説明

再生装置、印刷装置及び撮像装置

【課題】印刷できない記録媒体に誤って印刷してしまうことを防止できるようにする。
【解決手段】ディスクドライブ110に装着されているディスクが両面記録ディスクであるか否かを判別し、さらに、プリンタブルであるか否かを判別する。そして、両面記録ディスクである場合は、装着されているディスクが両面記録ディスクである旨の警告画面を表示し、片面記録ディスクであるがディスクプリンタブルでない場合は、プリントできないディスクである旨の警告画面を表示する。さらに、レーベル印刷済みであるか否かを判別し、レーベル印刷済みである場合は、ディスクが既にレーベル印刷されている旨の警告画面を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は再生装置、印刷装置、撮像装置、再生装置の制御方法、印刷装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体に関し、特に、レーベル印刷を行うために用いて好適な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラやデジタルビデオカメラとプリンタとを直接接続し、記録された静止画像を印刷するダイレクトプリント機能がすでに広く利用されている。一方、DVDビデオカメラやDVDビデオレコーダでは、ディスクに記録した動画像や静止画像を元にそのディスクのレーベル画像を作成する機能を有しているものもある。そして、そのディスクへレーベル画像を印刷するダイレクトレーベルプリント機能も知られている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2002−292939号公報
【特許文献2】特開2003−211793号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、DVDビデオカメラやDVDビデオレコーダなどの装置で利用される記録媒体は、記録媒体によって印刷できるものと印刷できないものとが存在する。例えばDVDの場合、一般にプリンタブルディスクと呼ばれる無地のディスクであれば印刷できるが、プリンタブル(印刷可能)でないディスクや予めレーベル面に文字等が記載されているディスクには印刷することができない。さらには、より大容量なディスクとして、両面とも記録面になっておりレーベル面のないディスクも広く使用されている。前記特許文献1または特許文献2に記載の技術では、印刷できない記録媒体が再生装置に装着されている場合でも、印刷できるものと印刷できないものとを区別できなかった。このため、印刷することができない記録媒体に誤って印刷して、記録媒体や印刷装置が故障してしまう恐れがあるという問題点があった。
【0005】
本発明は前述の問題点に鑑み、印刷できない記録媒体に誤って印刷してしまうことを防止できるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の再生装置は、プリンタと通信可能で、装着された記録媒体からデータを再生する再生装置であって、前記装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段によって生成された印刷データを前記プリンタに送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0007】
本発明の印刷装置は、装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段によって生成された印刷データを前記記録媒体の印字可能な面に印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明の撮像装置は、プリンタと通信可能で、装着された記録媒体からデータを再生する撮像装置であって、静止画像または動画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された静止画像または動画像を前記記録媒体に記録する記録手段と、前記装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段によって生成された印刷データを前記プリンタに送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の再生装置の制御方法は、プリンタと通信可能で、装着された記録媒体からデータを再生する再生装置の制御方法であって、前記装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別工程と、前記判別工程における判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成工程と、前記印刷データ生成工程において生成した印刷データを前記プリンタに送信する送信工程とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明の印刷装置の制御方法は、装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別工程と、前記判別工程における判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成工程と、前記印刷データ生成工程において生成した印刷データを前記記録媒体の印字可能な面に印刷する印刷工程とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