説明

内視鏡用ガイドワイヤプローブ、ガイドワイヤプローブセット、及び超音波内視鏡

【課題】 洗浄作業性に優れた内視鏡用ガイドワイヤプローブを実現すること。
【解決手段】 本発明による内視鏡用ガイドワイヤプローブ1(102)は、被検体の管腔、血管、または体腔などの体内へガイドワイヤ10により案内され、体内組織を観測、または治療するための内視鏡用ガイドワイヤプローブであって、ガイドワイヤが装着されて、このガイドワイヤに沿って体腔管路内へ案内されるガイドワイヤ案内部3と、このガイドワイヤ案内部の少なくとも一部に形成された切り欠き部4と、を有する

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内視鏡用ガイドワイヤプローブに関し、特に、この内視鏡用ガイドワイヤプローブにおいて、ガイドワイヤを挿通保持する形状に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、内視鏡は、医療用分野及び工業用分野で広く用いられるようになった。このうち、医療分野で用いられる医療用内視鏡は、被検者体内の体内へ挿入される。
【0003】
このような医療用の内視鏡は、患部の治療に用いられる各種処置具、挿入部が挿入することのできない細い管腔、または血管内などに挿入して、その管路内を探査することのできるプローブなどの医療器具と共に使用されることがある。
【0004】
このような医療器具には、例えば、特許文献1に記載の光学ユニットを備えた光イメージング装置、または特許文献2に記載の振動子ユニットを備えた診断用のカテーテルが周知である。これら従来の各種医療器具は、通常、細い管腔、または血管内などへ挿入するため、予め管腔、または血管内に挿入したガイドワイヤに這わせて、管腔、または血管内の観察目的部位まで挿入される。
【0005】
尚、上記特許文献1の光イメージング装置、及び上記特許文献2のカテーテルは、夫々、先端部分にガイドワイヤが挿通されるルーメンが設けられ、このルーメンに挿入されたガイドワイヤに沿って管腔、または血管内の観察目的部位までガイド挿入される手技が行われる。
【特許文献1】特開2000−329534公報
【特許文献2】特開2004−97286号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、一般的に医療用に用いられる上記内視鏡、及び上記医療器具は、一度生体内に挿入されると、洗浄処理がなされ、再使用される。
【0007】
しかしながら、上記特許文献1、または上記特許文献2に開示されているような、ガイドワイヤを挿通するルーメンを備えた従来の各種医療器具では、ガイドワイヤが挿通する細い管状のルーメン内を洗浄するとき、ユーザへの負担を増加させてしまう虞があった。
【0008】
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内視鏡と併用され、ガイドワイヤを挿通して体内の目的部位まで挿入される医療器具であって、洗浄作業性の優れた内視鏡用ガイドワイヤプローブを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明による第1の内視鏡用ガイドワイヤプローブは、ガイドワイヤを装着自在なガイドワイヤ案内部と、前記ガイドワイヤ案内部の少なくとも一部に形成された切り欠き部と、を有することを特徴とする。
【0010】
また、第2の内視鏡用ガイドワイヤプローブは、ガイドワイヤを装着自在なガイドワイヤ案内部を有し、前記ガイドワイヤ案内部は、円弧状の帯状に形成されてなる帯状部を含み、前記帯状部により形成された円弧内面にガイドワイヤを装着自在であることを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明による内視鏡用ガイドワイヤプローブセットは、棒状のゲスト部を有する内視鏡用ガイドワイヤプローブと、ガイドワイヤを装着自在なガイドワイヤ案内部および前記ゲスト部を装着自在なホスト部を含むガイドと、
を有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明による超音波内視鏡は、前記内視鏡用ガイドワイヤプローブ、または前記内視鏡用ガイドワイヤプローブセットを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、洗浄作業性に優れた内視鏡用ガイドワイヤプローブを実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1から図8は、第1の実施の形態に係る内視鏡用ガイドワイヤプローブの一例を夫々示す図であり、図1は内視鏡用ガイドワイヤプローブの第1のガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