説明

再処理装置用の流体流出/空気補充アセンブリ

器具および機器を殺菌または微生物不活性化するシステムである。システムには器具および機器を入れるチャンバに微生物不活性化流体を循環させる循環システムが含まれる。さらにシステムには流体流出/空気補充アセンブリが含まれる。流体流出/空気補充アセンブリには循環システムに流体が通じる内部空洞を有するマニホールドとマニホールド内の流出ポートとマニホールドに配置された流出弁アセンブリとが含まれ、空洞内圧力が流出ポートの圧力を所定量超えると空洞から流出ポートに流体が流れる。フィルタアセンブリはマニホールドに取り付けられる。フィルタアセンブリには空洞に通じるフィルタ弁アセンブリが含まれる。フィルタアセンブリは空洞内圧力がフィルタアセンブリ内圧力を所定量下まわるとフィルタアセンブリから空洞に空気が流れるように作動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医療、歯科治療、製薬、家畜治療または埋葬用器具および機器に関し、特に、
微生物不活性化システムに使用する空気補充アセンブリ付き流体流出ブロックに関する。
【背景技術】
【0002】
血液または他の体液に曝された医療、歯科治療、製薬、家畜治療または埋葬用の器具および機器は使用と使用の間に完全な洗浄および微生物不活性化または殺菌が必要となる。液体微生物不活性化システムは蒸気不活性化システムの高温に耐えられない器具や機器の洗浄および不活性化に現在広く使用されている。一般に液体微生物不活性化システムは医療機器および/または医療器具を過酢酸またはその他の強力な酸化剤などの液体の消毒または殺菌成分に曝すことで操作される。
【0003】
このようなシステムでは洗浄される器具または機器は液体微生物不活性化システムのチャンバ内に入れるか、またはチャンバ内に入れた容器内に入れるのが一般的である。次いで、殺菌または微生物不活性化サイクルの間に、液体消毒剤をチャンバ(およびその中の容器)を含む液体循環システムを通して循環させる。
【0004】
一般に、循環システムには、循環システムの充填の間にシステムから空気を取り除く空気追放/流体流出アセンブリが含まれる。液体不活性化流体を循環システムから排出するときに、循環システムに空気を入れる「補充」空気システムがさらに設けられる。
【0005】
このような空気追放/流体流出アセンブリおよび空気補充アセンブリで、殺菌または不活性化サイクルのあと、チャンバ内に外部の空気を引き込むときに、微生物汚染物がチャンバ(および容器)に入り込む問題が防止される。空気補充アセンブリに関しては、入ってくる空気を濾過するHEPA級のフィルタを使用することが知られているが、入ってくる空気の濾過だけでは、フィルタをチャンバに接続する導管またはラインを殺菌状態にすることが保証できない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこれらの問題を解消し、液体殺菌または微生物不活性化システムにおいて補充空気フィルタとチャンバとの間に殺菌または微生物不活性化状態を維持する流体流出ブロック/空気補充アセンブリ結合を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の好ましい実施形態によると、器具および機器を殺菌または微生物不活性化する微生物不活性化システムが提供される。微生物不活性化システムには器具および機器を含んだチャンバを通して液体の微生物不活性化流体を循環させる循環システムが含まれる。チャンバは循環システムの一部を形成する。微生物不活性化システムにはさらに流体流出/空気補充アセンブリが含まれる。流体流出/空気補充アセンブリには、循環システムに流体が通じる内部空洞と、マニホールドの流出ポートと、空洞の圧力が流出ポートの圧力より所定量超えたとき空洞から流出ポートに流体を流す、マニホールドに配置された流出弁アセンブリとが含まれる。フィルタアセンブリはマニホールドに取り付けられる。フィルタアセンブリのフィルタ弁アセンブリは空洞に通じる。空洞内圧力がフィルタアセンブリ内圧力よりも所定量低くなったとき、空気がフィルタアセンブリを通って空洞内に流れるようフィルタアセンブリは作動する。
【0008】
本発明の別の形態によると、微生物不活性化または殺菌装置に使用され、その装置に濾過空気を供給するフィルタアセンブリが提供される。フィルタアセンブリは空気入口と、空気出口と、空気入口と空気出口との間の空気通路を備える。空気入口と空気出口との間の空気通路内にフィルタ媒体が配置される。フィルタ媒体は細菌を保持する。通路を流れる空気量を調節するためフィルタ媒体と空気出口との間の通路内に方向性のある弁アセンブリが配置される。弁アセンブリは空気入口から空気出口に向かう方向にのみ空気を流す。フィルタ媒体と方向性のある弁アセンブリとの間の空気通路は微生物不活性化される。
【0009】
