分泌及び膜貫通ポリペプチドとそれをコードする核酸
【課題】新規なポリペプチド、及びこれらのポリペプチドをコードする核酸分子を提供する。
【解決手段】PRO9830ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含んでなる単離された核酸分子からなる。また、この核酸配列を含むベクター及び宿主細胞、異種ポリペプチド配列と融合したPRO9830ポリペプチドを含むキメラポリペプチド分子、PRO9830ポリペプチドに結合する抗体及びPRO9830ポリペプチドを生成するための方法からなる。
【解決手段】PRO9830ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含んでなる単離された核酸分子からなる。また、この核酸配列を含むベクター及び宿主細胞、異種ポリペプチド配列と融合したPRO9830ポリペプチドを含むキメラポリペプチド分子、PRO9830ポリペプチドに結合する抗体及びPRO9830ポリペプチドを生成するための方法からなる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
図24 (配列番号:24)に示すアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項2】
図23 (配列番号:23)に示すヌクレオチド配列からなる群から選択されるヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項3】
図23 (配列番号:23)に示されるヌクレオチド配列の全長コード配列からなる群から選択されるヌクレオチド配列に対して少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項4】
ATCC登録番号PTA−2396のもとに寄託されたDNAの全長コード配列に対して少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項5】
請求項1の核酸を含むベクター。
【請求項6】
請求項5のベクターを含む宿主細胞。
【請求項7】
前記細胞がCHO細胞である請求項6の宿主細胞。
【請求項8】
前記細胞が大腸菌である請求項6の宿主細胞。
【請求項9】
前記細胞が酵母菌である請求項6の宿主細胞。
【請求項10】
PROポリペプチドの発現に適した条件で請求項6の宿主細胞を培養し、細胞培地からPROポリペプチドを回収することを含むPROポリペプチドの生成方法。
【請求項11】
図24 (配列番号:24)に示されるアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項12】
ATCC登録番号PTA−2396のもとに寄託されたDNAの全長コード配列によりコードされるアミノ酸配列に対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリぺプチド。
【請求項13】
異種アミノ酸配列に融合した請求項11に記載のポリペプチドを含むキメラ分子。
【請求項14】
前記異種アミノ酸配列がエピトープタグ配列である、請求項13のキメラ分子。
【請求項15】
前記異種アミノ酸配列が免疫グロブリンのFc領域である、請求項13のキメラ分子。
【請求項16】
請求項11に記載のポリペプチドに特異的に結合する抗体。
【請求項17】
前記抗体がモノクローナル抗体、ヒト化抗体又は一本鎖抗体である、請求項16の抗体。
【請求項18】
(a) 関連するシグナルペプチドを欠く図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(b)関連するシグナルペプチドを有する図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドの細胞外ドメインをコードするヌクレオチド配列;又は
(c)関連するシグナルペプチドを欠く図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドの細胞外ドメインをコードするヌクレオチド配列:
に対して少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項19】
(a)関連するシグナルペプチドを欠く図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドのアミノ酸配列;
(b)関連するシグナルペプチドを有する図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列;又は
(c)関連するシグナルペプチドを欠く図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列:
に対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項20】
哺乳動物中の腫瘍の存在を検出する方法であって、PRO9830ポリペプチドの発現のレベルを(a)前記哺乳動物から得られた細胞の試験試料と(b)同細胞型の正常細胞のコントロール試料において比較することを含み、コントロール試料に比較して前記試験試料での高い発現のレベルが前記哺乳動物中の腫瘍の存在を示す方法。
【請求項21】
前記腫瘍が、肺腫瘍、大腸腫瘍、乳房腫瘍、前立腺腫瘍、直腸腫瘍、又は肝腫瘍である、請求項20の方法。
【請求項22】
図23 (配列番号:23)に示すヌクレオチド配列から誘導されるオリゴヌクレオチドプローブ。
【請求項1】
図24 (配列番号:24)に示すアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項2】
図23 (配列番号:23)に示すヌクレオチド配列からなる群から選択されるヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項3】
図23 (配列番号:23)に示されるヌクレオチド配列の全長コード配列からなる群から選択されるヌクレオチド配列に対して少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項4】
ATCC登録番号PTA−2396のもとに寄託されたDNAの全長コード配列に対して少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項5】
請求項1の核酸を含むベクター。
【請求項6】
請求項5のベクターを含む宿主細胞。
【請求項7】
前記細胞がCHO細胞である請求項6の宿主細胞。
【請求項8】
前記細胞が大腸菌である請求項6の宿主細胞。
【請求項9】
前記細胞が酵母菌である請求項6の宿主細胞。
【請求項10】
PROポリペプチドの発現に適した条件で請求項6の宿主細胞を培養し、細胞培地からPROポリペプチドを回収することを含むPROポリペプチドの生成方法。
【請求項11】
図24 (配列番号:24)に示されるアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項12】
ATCC登録番号PTA−2396のもとに寄託されたDNAの全長コード配列によりコードされるアミノ酸配列に対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリぺプチド。
【請求項13】
異種アミノ酸配列に融合した請求項11に記載のポリペプチドを含むキメラ分子。
【請求項14】
前記異種アミノ酸配列がエピトープタグ配列である、請求項13のキメラ分子。
【請求項15】
前記異種アミノ酸配列が免疫グロブリンのFc領域である、請求項13のキメラ分子。
【請求項16】
請求項11に記載のポリペプチドに特異的に結合する抗体。
【請求項17】
前記抗体がモノクローナル抗体、ヒト化抗体又は一本鎖抗体である、請求項16の抗体。
【請求項18】
(a) 関連するシグナルペプチドを欠く図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;
(b)関連するシグナルペプチドを有する図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドの細胞外ドメインをコードするヌクレオチド配列;又は
(c)関連するシグナルペプチドを欠く図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドの細胞外ドメインをコードするヌクレオチド配列:
に対して少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項19】