図2は図1のガイドワイヤ案内部の構成を示す上面図、図3は内視鏡用ガイドワイヤプローブの第2のガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図4は図3のガイドワイヤ案内部の構成を示す上面図、図5は内視鏡用ガイドワイヤプローブの第3のガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図6は図5のガイドワイヤ案内部の構成を示す上面図、図7は第4のガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す上面図、図8は第5のガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す上面図である。
【0016】
図1にて先端部分のみ図示する内視鏡用ガイドワイヤプローブ(以下、ガイドワイヤプローブと略記する)1は、内視鏡の挿入部に配設されたチャンネルに挿入されて、各種生体組織の診断に用いられる医療器具である。このガイドワイヤプローブ1は、挿通するガイドワイヤ10に這わせて、被検体内の細い管腔、または血管内にガイド挿入される構成となっている。
【0017】
図1に示すようにガイドワイヤプローブ1の挿入部の先端部分には、各種観測装置が内蔵される先細な略円柱形状のハウジング2を備え、このハウジング2の先端部分の、ここでは上部にガイドワイヤ案内部3が配設されている。このガイドワイヤ案内部3は、ガイドワイヤ10が挿通するため、略筒形状をしており、前方上部に切り欠き部4が形成されている。
【0018】
この切り欠き部4は、図1、及び図2に示すように、ガイドワイヤ案内部3の前方に向かって拡がるような三角形状をしており、この三角形の頂点部4aが円弧状に形成されている。
【0019】
尚、ガイドワイヤ案内部3の材質は、金属、または樹脂が好ましい。金属としては、特に限定されないが、例えば、白金、金、チタン、もしくはステンレスなどの耐蝕性を有するもの、またはアルミニウム、もしくは銅などの表面に上記耐蝕性を有する金属でコーティングしたものが挙げられる。尚、金属の場合、X線を透過し難い物資であるため、X線画像により挿入位置確認する場合には有効となる。
【0020】
また、上記樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリアセタール、ポリイミド、ポリカーボネイト、変性ポリフェニレンエテール、もしくはポリブチレンテレフタレートなどのエンジニアリングプラスチック、またはポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェレンスルフィド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド、もしくはポリエーテルイミドなどのスーパーエンジニアリングプラスチックが挙げられる。
【0021】
ガイドワイヤ案内部3の切り欠き部4は、先端側の開口部と連続的に繋がれているため、先端側の空気の抜け道が大きくなることで、洗浄液の流液性を向上させることができる。また、ガイドワイヤ案内部3は、切り欠き部4を備えることで、内部に洗浄ブラシを導入し易くなるという利点がある。
【0022】
このようなことから、本実施の形態のガイドワイヤプローブ1は、上述したユーザの不安を解消することができると共に、洗浄作業性が非常に優れた構成となる。尚、切り欠き部4の頂点部4aに付着する粘膜、または血液などを容易に洗浄することができるようにするため、本実施の形態のガイドワイヤ案内部3は、切り欠き部4の頂点部4aを円弧状に形成されている。
【0023】
尚、図1、及び図2に示したガイドワイヤプローブ1のガイドワイヤ案内部3は、単なる例示であって、本発明を限定するものではない。例えば、図3から図8に例示すような、ガイドワイヤプローブ1のガイドワイヤ案内部3の構成としても良い。
【0024】
具体的には、図3、及び図4に示すように、ガイドワイヤ案内部3は、前後の長手方向に沿った上部側に、両端の開口部と夫々連続的に略矩形状に切り取られた2つの切り欠き部5が形成されている。これら切り欠き部5は、粘膜、または血液などを容易に洗浄することができるように、ガイドワイヤ案内部3の中央側の両角部5aが円弧状に形成されている。
【0025】
これら2つの切り欠き部5は、ガイドワイヤ案内部3の長手軸方向に沿って、形成されているが、これに限定されること無く、ガイドワイヤ案内部3の周方向にずれた位置に形成されていても良い。
【0026】
また、図5、及び図6に示すように、ガイドワイヤ案内部3は、前後の長手方向に沿った上部側に、両端の開口部と夫々連続的に三角形状に切り取られた2つの切り欠き部6が形成されている。これら切り欠き部6は、粘膜、または血液などを容易に洗浄することができるように、ガイドワイヤ案内部3の中央側の頂点部6aが円弧状に形成されている。