本発明の別の形態によると、微生物不活性化または殺菌システムに使用され、そのシステムに濾過空気を供給するフィルタアセンブリが提供される。このアセンブリにはフィルタ媒体を含むフィルタ缶が含まれる。フィルタ缶は空気入口開口と出口開口を備える。取付けアセンブリが缶に取り付けられ、そこを通る流体通路が設けられる。流体通路には第1の端部と第2の端部とが含まれる。流体通路の第1の端部は缶の出口開口に流体が通じる。流体通路を通る流量を調節するために第1の端部と第2の端部との缶の流体通路内に方向性のある弁アセンブリが配置される。弁アセンブリは流体通路の第1の端部から第2の端部に向かう方向にのみ流体を流す。弁アセンブリとフィルタ媒体との間の流体通路の部分は微生物不活性化される。
【0010】
本発明の別の形態によると、器具および機器を殺菌または微生物不活性化する微生物不活性化または殺菌システムが提供される。システムには器具および機器を含んだチャンバを通して液体の微生物不活性化流体を循環させる循環システムが含まれる。チャンバは循環システムの一部を形成する。またシステムには、循環システムに空気を供給するフィルタアセンブリを含む流体流出/空気補充アセンブリが含まれる。フィルタアセンブリには空気入口と、空気出口と、空気入口と空気出口との間に延びる空気通路とが含まれる。フィルタ媒体は細菌を保持する。通路を通る空気量を調節するためフィルタ媒体と空気出口との間の通路内に方向性のある弁アセンブリが配置される。弁アセンブリは空気入口から空気出口に向かう方向にのみ空気を流す。フィルタ媒体と方向性のある弁アセンブリとの間の空気通路は微生物不活性化される。フィルタアセンブリは微生物不活性化または殺菌システムに取り付けられ、空気出口は循環システムに流体が通じる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の長所は再処理装置に使用する流体流出ブロック/空気補充アセンブリの結合にある。
本発明の別の長所は補充空気フィルタと再処理装置の殺菌チャンバとの間を殺菌状態に維持する流体流出/空気補充アセンブリにある。
【0012】
本発明のさらに別の長所は流体流出ブロックに取り付け可能であって再処理装置の微生物不活性化または殺菌チャンバに流体が通じる、交換可能なフィルタアセンブリにある。
本発明のさらに別の長所は補充空気フィルタと再処理装置の殺菌チャンバとの間を殺菌状態に維持する前述のフィルタアセンブリにある。
【0013】
これらの目的などは図面および特許請求の範囲とともに好ましい実施形態の次の記載によって明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図面は発明の好ましい実施形態を示すためだけの目的であり、発明を限定するためのものではない。図1は本発明の好ましい実施形態を示す流体流出ブロック/空気補充アセンブリを備えた微生物不活性化装置の概略配管ダイヤグラムである。
【0015】
ハウジング構造(図示しない)の一部であるパネル22は、微生物が不活性化される物品または器具を受け入れるレセスまたは空洞24を形成する。実施形態に示すように、不活性化される装置または器具を入れるトレイまたは容器26が設けられる。図1に示すように、容器26はレセスまたは空洞24内に入る寸法になっている。
【0016】
手動で操作可能な蓋32は空洞24にアクセス可能な開放位置と、空洞24を閉じて塞ぐ閉鎖位置(図1に示す)との間で開閉可能である。密封要素34が空洞24を取り囲み、蓋32を閉鎖位置にしたとき、蓋32とパネル22の間で流体密封を形成する。不活性化サイクルの間で蓋32を閉鎖位置に掛けがねをかけて固定する掛けがね手段(図示しない)を設ける。蓋32を閉鎖位置にしたとき、空洞24は本質的にチャンバ40を形成する。
【0017】
流体循環システム50で微生物不活性化流体をチャンバ40に供給し、さらにチャンバ40を通して微生物不活性化流体を循環させるよう操作される。流体循環システム50には加熱水源(図示しない)に接続した水入口ライン52が含まれる。入ってくる水に存在する大きい汚染物を濾過するため水入口ライン52に一対のマクロフィルタ54,56を設ける。水源内の有機物を殺す紫外線(UV)処理装置58を入口ラインに設けるのが好ましい。水入口ライン52からシステム供給ライン72への水の流れは水弁62で制御する。システム供給ライン72には、入ってくる水から極めて微細な有機物と粒子を濾過して流体循環システム50に殺菌水が供給できるようミクロフィルタ74,76が直列に含まれる。ミクロフィルタ74,76の下流の供給ライン72に流体加熱装置78を設ける。第1のブランチ供給ライン82がチャンバ40内の容器26に通じる。第2のブランチ供給ライン84がチャンバ40自体に接続される。第1のブランチ供給ライン82から第2のブランチ供給ライン86が分かれ、微生物不活性化装置10に使用される抗菌物質流体を形成する乾燥化学物質を含む化学物質供給容器92の入口部に向かう。第1のブランチ供給ライン82への流れ、および化学物質供給容器92に至る第2のブランチ供給ライン86への流れを弁88で制御する。化学物質供給容器92はハウジング構造のパネル22内に形成されたウエル94内に配置される。第2のブランチ供給ライン86の流量を制限するために流量制限装置96を設ける。また第2のブランチ供給ライン84の流量を制限するために流量制限装置98を設ける。
【0018】
