説明

半導体検査装置

【課題】 検査装置の簡素化及び効率化で低コストの検査を実現する。
【解決手段】 メモリチップ104及びメモリ以外のLSIチップ102を集積したSIP品種の半導体装置100の電気的特性を検査するSIPテスタシステム300であって、LSIチップ102の検査を行うLSIテスタ230と、LSIテスタ230からの制御に基づいてメモリチップ104の検査を行い、検査結果をLSIテスタ230に送出するメモリBOSTコントローラ220とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、SIP(System In Package)品種の半導体装置の検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、LSIの価格対性能比の向上を維持するうえで、SIP(システム・イン・パッケージ)が注目されている。SIPは、複数のチップ(半導体素子)を組み合わせて、一つのパッケージ内に高密度に接続することにより、各々のチップが備える機能を統合するパッケージ技術である。このSIPによれば、システム側が要求する、低コスト化、高機能化、低消費電力化、小型・軽量化、仕様の柔軟性などにバランス良く応えることができる。
【0003】
従来から、複数のチップが実装される半導体装置としては、マルチチップモジュールが知られているが、マルチチップモジュールでは同じ種類のチップが搭載されるのに対し、SIPでは、異なる種類のチップが搭載される点で異なり、両者は区別される概念であるといえる。
【0004】
マルチチップモジュールについての検査方法(検査装置)は、例えば、特許文献1に記載されているが、SIPは、複数の異なる種類のチップが搭載されることから、マルチチップモジュールの検査方法を、そのまま適用することはできない。
【0005】
本発明では、SIP品種の半導体装置(以下の説明では、この半導体装置についてもSIPと称する場合がある)として、メモリチップと、メモリ以外のチップ(ロジックLSI、ワンチップマイコン等)とが一つのパッケージ内に搭載されるモジュールを想定している。
【0006】
メモリチップ、ならびに、それ以外のチップ(ロジックLSI等)の電気的特性の検査の基本は、所定のテストパターン信号を対象回路に入力し、対象回路から信号を読み出して期待値と比較するという点では共通する。しかし、メモリ回路とロジック回路とでは、テストパターン生成に使用するアルゴリズムが異なり、テストパターンやテストパターン数も異なるため、共通のテスタによる検査が困難である。このため、従来、メモリチップはメモリテスタによって検査し、ロジック回路はロジックテスタにより検査するのが一般的である。メモリテスタの例は、特許文献2に記載され、また、ロジックテスタの例は、特許文献3に記載されている。
【0007】
また、メモリチップに関しては、テスタの負担を軽減するために、疑似ランダムパターンの発生回路やスキャンチェーン回路等からなるBIST(Built In Self Test)回路を、メモリチップ自体に搭載する技術がある。しかし、このBIST回路をメモリチップに搭載すると、チップサイズが相当に大きくなるという問題があり、チップの小型化が要求されるSIPのメモリチップに適用するのはむずかしい。
【0008】
したがって、SIP品種の半導体装置におけるメモリチップを検査するためには、メモリテスタを使用し、また、メモリチップ以外のチップを検査するためには、そのチップに適したテスタ(ロジックICならロジックテスタ)を使用する必要がある。
【0009】
なお、テスタを補助する目的で、テスト機能の一部を実施するBOST(Built Out Self Test)回路を、そのテスタの近傍に設ける技術がある(例えば、特許文献4参照)。
【0010】
【特許文献1】特開平9−311161号公報
【特許文献2】特開平6−148283号公報
【特許文献3】特開2000−292504号公報
