説明

入力表示装置

【課題】車両の運転状態を判断し、これに基づいて車載機器の遠隔操作時の情報表示を制御する入力表示装置を提供する。
【解決手段】車両1またはこれに搭載される車載機器に関する情報が表示される表示部100と、表示部100に表示される表示情報に関連した表示を行なう手元表示部201と、この手元表示部201の表示面上に備えられたタッチ入力部202を有するタッチディスプレイ部200と、車両1の運転状態に応じて、手元表示部201の表示状態を変化させる表示制御を行なう表示制御部としてのタッチディスプレイECU300と、を有して構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両または車両に搭載される車載機器の入力表示装置に関し、特に、表示部と手元表示部を備え、その表示制御に特徴を有する入力表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示画面が手元表示部とタッチ入力部を備えたタッチディスプレイ部とは異なる位置に設けられ、この表示画面に操作アイコンを表示可能とする一方で、表示画面とタッチディスプレイ部の手元表示部との間に対応関係が予め定められ、一方の面内位置に対応する他方の面内位置が一義的に特定可能とされてなる表示手段を備えた入力表示装置がある(例えば、特許文献1)。制御手段は、タッチ入力位置特定手段により特定された手元表示部上の入力位置が、表示画面に表示される操作アイコンの表示位置に対応する位置であった場合に、操作アイコンに対応する制御内容を実行するための制御信号を出力するように構成されている。
【0003】
この入力表示装置が車両用として適用された場合には、表示画面を座席の搭乗者から視認可能な位置に設けることができ、さらに、タッチディスプレイ部は、車室内の予め定められた座席の搭乗者から操作可能となるよう、座席の座部に隣接する形で設けることができる。また、タッチディスプレイ部が座席の座部に隣接する位置、即ち座席に座った搭乗者の手元に近い位置に配置されるので、操作が容易になるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−129251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、停車中は運転者がタッチディスプレイ部の手元表示部を見ながらアイコンの選択・決定等の操作を行なうが、車両が走行中に運転者がタッチディスプレイ部の手元表示部を見ながら操作を行なうと、運転操作からの視線・焦点移動が大きくなりわき見運転のような状態になり、安全性が問題になる場合があった。
【0006】
従って、本発明の目的は、車両の運転状態を判断し、これに基づいて車載機器の遠隔操作時の情報表示を制御する入力表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]本発明は上記目的を達成するため、車両または前記車両に搭載される車載機器に関する情報が表示される表示部と、前記表示部に表示される表示情報に関連した表示を行なう手元表示部と、前記手元表示部の表示面上に備えられたタッチ入力部を有するタッチディスプレイ部と、前記車両の運転状態に応じて、前記手元表示部の表示状態を変化させる表示制御を行なう表示制御部と、を有することを特徴とする入力表示装置を提供する。
【0008】
[2]前記表示制御部は、前記車両の走行速度がゼロのときに、前記手元表示部を無表示の状態に表示制御することを特徴とする上記[1]に記載の入力表示装置であってもよい。
【0009】
[3]また、前記表示制御部は、前記車両の走行速度がゼロのときに、前記表示部に表示される表示情報に関連した簡易表示を前記手元表示部に表示することを特徴とする上記[1]に記載の入力表示装置であってもよい。
【0010】
[4]また、前記簡易表示は、前記表示部に表示される表示情報に関連したボタン配置の表示または選択・決定の表示であることを特徴とする上記[3]に記載の入力表示装置であってもよい。
【0011】
[5]また、前記簡易表示は、前記表示部に表示される表示情報に関連した操作モードの表示であることを特徴とする上記[3]に記載の入力表示装置であってもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、車両の運転状態を判断し、これに基づいて車載機器の遠隔操作時の情報表示を制御する入力表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る入力表示装置10を構成する表示部100がインスツルメントパネル8に装着され、タッチディスプレイ部200が車両のセンターコンソール6に装着された斜視図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態に係る入力表示装置10の構成ブロック図である。