明のプログラムは、プリンタと通信可能で、装着された記録媒体からデータを再生する再生装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別工程と、前記判別工程における判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成工程と、前記印刷データ生成工程において生成した印刷データを前記プリンタに送信する送信工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のプログラムの他の特徴とするところは、装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別工程と、前記判別工程における判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成工程と、前記印刷データ生成工程において生成した印刷データを前記記録媒体の印字可能な面に印刷する印刷工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0012】
本発明の記憶媒体は、前記の何れかに記載のプログラムを記憶したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別し、印字可能な面を有する記録媒体である場合に印刷データを生成してプリンタに送信するようにした。これにより、印刷できない記録媒体に誤って印刷してしまうことを防止することができるため、記録媒体や印刷装置が故障してしまうことを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、交換可能なディスクメディアに映像を記録するデジタルビデオカメラにおいて本発明を適用した例について説明する。
【0015】
図1は、本実施形態のデジタルビデオカメラの構成例を示すブロック図である。本実施形態のデジタルビデオカメラ100はプリンタ108と通信可能である。
図1において、映像データが記録されたディスクがディスクドライブ110に装着されると、ディスクI/O109に読み出された映像データはデコーダ101で展開され、RAM104内のバッファ領域に格納される。なお、映像データ以外の付随情報については、ディスクI/O109からそのままRAM104へ格納される。
【0016】
また、文字やイメージを画面に表示する場合は、FlashROM103に格納されたこれらのデータをマイコン102によりビットマップメモリ105に展開する。そして、ビットマップ回路112によって映像データの上に文字やイメージが重畳され、LCD/ラインアウト113へ出力されることにより、表示部であるLCD117に表示される。
【0017】
また、USB I/F107を介して接続されたプリンタ108を用いてダイレクトレーベルプリントを行う場合は、以下のような手順で行う。まず、RAM104上に格納された映像データ、及びFlashROM103に格納された文字やイメージのデータを元に、レーベル面のイメージをマイコン102により改めてRAM104上でレーベル画像データを構成する。そして、マイコン102が送信手段として機能し、このレーベル画像データをプリンタ108へ送信することによりプリンタ108側でレーベルプリントを行うことができる。このとき、利用者はディスクイジェクトスイッチ114を操作することにより、ディスクドライブ110からディスクを取り出してプリンタ108にセットする必要がある。
【0018】
また、利用者の操作はキーI/F106を介して行われる。さらに、デジタルビデオカメラ100は、カメラ部115及びエンコーダ116を備えている。撮影時は、カメラ部115から入力された映像データをエンコーダ116でエンコードし、ディスクI/O109を介してディスクドライブ110に装着されているディスクに記録する。
【0019】
さらに、本実施形態では、ダイレクトレーベルプリントを行うときに、ディスクドライブ110に装着されたディスクが、レーベル印刷が可能であるか(印字可能であるか)どうかを判別する。判別方法としては以下の4つの方法を用いることができ、組み合わせによって様々な状態を判別することができる。
【0020】
(1)ディスクに予め記録されている個体識別情報を用いて判別する。
(2)サーフェススキャナ111を用いてレーベル面の調査を行う。
(3)裏面用ピックアップを用いてレーベル面の調査を行う。
(4)ダイレクトレーベルプリントを実行する時に、プリント済みフラグをディスクに記録しておき、再度ダイレクトレーベルプリントを行う時には、このプリント済みフラグを確認する。
【0021】
1番目の方法は、使用前の未使用ディスクに予め印刷可否の個体識別情報が記録されている場合に、この個体識別情報を取得することによって印刷可能か否か判別する方法である。ところが、この方法は、ディスクの規格に印刷可否の個体識別情報が定義されている場合にのみ実現可能となる。
【0022】
例えばDVDでは、片面が記録面であり、逆側の面がレーベル面である片面記録ディスクのほかに、両面が記録面になっていて2倍の記録容量を備えた両面記録ディスクも存在する。そこで、片面記録ディスクか両面記録ディスクかの個体識別情報がディスクに予め記録されている場合は、少なくとも両面記録ディスクにはレーベル印刷不可と判別することができる。
【0023】
2番目の方法は、ディスクの表面調査専用のサーフェススキャナ111を用いて表面の材質や印刷状態を解析し、レーベル印刷が可能であるか否か判別する方法である。さらに、サーフェススキャナ111は、印刷状態を調査してレーベル印刷済みディスクであるか否かの調査も行うこともできる。