化学物質供給容器92からブランチ戻りライン102が延びて、システム戻りライン112に接続する。同様に、容器26およびチャンバ40からブランチ戻りライン104,106がそれぞれ延びて、システム戻りライン112に接続する。図1に示すように、システム戻りライン112は水入口ライン52と流体供給ライン72に接続する。ポンプ114がシステム戻りライン112内に配置される。ポンプ114は流体が流体循環システム50を通って循環するように作動する。システム戻りライン112に排水ライン116が接続される。排水ライン116への流量は排水弁118で制御する。
【0019】
水入口ライン52とポンプ114の間のシステム供給ライン72に方向性を有するチェック弁64が配置される。フィルタバイパスライン122がフィルタ74,76の反対側でシステム供給ライン72に取り付けられる。特に、バイパスライン122の一端はポンプ114と方向性を有するチェック弁64の間のシステム供給ライン72に接続する。バイパスライン122の他端はフィルタ74,76と加熱装置78を越えた箇所であるが、第1および第2のブランチ供給ラインが形成される前の箇所でシステム供給ライン72に接続する。流量を制限するためフィルタバイパスライン122に流量制限装置124が設けられる。
【0020】
詳細は後述するが、循環システム50の操作はシステムマイクロプロセッサ(図示しない)で制御する。詳細は後述するが、循環システム50の操作には充填モード、循環モードおよび排水モードが含まれる。充填モード、循環モードおよび排水モードの操作を容易にするため、流体流出/空気補充アセンブリ130を蓋32に取り付け、チャンバ40との間で流体を連通させる。
【0021】
次に図2−6に流体流出/空気補充アセンブリ130を示す。流体流出/空気補充アセンブリ130には基部134と基部134から延びる上部136とを有するマニホールド132が含まれる。基部134には取り付けのため再処理装置の蓋32に係合する寸法の第1の面138が含まれる。半球状ドーム部分を有する空洞142が第1の面から基部134内に延びる。図3に示すように、基部134は蓋32の開口36上に空洞142が位置するように蓋32に取り付け可能な寸法にする。空洞142の周りの基部134の第1の面138にレセスまたは溝144を形成して密封要素146を挿入し、マニホールド132を取り付けたとき、マニホールド132と蓋32の間に流体密封を形成する。図2に示すように、マニホールド132は、基部134の取付け穴148に通常の取付け具(図示しない)を通して蓋32に取り付けるのが好ましい。
【0022】
所定の位置で空洞142に通じる第1の開口152を基部134の1つの壁に形成する。以下に詳細を述べるように、第1の開口152は循環ポートを形成する。第1の開口152は基本的に管内ねじ152aを有する円筒穴であって、マニホールド132の基部134にホースまたはチューブ156を接続する通常のホース接続具154が入る寸法になっている。
【0023】
図8,9および10に示すように、実施形態では、ホース156はシステム戻りライン112に接続する流体戻りライン104、106を形成する。
基部134の壁にチャンバに通じる第2の開口162が形成される。第2の開口162は空気組立ポートを形成する。詳細は以下に述べるように、空気組立ポートはフィルタアセンブリ300に作動上で係合する。
【0024】
さらにマニホールド132にはマニホールド132の上部に形成された第3の開口172が含まれる。第3の開口172は流出ポートを形成する。第3の開口172は弁チャンバ174を介してマニホールド空洞142に通じる。弁チャンバ174はマニホールド空洞142から上部136に延びる。実施形態に示すように、弁チャンバ174は基本的にマニホールド132の上部136を通してマニホールド空洞142に延びる円筒穴である。マニホールド132の上部136から延びる弁チャンバ174の内面には内部ねじが切られ、弁チャンバ174の上端を閉鎖する通常のねじプラグ176を受け入れる。図3および4に示すように、弁チャンバ174の下端は方向性のあるチェック弁190を入れるように形成する。第3の開口172はチェック弁アセンブリ190上の弁チャンバ174に通じる。第3の開口172には、第3の開口172にホースまたはチューブ186を接続する通常のホース接続具184が入る寸法の内部管ねじが切られている。図1に概略示すように、ホース186は本質的に排水ライン116である。
【0025】
チェック弁アセンブリ190には弁要素192、付勢要素194および保持リング196が含まれる。弁要素192は一端に弁ヘッド192bが形成された一般の円筒体192aであり、他端に外側に延びるフランジ192cが形成される。弁ヘッド192bは弁要素192の閉鎖端を形成し、フランジ端は弁要素192の開放端を形成する。弁要素192の本体部は内部空洞202を形成する。開口204が筒状本体192aに形成されて内部空洞202に通じる。図3および4に示すように、環状溝206を弁ヘッド192bに形成してOリング208を入れる。
【0026】
