説明

分子およびそのキメラ分子

本発明は一般的に、タンパク質、診断、治療、および栄養の分野に関する。より詳しくは、本発明は、一つもしくは複数の薬理学的特質を示す、それらに関連する、またはその基礎を形成する測定可能な生理化学的パラメータのプロフィールを有する、G-CSF、IL-11、IL-6、LIFのようなIL-6タンパク質ファミリーにおける、もしくはそれらに関連する単離タンパク質分子、またはタンパク質分子の少なくとも一部を含むそのキメラ分子を提供する。本発明は、一連の診断、予防、治療、栄養、および/または研究応用に単離タンパク質またはそのキメラ分子を用いることをさらに企図する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定可能な生理化学的パラメータのプロフィールを含む単離タンパク質であって、該プロフィールが一つまたは複数の特有の薬理学的特質を示すか、それに関連するか、またはその基礎を形成し、該単離タンパク質が多数の測定可能な生理化学的パラメータ{[Px]1、[Px]2、....[Px]n}を含む生理化学的プロフィールを含み、ここでPxは、測定可能な生理化学的パラメータを表し、「n」は≧1の整数であり、[Px]1〜[Px]nのそれぞれは、異なる測定可能な生理化学的パラメータであり、測定可能な生理化学的特徴の任意の一つの値、または一つより多い測定可能な一連の生理化学的特徴の値は、特有の薬理学的特質Tyまたは一連の特有の生理化学的特質{[Ty]1、[Ty]2、 ....[Ty]m}を示すか、それに関連するか、またはその基礎を形成し、Tyは特有の薬理学的特質を表し、mは≧1の整数であり、[Ty]1〜[Ty]mのそれぞれは、異なる薬理学的特質であり、単離タンパク質が G-CSF、IL-11、IL-6、およびLIFを含む群から選択される、単離タンパク質。
【請求項2】
表2に記載される一つまたは複数の測定可能な生理化学的パラメータを含む、請求項1記載の単離タンパク質。
【請求項3】
表3に記載される一つまたは複数の特有の薬理学的特質を含む、請求項1記載の単離タンパク質。
【請求項4】
一つまたは複数のペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質部分に融合した、請求項1記載の単離タンパク質またはその断片を含むキメラ分子。
【請求項5】
ペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質部分が、ヒト免疫グロブリンの定常領域(Fc)またはフレームワーク領域を含む、請求項4記載のキメラ分子。
【請求項6】
G-CSF-Fc、IL-11-Fc、IL-6-Fc、およびLIF-Fcを含む群から選択される、請求項4記載のキメラ分子。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項記載の単離タンパク質またはキメラ分子を含む薬学的組成物。
【請求項8】
請求項1〜3のいずれか一項記載の単離タンパク質、請求項4〜6のいずれか一項記載のキメラ分子、または請求項7記載の薬学的組成物の有効量を、哺乳動物被験体に投与する段階を含み、タンパク質の量または活性を増加させることによって状態が改善されうる、哺乳動物被験体における状態を処置または予防する方法。
【請求項9】
SEQ ID NO:31、41、51、59、63、65、および67からなる一覧より選択されるヌクレオチド配列、上記一覧の配列のいずれか一つと少なくとも約90%の同一性を有するヌクレオチド配列、または上記の配列もしくはその相補性型のいずれか一つと高ストリンジェンシー条件でハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列。
【請求項10】
SEQ ID NO:31、41、51、59、63、65、および67からなる一覧より選択されるヌクレオチド配列、上記一覧の配列のいずれか一つと少なくとも約90%の同一性を有するヌクレオチド配列、または上記の配列もしくはその相補性型のいずれか一つと高ストリンジェンシー条件でハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列によってコードされる単離タンパク質またはキメラ分子。
【請求項11】
最適なアラインメント後に、SEQ ID NO:31、41、51、59、63、65、および67と少なくとも90%の類似性を有するヌクレオチド配列、および/または高ストリンジェンシー条件でSEQ ID NO:31、41、51、59、63、65、および67もしくはその相補性型の一つもしくは複数とハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を含む、タンパク質、キメラ分子、またはその機能的部分をコードする単離核酸分子。
【請求項12】
SEQ ID NO:32、42、52、60、64、66、および68の一つもしくは複数に実質的に記載されたアミノ酸配列、または最適なアラインメント後にSEQ ID NO:32、42、52、60、64、66、および68の一つもしくは複数と少なくとも約90%の類似性を有するアミノ酸配列を有するタンパク質またはキメラ分子をコードするヌクレオチド配列を含む単離核酸分子。
【請求項13】
(a)固相支持体マトリクス;(b)請求項1〜3のいずれか一項記載のヒトタンパク質または請求項4〜6のいずれか一項記載のキメラ分子に対する一つもしくは複数の抗体;(c)ブロッキング溶液;(d)一つまたは複数の基質保存溶液;(e)基質緩衝溶液;(f)標準ヒトタンパク質試料またはキメラ分子試料;および(g)使用説明書、を含む、生物学的調製物に存在するヒト細胞発現ヒトタンパク質またはキメラ分子のレベルを決定するためのキット。
【請求項14】
標準ヒトタンパク質試料またはキメラ分子試料が、請求項2もしくは3のいずれか一項記載の単離タンパク質または請求項4記載のキメラ分子の調製物である、請求項13記載のキット。
【請求項15】
そのまたはそれぞれの抗体が、請求項2もしくは3のいずれか一項記載の単離タンパク質または請求項4記載のキメラ分子を含む調製物による哺乳動物の免疫化に由来する、請求項13または14記載のキット。
【請求項16】
ヒト細胞発現ヒトタンパク質が、天然に存在するヒトG-CSF、IL-11、IL-6、およびLIFである、請求項13〜15のいずれか一項記載のキット。

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公表番号】特表2008−532490(P2008−532490A)
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−554383(P2007−554383)
【出願日】平成17年11月11日(2005.11.11)
【国際出願番号】PCT/AU2005/001730
【国際公開番号】WO2006/086822
【国際公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(504439090)アポロ ライフ サイエンシズ リミテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】APOLLO LIFE SCIENCES LIMITED
【Fターム(参考)】