【0024】
3番目の方法は、ディスクドライブ110が両面記録ディスクを裏返さずに使用するための裏面用ピックアップを備えている場合に、裏面用ピックアップでデータを書き込むことまたは読み出すことができるか否かによって印刷可否を判別する方法である。裏面用ピックアップでデータを書き込むことまたは読み出すことができれば、そのディスクは両面記録ディスクであるので、レーベル印刷不可と判別することができる。
【0025】
4番目の方法は、ダイレクトレーベルプリントを実行するときに、プリント済みであることを示すフラグをディスクにデータとして記録しておき、フラグを判別する方法である。この方法を用いれば、誤ってもう一度レーベルプリントをしようとしたときには、そのフラグによってそのディスクがレーベル印刷済みであることを確認することができる。
【0026】
次に、レーベル印刷できないディスクがディスクドライブ110に格納されているときに、レーベル印刷できないことを利用者に示す方法について説明する。図4は、本実施形態における警告表示の一例を示す図であり、図5は、本実施形態において、ダイレクトレーベルプリントを行うまでの処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図5に示す各ステップは、マイコン102の制御によって行われる。また、ディスクの状態に関わらずメニュー項目「レーベル印刷」を含むメニュー画面401が表示されるものとする。
【0027】
まず、図5のステップS501において、利用者によりメニュー画面401で項目「レーベル印刷」が選択されることにより処理を開始する。次に、ステップS502において、ディスクドライブ110に装着されているディスクが両面記録ディスクであるか否かを、前述した(1)〜(3)のディスク判別方法のいずれかを用いて判別する。この判別の結果、両面記録ディスクである場合は、レーベル印刷できないため、ステップS503に進む。そして、装着されているディスクが両面記録ディスクである旨の警告画面(例えば、図4に示すような「両面記録ディスクです。レーベル印刷できません」という警告画面402)をLCD/ラインアウト113を介してLCD117に表示する。そして、ステップS513において、処理を終了する。
【0028】
一方、ステップS502の判別の結果、両面記録ディスクでない場合は、ステップS504に進む。そして、プリンタブル(印刷可能)なディスクであるか否かを、前述した(1)または(2)のディスク判別方法を用いて判別する。この判別の結果、プリンタブルなディスクでない場合は、レーベル印刷できないため、ステップS505に進む。そして、プリントできないディスクである旨の警告画面(例えば、図4に示すような「プリンタブルディスクではありません。レーベル印刷できません」という警告画面403)をLCD/ラインアウト113を介してLCD117に表示する。そして、ステップS513において、処理を終了する。
【0029】
一方、ステップS504の判別の結果、プリンタブルなディスクである場合は、ステップS506に進む。そして、ディスクがレーベル印刷済みであるか否かを、前述した(2)または(4)のディスク判別方法を用いて判別する。この判別の結果、レーベル印刷済みである場合は、レーベル印刷できないため、ステップS507に進む。そして、ディスクが既にレーベル印刷されている旨の警告画面(例えば、図4に示すような「レーベル印刷済みのディスクです」という警告画面404)をLCD/ラインアウト113を介してLCD117に表示する。そして、ステップS513において、処理を終了する。
【0030】
一方、ステップS506の判別の結果、ディスクがレーベル印刷されていない場合は、このディスクはレーベル印刷が可能であるため、ステップS508に進む。そして、マイコン102は印刷データ生成手段として機能し、ディスクに記録されている映像データを元にレーベル用印刷データを作成してRAM104上に保存する。この時、例えば、図8に示すようなレーベル画像を印刷するための設定を、利用者の操作に応じてマイコン102が行う。次に、ステップS509において、ディスクをプリンタ108にセットすることを促す案内(例えば、「ディスクを取り出してプリンタにセットしてください」など)をLCD117に表示する。
【0031】
次に、ステップS510において、利用者のキー操作によりレーベル用印刷データをプリンタ108へ転送することをキーI/F106を介して指示されたか否かを判断する。この判断の結果、レーベル用印刷データを転送することを指示されていない場合はそのまま待機し、レーベル用印刷データを転送することを指示された場合は、ステップS511に進む。
【0032】
次に、ステップS511において、RAM104上に保存されたレーベル用印刷データをUSB I/F107を介してプリンタ108へ転送を開始する。そして、ステップS512において、レーベル用印刷データの転送が終了したか否かを判断する。この判断の結果、転送が終了していない場合は転送が終了するまで待機し、転送が終了した場合は、ステップS513において、処理を終了する。
【0033】
これにより、ディスクドライブ110に装着されていたディスクを利用者がプリンタ108へセットしたときにレーベル用印刷データの転送が終わっている場合は、プリンタ108側でディスクのレーベル印刷を開始する。
【0034】