弁要素192はマニホールド132の弁チャンバ174内に配置できる寸法にする。この点に関しては、弁チャンバ174には、Oリング208と弁要素192を作動可能に係合する弁座を形成する面取り面212aを有する内側に延びる環状壁212が含まれる。保持リング196は弁チャンバ174面の環状溝内に配置し、弁要素192を弁チャンバ174内に保持する。
【0027】
付勢要素194は弁要素192の筒状本体192aを囲む螺旋状ばねである。付勢要素194はフランジ192cと弁チャンバ174の環状壁212との間の弁チャンバ内に入れられる。付勢要素194は、弁ヘッド192b上のOリング208が環状壁212の面取り面212aに対して当接する位置となる第1の閉鎖位置に弁要素192を付勢する寸法にされる。詳細は後述するが、マニホールド空洞142内の圧力が第3の開口172の圧力を超えたとき、弁要素192の開口204が第3の開口172に流体的に通じる位置となる開放位置と、前記閉鎖位置との間で弁要素192が移動可能となる。
【0028】
図2および4に示すように、2つの検知要素222,224をマニホールド132に取り付ける。図3に示すように、第1の検知要素222はマニホールド空洞142の近傍の基部134に取り付け、第2の検知要素224は第3の開口172の近傍のマニホールド132の上部136に取り付ける。検知要素222、224はそれぞれ微生物不活性化流体がマニホールド空洞および第3の開口172に存在するときに表示を与えるよう作動する。実施形態に示すように、検知要素222、224はねじ端部と検知面222a,224aを備えた容量性のセンサである。検知面222a,224aはそれぞれ基部134および上部136内のねじ開口226,228内に挿入される。図4に示すように、ねじ開口226,228はマニホールド132の基部134および上部136の薄い壁部232,234を形成する寸法にされる。検知要素222,224は容量性センサとするのが好ましい。本明細書の別の箇所の記載から理解できるように、別の種類の検知装置および配置を使用してマニホールド空洞142および第3の開口172内の微生物不活性化流体の存在が検知でき、このような別の検知装置も考慮される。好ましい実施形態では、検知要素222,224はCutler Hammer /Eaton Corporation製であり、Tubular Capacitive Proximity Sensorの商品名で販売されている。
【0029】
検知要素222,224は電線236,238でシステムコントローラ(図示しない)に接続される。
次に図5にフィルタアセンブリ300を示す。本発明の別の態様によると、フィルタアセンブリ300は自給の取り替え可能なユニットであり、マニホールドに取り外し可能に取り付けられる。フィルタアセンブリ300にはフィルタ媒体304を含む缶302で構成される。缶302は一般に円筒形をなし、一端に開口306を、また他端に鍔308を備える。フィルタ媒体304は0.3ミクロン粒子に対して最小濾過効率が99.97%の細菌保持材料である。フィルタ媒体304はキャピラリーチューブまたは中空繊維薄膜(または「繊維」)の形状、薄膜の筒状鞘の形状、積層シートまたは積層薄膜とすることができる。適当なフィルタ媒体材料には、限定はしないが例えば、PVDFまたはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)が含まれる。好ましいフィルタ媒体はミシガンのWhatman Healthcare of Ann Arborから入手できる。
【0030】
缶302の鍔308にはフィルタ媒体304に通じる開口312がある。両端にねじを切った筒状接続具304を入れるため鍔308の開口312にはねじが切られている。接続具314の他端はカップリング316に取り付けられる。缶302と接続具314を弁ハウジング322に取り付けられるようにカップリング316には内ねじが切られている。弁ハウジング322は筒状本体部322aと平坦な取付け部322bとで構成される。カップリング316と弁ハウジング322の筒状本体部322aとの間にガスケット324が配置される。筒状本体部322aおよび取付け板336を通して円筒状空洞が形成される。円筒状空洞は、実施形態に示すように前述の弁アセンブリ190と同一の弁アセンブリ330を入れる寸法にされる。このように弁アセンブリ330は弁アセンブリ190と同一であるので、類似の要素には類似の符号を使用し、弁アセンブリ330の各要素の詳細な記載は繰り返さない。この点に関しては、弁ハウジング322内の弁アセンブリ330には弁要素192、付勢要素194および保持リング196が含まれる。
【0031】
フィルタ缶を流体流出/補充アセンブリ130に取り付ける取付けアセンブリが、弁ハウジング322、カップリング316および接続具314で本質的に形成される。この点に関しては、弁要素192の開口204、カップリング316および接続具314を介して取付けアセンブリに空気通路が形成される。
【0032】
