は、好ましくは前記光導波路の前記端面と前記透明の部材との間の前記屈折率整合剤が低粘度で、前記屈折率整合剤の周囲には高粘度の前記屈折率整合剤が配置されていることを特徴とする。
【0014】
本発明の光計測装置は、好ましくは前記光導波路は、前記光導波路の軸方向と、前記軸方向と直交する第1方向と、前記軸方向と前記第1方向とそれぞれ直交する第2方向に沿って移動可能に支持されていることを特徴とする。
【0015】
本発明の光計測装置は、好ましくは前記光導波路は、前記流路に沿って複数配置されていて、一括で移動可能に支持されている。
【発明の効果】
【0016】
本発明の光計測装置によれば、照明光の損失が生じないようにしてサンプルの光計測を高感度で行うことができばらつきを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
【0018】
図1と図2は、本発明の光計測装置の好ましい実施形態を示している。図1と図2に示す光計測装置1の構成例について説明する。
【0019】
図1に示す光計測装置10は、一例としてフローサイトメータ(フローサイトメトリともいう)との光計測部として用いられている。フローサイトメータ1は、この光計測装置10と、液体にサンプル(被検微小物)が分散された液体11を供給するための供給部12と、サンプルの分注部13を有している。
【0020】
供給部12は、このサンプルSが分散された液体11を、サンプル流11Sとしてシース流19と共に光計測装置10に対してZ1方向に(図1の例は、上側から下側に向けて)チューブ14を通じて供給することができる。光計測装置10を通過した液体11のサンプルSは、分注部13において必要なものと不要なものに分けることができる。
【0021】
図1に示す光計測装置10は、照明光Lの光源としての例えばレーザ光源20と、サンプルSを含むサンプル流11Sを流すための流路としてのキャピラリー30と、受光部31と、照射光Lを導くための光導波路としての光ファイバ40と、ガラス板50と、マッチングオイル60と、移動操作部70と、制御部100を有している。受光部70は、例えばホトダイオードである。
【0022】
光計測装置10は、レーザ光源20が発生する照明光(照射光)Lを、キャピラリー30内を通過するサンプル流(液体)11S中のサンプルSに照射して、サンプルの光情報(蛍光情報)を測定するための装置である。供給部12内の液体11は、サンプル流(液体)11Sとしてシース流19と共に、キャピラリー30内にZ1方向に沿って供給する。
【0023】
図1と図2に示すサンプルSとしては、例えば大きさが5μmの細胞であり、サンプル流11Sはシース流19で包み込むような形で、光計測装置10のキャピラリー30内を通過させるようにして流すようになっている。このシース流19を用いたシースフロー技術は、サンプル流11Sとシース流19の圧力差によりサンプル流11Sの幅を任意に制御して、サンプル流11Sの圧損の低減と詰まりの防止を図っている。
【0024】
図1に示すように、供給されたサンプル流11SのサンプルSには、レーザ光源20からの照明光Lは、光ファイバ40とマッチングオイル60とガラス板50とキャピラリー30の透明な壁部の外面31Fを通じて照射されるようになっている。サンプルSに照射された照明光Lは、受光部31に受光されることで、サンプルSが発生する蛍光情報を得て、制御部100に送ることで、制御部100はその蛍光計測値を解析する。
【0025】
光ファイバ40は、図1に示すようにコア41とこのコア41の周囲を被覆するクラッド42を有する構造であり、光ファイバ40の端面43には光コネクタ44が装着されている。光コネクタ44は、ホルダー45に保持されている。
【0026】
図1と図2に示すキャピラリー30は例えばガラス製である。ガラス板50は、キャピラリー30の壁面の外面31Fと光ファイバ40の端面43の間に配置されている透明の介在部材であり、ガラス板50の他方の面52と光ファイバ40の端面43との間に空気層を介在させない。光ファイバ40の端面43とガラス板50の他方の面52とは、好ましくは同じ面に位置している。
【0027】
しかも、ガラス板50の他方の面52と、光コネクタ44の端面すなわち光ファイバ40の端面43との間には、マッチングオイル60が充填されている。このマッチングオイル60は、ガラス板50の他方の面52と光ファイバ40の端面43との間に空気層を介在させないようにしながら、ガラス板50の光の屈折率と光ファイバ40の光の屈折率とを整合させるための屈折率整合剤(例えば液体)であるが、照射光Lは通すことができる透明なオイルである。