以上のように本実施形態においては、ディスクドライブ110に装着されているディスクが両面記録ディスクであるか否かを判別し、さらに、プリンタブルであるか否かを判別する。そして、両面記録ディスクである場合は、装着されているディスクが両面記録ディスクである旨の警告画面を表示し、片面記録ディスクであるがディスクプリンタブルでない場合は、プリントできないディスクである旨の警告画面を表示するようにした。さらに、レーベル印刷済みであるか否かを判別し、レーベル印刷済みである場合は、ディスクが既にレーベル印刷されている旨の警告画面を表示するようにした。これにより、印刷できないディスクに誤って印刷してしまうことを防止することができるため、ディスクやプリンタが故障してしまうことを防止することができる。
【0035】
(第2の実施形態)
本実施形態では、レーベル印刷できないディスクがディスクドライブに装着されているときに、レーベル印刷画面を表示しないようにすることにより、レーベル印刷できないことを利用者に示す方法について説明する。なお、本実施形態のデジタルビデオカメラの機能構成、及びディスクドライブに装着されたディスクが印刷可能であるか否かを判別する方法については第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
【0036】
図2は、本実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図であり、図3は、本実施形態において、メニュー画面を表示する手順の一例を示すフローチャートである。なお、図3に示す各ステップは、マイコン102の制御によって行われる。
まず、図3のステップS301において、利用者のキー操作によりメニュー画面の表示をキーI/F106を介して指示されたか否かを判断する。この判断の結果、メニュー画面の表示を指示されていない場合はそのまま待機し、メニュー画面の表示を指示された場合は、ステップS302に進む。
【0037】
次に、ステップS302において、USB I/F107を介してプリンタ108との接続が確立されているか否かを判断する。この判断の結果、プリンタ108との接続が確立されていない場合は、ステップS305に進む。そして、ステップS305において、レーベル印刷の設定画面への入り口となるメニュー項目「レーベル印刷」を含まないメニュー画面202をLCD/ラインアウト113を介してLCD117に表示し、処理を終了する。
【0038】
一方、ステップS302の判断の結果、プリンタ108との接続が確立されている場合は、ステップS303に進む。そして、ディスクドライブ110に装着されているディスクが印刷可能であるか否かを、第1の実施形態で前述した(1)〜(4)のディスク判別方法のいずれかの方法を用いて確認する。
【0039】
この確認の結果、印刷できないディスクである場合は、ステップS305に進む。一方、ステップS303の確認の結果、印刷可能なディスクである場合は、ステップS304に進む。そして、メニュー項目「レーベル印刷」を含むメニュー画面201をLCD/ラインアウト113を介してLCD117に表示し、処理を終了する。
【0040】
なお、レーベル用印刷データの生成処理及びプリンタ108への転送処理については、第1の実施形態の図5のステップS508〜S512までの処理と同様であるため、説明は省略する。
【0041】
以上のように本実施形態においては、ディスクドライブ110に装着されているディスクが印刷可能であるか否かを判別し、印刷可能でない場合は、メニュー項目「レーベル印刷」を含まないメニュー画面202を表示するようにした。これにより、印刷できないディスクに誤って印刷してしまうことを防止することができるため、ディスクやプリンタが故障してしまうことを防止することができる。
【0042】
(第3の実施形態)
本実施形態では、レーベル印刷できないディスクがディスクドライブに装着されているときに、印刷を続行するか否かを利用者に問い合わせることにより、レーベル印刷できないことを利用者に示す方法について説明する。なお、本実施形態のデジタルビデオカメラの機能構成、及びディスクドライブに装着されたディスクが印刷可能であるか否かを判別する方法については第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
【0043】
図6は、本実施形態におけるレーベル印刷の確認画面の一例を示す図であり、図7は、本実施形態において、ダイレクトレーベルプリントを行うまでの処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示す各ステップは、マイコン102の制御によって行われる。また、ディスクの状態に関わらずメニュー項目「レーベル印刷」を含むメニュー画面601が表示されるものとする。
【0044】
まず、図7のステップS701において、利用者によりメニュー画面601で項目「レーベル印刷」が選択されることにより処理を開始する。次に、ステップS702において、ディスクドライブ110に装着されているディスクが印刷可能であるか否かを、第1の実施形態で前述した(1)〜(4)のディスク判別方法のいずれかを用いて判別する。
【0045】
この判別の結果、ディスクが印刷不可である場合は、レーベル印刷を本当に行うのか否かを確認する画面(例えば、図6に示すような「このディスクにはレーベル印刷できません。続行しますか? はい/いいえ」という表示)をLCD117に表示する。具体的にはマイコン102は確認手段として機能し、レーベル印刷を本当に行うのか否かを確認する画面をLCD/ラインアウト113を介してLCD117に表示する。そして、利用者のキー操作によりレーベル印刷の続行をキーI/F106を介して指示されたか否かを判断する。
