説明

切符スタイル発着時刻図の表示方法

【課題】 交通機関の案内表示を、終着駅までの経路、停車駅の発着時刻、座席情報、運行に係わる記号情報、および車両編成の状況、また緊急時の記事情報等を見やすい形で液晶画面に表示した切符スタイルの発着時刻図を提供する。
【解決手段】 外側を外周する停車駅ブロック欄と、その中央部に電車ブロック欄をつり、停車駅ブロック欄と電車ブロック欄の中間のスペースに電車情報欄をもうけ、三つの構造を基本とした時刻図を作成し、停車駅ブロック欄および電車ブロック欄に、駅名、発着時刻、列車名、座席情報、発着ホーム情報等をつくり、電車情報欄には、ライン名、記号番号、記事情報等を表示し、電車運行ブロックの位置を自由に移動させて液晶画面に多様な表示をする切符スタイルの交通機関発着時刻図である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電車発着時刻図の電車運行ブロックを、自由に位置移動させて表示する、切符スタイルの交通機関発着時刻図に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電車発着情報の案内表示は、駅関連施設内において、電光掲示あるいは、液晶画面にて掲示されている。また、合板ボード、蛍光灯表示板、プラスチック、紙ベース等で印刷塗装加工し、専用の掲示板上に表示されている。電車情報は当該駅の発車順に、上から下に向って横並びに表示されている。表示内容は、ライン名、電車種別、車両数、終着駅、発着時刻、発着ホームの案内等で構成されている。
【0003】
電車情報案内の役わりは、交通機関を使う多くの人が利用するので、的確な交通機関情報を、明るく見やすく、気持ちよく目的駅へ導く総合情報掲示板でなくてはならない。
【特許文献1】
【特許文献2】
【非特許文献1】
【非特許文献2】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の電車案内表示は、横一列に並んだ横並び表示になっているので、終着駅までの経路、停車駅の発着時刻、座席情報の表示ならびに運行に係わる電車案内の記号情報、車両編成の状況表示が困難となっている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、このような点に鑑みて成されたものであり、その目的は、終着駅までの経路、停車駅の発着時刻、座席情報、電車記号情報を表示し、また車両編成の状況をもうけ、液晶画面を使って視覚化する。切符スタイルの表示方法により、電車情報が見やすく、内容も豊富にし、安心で明るく、より快適に利用してもらうための交通機関発着時刻図である。
【発明の効果】
【0006】
イ、ヨコ軸線上に並んだ線的表示の情報を整理して、切符スタイルの面的情報に変換して表示するので情報量も多くなり、明るく、見やすい。
ロ、切符スタイル表示の中に、出発終着駅時刻情報とともに、途中停車駅の発着時刻が列車進行のスタイルで表示するため情報が豊かになり分かりやすい。
ハ、電車単位の情報を、自由に位置移動することで多様な表現形態がとれる。
ニ、電車運行に関する変更、修正、挿入が瞬時に出来る。
ホ、パソコンのカラー機能を活用するので、色彩的にも多彩になる。
ヘ、液晶モニター画面があれば、スピーディーに切符スタイル発着時刻図の表示が容易である。
ト、電車運行ブロックのなかに、緊急時の情報を含めた多彩なお知らせ情報があるので、緊急時に対する対応も的確に発信でき、駅に対する信頼度が高まる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下に、パソコンエクセル機能を活用した切符スタイル時刻図の作成方法を、実際にそった形で詳細に説明したい。
【0008】
全体の構成は三つの画面から成り立っている。
イ、電車運行図画面(1)、電車入力図画面(2)である。
ロ、電車運行図画面(1)は、液晶ディスプレーに表示し、転送印刷加工等で実際に利用される画面である。
ハ、電車入力図画面は(2)、電車運行図画面(1)の情報を入力する画面である。
【0009】
電車運行図画面(1)の作成と意味。
イ、エクセル上に、停車駅情報を表示するための、停車駅ブロック(3)を一つ作る。
ロ、停車駅ブロック(3)を左上隅より適宜に並べる。停車駅発着数に必要な数だけ作成する。つぎに、コの字型になるように並べると停車駅表示欄(4)ができる。
ハ、停車駅表示欄(4)の中心部のスペースを使って、電車ブロック(5)を一つ作る。
ニ、停車駅表示欄(4)と電車ブロック(5)の中間のスペースを使って、電車情報欄(6)をつくる。
ホ、停車駅表示欄(4)と電車ブロック(5)と電車情報欄(6)を一つの構造とした電車運行ブロック(7)ができる。
ヘ、電車運行ブロック(7)をヨコサイド及びタテサイドに、画面の大きさに合わせて必要な数だけ並べて作ると、集合した電車運行ブロックができる。この画面が、電車運行図画面(1)である。
ト、電車運行図画面(1)の電車運行ブロック(7)は、適宜に位置移動して、表示スタイルを組みかえることができる。
チ、電車運行図画面(1)が1ページに完成した。
【0010】
電車入力図画面(2)の作成と意味。
イ、1ページに表示された電車運行図画面(1)全体を、右隣のページに一括コピー転写する。各電車運行ブロック(7)の外側罫線部分のみを残し、中のすべての情報を削除する。この画面が電車入力図画面になる。
ロ、電車入力図画面(2)の左上隅にある、外枠のみのスペースが、入力運行ブロック(8)の入力スペースになる。ここに、停車駅表示欄(4)、電車ブロック(5)、電車情報欄(6)の各電車運行に係わる情報が納まるように、適宜に入力しやすい整理したブロックを作り、必要な情報を入力すると、入力運行ブロック(8)ができる。
ハ、スペースとなっている他の入力運行ブロック(9)にも同様のコピー処理をする。
ニ、電車入力図画面(2)が2ページに完成する。
【0011】
電車運行図画面(1)の反映と意味
イ、電車運行図画面(1)内の、左上隅の電車運行ブロック(7)を選び、停車駅ブロック(3)、電車ブロック(4)、電車情報欄の全情報を、入力運行ブロック(9)に、パソコン機能を使ってイコールで連絡させると、情報伝達された電車運行ブロック(7)が完成する。連結済みの電車運行ブロック(7)を使って、未連絡の、他の電車運行ブロック(7)にも、それぞれ一括転写する。
ロ、電車運行図画面(1)と電車入力図画面(2)が連動することにより、電車入力図画面(2)内のすべての情報がダイレクトに電車運行図画面(1)に反映する。
ハ、以上で、電車入力図画面を反映した電車運行図画面(1)が完成した。
【実施例1】
【0012】
電車運行図画面(1)
【実施例2】
【0013】
電車入力図画面(2)
【実施例3】
【0014】
停車駅ブロック(3)
【実施例4】
【0015】
停車駅表示欄(4)
【実施例5】
【0016】
電車ブロック(5)
【実施例6】
【0017】
電車情報欄(6)
【実施例7】
【0018】
電車運行ブロック(7)
【実施例8】
【0019】
入力運行ブロック(8)
【実施例9】
【0020】
イ 表示スタイル(電車運行図画面)
【実施例10】
【0021】
ロ 表示スタイル(電車運行図画面)
【実施例11】
【0022】
ハ 表示スタイル(電車運行図画面)
【実施例12】
【0023】
ニ 表示スタイル(電車運行図画面)
【実施例13】
【0024】
ホ 表示スタイル(電車運行図画面)
【実施例14】
【0025】
ヘ 表示スタイル(電車運行図画面)
【実施例15】
【0026】
ト 表示スタイル(電車運行図画面)
【実施例16】
【0021】
チ 表示スタイル(電車運行図画面)
【実施例17】
【0021】
リ 表示スタイル(電車運行図画面)
【実施例18】
【0022】
ヌ 表示スタイル(電車運行図画面)
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の電車運行ブロック図
【図2】本発明の電車入力ブロック図
【図3】本発明の電車運行図画面
【図4】本発明の電車入力図画面
【符号の説明】
【0024】
1 電車運行図画面
2 電車入力図画面
3 停車駅ブロック
4 停車駅表示欄
5 電車ブロック
6 電車情報表示欄
7 電車運行ブロック
8 電車入力ブロック
【実施例1】
【0012】
1 電車運行図画面

