説明

加熱調理器

【課題】クランプが半がかり状態になった場合でも、加熱中に蓋体が開かないようにした加熱調理器を提供する。
【解決手段】内部に加熱手段7及び制御手段9を有し、上面が開口されて内釜2が出し入れ自在に収容される本体4と、本体4に軸支され本体4の開口部3を開閉する蓋体6と、蓋体6を本体4に係合、解除する蓋係合手段13と、本体4に回動自在に支持されたハンドル15と、ハンドル15の一部が蓋体6を挟持してロックするロック手段17とを有し、蓋体6により本体4の開口部が閉じられた状態で、ハンドル15が回動されると、ロック手段17が蓋体6をロックする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は加熱調理器に係り、より詳しくは、クランプが不完全係合状態(半がかり状態)のときでも、加熱中に蓋体が開かないようにした加熱調理器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の加熱調理器である炊飯器は、炊飯中に蓋体が内釜内の加圧力によって開かないようにするため、蓋体にクランプ機構を設けてある。
このクランプ機構は、クランプが蓋体に回動自在に軸支されて喰い込み部の先端方向に付勢されており、一方、クランプ受けは本体に設けられてクランプと係合する被係合部を有している。そして、蓋体を閉じると、クランプの喰い込み部が被係合部に喰い込むようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−029402号公報(第7−8頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載の炊飯器は、クランプに異物が介在する等の場合は、クランプの喰い込み部が本体の被係合部に完全に係合しない状態、すなわちクランプの半がかりの状態になる。そして、このような状態のまま加熱を開始すると、炊飯中に蓋体が開いて、炊飯米が生煮えになるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、クランプが半がかり状態の場合でも、加熱中に蓋体が開かないようにした加熱調理器を提供することを目的する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る加熱調理器は、内部に加熱手段及び制御手段を有し、上面が開口されて内釜が出し入れ自在に収容される本体と、該本体に軸支され前記本体の開口部を開閉する蓋体と、該蓋体を前記本体に係合、解除する蓋係合手段と、前記本体に回動自在に支持されたハンドルと、前記ハンドルの一部が前記蓋体を挟持してロックするロック手段とを有し、前記蓋体により前記本体の開口部が閉じられた状態で、前記ハンドルが回動されると、前記ロック手段が前記蓋体をロックするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る加熱調理器は、ハンドルの回動によって蓋体をロックするロック手段を有するから、蓋体が完全に閉じた状態で加熱を開始することができ、また、加熱中に何らかの事由で蓋係合手段が解除された場合でも、ロック手段によって蓋体が確実にロックされているので、加熱中に蓋体が開くことがなく、米を美味しく炊飯することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態1に係る炊飯器の斜視図である。
【図2】図1のパネル部分の正面図である。
【図3】実施の形態1に係る炊飯器のハンドルが収納状態にある場合の上面図、正面図及び側図面である。
【図4】実施の形態1に係る炊飯器のハンドルがロック状態にある場合の上面図、正面図及び側図面である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る炊飯器のハンドルが収納状態にある場合の上面図、正面図及び側面図である。
【図6】実施の形態2に係る炊飯器のハンドルがロック状態にある場合の上面図、正面図及び側面図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る炊飯器のハンドルが収納状態にある場合の側面図である。
【図8】実施の形態3に係る炊飯器のハンドルが収納状態からロック状態まで移動する状態を示す作用説明図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係る炊飯器のハンドルが回動途中にある場合の斜視図である。