【図3】図3(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る入力表示装置10における表示部100に表示された情報表示例であり、(b)は、車両が停車中の手元表示部に表示される情報表示例であり、(c)は、車両が走行中の手元表示部に表示される簡易表示例(無表示)である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施の形態に係る入力表示装置10の動作を示すフローチャート図である。
【図5】図5(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る入力表示装置10における表示部100に表示されたカーナビゲーション装置501の情報表示例であり、(b)は、車両が走行中の手元表示部201に表示される簡易表示例(操作モード表示)である。
【図6】図6(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る入力表示装置10における表示部100に表示されたエアコン装置502の情報表示例であり、(b)は、車両が走行中の手元表示部201に表示される簡易表示例(ボタン配置テクスチャ、選択・決定ハイライト表示)である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施の形態に係る入力表示装置10の動作を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(本発明の第1の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る入力表示装置10は、車両1またはこれに搭載される車載機器に関する情報が表示される表示部100と、表示部100に表示される表示情報に関連した表示を行なう手元表示部201と、この手元表示部201の表示面上に備えられたタッチ入力部202を有するタッチディスプレイ部200と、車両1の運転状態に応じて、手元表示部201の表示状態を変化させる表示制御を行なう表示制御部としてのタッチディスプレイECU300と、を有して構成されている。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態に係る入力表示装置10を構成する表示部100がインスツルメントパネル8に装着され、タッチディスプレイ部200が車両1のセンターコンソール6に装着された斜視図である。表示部100は、運転席5の左方で車両1の中央付近の視認しやすい位置に装着されている。また、タッチディスプレイ部200は、この表示部100に表示される表示情報を手元操作により車載機器を遠隔操作できるようにセンターコンソール6に配置されている。
【0016】
図2は、本発明の実施の形態に係る入力表示装置10の構成ブロック図である。表示部100は、車両1または車両1に搭載される車載機器に関する情報を表示するものであり、例えば、カーナビゲーション装置501の地図画面表示、エアコン装置502の操作画面表示、オーディオ装置503の操作画面表示等を表示するものである。図1に示すように、表示部100は、運転者が車両前方から大きく視線を逸らさずに視認できる位置に配置されるのが好ましく、例えば、液晶パネルがインスツルメントパネル8の中央付近、メータ表示パネル内等に配置される。
【0017】
表示部100は、表示ECU110に接続されている。この表示ECU110は、CAN通信等の車載LANの車両通信バス600と接続され、例えば、カーナビゲーション装置501、エアコン装置502、オーディオ装置503等の車載機器の操作表示メニュー等を表示部100に表示する制御を行なう。
【0018】
タッチディスプレイ部200は、手元表示部201とタッチ入力部202から構成され、図1に示すように、センターコンソール6等の操作者が手指で操作できる位置に配置されている。このタッチディスプレイ部200は、表示部100または手元表示部201に表示される表示情報に対してタッチ入力部202から選択・決定操作等を行なうことにより車両1に搭載される車載機器を遠隔操作するための入力装置である。例えば、ITO膜が形成された上部電極および下部電極とが所定間隔で配置され、手指で触れるとITO膜間で接触・導通することにより入力を検知する抵抗感圧式タッチパネルや、手指のパネル表面への接触や移動を光学的に検出することにより入力を検知する光学式タッチパネル、手指のパネル表面への接触や移動により静電容量の変化を電圧変化として検出することにより入力を検知する静電容量式タッチパネル等が使用できる。尚、図1ではタッチディスプレイ部200をセンターコンソール6に配置しているが、運転者等の操作者が手指で操作できる位置であればよい。