【0046】
この判断の結果、レーベル印刷の中断を指示された場合は、ステップS711に進み、印刷設定を中断して、処理を終了する。一方、ステップS703の判断の結果、レーベル印刷の続行を指示された場合は、ステップS704に進む。また、ステップS702の判断の結果、ディスクが印刷可能である場合も、ステップS704に進む。
【0047】
次に、ステップS704において、マイコン102は印刷データ生成手段として機能し、ディスクに記録されている映像データを元にレーベル用印刷データを作成してRAM104上に保存する。この時、例えば、図8に示すようなレーベル画像を印刷するための設定を、利用者の操作に応じてマイコン102が行う。そして、ステップS705において、ディスクが印刷可能であるか否かを再度確認する。この確認の結果、ディスクが印刷可能である場合は、ステップS706に進む。そして、ディスクをプリンタ108にセットすることを促す案内(例えば、「ディスクを取り出してプリンタにセットしてください」など)をLCD117に表示する。
【0048】
一方、ステップS705の確認の結果、ディスクが印刷不可である場合は、ステップS707に進む。そして、ディスクドライブ110に装着されているディスクとは異なる別のディスクに印刷するしかないため、印刷可能なディスクをセットすることを促す表示(例えば、「印刷可能なディスクをプリンタにセットしてください」など)を行う。
【0049】
次に、ステップS708において、利用者のキー操作によりレーベル用印刷データをプリンタ108へ転送することをキーI/F106を介して指示されたか否かを判断する。この判断の結果、レーベル用印刷データを転送することを指示されていない場合はそのまま待機し、レーベル用印刷データを転送することを指示された場合は、ステップS709に進む。
【0050】
次に、ステップS709において、RAM104上に保存されたレーベル用印刷データをUSB I/F107を介してプリンタ108へ転送を開始する。そして、ステップS710において、レーベル用印刷データの転送が終了したか否かを判断する。この判断の結果、転送が終了していない場合は転送が終了するまで待機し、転送が終了した場合は、ステップS711において、処理を終了する。
【0051】
これにより、印刷可能なディスクを利用者がプリンタ108へセットしたときにレーベル用印刷データの転送が終わっている場合は、プリンタ108側でディスクのレーベル印刷を開始する。
【0052】
以上のように本実施形態においては、ディスクドライブ110に装着されているディスクが印刷可能であるか否かを判別し、印刷可能でない場合は、レーベル印刷を本当に行うのか否かを利用者に対して確認する表示を行うようにした。これにより、印刷できないディスクに誤って印刷してしまうことを防止することができるため、ディスクやプリンタが故障してしまうことを防止することができる。
【0053】
(第4の実施形態)
第1〜第3の実施形態では、ディスクドライブ110に装着されたディスクが印刷可能であるか否かを判別して利用者に知らせる方法について説明した。一方、必要なデータをRAM上に作成する前に誤ってディスクをイジェクトする操作がなされてしまうと、印刷データが破棄されてしまったり、再度ディスクの挿入を必要とする場合があったりした。そこで本実施形態では、印刷データの作成が完了するまでディスクを取り出し可能な状態にする(イジェクトする)ことを禁止する例について説明する。
【0054】
なお、本実施形態のデジタルビデオカメラの機能構成、ディスクドライブに装着されたディスクが印刷可能であるか否かを判別する方法、及びレーベル印刷できないことを利用者に示す方法については第1及び第2の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
【0055】
図9は、本実施形態において、印刷可能なディスクにダイレクトレーベルプリントを行うまでの処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示す各ステップは、マイコン102の制御によって行われる。
まず、図9のステップS901において、第1の実施形態で説明した(1)〜(4)のディスク判別方法の何れかを用いて印刷可能と判別されることにより、レーベル印刷設定処理を開始する。
【0056】
次に、ステップS902において、マイコン102は禁止手段として機能し、ディスクイジェクトスイッチ114からキーI/F106を介して入力される信号を無効にする設定を行い、ディスクのイジェクトを禁止する。次に、ステップS903において、マイコン102は、例えば、図8に示すようなレーベル画像を印刷するために、画面のユーザーインターフェイスに従って利用者の操作に応じて、動画像や静止画像を選択してレーベル画像の構成を設定する。
【0057】
次に、ステップS904において、マイコン102は印刷データ生成手段として機能し、ステップS903で設定された構成でレーベル用印刷データを作成するために、ディスクから読み出した画像データを加工して、RAM104上に保存する。そして、ステップS905において、レーベル用印刷データの作成が終了したか否かを判断する。この判断の結果、終了していない場合は終了するまで待機し、終了した場合は、ステップS906に進む。
【0058】
