説明

前立腺癌の治療および診断のための組成物および方法

癌、特に前立腺癌の治療および診断のための組成物および方法が開示される。例示的な組成物は、一種以上の前立腺特異的ポリペプチド、それらの免疫原性部分、このようなポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、このようなポリペプチドを発現する抗原提示細胞、およびこのようなポリペプチドを発現する細胞に特異的なT細胞を含有する。開示された組成物は、例えば、疾患、特に前立腺癌の診断、予防および/または処置に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号113のX個以下のアミノ酸残基を含む単離されたポリペプチドであって、該ポリペプチドは、配列番号1037を含み、Xは、11〜542からなる群より選択される、ポリペプチド。
【請求項2】
請求項1に記載のポリペプチドであって、ここで、配列番号1037は、3個のクラスI MHC対立遺伝子に対する天然にプロセシングされたT細胞エピトープを含む配列番号113の11個のアミノ酸フラグメントを含む、ポリペプチド。
【請求項3】
Xが、11〜100からなる群より選択される、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項4】
Xが、11〜50からなる群より選択される、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項5】
Xが、11〜25からなる群より選択される、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項6】
単離されたポリヌクレオチドであって、該ポリヌクレオチドは、以下:
(a)配列番号1034〜1036に提供される配列;
(b)配列番号1034〜1036に提供される配列の相補体;
(c)配列番号1034〜1036に提供される配列の少なくとも20個の連続する残基からなる配列;
(d)高ストリンジェントな条件下で、配列番号1034〜1036に提供される配列にハイブリダイズする配列;
(e)配列番号1034〜1036の配列に対して、少なくとも75%の同一性を有する配列;
(f)配列番号1034〜1036の配列に対して、少なくとも90%の同一性を有する配列;および
(g)配列番号1034〜1036に提供される配列の変性改変体;および
(h)請求項1に記載のポリペプチドをコードする配列
からなる群より選択される配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項7】
単離されたポリペプチドであって、該ポリペプチドは、以下
(a)請求項6に記載のポリヌクレオチドによってコードされる配列;および
(b)請求項6に記載のポリヌクレオチドによってコードされる配列に対して、少なくとも70%の同一性を有する配列;
(c)請求項6に記載のポリヌクレオチドによってコードされる配列に対して、少なくとも90%の同一性を有する配列;
(d)請求項6に記載のポリヌクレオチドによってコードされる配列の少なくとも5個の連続するアミノ酸からなる配列;
(e)請求項6に記載のポリヌクレオチドによってコードされる配列の少なくとも10個の連続するアミノ酸からなる配列;
(f)請求項6に記載のポリヌクレオチドによってコードされる配列の少なくとも20個の連続するアミノ酸からなる配列;
からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、ポリペプチド。
【請求項8】
発現制御配列に作動可能に連結した請求項6に記載のポリヌクレオチドを含む、発現ベクター。
【請求項9】
請求項8に記載の発現ベクターで形質転換したか、またはトランスフェクトした、宿主細胞。
【請求項10】
請求項1または7に記載のポリペプチドに特異的に結合する、単離された抗体、またはその抗原結合フラグメント。
【請求項11】
患者において、癌の存在を検出するための方法であって、該方法は、以下の工程;
(a)該患者から生物学的サンプルを入手する工程;
(b)該生物学的サンプルを、請求項1または7に記載のポリペプチドまたは配列番号108のポリペプチドに結合する結合剤と接触させる工程;
(c)該サンプル中で、該結合剤に結合する一定量のポリペプチドを検出する工程;および
(d)該ポリペプチドの量を、所定のカットオフ値と比較し、そこから該患者における癌の存在を決定する工程;
を包含する、方法。
【請求項12】
請求項1または7に記載のポリペプチドを少なくとも一種含む、融合タンパク質。
【請求項13】
高ストリンジェントの条件下で、配列番号1034〜1036に列挙される配列にハイブリダイズする、オリゴヌクレオチド。
【請求項14】
腫瘍タンパク質に特異的なT細胞を刺激、および/または拡大するための方法であって、該方法は、T細胞を、T細胞の刺激および/または拡大を可能にするための条件下、かつ十分な時間、以下:
(a)請求項1または7に記載のポリヌクレオチド;
(b)請求項6に記載のポリヌクレオチド;および
(c)請求項6に記載のポリヌクレオチドを発現する抗原提示細胞;
からなる群より選択される少なくとも一種の成分と接触させる工程;
を包含する方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法に従って調製されたT細胞を含む、単離されたT細胞集団。
【請求項16】
組成物であって、生理学的に受容可能なキャリアおよび免疫賦活剤からなる群より選択される第一成分、ならびに、以下:
(a)請求項1または7に記載のポリペプチド;
(b)請求項6に記載のポリヌクレオチド;
(c)請求項10に記載の抗体;
(d)請求項12に記載の融合タンパク質;
(e)請求項15に記載のT細胞集団;および
(f)請求項1または7に記載のポリペプチドを発現する抗原提示細胞;
からなる群より選択される第二成分を含有する、組成物。
【請求項17】
患者に、請求項16に記載の組成物を投与する工程を包含する、該患者における免疫応答を刺激するための方法。
【請求項18】
患者に、請求項16に記載の組成物を投与する工程を包含する、該患者における前立腺癌の処置のための方法。
【請求項19】
患者における癌の存在を決定するために方法であって、該方法は、以下:
(a)該患者から生物学的サンプルを入手する工程;
(b)該生物学的サンプルを、請求項13に記載のオリゴヌクレオチドまたは配列番号107に特異的なオリゴヌクレオチドと接触させる工程;
(c)該オリゴヌクレオチドにハイブリダイズする一定量のポリヌクレオチドを、該サンプル中で検出する工程;および
(d)該オリゴヌクレオチドにハイブリダイズする一定量のポリヌクレオチドを、所定のカットオフ値と比較し、そしてそこから該患者における癌の存在を決定する工程;
を包含する、方法。
【請求項20】
請求項13に記載の少なくとも一種のオリゴヌクレオチドを含む、診断キット。
【請求項21】
請求項10に記載の少なくとも一種の抗体および検出試薬を含む診断キットであって、該検出試薬がレポーター基を含む、診断キット。
【請求項22】
患者における前立腺癌の処置のための方法であって、該方法は、以下:
(a)T細胞が増殖するように、該患者から単離されたCD4+および/またはCD8+T細胞を、以下、(i)請求項1または7に記載のポリペプチド;(ii)請求項6に記載のポリヌクレオチド;および(iii)請求項1または7に記載のポリペプチドを発現する抗原提示細胞からなる群より選択される少なくとも一種の成分とインキュベートする工程;
(b)該患者に有効量の該増殖したT細胞を投与する工程、
そして、それによって、該患者における癌の進行を阻害する工程;
を包含する、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2006−515749(P2006−515749A)
【公表日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−559110(P2004−559110)
【出願日】平成15年11月12日(2003.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2003/035961
【国際公開番号】WO2004/052276
【国際公開日】平成16年6月24日(2004.6.24)
【出願人】(397069329)コリクサ コーポレイション (38)
【Fターム(参考)】