説明

入力装置

【課題】 傾動時に導電ゴム部材が固定接点部を押圧した時点でクリック感を得られるようにしたものを得ること。
【解決手段】 キーステム14の傾動方向に対応して導電ゴム部材13を介して押圧してスイッチ操作をするようにした入力装置において、キーステム14の下面に位置したハウジング10上にクリック板11を介在し、キー加圧盤15における外周端部付近をキーステム14の傾動時の揺動支点42となるように構成したものである。クリック板11は、下向き椀状で、中央部分の押圧で凹み、押圧の解除で復帰するMT板で構成し、又、キーステム14の傾動時の揺動支点42は、キー加圧盤15における外周端部付近をハウジング10における凹部17の内壁部分とこのハウジング10に被せられるカバー16の下面とに接するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーステムを傾動することにより多方向のスイッチ操作がなされるようにした入力装置に関するもので、特に、操作時にクリック感を得らるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の入力装置は、図6及び図7R>7に示すように、キーステム14を360度所望の方向に傾動すると、キーステム14と一体の導電ゴム部材13が90度の間隔で放射状に配置されたいずれかの固定接点部20a、20b、20c、20dと、中心の中央接点部18と、外周のアース接点部21に、絶縁シートを介して圧接する。
【0003】例えば、キーステム14を上方向に傾動して、導電ゴム部材13が固定接点部20bとアース接点部21を同時に圧接すると、静電容量の変化が電圧の変化として検出されて90度の方向のスイッチ操作がなされたこととなる。また、キーステムを左下方向に傾動して、導電ゴム部材13が固定接点部20cと20dとアース接点部21を同時に圧接すると、同様にして270度の方向のスイッチ操作がなされたこととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなキーステムを傾動することにより多方向のスイッチ操作がなされるようにした入力装置においては、導電ゴム部材13が固定接点部20a、20b、…に、絶縁シート12を介して圧接し、静電容量の連続的に徐々に変化して閾値を超えたことを検出することによりスイッチ動作するものであるため、キーステムの傾動動作のどの時点でスイッチ入力が確定したのかのフィードバックがなく、スイッチとして確実に動作しているのかどうかが不明であるという問題があった。
【0005】本発明は、キーステムを所定の方向に傾動した場合において、導電ゴム部材が特定の固定接点部を必要なストロークだけ押圧した時点でのスイッチ入力を、クリック感をもってフィードバックすることにより、スイッチ操作が確立したことが確実に得られるようにしたものを得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジング10上に、環状に複数の固定接点部20を配置するとともに、これらの固定接点部20に臨ませて導電ゴム部材13を介してキー加圧盤15を設け、前記固定接点部20のうちのいずれかを、前記キー加圧盤15の略中央に設けたキーステム14の傾動方向に対応して前記導電ゴム部材13を介して押圧してスイッチ操作をするようにした入力装置において、前記キーステム14の下面に位置した前記ハウジング10上にクリック板11を介在し、前記キー加圧盤15における外周端部付近を前記キーステム14の傾動時の揺動支点42となるように構成したことを特徴とする入力装置である。