【0027】
これら切り欠き部6は、互いが連結しないようガイドワイヤ案内部3の長手軸方向の周回りにずらされて形成されている。そのため、図6に示すように、ガイドワイヤ案内部3は、上部から見たとき、S字状に切りか欠かれた形状となっている。これら2つの切り欠き部6も、ガイドワイヤ案内部3の長手軸方向に沿って、形成されているが、これに限定されること無く、ガイドワイヤ案内部3の周方向にずれた位置に形成されていても良い。
【0028】
さらに、図7に示すように、ガイドワイヤ案内部3は、上部側に、ここでは菱型形状の孔部7が形成されている。この菱型形状の孔部7は、各角部7aが粘膜、または血液などを容易に洗浄することができるように円弧状に形成されている。この孔部7は、複数でも良く、特に菱型形状に限定することなく、楕円形状など、如何なる係叙としても良い。例えば、図8に示すように、ガイドワイヤ案内部3は、前後の長手方向に沿った上部側に、複数、ここでは3つの円形状の孔部8を並設されていても良い。
【0029】
孔部7,8は、ガイドワイヤ案内部3の長手軸方向に沿った上部側に形成されているが、これに限定することなく、ガイドワイヤ案内部3の周方向の如何なる位置に形成されていても良い。
【0030】
以上に説明したような構成におけるガイドワイヤプローブ1も、上述したようなユーザの不安を解消することができると共に、洗浄作業性が非常に優れた構成となる。尚、図3から図8に示したガイドワイヤプローブ1の各構成のガイドワイヤ案内部3は、単なる例示であって、本発明を限定するものではない。
【0031】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の内視鏡用ガイドワイヤプローブに係る第2の実施の形態について、図9から図20に基づいて、以下に詳しく説明する。尚、本実施の形態の説明において、第1の実施の形態にて説明した構成については、同一の符号を付して構成、及び作用の説明を省略する。
【0032】
また、図9から図20は、本発明を例示する第2の実施の形態に係り、図9は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図10は図9のガイドワイヤ案内部と、このガイドワイヤ案内部に挿通する前のガイドワイヤを示す斜視図、図11は図9のガイドワイヤ案内部が洗浄ブラシによって洗浄される状態を示す斜視図、図12は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図13は図12のガイドワイヤ案内部と、このガイドワイヤ案内部に挿通する前のガイドワイヤを示す斜視図、図14は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図15は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図16は図15のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通された状態を示す断面図、図17は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図18は図17のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通された状態を示す正面図、図19は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図20は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図である。
【0033】
図9に示すように、本実施の形態のガイドワイヤプローブ1のガイドワイヤ案内部3は、上部に長軸方向に沿った直線状、つまりガイドワイヤ10の挿通方向に沿った切り欠き部であるスリット11が形成されている。このスリット11は、図10に示すように、ガイドワイヤ案内部3からガイドワイヤ10が脱落し難いように、そのスリット幅d1がガイドワイヤ10の直径d2よりも小さく設定されている。そのため、本実施の形態のガイドワイヤ案内部3は、スリット11が拡がるように所定の可撓性を有しており、第1の実施の形態にて記載した、エンジニアプラスチック、またはスーパーエンジニアリングプラスチックなどの樹脂により形成されている。
【0034】
このような構成にすると、ユーザは、スリット11を押し拡げるように、ガイドワイヤ10の側部にガイドワイヤ案内部3を押し付けて、ガイドワイヤ案内部3内にガイドワイヤ10が挿通する状態に装着することができる。そのため、従来のように、ユーザは、予め、ガイドワイヤ10の端部をガイドワイヤ案内部3内に挿入して、ガイドワイヤ案内部3内にガイドワイヤ10を挿通させる治療検査前準備の必要がなくなる。