次に、ステップS906において、マイコン102は、ディスクイジェクトスイッチ114からキーI/F106を介して入力される信号を無効にする設定を解除し、ディスクのイジェクトの禁止を解除する。なお、本実施形態では、レーベル用印刷データの生成が終了した時点でイジェクトの禁止を解除しているが、ディスクから映像データ等を読み出す処理が完了した時点で、イジェクトの禁止を解除してもよい。
【0059】
そして、ステップS907において、ディスクをプリンタ108にセットすることを促す案内(例えば、「ディスクを取り出してプリンタにセットしてください」など)をLCD117に表示する。なお、案内を表示した時に、マイコン102の制御により、ディスクをイジェクトするようにしてもよい。
【0060】
次に、ステップS908において、利用者のキー操作によりレーベル用印刷データをプリンタ108へ転送することをキーI/F106を介して指示されたか否かを判断する。この判断の結果、レーベル用印刷データを転送することを指示されていない場合はそのまま待機し、レーベル用印刷データを転送することを指示された場合は、ステップS909に進む。
【0061】
次に、ステップS909において、RAM104上に保存されたレーベル用印刷データをUSB I/F107を介してプリンタ108へ転送を開始する。そして、ステップS910において、レーベル用印刷データの転送が終了したか否かを判断する。この判断の結果、転送が終了していない場合は転送が終了するまで待機し、転送が終了した場合は、ステップS911において、処理を終了する。
【0062】
これにより、ディスクドライブ110に装着されていたディスクを利用者がプリンタ108へセットしたときにレーベル用印刷データの転送が終わっている場合は、プリンタ108側でディスクのレーベル印刷を開始する。
【0063】
以上のように本実施形態においては、利用者の誤操作を防止することができるため、誤ってディスクのイジェクト操作が行われて印刷情報が破棄されることがなくなり、レーベル印刷の利便性を高めることができる。
【0064】
(本発明に係る他の実施形態)
第1〜第4の実施形態では、デジタルビデオカメラ100からプリンタ108にレーベル用印刷データを転送してレーベル印刷を行う例について説明したが、デジタルビデオカメラとプリンタとが一体となった装置に本発明を適用してもよい。この場合、レーベル用印刷データを作成した後に、ディスクをプリンタにセットする必要がなく、さらにはレーベル用印刷データの転送も不要である。すなわち、レーベル用印刷データを作成した後に、印刷指示を行うことにより、レーベル画像をディスクに印刷することができる。また、第4の実施形態で説明したように、ディスクのイジェクトを禁止する場合は、印刷処理が終了するまでディスクのイジェクトを禁止するようにする。
【0065】
前述した本発明の実施形態における再生装置、印刷装置及び撮像装置を構成する各手段、並びに再生装置の制御方法及び印刷装置の制御方法の各工程は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
【0066】
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0067】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図3、5、7、9に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する場合も含む。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0068】
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0069】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
【0070】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。さらに、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
【0071】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する方法がある。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0072】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0073】
また、その他の方法として、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0074】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0075】