(a)関連するシグナルペプチドを欠く図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドのアミノ酸配列;
(b)関連するシグナルペプチドを有する図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列;又は
(c)関連するシグナルペプチドを欠く図24 (配列番号:24)に示されるポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列:
に対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項20】
哺乳動物中の腫瘍の存在を検出する方法であって、PRO9830ポリペプチドの発現のレベルを(a)前記哺乳動物から得られた細胞の試験試料と(b)同細胞型の正常細胞のコントロール試料において比較することを含み、コントロール試料に比較して前記試験試料での高い発現のレベルが前記哺乳動物中の腫瘍の存在を示す方法。
【請求項21】
前記腫瘍が、肺腫瘍、大腸腫瘍、乳房腫瘍、前立腺腫瘍、直腸腫瘍、又は肝腫瘍である、請求項20の方法。
【請求項22】
図23 (配列番号:23)に示すヌクレオチド配列から誘導されるオリゴヌクレオチドプローブ。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【図124】
【図125】
【図126】
【図127】
【図128】
【図129】
【図130】
【図131】
【図132】
【図133】
【図134】
【図135】
【図136】
【図137】
【図138】
【図139】
【図140】
【図141】
【図142】
【図143】
【図144】
【図145】
【図146】
【図147】
【図148】
【図149】
【図150】
【図151】
【図152】
【図153】
【図154】
【図155】
【図156】
【図157】
【図158】
【図159】
【図160】
【図161】
【図162】
【図163】
【図164】
【図165】
【図166】
【図167】
【図168】
【図169】
【図170】
【図171】
【図172】
【図173】
【図174】
【図175】
【図176】
【図177】
【図178】
【図179】
【図180】
【図181】
【図182】
【図183】
【図184】
【図185】
【図186】
【図187】
【図188】
【図189】
【図190】
【図191】
【図192】
【図193】
【図194】
【図195】
【図196】
【図197】
【図198】
【図199】
【図200】
【図201】
【図202】
【図203】
【図204】
【図205】
【図206】
【図207】
【図208】
【図209】
【図210】
【図211】
【図212】
【図213】
【図214】
【図215】
【図216】
【図217】
【図218】
【図219】
【図220】
【図221】
【図222】
【図223】
【図224】
【図225】
【図226】
【図227】
【図228】
【図229】
【図230】
【図231】
【図232】
【図233】
【図234】
【図235】
【図236】
【図237】
【図238】
【図239】
【図240】
【図241】
【図242】
【図243】
【図244】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
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【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
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【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
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【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
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【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
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【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
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【図75】
【図76】
【図77】
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【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
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【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
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【図90】
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【図92】
【図93】
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【図96】
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【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
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【図109】
【図110】
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【図113】
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【図116】
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【図131】
【図132】
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【図137】
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【図139】
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【図200】
【図201】
【図202】
【図203】
【図204】
【図205】
【図206】
【図207】
【図208】
【図209】
【図210】
【図211】
【図212】
【図213】
【図214】
【図215】
【図216】
【図217】
【図218】
【図219】
【図220】
【図221】
【図222】
【図223】
【図224】
【図225】
【図226】
【図227】
【図228】
【図229】
【図230】
【図231】
【図232】
【図233】
【図234】
【図235】
【図236】
【図237】
【図238】
【図239】
【図240】
【図241】
【図242】
【図243】
【図244】
【公開番号】特開2007−49999(P2007−49999A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−266069(P2006−266069)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【分割の表示】特願2002−501551(P2002−501551)の分割
【原出願日】平成13年6月1日(2001.6.1)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【分割の表示】特願2002−501551(P2002−501551)の分割
【原出願日】平成13年6月1日(2001.6.1)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
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