説明

再生アスファルト混合物の製造方法

【課題】 再生用添加剤による再生骨材中の旧アスファルトの機能回復を効果的に発揮させて高品質のアスファルト混合物を製造する方法を提供する。
【解決手段】 ミキサへの各素材の投入は、最初に再生骨材、再生用添加材の順に投入し、続いて、新規骨材、石粉の順に投入してドライミキシングを行い、最後に新規アスファルトを投入してウエットミキシングを行う。これによって、再生骨材のみに向けて再生用添加剤が添加され、再生用添加剤の全量が再生骨材中に混ぜ込まれることとなり、再生用添加剤による再生骨材中の旧アスファルトの機能回復を効果的に発揮させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路舗装材であるアスファルト混合物、特に再生骨材を混入した再生アスファルト混合物を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
道路工事等によって掘り起こされたアスファルト舗装廃材の再利用を図るために、このアスファルト舗装廃材を破砕分級した骨材(以下「再生骨材」という)を所定温度まで加熱し、加熱した新規骨材と所定割合でミキサに投入すると共に、石粉、新規アスファルト、及び再生骨材に含まれる旧アスファルトの機能を回復するための石油系の再生用添加剤を投入し、所定時間混合して再生骨材を混入した再生アスファルト混合物を製造することが行われている。
【0003】
従来、再生アスファルト混合物の素材である新規骨材、再生骨材、石粉、新規アスファルト、再生用添加剤のミキサへの投入タイミングは、図5に示すように、先ず、新規骨材、石粉、再生骨材を投入してドライミキシングを行い、続いて新規アスファルト及び再生用添加剤を投入してウエットミキシングを行い、所定の再生アスファルト混合物を製造している。
【特許文献1】特開2008−81949号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記のように新規骨材、石粉、及び再生骨材の投入後に再生用添加剤を投入すると、再生用添加剤を必要としない新規骨材や石粉にも再生用添加剤が添加されて混じり込むこととなる。したがって、投入した再生用添加剤の全量が再生骨材中に効果的に行き渡っているとは到底言えず、再生用添加剤が再生骨材中の旧アスファルトの機能を回復するという役割を十分に果たしていないのではないかと推測される。
【0005】
本発明は上記の点に鑑み、再生用添加剤による再生骨材中の旧アスファルトの機能回復を効果的に発揮させて高品質の再生アスファルト混合物を製造する方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明に係る請求項1記載の再生アスファルト混合物の製造方法は、再生アスファルト混合物を製造する際に、加熱した再生骨材に再生用添加剤を添加・混合した後、新規骨材および新規アスファルトと混合することを特徴としている。
【0007】
また、請求項2記載の再生アスファルト混合物の製造方法は、一つのミキサで、先ず、再生骨材への再生用添加剤の添加と混合を行い、その後、新規骨材および新規アスファルトを投入して混合することを特徴としている。
【0008】
また、請求項3記載の再生アスファルト混合物の製造方法は、加熱した再生骨材を一時貯蔵する貯蔵ビンの下位または近傍に設けた第一のミキサで、再生骨材への再生用添加剤の添加と混合を行い、その後、別途設けた第二のミキサにて新規骨材および新規アスファルトと混合することを特徴としている。
【0009】
また、請求項4記載の再生アスファルト混合物の製造方法は、再生骨材をミキサへ投入する投入部で、再生骨材への再生用添加剤の添加を行うことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るアスファルト混合物の製造方法によれば、再生アスファルト混合物を製造する際に、加熱した再生骨材に再生用添加剤を添加・混合した後、新規骨材および新規アスファルトと混合するようにしたので、再生骨材のみに向けて再生用添加剤が添加され、再生用添加剤の全量が再生骨材中に混ぜ込まれることとなり、再生骨材に含まれる旧アスファルトの性状回復に効果的に作用し、高品質の再生アスファルト混合物を製造することが期待できる。