【実施例2】
【0013】
2 電車入力図画面

【実施例3】
【0014】
3 停車駅ブロック

【実施例4】
【0015】
4 停車駅表示欄

【実施例5】
【0016】
5 電車ブロック

【実施例6】
【0017】
6 電車情報表示欄

【実施例7】
【0018】
7 電車運行ブロック

【実施例8】
【0019】
8 入力運行ブロック

【実施例9】
【0020】

【実施例10】
【0021】

【実施例11】
【0022】

【実施例12】
【0023】

【実施例13】
【0024】

【実施例14】
【0025】

【実施例15】
【0026】

【実施例16】
【0027】

【実施例17】
【0028】

【実施例18】
【0029】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
外側を外周する停車駅ブロック欄と、その中央部に電車ブロック欄をつり、停車駅ブロック欄と電車ブロック欄の中間のスペースに電車情報欄とし、三つの構造を基本とした切符スタイルの交通機関発着時刻図である。
【請求項2】
停車駅ブロック欄および電車ブロック欄に、駅名、発着時刻、列車名、座席情報、発着ホーム情報等を表示し、また、電車情報欄には、ライン名、記号番号、記事情報等をもうけ、電車運行ブロックの位置を自由に移動させて、液晶画面に多様な表示をする請求項1記載の交通機関発着時刻図である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−145983(P2010−145983A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−336193(P2008−336193)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(508260843)
【Fターム(参考)】