【0007】前記クリック板11は、下向き椀状で、中央部分の押圧で凹み、押圧の解除で復帰するMT板で構成し、又、キーステム14の傾動時の揺動支点42は、キー加圧盤15における外周端部付近をハウジング10における凹部17の内壁部分とこのハウジング10に被せられるカバー16の下面とに接するように構成する。本発明の入力装置は、キー加圧盤15による導電ゴム部材13を加圧して静電容量を変化せしめてスイッチ操作をするようにしたものであってもよいし、又、接点部に直接接離してスイッチ操作するものであっても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図2が本発明の入力装置の一実施例を示す断面図で、図3が分解斜視図である。これらの図において、10は、プラスチックなどからなり、底の浅い4角形のハウジングで、このハウジング10の凹部17の底面上部には、中心部分に中央接点部18が配置され、この中央接点部18の外周に馬蹄形の周辺接点部19が配置され、さらにその外周に90度ずつ4分割された弧状の固定接点部20が配置され、角隅の2個所にアース接点部21が配置され、これらの各接点部に接続されたそれぞれの接続端子部23がハウジング10の外部へ突出している。また、前記周辺接点部19の外周と固定接点部20の内周の略境界部分に半円弧状の2個の環状壁部22がやや膨出して設けられ、この環状壁部22の内側に導電性金属板を下向き椀形に成形した、いわゆるMT板からなるクリック板11が載せられる。このハウジング10の2方向の外側面には、それぞれ2個ずつのカバー係止突起24が形成されている。
【0009】前記ハウジング10の底面上部の各接点部上には、薄い絶縁シート12が被せられる。この絶縁シート12は、拡大部分図に示すように、ポリイミドなどの絶縁基材26に接着剤27によってセパレータ28を貼着したもので、中央部に半円形の2個の半円孔25が穿設され、かつ、2個所の角隅部分が前記アース接点部21を露出するために切り欠かれている。この2個の半円孔25の間の帯状部分は、前記クリック板11の上面に被せられてクリック板11の保持用として作用する。
【0010】前記絶縁シート12の上面には、導電ゴム部材13が載せられる。この導電ゴム部材13の中央には、前記環状壁部22が露出するだけの大きさの円孔29が穿設されている。また、この導電ゴム部材13の下面には、環状凹溝31が形成され、上面角隅4個所には、突起30が形成されている。
【0011】14は、4角柱のキーステムで、このキーステム14の上方よりキートップ挿入孔32が形成され、下端部には、抜け止め鍔部34が設けられ、さらに、この抜け止め鍔部34の中央下面に半球状の接点押圧部33が膨出して形成されている。
【0012】前記キーステム14は、キー加圧盤15のキーステム嵌合孔35に下方から差し込まれ、下面の嵌合凹部36に、前記キーステム14の抜け止め鍔部34が嵌合係止される。また、このキー加圧盤15は、全体が略円形をなし、外周部分が加圧鍔部37をなし、この加圧鍔部37の4個所を直線状にやや切欠いた形状をなし、この加圧鍔部37の下面の嵌合凹部36の周りには、加圧突条部38が膨出して設けられている。そして、このキー加圧盤15を導電ゴム部材13の上に載せると、加圧突条部38が導電ゴム部材13の上面に接するとともに、この加圧突条部38のない加圧鍔部37の下面の平坦部分であって、4隅の円周部分よりやや内側下面に前記導電ゴム部材13の突起30が接する。
【0013】上述のように構成された前記ハウジング10に、クリック板11、絶縁シート12、導電ゴム部材13、キーステム14、キー加圧盤15を順次重ねた後、上からカバー16を被せる。すると、前記キーステム14とキー加圧盤15の中央部分がカバー16の加圧盤嵌合孔39から突出した状態になる。そして、カバー16の両側の下方に折り曲げた係止部40が前記ハウジング10のカバー係止突起24を摺動するように圧入すると、カバー係止突起24が係止部40の係止孔41に係合して固着される。このようにして形成された入力装置では、図2に示すように、キー加圧盤15における加圧鍔部37の側面が前記凹部17の内壁面に接し、かつ、加圧鍔部37の上面が前記カバー16の下面に接しており、この部分が傾動時の揺動支点42となる。
【0014】以上のような構成による本発明の入力装置の作用を説明する。キー操作をしていない初期状態では、図2に示すように、キー加圧盤15が導電ゴム部材13に載せられ、かつ、キーステム14がクリック板11により押し上げられ、キーステム14が垂直状態に保持されている。