【0035】
また、ガイドワイヤ案内部3は、先にガイドワイヤ10を患者の被検管腔、または血管内に挿入した状態で、ガイドワイヤ10へいつでも側部方向から装着脱できる。これにより、ユーザは、異なるガイドワイヤプローブ1を交換して、検査など行うとき、ガイドワイヤ10の手元側の端部まで、いちいちガイドワイヤ案内部3をずらして挿抜する必要がなくなる。
【0036】
さらに、ユーザは、使用後のガイドワイヤプローブ1を洗浄する際、図11に示すように、洗浄ブラシのブラシ部12をガイドワイヤ案内部3内に入れた状態で洗浄ワイヤ13をスリット11に通して、目視確認しながらガイドワイヤ案内部3の内壁を擦ることができる。このとき、ユーザは、スリット11の幅範囲の所定の角度θでブラシ部12を回動させたり、上下に押し付ける力Fを調整したりすることで、効率よくガイドワイヤ案内部3の内壁を擦ることができる。
【0037】
尚、ガイドワイヤ案内部3に形成するスリット11は、直線状に限定することなく、例えば、図12に示すように、長手軸方向に所定の角度を有するように斜めに形成されたスリット14とても良い。
【0038】
このように、ガイドワイヤ案内部3に斜めのスリット14を形成した場合、ユーザは、図13に示すように、ガイドワイヤ10をスリット14に沿わせて傾け、スリット14を押し拡げるように、ガイドワイヤ10の側部にガイドワイヤ案内部3を押し付けて、ガイドワイヤ案内部3内にガイドワイヤ10が挿通する状態に装着する。また、図14に示すように、ガイドワイヤ案内部3のスリット15は、例えば、湾曲する形状でも良い。
【0039】
このようなガイドワイヤ案内部3に形成されるスリット14,15では、直線状のスリット11に比して、ガイドワイヤ案内部3からガイドワイヤ10の脱落をより防止することができる。すなわち、このような構成のガイドワイヤプローブ1は、ガイドワイヤ10に沿った方向に主に挿抜されるため、捻る方向の力が発生しないため、ガイドワイヤ案内部3からガイドワイヤ10が脱落し難くなる。
以上説明した本実施の形態のガイドワイヤプローブ1は、第1の実施の形態にて記載した効果よりも、さらに洗浄作業性が向上する構成となる。
【0040】
また、上述したガイドワイヤ案内部3と異なる構成として、図15に示すような、ハウジング2の先端部分と一体形成された、ここでの帯状部を構成し、所謂、リーフスプリング形状のガイドワイヤ案内部16としても良い。
【0041】
このガイドワイヤ案内部16は、ハウジング2の一側部から他側部に向けて空間ができるように断面円弧状に延設され、ハウジング2の他側部と延出端側の側部との間に所定の隙間17ができるように帯状に形成されている。また、ハウジング2の表面とガイドワイヤ案内部16の円弧内面により形成された空間内において、ガイドワイヤ案内部16の延出根元とハウジング2の一側部の境界部18は、粘膜、または血液などを容易に洗浄することができるように、円弧状に形成されている。
【0042】
このように構成されたガイドワイヤ案内部16は、隙間17が拡げられるように変形して、図16に示すように、内表面とハウジング2の外表面とにより形成される空間内に、ガイドワイヤ10が隙間17から装着される。尚、このガイドワイヤ案内部16は、金属、または所定の剛性を有する樹脂から形成されている。
【0043】
また、ガイドワイヤ案内部16は、ある程度軟性な樹脂から形成される場合、図17に示すように、延出端側の縁辺に沿った円柱形状の係入部21が形成され、ハウジング2の先端側部に係入部21の外形状よりも若干小さい、係入部21を係合保持する凹部状の係止部となる係止溝22が形成されている。
【0044】
つまり、ユーザは、図18に示すように、ガイドワイヤ10をガイドワイヤ案内部16とハウジング2との間に入れ込み、ガイドワイヤ案内部16の係入部21をハウジング2の係止溝22に嵌め込む。こうして、ガイドワイヤ10は、ガイドワイヤ案内部16の円弧内面とハウジング2の外表面とにより形成される空間内に内包される。
【0045】
つまり、ガイドワイヤ案内部16の係入部21がハウジング2の係止溝22に咬み合わさることによる、係入部21と係止溝22が衝止部を構成し、ハウジング2の先端部分の隙間である切欠き部を開閉する。
【0046】
尚、図19に示すように、ガイドワイヤ案内部16は、先端側がテーパ状となる傾斜部16aが形成されていても良い。さらに、図20に示すガイドワイヤ案内部23のように、円形に癖をつけた板状部材で形成し、一方の縁辺部の内面側に係入部24と、他方の縁辺部の外面側に係入部24の外形状よりも若干小さい、係入部24を係合保持する凹部状の係止溝25を有した構成としても良い。ここでは、係入部24と係止溝25によって、衝止部が構成されている。
【0047】