【0019】
タッチディスプレイECU300は、タッチディスプレイ部200と接続されると共に、CAN通信等の車載LANの車両通信バス600と接続され、例えば、カーナビゲーション装置501、エアコン装置502、オーディオ装置503等の車載機器の操作表示メニュー等を手元表示部201に表示制御する。また、タッチ入力部202から選択・決定操作等をタッチ操作により行なうことによりこれらの車載機器を遠隔操作する。このタッチディスプレイECU300は、主に判断処理を行なうマイコン(CPU)、演算処理の作業領域としてのRAM等から構成され、処理演算プログラム、メニュー画面の位置データ等が記憶された記憶部310と接続されている。
【0020】
前述の車両通信バス600には、車速センサ401が接続されており、タッチディスプレイECU300は、車両1の運転状態を判断する際に、車両通信バス600を介して車速センサ401から車両の速度情報を取得する。尚、車両1の運転状態を判断する際に、上記の車速センサ401以外に、例えば、シフトスイッチ信号、G(加速度)センサ、ブレーキスイッチ信号、エンジン回転速度計等の出力信号を参照することもできる。
【0021】
図3(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る入力表示装置10における表示部100に表示された情報表示例であり、(b)は、車両が停車中の手元表示部201に表示される情報表示例であり、(c)は、車両が走行中の手元表示部201に表示される簡易表示例(無表示)である。また、図4は、本発明の第1の実施の形態に係る入力表示装置10の動作を示すフローチャート図である。これらにより、以下に第1の実施の形態に係る入力表示装置の動作を説明する。
【0022】
第1の実施の形態に係る入力表示装置10の動作フローがスタートすると、まず表示部100に制御対象となっている車載機器の表示情報が表示される(Step1)。この表示情報は、表示ECU110により表示制御され、例えば表示部100の周辺に設けられた切替ボタンあるいは選択ボタン等により制御対象とする車載機器を選択・切替えできる。また、車両電源オン時に初期画面として設定された特定の表示情報を表示することもできる。
【0023】
次に、車両1の運転状態を判断する。車両1の運転状態は、タッチディスプレイECU300が車両通信バス600を介して車速センサ401から車両の速度情報を取得する。この取得された速度情報を基に、車両の走行速度がゼロかどうかを判断する(Step2)。タッチディスプレイECU300は、記憶部310に格納された判断プログラムを参照しマイコン(CPU)が判断処理を行なう。車速センサ401からの出力信号と基準速度信号とを比較し、車両の走行速度がゼロかどうかを判断する。基準速度信号は、ゼロあるいは車両の走行速度がきわめて小さいゼロに近い数値に設定されている。上記の判断処理により、車速がゼロと判断された場合は、Step3へ進み、車速がゼロと判断されない場合は、Step5へ進む。
【0024】
車両の走行速度がゼロの場合、手元表示部201には表示部100と同じ表示情報を表示する(Step3)。例えば、図3(a)に示すように表示部100にエアコン装置502の操作画面表示がされている場合、手元表示部201にも図3(b)に示すように同じ操作画面が表示される。走行速度がゼロで停車中であるので、操作するタッチディスプレイ部200の手元表示部201に操作画面表示がされている方がタッチ操作しやすく、かつ、安全走行に問題はない。
【0025】
タッチディスプレイ部200のタッチ入力部202に指先でタッチすると図3(b)に示すように操作画面表示上にポインタ230が表示される。このポインタ230を指先の移動により操作してボタン210を選択して、例えば、ダブルタッチによりそのボタン210を決定する(Step4)。
【0026】
一方、車両の走行速度がゼロでない場合、すなわち、走行中の場合、手元表示部201には操作画面を表示しない(Step5)。ここで、操作画面を表示しない(無表示)とは、タッチディスプレイECU300から出力される画像信号が無信号の状態になっている場合と、一定トーンあるいは繰返しパターン等の信号状態の場合を含む。
【0027】
手元表示部201は無表示の状態となっているので、操作者は表示部100の操作画面表示およびポインタ230を見ながら、タッチディスプレイ部200のタッチ入力部202を指先でタッチ操作する。すなわち、タッチ入力部202を指先でタッチ操作して表示部100の操作画面表示上のポインタ230を移動させて、ボタン210の選択・決定等を行なう(Step6)。