【図10】実施の形態4に係るハンドルがロック状態にある場合の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る炊飯器の斜視図、図2は図1のパネル部分の正面図、図3は炊飯器のハンドルが収納状態にある場合の上面図、正面図及び側図面、図4は炊飯器のハンドルがロック状態にある場合の上面図、正面図及び側面図である。
【0010】
図1−図4に示すように、炊飯器1(本実施の形態では電磁誘導加熱調理器)は、内釜2を出し入れするための開口部3を有する本体4と、ヒンジ5により本体4の上側後部(図1の右側)に回動自在に軸支されて開口部3を開閉する蓋体6を有している。
本体4の底部には、内釜2を加熱する加熱手段(電磁誘導コイル)7が設けられており、本体6の前面空間部(図1の左側)には、操作手段(後述)からの信号を受けて加熱手段7を制御する制御手段(高周波発生回路、マイコン等)9が設けられている。
【0011】
本体4の前面にはパネル10が設けられており、加熱手段7を起動しまたは停止するための炊飯スイッチおよび保温スイッチ、他の設定スイッチ等の入力部で構成された操作手段11や、タイマー表示部、他の表示部や発音装置(図示せず)からなる報知手段12が設けられている。
【0012】
蓋体6は、閉止時において内釜2と気密性を保つパッキン(図示せず)によってシールされており、常時、開放される方向にバネ等の付勢手段(図示せず)によって付勢されている。
【0013】
蓋体6の前面下方にはほぼL字状のラッチ13aが設けられ、本体4にはこのラッチ13aと対向する位置にラッチ受け13bが設けられており、これらによって蓋係合手段13を構成している。そして、蓋体6の閉止時に、ラッチ13aがラッチ受け13bと係合し、蓋体6が本体4に固定される。
本体4側には、蓋係合手段13による係合状態を解除して蓋体6を開くための蓋開ボタン14が設けられており、蓋係合手段13の操作部(蓋係合操作手段)を構成している。そしてこの蓋開ボタン14を押してラッチ13aを解除し、付勢手段によって蓋体6を開放する。
【0014】
本体4には、その両側面に軸部を有して回動可能に取り付けられた両アーム15aと持ち手部15bからなるほぼU字状のハンドル15が設けられており、本体4の後側には、ハンドル15を後部側に回動させて収納するときに、回動を停止させるストッパー16が設けられている。
【0015】
ハンドル15の両アーム15aにはロック側(上方)に突出した凸状の係合部(第1の係合部)17aが設けられ、また、蓋体6の両側面にはこの側面と直交して凸状に形成された被係合部(第2の係合部)17bが設けられており、これらによってロック手段17が形成されている。そして、ハンドル15を図3に示す収納位置からイ方向に回動させると、ハンドル15の係合部17aと蓋体6の被係合部17bとが図4に示すように交叉して係止し、蓋体6をロックする。ロック位置は、ハンドル15の軸部を通るほぼ垂直起立線Aを越えた位置(前面側)に設けられている。
【0016】
ハンドル15の軸部には、ロック手段17のロック状態を検知する蓋ロック検知手段18が設けられており、蓋ロック検知手段18の出力信号は制御手段9に送られる。そして、出力信号がOFFのときは、操作手段11の炊飯スイッチを操作しても、制御手段9によって「検出NG」が判定され、加熱手段7が起動せず、報知手段12によって、表示部または発音装置に「ハンドルロックが閉じていません、ロックして下さい」等の表示が行われ、または発声が行われるようになっている。あるいは、報知手段12にこれを意味する図形やチャイムを、表示または読み上げる機能を備えている。
そして、報知手段12により、ハンドル15によるロックがなされていないことが報知された後に、ハンドル15をロック位置に回動し、ロック手段17がONになったときは、報知手段12の表示等は解除され、炊飯スイッチを再度押さなくても、自動的に炊飯をスタートする機能を備えている。
【0017】
次に、動作について説明する。
内釜2内に米を入れ、米量に応じた水を入れる。次に、内釜2を炊飯器1の本体4内に収容し、蓋体6を閉める。蓋係合手段13であるラッチ13aとラッチ受け13bが係止し、蓋体6が本体4に固定される。これにより、内蓋のパッキンが内釜2のフランジ部に圧接されて、密閉シールされる。