【0011】
また、一つのミキサで、先ず、再生骨材への再生用添加剤の添加と混合を行い、その後、新規骨材および新規アスファルトを投入して混合するようにすれば、全処理工程を一つのミキサだけで行え、例えば、既設のアスファルト混合物製造プラント本体のミキサのみで対応でき、装置コストを比較的低廉に抑えることができると共にメンテナンス性も良好なものとなる。
【0012】
また、加熱した再生骨材を一時貯蔵する貯蔵ビンの下位または近傍に設けた第一のミキサで、再生骨材への再生用添加剤の添加と混合を行い、その後、別途設けた第二のミキサにて新規骨材および新規アスファルトと混合するようにすれば、再生骨材への再生用添加剤の添加・混合を第一のミキサにて予め済ませておくことができ、第二のミキサでは各材料の投入待ち時間を減らせて効率よく再生アスファルト混合物を製造することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の再生アスファルト混合物の製造方法にあっては、例えば、アスファルト混合物製造プラント本体のミキサにて再生アスファルト混合物の素材である新規骨材、再生骨材、石粉、新規アスファルト、再生用添加剤を投入・混合して再生アスファルト混合物を製造する場合、各素材のミキサへの投入タイミングを、再生骨材、再生用添加剤、新規骨材、石粉、新規アスファルトの順に投入するように設定する。なお、各素材の投入タイミングの間隔は、ミキサの性能や製造する再生アスファルト混合物等に応じて適宜決定すれば良い。また、新規骨材の投入タイミングは、先に投入した再生骨材と再生用添加剤が混合され、再生用添加剤が再生骨材中に行き渡る時間の経過後に設定すると好ましい。
【0014】
そして、上記方法にて再生アスファルト混合物を製造するときには、先ず、前記ミキサ内に再生骨材を投入してから再生用添加剤を添加し、再生用添加剤の全量を再生骨材中に混ぜ込ませる。このとき、再生骨材と再生用添加剤を所定時間混合すれば、再生用添加剤が再生骨材中に十分に行き渡って好ましい。次に、新規骨材、石粉の順に投入してドライミキシングを行い、最後に新規アスファルトを投入してウエットミキシングを行うことによって所定の再生アスファルト混合物を製造する。
【0015】
このように、先ず最初に再生骨材と再生用添加材をミキサ内に順次投入し、続いて新規骨材、石粉、新規アスファルトの順にミキサに投入して混合するので、再生骨材のみに向けて再生用添加剤が添加され、再生用添加剤の全量が再生骨材中に混ぜ込まれることとなり、再生用添加剤による再生骨材中の旧アスファルトの機能回復を効果的に発揮させることができる。また、再生骨材、再生用添加剤、新規骨材、石粉、新規アスファルトの混合工程を一つのミキサだけで行え、例えば、既設のプラント本体のミキサだけで対応でき、装置コストを比較的低廉に抑えることができると共にメンテナンス性も良好なものとなる。
【0016】
なお、アスファルト混合物製造プラント本体のミキサとは別に、加熱した再生骨材を一時貯蔵する貯蔵ビンの下位または近傍に、第一のミキサとして、やや小型のプレミキサを設置し、該プレミキサに貯蔵ビンから再生骨材を払い出して投入し、この再生骨材に再生用添加剤を添加して混合した後、この混合物を第二のミキサであるプラント本体のミキサに投入し、続いて新規骨材、石粉の順に投入してドライミキシングを行い、最後に新規アスファルトを投入してウエットミキシングを行うようにしても良く、この場合には、再生骨材への再生用添加剤の添加・混合をプレミキサにて予め済ませておくことができ、プラント本体のミキサでは各材料の投入待ち時間を減らせて効率よく再生アスファルト混合物を製造することが可能となる。また、再生骨材と再生用添加剤のみの量の少ない混合をプラント本体のミキサと比較してやや小型のプレミキサにて混合するので、混合効率をあまり低下させることなく好適な混合が期待できる。
【0017】