【特許文献4】特開2001−183416号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従来のSIP品種の半導体装置の検査は、内蔵されるメモリチップと、メモリチップ以外のLSIチップとを、別々に、異なった2つのテスタを使用して検査を行わなければならない。また、各テスタが専用の検査ボードを使用する場合には、その検査ボードがさらに追加されることになる。したがって、テストシステムが大型化し、検査工程が増え、検査時間も長くなる。検査ボード作成のための費用もかかり、検査コストも増大する。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、SIP構成の半導体装置の検査において、検査装置の簡素化及び効率化で低コストの検査を実現することができる半導体検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の半導体検査装置は、メモリチップ及びメモリ以外のLSIチップを集積した半導体装置の電気的特性を検査する半導体検査装置であって、前記LSIチップの検査を行うLSI検査手段と、前記LSI検査手段からの制御に基づいて前記メモリチップの検査を行い、検査結果を前記LSI検査手段に送出するメモリ検査手段とを備える。
【0014】
上記構成によれば、LSI検査手段からの制御に基づいてメモリチップの検査を行い、検査結果をLSI検査手段に送出するメモリ検査手段を備えることで、メモリ検査系統をLSI検査系統に組み込んで検査系統を統一することができる。このため、従来、互いに独立して機能するメモリ検査系統及びLSI検査系統の2系統の検査により実現していたいわゆるSIP構成の半導体装置の検査を1系統の検査系統で実現することが可能になるため、検査装置の簡素化及び効率化で低コストの検査を実現することができる。
【0015】
また、本発明の半導体検査装置は、前記メモリ検査手段が、前記LSIチップの検査に利用するLSI検査用ボードに搭載されるものである。上記構成によれば、メモリ検査手段が、前記LSIチップの検査に利用するLSI検査用ボードに搭載されることにより、メモリ検査手段をLSIテスタの近辺に無理なく配置することができ、また、メモリ検査手段とLSI検査手段との円滑な連携を容易に確保することができる。
【0016】
また、本発明の半導体検査装置は、前記メモリ検査手段が、前記LSIチップの検査に利用するLSI検査用ボードとは独立して設けられるものである。上記構成によれば、メモリ検査手段が、前記LSIチップの検査に利用するLSI検査用ボードとは独立して設けられることにより、メモリ検査手段の配置を自由に決定できる。
【0017】
また、本発明の半導体検査装置は、前記メモリ検査手段が、前記LSIチップの検査を行うLSI検査手段内に設けられるものである。上記構成によれば、メモリ検査手段が、前記LSIチップの検査を行うLSI検査手段内に設けられることにより、LSI検査手段自体の機能強化を図ることができ、また、メモリ検査手段から検査結果を受信するためのテスタチャネルを設ける必要がなくなる。
【0018】
さらに、本発明の半導体検査装置は、メモリ検査手段が、複数種類のメモリチップに対応可能であるものである。上記構成によれば、メモリ検査手段が、複数種類のメモリチップに対応可能であることにより、メモリチップの種類や容量が変更された場合であっても、メモリ検査手段やその検査ボードを作り直すといった作業が不要であり、多様なメモリチップに柔軟に対応することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、LSI検査手段からの制御に基づいてメモリチップの検査を行い、検査結果をLSI検査手段に送出するメモリ検査手段を備えることで、メモリ検査系統をLSI検査系統に組み込んで検査系統を統一することができる。このため、従来、互いに独立して機能するメモリ検査系統及びLSI検査系統の2系統の検査により実現していたいわゆるSIP構成の半導体装置の検査を1系統の検査系統で実現することが可能になるため、検査装置の簡素化及び効率化で低コストの検査を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0021】
(第1の実施形態)
図1は、本発明のSIP品種の半導体装置ならびにその半導体装置の検査システムの一例(検査ボードにメモリBOSTコントローラを実装した例)の全体構成を示すブロック図である。
【0022】
図1において、検査対象となるSIP品種の半導体装置100は、一つのパッケージ内に、ロジック回路系のLSIチップ(以下、単にLSIチップと記載する)102と、DRAM等のメモリチップ104と、を内蔵している。また、SIP品種の半導体装置100内には、各チップ(102,104)についての入出力信号配線(L1〜L8)が設けられている。