弁ハウジング322の弁空洞の端部に環状壁332が形成される。環状壁332には円錐面332aがあり、この面が弁要素192のOリング208に密封式で係合する弁座となる。次に図5に弁ハウジング322の取付け部を示す。取付け部322bは筒状弁ハウジング322と一体に形成されるのが好ましい。本質的に、取付け部322bは1つの縁に間隔を置いてスロット334が形成された平坦な矩形板である。スロット334は弁アセンブリ330の互いに反対側に形成される。実施形態に示すように、取付け部322bの平坦な取付け面336には弁アセンブリ330の周りに環状溝338が設けられる。
【0033】
フィルタアセンブリ300は、マニホールド132の基部134の空気補充ポートに整合する弁アセンブリ330とともにマニホールド132に取り外し可能に取り付けられる寸法になっている。図2および6でよく分かるように実施形態では、つまみねじが取付け部322bのスロット334を貫通して、フィルタアセンブリ300がマニホールド132に固定される。図5でよく分かるように、取付け部322bとマニホールド132の基部との間にガスケット344が配置される。ガスケット344は基本的に平坦な円形ディスクであり、円開口346が中心に開けられ、両面には同心状の突起348が形成される。図3でよく分かるように、取付け部322bに形成された環状溝338およびマニホールド132の基部134の面内に形成された対応する溝352内に環状突起が入る寸法にされている。
【0034】
本発明の別の態様によると、フィルタアセンブリ300の内部は予め殺菌されるか微生物が不活性化される。この点に関しては、フィルタアセンブリ300を固定物に取り付けることによって殺菌剤または微生物不活性化流体をフィルタアセンブリ300に引き込むことが可能になる。この場合、固定物、すなわち弁アセンブリ330内を低圧状態にすることによって、殺菌剤または微生物不活性化流体がフィルタアセンブリ300に引き込まれる。殺菌または不活性化処理の後、低圧状態を解除すると弁アセンブリ330は閉鎖位置に戻るので、弁アセンブリ330の内部、すなわち接続具カップリング316および弁本体で形成される開口204が周囲から密封される。
【0035】
次に装置10および流体流出/空気補充アセンブリ130の操作に関して本発明を説明する。医療、歯科治療、製薬、家畜治療または埋葬用器具または他の機器などの、微生物が不活性化または殺菌される1つ以上の物品をチャンバ40内に入れる。実施形態では物品を容器26内に入れて、次に容器26をチャンバ40内に入れる。物品はチャンバ40または容器26内のトレイ、バスケット、カートリッジなど(図示しない)に支持する。
【0036】
好ましい実施形態では、化学物質供給装置92内で乾燥化学物質を入ってくる水に曝して混合することで形成される過酢酸溶液などの微生物不活性化溶液または殺菌溶液を使用して物品を不活性化または殺菌する。この点に関しては、不活性化操作の最初に、循環システム50の排水弁118を閉じ、水入口ライン52の弁62を開けて循環システム50に加熱水を入れる。入ってくる水を最初にフィルタ54と56で濾過し、次いでUV放射を水に当ててビールスのレベルを低下させるUV処理装置58で処理する。入ってくる水は弁62を通過して循環システム50に入る。次いで入ってくる水を供給ラインのフィルタで濾過し、循環システム50、チャンバ40および容器26に充填させる。
【0037】
外部源から加圧されて入ってくる水で、循環システム50、チャンバ40、容器26内の空気を流体流出/空気補充アセンブリに押し出す。この点に関しては、マニホールド132は装置10の最も高い点に配置しているので、システム内の空気はマニホールド空所142に向かって移動する。最後には、マニホールド132の空洞142内に溜まった空気は弁アセンブリ190の弁要素192を開放位置に押しやるのに十分な圧力に達し、装置10内の空気は第3の開口172を通ってシステムから追い出される。この点に関しては、弁アセンブリ190は方向性のあるチェック弁が作動して、マニホールド空洞142から流体(ガス/液体)を放出はするが、第3の開口172からチャンバ内への流れは防止する。
【0038】
チャンバ40内の水レベルは上昇し続けて、水がマニホールド132の空洞142に充満し、弁アセンブリ190の弁要素192は開放位置まで移動する。その結果、図6に概略示すように、余分の水は第3の開口172を介して排水ライン186に排水される。この時点で、循環システム50、容器26およびチャンバ40内のすべての空気は装置10から追い出されるのが好ましい。マニホールド132内の水レベルが図6に示すレベルに達すると、第3の開口172を流れる水の存在は検知要素224で検知され、コントローラに装置10が充満したことが指示される。検知要素224からの信号に基づいたシステムコントローラで水弁62は閉鎖され、それによって装置10内、すなわち循環システム50、チャンバ40および容器26内への水の流れは停止される。
【0039】
以上の記載は基本的に装置10の充填段階を述べたものであり、図8に概略が示される。充填段階の間は、検知要素224でマニホールド空洞142ないの流体の存在が検出される。フィルタアセンブリ300の弁アセンブリ330によって、マニホールド空洞142からフィルタアセンブリ300の内部への流体の流れが防止される。
【0040】