【0018】
次に、図3の収納状態にあるハンドル15をイ方向に回動させると、図4(c)に示すように、ほぼ垂直起立線Aを越えた位置で、ハンドル15に設けられた係合部17aと、蓋体4に設けられた被係合部17bとが交叉して係合する。このとき、蓋ロック検知手段18がロック手段17の動作を検出し、制御手段9に「検出OK」の信号を送る。
次に、操作手段11の炊飯スイッチを押す。このとき、蓋ロック検知手段18が「検出OK」信号を出力しているため、制御手段9は、炊飯スイッチオン信号と蓋ロックオン信号とにより、炊飯がスタートする。
【0019】
蓋体6を閉めた状態のみで操作手段11の炊飯スイッチを押すと、蓋ロック検知手段18が「検出NG」信号を出力し、報知手段12の表示画面上に「ハンドルロックが閉じていません」等の警告が報知され、炊飯はスタートしない。この場合、収納状態にあるハンドル15をイ方向に回動させて前側に移動し、ロック手段17を作用させると、蓋ロック検知手段18が「検知ON」信号を出力し、炊飯がスタートする。
【0020】
蓋係合手段13であるラッチ13a及びラッチ受け13bに米等の異物付着がなく、ラッチ13aの半がかり等が発生しない場合は、炊飯は正常に行われる。ラッチ13aの半がかり状態のまま炊飯動作が行われた場合でも、ロック手段17によってロックされているために、蓋体6は途中で開くことはなく、炊飯は正常に行われる。また、炊飯途中に誤って蓋開ボタン14を押しても、蓋体6はロック手段17によりロックされているため蓋体6は開かれず、正常な炊飯が行われる。
炊飯動作が終了したとき、ハンドル15をロ方向に回動してロック手段17を解除し、蓋開ボタン14を押して蓋体4を開く。このとき、ロック手段17を解除せずに蓋開ボタン14を押した場合は、報知手段12の表示画面上に「ハンドルロックが開いていません」等の表示が行われ、又は発音により正常使用を促す。
【0021】
実施の形態1によれば、既設のハンドル15を用いてロック手段17を簡単に形成することができる。そして、かかるロック手段17によれば、蓋係合手段13であるラッチ13aが半がかり、あるいは誤使用状態に陥った場合でも、蓋体6が本体4に確実に固定されており、かつ加熱中に蓋体6が開かないようにされているため、炊飯米の生煮えを防止し、米を美味しく炊飯することができる。また、誤操作によって生じる運転中の高温蒸気の発生を確実に防止することができるため、使用者への安全性を確保することができる。
【0022】
また、ロック手段17は、ハンドル15がほぼ垂直起立線Aを越えた位置で作用するため、ハンドル15による本体4の持ち運びは支障なく行うことができる。
また、ロック手段17が作用していないときは、蓋ロック検知手段18がこれを検知し、炊飯スイッチを操作しても加熱手段7が起動しない、すなわち炊飯動作をしないようにしているため、動作が確実になる。さらに、ロック手段17が作用していないときは、報知手段12がアラーム等を発するため、使用者の使い勝手が向上する。
また、炊飯途中に誤って蓋開ボタン14を押してしまった場合、従来は蓋体6が開かれてしまうため、米が旨く炊けず、また高温蒸気が腕等に触れ火傷を負うこともあったが、本実施の形態1ではロック手段17を設けたために炊飯途中に蓋体6が開くことはなく、正常な炊飯を行うことができ、安全性を保つことができる。
【0023】
なお、本実施の形態1では、ハンドル15の収納位置は後側とし、蓋ロックのための回動方向を前側として説明したが、ハンドル15の収納位置が前側であって蓋ロックのための回動方向を後側としてもよい。また、蓋ロック検知手段18はハンドル15の軸部に設けた場合を示したが、ロック手段17の係合部17aや被係合部17b、またはその他の部位であっても、蓋ロックを検出できるものであればよい。さらに、ハンドル15をロック手段17側から収納位置側に回動させないと、蓋開ボタン14を操作することができないようにしてもよく、この場合、物理的、または電気的な方法のどちらを用いてもよい。
【0024】
上記の説明では、加熱調理器が炊飯器である場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、加熱調理器が、内部に収納した物を単に加熱するだけの、例えば給湯器(給湯ジャー)等であってもよい。このとき、内釜は本体に固定され、出し入れ不能になる(以下の実施の形態においても同様)。