【0023】
L1〜L4は、(基本的には)LSIチップ102用の入出力信号配線であり、L5〜L8は、メモリチップ104用の入出力信号配線である。ただし、L1〜L8をそのまま並列に外部に導出する形態を採ると、その配線の数だけ外部接続端子数が増える結果となり、検査システム300との接続が困難となる場合があるため、端子数を減らすために、配線の共通化が図られている。
【0024】
また、SIP品種の半導体装置100の検査を担当する検査システム300(図中、点線で囲んで示される)は、テスタ用検査ボード210と、LSIテスタ230とを有する。テスタ用検査ボード210には、メモリBOST(Built Out Self Test)コントローラ220が実装されている。
【0025】
なお、図面において、SIP品種の半導体装置100の検査を担当する検査システム300には、「SIP検査システム」の名称を付してある。本明細書中において、この名称を使用することがある。
【0026】
メモリBOSTコントローラ220は、LSIテスタ230からの制御に基づいてメモリチップ104の検査を行い、検査結果をLSIテスタ230に送出するものである。メモリBOSTコントローラ220は、メモリチップ104の検査に必要な全ての項目(チェッカーテストやマーチテスト等の各検査項目)についての検査を行うことができ、実質的に、メモリテスタの役割を代行するものである(その内部構成については、図2を用いて後述する)。
【0027】
メモリBOSTコントローラ220は、テストの開始/終了や、実施するテストの種類等については上位装置であるLSIテスタ230からの指示(図1のQ1)を受けるものの、メモリチップ104の実質的な検査のすべてを代行し、その検査結果(判定結果)をLSIテスタ230に報告するという機能をもつ。メモリBOSTコントローラ220は、メモリ検査に特化したBOSTコントローラであり、従来の、LSIテスタの機能の一部を補助するだけのBOSTコントローラとは異なる。
【0028】
LSIテスタ230は、LSIチップ102の検査を行うものであり、CH1〜CH7までのテスタチャネルを有する。LSIテスタ230が備えるテスタチャネル数は、SIP品種の半導体装置100の、検査時に使用する端子(P1〜P5)数以上であり、これ一台で、SIP品種の半導体装置100の検査に対応できる。
【0029】
LSIテスタ230は、LSIチップ102の検査機能を有し、メモリチップ104の検査機能を持たない(あるいは、メモリチップの検査機能は有していても、機能が不十分であり、メモリチップ104の検査を、単独では行うことができない)。
【0030】
ただし、LSIテスタ230は、メモリBOSTコントローラ220に、メモリチップ104についての検査の開始/終了や、行うテストの種類等を制御信号Q1により指示するだけでよく、あとは、メモリBOSTコントローラ220から報告されるPASS(合格)/FAIL(不合格)の判定結果のみをテスタチャネル(CH5,CH6)にて受け取ればよい。したがって、メモリBOSTコントローラ220を用いることによりLSIテスタ230一台でもって、SIP品種の半導体装置100に内蔵されるメモリチップ104と、メモリ以外のLSIチップ102の双方の検査を行うことができる。
【0031】
検査システム300は、構成が簡素化されており、検査コストの削減に寄与する。また、SIP品種の半導体装置100の効率的な検査を実施でき、検査時間の短縮が図られ、この点でも、検査コストの削減に寄与する。
【0032】
また、LSIテスタ用の検査ボードに、メモリBOSTコントローラ220を実装することにより、メモリBOSTコントローラ220を、LSIテスタ230の近辺に無理なく配置することができ、また、メモリBOSTコントローラ220とLSIテスタ30との円滑な連携を、容易に確保することができる。
【0033】
図2は、図1のテスタ用検査ボードに実装される、メモリBOSTコントローラの内部構成の一例を示すブロック図である。
【0034】
図示されるように、メモリBOSTコントローラ220は、CPU231と、テストパターン発生回路232(アドレス制御信号発生器234を含む)と、入出力インタフェース236と、タイミング発生器238と、比較判定器240と、を有する。
【0035】