装置10への充填が終了すると、操作の発生および露出段階が始まり、ポンプ114を運転させて、循環システム50、チャンバ40および容器26を介して水を循環させる。第2のブランチライン86の弁88を開いて流体を化学物質供給容器92内に通す。化学物質供給容器92内の乾燥化学物質と水で、前述したように発明の好ましい実施形態では過酢酸の微生物不活性化流体を形成する。乾燥化学物質から形成した不活性化流体は循環システム50内に流れ、図9に概略示すように、ポンプ114によって循環システム50、チャンバ40および容器26を介して循環する。この点に関しては、図面に示すように、不活性化流体の一部は容器26の周りのチャンバ40内に流れ、また微生物不活性化流体の一部は容器およびそこに含まれた物品を介して流れ、およびそれらの内に流れ込む。図9に示すように、微生物不活性化流体はマヌホールド空洞142をおよび第1の開口152を通って循環するので、空洞142内の面は微生物不活性化流体に曝される。不活性化サイクルの発生および露出段階の間は、マニホールド132の基部134内の検知要素222でマニホールド空洞142内の不活性化流体のレベルが監視される。もし流体のレベルが低下し始めると、検知要素222でマニホールド空洞142内の流体不足が検出される。このような状態が発生すると、システムのサイクルは中断されて警報が発せられる。前述のように、第3の開口172の検知要素224でそこを流れる流体が検知されたときは、弁62は閉鎖する。
【0041】
所定の露出期間が過ぎると、図10に概略示すように、排水段階を開始する。排水弁118を開き、微生物不活性化流体を循環システム50、チャンバ40および容器26から排水する。装置10から有効に排水するため、図7で矢印で示すように、フィルタアセンブリ300を介してマニホールド132内に補充空気を引き入れる。この点に関しては、マニホールド空洞142内の圧力が、接続具314、カップリング316および弁ハウジング322で形成された通路内圧力よりも低くなると、弁ハウジング3内の弁アセンブリ330は開放位置に動く。このように空気圧力に差が生じる結果、フィルタ缶302およびフィルタ媒体304を介して、さらに接続具314、カップリング316および弁ハウジング322で形成された空気通路を介して空気流が生じる。空気はフィルタ缶302の開口306とフィルタ媒体304を通して引き込まれる。次いで、濾過された空気は接続具314、カップリング316および弁アセンブリ330で形成された通路を通ってマニホールド空洞142内に流れる。フィルタアセンブリ300の内部、すなわち筒状接続具314、カップリング316および弁アセンブリ330の内部は殺菌されるか微生物が不活性化されているので、汚染されていない濾過空気がマニホールド空洞142および装置10内に引き込まれる。弁ヘッド192bおよびそこに取り付けられたOリング208は、不活性化または殺菌段階の間において微生物不活性化または殺菌流体に曝された結果として殺菌または微生物が不活性化されているので、弁アセンブリ330の内部は殺菌されていまたは微生物不活性化されていない周囲に露出しない。
【0042】
排水段階が終了すると、排水弁118を閉じる。装置10内の圧力が均衡すると、弁アセンブリ330およびフィルタアセンブリ300の弁要素192は閉鎖位置に戻り、フィルタアセンブリ300の内部は殺菌または微生物不活性化状態が維持される。弁ヘッド192bの露出部分、すなわちマニホールド空洞142に面する弁ヘッド192bの部分は、排水段階の間で弁アセンブリ330が開口するまでは、常に微生物不活性化流体に露出するので、フィルタアセンブリ300の内部は殺菌または微生物不活性化が維持される。
【0043】
所定の使用回数が経過すると、フィルタアセンブリ300を新しい殺菌または微生物不活性化したフィルタアセンブリ300と取り替え、装置10の最初の殺菌または微生物不活性化段階において弁ヘッド192bの外側に面する面を殺菌または微生物不活性化を行い、それによって、弁アセンブリ330を排水段階で開いたとき、殺菌または微生物不活性化状態を再度確実にする。この点に関しては、充填段階で前に述べた方法で、入口弁62を開き、新鮮な水を装置10内に入れる。リンス水を満たした後、前記のように装置10からリンス水を排出する。ポンプ114を運転させてリンス水を装置10を通して循環させる。それぞれの充填、循環および排水段階の間は、流体流出/空気充填アセンブリはシステム内の内部環境が殺菌または微生物不活性化状態に保たれるように作動する。
【0044】
このように本発明には再処理装置で使用する流体流出/空気補充アセンブリ130が設けられ、それに使用する、殺菌または微生物不活性化された交換可能なフィルタアセンブリ300が含まれる。
【0045】
以上に述べた操作は特に過酢酸殺菌システムを参照して述べたが、過酢酸に代わって過酸化水素とその溶液、フェノール流体、アルデヒド含有流体などの他の微生物不活性化剤も使用できる。
【0046】