以上に説明したようなにガイドワイヤプローブ1は、ガイドワイヤ案内部16を各リーフスプリング形状とした構成においても、ガイドワイヤ10が挿通する空間において、未使用時にガイドワイヤ案内部とハウジング2に前後両端の開口に繋がれた隙間ができるため、第1の実施の形態にて言及したような、洗浄作業性が非常に優れた構成となる。
【0048】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の内視鏡用ガイドワイヤプローブに係る第3の実施の形態について、図21から図32に基づいて、以下に詳しく説明する。尚、本実施の形態の説明においても、第1の実施の形態にて説明した構成については、同一の符号を付して構成、及び作用の説明を省略する。
【0049】
また、図21から図32は、本発明を例示する第3の実施の形態に係り、図21は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図22は図21のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図、図23は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図24は図23のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図、図25は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図26は図25のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図、図27は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図28は図27のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図、図29は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図、図30は図29のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図、図31は内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図である。
【0050】
図21に示すように、本実施の形態のガイドワイヤプローブ1は、ガイドワイヤ案内部3に着脱自在であって、ガイドワイヤ10をガイドワイヤ案内部3内へ挿通保持するガイドワイヤ保持部材(以下、単に保持部材と略記)31を備えている。
【0051】
本実施の形態のガイドワイヤ案内部3は、ガイドワイヤ10の直径d2よりも大きなスリット幅d3を備えた切り欠き部となるスリット30が長手軸方向の上部に有し、外周両側部に凹部状の係止部となる凹部を構成する係止溝32が形成されている。
【0052】
保持部材31は、切欠き部であるスリット30を開閉するために、ガイドワイヤ案内部3に被さるように係合できるように断面円弧形状をしており、ガイドワイヤ案内部3の係止溝32に係入する凸部状を成した凸部を構成する係入部33が内面側に形成されている。尚、33と係入部係止溝32によって、ここでの衝止部が構成されている。
【0053】
これらの係止溝32、及び保持部材31の係入部33は、夫々、ガイドワイヤ案内部3、及び保持部材31の長手軸方向に沿って形成され、互いが咬み合うように係合することで、保持部材31がスリット30を閉じるようにして、ガイドワイヤ案内部3から脱落することを防止する。
【0054】
本実施の形態のガイドワイヤプローブ1は、ガイドワイヤ案内部3のスリット30からガイドワイヤ10が装着され、図22に示すように、保持部材31がガイドワイヤ案内部3の上部側からガイドワイヤ10を内包するように嵌め込まれる。これにより、ガイドワイヤ10は、ガイドワイヤ案内部3と保持部材31により形成された空間内に挿通した状態となる。
【0055】
このように本実施の形態では、ガイドワイヤ案内部3のスリット30のスリット幅d3がガイドワイヤ10の直径d2よりも大きく形成できるため、ガイドワイヤ10をガイドワイヤ案内部3へ着脱し易くなるばかりでなく、ガイドワイヤ案内部3の内面がスリット30による露出度合いが大きいため洗浄し易くなる。また、保持部材31は、安価に形成できるため、ディスポーザブルとしても良い。
【0056】
さらに、保持部材31がガイドワイヤ案内部3から脱落し難くするため、互いが係合する係止溝32と係入部33は、ガイドワイヤ案内部3、及び保持部材31の長軸方向に所定の角度を有して形成しても良い。
【0057】
尚、ガイドワイヤプローブ1は、図23〜図28に示すような、スリット30が形成されたガイドワイヤ案内部3内でガイドワイヤ10を挿通保持する構成としても良い。
【0058】