【0028】
Step4またはStep6の操作により、タッチディスプレイECU300から車両通信バス600を介して、エアコン装置502等の車載機器の遠隔操作が行なわれ、一連の入力表示装置10の動作フローが終了する(Step7)。
【0029】
(本発明の第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、車両の走行速度がゼロでなく走行中と判断した場合に手元表示部201を無表示の状態としたが、第2の実施の形態では無表示ではなく、表示部100に表示される表示情報に関連した簡易表示とする。
【0030】
図5(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る入力表示装置10における表示部100に表示されたカーナビゲーション装置501の情報表示例であり、(b)は、車両が走行中の手元表示部201に表示される簡易表示例(操作モード表示)である。
【0031】
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る入力表示装置10の動作を示すフローチャート図である。これらにより、以下に第2の実施の形態に係る入力表示装置の動作を説明する。第2の実施の形態に係る入力表示装置10の動作フローがスタートすると、まず表示部100に制御対象となっている車載機器の表示情報が表示される(Step1)。この表示情報は、表示ECU110により表示制御され、例えば表示部100の周辺に設けられた切替ボタンあるいは選択ボタン等により制御対象とする車載機器を選択・切替えできる。また、車両電源オン時に初期画面として設定された特定の表示情報を表示することもできる。
【0032】
次に、車両1の運転状態を判断する。車両1の運転状態は、タッチディスプレイECU300が車両通信バス600を介して車速センサ401から車両の速度情報を取得する。この取得された速度情報を基に、車両の走行速度がゼロかどうかを判断する(Step2)。タッチディスプレイECU300は、記憶部310に格納された判断プログラムを参照しマイコン(CPU)が判断処理を行なう。車速センサ401からの出力信号と基準速度信号とを比較し、車両の走行速度がゼロかどうかを判断する。基準速度信号は、ゼロあるいは車両の走行速度がきわめて小さいゼロに近い数値に設定されている。上記の判断処理により、車速がゼロと判断された場合は、Step3へ進み、車速がゼロと判断されない場合は、Step15へ進む。
【0033】
車両の走行速度がゼロの場合、手元表示部201には表示部100と同じ表示情報を表示する(Step3)。例えば、図5(a)に示すように表示部100にカーナビゲーション装置501の操作画面表示がされている場合、手元表示部201にも図5(a)と同じ操作画面が表示される。走行速度がゼロで停車中であるので、操作するタッチディスプレイ部200の手元表示部201に操作画面表示がされている方がタッチ操作しやすく、かつ、安全走行に問題はない。
【0034】
タッチディスプレイ部200のタッチ入力部202に指先でタッチすると図5(a)に示すような画面操作モード(移動方向)が表示され、指先の移動により操作して画面スクロールを行なえる。また、操作画面表示上にポインタ230が表示され、このポインタ230をタッチ入力部202上の指先の移動により操作することでボタン210を選択し、例えば、ダブルタッチによりそのボタン210を決定する(Step4)。
【0035】
一方、車両の走行速度がゼロでない場合、手元表示部201には図5(b)に示すような簡易表示がなされる。(Step15)。簡易表示とは、表示部100に表示された車載機器の操作画面表示等の情報表示に関連する表示である。図5(b)に示すように、カーナビゲーション装置501の操作画面表示の例では、ボタン210、画面操作モード220、ポインタ230のみが表示(ボタン等の配置テクスチャ)され、地図情報は表示されない。これにより、簡易表示は、操作者がタッチ入力部202を指先でタッチ操作する際の操作補助として機能する。
【0036】
手元表示部201は簡易表示の状態となっているのでこれを操作補助として、操作者は表示部100の操作画面表示およびポインタ230等を見ながら、タッチディスプレイ部200のタッチ入力部202を指先でタッチ操作する。すなわち、タッチ入力部202を指先でタッチ操作して画面スクロール、表示部100の操作画面表示上のポインタ230を移動させてボタン210の選択・決定等の操作を行なう(Step16)。
【0037】