【0025】
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2に係る炊飯器のハンドルが収納状態にある場合の上面図、正面図及び側面図、図6は炊飯器のハンドルがロック状態にある場合の上面図、正面図及び側面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0026】
ハンドル15は、図5に示す収納位置からイ方向に回動させたとき、図6に示す停止位置でロックされ、ハンドル15の両アーム15aが蓋体4を挟持し固定するようにしてある。このとき、ハンドル15の持ち手部15bは、蓋開ボタン14の上部近接位置で停止する。
【0027】
次に、動作について説明する。
炊飯時に、内釜2を炊飯器1の本体4内に収容し、蓋体6を閉め、蓋体6を本体4に係合させる。
次に、図5の収納状態にあるハンドル15をイ方向に回動させると、図6に示すように、ハンドル15の両アーム15aが蓋体6を挟持して、蓋体6をロックする。そして、ハンドル15の持ち手部15bは、蓋開ボタン14のほぼ直上で停止する。このとき、蓋ロック検知手段18がロック手段17の動作を検出し、制御手段6に「検出OK」信号を送る。
この状態で、操作手段11の炊飯スイッチを押して炊飯をスタートさせる。炊飯動作が終了したとき、ハンドル15をロ方向に回動させる。そして、ハンドル15の両アーム15aによって挟持された蓋体6のロックを外し、蓋開ボタン14を押して蓋体6を開く。
【0028】
本実施の形態2によれば、蓋開ボタン14は持ち手部15bによって保護されているため、炊飯中は蓋開ボタン14に触れることができず、誤って蓋体6が開くこともなく、安全性が向上する。
【0029】
なお、本実施の形態2では、蓋係合手段である蓋開ボタン14を本体4のパネル10側に設けた場合について説明したが、蓋体6側に設けるものであってもよい。
【0030】
実施の形態3.
図7は本発明の実施の形態3に係る炊飯器のハンドルが収納状態にある場合の側面図、図8は炊飯器のハンドルが収納状態からロック状態まで回動する状態を示す作用説明図である。なお、実施の形態2と同一又は相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0031】
図7に示すように、蓋体6は、前側に向けてなだらかに下方傾斜し、その先端部近傍で、パネル10が設けられた本体4よりハンドル15の持ち手部15bの肉厚分だけ低くなる段違い面(凹状係合面)6aが形成されている。なお、蓋開ボタン14の後側は段違い面6aに僅かに突出して後側に付勢されており、前側に押すと操作できないようになっている。そして、ハンドル15がイ方向に回動して段違い面6aに当接してロックされたときは、持ち手部15bはパネル10とほぼ同一面を構成する。このとき、ハンドル15は、その両アーム15aおよび持ち手部15bが蓋体4を挟持し、ハンドル15の持ち手部15bは、蓋開ボタン14を前側に押圧する。
【0032】
次に、動作について説明する。
炊飯時に、内釜2を炊飯器1の本体4内に収容し、蓋体6を閉めて本体4に固定する。
次に、図7の収納状態にあるハンドル15を前側のイ方向に回動させると、図8に示すように、ハンドル15の両アーム15aおよび持ち手部15bが蓋体6を挟持して、蓋体6をロックし、蓋開ボタン14を前側に押して作動できないようにする。
【0033】
本実施の形態3によれば、ロック時は、蓋体6の段違い面6aにハンドル15の持ち手部15bが位置するため、ハンドル15の出っ張りがなくほぼ同一面を構成し、意匠的にも優れる。また、炊飯中は、ハンドル15の持ち手部15bが蓋開ボタン14を前側に押圧するため、蓋開ボタン14を押しても作動せず、安全性が向上する。
【0034】
なお、上記の説明では、ハンドル15は、蓋開ボタン14を前方に押圧して停止しているため、ロック状態では蓋開ボタン14を押しても作動しないが、蓋開ボタン14とハンドル15の当接部にラッチ構造を形成し、蓋開ボタン14を一回押すことでハンドル当接部のラッチ構造が解除され、二回押すことで蓋体6のラッチ構造が解除されるようにしてもよい。また、ハンドル15のロック解除時は、ハンドル15が常時開放される方向に、バネ等の付勢手段によって付勢されるようにしてもよい。
【0035】
実施の形態4.