具体的には、図23、及び図24に示すガイドワイヤプローブ1は、ガイドワイヤ案内部3の周回り表面に凹部35を形成し、凹部35に係合する金属、または樹脂から形成された、ここでの保持部材を構成し、その表面が凸部となるリング状保持部36により、スリット34を閉じてガイドワイヤ案内部3に挿通した状態のガイドワイヤ10がガイドワイヤ案内部3から抜け落ちないように、保持する構成となっている。
【0059】
また、図25、及び図26に示すガイドワイヤプローブ1は、ガイドワイヤ案内部3の周回り表面に凹部となる螺旋溝37を形成し、螺旋溝37に係合する金属、または樹脂からなる、ここでの保持部材を構成し、その表面が螺旋溝37に係合する凸部となるバネ状保持部38により、スリット34を閉じてガイドワイヤ案内部3に挿通した状態のガイドワイヤ10がガイドワイヤ案内部3から抜け落ちないように、保持する構成となっている。
【0060】
さらに、図27、及び図28に示すガイドワイヤプローブ1は、ガイドワイヤ案内部3の周回りにネジ山とネジ溝を形成したネジ部41を形成し、ネジ部41に螺合するネジ部43が内面に形成された筒状の保持部42により、スリット34を閉じてガイドワイヤ案内部3に挿通した状態のガイドワイヤ10がガイドワイヤ案内部3から抜け落ちないように、保持する構成となっている。つまり、ネジ部41は、ここでの保持部材を構成している。
【0061】
ガイドワイヤプローブ1は、以上のような構成にしても、上述と同様な効果が得られる。尚、各保持部36,38,42はディスポーザブルとすることもできる。
【0062】
また、図29から図31に示すように、ガイドワイヤ10が挿通するガイドワイヤ案内部は、ハウジング2に着脱自在な構成としても良い。
【0063】
具体的には、ガイドワイヤプローブ1には、図29、及び図30に示すように、2つの筒体が長手軸方向に連結された、断面8字状のホスト部を構成するガイドワイヤ案内部53に着脱自在な構成をハウジング2の先端部分に設けられている。
【0064】
このガイドワイヤ案内部53は、ガイドワイヤ10が挿通する挿通孔部54と、ハウジング2の先端部分に設けられ、軟性球状の係止部52が先端に形成された棒形状のゲスト部を構成する首部51が挿入する係入孔55と、を有している。
【0065】
このように構成されたガイドワイヤプローブ1は、図30に示すように、ガイドワイヤ案内部53の挿通孔部54にガイドワイヤ10が挿通した状態で、ハウジング2の棒形状の首部51が係止部52側から係入孔55に挿入される。
【0066】
係止部52は、軟性であるため、ガイドワイヤ案内部53の係入孔55に変形して貫挿し、ガイドワイヤ案内部53から首部51が抜けないようにする抜け止めを構成する。つまり、係止部52は、ガイドワイヤ案内部53の係入孔55よりも大きく、この係入孔55に変形して容易に通過することができる外形を有している。さらに、ガイドワイヤ案内部53の係入孔55は、ハウジング2の外形よりも小さく設定されている。
【0067】
つまり、ガイドワイヤ案内部53は、係入孔55周りの前方周部が係止部52と当接して、ハウジング2の首部51前方から抜け落ちないようにしていると共に、係入孔55周りの後方周部がハウジング2の外周部と当接して、後方側に移動しないように、首部51が挿通した位置に配置される。
【0068】
尚、図31に示すように、ここでのホスト部であるガイドワイヤ案内部53の係入孔55の内面に雌ネジ部57を設け、ハウジング2の先端外周部に雌ネジ部57と螺合する、ここでのゲスト部となる雄ネジ部56を設けた構成としても良い。この構成とすれば、ガイドワイヤ案内部53とハウジング2の着脱が容易となる。
【0069】
このようなガイドワイヤプローブ1では、ガイドワイヤ案内部53をディスポーザブルにしてしまえば、ハウジング2の先端部分の洗浄作業が容易となる構成となる。
【0070】
以上の各実施の形態に例示した内視鏡用ガイドワイヤプローブ1は、特に限定はしないが、内視鏡と併用される各種処置具、または超音波プローブなどが挙げられる。その一例である、超音波プローブを備えた超音波診断システムの構成について、図32、及び図33を用いて、以下に簡単に説明する。尚、図32は超音波診断システムの構成を示す図、図33は内視鏡用ガイドワイヤプローブの一例である超音波プローブの構成を示す図である。
【0071】
図32に示すように超音波診断システム100は、細長で可撓性を有し、先端側に超音波トランスデューサが内蔵されるシース111を備えた挿入部102aを有する超音波プローブ102と、超音波トランスデューサを駆動する駆動源を内蔵した駆動ユニット103と、この駆動ユニット103と電気的に接続され、超音波画像を生成する観測装置104と、この観測装置104で生成された超音波画像を表示するモニタ105とによって、主に構成されている。
【0072】