また、再生骨材をプラント本体のミキサや、プレミキサへ投入する投入部である、例えばシュート内に再生用添加剤を噴霧する添加ノズルを設け、該添加ノズルよりシュート内を流下する再生骨材に向けて再生用添加剤を噴霧して予め添加させた後、それぞれのミキサに投入させるようにしても良い。
【実施例1】
【0018】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1中の1は、公知のアスファルト混合物製造プラントであって、新規骨材を加熱乾燥する向流加熱方式の新材ドライヤ2、再生骨材を加熱する並流加熱方式の再生ドライヤ3、篩い・貯蔵・計量・混合機能を有するプラント本体4、及びその他の付帯設備で構成されている。
【0020】
新材ドライヤ2は、内周部に多数の掻き上げ羽根を周設した円筒状のドラム5を回転自在に傾斜支持し、新規骨材を貯蔵する新材ホッパ6からベルトコンベヤ7を介して供給される新規骨材を掻き上げ羽根で掻き上げて落下させながらドラム5内を転動流下させる間にバーナ8より送り込む熱風と接触させて新規骨材を所定温度まで加熱昇温した後、バケットエレベータ9を介してプラント本体4へ供給している。なお、新材ドライヤ2の排気煙道10下流には、集塵機、排風機、煙突(図示せず)が配設されている。
【0021】
再生ドライヤ3は、前記新材ドライヤ2と略同構造であり、内周部に多数の掻き上げ羽根を周設した円筒状のドラム11を回転自在に傾斜支持し、再生骨材を貯蔵する再生骨材ホッパ12からベルトコンベヤ13を介して供給される再生骨材を掻き上げ羽根で掻き上げて落下させながらドラム11内を転動流下させる間に燃焼室14を介在させたバーナ15より送り込む熱風と接触させて再生骨材を所定温度まで加熱し、この加熱した再生骨材を再生骨材貯蔵ビン16に一旦貯蔵した後、再生骨材計量槽17にて所定量計量し、ベルトコンベヤ18を介してプラント本体4側に供給している。なお、再生ドライヤ3の排気煙道19の下流には集塵機、排風機(図示せず)が配設されている。
【0022】
プラント本体4は、バケットエレベータ9より供給される新規骨材を粒径別に篩い分ける振動篩20を具備した新材貯蔵ビン21、石粉エレベータ22より供給される石粉を貯蔵する石粉貯蔵ビン23、それらの下位に配設した骨材計量槽24、石粉計量槽25、及びミキサ26等で構成されている。また、新規アスファルト、再生用添加剤をミキサ26内に供給するために、アスファルトタンク27、再生用添加剤タンク28を備え、ポンプ29、30を介してアスファルト計量槽31、再生用添加剤計量槽32に供給し、所定の投入タイミングにてポンプ33、34を駆動してミキサ26内に投入するようにしている。
【0023】
次に、アスファルト混合物製造プラント1にて再生骨材を混入したアスファルト混合物を製造する方法について説明する。先ず、新材ホッパ6より所望の新規骨材を切り出し、新材ドライヤ2にて所定温度にまで加熱し、加熱した新規骨材をバケットエレベータ9を経由してプラント本体4へ供給し、振動篩20にて篩い分けて粒度別に新材貯蔵ビン21に貯蔵していく。これと並行して、再生骨材ホッパ12より所望の再生骨材を切り出し、再生ドライヤ3にて所定温度にまで加熱し、この加熱した再生骨材を再生骨材貯蔵ビン16に貯蔵していく。
【0024】
そして、プラント本体4のミキサ26にて各素材を混合すべく、プラント本体4の新材貯蔵ビン21から所望粒度の新規骨材を適宜払い出して骨材計量槽24で累積計量すると共に、再生骨材計量槽17、石粉計量槽25、アスファルト計量槽31、再生用添加剤計量槽32にて再生骨材、石粉、新規アスファルト、再生用添加剤を所定量計量する。そして、各素材を所定の投入順序によりミキサ26内に投入する。
【0025】
ミキサ26への各素材の投入順序は、図4に示す通りであり、先ず、再生骨材計量槽17から再生骨材を払い出し、ベルトコンベヤ18を介してミキサ26内に投入する。続いて、再生用添加剤計量槽32から再生用添加剤を払い出してミキサ26内に投入する。これによって、再生骨材のみに向けて再生用添加剤が添加され、再生用添加剤の全量が再生骨材中に混ぜ込まれることとなる。このとき、再生骨材と再生用添加剤を所定時間混合すれば、再生用添加剤を再生骨材中に十分に行き渡らせることができる。