【0028】
同様にして、ガラス板50の一方の面51とキャピラリー30の壁面の外面31の間には、好ましくはマッチングオイルのような屈折率整合剤170が配置されている。
【0029】
図1に示すように、光ファイバ40は、移動操作部70の動作によりX軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向に沿って移動可能である。移動操作部70の動作は制御部100の指令により制御され、移動操作部70は、例えば通常用いられているX−Y−Zテーブルなどの3軸移動テーブルを用いることができる。
【0030】
移動操作部70は、サンプル流11Sに対する照明光Lの位置を調整するための調整機構である。X軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向は互いに直交している。
【0031】
X軸方向に沿って光ファイバ40の位置を調整することにより、照明光Lとサンプル流11Sの中心位置を調整することができる。Y軸方向に沿って光ファイバ40の位置を調整することにより、照明光Lの照射径を調整することができる。Z軸方向に沿って光ファイバ40の位置を調整することにより、受光部31側の光ファイバ(図示せず)との光軸位置を調整することができる。Y軸方向は、光ファイバ40の軸方向である。X軸方向とZ軸方向は、Y軸方向と直交する第1方向と第2方向である。
【0032】
これにより、ガラス板50の他方の面52と光ファイバ40の端面43との間に空気層を介在させずに、サンプルSの大きさや、サンプルSがキャピラリー30内を通る位置に応じて、照明光Lを広げて照射することが可能であり、その照明光Lの照射径や照射密度や開口数を変えながら照射範囲を調整することができる。
【0033】
次に、図1に示す光計測装置10の動作例を説明する。
【0034】
供給部12から液体11が、サンプル流11Sとしてキャピラリー30内をシース流19を用いてZ1方向に供給されると、サンプルSの蛍光情報が光計測装置10において照明光Lにより得られ、受光部31により受光される。
【0035】
この際に、レーザ光源20の照明光Lは、光ファイバ40を通り、マッチングオイル60により屈折率の整合が行われて、ガラス板50とキャピラリー30の壁部を通過してサンプルSに照射される。マッチングオイル60が光ファイバ40の屈折率とガラス板60の屈折率の整合を取ることができる。
【0036】
しかも、キャピラリー30の壁部の外面31Fにはガラス板50の一方の面51が密着されており、ガラス板50の他方の面52と光コネクタ44の端面すなわち光ファイバ40の端面43との間には、マッチングオイル60が充填されているので、キャピラリー30の壁部の外面31Fと光ファイバ40の端面43との間に空気層を介在させないようにすることができる。このため、空気層の存在による照明光Lの損失が生じない。
【0037】
また、ガラス板50の他方の面52と光コネクタ44の端面すなわち光ファイバ40の端面43との間には、マッチングオイル60が充填されているので、光ファイバ40が移動操作部70によりX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の少なくとも1つの方向に移動しても、光ファイバ40の端面43がマッチングオイル60内を移動することができるので、キャピラリー30の壁部の外面と光ファイバ40の端面43との間に空気層を介在することはないので、サンプルSの蛍光情報を高感度で光計測することができる。
【0038】
また、光ファイバ40の端面43が直接キャピラリー30の壁部に対して当接する構成ではないので、光ファイバ40の端面43が損傷を受けることを防止できる。
【0039】
このように、本発明の光測定装置10では、照明光の損失が生じないようにしてサンプルの正確な光計測を高感度で行うことができる。
【0040】
もし、キャピラリー30の壁部の外面と光ファイバ40の端面43との間に空気層があると、例えば4%の照明光の損失が生じる。
【0041】
図3は、本発明の別の実施形態を示しており、透明の部材50が、キャピラリー30の流路壁の一部を構成している例である。図1と図2に示す実施形態では、透明の部材50がキャピラリー30の流路壁の外面の外に配置されていて、透明の部材50は流路外に配置されている。これに対して、図3の実施形態では、透明の部材50の内壁が流路内壁面を構成している。