さらに、その他の方法として、まず記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態において、印刷不可のディスクが装着されている時にレーベル印刷画面へ入れないようにしたときの画面遷移を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態において、メニュー画面を表示する手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態において、印刷不可のディスクが装着されている時の画面遷移を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態において、ダイレクトレーベルプリントを行うまでの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態において、印刷不可のディスクが装着されている時に印刷を続行するか否かを利用者に問い合わせるときの画面遷移を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施形態において、ダイレクトレーベルプリントを行うまでの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施形態において、ディスクに印刷するレーベル画像の一例を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施形態において、ディスクのイジェクトを禁止してダイレクトレーベルプリントを行うまでの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0077】
100 デジタルビデオカメラ
101 デコーダ
102 マイコン
103 FlashROM
104 RAM
105 ビットマップメモリ
106 キーI/F
107 USB I/F
108 プリンタ
109 ディスクI/O
110 ディスクドライブ
111 サーフェススキャナ
112 ビットマップ回路
113 LCD/ラインアウト
114 ディスクイジェクトスイッチ
115 カメラ部
116 エンコーダ
117 LCD

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリンタと通信可能で、装着された記録媒体からデータを再生する再生装置であって、
前記装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
前記印刷データ生成手段によって生成された印刷データを前記プリンタに送信する送信手段とを有することを特徴とする再生装置。
【請求項2】
前記判別手段は、さらに前記印字可能な面が印刷されていない面であるか否かを判別し、
前記印刷データ生成手段は、前記判別手段による判別の結果、前記印字可能な面が印刷されていない面である場合に印刷データを生成することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項3】
前記判別手段は、前記記録媒体の印刷可否を示す個体識別情報を前記記録媒体から取得することによって判別を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の再生装置。
【請求項4】
前記判別手段は、前記記録媒体の表面の材質または印刷状態を調査することによって判別を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の再生装置。
【請求項5】
前記判別手段は、前記印字可能な面が印刷済みであるか否かを示すフラグを前記記録媒体から読み出すことによって判別を行うことを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
【請求項6】
前記再生装置は、前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有していない記録媒体である場合は、前記プリンタに印刷データを送信しないようにすることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の再生装置。
【請求項7】
前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有していない記録媒体である場合に、印刷ができないことを示す警告を表示部に表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の再生装置。
【請求項8】
前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有していない記録媒体である場合に、前記印刷データ生成手段による生成処理を行うか否かを利用者に確認する確認手段を有することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の再生装置。
【請求項9】
前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体からデータの再生が終了するまで、前記装着された記録媒体を取り出し可能な状態にすることを禁止する禁止手段を有することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の再生装置。
【請求項10】
装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
前記印刷データ生成手段によって生成された印刷データを前記記録媒体の印字可能な面に印刷する印刷手段とを有することを特徴とする印刷装置。
【請求項11】
前記判別手段は、さらに前記印字可能な面が印刷されていない面であるか否かを判別し、
前記印刷データ生成手段は、前記判別手段による判別の結果、前記印字可能な面が印刷されていない面である場合に印刷データを生成することを特徴とする請求項10に記載の印刷装置。
【請求項12】
前記判別手段は、前記記録媒体の印刷可否を示す個体識別情報を前記記録媒体から取得することによって判別を行うことを特徴とする請求項10または11に記載の印刷装置。
【請求項13】
前記判別手段は、前記記録媒体の表面の材質または印刷状態を調査することによって判別を行うことを特徴とする請求項10または11に記載の印刷装置。