CPU231は、上位装置としてのLSIテスタ230から、テストの開始/終了、実行するテストの種類等の指示信号(Q1)を受けると、各部を統括的に制御して、所定のメモリ検査を実行する。
【0036】
メモリBOSTコントローラ220は、メモリチップ104の検査に必要な全ての項目(チェッカーテストやマーチテスト等の各検査項目)の検査を行うことができ、実質的に、メモリテスタの役割を代行する。
【0037】
メモリBOSTコントローラ220内のテストパターン発生回路232は、同様に、チェッカーテストに必要なテストパターン(アドレス制御信号を含む)ADを発生させ、入出力インタフェース236を介して、SIP品種の半導体装置100内に内蔵されているメモリチップ104にそのパターン信号を与えることができ、また、所定のアドレスから記憶情報を読み出すことができる。
【0038】
比較判定器240は、メモリチップ204から読み出された記憶セル情報(S1)と、期待値(S2)とを比較して、その一致/不一致を判定し、その結果に基づき、PASS(合格)/FAIL(不合格)を判定する。
【0039】
その判定結果(S3,S4)は、LSIテスタ230に向けて送出され、LSIテスタ230は、メモリBOSTコントローラ220から報告される、そのPASS(合格)/FAIL(不合格)の判定結果を、テスタチャネル(CH5,CH6)にて受け取り、その合否結果を保存、管理し、また、必要に応じてディスプレイ上に表示する。
【0040】
このように、本実施形態では、メモリBOSTコントローラ220が、LSIテスタ230からの制御に基づいて、メモリチップ104の検査に必要な全ての項目(チェッカーテストやマーチテスト等の各検査項目)の検査を実行し、PASS(合格)/FAIL(不合格)の判定結果をLSIテスタ230に送出することにより、メモリ検査系統をLSI検査系統に組み込んで検査系統を統一することができる。このため、従来、互いに独立して機能するメモリ検査系統及びLSI検査系統の2系統の検査により実現していたいわゆるSIP構成の半導体装置の検査を1系統の検査系統で実現することが可能になるため、検査システムの簡素化及び効率化で低コストの検査を実現することができる。
【0041】
(第2の実施形態)
図3は、本発明のSIP品種の半導体装置の検査システムの他の例(検査ボードの外部にメモリBOSTコントローラを配置する例)の全体構成を示すブロック図である。図3において、前掲の図面の共通の部分には同一の参照符号を付してある。
【0042】
図示されるように、本実施形態では、メモリBOSTコントローラ220を、テスタ用検査ボード210の外部に設けている。
【0043】
この構成によれば、テスタ用検査ボード210にメモリBOSTコントローラ220を実装するための特別なスペースや端子等を設ける必要がなくなる。また、メモリBOSTコントローラの設置位置を自由に決定できるという効果を得ることができる。
【0044】
(第3の実施形態)
図4は、本発明のSIP品種の半導体装置の検査システムの他の例(メモリBOSTコントローラをLSIテスタに組み込む例)の全体構成を示すブロック図である。図4において、前掲の図面の共通の部分には同一の参照符号を付してある。
【0045】
図示されるように、本実施形態では、メモリBOSTコントローラ220を、LSIテスタ230の内部に組み込んでいる。これにより、実質的に、LSIテスタ自体の機能強化が図られ、SIP品種の半導体装置の検査に適したコンパクトな検査システムを構築することができる。また、メモリBOSTコントローラからの検査結果の報告を受けるためのテスタチャネルをLSIテスタに設ける必要がなくなり、この点で有利となる。
【0046】
(第4の実施形態)
図5は、本発明のSIP品種の半導体装置の検査システムの他の例(メモリBOSTコントローラとして、汎用性のある汎用メモリBOSTコントローラを採用する例))の全体構成を示すブロック図である。図5において、前掲の図面の共通の部分には同一の参照符号を付してある。
【0047】
本実施形態では、第1の実施形態(図1)と同様に、メモリBOSTコントローラがテスタ用検査ボード210に実装している。ただし、図5では、メモリBOSTコントローラとして、複数の種類のメモリチップに対応可能な汎用性のあるBOSTコントローラ(汎用メモリBOSTコントローラ222)を使用している。
【0048】