【0042】
本発明の光測定装置10は、流路内を流れる液体に分散させた被測定対象であるサンプルに対して光を照射することで、前記サンプルの光情報を測定するための光計測装置である。レーザ光源20が発生する照射光Lを導光する光導波路40の端面43と流路であるキャピラリー30の壁面との間には、透明の部材50が配置されている。これにより、これにより、光ファイバ40の端面43とキャピラリー30の壁面との間には、空気層が存在しないようにして、空気層の存在による照明光Lの損失が生じないようにしてサンプルSの光計測を高感度でしかもばらつきなく行うことができる。
【0043】
本発明の実施形態では、透明の部材50は、ガラスからなる。透明の部材50の材質として汎用の材質を用いるので低コストになるばかりでなく、照射光の照射径の調整や位置の調整が可能である。
【0044】
本発明の実施形態では、透明の部材50は、流路側の壁面51が直接流路に接している。これにより、簡単な構成により透明の部材50を光ファイバ40の端面43と流路の間に配置できる。屈折率整合剤は、流路側の壁面51と透明の部材50の間に配置すればよいので、透明の部材の数が1つでよく、屈折率整合剤の配置数が1つですむ。
【0045】
本発明の実施形態では、光導波路の端面43と透明の部材50との間及び透明の部材50と流路の壁面31には、光の屈折率を整合させるための屈折率整合剤が配置されている。これにより、照射光Lの光損失を低減できる。
【0046】
本発明の実施形態では、光導波路の端面43と透明の部材50との間には、光の屈折率を整合させるための屈折率整合剤が配置されている。これにより、照射光Lの光損失を低減できる。
【0047】
本発明の実施形態では、光導波路の端面43と透明の部材50との間の屈折率整合剤が低粘度で、この屈折率整合剤の周囲には高粘度の屈折率整合剤が配置されている。これにより、低粘度の屈折率整合剤だけでは透明の部材50の保持が困難であるが、高粘度の屈折率整合剤を用いることで保持ができ、気泡が入りやすい高粘度の屈折率整合剤が低粘度の屈折率整合剤の周囲にあることで気泡が入っても照射光Lの照射には影響を与えない。
【0048】
本発明の光計測装置10では、光ファイバ40は、光ファイバ40の軸方向(Y軸方向)と、Y軸方向と直交する第1方向(X軸方向)と、Y軸方向とX軸方向とそれぞれ直交する第2方向(Z軸方向)に沿って移動可能に支持されている。これにより、サンプルSの大きさや、サンプルSがキャピラリー30内を通る位置に応じて、照明光Lを広げて照射することが可能であり、その照明光Lの照射径や照射密度や開口数を変えながら照射範囲を調整することができる。
【0049】
本発明の実施形態では、光導波路は、流路に沿って複数配置されていて、一括で移動可能に支持されている。これにより、複数本の光ファイバの端面の位置が同時に高精度調整できる。
【0050】
本発明の実施形態では、透明な部材50の厚みを変えることで、照射光Lの照射径を調整することができる。サンプル流の径は、測定対象により異なるが、前記端面位置の調整では屈折率整合剤を介在させる構成上、調整幅は限定される。そこで、サンプル流の径に応じて照射光Lの照射径を透明な部材の厚みで調整して構成することで様々なサンプルに対応できる。
【0051】
また、透明な部材50は、毛細管(ガラス管)としての外に配置して、ファイバを用いる構成もある。
【0052】
屈折率整合剤を使用することにより、照射光Lの光損失を低減できる。
【0053】
しかも、光導波路である光ファイバの端面に埃等の異物が付着するのを防止できる(異物は熱エネルギーで焼ける)。これにより、光ファイバの端面のダメージ回避に効果がある
2種類の屈折率整合剤を使用することで、低粘度の屈折率整合剤だと保持するのが困難
であるが、高粘度の屈折率整合剤だと移動・組立時に気泡が混入しやすい。従って、光ファイバの端面には低粘度の屈折率整合剤を介在させ、その周囲に高粘度の屈折率整合剤を配置することで、保持ができしかも気泡が入りにくい構造にできる。
【0054】
光ファイバの端面は、流路に沿って複数配置されていて、一括で移動可能に支持されるように構成することで、複数本の光ファイバの端面の位置が同時に高精度調整できる。この複数の光ファイバとしては、光多芯コネクタを用いて構成すればよい。
【0055】
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
【0056】