【請求項14】
前記判別手段は、前記印字可能な面が印刷済みであるか否かを示すフラグを前記記録媒体から読み出すことによって判別を行うことを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
【請求項15】
前記印刷データ生成手段は、前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有していない記録媒体である場合は、印刷データを生成しないようにすることを特徴とする請求項10〜14の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項16】
前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有していない記録媒体である場合に、印刷ができないことを示す警告を表示部に表示する表示手段を有することを特徴とする請求項10〜15の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項17】
前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有していない記録媒体である場合に、前記印刷データ生成手段による生成処理を行うか否かを利用者に確認する確認手段を有することを特徴とする請求項10〜15の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項18】
前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記印刷手段による印刷処理が終了するまで、前記装着された記録媒体を取り出し可能な状態にすることを禁止する禁止手段を有することを特徴とする請求項10〜17の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項19】
プリンタと通信可能で、装着された記録媒体からデータを再生する撮像装置であって、
静止画像または動画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された静止画像または動画像を前記記録媒体に記録する記録手段と、
前記装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
前記印刷データ生成手段によって生成された印刷データを前記プリンタに送信する送信手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項20】
プリンタと通信可能で、装着された記録媒体からデータを再生する再生装置の制御方法であって、
前記装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別工程と、
前記判別工程における判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成工程と、
前記印刷データ生成工程において生成した印刷データを前記プリンタに送信する送信工程とを有することを特徴とする再生装置の制御方法。
【請求項21】
装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別工程と、
前記判別工程における判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成工程と、
前記印刷データ生成工程において生成した印刷データを前記記録媒体の印字可能な面に印刷する印刷工程とを有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
【請求項22】
プリンタと通信可能で、装着された記録媒体からデータを再生する再生装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別工程と、
前記判別工程における判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成工程と、
前記印刷データ生成工程において生成した印刷データを前記プリンタに送信する送信工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項23】
装着された記録媒体が、印字可能な面を有する記録媒体であるか否かを判別する判別工程と、
前記判別工程における判別の結果、前記装着された記録媒体が印字可能な面を有する記録媒体である場合に、前記装着された記録媒体に記録されているデータを再生して、前記記録媒体にレーベル印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成工程と、
前記印刷データ生成工程において生成した印刷データを前記記録媒体の印字可能な面に印刷する印刷工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項24】
請求項22または23に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−100038(P2009−100038A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−266848(P2007−266848)
【出願日】平成19年10月12日(2007.10.12)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】