これまでの記載は本発明の特定の実施形態である。この実施形態は説明のためにのみ記載したものであって、当業者は本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変更や修正を実施することができる。例えば、実施形態において、開口152はマニホールド132を通る循環流体の循環ポートに形成する。適用によっては、開口152を必要とせず、第3の開口172を通る殺菌剤または微生物不活性化流体の流れだけでマニホールド132の空洞142を殺菌または微生物不活性化するのに十分である。このようなすべての修正や変更は、特許請求の範囲の発明またはそれに均等な発明である限り、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
本発明は一定の部分および部分の配置において具体的な形態をとり、その好ましい実施形態は明細書で詳細に記述し、かつ一部を形成する付帯する図面で説明する。
【図1】本発明の好ましい実施形態による流体流出/空気補充アセンブリを備えた微生物不活性化システムの概略図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態を示す流体流出/空気補充アセンブリの斜視図である。
【図3】図2の線3−3で切断した断面図である。
【図4】図3の線4−4で切断した断面図である。
【図5】本発明の別の形態を示す空気補充アセンブリおよび取付けガスケットの一部を剥がした斜視図である。
【図6】流体流出/空気補充アセンブリの断面図であって、不活性化システムの充填サイクルの間の流体流出ブロックを示す。
【図7】排水サイクルの間の流体流出/空気補充アセンブリの断面図であって、補充空気が殺菌または微生物不活性化チャンバに引き込まれる。
【図8】充填サイクルを概略的に示す微生物不活性化システムの概略配管ダイヤグラムである。
【図9】循環サイクルを示す微生物不活性化システムの概略配管ダイヤグラムである。
【図10】排水サイクルを示す微生物不活性化システムの概略配管ダイヤグラムである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
器具および機器を殺菌または微生物不活性化するシステムであって、前記システムは前記器具および機器を含んだチャンバを通して微生物不活性化流体を循環させる循環システムを有し、前記チャンバは前記循環システムの一部を形成し、流体流出および空気補充アセンブリが、
前記循環システムと流体が通じる内部空洞を備えたマニホールドと、
前記マニホールドの流出ポートと、
前記マニホールドに配置され、前記空洞の圧力が前記流出ポートの圧力を所定量超えたとき流体を前記空洞から前記流出ポートに流す流出弁アセンブリと、
前記マニホールドに取り付けたフィルタアセンブリとから構成され、
前記フィルタアセンブリは前記空洞に通じるフィルタ弁アセンブリを備え、前記フィルタアセンブリは、前記空洞内の圧力が前記フィルタアセンブリ内の圧力よりも所定量少なくなったとき、空気が前記フィルタアセンブリを通って前記空洞内に流れるよう作動する
ことを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記弁アセンブリの一部は前記フィルタアセンブリの内部に露出し、前記弁アセンブリの一部は前記空洞に露出し、かつ前記内部アセンブリは殺菌状態であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記フィルタアセンブリは前記マニホールドに取り外し可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
流出検知要素が前記マニホールドに取り付けられ、前記第1の検知要素は前記流出ポートを流れる流体を検知するよう作動することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
流体が前記空洞内に存在することを検知できる循環検知要素が前記マニホールドに取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記マニホールドに循環ポートを設け、前記循環ポートは一端が前記空洞に他端が前記循環システムに通じて、前記循環システムからの流体経路を前記空洞と前記循環システムに戻す循環ポートとを介して形成し、前記システムの不活性化サイクルの間は前記微生物不活性化流体が前記空洞を介して流れることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記流出弁アセンブリと前記フィルタ弁アセンブリとは類似の構成要素で形成されたことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記マニホールドは前記チャンバに流体が通じることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記マニホールドの前記空洞には半球状部分が含まれ、前記流出ポートおよび前記流出弁アセンブリは前記半球状部分の上に配置されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記微生物不活性化流体は過酢酸であることを特徴とする請求項1,2,3または8に記載のシステム。