例えば、図1に示す受光部31は、ガラス板50とはキャピラリー30を挟んで反対の位置に配置されているが、これに限らず図2に示すように、受光部31Dは、キャピラリー30の横側の位置(図1の紙面垂直方向に沿った位置)に配置しても良い。
【0057】
図1と図2に示すキャピラリー30は例えば断面正方形を有する中空部材であるが、例えば断面長方形やその他の断面形状であっても良い。
【0058】
また、サンプルSである例えば細胞から得られる散乱光、透過光、そして蛍光情報といった信号を、受光部31を用いて取得することができる。
【0059】
透明な部材は、ガラス板に限らず透明であればプラスチック板などの他の材質であっても良い。
【0060】
本発明では、照明光は測定光あるいは照射光とも言うことができる。
【0061】
本発明の光計測装置は、遺伝子、免疫系、タンパク質、アミノ酸、糖類の生体高分子に関する検査、解析、分析が要求される分野、例えば工学分野、食品、農産、水産加工等の農学全般、薬学分野、衛生、保健、免疫、疫病、遺伝等の医学分野、化学もしくは生物学等の理学分野等、あらゆる分野に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の光計測装置の好ましい実施形態を含むフローサイトメータの一例を示す斜視図である。
【図2】図1の光計測装置の平面図である。
【図3】本発明の別の実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
【0063】
1 フローサイトメータ
10 光計測装置
20 レーザ光源
30 キャピラリー
40 液体
11S サンプル流
19 シース流
30 キャピラリー(流路の一例)
31 受光部
50 ガラス板(透明な部材の一例)
60 マッチングオイル(屈折率整合液の一例)
70 移動操作部
100 制御部
S サンプル
L 照明光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流路内を流れる液体に分散させた被測定対象であるサンプルに対して光を照射することで、前記サンプルの光情報を測定するための光計測装置であり、
光源が発生する照射光を導光する光導波路の端面と前記流路の壁面との間には、透明の部材が配置されていることを特徴とする光計測装置。
【請求項2】
前記光導波路は光ファイバであることを特徴とする請求項1に記載の光計測装置。
【請求項3】
前記透明の部材は、ガラスからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光計測装置。
【請求項4】
前記透明の部材は、前記流路側の壁面が直接流路に接していることを特徴とする請求項3に記載の光計測装置。
【請求項5】
前記光導波路の前記端面と前記透明の部材との間及び前記透明の部材と前記流路の壁面には、光の屈折率を整合させるための屈折率整合剤が配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の光計測装置。
【請求項6】
前記光導波路の前記端面と前記透明の部材との間には、光の屈折率を整合させるための屈折率整合剤が配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の光計測装置。
【請求項7】
前記光導波路の前記端面と前記透明の部材との間の前記屈折率整合剤が低粘度で、前記屈折率整合剤の周囲には高粘度の前記屈折率整合剤が配置されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の光計測装置。
【請求項8】
前記光導波路は、前記光導波路の軸方向と、前記軸方向と直交する第1方向と、前記軸方向と前記第1方向とそれぞれ直交する第2方向に沿って移動可能に支持されていることを特徴とする請求項7に記載の光計測装置。
【請求項9】
前記光導波路は、前記流路に沿って複数配置されていて、一括で移動可能に支持されていることを特徴とする請求項8に記載の光計測装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−139236(P2008−139236A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−327916(P2006−327916)
【出願日】平成18年12月5日(2006.12.5)
【出願人】(000005290)古河電気工業株式会社 (4,457)
【Fターム(参考)】