観測装置104、及びモニタ105は、カート106にそれぞれ載置されており、駆動ユニット103が支持アーム107を介してカート106に一体的に固定されている。なお、超音波プローブ102の挿入部102aの基端部にはコネクタ部112が設けられており、このコネクタ部112と駆動ユニット103とを着脱自在な中継蛇管108を介して機械的かつ電気的に接続されるようになっている。
【0073】
図33に示すように、超音波プローブ102の挿入部102aを構成するシース111は、極細径に形成した先端側細径部111aと、この先端側細径部111aのシース肉厚を厚く形成して太径な挿入部太径部111bとで形成され外形寸法が矢印Aで示す中途部で変化している。
【0074】
先端側細径部111aの先端には挿入部102aの最先端部を構成する、上述した各種ガイドワイヤ案内部を構成する先端チップ110が配設されており、挿入部太径部111bの基端部にはコネクタ部112が配設されている。
【0075】
シース111内には、細長で回動自在なフレキシブルシャフト113が挿通している。このフレキシブルシャフト113の先端部には、超音波トランスデューサ114を接着固定したハウジング115(上述の各実施の形態では符号2を採用)が機械的に接続される。なお、このシース111内には水などの超音波伝達媒体116が充填されている。
【0076】
この超音波プローブ102は、上述に例示した各実施の形態の内視鏡用ガイドワイヤプローブのうちの一例であって、被検対象管腔、または血管内へ予めガイドワイヤが挿入されたガイドワイヤが挿通する各種ガイドワイヤ案内部により這わせて該被検対象管腔、または血管内へ案内挿入される。
【0077】
このように構成された超音波プローブ102は、図示しない内視鏡のチャンネル内に挿入されて、細い管腔、または血管内に挿入されて、その管路内組織を超音波エコーから画像化して内視鏡が挿入不自在な管腔、または血管内を画像診断することができる。
【0078】
以上の各実施の形態に記載した発明は、その実施の形態、及び変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが自在である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0079】
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図2】同、図1のガイドワイヤ案内部の構成を示す上面図
【図3】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図4】同、図3のガイドワイヤ案内部の構成を示す上面図
【図5】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図6】同、図5のガイドワイヤ案内部の構成を示す上面図
【図7】同、ガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す上面図
【図8】同、ガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す上面図
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図10】同、図9のガイドワイヤ案内部と、このガイドワイヤ案内部に挿通する前のガイドワイヤを示す斜視図
【図11】同、図9のガイドワイヤ案内部が洗浄ブラシによって洗浄される状態を示す斜視図、
【図12】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図13】同、図12のガイドワイヤ案内部と、このガイドワイヤ案内部に挿通する前のガイドワイヤを示す斜視図
【図14】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図15】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図16】同、図15のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通された状態を示す断面図
【図17】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図18】同、図17のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通された状態を示す正面図
【図19】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図20】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図21】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図22】同、図22のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図