【請求項11】
殺菌または微生物不活性化装置に使用され、その装置に濾過空気を供給するフィルタアセンブリであって、前記フィルタアセンブリは、空気入口と、空気出口と、前記空気入口と前記空気出口との間に延びる空気通路と、前記空気入口と前記空気出口との間の前記空気通路内に配置されて細菌を保持するフィルタ媒体と、前記通路を流れる空気量を調節するため前記フィルタ媒体と前記空気出口との間の前記通路内に配置された方向性のある弁アセンブリとを備え、
前記弁アセンブリは前記空気入口から前記空気出口に向かう方向にのみ空気を流すことを可能にし、前記フィルタ媒体と前記方向性のある弁アセンブリとの間の前記空気通路は殺菌または微生物不活性化されることを特徴とするフィルタアセンブリ。
【請求項12】
前記フィルタ媒体は細菌保持フィルタであることを特徴とする請求項11に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項13】
前記フィルタ媒体の最小フィルタ効率は0.3ミクロンの粒子に対して99.97%であることを特徴とする請求項12に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項14】
前記フィルタ媒体はPTFEまたはPVDFであることを特徴とする請求項13に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項15】
殺菌または微生物不活性化システムに使用され、そのシステムに濾過空気を供給するフィルタアセンブリであって、前記アセンブリは、
空気入口開口と出口開口を備えフィルタ媒体を含むフィルタ缶と、
前記缶の前記出口開口と流体が通じる第1の端部と、第2の端部とを有する流体通路を備え前記缶に取り付けられた取付けアセンブリと、
前記流体通路を流れる流量を調節するため前記第1の端部と前記第2の端部との間の前記流体通路内に配置された方向性のある弁アセンブリとを備え、
前記弁アセンブリによって前記流体通路の前記第1の端部から前記第2の端部に向かう方向にのみ流体が流れ、前記弁アセンブリと前記フィルタ媒体との間の前記流体通路の部分は殺菌または微生物不活性化される
ことを特徴とするフィルタアセンブリ。
【請求項16】
前記フィルタ媒体は細菌保持フィルタであることを特徴とする請求項15に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項17】
前記フィルタ媒体の最小フィルタ効率は0.3ミクロンの粒子に対して99.97%であることを特徴とする請求項16に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項18】
前記フィルタ媒体はPTFEまたはPVDFであることを特徴とする請求項17に記載のフィルタアセンブリ。
【請求項19】
器具および機器を殺菌または微生物不活性化するシステムであって、前記システムは前記器具および機器を含んだチャンバを通して微生物不活性化流体を循環させる循環システムを有し、前記チャンバは前記循環システムの一部を形成し、流体流出および空気補充アセンブリには、
空気入口と、空気出口と、前記空気入口と前記空気出口との間に延びる空気通路と、前記空気入口と前記空気出口との間の前記空気通路内に配置されたフィルタ媒体と、前記通路を通る空気の流れを調節するため前記フィルタ媒体と前記空気出口との間の前記通路内に配置された方向性のある弁アセンブリとを備え、前記循環システムに空気を供給するフィルタアセンブリが含まれ、
前記弁アセンブリは前記空気入口から前記空気出口に向かう方向にのみ空気を流すことを可能にし、前記フィルタ媒体と前記方向性のある弁アセンブリとの間の前記空気通路は殺菌または微生物不活性化され、前記フィルタアセンブリは前記システムに取り付けられて前記空気出口が前記循環システムに流体が通じる
ことを特徴とするシステム。
【請求項20】
前記フィルタ媒体は細菌保持フィルタであることを特徴とする請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記フィルタ媒体の最小フィルタ効率は0.3ミクロンの粒子に対して99.97%であることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記フィルタ媒体はPTFEまたはPVDFであることを特徴とする請求項21に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2007−501060(P2007−501060A)
【公表日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522620(P2006−522620)
【出願日】平成16年7月28日(2004.7.28)
【国際出願番号】PCT/US2004/024479
【国際公開番号】WO2005/011750
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(505214191)ステリス インク (25)
【Fターム(参考)】