【0015】(A)静電容量の変化に伴う傾動スイッチの動作時に、クリック板11が押し釦スイッチとしても機能する場合図2の初期状態で、キーステム14を図1に示すA方向に傾動すると、キーステム14と一体に嵌合状態にあるキー加圧盤15も傾動する。このキー加圧盤15は、その加圧鍔部37の傾動側と反対側の側面が前記凹部17の内壁面に接し、かつ、加圧鍔部37の上面が前記カバー16の下面に接しているので、この接している部分が揺動支点42となって、キーステム14とキー加圧盤15が傾動する。そして、キー加圧盤15の下面の加圧突条部38で導電ゴム部材13を押圧することで、導電ゴム部材13が90度の間隔で放射状に配置された4個の固定電極20、…のうちの1又は2個の固定接点部20に絶縁シート12を介して圧接し、静電容量が変化する。
【0016】(a−1)静電容量の変化を電圧変化に変換し、その値がクリック板11の反転より前に閾値を超えると、所定方向の傾動スイッチとしての操作がなされる。ここで、傾動側と反対側の側面が揺動支点42となるが、この揺動支点42が接点押圧部33とクリック板11との接触点からも充分離れているので、傾動スイッチとしてのストロークは大きいが、押し釦スイッチとしてのストロークは小さいので、傾動スイッチとしての動作よりやや遅れて、接点押圧部33の下降によりクリック板11が反転して傾動スイッチ動作時のクリック感が得られる。このため、傾動スイッチとしての動作を指先でも確実に感じ取ることができる。
【0017】(b)逆に、傾動スイッチとしての閾値が大きく設定されているなどの理由により、クリック板11が静電容量の変化による傾動スイッチとしての動作より前に反転すると、このクリック板11により中央接点部18と周辺接点部19が短絡するので、押し釦スイッチとして作動する。
【0018】(c)クリック板11の反転による押し釦スイッチとしての動作と、静電容量の変化による傾動スイッチとしての動作とが同時に行われた場合には、どちらを優先するか、予め回路上で設定するようにする。
【0019】(B)クリック板11が押し釦スイッチとして機能しない場合静電容量の変化を電圧変化に変換し、その値が閾値を超えて所定方向の傾動スイッチとしての操作がなされると、クリック板11は、反転より傾動スイッチ動作時のクリック感を得るためにのみ動作する。なお、静電容量の変化は、徐々に連続的に変化するので、一般的には、変化した値が予め設定された閾値に達するとオンするようになっているが、閾値を設定することなく、静電容量の変化の大小に拘らずに、静電容量の変化があって、かつ、押し釦スイッチの短絡信号が発生したとき、この短絡信号をフィードバックした信号の入力時点で傾動スイッチのスイッチ操作点の確立点とすることができる。このようにすれば、導電ゴム部材13と固定接点部20との圧接面積によらずに、キーステム14のストロークによってスイッチのオン・オフを確認できる。
【0020】ただし、クリック板11が反転することによる中央接点部18と周辺接点部19の短絡信号が不要の場合には、回路上の措置として、例えば、静電容量の変化が発生したときは、短絡スイッチはキャンセルするなどの処置を行えば良い。キーステム14の傾動を解除すると、キー加圧盤15は導電ゴム部材13により、また、キーステム14はクリック板11により元の位置に復帰される。
【0021】なお、押し釦スイッチとしてのみ作動させるときは、キーステム14を垂直に押し込むことにより、キーステム14がキー加圧盤15のキーステム嵌合孔35内を摺動しつつ下降して、接点押圧部33でクリック板11を反転させ、中央接点部18と周辺接点部19を短絡して短絡信号のみが発生する。この場合においても、前記A(a-2)に述べたように、キーステム14に不必要な傾動が発生し、押し釦スイッチの動作後に傾動スイッチが動作したときは、傾動スイッチをキャンセルするなどの回路上の処置を行えば良い。
【0022】次に、本発明の他の実施例を図4及び図5により説明する。前記実施例では、入力装置としての傾動スイッチが静電容量の変化を検出して動作する場合を例としたが、これに限られるものではなく、例えば、図4R>4及び図5に示すように、ハウジング10の凹部17に、放射状に固定接点部20a、20b、…20hを配置し、キー加圧盤15の下面に設けたリング状の導電ゴム部材13を固定接点部20に直接接触してスイッチ操作するようにしたものにおいても、キーステム14の下面の接点押圧部33に臨ませてクリック板11を設ける。この場合、キー加圧盤15の加圧鍔部37には、上面角部の全周に膨出部分を形成し、この膨出部分を側面が前記凹部17の内壁面に接し、かつ、加圧鍔部37の上面が前記カバー16の下面に接した揺動支点42とする。また、クリック板11の弾性力のみにより、又は図示しない他のコイルばねなどを介在してその弾性力を付加して、キーステム14、キー加圧盤15、導電ゴム部材13を持ち上げて、導電ゴム部材13が固定接点部20に加圧しないようにする。