図9は本発明の実施の形態4に係る炊飯器のハンドルが回動途中にある場合の斜視図、図10は炊飯器のハンドルがロック状態にある場合の斜視図である。なお、実施の形態3と同一又は相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
実施の形態3では、ハンドル15の両アーム15aを直線状に形成した場合を示したが、本実施の形態4では、ロック時に両アーム15aが蓋体6を挟持しやすく、かつパネル10の立ち上げ部に沿う、ほぼ円弧状の曲線に形成したものである。
本実施の形態3によれば、両アーム15aをほぼ円弧状の曲線に形成したので、蓋体6をより確実に挟持することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 炊飯器、2 内釜、3 開口部、4 本体、6 蓋体、6a 段違い面(凹状係合面)、7 加熱手段、9 制御手段、10 パネル、11 操作手段、12 報知手段、13 蓋係合手段、13a ラッチ、13b ラッチ受け、14 蓋開ボタン(蓋係合手段の操作部)、15 ハンドル、15a ハンドルの両アーム、15b ハンドルの持ち手部、17 ロック手段、17a 係合部(第1の係合部)、17b 被係合部(第2の係合部)、18 蓋ロック検知手段、A 垂直起立線。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に加熱手段及び制御手段を有し、上面が開口されて内釜が出し入れ自在に収容される本体と、該本体に軸支され前記本体の開口部を開閉する蓋体と、該蓋体を前記本体に係合、解除する蓋係合手段と、前記本体に回動自在に支持されたハンドルと、前記ハンドルの一部が前記蓋体を挟持してロックするロック手段とを有し、
前記蓋体により前記本体の開口部が閉じられた状態で、前記ハンドルが回動されると、前記ロック手段が前記蓋体をロックすることを特徴とする加熱調理器。
【請求項2】
ロック時に、前記ハンドルが前記蓋係合手段の操作部の操作を阻止することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記ハンドルの持ち手部が前記蓋係合手段の操作部に当接して前記操作部の操作を阻止することを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記ハンドルの持ち手部が前記蓋係合手段の操作部を前側に押圧して前記操作部の操作を阻止することを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記蓋体の前記操作部側上面を前記ハンドルの持ち手部のほぼ厚さだけ低くして凹状係合面を形成し、該凹状係合面において前記ハンドルの持ち手部が前記操作部を前側に押圧して前記操作部の操作を阻止することを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記ロック手段のロック状態を検知するロック検知手段を設け、前記ロック手段がロック状態にないことを検知したときは、前記加熱手段が起動しないようにしたことを特徴とする請求項1−5のいずれかに記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記加熱手段が作動しないときは、報知手段が作動することを特徴とする請求項6記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記報知手段が作動したあと、前記ハンドルをロック位置に回動すると前記加熱手段が起動することを特徴とする請求項7記載の加熱調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−66134(P2012−66134A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−2342(P2012−2342)
【出願日】平成24年1月10日(2012.1.10)
【分割の表示】特願2007−257172(P2007−257172)の分割
【原出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(000176866)三菱電機ホーム機器株式会社 (1,201)
【Fターム(参考)】