【図23】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図24】同、図23のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図
【図25】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図26】同、図25のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図
【図27】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図28】同、図27のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図
【図29】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図30】同、図29のガイドワイヤ案内部にガイドワイヤが挿通配置された状態を示す斜視図
【図31】同、内視鏡用ガイドワイヤプローブのガイドワイヤ案内部の構成の一例を示す斜視図
【図32】超音波診断システムの構成を示す図
【図33】内視鏡用ガイドワイヤプローブの一例である超音波プローブの構成を示す図
【符号の説明】
【0081】
1 内視鏡用ガイドワイヤプローブ
3 ガイドワイヤ案内部
4 切り欠き部
10 ガイドワイヤ
102 超音波プローブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガイドワイヤを装着自在なガイドワイヤ案内部と、
前記ガイドワイヤ案内部の少なくとも一部に形成された切り欠き部と、
を有することを特徴とする内視鏡用ガイドワイヤプローブ。
【請求項2】
前記切り欠き部は、前記ガイドワイヤ案内部の両端開口と繋がれたスリットであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドワイヤプローブ。
【請求項3】
前記スリットは、前記ガイドワイヤが装着された際の前記ガイドワイヤの方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用ガイドワイヤプローブ。
【請求項4】
前記切り欠き部を開閉自在な衝止部を、前記ガイドワイヤ案内部に含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内視鏡用ガイドワイヤプローブ。
【請求項5】
前記衝止部は凹部と凸部とを含み、
前記凹部と前記凸部とが咬み合わさることにより、前記切り欠き部が閉じられることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用ガイドワイヤプローブ。
【請求項6】
前記切り欠き部の少なくとも一部を覆うように、前記ガイドワイヤ案内部に着脱自在な保持部材を有していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の内視鏡用ガイドワイヤプローブ。
【請求項7】
ガイドワイヤを装着自在なガイドワイヤ案内部を有し、
前記ガイドワイヤ案内部は、円弧状の帯状に形成されてなる帯状部を含み、
前記帯状部により形成された円弧内面にガイドワイヤを装着自在であることを特徴とする内視鏡用ガイドワイヤプローブ。
【請求項8】
前記ガイドワイヤ案内部は、係止部を備え、
上記帯状部は、縁辺に前記係止部に係止される係入部を備えていることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡用ガイドワイヤプローブ。
【請求項9】
棒状のゲスト部を有する内視鏡用ガイドワイヤプローブと、
ガイドワイヤを装着自在なガイドワイヤ案内部および前記ゲスト部を装着自在なホスト部を含むガイドと、
を有することを特徴とする内視鏡用ガイドワイヤプローブセット。
【請求項10】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の内視鏡用ガイドワイヤプローブ、または
請求項9に記載の内視鏡用ガイドワイヤプローブセットを含むことを特徴とする超音波内視鏡。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【公開番号】特開2009−261521(P2009−261521A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−112961(P2008−112961)
【出願日】平成20年4月23日(2008.4.23)
【出願人】(304050923)オリンパスメディカルシステムズ株式会社 (1,905)
【Fターム(参考)】