【0023】この状態でキーステム14を傾動して図5に示すように、固定接点部20bと20cを短絡したときには、90度の方向のスイッチ操作がなされたこととなる。また、キーステムを左下方向に傾動して、導電ゴム部材13が固定接点部20dと20eと20fを同時に圧接すると、202.5度の方向のスイッチ操作がなされたこととなる。このとき、傾動側と反対側の側面が揺動支点42となり、この揺動支点42が接点押圧部33とクリック板11との接触点からも充分離れているので、傾動スイッチとしての動作に付随して、接点押圧部33の下降によりクリック板11が反転して傾動スイッチ動作時のクリック感が得られる。このため、傾動スイッチとしての動作を指先でも確実に感じ取ることができる。なお、図4において、図1の場合と同様に、クリック板11による押し釦スイッチの機能を持たせても良いし、単なるクリック感を得るためだけのものであっても良い。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ハウジング10上に、環状に複数の固定接点部20を配置するとともに、これらの固定接点部20に臨ませて導電ゴム部材13を介してキー加圧盤15を設け、前記固定接点部20うちのいずれかを、前記キー加圧盤15の略中央に設けたキーステム14の傾動方向に対応して前記導電ゴム部材13を介して押圧してスイッチ操作をするようにした入力装置において、前記キーステム14の下面に位置した前記ハウジング10上にクリック板11を介在し、前記キー加圧盤15における外周端部付近を前記キーステム14の傾動時の揺動支点42となるように構成したので、導電ゴム部材が特定の固定接点部を必要なストロークだけ押圧した時点で、スイッチ操作が確立したことをクリック感により得ることができる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、環状に配置した複数の固定接点部20に、絶縁シート12を介在して導電ゴム部材13とキー加圧盤15を順次重ね合わせ、前記キー加圧盤15による導電ゴム部材13を加圧して静電容量を変化せしめてスイッチ操作をするようにしたので、特にスイッチの動作点のとらえにくい静電容量型に用いると効果的である。
【0026】請求項3記載の発明によれば、環状に配置した複数の固定接点部20に直接臨ませて導電ゴム部材13を配置し、キー加圧盤15による導電ゴム部材13を前記固定接点部20に接離してスイッチ操作をするようにしたので、静電容量型以外の直接接点部に接離する方式のスイッチにも応用することができる。
【0027】請求項4記載の発明によれば、クリック板11は、下向き椀状で、中央部分の押圧で凹み、押圧の解除で復帰するMT板からなるので、公知の押しボタン型スイッチに使用されていたMT板を使用して安価に、しかも、確実なクリック感が得られる。
【0028】請求項5記載の発明によれば、クリック板11は、下向き椀状で、中央部分の押圧で凹み、押圧の解除で復帰するMT板からなり、キー加圧盤15の中央部にキーステム14を上下進退自在に嵌合し、このキーステム14の下面のクリック板11に臨ませて、クリック板11の凹み時に短絡し、復帰時に開放する接点部を設け押しボタン型スイッチと傾動型スイッチとの両方の機能を持たせることができる。
【0029】請求項6記載の発明によれば、キーステム14の傾動時の揺動支点42は、キー加圧盤15における外周端部付近をハウジング10における凹部17の内壁部分とこのハウジング10に被せられるカバー16の下面とに接するように構成したので、キー加圧盤15の外周端部のハウジング10との接触部分がすべて揺動支点42として作用するので、特別な揺動支点42を形成しなくともキーステム14の360度いずれの方向にても確実にクリック感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による入力装置の第1実施例を示す傾動時の断面図である。