また、図6(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る入力表示装置10における表示部100に表示されたエアコン装置502の情報表示例であり、(b)は、車両が走行中の手元表示部201に表示される簡易表示例(ボタン等の配置テクスチャ、選択・決定ハイライト表示)である。図6(b)では、ボタン等の輪郭が表示され、地図情報は表示されない。また、ポインタ230を移動させてボタン210上に移動またはそれを選択するとハイライト240の表示がなされる。これらの簡易表示は、操作者がタッチ入力部202を指先でタッチ操作する際の操作補助として機能する。
【0038】
Step4またはStep16の操作により、タッチディスプレイECU300から車両通信バス600を介して、カーナビゲーション装置501、エアコン装置502等の車載機器の遠隔操作が行なわれ、一連の入力表示装置10の動作フローが終了する(Step17)。
【0039】
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、車両の停車中には、手元表示部201に操作画面の表示がされるので、表示された手元表示部201の操作画面表示を見ながらタッチ入力部202をタッチ操作することができる。これにより、操作者に近いタッチディスプレイ部200の直接タッチ操作のみで車載機器の遠隔操作を行なうことができる。一方、車両の運転時には、走行方向から視点移動、焦点移動が少なくてすむ表示部100の操作画面表示を見ながら、タッチ入力部202をタッチ操作することによって車載機器の遠隔操作を行なうことができる。その際、第1の実施の形態では、手元表示部201には画面表示がされない(無表示)ので、車両の進行方向からの視点移動、焦点移動が抑制され安全運転が担保される。また、第2の実施の形態では、手元表示部201には、操作モード表示、ボタン等の配置テクスチャ表示、選択・決定ハイライト表示がされるので、タッチ操作する際の操作補助となる。これにより、車両の進行方向からの大きな視点移動、焦点移動が抑制されて安全運転が担保されると共に、タッチ操作が容易になる。
【0040】
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは調整しない範囲内で種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0041】
1…車両
5…運転席
6…センターコンソール
8…インスツルメントパネル
10…入力表示装置
100…表示部
110…表示ECU
200…タッチディスプレイ部
201…手元表示部
202…タッチ入力部
210…ボタン
220…画面操作モード
230…ポインタ
240…ハイライト
300…タッチディスプレイECU
310…記憶部
401…車速センサ
501…カーナビゲーション装置
502…エアコン装置
503…オーディオ装置
600…車両通信バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両または前記車両に搭載される車載機器に関する情報が表示される表示部と、
前記表示部に表示される表示情報に関連した表示を行なう手元表示部と、前記手元表示部の表示面上に備えられたタッチ入力部を有するタッチディスプレイ部と、
前記車両の運転状態に応じて、前記手元表示部の表示状態を変化させる表示制御を行なう表示制御部と、
を有することを特徴とする入力表示装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記車両の走行速度がゼロのときに、前記手元表示部を無表示の状態に表示制御することを特徴とする請求項1に記載の入力表示装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記車両の走行速度がゼロのときに、前記表示部に表示される表示情報に関連した簡易表示を前記手元表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の入力表示装置。
【請求項4】
前記簡易表示は、前記表示部に表示される表示情報に関連したボタン配置の表示または選択・決定の表示であることを特徴とする請求項3に記載の入力表示装置。
【請求項5】
前記簡易表示は、前記表示部に表示される表示情報に関連した操作モードの表示であることを特徴とする請求項3に記載の入力表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−107900(P2011−107900A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−261116(P2009−261116)
【出願日】平成21年11月16日(2009.11.16)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】