【0026】
続いて、新材計量槽24から新規骨材を、石粉計量槽25から石粉を順次払い出し、ミキサ26内に投入してドライミキシングを行い、最後にアスファルト計量槽31から新規アスファルトを払い出してミキサ26内に投入してウエットミキシングを行い、所定の再生アスファルト混合物を製造するのである。
【0027】
このように、先ず最初に再生骨材、再生用添加材をミキサ26内に投入し、続いて新規骨材、石粉、新規アスファルトの順に投入して混合するので、再生骨材のみに向けて再生用添加剤が添加され、再生用添加剤の全量が再生骨材中に混ぜ込まれることとなって再生骨材中に効果的に行き渡り、再生骨材に含まれる旧アスファルトの性状回復に効果的に作用し、高品質の再生アスファルト混合物を製造することが期待できる。また、再生骨材、再生用添加剤、新規骨材、石粉、新規アスファルトの混合工程を一つのミキサだけで行え、例えば、既設のプラント本体4のミキサ26だけで十分に対応でき、装置コストを比較的低廉に抑えることができると共にメンテナンス性も良好なものとなる。
【実施例2】
【0028】
また、図2は、本発明の別の実施例を示すものであり、基本構成は前記実施例1とほぼ同一としており、同一構成部分については同一番号を付して説明を省略する。本実施例においては、加熱した再生骨材を一時貯蔵する再生骨材貯蔵ビン16の再生骨材計量槽17の下位に、プラント本体4のミキサ26とは別に、予備混合用の第一のミキサとして、やや小型のプレミキサ40を設置していると共に、その近傍に再生用添加剤タンク28を備え、ポンプ30を介して再生用添加剤計量槽32に供給し、所定の投入タイミングにてポンプ34を駆動して前記プレミキサ40に投入するようにしている。
【0029】
そして、先ず、再生骨材貯蔵ビン16から払い出される再生骨材を再生骨材計量槽17にて所定量計量して下位のプレミキサ40に投入した後、続いて再生用添加剤計量槽32から再生用添加剤を払い出して前記プレミキサ40内に投入して所定時間混合する。これによって、前記同様に、再生骨材のみに向けて再生用添加剤が添加・混合されることとなり、再生用添加剤の全量が再生骨材中に効果的に混ぜ込まれることとなる。
【0030】
こうして再生用添加剤が添加・混合された再生骨材をプレミキサ40より払い出し、第二のミキサであるプラント本体4のミキサ26に投入すると共に、前記同様に、新材計量槽24から新規骨材を、石粉計量槽25から石粉を順次払い出し、ミキサ26内に投入してドライミキシングを行い、最後にアスファルト計量槽31から新規アスファルトを払い出してミキサ26内に投入してウエットミキシングを行い、所定の再生アスファルト混合物を製造する。
【0031】
このように、本実施例においては、再生骨材への再生用添加剤の添加・混合をプレミキサ40にて予め済ませておくことができ、プラント本体4のミキサ26では各材料の投入待ち時間を減らせて効率よく再生アスファルト混合物を製造することが可能となる。また、再生骨材と再生用添加剤のみの量の少ない混合をプラント本体4のミキサ26と比較してやや小型のプレミキサ40にて混合するので、混合効率をあまり低下させることなく好適な混合が期待できる。
【実施例3】
【0032】
また、図3は、本発明の更に別の実施例を示すもので、基本構成は前記実施例1とほぼ同一としており、同一構成部分については同一番号を付して説明を省略する。本実施例においては、加熱した再生骨材を一時貯蔵する再生骨材貯蔵ビン16の再生骨材計量槽17の下位に、実施例1のベルトコンベヤ18に代えて投入シュート50を備えていると共に、該投入シュート50の近傍に再生用添加剤タンク28を備え、ポンプ30を介して再生用添加剤計量槽32に供給し、投入シュート50内を再生骨材が払い出されるタイミングにてポンプ34を駆動して、投入シュート50内を流下する再生骨材に向けて添加ノズル51より再生用添加剤を直接噴霧して添加するようにしている。なお、上記添加処理を実施例1のベルトコンベヤ18上を流下する再生骨材に向けて噴霧・添加するようにしても良い。