【図2】本発明による入力装置の第1実施例における傾動前の初期状態の断面図である。
【図3】本発明による入力装置の第1実施例の分解斜視図である。
【図4】本発明による入力装置の第2実施例を示す傾動時の断面図である。
【図5】図4における固定接点部20の配置状態を示す平面図である。
【図6】従来の入力装置の固定接点部20の配置状態を示す平面図である。
【図7】図6における入力装置の断面図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、11…クリック板、12…絶縁シート、13…導電ゴム部材、14…キーステム、15…キー加圧盤、16…カバー、17…凹部、18…中央接点部、19…周辺接点部、20…固定接点部、21…アース接点部、22…環状壁部、23…接続端子部、24…カバー係止突起、25…半円孔、26…絶縁基材、27…接着剤、28…セパレータ、29…円孔、30…環状凹溝、31…環状凹溝、32…キートップ挿入孔、33…接点押圧部、34…抜け止め鍔部、35…キーステム嵌合孔、36…嵌合凹部、37…加圧鍔部、38…加圧突条部、39…加圧盤嵌合孔、40…係止部、41…係止孔、42…揺動支点。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハウジング10上に、環状に複数の固定接点部20を配置するとともに、これらの固定接点部20に臨ませて導電ゴム部材13を介してキー加圧盤15を設け、前記固定接点部20のうちのいずれかを、前記キー加圧盤15の略中央に設けたキーステム14の傾動方向に対応して前記導電ゴム部材13を介して押圧してスイッチ操作をするようにした入力装置において、前記キーステム14の下面に位置した前記ハウジング10上にクリック板11を介在し、前記キー加圧盤15における外周端部付近を前記キーステム14の傾動時の揺動支点42となるように構成したことを特徴とする入力装置。
【請求項2】 環状に配置した複数の固定接点部20に、絶縁シート12を介在して導電ゴム部材13とキー加圧盤15を順次重ね合わせ、前記キー加圧盤15による導電ゴム部材13を加圧して静電容量を変化せしめてスイッチ操作をするようにしたことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
【請求項3】 環状に配置した複数の固定接点部20に直接臨ませて導電ゴム部材13を配置し、キー加圧盤15による導電ゴム部材13を前記固定接点部20に接離してスイッチ操作をするようにしたことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
【請求項4】 クリック板11は、下向き椀状で、中央部分の押圧で凹み、押圧の解除で復帰するMT板からなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の入力装置。
【請求項5】 クリック板11は、下向き椀状で、中央部分の押圧で凹み、押圧の解除で復帰するMT板からなり、キー加圧盤15の中央部にキーステム14を上下進退自在に嵌合し、このキーステム14の下面のクリック板11に臨ませて、クリック板11の凹み時に短絡し、復帰時に開放する接点部を設けてなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の入力装置。
【請求項6】 キーステム14の傾動時の揺動支点42は、キー加圧盤15における外周端部付近をハウジング10における凹部17の内壁部分とこのハウジング10に被せられるカバー16の下面とに接するように構成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2002−270070(P2002−270070A)
【公開日】平成14年9月20日(2002.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−63957(P2001−63957)
【出願日】平成13年3月7日(2001.3.7)
【出願人】(000102500)エスエムケイ株式会社 (528)
【Fターム(参考)】