これにより、検査対象であるSIP品種の半導体装置100内の、メモリチップ104の容量が拡張されたり、あるいは、そのメモリチップ104の種類が変更された場合であっても、メモリBOSTコントローラを作り直したり、検査ボードを作り直すといった作業が不要となり、多様なメモリチップに柔軟に対応することが可能となる。
【0049】
以上説明したように、本発明によれば、通常のICに比べてその検査が難しいとされているSIP品種の半導体装置について、より簡素化された検査システムにて、効率的に検査を行うことが可能となり、検査時間の短縮、検査コストの削減が実現できる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、LSI検査手段からの制御に基づいてメモリチップの検査を行い、検査結果をLSI検査手段に送出するメモリ検査手段を備えることで、メモリ検査系統をLSI検査系統に組み込んで検査系統を統一することができ、このため、従来、互いに独立して機能するメモリ検査系統及びLSI検査系統の2系統の検査により実現していたいわゆるSIP構成の半導体装置の検査を1系統の検査系統で実現することが可能になるため、検査装置の簡素化及び効率化で低コストの検査を実現することができる効果を有し、SIP(System In Package)品種の半導体装置の検査装置等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明のSIP品種の半導体装置ならびにその半導体装置の検査システムの一例(検査ボードにBOSTコントローラを実装した例)の構成を示すブロック図
【図2】図1のテスタ用検査ボードに実装される、メモリBOSTコントローラの内部構成の一例を示すブロック図
【図3】本発明のSIP品種の半導体装置の検査システムの他の例(検査ボードの外部にメモリBOSTコントローラを配置する例)の全体構成を示すブロック図
【図4】本発明のSIP品種の半導体装置の検査システムの他の例(メモリBOSTコントローラをLSIテスタに組み込む例)の全体構成を示すブロック図
【図5】本発明のSIP品種の半導体装置の検査システムの他の例(メモリBOSTコントローラとして、汎用性のある汎用メモリBOSTコントローラを採用する例))の全体構成を示すブロック図
【符号の説明】
【0052】
100 SIP(システムインパッケージ)品種の半導体装置
102 メモリチップ以外のLSIチップ(ロジック系LSI)
104 メモリチップ
210 テスタ用検査ボード
220 メモリコントローラ
230 LSIテスタ
231 CPU
232 テストパターン発生回路
234 アドレス制御信号発生器
236 入出力インタフェース
238 タイミング発生器
240 比較判定器
300 SIP品種の半導体装置の検査システム(SIP検査システム)
P1〜P5 SIP検査システムと接続される、半導体装置の外部接続端子
CH1〜CH7 テスタチャネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリチップ及びメモリ以外のLSIチップを集積した半導体装置の電気的特性を検査する半導体検査装置であって、
前記LSIチップの検査を行うLSI検査手段と、
前記LSI検査手段からの制御に基づいて前記メモリチップの検査を行い、検査結果を前記LSI検査手段に送出するメモリ検査手段とを備える半導体検査装置。
【請求項2】
前記メモリ検査手段は、前記LSIチップの検査に利用するLSI検査用ボードに搭載される請求項1記載の半導体検査装置。
【請求項3】
前記メモリ検査手段は、前記LSIチップの検査に利用するLSI検査用ボードとは独立して設けられる請求項1記載の半導体検査装置。
【請求項4】
前記メモリ検査手段は、前記LSIチップの検査を行うLSI検査手段内に設けられる請求項1記載の半導体検査装置。
【請求項5】
前記メモリ検査手段は、複数種類のメモリチップに対応可能である請求項1ないし4のいずれか一項記載の半導体検査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−145463(P2006−145463A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−338834(P2004−338834)
【出願日】平成16年11月24日(2004.11.24)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】