【0033】
こうして再生用添加剤が予め添加された再生骨材をプラント本体4のミキサ26に投入すると共に、前記同様に、新材計量槽24から新規骨材を、石粉計量槽25から石粉を順次払い出し、ミキサ26内に投入してドライミキシングを行い、最後にアスファルト計量槽31から新規アスファルトを払い出してミキサ26内に投入してウエットミキシングを行い、所定の再生アスファルト混合物を製造する。なお、実施例2のプレミキサ40の手前に投入シュート50を備え、プレミキサ40に投入される前の再生骨材に再生用添加剤を添加するようにしても良い。
【0034】
また、上記実施例におけるアスファルト製造プラント1は、本発明方法を説明するための装置の一例であり、何らこのような装置構造のものに限定するものではなく、要はミキサ内にて再生骨材、再生用添加剤、新規骨材、石粉、新規アスファルトを混合する全ての構造のものに適用されることは勿論である。
【0035】
また、本発明は、最初に再生骨材と再生用添加材をミキサ内に順次投入し、再生用添加剤を効果的に再生骨材中に混ぜ込ませることによって発明の目的達成を果たすものであり、それ以降の素材の投入順序を入れ替えたり、同時投入したり、また他の素材を使用したりできること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係るアスファルト混合物の製造方法を実施する装置例であるアスファルト混合物製造プラントの概略図である。
【図2】別の実施例の図1に相当する図である。
【図3】更に別の実施例の図1に相当する図である。
【図4】本発明に係るアスファルト混合物の製造方法におけるミキサへの素材投入順序を示す説明図である。
【図5】従来のアスファルト混合物の製造方法におけるミキサへの素材投入順序を示す説明図である。
【符号の説明】
【0037】
1…アスファルト混合物製造プラント 2…新材ドライヤ
3…再生ドライヤ 4…プラント本体
17…再生骨材計量槽 24…新材計量槽
25…石粉計量槽 26…ミキサ
31…アスファルト計量槽 32…再生用添加剤計量槽
40…プレミキサ 50…投入シュート
51…添加ノズル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生アスファルト混合物を製造する際に、加熱した再生骨材に再生用添加剤を添加・混合した後、新規骨材および新規アスファルトと混合することを特徴とする再生アスファルト混合物の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の再生アスファルト混合物の製造方法において、一つのミキサで、先ず、再生骨材への再生用添加剤の添加と混合を行い、その後、新規骨材および新規アスファルトを投入して混合することを特徴とする再生アスファルト混合物の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の再生アスファルト混合物の製造方法において、加熱した再生骨材を一時貯蔵する貯蔵ビンの下位または近傍に設けた第一のミキサで、再生骨材への再生用添加剤の添加と混合を行い、その後、別途設けた第二のミキサにて新規骨材および新規アスファルトと混合することを特徴とする再生アスファルト混合物の製造方法。
【請求項4】
請求項2または3のいずれかに記載の再生アスファルト混合物の製造方法において、再生骨材をミキサへ投入する投入部で、再生骨材への再生用添加剤の添加を行うことを特徴とする再生アスファルト混合物の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−100996(P2010−100996A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−270653(P2008−270653)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【出願人】(000226482)日工株式会社 (177)
【出願人】(390002185)大成ロテック株式会社 (90)
【Fターム(参考)】